起きたら九時でした(笑)
さて・・・・・。
仕事にいく十時半までに打ち込みできるかな?
ちなみに。
昨夜は一時半までティルズをしてましたv
・・・・・・レベル・・・上げないとなぁ・・・(しみじみ・・・)
なのでうろうろとしております(こらまて!)
ちなみに、今はファンダリア王城の襲撃シーン(こらまて!)
そんなこんなで。
2003年の5月17日・・・・。
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狭間の選択 ~ザナッファー~
思わず後ろに退いてしまうのは。
仕方ないといえば仕方ないこと。
まず、ゼフィーリアの【インバース】。
ゼフィーア自体、彼らにとっては鬼門といっても過言でない場所。
何しろ、そこに向かって生きてもどれる仲間など。
はっきりいって皆無。
何しろ、殆どがスデなどで。
彼らのような魔族を倒せる実力を持っているといっても過言でない。
まあ、さすがに。
純魔族といった自力で具現化している彼のような存在は。
普通の攻撃などは通じないので。
意味がないといえば意味がないが。
そしてまた。
【ガブリエフ】この名前は。
はっきりいって上層部では。
完全にとはいわれてはいないが。
絶対!に手を出さないようにといわれている一族。
まあ、それが。
どういう理由なのかは彼らのようなしがない神官風情には。
分からない。
という理由もあるが。
・・・・何しろ、彼らの主である魔王が固く口を閉ざしているがゆえに。
わかっているのは【あの御方】と関りが何らかの形で強いということ。
噂では、あの御方が育てたといっても過言でない、
人間の子供がいるとかいないとか。
どうしてそんな二人が一緒にいるのか。
頭の中は混乱気味。
「ほう、この反応ということは。
やはりコイツは魔族なのか・・。」
もう何かどうでもよくなっているような気がするのは。
おそらく自分の気のせいではないであろうな。
などと思いつつ、苦笑して。
そんな黒い神官服を着ている男性を見ているゼルガディス。
「ゼロスさんといいましたね?!
さあ、今すぐ魔族なんて半端であこぎな商売なんてやめて。
真人間になりましょう!」
そんなゼロスの横で。
そんなことを言っているアメリア。
「・・・・で?まさか、黄様達魔族の仕業か?これは?」
今回の一件は。
魔族が絡んでいるのでは。
などと思いつつ、腕をくみ。
質問を投げかけるそんなゼルガディスのその言葉に。
「いやですねぇ。違いますよ。
ええ。僕も滅びたくないですから。
この際、いっちゃいますけど(はあと)
僕達は何もしてませんよ?
まあ、魔王様から離反したガーヴが何かをたくらんでいるのは。
知っていますけど。
僕のお仕事ではないですし(はあと)
あ、ちなみに、僕今、写本の処分の役目を任されてまして。
はっはっはっ(はあと)」
にこやかに頭をかきつつ。
笑いながらあっさりと言い切るそんなゼロスのその言葉に。
「・・・・・・何?」
その言葉にすっと目を細める。
それでなくても。
写本などといった、異世界黙示録(クレアバイブル)の数は。
限られているとされている。
そんな少ないものをこんな魔族が処分などしていれば。
間違いなく自分が見つける確率は低くなる。
「ずいぶんのんびりしてるわねぇ。
確か前ゼフィーリアに来た時、約十何年か前も。
あんた、写本の処分してなかった?」
あきれ混じりに溜息をつくリナのその言葉に。
「はっはっはっ。ええと、リナさん・・・でしたっけ?
そりゃ、一気に処分したら楽しみがなくなるじゃないですか(はあと)
何しろ、千十二年前からずっと僕、このお仕事こなしてますし(はあと)
まあ、正確にはそれより前からですけどね(はあと)」
何しろ。
どこをどう間違ったのか。
さすがに伝承などで伝わることなどには。
間違って伝わることが多い。
そう、噂話がいつのまにかまったく違うものにと変化を遂げるように。
それゆえに。
間違った知識などが広まる可能性もあり。
そんな知識を広めるわけには彼ら、魔族としても好ましくもなく。
「・・・・・・・・・ゼロスさん?
いったい何歳なんですか?」
その言葉に目を丸くして質問しているアメリアに。
「ちっちっちっ。アメリアさん。
レディに年齢を聞くものじゃありません(はあと)」
そいって指を横に振っているゼロス。
「・・・・・・あんた達には性別なんて関係ないといえば関係ないでしょうが・・・。」
思わず。
そんなゼロスの様子をみて溜息一つ。
あきれまじりにリナがつぶやき。
そして。
「ま、いいわ。それより、ゼロス。
あんた、彼らのアジト・・知ってるのよね?
面倒だから、先に彼らのアジト、つぶしてから。
そーしてプラムさんに写本を譲ってもらえるように交渉するわ。
まあ、私は用事はないんだけどね。ゼルがそれに用事あるから。
もっちろん?いやとはいわないわよねぇ?v」
そんなリナのその言葉に。
「えええ?人間に余計な知識を与えるのは・・。」
ぶつぶつ言っているゼロス。
「それが駄目だっていうんだったら。
姉ちゃんにゼルを合わせるか。
もしくはガウリイにいって、【彼女】を呼んでもらうか。」
にっこりといったそんなリナの言葉に続くように。
『なぁに?何か用事?』
あたりに凛とした声が響き渡り。
―ぴしり。
そのままゼロスは直立姿勢のまま凍りつく。
「あ・・あはは・・・分かりました・・分かりましたぁぁぁ!!!!!!(涙)」
その声の主が誰であるのか一瞬のうちに理解をし。
知りたくもなかったが。
だくだくと涙を流して了解するゼロス。
「あ、エル、何でもないのV」
ふとリナがそのゼロスの返事をきき。
上空にと語りかけると。
上空に漂っていた雰囲気が一瞬のうちにと掻き消える。
だくだくだく・・・。
「うう・・・・・。
どうして僕がこんな目に・・・・うう・・・。」
「ええええい!うっとうしい!」
その場にいじけてのの字を描き始めているゼロスを。
足蹴りにしているリナ。
「・・・・ま、まあ。ともかく。これで写本が手にはいるな。」
「よかったですね!ゼルガディスさん!」
とりあえず。
深く考えないようにしたほうが。
自分達のため。
そう判断したゼルガディスとアメリアは。
そんなことをいいつつ。
足蹴りされているゼロスをみつつ。
そしてまた。
「ああ!リナ、何そいつなんかと仲良くしてるんだぁ!?」
違う意味でゼロスに突っかかっているガウリイをみつつ。
ただただ。
ふたり。
空を眺めているのであった・・・・。
「・・・・・邪魔をするやつは容赦せん。」
その言葉と同時に。
黒い闇が駆け抜けたかと思うと。
辺りに転がるのはかつて人と呼ばれていた肉の塊。
黒い服に身をつつみ。
目だけを出しているその人物。
そして。
「・・・・・・はぁ。」
溜息一つ。
身一つで。
お使いをしてくるようにと言われた。
それならまだいい。
だがしかし。
その頼まれたものが。
彼にとっては尋常ではない値段であるのを覗いて。
しかも。
お金などは一切もたされず。
かといって。
一度家に戻って工面などすれば。
息子のアベルに気付きかれない。
だとすれば。
手っ取り早い方法は。
『仕事』をして稼ぐのみ。
まあ、セイルーンの依頼を受ける前から。
つなぎはあった。
あれならば。
表には出ないから。
別に軽く仕事をこなして。
お使いの金額を稼ぐなどということは。
造作もないこと。
いきなり、どこかに飛ばされて。
しかも、まあ、その家の人達や。
町の人々の常識外れた強さを目にし。
しかも。
まったくもって彼の力などつうようせず。
しばらくは、更正と称して。
その家の長女と戦わされていた彼は。
どこか世の中を諦めきったような感覚に捉われかけていたりする。
「・・・・とりあえず、この依頼が終れば・・・。」
目標金額まであと少し。
まあ、お金を稼ぐ方法は。
他にもあるのかもしれないが。
何しろ、数億という金額を稼ぐのには。
この方法が一番手っ取り早い。
・・・未だに。
その怖さを完全に理解してないがためか。
まだ完全には更正を果たしていないその彼は。
ともかく。
だがしかし。
あの家族のいうところの。
『お仕置き』
その恐怖は一度味わえば二度と味わいなくも当然なく。
ただもくもくと。
頼まれたお使いをはたすために。
お金をためている今の現状・・・・。
「・・・・つまり、今村を襲っている怪物は。
あのプラムの弟というわけか・・・。」
吐き捨てるようにとつぶやく。
自分とて人に今の体にされている身。
他人のこととは思えない。
そんなゼルガディスの吐き捨てるようなその言葉に。
「まあ、人間の好奇心は限りがありませんからねぇ。
あの人、クロツさん・・・あ、今回の騒ぎを起こしている。
とある宗教団体の長なんですけどね?
いやぁ、結構面白いんですよ(はあと)
子供なんかを拾っては実験なんかされてて。
後は傷ついた兵士なんかを集めては。
実験体にして、使える駒を増やしていまして(はあと)」
あるきつつ。
にこやかに説明してくるそんなゼロスの説明に。
「どうしてゼロスさんはそこまでわかっていて!
何も手を打たないのですか!?」
怒りをあらわにして、ふるふると拳を握り締め。
そんなゼロスに問い詰めているアメリア。
「いやぁ、だって僕には関係ないですし・・・。」
少し困ったような表情をして。
ぽりぽりと鼻の頭をかきながら。
「それに、僕達は何もしてませんよ?
それをやっているのはあくまで人間・・つまり。
あなたたちと同族なんですから(はあと)」
そうきっぱり言われては。
言い返しようがない。
確かに。
非道と思えるそんなことをしているのは。
紛れもなく自分達と同じ種族でもある人間のそれなのだから。
「僕としては、今まではあまり目立った行動はしないように。
そういわれてたので、のんびりと調査してたんですけどねぇ。
でもまあ。クロツさん達にあれが渡ると。
少々面倒なことになるので。獣王(グレータービースト)様から。
多少は行動を起こしてもいい。そう了解を得まして(はあと)」
にこやかに微笑みつつ、山道を歩きながら。
そんなことを言っているゼロスのその言葉に。
「一体、その写本には何が書かれているんですか?」
ふと。
疑問に思う。
子供を・・・・あのブラムの弟を合成獣の魔獣とかして。
そこまでして、手にいれようとしている彼らの組織にも。
そしてまた。
かたくなにそれを拒んでいるいうプラムのその行動にも。
「確か、レテディウスには、あれの原型があったんじゃ?」
ふと。
ルナから教わっていたことを思い出しつぶやくそんなリナのその台詞に。
「ええそうですよ(はあと)
さすがリナさん(はあと)
プラムさんがもっていらっしゃるのは。
あなたたちがいうところの、ザナッファー。
あの作成方法が書かれている写本のはずです(はあと)
いやぁ、百年ほどまえに。
その写しは処分させていただいたんですけど、ねぇ(はあと)」
百年ほどまえ。
その写本が本物なのか。
疑問に思った当時のプラムの先祖が。
サイラーグの魔道士協会と共同して。
写本に書かれているそれを実行した。
・・・・問題は。
それを身にまとったそれが。
・・・・魔王の力の残留力を宿していた。
ということもあり。
それは。
その力と溶けあって。
暴走を始めた。
そんないきさつがあったりもする。
しかも。
効力を挙げるために、近くから捉えてきた、
ブラス・デーモンをも合成してしまったから。
人の力で太刀打ちできるはずもなく。
まあ、あのときは。
かなりのお食事が楽しめましたけどね(はあと)
そんなことを内心つぶやきほくそえむゼロス。
「まあ、実際とはかなりかけ離れてるッて。
ルナ姉ちゃんもいってたしねぇ・・・。」
ふと思い出す。
人は愚かだけどだけど。
その過ちを正すこともできる。
そんな姉のその言葉を。
当時。
人の探求心から。
生み出されてしまった、ザナッファー。
魔獣ザナッファー。
それは一夜にして、当時魔道都市として名高かった、
サイラーグを崩壊させ。
近隣の町や国などもまた。
壊滅寸前にまで追い込んだ。
それを倒したのが、ガウリイの一族の先祖にあたる彼ら。
彼の一族が伝えている、ゴルンノヴァ・・・・光の剣を用いて。
『・・・・・・・な゛っ・・・・。』
あっさりとしたリナ達のその会話に。
思わず絶句する。
ということは。
それに書かれているのは。
間違いなく、あの魔獣の作り方。
人を何のためらいもなく合成獣にするようなやからである。
そんな人間達にそれが渡ると。
どういうことになるものか。
いわれなくても理解はできる。
「・・・・・・・・・とにかく、急ごう・・。」
「・・・・ですね・・・。」
こうなっては。
彼らの手に渡るその前に。
それを処分するのが一番確実。
そんなことをおもいつつ。
無言で短い言葉だけを交わして。
顔を見合わせているアメリアとゼルガディスであった。
「何度いわれても!あれのありかはいえません!」
彼ら・・・・リナ達が。
ゼロスにつれられて。
アジトに向かっているその最中。
村長の家から家に戻っていたプラムの元に。
出現している体格のいい男性が一人。
「ふふ。貴様が強情を張っていれば。
弟はどんどん苦しむことになる。
そして・・・・村人・・・もな。」
その言葉にはっとなり。
「・・・・まさ・・・か・・・。」
ある可能性が見出される。
いく度かその魔獣とであったことはある。
あるが。
なぜか自分には手を出してこなかったそれ。
顔面が蒼白になり、血の気が引いてゆくのを感じ取りつつ。
「・・・まさか・・・あなたたち・・・。」
震える声で問いかける。
「別に問題はないだろう?
なぁに、無事には違いないさ。ただもう人でなくなっているだけで・・な。」
「ひ・・・・・人でなしぃぃい!」
これまで強情に頑張ってきていた。
いずれは弟を助けて。
元の生活ができるのだ・・・と。
「お前が早くあれを渡してくれさえすれば。
あいつをお前の元に戻してやろう。
それとも・・・何か?
あのまま、弟に人間を殺させ続けるつもり・・・か?」
にやりと。
笑みを浮かべてプラムを見据えるその瞳に。
がくっ。
力をなくして座りこむ。
「・・・わかり・・・ました・・・。」
これ以上。
弟に人殺しをさせるわけにはいかない。
すくなくとも。
リナ達が彼ら、魔王を信仰しているというとある宗教団体の、
近くにあるアジトの一つに向かっているその最中。
プラムが彼らの手に落ちようとしていることを・・・・。
まだリナ達は知らない・・・・。
-続くvー
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あとがきもどき:
薫:・・・・・・さって。
次回でズーマの登場ですっと(まて!)
・・・・少しばかりギャグがはいります(爆!)
でも一応・・・シリアス・・・・のはずなんだけど・・ねぇ?(笑)
んではではv
・・・・・・・さいきん、後書きが短いなぁ(自覚はある・・・・笑)