ふと気づいたんですけどね・・・。
   よく考えたらこのハザマ・・・・ほとんど漫遊記ののりでそーいや、
   おもいついたんだよなぁ・・・・と最近しみじみと思い返している今日この頃。
   いや、突発てきに、白石さんの男なリナ。
   という書き込みを掲示板読んだときに。
   ちょうどいつもの病気(笑)で昔の漫画、ふたば君チェンジを読んでて。
   しかも次なるドラマガ掲載にあった話の漫遊記を考えてたせいか。
   それで出来上がったこの話(こらこらこら!)
   ま、いっか。はじめたものは仕方がない。
   それに私が書いているんだから同じような内容になってても仕方がない。
   うん
   ?:それは問題だろうが・・・・
   はっ!何かどこからか怒気が!?
   ・・・・とりあえずとっとといきましょう。はい。
   それに一応漫遊記のこのバージョン。
   フォーエバーは別としても本編はすでに打ち込んだし。だからよしとするのです!
   ではではv
   あ、例のごとくに掲示板は
こちらから。
   ちなみに、6日を持ちまして一度初期化しました。掲示板。
   今まで書き込みくださったかたがたありがとうございます(ぺこり)
   それはそうと、風の記憶・・・誰も突っ込みが入らない・・・。
   このままあの番外編だけでおわらすかなぁ・・・うん。
   それもまた手かもしれないな(笑)
   ではでは関係ないことをいいましたが、いくのですvv
   2003年8月5日&6日某日

 
 

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        狭間の選択     ~ガイリア騒動?~
   

    「とりあえず、リナたちと合流しません?」
   少年をとりあえず保護し。
   ちょっと少年が膝をすりむいていたのでそれを治療(リカバディ)の術で回復し。
   周りにもう魔がいないのを確認しつつアメリアがそんなことを言っているが。
   「だな。とりあえずこっちはもう調べようがないからな・・・」
   何しろ、国立図書館の中は今やもう調べ物をする状態ではない。
   何しろ、その図書館の中の従業員のそのほとんどといっても過言でない、
   人々が、ある光をきっかけにすべてが異形と変化を遂げたのである。
   それはリナが行ったフロウ・ブレイクの影響で、周りの力の流れが正常に戻ったからに他ならない。
   対外いくら人の姿をとり、人の世界に紛れ込んでいる魔族といえども。
   それが自分の実力でないことには。
   まあ、実力でもリナが行ったそれの威力は普通のそれとは比べようもなく。
   強いていうならば、まあ、腹心レベルかそれか神官、将軍、その二つの力を合わせ持つものか。
   それ以上のものでないと防げないほどの術であったという理由もあるのだが。
   「そうだな。とりあえずまあ、ドラゴンズ・ビークまでの案内人は確保できたわけだしな。」
   アメリアとゼルガディスが助けた少年がどうやらその目的の、
   竜達の峰に近い村の子供らしいというのは。
   その少年の会話からアメリアたちが思っていること。
   事実はまったく異なるのだが。
   「いやあの・・・案内って・・・・僕でもできますよ・・それくらい。」
   そんな二人にぱたぱたと手をふりつつそんなことをいっているゼロス。
   「貴様を当てにしたらどうなるかわからんからな。」
   そうきっぱり言い切るゼルガディスに。
   「念には念をです。まあ、ゼルガディスさん、ゼロスさんでも大丈夫とは思いますけど。
    何しろ、この私が毎晩のようにゼロスさんの耳元で。
     人生ってすばらしいとささやき続けていてあげてますから。
      私が眠くなってもオーブにそれを音声として入れ込んで。
       朝方まで幾度もリピートするように枕元に仕掛けてますから。」
    にこやかにそんなことをいっているアメリア。
    「・・・・・・いや、アメリア、それだと普通ゼロスは精神世界とかに逃げないか?
     というかよくそれ・・・破壊されないな・・・・」
    おもわず少しゼロスに同情しかけるゼルガディスと。
    ・・・・・うっ・・・・その攻撃は・・・・僕でもちょっといやかも・・・。
    ふとずっと一晩中、人生ってすばらしい。
    とささやき続けられる自分を想像し顔を思わずしかめている少年。
    「あ、それなら絶対に破壊されない文様があるからって。
     リナさんに聞いてそれ、その球に刻み込んでますから。」
    その文様というのが・・・・実は金色の王の力を示すシンボルマークであったりするのだが・・・。
    そのことに思い当たり思わず冷や汗を流しているゼルガディス。
    「?」
    そんなものがあるのかな?
    うーん、魔王様のシンボルマークでも刻み込んでいるのかな?
    それかまあゼロスでもスィーフィードのシンボルマークには触れたくないだろうし。
    などととことん見当違いのことを思っている少年―フィブリゾ。
    「と・・・とりあえずリナさんとガウリイさんに合流して。
      当初の目的どおりにカタート山脈にいくんでしょ?ね?」
    これ以上突っ込まれてあの御方がかかわっていることを。
    もし知られたら・・・・想像するだに恐ろしい。
    そんなことを思いつつさりげなく話題を変えているゼロス。
    「それもそうですね。とにかくリナ達と合流しましょぅ。
     えっと、僕、そういえばお名前は?」
    ふといまさらながらに名前を聞いていなかったことを思い出し。
    少年に名前を聞いているアメリア。
    「僕?ボクはヘル。」
    まあ、うそではないが。
    事実、彼の通り名は冥王―ヘルマスターである。
    死を操るもの、という意味のその言葉。
    その通り名の一部を名前といってもそれは嘘にはあたらない。
    そんな会話をしているアメリアたちとは別の場所にて。

    「お・・・・おのれ・・・・」
    いきなりの光の術。
    本来ならば人間程度が行う術などどうということはないはずなのに。
    その威力が・・・・竜族、ましてやエルフ・・・それ以上。
    いわゆる、神族レベルだと・・・・話は違ってくる。
    彼の力によって人の姿を保たせていた下級魔族たちはこぞって。
    その力のつながりを失い、今やすでにその異形の姿をさらしている。
    まあ、一応下級とはいえ、実体化が自力でできる程度の仲間を。
    町や城の中にと潜入させていたのだが。
    それらが・・・・すべてたった一瞬の光によってすべてが暴露され。
    そして・・・今。
    気を抜いていたがためかはたまたそんな町全体にその力をいきわたらせていたがゆえに。
    自分自身の防御が怠っていたからか。
    思わず人の気配を纏うことを忘れているその人物。
    普通ならその気配にも気づかないのが当然であろうが。
    何しろ、ここは、もっとも魔に近い場所と言われている場所である。
    当然、魔に関するいろいろな研究も進んでいる。
    そして・・・・瘴気をもつもの・・・それは魔とは限らないが。
    それらの対処法すらも。
    周りを神官たちにと囲まれて。
    それでも、どうにかごまかせる。そう思っていたのだが。
    ふと感じるのは町の方から感じられる・・・魔の喪失の気配。
    しかも窓から見える城下町は・・・炎と悲鳴に包まれていたりする。
    せっかく数年係りでこの町をじっくりと抱き込んで、
    あと少しで主が納得いくほどの戦力すらもそろっていた。
    それがすべて土台から崩れ落ちたのを痛感し。
    周りに瘴気を吐き散らせながら。
    ディルス王宮、謁見の間から掻き消える男性が一人。

    「・・・・・おーい、リナ?お客さんだぞぉ?」
    のんびりとそんなことをいっているガウリイ。
    「見たいね。えっと・・・・こいつは・・・っと。」
    記憶を手繰り寄せつつ昔から教わっているその容姿などを引っ張り出すが。
    「あ、この気配からして、竜将軍ね。」
    ぽんと気配からそれが何なのか言い当てているリナ。
    「そういや、ルナさんがまだ手が足りないとかいってなかったか?」
    昨夜の話を思い出してそんなことを言っているガウリイ。
    「そーいや、いってたわね。んじゃ、とりあえず、こいつも姉ちゃんのところにおくろっか。」
    「だな。」
    「無視するな!人間風情が!・・・って、おいこら、何をしている!?」
    とりあえず、先ほど力を使った人間を懲らしめないと気がすまない。
    そんなことを思いつつ、リナたちを見つけ出しやってきたまではいいものの。
    何かまったく自分は無視されよくわからない会話をしているリナとガウリイ。
    そんな二人をみて思わず叫んでいるラーシャート。
    「まったく、仮にも竜将軍がその程度度わめかないの。
     とりあえずあんたの同僚の竜神官と同じところに送り届けるから。
     ま、消滅してもそれは別にあんたのことだし。」
    あえて別に詳しくも言わずに。
    にっこりと微笑んで懐からとある小さな球を取り出しているリナ。
    リナがその球をふとかざすと同時に。
    『あらあら、まあまあ、店の掃除人が一人増えたわv』
    そこから聞こえてくる・・・・まだ声てきには若い女性の声。
    「・・・・ゲ・・・母さん・・・・」
    その声に思わずうなっているリナであるが。

    『あらあら、まあまあ、ガウリイさん?リナとはまだ進展ないの?
      早く孫みせてねv』
    ふと水晶からみるリナは未だにどうやら隣にいるガウリイの想いに気づいている様子はなく。
    そんなアドバイスをリナの実家であるゼフィーリアのゼフィール・シティ。
    インバース商会の中から言っているリナの母。
    リナもそしてリナの母であるセシルもまた、互いの姿は。
    水晶が映し出す映像として映し出されているのだが。


    「ちょっとまってよ!どーいう意味よぉ!それはぁ!?
      相手がいないと孫どころではないでしょうが!
       というかどーしてそこにガウリイの名前がさきにでてるのよ!?母さん!?」
    「・・・・・リナぁ・・・・」
    そこまで母親に言われても・・・・まだ気づいていないリナに。
    おもわず情けない声を出しているガウリイ。
    「まったく意味のわからないことをいわないでよね。
     とりあえず母さん、こいつ今からそっちに送るから、後はよろしくv」
    『まあ、うれしいわ。これで庭の草抜きが楽になるわv』
    などと水晶の向こうでころころと笑っているリナの母・・・セシル。
    「・・・・・ま・・・・まあ、別に庭の草抜きやらそうが。
     姉ちゃんや一族の特訓の餌食にしようが別にいいけど。とにかく送るわね。」
    そういいつつ、手にもっている水晶を底に出現した、
    男性にと向けているリナ。
    「こらまて!こちらの話を・・って・・・何!?・・・うわぁぁぁぁ!?」
    まったく気にも留められずにというか相手は相手で何か話しが彼の意味がわからないままに進んでおり。
    おもわず苛立ちつつそういってくる、竜将軍ラーシャート。
    だが、律儀にリナ達の会話がひと段落するのを待っていたのが。
    おそらくは間違いなく彼の失敗であろう。
    そのまま・・・・彼はリナ達の目の前に出現し、相手にされる間もなく・・・
    リナが手にした球の中にとその体は吸い込まれてゆくのであった。

    竜将軍ラーシャート。
    リナの実力・・・というかインバース一族のことをよく知らないがゆえの失敗である。
    といえるであろう・・・・。

    リナがラーシャートを生贄として実家に送り届けたその直後。
    「あ、いたいた、リナぁ!」
    「まったく、お前らはメジルシくらいつけておけ。
     完全に魔力を探索されないように遮断をかけるんじゃない!」
    などといいつつ、リナ達がいる路地の表の方から聞こえてくる二つの声が。
    「あ、アメリアたちだ。」
    「ついでにもう一人おまけがいるけどな。」
    まだ姿も見えてないのにさらっといっているガウリイ。
    「?あ、本当だ、子供の気配がする。」
    その精神の一部を切り取り・・・完全に子供の気配を纏っている。
    冥王フィブリゾ。
    リナは・・・その正体には集中してみていないがために。
    未だにそのことには気づいてはいない。

    「アメリア、ゼル、もう調べ終わったの?」
    道の先からやってくる二人に近づきつつリナが質問を投げかけるが。
    「リナ、いきなりあれはないでしょ?どうやらあの光の属性。
     フロウブレイクみたいだったけど。あれで大変だったんだから。」
    そういいつつぱたぱたと手を振っているアメリア。
    やがてリナ達とアメリア達は互いに近くに近づき。
    町の中にある大通りのど真ん中にたったままで話し始めていたりするリナ達一行。
    「まったくだ。まあ、図書館の中にも魔がかなり入り込んでいたらしくてな・・・
     というわけで大騒動になって調べ物とかをする雰囲気というか段階ではなくなったぞ・・・」
    ため息まじりにそういうゼルガディスのその言葉に。
    「ま、いいじゃない。とりあえずあれでこの町にいた雑魚たちは表に引っ張り出せたし。」
    にこやかにきっぱりと言い切るリナ。
    「でも何でこの町、こんなに魔が入り込んでいるのかしら?」
    ふと周りを見渡しいまだに町のあちこちから攻撃呪文などの音が響いていたりするが。
    そんなガイリア・シティを眺めてぽつりとつぶやくアメリア。
    そんなアメリアの素朴な疑問に。
    「ああ、それはですね。アメリアさん。ガーヴさんが。
      この町を拠点にして魔王様に生きるために戦いを仕掛けようと。
       この町を拠点にしようとして画策してたからですよ。いやぁ。
        何をかんがえているんですかねぇ?はっはっはっ。」
    そんなアメリアににこにこと笑いながらいっているゼロス。
    「まあ、魔竜王ガーヴはどうにかなるとして。」
    いや・・・・どうにかなるって・・・・というか。
    ・・・・・ゼロスの正体・・・・すでに気づかれているようだね・・・まったく。
    などと思いつつ隣にいるゼロスをじろりとみているフィブリゾ。
    さらっとそういいきり、そしてアメリア達の後ろにいる子供をみて。
    「で?アメリア?その子は?」
    後ろにいる子供をゆびさしているリナ。
    「あ、この子?この子、デーモンに襲われてたのよ。
     何でもこの子の家、ドラゴンズ・ピークの近くらしいから。
      私たちがそこに用事があるっていったら、この子、案内してくれるっていうから。
       リナ、どうする?」
    そういうリナの言葉にフィブリゾをみつついっているアメリア。
    「まあ、確かに案内役がいたほうが無難ではあるわよねぇ。」
    そううなづくリナに。
    「でもリナ?瞬間移動とかいう手もあるぞ?」
    さらりと何でもないように言い切っているガウリイ。
    「やーよ。あれ、できるけどめんどくさいもん。」
    きっぱり言い切っているリナ。
    ・・・・いや・・・・できるって・・・・?
    さらっとなごやかに会話をしているリナとガウリイをみてちらりとゼロスをみているフィブリゾ。
    「そうはいいますけど、リナさん?ここから先はほとんど森とか山ですよ?」
    にこやかにそんなことをいっているゼロス。
    そんなゼロスをみてぽんとひとつ手をたたき。
    「そだvゼロス、あんた、全員を竜達の峰の近くにまで移動させなさい。」
    にっこりと満面の笑みを浮かべていってくるリナ。
    「え・・・・ええぇぇぇ!?どうして僕が!?」
    驚愕するゼロスに。
    「悪夢の王の一片よ 凍れる黒きうつろの刃よ わが身・・・・」
    にっこりと笑いながら何かの術の詠唱を始めていたりするリナであるが。
    「わ・・・・わかりました、わかりましたから!ラグナブレードはやめてくださぃぃ!」
    悲鳴に近いゼロスの声が辺りにと響き渡り。
    「じゃ、いきますね。」
    ぶつぶついいつつ、その手にもっているどこにでもあるような錫杖を一振りするゼロス。
    次の瞬間には。
    表通りのど真ん中で話し込んでいたリナ、ガウリイ、アメリア、ゼルガディス。
    そしておまけでゼロスとフィブリゾの姿は。
    いまだに混乱を極めている人々の前で一瞬のうちに掻き消えてゆく。

    『うわぁぁぁぁ!?人が消えたぁぁぁぁぁ!!!!!』
    リナ達がいなくなったというか掻き消えたのを見た人々の悲鳴が。
    町の中を駆け巡っていたことを、リナ達は知らない。



    「うーん、やっぱりゼロスは便利よねぇ。」
    にこにこと満足そうに微笑むリナに。
    「・・・・ゼロス・・・いきなり町の中で移動するなよ・・・」
    ため息ついているゼルガディス。
    「まあまあ、いいじゃないですか。ゼルガディスさん。
     ほら、もうこの先がドラゴンズ・ピークですよ?」
    にこやかにさらっといっているゼロスその言葉に。
    「あ、そういえばヘル君?大丈夫?いきなりで驚いたでしょうけど。
      この程度で驚いてたらリナ達とは旅できないから、覚えておいてね?」
    そういってフィブリゾの視線に目を落としていっているアメリア。
    「ほぉぉぉぅ、アメリアちゃぁぁん?今のどういう意味かしらぁ?」
    そういうリナの目は・・・・はっきりいって据わっている。
    「それに慣れてきている俺たちも俺たちだと思うぞ・・・・アメリア・・・」
    ぽつりとつぶやくゼルガディスに。
    「うっ!」
    確かに言われたとおりだと言葉を詰まらせているアメリア。
    「でもここ、久しぶりよねぇ。私が二歳に来たときのままだし。」   
    さらっといっているそんなリナのその言葉に。
    「?リナ?ここにきたことがあるの?初耳だけど?」
    ふと疑問に思い聞き返すアメリア。
    リナ達のゆく前には森を抜けたその先に広がる断崖絶壁と。
    そして、峰、というのにふさわしいような絶壁が広がる風景。
    眼下はここの標高が少し高いのとそれと気圧の関係で。
    少し雲がかかっていたりするが。
    峰の中をとびまわっている、金や黒、そして青や白といった竜達の数々が、
    いやでも目に入ってくる。
    「ま・・・ね・・・」
    あまり思い出したくない記憶というか思い出ではある。
    「・・・・まだ私が二歳のころ、ねーちゃんやかーちゃんたちに…。
      いきてもどってこいって…いきなりここに叩き込まれたのよ…
       しかもご丁寧に私の魔力まで封じてくれて・・・いや、本と、死ぬかと思ったし。」
    よくまあ我ながら生きて戻れたわよねぇ。
    などとしみじみ思っていたりするリナ。
    しかも、その当時、リナの外見を・・・リナが解けない幻影をまとわせて。
    どうみても異形のもの・・・つまりは魔にしかみえないようにしていたりする、リナの家族。
    『・・・・・いったいリナの家族って……(汗)』
    そんなリナの言葉に思わず脂汗を流しているゼルガディスとアメリア。
    「ま、あの程度は序の口なんだけどね。後はまだ私がようやく魔法が使え始めたころ。
     いきなり魔の海の中に飛ばされて、三日以内に戻って来いっていう特訓もあったけど。」
    しみじみと過去のことを思い出してそんなことをいっているリナに。
    「・・・・えっと……いったいお姉ちゃんの家族って…」
    思わず目を点にして聞き返している黒い髪の少年、フィブリゾ。
    「ああ、そういえば説明してないんですよね?アメリアさん、ゼルガディスさん。
      この少年に。リナさん、実はあの赤の竜神の騎士の妹さんで、
       しかも、あの、インバース一族の一員らしいんですよね。これがまた。
        はっはっはっ。」
    にこにこと笑いながらさらっといっているゼロス。
    ぶっ!
    ごげっ!

    その言葉に・・・・そのままおもいっきり地面にと倒れているフィブリゾ。
    インバース一族。
    それはできれば手を出すな・・と確か魔王様からお達しが出ている一族なのでは…
    それはまあ本家筋に限ったことではあるが。
    「な゛!?どうしてもっと早くに教えてくれなかったのさ!」
    おもわずゼロスの抗議の声を上げているフィブリゾに。
    「あれ?ヘル君?どうかしたんですか?
     これしきで驚いてたらリナとは一緒に行動は・・・」
    そういいかけるアメリアの頭上で。
    ぱさっ。
    羽の羽ばたく音がする。
    「あ、とりあえずお迎えが来たようですよ?リナさん?」
    そうにこやかに表ではいいつつも。
    (ですが・・・冥王様?別に聞かれませんでしたし。)
    フィブリゾのみに聞こえるようにいっているゼロス。
    (・・・・報告義務・・・怠ったね・・・・。)
    そんなゼロスをぎろりと睨み付けているフィブリゾのその言葉に。
    (いやですねぇ。そんな怠ったなんて。
      僕があなた様から命令されていたのは、リナさんの護衛。
       それとリナさんたちをここ、ドラゴンズ・ピークのクレアバイブルに導くこと。
        あとそのついでにガーヴさんの計画をつぶしつつ、
         ガーヴさんをおびき寄せること。でしょ?リナさんの正体を教えるとか、
          調べるとかいう命令は僕受けてませんが?)
     しれっとそんなことをいっているゼロス。
     確かにそのとおり。
     ゼロスに命令したのは、リナ=インバースをここ、ドラゴンズ・ピークにつれてくることと。
     そしてついで人の心が混じって魔族から離反した魔竜王ガーヴをおびき出すおとり。
     それに使うからある目的を達するためにリナ=インバースが使えるか否か。
     それと一応護衛。そう命令したのは他ならない・・・自分自身。
     (・・・・ちっ。あのルナ=インバースの妹・・・これは計画・・見直すべき・・・かな?)
     一人ぶつぶつと腕をくみ何やらつぶやくフィブリゾ。
     そんな彼の考えなど関係なく、やがてリナ達の頭上に羽ばたく数匹の竜達。
     やがてそのうちの一匹がゆっくりと舞い降りてきつつ。
     「・・・・人間よ?何しに来た?」
     舞い降りつつゆっくりとリナ達を警戒しつつ見据えたまま、話しかけてくる。
     竜族の中では一番力があると言われている黄金竜。
     「いえ、実は僕たち、ここにいる異世界黙示録に用事がありまして。
       あ、ミルガズィアさんはご健在ですか?
        できましたら上の方と直接お話したいのですが。
         もちろん、ことわってくださるのでしたら。
          僕にも都合というものがありますので、枷をなくしてから用事を済ませますけど♡」
     そんなゼロスのその言葉に。
     スパパァン!
     その横からいきなりスリッパが炸裂する音が響く。
     「あのねぇ!ゼロス!いきなり脅してどうするのよ!
      円満な話し合いというものがあるでしょうが!
       たとえば話を聞いてくれないとここにギガスレイブを打ち込みするとか。
        穏便な手段でドラグスレイブを連発するとか!
          いきなり皆殺しにします♡といったニュアンスをさらっというなぁ!」
     後ろからゼロスの頭を懐から取り出したスリッパでたたきつつ。
     抗議の声を上げているリナ。
     「・・・・・どっちもどっちだと思うぞ・・・・俺は・・・・」
     そんなリナの抗議の声に・・・・ぽつりとつぶやくゼルガディス。
     『・・・・・・・・』
     そんなリナの台詞にそこにいた竜達はしばし一瞬沈黙してゆく……。
    
    
                             -続くvー

#####################################

    あとがきもどき:
           薫:・・・・・・問題発生・・・どうしましょう?(こらまて!)
           姫:・・・・・何考えてるの?あなたは・・・・。
           薫:あ・・・・あはは・・・・。
             いやぁ、とうとうガオガイガーの菫ちゃんパロ・・・・
             打ち込みはじめてしまったせいか・・・・。
             何かほかのまで打ち込みたくなってきている今日この頃・・・・。
           L:・・・・だからって・・・なぜに『冒険王ビイト』?
           薫:あ・・・・あははは・・・・・。
             今結構はまっているもののひとつなんですよ・・・・あれ・・・。
             いや、前作の『ダイの大冒険』も持ってますし・・・私・・全巻・・・。
             ついでにいうとアニメのVDまで(実話だったりする・・・・汗)
           姫:そういえば、後はハンター×ハンターとかも考えてたわね・・・・
           (おもわず呆れ顔)
           L:そういえばこいつ対外気に入ったやつにはユニット乱入話とか。
             関連話・・・・作ってるのよね・・・・。
           姫:・・・・ま、まあ、それはこの人の昔からの癖みたいなものだから。
             別としても・・・・でもねぇ?
           L:そうよねぇ?まったく私たちが活躍しない話なんて・・・・
           姫:・・・・ねぇ?
           薫:・・・・あ・・・・あの!?
             お二人とも!?その・・・その、手にもたれている大鎌とロッドわ゛!?
             ぎ・・・・ぎゃぁぁぁぁぁ!!!!

          ザク・・・・。
          (何かが切り刻まれる音がしばらく響いてゆく・・・・)

          姫:さて・・・・っと。とりあえず薫さんとはもうしばらく、
            しっかりと話し合いをするとしてv
          L:そういえば最近、こいつ私の漫遊記もまったく打ち込んでないわね・・・。
          姫:・・・・そういえばなぜか最近未だに単行本化されてない話を。
            覚えているうちにうちこんでおくかなぁ?
            とかこの人いってたけど・・・・。
          L:・・・・でもやってないのよね・・・・
          姫:そうなのよね・・・・。
            そえいえばこの人・・最近私の小説も打ち込んでないし・・・。
          L:そうよね。やっばりもう少し話し合いをしておきましょぅv
          姫:そうねv
        L&姫:それでは、皆様、また次回でv


     (た・・・・たすけ・・・・うぎゃぁぁぁぁぁ!)


     (どこかで悲鳴が響き渡ってゆく・・・・)