こんにちわ。
   さてさて、ようやくこの狭間も一部クライマックスですv
   ・・・・意見があったら二部もするかな(おいこらまて・・)
   その場合は・・・リナとガウリイの結婚式で終わりかな?(まてっ!)
   さてさて、ようやく出てきました、ドラゴンズ・ピーク。
   ついでにガーヴも出てきます(このあたりは小説に近い・・・かも?)
   それでは、いくのです。
   あ、例のごとくに掲示板は
こちらから。
   

 
   白石さんのリクエスト!男なリナ、リクにあってない、短編小説のつもりが、
   やはり長編になってしまったという・・続きです

   ※とりあえずどの色がしっくりくるか今から挑戦中v
     ・・・いや、白だとバソ上で確認するのに・・・見れないので・・・(汗)

 #####################################

        狭間の選択     ~魔竜王ガーヴ~
   

    「いえ、実は僕たち、ここにいる異世界黙示録に用事がありまして。
     あ、ミルガズィアさんはご健在ですか?
     できましたら上の方と直接お話したいのですが。
     もちろん、ことわってくださるのでしたら。
     僕にも都合というものがありますので、枷をなくしてから用事を済ませますけど♡」
   そんなゼロスのその言葉に。
  
 スパパァン!
   その横からいきなりスリッパが炸裂する音が響く。
   「あのねぇ!ゼロス!いきなり脅してどうするのよ!
     円満な話し合いというものがあるでしょうが!
       たとえば話を聞いてくれないとここにギガスレイブを打ち込みするとか。
        穏便な手段でドラグスレイブを連発するとか!
          いきなり皆殺しにします♡といったニュアンスをさらっというなぁ!」
   後ろからゼロスの頭を懐から取り出したスリッパでたたきつつ。
   抗議の声を上げているリナ。
   「・・・・・どっちもどっちだと思うぞ・・・・俺は・・・・」
   そんなリナの抗議の声に・・・・ぽつりとつぶやくゼルガディス。
   『・・・・・・・・』
   そんなリナの台詞にそこにいた竜達はしばし一瞬沈黙してゆく……。
   「何だ?そのギガ・・・何とかというのは?」
   世の中、知らないほうがいいということがあるのである。
   リナのその言葉に首をかしげている一人の竜。
   「・・・・いや、というかなぜおぬし、長老を知っている?」
   不審を抱き、この峰の長老の名前をいってきたぜロスに対して、
   警戒しているほかの竜達。
   「いや、ちょっと昔のお知り合いでしてね。ゼロスがきた。
    そういっていただければわかると思います。
     別に呼んでいただけないのなら、こちらはこのまま実力で。
      用事を済ますだけですけど♡」
   とりあえず僕に与えられている仕事はリナさんをクレアバイブルに導く。
   ということですし。
   ある程度までしたらそれはそれでお仕事は終了ですしね♡
   などと一人思っているこのゼロス。
   だって、リナさん、どうやら別にあれに触れなくても・・・あの御方のこととか。
   ある程度スィーフィードさんから聞いているようですし・・・・ねぇ・・・。
   僕は一応命令されたお仕事をすませばそれでよしですし。
   などとと思っていることんお役所仕事な獣神官ゼロス。
   「リナ、いくらなんでもギガスレイブはやりすぎだと思うわ。
     そりゃ、リナにとってはドラグスレイブも盗賊退治の一環でしかないでしょうけど。
       それにあれつかったら確か回りに生命が誕生しないんでしょ?」
   それとなく額に汗を流しつつ遠まわしにリナを止めているアメリア。
   「うーん、以前使ったときのイルマートのとある入り江は。
    完全に死の入り江となってるけどねぇ。」
   以前、リナは依頼主依頼料を払えない。
   そういったのに少し頭にきてその彼女が所有していたプライベート・ビーチに。
   重斬破(ギガスレイブ)を放ったことがあるのだが。
   「とゆーか、お前は竜族と全面戦争する気か・・・・リナ、お前は…」
   はぁ。
   大きくため息ついているゼルガディス。
   「あら、別にそんなつもりはないわよ。
     だってこいつ、ゼロスに任せてたら問答無用で、ここにいる竜、すべて殺しかねないし。
     それなら私がちょっと脅しで術のひとつでも放ったほうが効率てきでしょ?」
   きっぱりとさらっといっているリナ。
   人間風情にわれらが竜族がやられると・・・・でも。
   そういいかけるが。
   「そういえばゼロスさん、忘れてましたけど。
      これでも確か降魔戦争の竜を滅する者(ドラゴンスレイヤー)でしたっけ?」
   ふと思い出したようにゼロスをみていっているアメリア。
   「ちっちっちっ。いやですねぇ。アメリアさん。
     僕はその猛々しい呼び方は好きではないんですよv
      できたら謎の好青年とか怪しい神官といってください。」
   にっこりとわらいつつ人差し指を口の目の前でふりつつそんなアメリアにいっているゼロス。
   「あら、アメリア、こいつはパシリ神官、もしくはゴキブリでいいのよ。」
   「ご・・・ゴキブ・・・・うう・・・どうせ・・・どうせ・・・・」
   きっぱりとリナにそう突っ込まれ。
   その場にうづくまり地面にその人差し指でのの字を書き始めているゼロスだが。
   『・・・・な゛!?ま゛!?』
   竜を滅する者(ドラゴンスレイヤー)。
   その名前は竜ならば知らないものはいない。
   すざましいまでの力をもつという・・・・高位魔族、その呼び名。
   かつて、水竜王と赤瞳の魔王が戦ったとき。
   たった一人で竜達の一族を壊滅に追い込んだ・・・その魔族。
   その呼び名が・・・・確か、竜を滅する者(ドラゴンスレイヤー)ゼロス。
   その言葉にリナたちの周りに近寄ってきていた竜達が悲鳴を上げ。
   そしてその中の一人があわててこの峰の長老を呼びにゆく。
   「まあ、別にここにゼロスがいるからって問題ないとオレは思うがなぁ。
     何しろここにはメイなんとかってやつもいるし。」
   ・・・・・・ぴたり。
   さらっといっているそんなガウリイのその言葉に。
   思わず動きを止めてガウリイを見つめるリナ。
   「・・・・ちょっとまってよ。ガウリイ?今何ていった?」
   おもわずもう少しゼロスをからかって遊ぼうとしていたリナがガウリイの今の言葉に反応し。
   ガウリイの方を振り向くが。
   「ん?だってオレたちと一緒にこいつもいるじゃないか。
      ヘル何とかっていうフィゾブリだったっけ?」
   そういいつつ、そこにいる少年を指差しているガウリイ。
   「って!僕の名前はフィブリゾだよ!」
   そんなガウリイの言葉に思わず突っ込みを入れて訂正している少年…フィブリゾ。

   『・・・・・・・・・・・・・・』
 
   しぃぃぃん。
 

   一瞬あたりにほんの一瞬であるもののしばし沈黙が流れてゆく。

   はっ!
   思わずガウリイに突っ込みを入れた後で口を押さえるものの。
   「・・・・って、あんた、気づいてたんならはやくいえぇぇぇ!
     って!あ゛あ゛!ほんとーにこの子、魔族だわ!?」
   いまさらながらに気づいて驚きの声を上げているリナ。
   そして、次の瞬間には。
   「ちょーどいいわ。何かゼロスの話だとこいつ私を使って何かたくらんでるらしいから。
     この場で聞き出しちゃる!」
   などといいつつ。
   「闇よりも暗きもの 夜よりもなお深きもの 混沌の海 たゆたいしもの ……」
   にっこりと笑ってとあるカオスワーズをつむぎだしているリナ。
   「うどわぁぁぁ!こらまて!リナ!それは確か完全版とかいうやつじゃ!?」
   「ああああ!リナ!それやったらまたあの王が召喚されるわよ!?」
   そんなリナの行動に思わずずざざっと退きつつも抗議の声を上げているゼルガディスとアメリア。
   「・・・・・ガウリイさん、いきなりばらさないでくださいよ…冥王様のこと…」
   いきなり暴露したガウリイに思わず懇願しているゼロス。
   「え?いったらまずかったのか?それならこれもいわないほうがいいか?」
   あっさりと何でもないようにいっているそんなガウリイのその言葉に。
   「・・・・・次は何なんですか・・・・って・・・・うぐわっ!?」
   ふと気配を感じてその場から飛びのく。
   と。
   次の瞬間・・・ゼロスのその肩半分が・・・・何もない空間に裂かれ。
   腕がばっさりと消滅してゆく。
   「おーい?リナ?とりあえず役者とゆーかお前を狙っていたやつ。
    ガブーとかいうやつがきたぞ?」
   『ガーヴ(さん)だ(です)(よ)!』
   天然なのかはたまたわざととなのかとりあえず、
   またまた名前を間違っていっているガウリイに。
   同時に突っ込みをいれている、フィブリゾ、ゼロス、アメリア、ゼルガディス。
   そしてリナ。
   「・・・って!?ええええ!?ヘルちゃんが冥王でそれに、
    って・・・・何ですか?その格好・・・・?」
   「マ・・・魔竜王・・・ガー・・・」
   「・・・・・・がー・・・ヴ?」
   ゼロスの肩が半分消滅したと同時に。
   何もないはずの空間から出現してくる赤い髪の一人の人物。
   そのごつい体格にそしてその肩に背負っているバスターソード。
   ・・・・・だけならいいのだが。
   次の瞬間には。

   『・・・・・・ぷ・・・・・ぶわっはははははははははは!!!!!』


   あまりのその衝撃に・・・思わずリナたちはおなかを抱えて思わず笑い出す。
   「・・・・・ガーヴ・・・それ・・・趣味?」
   こちらはこちらで思わず顔をひくひくと痙攣させつつそこに現れた
   長い野性味を帯びている顔立ちの赤い髪の人物に話しかけているフィブリゾ。
    「・・・・が・・・ガーヴさま・・・それは・・・・また・・・・くくくくっっ!」
   こちらはこちらで思わず腕をかたっぼ今持っていかれたばかりだというのに。
   思わず顔を引きつらせて、笑いをこらえているゼロス。
    

   「て・・・・てめぇら!わらうんじゃねぇ!」
   おそらく何かゼロスが人間を保護してどこかに連れて行こうとしている。
   そして冥王が何かたくらんでいる。
   そう部下より報告を受けていた彼は。
   彼らの目的がここではないかと偵察魔を張り込ませていた。
   そして彼の思惑通りに彼らはそこにやってきた。
   までは作戦通り・・・といえるのであろうが。
   

   ・・・・ひ・・・ひくっ。
   「・・・・ゼ・・・・ゼルガディスさん・・・これはかなりきてますよ・・・ねぇ?」
   「まっ・・・まったくだ・・・・くくっ・・・・もはや笑うしかないというか何というか・・・くくっ!」
   
    
   笑い転げているリナたちの周りでは。
   ばたばたと空から竜達がその翼をたたみ地面にと落ちている音が絶えず響いていたりするが。


   「・・・・・何をしているんだ?オヌシ・・・魔竜王・・・・ガー・・・・ヴ?」
   そんな状況の中、竜に呼ばれてこの場にやってきたほかの竜たちとは異なる。
   一回りかふた周り以上大きい一人の黄金竜。
   その容姿には彼は見覚えがあった。
   伊達に役千年前の降魔戦争を生き抜いているわけではない。
   そこにいるのは確かに彼が知っている。
   魔竜王ガーヴ・・・それであろう。
   
   だが彼が目を点にしたのは・・・・それが原因ではなく。


   ふわりとその白いフリルが風にと揺れる。
   ごつい体格に長く赤い髪。
   そしてその野性味を帯びているその顔立ち。
   ・・・・だが、問題なのは・・・・その胸の辺りにどんと何かの出っ張りと。
   そして・・・・なぜかその腰に白い・・・エプロンをしていたりする・・・。
   しかもそのエプロンにはきっちりと白いレースの刺繍が施されており。
   ・・・しかもフリルつき。
   その前にある二つのポケットの片方からはなぜか料理に使うオタマが入っていたりする。
   

   ・・・・そこにいるのは確かに、魔竜王ガーヴ、その当人なのであるが。
   ひ・・・ひくくっ。
   顔を引きつらせつつ。
   「・・・・そ・・・・そーいや・・・ガーヴ・・・・女性に転生してるときに・・
     ・・・・覚醒したんだっけね・・・ぶくくっ・・・ぼく・・・僕・・・も・・・・だめ・・・・」
   「冥王様、そんなに笑ったら気の毒です・・といいつつ・・・これはさすがに僕も・・・ぶくくっ!」
   そこに出現した人物をみてどうにか笑いをこらえているフィブリゾとゼロス。
   
   ちらりとその場にいるのがゼロスだと一目でわかるが。
   それ以上にその横にいる少年を冥王と呼んでいるのにも驚くものの。
   その驚きを表情に一つも表にださずに。
   ゆっくりとリナたちの前にと降り立つ今やってきたばかりのかなりの大きさを誇る竜。
   そして一声、空に向かって何か吼えると。
   その輪郭がゆらぎそこに金色の髪の一人の男性の姿をとってゆく。
   
   「お主、女装に目覚めたのか?魔竜王よ?」
   そういいつつ目の前にいる・・・・見た目男性。
   だが・・・・どうやら女性らしいそれに向かって話しかけているさきほどやってきた、
   この峰を束ねている黄金竜、ミルガズィア。
   それが彼の名前なのであるが。
   
   「う・・・うるせい!ちょうどお昼の準備をしているときに、
    ゼロスたちがこの峰に入ったと報告をうけたんだ!
     オレだってすきでこんな格好しているわけじゃねぇ!」
   などとわめきちらしている赤い髪の人物・・・間違いなく、
   その人物こそが、この世界、赤瞳の魔王の腹心の一人、魔竜王ガーヴ。
   その当人。

   「・・・・素材が悪いとここまでなるといういい例だな。
    というか・・・・なんで魔族なのに女性の姿なんだ?あいつは?」
   あまりのそのインパクトというか何というか。
   緊張感が確かに抜けてしまう格好ではあるが。
   そんなゼルガディスのつぶやきに。
   「ああ、それでしたら簡単ですよ。
     魔竜王ガーヴ様は、かつての戦いの折に、水竜王さんからとある封印をうけまして。
     それが人間として転生をさせられる・・・という封印でした。
      それだけならまだよかったんですけど。
      どうやらこれがまた人として、肉体の束縛も受けるものだったようで。
      まあ、今のガーヴさんは人間の心・・つまりは生きる心みたいなものがあるんですよ。
       で、生き残るために魔王様から離反したんですけど。
        とりあえず覚醒したときが問題なんですよね。
         ガーヴさん、女性に転生していたときにどうやら覚醒したらしくて。」
    ・・・・一部では女性になったその姿を笑われたから離反したのでは?
    といううわさが役上部の者の一部の内ではうわさされていたりするその事実。
    「・・・・この容姿で転生ですか?」
    「ええ、そうです♡」
    思わず突っ込みをいれるアメリアの言葉に即答しているゼロス。
    「・・・・・あ゛~・・・・そーいや、姉ちゃんが・・・・
     『ガーヴとであったときには精神的に心構えをしときなさい。
       でないと倒れるわよ?』と以前いってたっけ・・・・」
    確かにインパクトは・・・・強すぎる。
    これでまあ笑いがとれるエプロンがなかったら・・・・まず、
    見た目に思わず失神していても普通ならは゛おかしくはない。
    リナたちが失神しなかったのは・・・ひとえにそのエプロンとオタマ。
    そして・・・・頭につけている小さな三角巾が何とも似合っている?からに他ならない。
    
    魔竜王ガーヴの登場。
    それは本来ならば緊迫を伴う一瞬であるのであろうが。
    今この場には。
    どう反応していいのかわからないものと。
    笑い転げるもの、脳死寸前・・・いや、事実しているのかもしれないが。
    ともかくばたばたと泡を吹いて地面に倒れるもの。
    各種様々に人も竜も魔も反応してゆくのであった・・・・。


    「えええええぃぃぃ!わらうなぁぁぁぁ!」
    ガーヴの声のみが・・・・ドラゴンズ・ピークの峰にと響き渡ってゆく…。

    

    カレ・・・いや、彼女・・いや、ガーヴとて好きで食事の用意をしていたわけではない。
    人の身に封印されているガーヴにとってはその食事は必要不可欠のものとなっている。
    とはいえ今や魔として覚醒している今となっては、食べなくても多少は平気なのだが。
    やはりたまには人が食べるように物質的に栄養補給をしないと
    本気で死んでしまう体となっている。
    いつもならば部下である竜神官ラルタークに食事を作らせていたのだが。
    ここ最近ラルタークはガーヴの元にと戻ってはきていない。
    ・・・・まあ、当然なのだが。
    それでしかたがないので生命を維持するために。
    エブロンつけて食事の用意をしていたところに。
    リナ達一行がここ、竜達の峰にとやってきた。
    という報告をうけそのままガーヴは空間移動でこの場にやってきたのである。

    魔竜王ガーヴ。
    人に転生したときに、偶然なのかはたまた誰かのいたずらか故意なのか。
    ともかく、彼がかつてよく形をとっていた容姿のままの女性として。
    転生したときに・・・覚醒したガーヴ。

    普段は分厚い服などを着て胸などを隠しているのだが。
    くつろいでいたこともあり・・・そのかなり大きめな胸を隠すことなく。
    腰にエブロン、服はなぜかピンク。
    を着こなしてやってきているガーヴであった。


                             -続くvー

#####################################

    あとがきもどき:
          薫:・・・・・えっと・・・・ガーヴの姿。
            あのまんま!の容姿で、胸があって。
            で、白いフリルつきのエプロンをしている。
            そう理解してください。
            絶対に想像などはしないように・・・死にます(笑)
            セーラー服ガーヴの比ではありません(笑)
            やっぱりスレイヤーズにはこれvギャグがなければv(こらこら)
            さて・・・・次回でガーヴVSリナたち?をお送りしますv
            え?エルさま?それは・・・・・ふふふふふふふふv秘密です♡