・・・・ふっ。
やっぱり案の定というか・・もどったら父・・・猫たちだしてるし・・・・・。
・・・・あわわ・・・まだ今月そーいえばフェラリア薬のましてないのよ。
あうあうあう・・・・・。
さて・・・・なかなかに気分が向上しませんな。
あぅぅぅぅ~。
とりあえずどうにか気力を奮い立たせていってみます!
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狭間の選択 ~周りの思惑~
「しっかし、逆恨みもいいところです!」
やり場のない怒りを含めてダン!と机をたたいているアメリア。
話の結果、とりあえず、セイグラムがあのラウル・・・ラウルというのは。
リナたちが少し前に壊滅させたとある邪教集団の長をしていたクロツという男性の兄。
「まあ、確かにそれはそうなんだが・・・・。
だが・・・・どうしてリナのやつは・・・気づかない?(汗)」
そんなことをぽつりといっているゼルガディス。
命を狙われているらしい。
というのでリナが対外アベルにと付き添っているのだが。
アベルがリナを見る視線に・・・・まったく気づいてないリナに。
頭を抱えているゼルガディス。
本来ならばリナとて魔と契約を結んでいるその気配を。
ルナの特訓でそれらを見抜けるようにと訓練されている。
だがしかし、このアベルが結んでいる契約は。
一般における不死などといったポピュラーな契約ではない。
それは彼の命を元に交わされている契約。
・・・・本人はそれを知らないのだが。
そんなこんなで今リナは。
今後の対応を話したしからと。
アベルに呼ばれて、一人で彼の部屋にいっていたりする。
夜だというのにもかかわらず。
そんなリナにぴったりと呼ばれたのはリナ一人なのだが当然のごとくに。
ついていこうとしたガウリイではあるが。
何かここ数日においてガウリイがいたらきちんと話にならないのを。
懸念に思っているリナがそれを押しとどめ。
今リナはアベルと二人っきりだっりする。
当然のことながらガウリイが心配し。
今彼らの横ではガウリイがびくりとも動かずに、精神離脱をして、
今ここにあるのはガウリイの肉体という器のみ。
「うーん、じゃ、アベルさんは何も狙われる心当たりないわけね。
とすると、やっぱりアベルさんの父親のラドックが原因かしらね?」
などといいつつ、そこに地図を広げて。
そんな会話をしているリナ。
「父を知っているんですか?」
そういいつつもいつのまにやらリナの真横に来ているアベル。
それの意味することをまったく気づかずに。
「まーね。・・・あの?そんなに近寄らなくても声、聞こえますけど?」
一応依頼人ということもあり丁寧な口調をとっているリナ。
そういいつつ距離をおく。
ふとリナが気づけばいつのまにかアベルが自分の真横にいたりする。
何でこの人、こんなに近づくんだろ?
などとおもいつつもとりあえず距離をとる。
説明するにも話をするにもあまり近づきすぎてたら話しずらい。
そんなことを思いつつ。
「いや、やっぱりこういうのはよくそばで話し合わないと。」
そもそも、こんな夜に一人で来てください。
というのに部屋にとやってきたということは脈があるのでは?
などと少し・・・いやかなり勘違いしているこのアベル。
恋をすれば回りが目に入らない、という典型的なパターンではあろうが。
「詳しい話はとりあえずアメリアたちを含めて話すとして。
じゃ、とりあえずこいつをおびき出すために出かける・・・という話で?」
すかっ。
ころあいを見計らいリナの肩に手を置こうとしたアベルの手が。
完全にと虚空をつかむ。
とりあえず話しも終わったし。
というのでとっとと地図をしまって扉に向かっているリナ。
・・・・・ちっ。失敗したか。
などと思うがあきらめず。
とりあえず脈はあるみたいだから、ぜひとも僕の恋人に。
などととことん思い込みに走っているこのアベル。
一方でそんなアベルにひしひしと殺気を向けている魂だけの存在となっているガウリイ。
だが、このアベル・・・・そういった勘などにはある意味、
その手の感情に疎いリナと為をはれるべく、・・・・まったくそのあたりには鋭くない。
まともにガウリイの殺気を受けているというのにもかかわらずに。
それにまったく気づいていないこのアベル。
その鈍感さはある意味驚嘆に値するものがあるのだが。
そんな会話をしつつ。
リナが扉をあけ、アベルの部屋からでて。
そして、アメリアたちが待っている部屋の扉を開けたその刹那。
「・・・な゛!?何ですか!?これはいったい!?」
いきなり回りの気配というか見た目が変わり思わず叫んでいるアベル。
「・・・・あら。」
「ちっ!」
「きましたね!悪の根源!」
などといいつつ、臨戦態勢をとっているゼルガディスとアメリア。
「・・・・って、こういうときに寝てるんじゃないぃぃぃい!」
すぱこぉぉぉぉん!
部屋の中にいまだに目を瞑っているガウリイをみてとり。
懐から取り出したスリッパでガウリイをたたいているリナ。
リナもまた気づいてない、リナのそばに精神体だけの存在として。
リナについていっていたということを。
どこかある意味、鈍いリナなのである。
「い・・・・いってぇぇぇぇぇ!」
本気で今まで完全に寝ていたように振舞っているガウリイの演技もなかなかではあるが。
「あのなぁ!リナ!いきなり何すんだよ!」
抗議の声を上げるガウリイに。
「どやかましいわね!敵よ!」
そういいつつ、スリッパを懐にしまいこみ声を張り上げる。
そこは、確かに屋敷の中だというのに。
周りに見えていた家具というか景色もすべてなくなったかのように。
ただそこに見えているのは何ともいえない薄暗い空間のみ。
「な・・・・何なんですか!?これはいったい!?」
こんなこと見たこともなく思わず叫んでいるアベルのその言葉に。
あわてず騒がずに。
「ああ、気にしなくてもいいわよ。たんなる魔族の結界だから。」
さらっといっているリナに。
「そうそう、どうやら魔族さんが二人ほどきてるなぁ。」
これまたのほほんとさらりといっているガウリイ。
「・・・・ほう、よくわかったわね。」
そんなのほほんというガウリイの声に答えたのはリナでもなくアメリアでもなく。
この場にいないはずの女性の声。
廊下の奥、その闇が深い場所から浮き上がる白い影。
その影がゆっくりと形をなしてゆき、それはやがて。
長く乱れた黒い髪に黒いローブにと身を包んでいる一人の女性が出現する。
「な゛・・・・な゛な゛な゛な゛な゛!?」
それをみて口をばくばくさせているアベル。
さもあらん、普通の人間ならばこの反応が普通なのであろうが。
・・・・何しろそこに出現した女性には・・・・顔がなく、
ただ顔に当たる部分は白くのっぺりとしていて耳元に当たる部分まで、
真っ赤になっているひとつの口が笑みの形を形作っている。
そしてその白い顔はのっぺりとしているだけでなく、
ぬらぬらとしたてかりをも保っているそんな女性。
そんなものがそこにはいた。
「―出ましたね!やはり魔族がらみですね!」
そんなことをいいつつびしっと指を突きつけているアメリア。
さすがにリナとガウリイと旅をしていて。
どうやらこの程度ではあまり動じなくなってきているらしいが。
人間、何にでも適応、という言葉があるとおり。
見慣れればそれが当たり前のことになるその典型であろう。
そんなアメリアの声にかすれた老女のような声でねちりと笑みを浮かべ。
「・・・・グドゥザと呼んでもらおうかね・・・そこの階段の上にいるのは、
デュグルドよ。」
そういいつつその廊下の先にある階段の上を指し示している魔族グドゥザ。
その言葉にアメリアたちが視線を移すとそこには。
変わったデザインのマントに・・・どこぞの世界のまるで奇術士のような格好。
そしてつばつきの黒い帽子をかぶりその顔には髪の毛もなく、
ただののっぺりとした硬質の卵型の顔がそこに申し訳ないようにあったりする。
そんな魔族がそこにいたりする。
「おーい?リナ、どうやらこいつら魔竜王の関係者みたいだぞ?
気配がそーだし。」
何でもないようにさらっといっているそんなガウリイのその言葉に。
「了解!しっかし・・・どうやら本気で魔竜王が私を狙っている。
というのは・・・・冗談じゃなさそうよね。」
などとそんな二人の魔族を目の前にしてもまったく動じてなどいなく。
それよりもそんなのんびりとした会話をしているこのリナとガウリイ。
「い・・・・・・いったい全体何なんですか!?これはいったい!?」
一人こんなもの、そんなものは見たことなどなく、パニックになっているアベル。
そんな彼の耳に。
「―わが呼びかけに答えてくれたまで・・・・」
そんな彼も聞いたことのある声がアベルの耳に、そして、
リナたちのみみにと届いてゆく。
「―彼らはわが古き友・・・・」
マントがわざわざ作り出している風にとなびく。
以前とやはりデザインは異なるものの顔を覆ったターバンのしたには。
真っ白な仮面をその顔につけていたりする。
「でましたね!アトラスを悪意に染めた諸悪の根源!」
などとそれにむかって言い放っているアメリアに。
「・・・・・・はぁ。また魔族がらみか・・・・。
本気でこいつらに付き合ってたら・・・・ぽこぽこと相手の方から、
やっかいが舞い込んで来るな。」
などといいつつ臨戦態勢をとりつつも剣にと魔力を込めているゼルガディス。
かつてリナがガウリイと出会ってまもなくかかわった事件において。
それを裏から操作していたといっても過言でない魔族。
それが・・・・この、魔族セイグラム。
あの一件より、それまでの獣王派から魔竜王派にと移動したらしいが。
「いつかの借りを返しに来た・・・・」
そういいつつも、リナたちを恨んでいる人間と同化したのは。
気がついたら能力や本体をかなり消耗していたがゆえに。
リナたちを恨んでいるその人間をその身に同化、吸収しただけのこと。
そういいつつすっと前にと歩いてくるセイグラムがリナたちのほうにと歩み寄ってくる。
「というかわざわさ゛お仲間までつれて?うーん。ゼロスのやつ・・・・」
ゼロスが彼の元にたどり着くまえに、リナたちの方にと彼がやってきたのだが。
そんな意味を含んでいるリナの言葉に当然気づくはずもなく。
「俺たちは梅雨払いなんだとさ。」
「あんたとそこの金髪の男だけは自分の手で倒したいんだとさ。
俺とグドゥザは残りものの始末ってわけだ。」
そんなデュグルドのその言葉にすこしぴくりとこめかみを動かし。
「ほぉぉぉぉぅ、残り物・・・・」
「ふふ、そんな言い方をすることを後悔させてあげます!」
二つの魔族に対して意気込んでいるゼルガディスとアメリア。
「な゛!?魔族!?いったい何がどうなってるんだ!?」
この場で・・・・状況を理解してないのは・・・・・。
これでも一応はセイグラムと契約を結んでいるはずの・・・アベルのみ。
-続くvー
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あとがきもどき:
薫:えっと・・・・・今回のあとがきは・・・・・。
掲示板等リンク削除の一件について。
薫:こんにちわ。ここの自称管理人の薫です。
姫:こんにちわ。ユニットです。
L: こんにちわ。あたしのことは『エル』とでも呼んでおいてください。
姫:え~。では。
実はこの薫さん、これでも一応かなり精神的なショックを受けております。
L: ・・・・まあ、気が小さいのに
“サイト持ちたいな♪作ろ作ろ♪時間できたし♪”
という感じでこんなもの作って、
無自覚でやっていた・・というのもあるみたいだけどね・・・・・(じと目)
姫:まず皆さん、【え?サイト編集?何で?】
と思われた人もいるかと思われます。
これにいたってはまうちょっといろいろとあったのですが、
それはひとまずおいておいて。
L: 実は某日、この人の掲示板にどう考えてもこれは!?
という荒らしに近いような書き込みが一件ありました。
あの程度では本物とはいえないのに気に病んでいるのよね・・
・・・・この人・・・・・
姫:そうそう、本物はもっとひどいv
何なら呼びましょうか?
薫:・・・・・やめてください・・・・・
姫:何はともあれ。その投稿時間が夜中の二時過ぎ。
L: 薫はなぜかそれで驚愕&戦慄しました。
どうも
“ちらほらと話はきいていたけどまさかこんなのが!?自分のところに!?”
という何とも危機管理のなさで。
・・・・・・ページを運営してゆく上でその運営している限り、
そういった自覚は茂田井なといけないのに・・・・(あきれてる)
薫:薫さんはすぐにそれを削除しました。当然、メールアドレスもホームページも、
何もない書き込みです。
そしてとある作業で強制的に今後その人は、
書き込みができないようにもしました。
・・・・で、そこに至り、こういう一般公開の場での危険性。
それを改めて思い知らされたらしいですけど。
姫:それでとりあえず様子見のためのリンク削除と相成りました。
薫:・・・・・あぅ。その書き込みがいたずらなのか故意なのか?
それとも何とも思わずに書き込んだのか?
それは私にはわかりません。
―が、いえることは、
このネット上のホームページは誰でも閲覧できるのです。
それがたとえどんな人であろうとも。
たかが。“?”と思える書き込みでそんな大げさな・・と思うかもしれません。
でもそれがネットなのです。
とりあえずネットについてのマナーサイトさんはいろいろとありますので。
できればぜひに閲覧することをお勧めします。
禁止事項やマナーなど。
いろいろと詳しく説明されてるサイトさんはたくさんあります。
薫:まあ、確かに危機感というか、大きく考えすぎなのかもしれません。
せんけど―。
私としてもサイトをそういった理由で閉鎖とかしたくありません。
ですから防衛線はきっちりと引きたいのです。
メールなどはともかく私が削除すればいいだけです。
私の目にしか留まりませんから。
でも、掲示板などは・・・・・
姫:ま、完全にリンクをはずしているわけでも、
掲示板をやめているわけでもありません。
アドレスは以前のままだしある場所からは飛べます。
あくまで、トップ、一覧といった普通にいけるところからのみの削除です。
薫:・・・・えっと、上記の理由です。
んでオアシスは・・・ジャンルがまったく違うので。
とりあえず今とある作業をしております。
とりあえずはこんな理由でしばらく様子をみるために
トップからなどの掲示板移動はできません、ご了解ください。
でもあるにはあるので感想などはできたら気軽に
書き込みしてくださいねv
【ある場所?それどこ?】
という人はおそらくこれを読んでくださっている
スレ仲間ならわかると思います。(スレイヤーズ案内各項目ページより)
いや・・だって絶対にここにオリジナルとかアンジェだけ!
というのを目当てに来る人は・・・いないでしょうし・・・・・
それかこっそり小説の部分にのみに掲示板へのリンクをはるか。
ですね。何もまだしてませんけど。
つまりは大問題になる前に何かの手を打っておこう。
そういうことです。
・・・・何しろ最近ではなぜか一日あたり、数百単位の皆様方が、
閲覧してくださっているのです(カウンタの数字より)
私とはして正直驚くばかりのことなのですが・・・・。
だからこそ、最悪閉鎖、にならないように予防線はきっちりとしたい。
というわけで。
何とぞご了解くださいな。
姫:・・・・ま、そーいうことで。
L: それでは、まったねvv
薫:それでは失礼いたします。
長々と読んでくださりありがとうございました。(ぺこり)
2003年7月24日某日