こんにちわ。
   何か今朝方(2003,7,26)の午前中。
   東北でとうとう宮城沖地震が発生しましたね。
   皆さんの所は大丈夫ですか?天災は逃げられませんからね・・・・。
   それはそうと、ただいま私はビルダーの説明書とにらめっこ中です。
   本格的に、勉強・・し直そうかなぁぁ?かと・・。
   今まで機能を簡単なのしか使ってなかったんです。
   このページ。なので更新が滞りかちになるかとも思われますが。
   なるべく努力して一日一本、もしくは二日に一本は更新しますので。
   小説ページ以外の更新はしばらくないとご了解くださいです。
   さて、近況報告はおいておいて。
   それでは、いくのです。



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        狭間の選択     ~魔族との戦い~
   

 

   「いったい、何がどうなってるんだ!?」
   そんなことをいいつつ回りを見る。
   確かに自分の家なのに。
   どこかが違う。
   そして・・・目の前にいるのはどう見ても人ではない異形なる存在。
   もしこれが普通の人間だよ?という人がいたらお目にかかりたいほどに。
   どうみてもそれが人でないことは見ても明らか。
   そんな彼、黒髪の青年、アベルの目の前で。
   そんな彼をとらりと一瞥し。
   ゆっくりとリナたちにと視線を向ける黒い影。
   ・・・・あれ?どうしてあの男性がこんなところにいるんだ?
   先日自分に何か話しを持ちかけてきたなぜかその顔に。
   白いお面をかぶった変わった男性。
   そんな彼の姿を認め、ふと首を傾げていたりするアベル。
   「しっかし、あんたもしつこいというか、何というか。」
   あきれつつそんな仮面をつけているそれにと視線を向けているリナ。
   「そうです!あの時は自ら退いたではないですか!」
   などと言い切るアメリアに。
   「・・・・すまん、俺はこいつ誰だかしらないんだが?」
   さらっといっているゼルガディス。
  
 ごけっ!
   そんなゼルガディスの言葉に思わずこけかけているアメリア達。
   「そ・・・そんな!?ゼルガディスさん!?忘れたんですか!?
     こいつのことを!?」
   体制を整え、そう勢いこんで詰め寄るアメリア。
   「そうはいうけど?アメリア?あのときゼルはいなかったぞ?」
   さらっとのほほーんといっているガウリイ。
   「・・・・アメリア、あんたガウリイに突っ込まれてどうするのよ・・・」
   そんなガウリイの台詞に思わずあきれた声を出しているリナ。
   確かにリナたちがこれとかかわったときには当時。
   ゼルガディスは共には行動していなく、いたのは。
   リナ、ガウリイ、アメリア、この三人のみ。
   当然のことながらゼルガディスが知っているわけがない。
   アトラスの魔道士協会のいざこざの一件は、ゼルガディスも話しには聞いて知ってはいるが。
   裏の世界では一応はあの一件はすぐに知れ渡り。
   一応何かがあったというのは知っている程度。
   そんな当時リナたちと共に行動していなかったゼルガディスに。
   あの一件にかかわっていた魔族を忘れたなんて!?
   というのは・・かなり間違っているのは当たり前のこと。
   そもそも、忘れたもなにもゼルガディスは・・・こいつを知らないのだから。
   「・・・・あ、そーいえばそうでしたね。でもそれはいいんです!
    ともかく!ここで出会ったが百年目!何をしに出てきたんですか!」
   さらっと話題を変えるアメリアに。
   「・・・・・おい。」
   思わず突っ込みをいれているゼルガディスだがそんな彼の突っ込みを軽く無視し。
   「無視しないでくれないかい?俺たちを?」
   そんなことをいっているデュグルドと名乗った魔族。
   「あ、忘れてたわ。どうせ雑魚だし。」
   さらっと的確なもっともなことを言い切るリナに。
   「うん、確かに雑魚だな。」
   同じくそんなリナの言葉に同意しているガウリイ。
   まあ、この二人にとってはたかが下級魔族程度、雑魚にも等しいであろうが。
   「・・・・ふ、弱いものほどよくほえるってな・・・・」
   どちらが弱いのか相手の力量すらもわからないほうが弱いのが至極当然なのだが。
   「・・・どっちが弱いんだか・・・」
   そんなことをぽつりとつぶやいているゼルガディス。
   まあ、今まで魔王だの何だの、挙句は金色の王だのを目の当たりにしていれば。
   当然のことながら感覚も鈍ってくるであろうが。
   「ふっ。いってくれるね。合成獣(キメラ)野郎。」
   そういって挑発の言葉を投げかけるデュグルド。
   「・・・・何だと?」
   ゼルガディスとて好きに合成獣の体になったわけではない。
   というかだまされたされたようなものなのだから。
   そんなデュグルドの声に怒りをあらわに言い返すゼルガディス。
   「・・・・もう一度いってみろ。」
   怒りを込めた低いその声に。
   「ムキになるな。といったのさ。ぼうや。」
   さらにゼルガディスを煽ることをいってきていたりするそれ。
   「そうすると!わたしの相手はあなたね!」
   くるりとびしりと指を刺し、そこにいるどうみても水死体。
   のようなぬめった肌をしている女性、グドゥザ・・・といっても、
   その顔には口しかないのだが。
   そんなそれにと言っているアメリア。
   「・・・・くふ・・・・人間の断末魔の苦痛か・・・
     しばらく食うておらんな・・・・くふふ・・」
   などと完全に勘違いした台詞をのたまいつつ、舌なめずりをしているグドゥザ。
   「なあ?リナ?こいつらとっとと片付けでもいーか?」
   にこやかに目がどことなく笑っていないガウリイがそんなことを言っていたりするが。
   ガウリイとしては早いところこの依頼を終わらせたいのが本音。
   リナが気づいていないがゆえになおさらに。
   「ちょっとまって、とりあえずこいつら下っ端だけど。えさには使えるし。」
   などとにこやかにさらっとそんなことを言っているリナ。
   「ちょっとまってください!?リナさん!?
     こんな魔族を相手に戦うつもりですか!?無茶です!」
   などといってリナの手を引っ張ろうとするアベル。
   「?何いってるのよ?こいつらなんて雑魚じゃない?」
   そんなアベルをまったく無視し、さらっと言い切るリナ。
   そんなリナの言葉に唖然とするアベル。
   そんな彼らのやり取りとは裏腹に。
 
   「とりあえずとっとと片付けてしまおうぜ。リナ。
     あまり遅くなると美容の天敵だぞ?」
   「は!それもそーね。んじゃ、ガウリイ。お願いv」
   今の時間が夜だというのを思い出し。
   確かに夜更かしは美容の大敵以外の何者でもない。
   盗賊いじめは除くが。
   「でもこいつらには別に・・・・あ、ゴル。食事してもいーぞ?」
   などと向かってその腰に挿している剣にとそんなことを話しかけているガウリイ。
   「・・・?何を剣になんか・・・」
   そんなガウリイの行動にいぶかしみ文句を言おうとしたその矢先。
   ユラリ・・・・。
   ガウリイが前にとかざしたその剣から伸びる無数の黒い帯。
   「な゛!?何なの!?あれ!?」
   それをみて思わず叫んでいるアメリアに。
   「あれ?アメリア知らなかったの?ガウリイのもってるあれ。
     あれ確か異世界の魔族だってゆーの。確かゴルンノヴァだったかしらね?
      ねーちゃんからいろいろと知識は習ってるけど。
       えっと・・・異世界の魔王の一人、闇を撒く者が作り出したとされている、
        五つの武器のうちのひとつ。というかそっちの世界でのここでの腹心?」
    何気にさらりとしたとんでもないことをさらっと言っているリナ。
    確かにそれは事実なのだが。
    『・・・・・な゛!?』
    そんなリナの言葉に思わず絶句しているアメリアとゼルガディス。
    「あれ?いってなかったっけ?」
    きょとんとした声を上げているそんなリナに。
    「きいてないわよ!」
    「きいてないぞ!?それは!?」
    などと同時に突っ込みを入れているアメリアとゼル。
    まあ、彼らとしてはガウリイが持っているそれは。
    伝説にある光の剣、魔をも切り裂くことができる剣。
    そんな認識しかないのだからこの反応が当然であろう。
    そんな会話をしている間にも。
    ガウリイの剣から伸びた黒い帯は瞬くまにそれらを包み込み。

    『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!?』

    意味不明な声を上げているグドゥサとデュグルドと名乗った魔族たち。
    「おやおや、ま、確かに僕たちにとっては同族の負の感情はなかなかの、
      珍味ではありますけどね。やりますね。ゴルンノヴァさん♡」
    悲鳴が巻き起こる中、ゆらりと突如として空間がゆがみ。
    そこから出てくる黒い神官。
    「あら、ゼロス、それで?」
    確かこいつらの足止めというか連れて来いとはいったが。
    喧嘩を吹っかけてくるようにとはいってなかったはず。
    そんなゼロスをちらりとみていっているリナに。
    「あ・・・あははは♡いやぁ、実はもう勝手に行動開始されてましたので。
     とりあえずこんな人をつれてきちゃいました。僕♡」
    にこやかにそういいつつ、ずるずると何かを引きずっているゼロス。
    彼の手の後ろに引かれている黒い物体。
    「・・・・・おい、そいつは・・・・・」
    おもわずそれをみてちらりと一瞥しているゼルガディス。
    その黒い服に身を包んでいるそれは。
    なぜかかなりずたぼろにぼろ雑巾となりかけていたりするが。
    「いやぁ、とりあえずアベルさんの説得に、この人連れてきたほうがいいかと思いまして♡
     なぜか体半分が骨とか露出とかしてたりしますが命には別状ないですし♡」
    さらっといいつつ、後ろの布切れを指差しているゼロス。
    その姿をみて思わず。
    「な゛!?父さん!?」
    あわててそれにと駆け寄っているアベル。
    「うーん、ズーマをつれてきたんですね。ゼロスさん・・・・」
    それをみてぽつりとつぶやいているアメリア。
    「・・・・いや、アメリア・・・というかどうしてこの状況であまり驚かない?(汗)」
    目の前にいるズーマらしき物体は・・・ほとんど襤褸切れと化している。
    「だって、もう何があってもわたしはあまり驚きませんよ?」
    どこか悟ったような口調でいっているアメリア。
    「・・・・・確かにな・・・・」
    そんなことをいいつつどこか遠くをみているゼルガディス。
    「・・・・ちょっと、二人ともどういう意味かしら?」
    そんな二人の言葉に突っ込みをいれているリナに。
    「あの?そんなこといっている間に。ゴルンノヴァさん。
      グドゥサさんとデュグルドさん、喰べちゃいましたけど?♡」
    そんなことをにこやかにいっているゼロス。
    「あ、本当だ。」
    その言葉に見てみればガウリイがもっている剣から伸びた黒い帯は。
    いつのまにかそこにいた魔族二人を完全にと喰い尽し。
    まったく痕跡すら残っていない。
    「父さん!?いったい、何が!?」
    そんなリナたちの横でそこにいるすでに襤褸切れと化している、
    彼の父親でもあるそれにと話しかけているアベル。
    「・・・・うっ・・・・アベ・・・ル・・・か?」
    その声にようやく意識が浮上し始める彼、ズーマ。
    本名をラドック=ランザード。
    このアベル、ランザードの実の父親。

    「・・・・・やれやれ、というか・・・・これ、ガーヴ様に連絡したほうがいいんじゃ・・・」
    などといいつつ、ゼロスの後ろからついてきている老人が。
    そんなことをいっていたりするが。

    ゼロスと老人-ラルタークの手により、実家にと戻ってきたこの家の主たる、
    ラドック。
    彼は今は半分足を洗ったものの、表では商人をしている家業にもかかわらず。
    裏では暗殺者をしていたという経歴の持ち主―。

   


                             -続くvー

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    あとがきもどき:
           薫:・・・・なかなかでないです。
             ただいま説明書とにらめっこしつつ、横にフレームとして、
             簡潔に表示しようとしているんですけどねぇ。
             何回やってもウェイブ上で表示されなくて・・・なぜ?
             とりあえず気長にがんばります・・・・ええ、気長に・・・・・。
             ・・・・どこがおかしいんだ?(くすん)
             などといいつつ仕事中によくよく思い出したら。
             この作成ソフト、ヘルプ機能があるじゃない!
             なのでそれをみつつ頑張りますのです!
             ・・・・短いけど、それは簡便してください。
             自覚してますので。
             次回でこのおそらくヴェゼンディ編は終わりです。