あっははは。
  なぜか唐突にハンターハンターとかコナンとか読みたくなって。
  読みふけってたらいつのまにやら23時を迎えている私ですv(おいこらまて・・)
  よーやく闇が完結したよぉ・・・・
  後は・・・・希望の行方と・・・ま、フォーエバーは別にいっか(おいおいおい・・)
  あとパビネスと・・そーいや約束のサイド違いもまだだなぁ(おいこらまて)
  あと永遠の夢とかの・・・・あっはは(かなりまて!)
  ・・・・ま、のんびりといくさ・・・のんびりと。
  そーいや・・・黒曜の宝石・・・・プロローグから打ち込んでない・・・・・
  ・・・・・・・逃げようvv(お゛い゛!)
  んでは現実逃避をしつつの打ち込みを開始するのですv

   白石さんのリクエスト!男なリナ、リクにあってない、短編小説のつもりが、
   やはり長編になってしまったという・・(爆!)続きです!


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        狭間の選択     〜信者の一人〜
   


    「我が同胞よ!」
    男の声は浪々と夜の闇にとひびきゆく。
    マインの近くの山にあるちょっと昔の遺跡の残骸。
    とりあえずマゼンダから情報を聞き出し先に集会をつぶすのが、
    いいのでは?というよりそんな邪教を許すわけにはいかないわ!
    というアメリアの強い要望でマインの町の近くで行われるここ。
    集会場にとやってきているリナたち一行。
    まあゼロスが先に神殿にいく。
    というのを了解したものの。
    ガウリイがリナに気づかれないようにゼロスを脅していた。
    というのもあり、とりあえずゼロスが神殿を調査する。
    ということに落ち着いたのであるが。
    そんなリナ達が見ている前で、はっきりいってあまり関連性のない、
    目だけを出しているような
    目だし帽をかぶり集会に参加している人々の姿が見て取れる。
    「・・・・カリスマ・・・というやつか。」
    それを目にしてゼルガディスがつぶやいていたりするが。
    確かに、その中心にいるであろう、この教団の教祖。
    クロツはその瞳にある決意を秘めた輝きとそしてまた、
    目的を一途に保ちそれを何を置いても遂行しようという意思が見て取れる。
    その意思と・・輝きにそれが間違っているとは気づかずに。
    浸透して組織に入っている人々なのであるが。
    黒いローブを身にまといゆっくりと両手を左右に広げつつ。
    「喜んでくれ。
     我らが望んだものは今、我が手の中にある!
      そう!私はついに真の力、真の恐怖を手に入れた!
       この力をもってして神などというものをあがめ、
        我らを邪教とそしったおろかな者たちに知らしめてやるのだ!
         我らこそが力であることを!」
     そんなクロツのその声に。
     どおおおぉぉぉ!
     彼のまわりにいる信者たちから歓声が沸き起こる。
     「―まずはセイルーンだ!」
     びくり。
     その声にアメリアが反応していたりするが。
     「自らの町をおこがましくも『聖王都』などと名乗り、
      赤の竜神(フレアドラゴン)スィーフィードを信仰する白魔術都市!
       ―まずはここを壊滅させ我らの力を世に知らしめる!」
     ひく・・・ひくく。
     「何ですってぇぇ!?」
     「だぁ!落ち着け!アメリア!気持ちはわかる!」
     そういいつつ腕を捲し上げているアメリアを何とかなだめているゼルガディス。
     「・・・・とゆーかあれじゃセイルーン・・壊滅できないぞ・・・」
     のほほーんといっているガウリイ。
     「ま・・・まあ、姉ちゃんから聞いたところによると。
       以前の百二十年前のサイラーグの一件は。
        何でも魔王とかも絡んでたらしいからねぇ。
         伝説というか言い伝えではあれだけが町を滅ぼした。
          となってるけど。」
     さらりと何でもないようにいっているリナ。
     「はなしてください!ゼルガディスさん!
       ああいつやつらには今こそ正義の鉄槌をぉぉ!」
     などとじたばたしているアメリア。
     「まあまあ、アメリア?できないことをいっているやつらなんか。
      とりあえず無視しておいて。それより動向を調べないと。」
     そんなアメリアをやんわりとなだめているリナのその言葉に。
     「いいえ!リナ!ああいうやからはほうっておいたらどんどんのさばるのよ!
       ゴキブリと同じよ!」
     そういって断固として叫んでいるアメリアだが。
     「・・・・・どーいう理屈だ・・・・」
     そんなアメリアをどうにか後ろから抱きとめつつ、
     ぽそりとつぶやいているゼルガディス。
     じたばたもがくアメリアを説得しているそんな中。
     やがてクロツの演説も終わり集まった信者たちによる呪文の大合唱。
     大合唱とはいえその内容は赤瞳の魔王に加護を求めるもの。
     そんな歌のさなか、いまだにじたばたしているアメリアをそのままに。
     リナ達の目の前で行われている集会はやがて終わりを迎えてゆく。


     中央の闘技場からひとつ、またひとつと取り巻き達が退場してゆき。
     たいまつもそこから次々と消えてゆく。
     「ほら、いくわよ?アメリア?」
     「・・・・うう・・・・こんなの絶対に正義じゃないわ!」
     いまだにぶつぶついっているアメリアに。
     「そうはいうけど?アメリア?あいつらいくら信者といっても、
      普通の村人よ?・・・殺人犯とかになりたいわけ?」
     さらっというリナのその言葉に。
     「・・・・それはそーですけど・・・・でも絶対に・・・間違ってるわ・・・」
     などとぶつぶついいつつ、とりあえず。
     移動する信者たちの中にまぎれこむリナ、アメリア、ガウリイ、ゼルガディス。
     ちなみにいつもの服装の上に全員黒いマントとローブをかぶっており、
     それゆえに相手の顔も
     よくよく覗き込むようにしないと見えない格好をしているのだが。
     リナ達がとりあえず目指しているのはクロツたちがいる場所。
     周りにいる見張りの者たちをかわしつつ、しばらく茂みにひそみ様子をみ。
     そうこうしていると集会所にと動きがおこり。
     信者たちとは別の小さな出入り口からいくつかの影が現れる。
     数はざっと十五名。
     そのうちの五、六人が杖の先に『明かり』の光量を抑えた明かりをもっている。
     淡い光に照らされているそのうちの一人は明らかに、
     この集団の要でもあるクロツの姿。
     そのまま距離をたもちつつクロツたちの後ろから普通に道を歩いてゆくリナ達。
     
     「―おい!そこの!」
     進むリナ達の横手からひとつの声がかかってくる。
     思わず身構えているゼルガディスに。
     それから何でもないように振り向いているリナ。
     「お前ら、こんなところで何をやってる!?」
     そういいつつ警戒しつつリナ達に話しかけているその人物は。
     ガウリイよりも少し背が高い程度。
     「え・・・えっと。初めての集会で・・町の人たちとはぐれちゃいまして・・・」
     とりあえず迷った振りでごまかそうとしているリナ。
     「・・・・何だ、新人の信者か・・・迷子かよ・・・」
     ぽりぽりと頭をかきつつリナの言葉を素直に信じているそれ。
     「・・・・はぅ。こっちじゃない。村は逆だ。
       ・・・・とはいえ明かりもない山道を返すわけにもいかんな・・」
     一応、彼らの信者は男性と女性、羽織るローブの色を決めている。
     リナ達が今まとっているのは少し薄めの黒いローブ。
     それは女性が羽織る色を指し示している。
     「・・・うーん、女性ばかり・・四人・・・おい、お前ら。
       どの村からきた?」
     『・・・・・・へ?』
     『・・・・・・・は?』
     その反応に思わず間抜けな声を出しているリナとアメリアに。
     ガウリイとゼルガディス。
     「おいおい、いくら何でもこんな夜中に女性ばかり四人。
       護衛もなしに戻すわけにはいかんだろ?」
     そういえば・・・・リナがこの色・・女性が羽織る色みたいだって。
     いってましたっけ?
     などとそんなことを思うアメリアに。
     ・・・・おいこらまて。
     邪教ともいえる宗教団体に俗しているやつがそんな親切いってどうする!?
     と心で突っ込みを入れているリナ。
     「うーん、最近どうも近頃ぶっそうだからなぁ。
       それに村の連中ともあんたらはぐれたようだし。
        何でも怪しい連中がうろついている・・・という話もある。
         何かあったらいけないしおくっていってやるさ。」
     「・・・・・・リナ?この人・・・・何悪の宗教に俗しているのに・・・。
       こんな親切なのかしら?何か裏がある?」
     ぽそりとつぶやくアメリアに。
     「・・・うーん。気配からして・・・・獣人みたいだけど。」
     さらっといっているリナ。
     そんな彼の言葉には聞こえないように話しているリナとアメリア。
     「それは大丈夫よ。一応全員剣とか体術の心得ありますし。」
     そういって何とか交わそうとしているリナのその言葉に。
     「いや、だめだ。何かあったら俺たちが困る。」
     そんなことをいっているその彼。
     ・・・・おいおい。
     邪教集団に俗しているやつがそんなに親切でどうする!?
     そんなことを思わずゼルガディスまで心で叫んでいたりするが。
     そんなとりとめのない会話をしていると、

     ゴウウウウン・・・・・・・。

     少し離れた山の中から響いてくる爆発の音。
     「何だ!?」
     その音に振りかえると。
     その先−先ほどクロツたちが進んでいった方向から、
     一瞬きらめいている炎の閃光。
     「ちっ!すまんな!お嬢さんたち!悪いが送っていってやれなくなった!
      村はそっちの町をまっすぐだ!途中で枝道があるが、
        そっちにはいくんじゃないぞ!いいな!」
     そういい捨ててそちらに走っていうことする男性に。
     「・・・あ・・あの!」
     思わず呼び止めているアメリア。
     「何だ?」
     「え・・・えっと・・・名前は?」
     「デュクリスだ。またな!」
     それだけいって闇の奥にと姿を消してゆく。
     
     しばしその姿をみつつ。
     「・・・な・・・・何か敵の中にも・・・・いい人・・いるんですね・・・」
     そんなことを呆然というアメリアに。
     「・・・そーみたいね。」
     そんなことをつぶやいているリナ。
     ぐいっ。
     そんなリナを自分の方に引き寄せつつ。
     「リナ、ほかのやつのことなんか考えるなよな・・・」
     リナが自分以外のことを考えているのでやきもち焼いているガウリイ。
     「??何が?」
     わかってないリナ。
     ・・・・・はぁ。
     そんなリナに思わずゼルガディスがため息ひとつつき。
     「とりあえず、あの爆発は・・・おそらくゼロスの仕業だろう。
       いってみよう。」
     そういいつつ先を促してゆく。



     斜面のあちこちからところどころに見えている建物らしきそれ。
     かつてのレティディウス帝国の忘れ物。
     約五百年ばかりまえに滅んだ国。
     土砂と木々で埋もれているそこには入り口らしき場所がひとつ。
     とりあえず夕べのうちにマゼンダは。
     リナがルナにの献上品と称して実家に送りつけていたりするので。
     今はここにはいない。
     「・・・とりあえず明かりが漏れているそこは。
        何かわなっぽいわねぇ。」
     「確かにな。お、あっちにも入り口があるぞv」
     ガウリイが横にある小さな入り口を見つけ
     そんなことを言っているリナにいっていたりするが。
     「・・・とにかくここで話していてもはじまりません。
        いきましょう!正義のために!いざ!正義の仲良し四人組の出発です!」
     俄然張り切るアメリアのその言葉に。
     「・・・頼むから・・・その呼び方は・・・いい加減にやめてくれ・・アメリア(涙)」
     本気で疲れたように懇願しているゼルガディス。
     「まあまあ、いいじゃない。どうでも。とにかく、いきましょv」
     いくら今は男性の姿をとっているとはいえ。
     リナは別に女性になっていても男性になっていてもその体格は・・・。
     とある特徴を除いてはさほど変わりがない。
     ガウリイのように身長まで変化する・・・ということがないからなのであるが。
     こういった遺跡調査などのときには一応、
     動きやすい女性の姿で行動することが多いリナ。
     まあ、よくわななどがある場合・・・男性を中心とした罠がかけられている。
     というのがよくあるのでリナはそうしているのだが。
     かつては、こういった遺跡を調査するのはほとんどが男性が行っていたがゆえに。
     ・・・・・というか女性の力は認められてなかった・・というのが現実なのだが。
     とりあえずガウリイが見つけた入り口から。
     その埋もれた、建物の中にと入ってゆく四人。

     ちょうど建物のアプローチに当たっていた部分がクズれ、
     原型をとどめていない。
     さらに進んでゆくとぼっかりとあいている四角い黒い穴。
     かつてはここには扉があったのだが。
     左右と奥に入り口があり。
     奥の部屋から明かりが漏れ出している。

     ドウン!


     リナ達が進み始めた直後に聞こえてくる爆発の音。

     「な゛!?ゼロスのやつは何考えてる!?」
     などとぼやいているゼルガディス。
     そこで爆発があったのだろう。
     部屋がすべて黒くこげている場所が数箇所。
     「ああもう!面倒です!崩魔陣(フロウ・ブレイク)!!」
     わらわらと部屋の奥から出てくる異形のものたちにぶつりと切れて。
     いきなり呪文を唱えているのはアメリア。
     この術、周りの精神世界に流れる歪みを元に戻すことによって。
     その相手などにかけられている術を無効化するもの。
     ちなみに使いどきを間違えば仲間の呪文までかき消してしまうが。
     その奥では。
    
     『どうやらほかにも侵入者がきたぞぉ!』
     『しかたない!あれを使え!』
     などといった声が飛び交っていたりするが。

     「・・・まさか・・・もう完成しているんですか!?」
     その声に顔色の悪いアメリアに。
     「・・・あんな不完全な代物で完成・・・っていっても。
       それはまあ不完全に暴走して、ちょっとばかり、
        装着した相手を食べる代物になるくらいだとおもうぞ?」
     のほほーんととんでもないことをさらっといっているガウリイに。
     「・・・・・おいまて、ガウリイ。それはどういう意味だ?」
     そんなガウリイに問い詰めているゼルガディス。
     「いや、一応オレのご先祖が倒した・・・ということになってる、
      そのザナ・・・何とかってやつな。
        あれ不完全な封魔装甲だったらしいし。」
     さらりとなごやかにののんびりとそんなことをいうガウリイに。
     「うーん?でもそれでもいくらなんでも金色の力にはかなわないし?
       面倒だからここで一発vギガすれでもやりましょうか(はあと)」
     にこやかにさらに飛んでもないことをいっているリナ。
     「あ、リナそれいいわ!こんな悪の拠点なんて!
       なくなったほうが世の中のためよ!」
     そんなリナのその言葉に同意しているアメリア。
     『ちょっとまてぃ(まってくださいぃぃ)!!!』
     そんなアメリアの言葉をさえぎるように聞こえる声は二つ。
     ゼルガディスと・・・そして。
     「あら?ゼロス?あれは見つかったの?」
     「ゼロスv約束だったよな(はあと)」
     いきなり出現したゼロスに動じることもなくさらっと言っているリナに。
     これまたにこやかに笑みを浮かべてゼロスに詰め寄っているガウリイ。
     さりげにその視線が・・・・リナとあまり親しくするな。
     と物語っていたりするのだが。
     その当のリナは・・・今だにガウリイの涙ぐましいアピールに。
     まったく、これっぽっちも気づいてないのだが。
     「うう・・・・約束ですからね・・・。
       でもガウリイさぁぁぁん、お願いですからそれ・・・
         むちゃくちゃに不完全ですし・・・用事が終わったら、
          僕に処分させてくださいませんか?ね?お願いしますよ(涙)」
     そういいつつ手を組んでガウリイに懇願していたりするゼロスの姿が。
     「・・・・お前、本当に魔族か?」
     そんなゼロスをみて思わずあきれたため息ついているゼルガディス。
     「ゼロスさん、やっぱりゼロスさんは魔族なんてやめて。
       真人間になりましょう!今なら正義の仲良し四人組に加えて差し上げます!
         正義の仲良し五人組です!」
     そんなことをいうアメリアに。
     「・・いや・・・さすがに・・・それは・・ご遠慮したいかと・・・・」
     じりじりと後退してゆくゼロスに。
     さらに説得を試みようと詰め寄るアメリア。
     「おーい?それはいいけど?のんびりしてたら・・開放されてるぞ?」
     「・・・・・げ!?ガウリイ!?間に合いそうにないし!
       移動おねがいv」
     「・・・・・・はいはい、リナのいうとおりに(はあと)」
     ガウリイの言葉に部屋の奥にひとつの気配を感じ取り。
     呪文が間に合いそうにないことを悟り。
     ガウリイに瞬間移動を強要するリナ。
     まあリナとガウリイならば結界でどうとでもなるのだが。
     いかんせん。
     周りがすべてなくなった場所にぽつりと立っていても、
     自分たちはここにいますのでどうぞどうとでもしてください。
     といっているようなもの。
     
     リナの言葉にガウリイが何やら小さくつぶやくのと同時に。

     ぐらり。
     一瞬・・・リナ達の視点は・・・ゆれてゆく。


     それとときを同じくし。


     ドグゥゥゥゥン!!!!

     今までリナ達がいたそこから。
     爆発の音と・・・そして、銀光の一閃が
     辺りをなぎ払ってゆく光景が見受けられていたりする。
     
     「・・・・何かんがえてんのかしら?あいつら・・・・・。
      アジトを自分たちでつぶすなんて・・・」
     山から伸びる閃光をみつつ。
     村に続く小道でリナが小さくつぶやく光景が。
     そこには見受けられてゆくのであった。
     
     
                                        −続くvー

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    あとがきもどき:
           薫:・・・・次回でデュクリス登場v
               ・・・・・・生かすか殺すか・・・・。
             ・・・・・・・・ゼロスしだい・・・とゆーかガウリイしだい?
   (リナと仲良く話す行動にガウリイがゼロスに攻撃許す←当然リナは気づいてない)
             もしくは以前と同じく。
             合成されているそれをリナ達が戻す。
            (その場合・・・漫遊記とかなり似たり寄ったり?汗)
            ・・・・・あと少しだ・・・・この白金の魔編も・・・・。
            ・・・・一部終了まで・・・まだまだだし(涙)あう・・・・。
            などとぼやいている今現在・・・・。
            2003年7月4日ただいま23時20分。