ふふふふふふふふふふふv
    アルフレッドの教育者v
    誰でしょうねぇ?(まてまてまて!)
    ちょっと想像通り?(それか期待はずれ?ともいうかも?笑)
    の人物がちらっと登場なのですv
    んではではv
    セイルーン偏、一応の終わりですvv
    では、いっきます!!!


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        狭間の選択     〜アルフレッドの教育者〜

 
    「結局詳しいことは判らなかったわねぇ。
      ああもう!腹立つ!」
  
    ザシシシシュ!
   

    などといいつつ、辺りに完全に八つ当たり。
    とりあえず、カンヅェルから聞き出した事実は。
    リナ達にとっては余り有益と言えない事柄であった。
    聞けば。
    何か、冥王が。
    自分・・つまり、【リナ=インバース】を使って何かたくらんでいるらしい。
    そう、彼等の流派に何かが伝わったらしく。
    それを阻止するべく、リナにチョッカイをかけようとしていた。
    という事実のみ。
    リナ達の誠意ある説得に応じて。
    素直に全てを話したカンヅェルは。
    そのまま。
    その全てといっても過言でない、本体そのものである、
    精神体の全てを。
    料理され、食卓に並べられ。
    すでももう何処にもいない。
    というか、存在していた痕跡すら。
    もはやこの世界の何処の次元を・・次空を探しても。
    何処にももはや存在しない。
    まあ、といえども。
    一応、何か人手が足りないとかいって。
    戻る際に、彼の魂そのものを。
    どこかに連れて行っていたエルとユニットがいたりするのは。
    この際、リナは見なかったことに決め込んでいる。


    あたりにリナの放った光の刃が突き刺さり。
    辺りに広がる光景は、無数の人のうめき声。

    記憶をなくしてしまったアルフレッド。
    その彼をそのまま、セイルーンに置き去りにし。
    とりあえず、金色の王たちから聞いた。
    ある情報を手がかりに。
    この世界の腹心の一人でもある、冥王フィブリゾ。
    意味もなく利用されるのは、はっきりいって好きではない。
    まあ、好きという人間もいないであろうが。
    なぜか、笑って詳しいことは言わずに去っていったエルとユニット。
    その二人を見送ってからしばらく後に。
    何でも、アルフレッドの教育を。
    誰がやるかということになり。
    面倒なことになる・・というか。
    リナはあまり会いたくない気配を感じたので。
    そのまま、セイルーンを出発し。
    
    そして、今に至っているのである。


    「・・・・だからといって・・これはあんまりだと思うぞ・・・。」
    溜息をつかずにはいられないゼルガディス。
    「何を言っているんですか!ゼルガディスさん!
     これは、この世の中に正義を広める第一歩です!
      さあ、ゼルガディスさんも一緒に!」
    などといいつつ。
    リナと共に。
    リナは攻撃呪文を。
    アメリアは、アメリアで、体術を。
    互いに使いつつ、セイルーン城を出発し。
    とりあえず、情報収集には。

    結構闇ルートの方がいろいろと知っている。
    そういうリナの意見によって。
    毎晩のように、こういったことが行われていたりする。

    ―盗賊いじめ。

     それは、リナの趣味の一つでもある・・・・。




    「とりあえず、例の王国の生き残り。
      という人物がいるという場所にいきましょ。」
    盗賊を壊滅させる中で得た情報。

    とあるかつて滅んだ王国の生き残り。

    その生き残りがいるであろう場所にむけて。
    出発を開始しているリナ達一行。

    この日。
    セイルーン国の中から。
    また一つ、すでに数を上げれば限りのない盗賊団が。
    この世の中から完全にと消滅してゆくのであった。





    「あら、リナが来てたの?
     まあいいわ。アル、この私がしっかりと。
      教育してさしあげるわ!おーほっほっほっほっほっ!」
    リナ達がセイルーン城を立ち、セイルーン・シティを出発して。
    しばらくのちに。
    セイルーンに一人の人物が帰還する。

    リナがあわてて旅立ちを決めたのは。
    彼女の気配を感じたからに他ならない。


    「うむ、頼むぞ、グレイシア。」
    国を出て、修行の旅に出ていた。
    フィリオネルの一番目の娘。
    グレイシア=ウル=ナーガ=セイルーン。
    彼女がここに戻ってきたのは。
    リナ達が町を出て3日後のこと。
    
    





     「おーほっほっほっほっ!」
     「怪しい奴!」
     高笑いするどうみても、その布が極端に少ない服・・ともいえない、
     代物を着込んでいるしかも。
     肩には棘付きショルダー。
     今は、王子暗殺の噂などで、ぴりびりしているそんな中。
     あからさまに怪しい格好の人物が町に入り込んだりすれば。
     間違いなく、職務質問するのは当然のこと。
     「ふっ。青いわね。あなた。このナーガ様を知らないとでもいうのかしら!?
       おーほっほっほっほっ!」
     役所の一角に連行されて。
     職務質問を受けているというのにも関らずに。
     高笑いを挙げている目の前のかなり胸の大きな、
     以前にすでに絶滅したような悪の魔道士ルック。
     それ以外の何ものでもない格好をしている、
     長い黒い髪の女性。
     食事をさせれば話しをする。
     というので食事を出したものの。
     こちらの質問には答えずに一方通行。
     「ともかく!身分を示す何かがないかと聞いているんだ!
      今ここでは大きな声ではいえないが。
        ちょっとした事件が起こっていてな。」
     最後の方は回りを気にしながらいっているそんな若い兵士のその言葉に。
     「あら、知っているわよ。だから私戻ってきたんだし。
       偶然に捕まえた魔族から聞き出して。
        アルが何を考えたのか、魔族と契約したとか聞いてね。
         ・・・・まあ、お父様のことだから。
          魔族程度には負けないのは目に見えているけど。
           アメリアが心配だから戻ってきたのよ。私は。」
     そういいつつ。
     目の前に出されているワインを一気に飲み干している女性。
     すでに、周りというか、ワインを十本は軽くこの女性は空けている。
     それでもまったくようことすらせずに。
     高笑いを続けているその女性。
     取調べで語った名前は―。
     『白蛇(サーペント)のナーガ』
     「な゛!?姫を呼び捨てにするとは!?何奴!?」
     「あら、妹を名前で呼んで何がわるいの?」
     

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


      しばし、その場に静寂が訪れる・・。



     王家の名前を語るのは・・重罪である。
     だがしかし。
     「ふっ。まったく、少し留守にしている間に。
      魔族なんか城に招き入れるなんて。
        別に悪意がなければいいけど。
         そうでないと、困るからね。」
     そういいつつ、さらりと髪をかきあげて。
     「まあ、そんなに身元を調べたいのなら。
       どうぞ?」
     そういいつつ。
     マントの後ろから。
     その腰に刺していた短剣を取り出し。
     目の前に置く。


     その柄に掘り込まれている見覚えのある紋章・・・・。




     ・・・・・ピシリ。


     その場の兵士達は。
     目の前で高笑いする女性をみつつ。
     完全にしばし固まっていたのであった・・。


     ――数時間後―。

     ばたばたばたばた!
     「グ・・・・グレイシアさまぁぁぁぁぁ!?」

     報告を受けた、クロフェルという人物が。
     あわてて、城からやってきたのは。
     しばらく後のこと―。





      「おお、グレイシア!」
      ひしり!
      その格好のまま、父親であるフィルと対談している女性・・ナーガ。
      「お父様、おひさしぶりですわ。
        爺から聞いたのですが。アルが記憶喪失になったって?」
      そういいつつ、父親であるフィルに抱きついているナーガ。
      はっきりいってまったく似てない。
      まあ、この光景は。
      この城に住んでいる人々は見慣れたものとなっているので。
      免疫はできているが。
      「うむ。さすが、我が娘、情報が早いな。
        おお、そうだ、グレイシア、アルの教育を任されてくれんか?
         儂もいろいろと忙しいのでな?」
      そういいつつ、ひしっと娘を抱きしめていっているフィルの言葉に。
      「ふっ。この私にお任せくださいなのですわ!
        お父様、おーほっほっほっほっほっ!」


      そして・・・今に至る。





     「いーい?アル?まず、人に驕るのは絶対に目的があっても駄目。
       でも驕ってくれる人に悪人はいないからね?」
     ・・・かなり間違った教育が。
     白蛇のナーガ・・・いや、アメリアの姉である、グレシイアの手によって。
     とり行われていることを。


     リナはアメリアに届いた連絡で知り。
   

     「・・・・・・強く生きるのよ・・。」
     本気で同情を向けているリナであるのであった・・・・。






     グレイシア=ウル=ナーガ=セイルーン。
     ・・・・リナとは数年前に。
     しばらく数年間・・共に旅をしていたことのある、
     多少・・・・彼女が関るとロクなことにはならない・・という。
     白蛇のナーガ・・・その当人・・・。






     リナ曰く。
     敵に回すと面白いが。
     味方にするとかなり問題。
     という、何ともリナ同様に常識外の人物ではあるナーガのことを思いつつ。
     これからのアルの人格形成に。
     何となくというか確実に、不安に襲われるリナであった。




      
     「うーん。レティディウスの末裔かぁ。」
     そのことはルナから聞いたことがあるリナ。
     そして・・・そこにある品物のことも。
     「ま、いってみる価値はあるわよね。
      後・・・あまりに分からなかったら。
       とりあえず、ゼルの体を戻す知識、姉ちゃんか、
        それか、アクア姉ちゃんでもいいし。」
     そんなことを言っていたりするリナの言葉に。
     「??リナ?誰だ?そのアクアっていうのは?」
     当然のことごとく。
     壊滅させた盗賊団のお宝を全て換金し。
     その資金で食事をしているそんな中。
     リナに質問しているゼルガディス。
     「なあ?リナ?水何とかっていう人のことだろ?」
     「水竜王!あんたはいい加減にすらすらといいなさいよ!」
     すぱぁん!
     リナのこぎみよいスリッパが。
     食事をしているガウリイの頭を捕らえる。
     真面目なときにはすらすらと名前などを間違えずに言えるのであるが。
     こういう普段のときは・・まるでクラゲ。
     そんなガウリイをみつつ。
     とりあえず、食堂などに入るのにも。
     かわいい女の子の方が、いろいろとサービスもあるからv
     というので。
     リナもガウリイに命じて。
     ガウリイもまた女性の姿に変化しているのであるが。
     女性三人に男一人。
     ・・・・見た目では、そういう旅人にリナ達の姿は見えている。
     

     滅んだとされている水竜王。
     だが、その残留思念は残っており。
     復活の機会を計っていることを・・。
     リナは姉の影響からか・・知っている。


     リナ達が向かうは。
     かつて栄えた王国、レティディウス王国の末裔がいるという。
     とある村・・・。

     
                                     −続くvー

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    あとがきもどき:
           薫:ふふふふふふv
              ちなみに。
              小説とすこぉぉぉし違うのは(まてまてまて!)
              ゼロスとお知り合いになるのは。
              マインではないということですね(こらまて!)
              つまりは。
              プラムの一件・・。
              リナ達、関ってます・・・。
              ・・・・・うーん。
              某所でとある人が書かれている・・・・。
             『伝説の書物』あれとネタ・・ダブっているような気が・・(涙)
             ちなみに、スペシャル8巻の巨大後書きで神坂先生が触れていた。
             あのエピソードです(笑)
             考えたんですけどね・・。
             あの時間設定で・・・・あうあうあう・・・。
             どうも人様の話しにつられていってしまう・・・(こらまて!)
             ではではv
             次回は・・・・何偏・・・になるのかなぁ?
             というか、次回があるのだろうか?(素朴な疑問)
             このままで終ったら・・・抗議がくるかな?(おい!)
             (せめて一部完了まではやりましょう・・・・汗)
            何はともあれv
             いつものことながら。
             意味のないセイルーン偏にお付き合いいただきまして。
             まことにありがとうございますv

             2003年5月4日某日