あっという間に七月も終わりですね。
何か早いなぁ・・・
あ、学生さんは宿題、進んでますか?
早く終わらせて後に遊んだほうが楽ですよぉv
私がそのパターンでしたね。(懐かしいなぁ)
何はともあれ。
公言しているこの選択も、残すところをあと二巻分!
さあ、がんばろう!
しかし・・・・暑いよぉ・・・・。
・・・・で、なぜにいつも前書きかいてたらほかのを打ち込みたくなるのでしょう?(笑)
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狭間の選択 ~伝説の国~
様々な伝説などがいろいろと存在している、ここ、ディルス王国。
その北には、一部では伝説とすら言われていたりする、魔が住む山。
カタート山脈を望むこの北の大地は。
かつては霊山であったカタート山脈の要の位置であったが。
今では逆に魔の山と成り果てたカタート山脈の要ともいえる要塞となっている。
「それで?どうするの?リナ?」
ディルスの首都であるここガイリアシティ。
「どうするも何も・・・・」
周りを見渡せばやたらと重々しい雰囲気にと包まれている。
「ま、ここまで人でないものがこうも街中に満ちてたらねぇ。」
思わずあきれた声を出してつぶやくそんなリナのその言葉に。
「おや、さすがはリナさん、わかっちゃいましたか?」
にこやかににこにこと笑顔を絶やさずにさらっといっているのは黒い神官服を着ている、
にこ目おかっぱ頭の男性。
「そりゃ、いくら私でもこれだけあれば気づくわよ・・・」
その言葉にあきれつついっているそんなリナのその言葉に。
「まあ、確かになぁ。面白いほどにいろいろと入り込んでるもんなぁ。
ついでにあっち、王宮の中なんてごろごろいるし。」
さらっと見えているディルス王宮を指差してそんなことをいっているガウリイ。
「おい・・・・リナ、ガウリイ、いったい・・・・」
そんな二人の会話に思わず突っ込みをいれているゼルガディス。
確かにこの国に入ると、やたらとごろつきというか何というか。
ともかく兵士たちの姿がやけに目がつくが。
だがそれでも、リナたちのいう魔の気配。そういったものは彼には感じられない。
「とりあえず、魔道士協会にいきましょ。」
いくらこの町に魔の気配がたくさんいるとはいえ。
いきなり駆除とかしたのではそれでは後々何か面倒なことになりかねない。
そんなリナのその言葉に。
「そうですね。協会ならば何かわかるかもしれませんし。
それに竜達の峰にいく道のりを調べないと。」
どちらにしても、ここから北のカタート山脈の麓にゆくにはこの国にある、北の要塞。
そこを抜けないとどうにもならない。
そんなリナの言葉に同意しているアメリア。
確かにリナのいうことはもっともでもあり当然ともいえるであろう。
一応、なぜかリナを魔竜王とそして冥王、この二人・・つまりは。
魔族の中でもトップクラスともいえる・・・・まあ実際は魔王の腹心なのだが。
そんな二人に目をつけられているという。
「そうそう、腹心程度ならどうとでもなるし。」
これまたさらっと爆弾発言しているリナ。
『・・・・いや、リナ(さん)どうとでもなるって・・・・・』
そんなさらっというリナのその言葉に思わず汗を流している、
ゼルガディスとアメリア。
そして、起用にも冷や汗を具現化させていまだに目を細めたままで言っているゼロス。
「うーん、私の一族、つまりインバース一族の家訓なのよ。
【知識と力は大きいに越したことはない】ってね。だから私がまだ物心つく前から。
いろいろといきなり氷の大地に送り込まれたり。(しかも何の前触れもなく)
あとは精神を鍛えるためだとかいって、ビクシーの群れの中に。
まだ一歳にも満たない私を送り込んだり。
あとはいったいどうやってるのかいまだに私は知らないけど。
どっかからつれてきたどこかの神族なのか魔族なのか。
ともかくこの世界ではない異世界・・・らしいと思うのよねぇ。
普通の魔法とか物理攻撃通じなかったから。
そんなのを十数体、ご飯までに倒せとかいわれたり・・・」
淡々とかつての特訓を連ねてゆくリナに思わず黙り込むアメリアたち。
「うーん、俺の場合はエルさんとミリーさんに連れられて、いろんな場所。
この世界ではないらしいいろんな場所につれてかれて。
彼女たちいわくお灸をすえる・・・とかいうのに俺にもそれまわされてきてたし。」
こちらはこちらで同じくさらっと大問題発言をしているガウリイ。
このあたりからかなり似たもの同士であるこのリナとガウリイ。
「で・・・でもリナ?リナ普通の魔族とかにも苦戦してたことがあったじゃない?」
そうおそるおそるいってくるアメリアに。
「ああ、あれ?一応普段はこれで力をある程度制御しているからねぇ。
私のバンダナ、私の魔力をある程度封じる役目も持ってるのよ。」
特殊な文様とそして宝石の護符(ジュエルズアミュレット)が組み込まれている、
リナの額にあるバンダナ。
それは普通ならば精神を増幅させるためとかの作用にも用いられるのだが。
リナの場合は逆、つまりはその精神を抑える働きをもっていたりする。
「いやぁ、何しろ制限時間以内に姉ちゃんや母さんたちが示した目標値。
クリアしないとものすごく怖いことになったからねぇ。」
ふと過去を思い出しどこか遠い目をして言っているリナ。
リナは姉には頭は上がらないがそれ以上に・・・一番怖いのは。
何といっても母親である。
得たいが知れないというか何というのか。
何しろ、あのルナですら勝てない相手・・それがリナの母親でもある、セシル。
その人。
「・・・・・いったいリナのお母さんって・・・・」
「気にするな、アメリア、気にしたら負けだ・・・」
そんなつぶやきをいっているアメリアとゼルガディス。
「・・・・うーん、これは間違いなくラルタークさん・・・滅びたかもしれませんね・・・」
とりあえず、前回のアベルの出来事の説明をするために。
というのでラルタークをリナがほとんど強制的に、ルナにと送り届けたのは。
ウェゼンディの一件がおわってすぐのこと。
「ま、別にどうでもいいじゃない。とにかく、魔道士協会にいきましょ。」
そういいつつ進んでゆくリナのその言葉に。
「リナ?それはそうとどういって許可というか一応もらう気だ?」
そんなリナの横に並んで歩きつつ聞いているガウリイ。
この旅を始めたその当初ではガウリイはリナに言われて町の中などでは。
よく女性の姿を形っていたのだが。
最近はあまりそれをしない、まあ、今のメンバーが。
ガウリイ、ゼルガディス、アメリア、リナ・・・ついでに先日より加わったゼロス。
このメンバーであれば二人部屋を二つ宿などでは取ったほうが遥かに安くあがるのである。
そしてまた、こういった大きな町などでは女性だけの旅というのは。
どこかなめられる節があるのもまた事実。
そのために最近はあまりガウリイに町に入ると女性になれ。
とはあまりいわないリナ。
まあ、言う暇がない、というのが現実なのであるが。
「とりあえず、正直にいったんでいいんじゃない?」
さらっというそんなリナのその言葉に。
「つまり、『この町に魔族が入り込んでいるから駆除してもいいですか?』
とですか?リナさんv」
にこにことそんなリナのその言葉に質問を投げかけてくるゼロスのその言葉に。
「そもそも、ゼロスさんはどうしてついてきているんですか?」
そんなゼロスに質問を投げかけているアメリア。
「そうはいいましても・・・・アメリアさん、僕だって上司の命令なんですよぉ。」
そういいつつ、いじいじと胸の前で手を組み合わせているゼロス。
事実、ゼロスがガウリイとリナのことを直属の上司であるゼラスに報告し。
ガウリイとリナのことはすでに把握されているところではあるのだが。
今回の一件・・・・つまりはリナを利用しようとしている、冥王フィブリゾに。
話をしようとすると、なぜか原因不明の脱力感にと襲われて。
そのまま具現化する力などをかなり失い精神世界で寝込んでしまうことがしばし。
そんな状態のためかいまだに冥王にはリナとガウリイがいったい誰なのか。
いまだに伝わっていないという驚愕の事実があるのだが。
そしてなぜかそのことを知ったとしてもすぐに忘れてしまう・・・というか。
しばらく精神世界で原因不明ながらも目を回し、今に至っているこの今の実情。
仕方がないのでゼロスには、冥王に貸し出されている状態のまま、
ゼラスの命令・・つまりはゼラスと魔王、二人の命令に従うより術はなく。
ほとんど貧乏くじを引いたようなものであるのだが。
「その上司というのはいったい何をたくらんでいるんだ・・・」
そうギロリとにらんで聞いてくるゼルガディスのその言葉に。
「知りませんよ。僕のようなしがないお役所神官にはそんなこと。
とりあえずお二人からは絶対にガウリイさんを怒らせるな。とは指示を受けてますが。
あとリナさんを傷つけたらそれこそゼフィーリアのスィーフィードさんが、
カタートに乗り込んでくるのは確実だから殺さないように。
という指示もでてますが・・・・」
まあ、どこをどうみても、ガウリイがリナに気がある、というのは目に見えている。
ましてやリナはあのインバース一族の一員である。
彼らの一族は・・・あまり知られていないが、神、魔、ともにそれらを裁くことが。
その血としてその身に許されているということを。
もしこのまま、冥王の計画を発動させたら間違いなく。
インバース一族と・・・そしてまた、目の前にいるガウリイ・・・つまりは。
あの御方に育てられたも同然の彼が彼ら魔族の敵になる。ということ。
そんなことには断じてさせられるはずがない。
そんなことになったら・・・滅んだときに、自分たちがどうなるのか・・・。
そう思うだけで本心からの震えがとまらないが。
「とにかく、このままこの町に魔族が知らないまま同居している。
というののも気分的に面白くないでしょうから。
許可だけはもらってとっととごみ掃除しましょ。」
さらっといってくるそんなリナのその言葉に。
「そうね、こんな平和な町に魔なんて悪は必要ないわ!」
などといいつつ一人ガッツポーズを採っているアメリア。
そんな横ではゼルガディスが超他人の振りを決め込んでいたりするのであるが。
「ま、そういうわけだから、この町のごみ掃除をしつつ。
それから峰に続く道に行きましょ。ゼル、この町の図書館とか、
まだ調べてないんでしょ?」
そういいつつ後ろを歩いてきているゼルガディスに問いかけているリナ。
その言葉に。
「ああ。ここの図書館はいろいろいろと厳しいからな。」
そういって腕を組む。
冥王や魔竜王がリナを使って何かをたくらんでいる。
それはここしばらくの間に端なるうわさ話から確証にと変わった。
とりあえず、セイルーンの王族でもあるアメリア。
そし、どうやらゼフィーリアの王室ともかかわりがあるらしいインバース一族。
その名前に閲覧を許さない図書館がどこにあるというのであろう。
「とりあえずゼルとアメリアとそしてゼロスが調べ物をして。
で、私とガウリイが雑魚をやっつけるわ。
最近、暇をもてあましてたらねぇ。」
にこやかに知らないものがみたら思わず頬を染めるか、または一目ぼれするか。
そんな極上の笑みを浮かべていっているリナ。
「最近、いろいろあってあまり盗賊いじめ・・・いってないからね。
少しはストレス発散しなくちゃねv」
などといかにもリナらしいことを思いつつ。
魔道士協会にと赴き、そこで町に入り込んでいる異形の者・・・魔族とは説明しなかったが。
それの駆除をしたいので街中で呪文を使うのを許可してほしい。
そう願い出ているリナ。
その願いは、別の方向で今まさに生かされようとしていることを。
リナはいまだにまだ気づいてはいない。
-続くvー
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あとがきもどき:
薫:・・・・・・最近は暑いですね・・・・・。
いえね、これ打ち込みするのに暑いから、
アイスを持ってきたのはいいけど・・・・・。
うそ!?何分もたってないのにすでにとけてる!?あわわ・・・。
しくしくしく・・・・私の・・・私のアイス・・・・くすん(涙)
それはそうと、朝方はつながったのに・・・・。
またまたサーバーさんとつながらなくなっています・・・・。
・・・・稼動状況みてもきちんと正常に稼動しています・・と出るが・・
このようになったらかなり不安にいつもながら襲われますね・・・。
・・・・どうか、削除ではありませんように(汗)
それはともかく。
今日は実質的に二時間程度しか寝てないせいか・・。
眠いです・・・・いや、さすがにあつくて・・・寝られなかったんです・・
仕方ないのでクーラーつけたら休めましたけど・・・キレタラ自然に、
眼がさめて・・・・で今に至ってます・・・。
ああ・・・・扇風機の風でもだめになってきたです・・・あぅ。
次回デラーシャートの登場・・・・ですね。あぅ・・・・。
2003年8月4日某日