何か久しぶり打ち込みだなぁ・あはは・(汗)
それはそーと。只今2003年の5月16日の午前十時。
さあ!
仕事にいくまでに更新できるか!?
とゆーか絶対に無理!(笑)
何はともあれv
いくのですvv
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狭間の選択 〜ゼロス〜
−ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!
深夜に鳴り響く。
叫び声。
「何だ!?」
「何?」
「何なんですか!?」
「ん?」
がばっと飛び起きるリナ達。
部屋があまり空いていないというので二つの部屋にて部屋を取っているリナ達。
ガウリイは何やらぶつぶつとはいってはいるが。
いつもなら、女性の姿になって。
リナと同室。
それがガウリイの日常であるのだが。
今回、プラムとであった時に。
男性の姿であったがために。
彼女を驚かさないようにというリナの意見に従って男性のままでいるがために。
それゆえに。女性陣と男性陣で部屋が分かれたのである。
叫び声に気がついて。
服を着替えて外にでる。
「・・・・・・これは・・・・。」
そこに転がっている数個の何か。
辺りには月明かりでどす黒く赤い何かが散らばり。
何か強い力で引き裂かれたのか。
手足や首などが。
いたるところにと散らばっている。
「・・・・・・・どうやら犠牲者のようだな・・。」
村長がいっていた。
正体不明の化け物。
来る時に。
何かが森の奥にと移動するのを目の端にとらえたが。
「・・・・たす・・け・・・・。」
手足を片方づつもがれ。
おなかを半分ぽっかりと。
何かに食いちぎられたようにと失い。
血の飛び散った木に寄りかかるようにして。
虚ろな目でつぶやいている男性が一人。
「ガウリイ。」
それをみて。
リナがガウリイに視線で語りかける。
「・・・・こんな・・。」
こんな状態では。
リザレクションでも復活は・・・。
などとアメリアが思っているその前で。
「はいはい。」
リナに言われるままに。
手をかざす。
「・・・・・・。」
何かアメリア達の聞きなれないような言葉をガウリイがつぶやくと。
ポウ。
その刹那。
その男性の体が淡い光にと包まれて。
一瞬の後には。
まったく怪我一つない体にと変化を遂げる。
「はいvご苦労様(はあと)ガウリイv」
にっこりほほえむリナをみて。
「リナもできるだろうが。これくらい。」
そういいつつも、リナに頼られるのはうれしいガウリイ。
「できるけど。面倒だから(はあと)」
そんなガウリイの言葉をさらりと交わして。
どさくさにまぎれてリナの肩に手を置こうとしていたガウリイの横から。
するりと移動する。
ただ。
むなしくガウリイの手が空中にと漂っているが。
リナはガウリイが自分の肩に手を置こうとしていたことに。
まったくもって気づいてないが・・・。
「・・・・う・・・。」
ふと気がつけば。
怪我をして、今すぐに死ぬと思われた体が。
まったく無傷にと直っている。
思わず驚愕し。
辺りを見れば。
そこにいる男女四人。
「さって。何があったのか、説明してよね?(はあと)」
そうにっこりと微笑みかけるリナに。
「・・・・リナ、それはお願いというより、脅迫に近いわよ?」
リナの手にある、魔力の光の球をみて。
苦笑交じりに言っているアメリア。
リナの目が。
説明しなかったらこれを叩き込む。
と無言で物語っている。
そこまでする必要もないように思えるのであるが・・・。
「わ・・・わかった!説明するから!」
助かったのはいいものの。
呪文で黒コゲにされたのではたまらない。
周りを見渡せば。
むせ返るような匂いが漂い。
その血の匂いによいそうになる。
助かったのは自分だけだと。
一瞬のうちに判断するが。
夜。
見回りをしていた。
そんな中。
雲に月が隠れたその闇の中で。
何かがうごめいたような気がした。
身構えるより早くに黒い何かがうごめき。
そして。
仲間が始めに背中から、血を流して。
頭をもぎ取られて・・・。
今でも先ほどの光景は目に焼きついていて離れない。
かすれる声で説明してゆくその剣士の言葉に。
「・・・・それで?どっちにそれはいったんですか?」
アメリアの問いかけに。
はっと目を見開き。
「・・・ま・・・まさか、あんた達追う気じゃ・・。」
勇者として、自身があった自分達メンバーですら。
あっさりとやられた。
目の前にいる少女や男性たちが。
自分達より腕が立つとは到底思えない。
・・・・この辺りそのものが。
彼らが自分達が思っているほどに。
実力がなかった証拠ではある。
・・・・・アメリアやゼルガディスはともかくとして。
・・・・・・リナやガウリイ。
特にすでに世界を治めているという、魔王や竜神達ですら。
かなわない腕になっているガウリイに。
かなう普通の生き物がいるであろうか・・・。
まあ、別の意味でガウリイにはリナは勝つが。
「アメリア、追いかけるのは明日にしましょ。
夜更かしは美容の天敵よ?」
リナの言葉に。
「それもそーですね。ならゼルガディスさん、ガウリイさん。
とりあえず、まだ近くにいるかもしれませんし。
見回りよろしくお願いします(はあと)」
確かに、リナのいうとおり。
夜更かしは美容の天敵。
それに眠い。
はっきりいって。
そういってぴっと手を額に当てるアメリアをみつつ。
「・・・・アメリア、お前、リナに最近どんどん似てきてないか?」
溜息交じりにつぶやくゼルガディス。
「え・・・・えええええ!?ゼルガディスさん!
冗談にもイっていい事と悪いことがありますよ!」
その台詞に本気で驚き抗議の声を上げるアメリアに。
「んっふふふ。アメリアちゃぁん?(はあと)
これはしっかりと話し合う必要がありそうねぇ?(はあと)」
にっこりと笑うリナだが。
・・・・・目が笑っていない。
「ああああ!リナ!他意はないわ!事実を言っただけで!」
そんなリナに思いっきり墓穴の言葉をいっているアメリアをみつつ。
「・・・・・・・・・墓穴をほってどうする・・・・。」
深いゼルガディスの溜息と。
「ブラスト・ボム!!!」
にっこり笑ったリナの術が炸裂する。
ドォォォォン!!!!
深夜。
黒い闇に覆われているその風景が。
一瞬。
まばゆいばかりの明るさに覆われ。
次の瞬間には。
リナ達の周りにあった森が。
一瞬のうちにと掻き消えているのであった。
かさり。
「・・・・うーん。一体あの人・・・でもオモシロそうですね(はあと)
これは、退屈しなくてすみそうです(はあと)」
そんなことをつぶやきつつ。
未だに地面が煮沸しているその場所に。
すでに宿屋に戻ったリナ達の姿が消えたその後に。
その場に佇んでいる黒い神官服を着た一人の男性。
・・・・・正体を知っていれば・・。
あの、ルナの・・・・赤の竜神の騎士の妹だと。
知っていれば。
ちょっかいをかけようとも思わないのであろうが・・・。
不幸なことに、彼は。
その事実を・・・そしてまた。
ガウリイのことすら。
まったくもって知らないのであった。
「・・・・そんな・・。」
「お前が大人しくいうことを聞かないと。
弟がどうなってもいいというのだな?」
家の中から聞こえてくる声。
「弟は、関係ありません!ディルは何もしりません!
それに私も何も聞いてはいません!
あれは父たちから世に出してはいけないものだ!
そう何度も説明しているじゃないですか!」
悲鳴に近いその声に。
「・・・・強情だな。
まあいい。次こそは・・・いくぞ。」
そういいつつ。
プラムの元に訪れていた男性は。
意味深な笑を浮かべて。
そのまま。
その村長の家を出てゆく。
「・・・・あれは・・・・決して外にだしてはいけないのです・・・・」
ただただ。
プラムのつぶやきが。
誰もいなくなった部屋の中にと。
響き渡ってゆく・・・・・・。
「結局、この村を襲っている怪物って・・。
何なんでしょうか?」
次の朝。
結局昨夜は。
リナにお願いされたこともあり。
渋るゼルガディスと一緒に。
リナ達に危害が加わらないようにと。
村の中を見回っていたガウリイとゼルガディス。
リナが絡んだガウリイに喧嘩をふっかけるなど。
ゼルガディスとて命は惜しい。
昨夜、襲われた現場は。
すでにリナが放ったたった一つの呪文によって。
巨大なクレーターと化して。
未だにその大地が熱をもち、煮沸しているという実情もありはすれ。
とりあえず。
その怪物を何とかしないと。
写本のありかすら聞きだせない。
「うーん。あれ、どうやら人間をペースにして。
異形かされてるようみたいだけど。」
「だな。基本になっているのは人間の子供だな。」
さらりとそんな会話をしているリナとガウリイ。
ぴたり。
そんな二人の会話をききつつ。
足を止め。
『――な゛!!!!!!?』
思わず振り向く。
そんな彼らの耳に。
「・・・よくわかりましたねぇ。さすがですね。」
何とものんびりとした声が。
なぜか上空から響いてくる。
見上げれば。
鬱蒼と茂る木の頂上に。
一人の人物の影が見え隠れしている。
そのまま。
すとん。
マントをたなびかせて。
降りてくる黒い神官服を着込んでいる男性。
おかっぱ頭ににこにことした笑顔。
「・・・・貴様は誰だ?」
警戒をしつつ。
手を剣にとかけて。
問いただすゼルガディスに。
「ああああ!高いところから出現するには。
もうすこし、こう雰囲気というものが大切なんですよ!」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』
違うところで抗議の声を上げているアメリアに。
思わずこめかみを押さえつつ。
溜息をつくリナ。
そしてまた。
一瞬、無言になるゼルガディス。
「こ・・・・この人・・・変わってますね・・。」
そんなアメリアの言葉に。
にこにことした笑顔を崩さないまま。
ちらりとアメリアをみてそんなことをつぶやいている。
今木の上から飛び降りて登場してきた怪しい神官。
「まあ、アメリアだし?ところで、あんたはこんな所で何をしているの?」
「え?見ての通り、村人に雇われて。
今回の一件の解決を(はあと)」
そうにっこりと微笑むその台詞に。
『魔族のあんたが(か)?』
同時に突っ込みを入れているリナとガウリイ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?』
「・・・・・・・・・・・・・・・・な゛!?」
さらりといったリナとガウリイのその台詞に。
目を丸くするアメリアとゼルガディスと。
そしてまた。
いきなり初対面で正体を見破られたので。
そのにこにことしていた笑顔を驚愕のそれにと変えて。
紫の目を見開いて。
驚愕して思わず一歩後ろに下がっている怪しい神官。
それはそうであろう。
彼は自分は完全に人のそれにと姿を変えて。
気配すらも隠している。
高位の存在になればなるほど。
それは完全に異なる生き物などに形を変えるなど。
たやすいこと。
普通見破られるわけはない。
だがしかし。
目の前にいるリナとガウリイと呼ばれているこの二人の人間は。
そんな自分の正体を。
いともあっさりと見抜いて言い切っているのである。
「・・・あ・・・あはは・・・。
初対面でそんなお茶目なジョークを言われるとは・・。
あなたたち、かわってますねぇ?あはは(はあと)」
そういいつつ。
額から大量に冷や汗まで具現化し。
声を震わせて笑っていっているのでは。
説得力などあるわけもなく。
「ん?何いってるんだ?確か、ゼラスさんとこの神官じゃなかったか?
子供のころちらっとみたことがあるけど。俺?」
「うーん。私は姉ちゃんにこづかれているこいつをみたことがあるわね。
子供のころに。」
ガウリイは昔。
稽古。
と称されて。
よく、この世界の魔族や神族だけならまだしらず。
異世界とも呼ばれている世界のそれらにも。
・・・・・育ての親でもある、金色の王たちに連れられて。
いろいろと出会っているという実績があり。
そしてまた。
リナはリナで。
以前、ゼフィーリアにやってきた。
この神官を自分の姉が麺棒で小突き倒したことがあることを。
知っている。
「・・・・・・・は?僕・・・あなたたちとは初対面ですけど?」
二人の会話に首をかしげる。
というか。
いきなり、上司の名前をさらりと言われて。
驚いている。
そういう事実もあるのであるが。
「は?だって、あんた、獣神官(プリースト)ゼロスでしょ?」
「そうそう。エルさん達が、結構便利なつかいっぱしり。
そーいってたぞ?」
さらりと名前を言い切るリナに。
さらりと爆弾発言をしているガウリイ。
「・・・・・・・本当にこいつ、魔族なのか?」
つぶやくゼルガディスに。
「でも、カンヅェルの件がありますし。
ここは、やっばり。一番無難な方法で試してみましょう。」
そういってにっこりと。
すぅっ。
すちゃりと。
なぜかいつもマントの後ろにと隠し持っているイヤホンを取り出して。
息を吸い込み。
「人生ってすばらしい!いきてるってすばらしい!」
いきなり、命の尊さを歌いはじめるアメリア。
「・・・・うっ!?」
まさかいきなりそんなことを言われては。
・・・・魔族でなくてもひくと思うのであるが・・・。
「それか、こういう手もあるな。
おい。貴様、金色の王(ロードオブナイトメア)を知っているか?」
さらりと。
こちらもまた。
爆弾発言に近い言葉を発しているゼルガディス。
その言葉に目を見開き。
「そ・・その名前をみだりにいわないでください!!!!!!
僕程度が耳にするにも過ぎた御名です!」
悲鳴に近い声を出しているそれに。
「・・・・間違いないようだな。」
「・・・・・・・どーいう確認をしているのよ。ゼルは?(笑)」
その反応で魔族かどうかを調べているゼルガディス。
・・・さすがに。
リナとガウリイと共に行動をしていて。
世間一般の常識が。
この二人に当てはまらない。
というのは身にしみて分かっている。
一番手っ取り早い方法ではある。
人でないかそうであるのかを調べる方法としては。
・・・まず人だと。
その意味すら分からない。
金色の王が指し示すその言葉の意味ですら。
まあ、ゼルガディスが完全にその本質を知っている。
そういうわけではないにしろ。
魔族と神族の産みの母であるということは。
・・・・本人やリナ達に聞いていてそれは知っている。
そんなゼルガディスをみて苦笑交じりに笑っているリナ。
「もしかして、あんた。
まぁだ写本の処分なんかしてるの?
十年以上前から?暇ねぇ。獣神官ってやつも。」
リナが住んでいたゼフィーリアにやってきたときも。
彼はそのことでゼフィール・シティにとやってきた。
「・・・・あ・・・あの・・・。」
一体この人間達は誰なのか。
戸惑う彼。
「あ・・・・・・あなたたちは・・・一体・・・。」
震える声で問いただす。
というより。
『あの御方』のことを知っている。
それだけで警戒するに値する。
そんなゼロスの言葉に。
「俺はガウリイ。ガウリイ=ガブリエフ。」
「私はリナよ。リナ=インバース。」
本名でないが、短くした名前を言っているリナとガウリイ。
「・・・・インバース・・・・ガブリエフって・・・・・・っ・・・・。」
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・
ずざざぁぁぁぁ!!!!!!
「エエエエエえええええええええええ!!!!!!!?
ルナさんの妹さんにあの!ガブリエフさんの子供ですかぁぁあ!?」
思いっきり。
音を立てて。
後ろにと引いてゆく。
・・・・彼は上司から。
・・・・・・・ガウリイのことは昔。
聞かされたことがある。
・・・・・金色の王たちが育てているといっても過言でない・・。
・・・・・人間(?)の子供のことを・・・・。
そしてまた。
インバースという苗字は。
彼にとっては忘れられないというか機具する名前に他ならない。
・・・何しろ。
あの、赤の竜神。
その転生体がいる一族の名前であるがゆえに。
彼の名前は、ゼロス。
獣神官(プリースト)ゼロス。
この世界の魔王の腹心の一人。
獣王(グレータービースト)ゼラス=メタリオムが産みだした。
ただ一人の直属の部下であり。
一応、魔王や腹心を覗けば。
次に実力を誇る・・・・超高位魔族・・・・。
−続くvー
#####################################
あとがきもどき:
薫:ふふふv
ゼロス登場ですv
リナちゃん、ガウリイくん。
あっさりとゼロスの正体見破ってます(笑)
こーして逃れられなくなってゆく(笑)
ま、中間管理職の定ということで(爆!)
んではではv
またv
あ、一応ズーマもでてきますよ?ええ(笑)