にっちわぁ!
今回からは、何と、セイルーン偏ですぅ!!!!
あはははは・・・・。
実は、これを思いついた当時・・。
あのフィルさんの容姿のまま・・・実は、アメリア達の母親にしよーかなぁ?
と思った事実があったりするとゆー(かなりまて!)
・・さすがに、想像して・・やめましたけどね・・。
し・・心臓にも精神的にも悪いってば・・・・。
あうあうあう・・・・・。
ある意味、あの、例の、セーラー服ガーブではないけど(笑)
インパクトはありますよねぇ(まてぃ!)
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狭間の選択 〜新たな予感?〜
―何か、セイルーンで起こりそうだから。
あんた、いって解決しときなさい。
姉より―
リナが決意したのは。
ほんの些細なこと。
リナにとってはしかしかなり重要なこと。
サイラーグの事件の解決の後。
届けられた一通の手紙。
それは、故郷である、ゼフィーリアから届けられた手紙。
リナ達にこともあろうに懸賞がかけられて。
まあ、その疑いも晴れ。
サイラーグの巫女頭でもあるシルフィールのお使いの護衛を兼ねて。
聖王国、セイルーンにと向かうことを決めた、リナ達一行。
サイラーグにて合流したかつて、共に戦ったことのある、
ゼルガディス=グレイワーズを再び一行に加えて。
リナ、ガウリイ、アメリア、ゼルガディス、シルフィール。
この五人旅。
「でも、どういうことでしょうか・・。こんなに警備がものものしいなんて・・。」
セイルーン領内に入り、その首都に近づくたびに。
ものものしくなってゆく警備の数。
「俺がサイラーグに向かう前で噂で聞いたが。
何でも、ここ、セイルーンの王子が暗殺されかかって。
そのためにぴりびりしているらしい。」
シルフィールの疑問に答えているゼルガディス。
「・・暗殺って。そんな悪に殺されるようなやわな一族はいません!絶対に!
正義は私達の元にあるんですから!」
その言葉に。
ぴしぃっ!
と空を指差して高々といっているアメリアに。
「・・・・そーいや、一応、アメリア、お前はセイルーンの王女だったな・・。」
いつものことながら。
そんなアメリアの様子をみて。
溜息をついているゼルガディス。
伊達に、長いというか、一緒に旅を続けている仲ではない。
まあ、一緒に行動しているときに関った事件が。
魔王復活であるとか、自分の血縁でもあるレゾが作ったコピーがしかけた。
これまた魔族がらみでサイラーグの町を壊滅させた事件とか。
まず普通に旅をしてる中では、
絶対に関らない事件を一緒に経験しているこの二人。
やわな一族って・・・あのなぁ。
心で溜息をつくものの、突っ込んでも無駄だということは。
ゼルガディスはよくわかっている。
そんなアメリアの言葉に、どこか遠くをみつつ。
「・・・・・・ま・・・まあ、確かに・・・殺される・・わけ・・ないわよね・・。」
どこか遠くをみてつぶやいているリナ。
その脳裏には、かつて出会った、この国の第一王位継承者の姿が。
浮かんでいたりするのであるが。
そして、ちらりとアメリアをみつつ。
しっかし・・・・本当にフィルさんに似てないわよねぇ。
アメリアは。
運がよかったのね。
などと思っているリナなのであるが。
「だが、いいのか?アメリア?そんな中で、こんなよそ者に。
王族が管理している文献とかを見せても?」
最もな疑問を投げかけるゼルガディスのその言葉に。
「何を言ってるんですか!正義のためなんですから!
それは当然です!ね?リナ!!」
しっかりと拳を握り締めて宣言するアメリアに。
「い・・いや、私に振られても・・。」
どう答えればいいというのやら。
「それより、早く行こうぜ。」
そんな会話をさえぎるガウリイ。
どうやら、流石に。
町に入ればいつものように女性の姿になっているリナと。
そして、巫女の格好をしている、
見た目は深層なお嬢様にしかみえないシルフィール。
白い動きやすい巫女の格好をしているアメリアに。
全身白尽くめのゼルガディス。
そして。
軽い装備をしているものの、これもやはり。
だまっていても目立つ金髪碧眼長身の、ガウリイの容姿。
まずこんな五人が並んで歩いていて。
一目を引かないはずもなく。
そんな中。
リナを男の目で見る輩も少なくない。
そんな輩に精神世界面から牽制をかけておいて。
ごく自然に先を促すガウリイ。
そんなガウリイの台詞に。
「そ・・・そうね・・・。」
もしもたもたしてるのが姉ちゃんにばれたら・・。
そう思うと身震いしてしまう。
リナの姉もリナ同様に。
男にも女にもなれるのであるが。
インバース一族のその特徴なのか。
女性のほうが強い。
という特徴を色濃く持っている。
まず、リナは、姉より強い人を知らない。
まあ、リナの母親であるセシルは、違う意味で強いが・・・。
何しろ、ルナやリナに剣術を教えたのは。
リナの母親だったりするのだからして。
ちなみに。
リナの父もまた剣の腕などはたつものの。
どちらかといえば、僧侶系。
といっても普通で考えると、こちらもかなりの実力を誇っているのであるが。
曰く。
閃光の女神とか、烈風の魔人とか言われていたリナの両親。
まあ、今はそんなことは関係ないが。
「まあ、命を狙われている王子様、何て、素敵な響きなんでしょう。」
勝手に一人で自分の中の想像した王子を連想して。
物思いに浸っているシルフィール。
実物を知らないというのは、何よりも不幸としかいいようがないが。
きっと、アメリアさんのお父様がセイルーンの第一王子といってましたから。
アメリアさんに似てらっしゃって、かなり美男子なんでしょうね。
などと、勝手に、三十代前半のハンサムな美男子を連想していたりする、
シルフィール。
その想像している王子の顔は、むろんのこと、
女顔。
つまり。
アメリア達の父親なのだから。
父親も綺麗だろう。
という、気の毒なほどの思い込み。
「・・・・シルフィール、悪いことはいわないわ・・・。
夢を見るのは・・やめときなさい・・・。」
そんなシルフィールに、ぽんと。
溜息つきつつ、軽く肩に手を置くリナ。
「?」
そんなリナの言葉に首をかしげるシルフィール。
「とりあえず、早いところいこう。」
こちらも同じく少しばかり首をかしげつつ。
そんなことを言っているゼルガディス。
聖王国として名高いセイルーン。
その町並みは、先々代の国王が。
町を再興するときに。
その町並みを六績星の魔法陣の陣形に区画を整え。
ここ、セイルーン首都、セイルーン・シティは。
巨大な一つの魔法陣の町として形勢されている。
そのために。
自然の力を利用した、聖なる結界が整えられており。
まず生半可な力を持った邪な生き物などは。
この地に入れなくなっていたりする。
主に、白魔法が盛んな国であり。
それゆえに、聖なる王国。
聖王国。
としての別名をもつ。
きちんと物理的にも、魔道的にも、地質的にも計算された、
この六績星の魔法陣は。
この地に生きる生き物の生きる力を増幅しているという意味合いもある。
ざわざわざわ。
町に入ると町が違う意味でかなりざわめいている。
「何か活気がないな。」
つぶやくゼルガディス。
いつもなら、活気に溢れているはずであろう、道筋は。
殆ど、あまり人通りもなく。
まるで静か。
「そうですわね。」
いつもこの地にやってきたときなどは。
活気に溢れている町の道筋が。
今はその道を歩く人も少なく、やけに殺伐としている。
その光景をみて、少し眉をひそめるシルフィール。
「とりあえず、シルフィールさんの叔父さん。
グレイ叔父さんの所にいきませんか?」
アメリアの言葉に。
「あら?アメリアさんは叔父さんのことをご存知ですの?」
そんなアメリアの言葉に。
シルフィールが問いかける。
「ええ、だって、グレイ叔父さんには、いろいろと遊んでもらいましたし。
父さんの昔からの知り合いなんです。」
「そういえば、シルフィール、お前の叔父は何をしている人なんだ?」
そんなアメリアの言葉に。
少し思い立ち、シルフィールに問いかけているゼルガディス。
人気のない道をすすみつつ。
リナ達一行は、目的地に向かって。
てくてくと歩いていっている最中。
「叔父は、サイラーグで、宮殿の魔法医や、神官をしてるんです。」
そんなゼルガディスの質問に答えているシルフィール。
そして、しばらくすすみ。
「あ、ここです。」
そこは、もう少しいくと、城の城壁に突き当たる、ここ、セイルーン城への、
入り口付近の表通り。
そんな中にある、建物の一角。
コンコンコン。
数回、そのドアノブにある、獅子をかたどったドアノブを。
軽く叩きノックする。
「留守からしら?」
コンコンコン。
さらに数回。
シィィン。
「ああもう!じれったいです!グレイ叔父さぁぁぁん!
いるんですか、いないんですかぁ!?
いつものように二階から、屋根裏からはいりますよぉ!?」
思いっきり叫んでいるアメリア。
「・・・・・おい、アメリア、いつものようにって・・・。」
さすがにその台詞に少し疑問を抱き。
突っ込みをいれているゼルガディス。
「いつも、城から抜け出て、玄関からでなく、屋根裏から、
私はよく遊びにきているんです!」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』
きっぱり、はっきり言い切るアメリアに。
しばし、目を点にして。
黙り込んでいるリナとゼルガディス。
・・・・・それでいいの?アメリア・・・・。
などと、心で突っ込みを入れているリナに。
・・・・屋根裏から出入りするお姫様・・・・あう・・・。
その台詞に少しばかり冷や汗流しているゼルガディス。
アメリアの言葉はある意味事実。
というか。
暇なときなどには、自分の部屋の窓から呪文で飛び出て。
いきなり城下町に正義を広めにでる。
そういう行動をほぼ、暇があればやっているこのアメリア。
簡単に仮にも一国の王女が。
城から抜け出るのを容認する、国も国だが・・。
玄関をノックする音がするが。
どうしようか迷っていた。
今、他人を家の中に入れるわけにはいかないのだ。
この家の主人たる、その人物は。
しばらく、玄関の扉の前で躊躇する。
すぐにもう一度ドアがノックされ。
その刹那。
「ああもう!じれったいです!グレイ叔父さぁぁぁん!
いるんですか、いないんですかぁ!?
いつものように二階から、屋根裏からはいりますよぉ!?」
聞き覚えのある、明るい声。
「・・・・・ナ゛!?」
ガチャリ。
その声をきき、あわてて、扉を開ける。
それより早く。
ドドドドドドドド・・・・・・。
家の奥から、何かが、走り出してくる音。
「・・・・あ゛!おう・・!」
抗議の声もむなしく。
その足音の持ち主は。
そのまま、勢いよく玄関から飛び出してゆくのであった。
ガチャリ。
アメリアが言葉を発してすぐに。
扉の開く音と。
そして。
何かが、家の奥から走り出してくる音がリナ達の耳にと届く。
そして。
次の瞬間には。
「おお!アメリア!元気だったか!合いたかったぞ!?」
ひしぃぃい!
いきなり、開いた扉の中から。
ヒゲをはやしたどうみても、四十がらみ。
そして、完結に表現するならば、まずその見た目の印象は。
どこぞの盗賊の親分。
それ以外の何者でもない。
そんな、ヒゲをはやしたまるでドワーフを小柄にしたような男性が。
シルフィールの叔父の家だという、グレイの家の玄関の扉から。
いきなり飛び出てくる。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・げ(汗)」
しばし、リナはそのまま、その場で硬直し。
「あ・・おい、アメリア!?」
いきなり、そんな人物が。
アメリアに抱きついていたりするものだからして。
警戒の色をもちつつ、剣の柄にと手をかけるゼルガディス。
だが、次の瞬間。
「父さん!!!!!」
ひしっ!
アメリアはその出てきた人物に向かって。
大きく手を広げて。
そんな彼の胸にと飛び込んで言っていたりする。
「ああああ!フィリオネル王子ぃ!
表に出たら危険ですってば!!!!
って・・・あれ?シルフィールちゃん?」
あわてて、そんな彼を追いかけて出てくる、一人の男性。
ふと。
あわてた口調でいいかけて。
その傍らにいる、シルフィールにと気付き。
驚いたような声をだしているのは。
この家の主であり、シルフィールの叔父、グレイ。
「やめてぇ!フィルさんを王子だなんてよばないでぇぇぇ!」
そんなグレイの台詞に、思わずリナが涙を浮かべて抗議する。
そんなリナの言葉に視線をうつし。
「おお、いつぞやの、魔法少女ではないか。」
アメリアをひょいと抱きかかえて肩車をして。
リナをみていっているのは。
四十がらみのむさい男性。
しかも、そのヒゲなどはやしている容姿は。
どうみても、どこぞの夜盗の首領。
としか想像ができない。
「あ・・・あの?殿下?お知り合いですか?」
その言葉に、少し警戒しつつも、話しかけているグレイ。
「うむ、信頼出来る人物だ。」
鷹揚にうなづく、殿下と呼ばれ、アメリアが父とよんだその男性。
「あ・・・あの?叔父さま?この人は・・・一体?」
おずおずとシルフィールが話しかけると。
「うむ。大きな声ではいえないのであるが。
実は、この御方こそ、ここ、セイルーンの第一王位継承者。
フィリオネル=エル=ディ=セイルーン王子であらせられる。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おい?リナ?」
「・・・・・・・リナ・・・・さ・・・ん?」
ジト目でリナをみて確認の意を言ってくるゼルガディスに。
思わず震える声でリナに助けの視線を向けるゼルガディス。
「・・・・・世の中、知らないほうがいいこともあるのよね・・。」
そんなことをつぶやきつつ、うなづくリナに。
「そ・・・そんな・・・・そんな!?」
思わずよろりとよろめいて。
そのまま。
「・・・・・・・・はうっ!」
そのまま、シルフィールは思わず。
額を軽く押さえてその場に卒倒する。
「ああああ!?シルフィールちゃん!?」
いきなり卒倒したシルフィールをあわてて抱きかかえているグレイに。
「ひどいです!どういう意味ですか!?
まあ、父さんは見た目はこうですけど、優しいのに!?」
そんなことを父親の肩から下ろされつつ、シルフィールをみていっているアメリア。
「・・・つまり、お前も見た目がどう。というのはわかっているわけだ。」
世の中、甘くないんだな。
そんなことを思いつつ。
切実に感じ取っているゼルガディス。
まあ、世の中の王子様のイメージとすれば。
まず、一般に。
白馬の王子様。
という言葉を誰もが連想し。
次に、若くてハンサム。
という連語を想像するであろう。
だが。
現実は、そうはそんなに甘くはない。
ここ、セイルーンの王子は。
その国王がまだ現役であるがゆえに。
といっても、ここ数年はずっと病に臥せり、実質上。
即位してないものの、第一王子が、国政を。
管理、統括、統率しているのに変わりがない。
その外見の容姿は。
暑苦しいヒゲをはやした四十がらみの男性。
まず、鎧などを着込んだりすれば。
間違いなく、どこぞの盗賊や悪の組織の首領。
それでまずまかり通るというか信じられる。
鎧などを着て無くても。
どこかの山賊か何かの親分が。
人ごみにまぎれている。
としかその目には映らない。
セイルーン、第一王子。
フィリオネル=エル=ディ=セイルーン。
その王子という肩書きの単語に騙されて。
・・・勝手に、アメリアに似た、綺麗な男性。
と思い込んでいたシルフィールにとっては。
その容姿とイメージとのギャップは。
かなり広いものがあり。
そのまま、シルフィールは。
卒倒して、昏睡状態にまで陥ってしまうのであった。
アメリア=ウィル=テスラ=セイルーンの父親であり。
そして、グレイシア=ウル=ナーガ=セイルーンの父親である。
フィリオネル。
リナは、彼のことをフィルと呼ぶ。
以前ちょっとしたことで関りがあったときに。
彼からそう呼んでくれ。
といわれているがゆえに。
「うん?どうしてその娘は気絶したんだ?アメリア?」
「さあ。それより、父さん、只今!」
「おう、お帰り、アメリア、正義は少しでもひろまったか?」
「はい!それはもう!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・この親子って・・・・(汗)」
そんな会話をニコニコと繰り出しているアメリアとフィルをみて。
冷や汗をかいているゼルガディス。
「と・・とりあえず、こんな所で立ち話も何ですから。
家の中に。ささ、殿下も姫も、それに皆さんも。」
そういいつつ。
気絶したシルフィールを抱きかかえて。
リナ達を家の中にと招きいてれ行くグレイ。
命を狙われていたフィリオネルは。
周りの者に迷惑がかからないように。
ここで身を潜めて。
夜などになると、その暗殺者などの目的を。
探っているのである。
そのことを。
家に入り、応接間にと通される道すがら。
説明を受けるリナ達であった。
−続くvー
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あとがきもどき:
薫:ふふふ。
ついに登場、フィルさんv(まて!)
次回は、登場、あの、カンヅェル(爆!)
ちなみに、何回もいいますけど・・・。
これは、基本ペースは小説の方となっております。
・・・・ま、アニメの登場人物も・・・はいってますけどね(まてぃ!)
(たとえばザングルスとか・・・だからまて!)
んではではvv