こんにちわ♪
意味になってない、六万ヒット小説を数時間もかけて、
打ち込んだ割に、まったく意味不明な小説に成り果てている薫です(爆!)
ふと、気がついたら。
あぁら。
NEXTなんかは、25日に前書き打ち込んで(笑)
その内容が未だに一行も打ち込めてないという・・今日30日のこのごろ・・(汗)
(只今2003年の3月30日)
昨日の母親のドラクエ代理が効きましたねぇ・・(汗)
あれで数時間無駄にしたし・・(汗)
只今、午前の十時です!
仕事に出かけるまでの三十分で!
どこまで打ち込めるのか!?
(全ては無理です!←きっぱり!)
まあ、何はともあれ!
いくのです!!
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狭間の選択 〜サイラーグ地下道〜
「・・・・ララ様だけでなく・・・。
リナさんまで使えるんですか・・・・。あの力・・・。」
そういいつつ。
額に当てた濡れたハンカチをもちつつ。
起き上がるシルフィール。
その言葉に。
「ガウリイも使えるの?」
隣にいるガウリイに質問しているリナ。
「うーん。かなりしごかれたからなぁ。
エルさんとミリーさんに。」
「・・・ごめん、聞かなかったことにするわ・・。」
顔色を少し悪くしてぽそりというガウリイのその台詞に。
同じく顔色を悪くするリナ。
「それはそうと、アメリア!あんなことを大声でいうな!
恥ずかしいだろうが!」
そんな横では。
未だに。
先ほど合流した、ゼルガディスが。
アメリアに向かって抗議の声を上げているのだが。
「ちっちっちっ。何を言っているんですか!ゼルガディスさん!
やっぱり、正義の使者は、全員そろってないと!」
「誰が正義の使者だぁ!」
「ひどい!私達、リナ、ガウリイさん、ゼルガディスさん!
正義の仲良し四人組じゃないですか!」
瞳をうるうるさせてきっぱり言い切るアメリアに。
「俺はそんなものになったつもりはなぁぁぁぃ!」
ぜいぜいと。
ゼルガディスの怒鳴る声がその場に響いていたりする。
「・・・・白のゼルガディスって・・こういうやつだったんだな・・。」
そんなゼルの姿をみて。
ぽつりとつぶやいているランツ。
噂はこれほどあてになるものではない。
それは。
リナとガウリイ。
そして、今度はゼルガディス。
そんな彼らの姿をみて確信して溜息ついていたりするランツなのだが。
「・・・とりあえず、どうしてそうなったのかわかったわ。」
起き上がったシルフィールに。
なぜ、自分達が手配を受けたのか。
誠意的に聞き出して。
腕を組んでうんうんうなづいているリナに。
「でも、シルフィールさんのお父さんの、ここ、サイラーグの神官長。
一目でその力量を見極めて本物と思いこんだんだったら。
どうしてそれが偽者と気付かなかったんでしょうか?」
もっともなことを言っているアメリア。
「それはいわないでぐたさい。」
そんなアメリアの言葉に小さく舌を出しているシルフィール。
―手配をかけたい。
そう『赤法師レゾ』がやってきて。
リナ達四人に手配をかけたのは。
少し前のこと。
その当人を知っていたわけではないが。
その力量を認めて本物と勝手に判断したシルフィールの父親エルク。
ここ、サイラーグの神官長。
「私は、怪しいと判断しまして。でも、私のいうことなど。
誰も聞いてくれなくて・・・そんな中で。
このゼルガディスさんと出会ったんです。
聞けば、駆け出しの賞金稼ぎの少女に。
自分が手配を掛けられていることを聞いて。
ここにやってきたそうなんですけど。」
そういって、未だにぶつぶついっているゼルにと話しを振る。
「ああ、俺はこの容姿だ。
あまり、人ごみなどの中には入り込まないからな。
そんな中、どうみても、駆け出しのまだ十代後半の女が。
俺を賞金首と狙って付けねらってきたんだ。」
そういって軽く溜息をつくゼルガディス。
一番目立つ容貌ではある。
それゆえか。
常に刺客などに付きまとわれていたゼルガディス。
大概、丁寧に退場をそんな刺客達には、してもらっていたのだが。
さすがに。
まだ、十代後半、歳のころは、十七、八くらいで。
しかも・・・どうもても素人。
そんな少女に付きまとわれたのでは。
さすがに、実力的に排除するのはしのばれて。
そのまま、ずるずるとここまで一緒に来ていたりするゼルガディス。
だが、ゼルガディスは。
その少女こそが、誰であるのか。
知らないのであるが。
「ともかく、一度、わたくしのお父様にお会いしてください。
話しはそれから・・・。」
「そうね。シルフィールの父親の術が解かれれば。
何か分かるでしょうし。」
そんなシルフィールの言葉に立ち上がる。
「とりあえず、夜になってから行動しましょ?」
そういうリナの台詞に。
「な・・・なあ?俺もやっぱ・・・いかないと・・・駄目?」
かなり弱きにいっているランツ。
「別にいいぞ?どこかにいっても。」
「そうそう、このサイラーグの周りには。
このサイラーグの中に入れない下級のデーモン達が。
大量に発生していたりするけど。
それでもよければ(はあと)」
そんなランツにあっさりと返事を返しているガウリイとリナ。
「・・・・・・・・・・・え゛?(汗)
あ・・や・・・やっぱ、ここまできたからには。
最後まで付き合うのが、人としての人情ってもんだよな。うん。」
額に冷や汗を流しつつ。
そんなことをつぶやいて。
「最後まで付き合ってやるさ。」
そういいつつ、かるく笑う。
その声が完全に震えていたりするのだが。
『レゾ』の召喚によって。
この地、サイラーグの周りには。
今や、この辺りの小動物などに寄生した。
デーモン達の群れが大量発生しているこの現状。
なぜ、サイラーグに入らないのかというと。
ここ、サイラーグの地下に張り巡らされている、
フラグーンの大木。
その根の影響による。
フラグーンの成長の源は、瘴気。
つまりは、
魔族とは、精神生命体であり、形のない精神体なので。
その大元というか活力源。
まずこの地に力のないそんな魔族が入り込めば。
間違いなく、その活力の源をフラグーンにと吸い取られ。
この世界から消滅する。
いや、死亡するだけならまだしも。
下手に力のない存在であれば。
まず間違いなく滅びるのが明白。
それゆえに。
あまり、この地には、力のないレッサーデーモン程度などは。
入り込まないのである。
この地に根づいている神聖樹。フラグーン。
それは、この地を魔の脅威から守っている神木でもあるのだ。
「じゃあ、夜になるまで。
どこかに身を隠しませんこと?」
シルフィールの提案に。
「何処かいい場所あるんですか?シルフィールさん?」
互いに自己紹介を済ませているので名前で呼び合っているアメリア達。
「そうね。この地下というか、フラグーンの根の元だったら。
下手に魔族も手出ししてこないでしょうし。」
そういって、リナは軽く服を叩きつつ。
立ち上がる。
「じゃあ、俺はもう少し町の様子を探っている。
夜に森の入り口で落ち合おう。」
そういって。
立ち上がり。
片手を挙げて、町の様子を探るべく。
別行動をとるゼルガディス。
「・・・・フラグーンの根?」
「??」
そのことを知らないアメリアとランツは。
ただ顔を見合わせて首をかしげているのみ。
フラグーンの根は。
このサイラーグに根を張り巡らせている。
そして。
かつての魔道都市の名残の地下道。
そんな昔の地下道が。
ここ、サイラーグにははりめぐらされていることを。
リナとガウリイは知っているが。
アメリアとランツは当然のことながら。
そんな事実はまったく知らないのであった。
そのまま、シルフィールに案内されるまま。
近くの洞窟というか地下に続く道から。
その地下にと入る。
その道は、かつて、この町が。
魔道都市として有名であったころの名残。
百年ほど前に作られた地下街道である。
今では、この街道のことを知っているのは。
ごく一部の者達しか知られていない。
このサイラーグは、かつては。
魔道の最先端をいき。
その魔道の中心たる魔道士協会本部があった場所でもあり。
その地下には、全てにおいて、地下からの道が配備されているのである。
つまりは、かつては。
地下を通り。
このサイラーグの町の何処にでも通じていたのだが。
今ではこの道を利用する人などは一人もいない。
それゆえに。
この地下道は、今では、フラグーンの根などに覆われて。
今では、完全に崩れかけている道なども少なくない。
「へえ、サイラーグにこんな場所があったんですか。」
感心した声を出しているアメリアに。
「なあ・・これ・・・木の根?」
その道にはびこる木の根っこをみて言っているランツ。
「何か、みしみしいってませんか?」
ふと。
みしみしと音を立てて。
木の根が増殖しているのを感じ取り。
そんなことをつぶやいているアメリア。
「でしょうね。」
「だな。おおかた、ここにいる魔族の瘴気でも吸って、
フラグーン成長してるんじゃないか?」
さらりと言い切るガウリイに。
「おおおお!ガウリイがまともなこといってる!?
もしかして、明日は雹が降るんじゃ!?」
思いっきり本気で驚いているリナ。
「・・あのな・・・・。」
そんなリナを少し恨めしげに見ているガウリイ。
「まあ、リナさん、気があいますわね。わたくしもそうおもいますわ(はあと)」
そういいつつ、さりげなく、リナに腕を絡ませようとしていたりするシルフィール。
「シルフィール?どうかしたの?」
「・・・・け・・・・毛虫が・・。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え゛(汗)』
リナの腕を掴み。
少し震えるシルフィールが指し示したその先に。
ワラワラワラワラ・・・・・・。
何か、黒い闇がうごめいたかと思うと。
それら・・・全てが小さな毛虫の大群。
ふと気付けば、いつのまにか。
四面全ての闇の部分が。
それ全て毛虫がぴっしりと覆い、黒く見えているだけである。
『き・・・・きゃぁぁぁぁぁぁ!ファイアーボール!!!』
ドッゴォォォン!!!!
リナとアメリア。
思わず同時に叫び。
問答無用で、二人同時に。
その闇に向かって、炎の呪文を繰り出していた。
「あ!おい!こんな所でそんな術をつかったら!」
ランツが悲鳴を上げるより早く。
ガラガラガラ・・・・・・・・。
案の定。
それでなくても老朽化しているこの道筋。
その衝撃に耐え切れずに。
がらがらと音をたてて。
四方の壁が崩れ始める。
「とりあえず、ここは危ないから。
移動するぞ?」
そういって。
ドサクサにまぎれて。
リナを抱きかかえ。
「うわきゃ!?」
「・・・・・!」
アメリア達には聞き取れない言葉を紡ぎだすガウリイ。
その刹那。
崩れる壁の間の中で。
リナとガウリイ。
そして、ランツ、アメリア、シルフィールの体を。
淡い光が一瞬覆いつくし。
次の瞬間には。
崩れ落ちる壁の下から。
リナ達の姿は。
その場から掻き消えていた。
「・・・・・やはり、・・・しかし。」
感じる気配と魔力は。
間違いなくレゾのもの。
だがしかし。
「・・・・・レゾは・・・あれが連れて行ったからな・・。」
ふと。
自分の曽祖父が、誰に連れて行かれたかを思い出し。
遠い目をしてつぶやくゼルガディス。
まさか当人のはずがない。
自分はともかくとして、あのガウリイをも手配を掛けているというのだから。
そんなことをしたら。
間違いなく、ガウリイの母親に関係があるというあの子が。
黙っていないのは考えなくても分かること。
そう思いつつ。
身を潜めて、町の様子を伺うゼルガディス。
「・・・みつけたぁ!ゼルガディス!覚悟ぉ!」
・・・・・・・・・はぁ。
聞き覚えのあるその声に。
溜息一つついているゼル。
みれば。
やはりというきか。
ここまで彼を追いかけてきていた、まだ駆け出しともいえない。
賞金稼ぎを自称、唱えている。
エリス。
見た目の歳は、まだ十代後半くらい。
成人していないように見てとれる。
「・・・・あのなぁ。いい加減にしないか?」
あきれてつぶやくゼルガディスに。
「あんたが私の始めての標的なんだから!
素直に私に捕まりなさい!」
「・・・・・・・はぁ。」
そう言い放ちつつ。
剣を突きつけているエリスだが。
「・・・・・・おい。それ、逆だぞ?」
「・・・・ああああ!逆刃の方を突きつけてるぅ!」
思いっきり、刃でない方を相手に突きつけて構えているエリス。
とりあえず。
相手にする必要もないから。
と思いつつ。
ざっ。
そのまま、そこから飛びのき走り出す。
「ああああ!まてぇ!私の賞金んんん!」
そんなゼルを必死で追いかけてゆくエリス。
―コピー。
パシリ。
表では、駆け出しの賞金稼ぎの振りをしつつ。
精神面で、『レゾ』と連絡を取っているこのエリス。
ゆら。
その言葉に目を開ける。
自分の周りに配備されている、無数の管。
そこから、彼に力が補給されている。
「・・・・まったく、エリスはこの私が・・まだ不完全だと思っているようですねぇ。」
そういいつつ。
ポシュ。
手をかざすと。
その場が一気にドロリと溶け出し。
やがて。
どろどろの液体の中にたたず赤いローブを纏った男性一人。
確かに。
まだ体が完全に動くには、力が必要。
そのためには。
「ふふ・・・・。とりあえず。もうここには用はないですね。」
そこにいた。
実験用の生命の全てをその身に吸収し。
自らの力となして。
ゆっくりと動き始める。
しっかりと閉じられた瞳が一瞬開く。
その両目は、銀と金の色。
左右の目の色が異なっている。
そして。
「・・・・ふふ。オリジナルをこの私が超えるのですよ・・・。
・・・まっていなさいよ・・・。
・・・・リナ=インバース・・ガウリイ=ガブリエフ・・。ふふふ・・。」
そういいつつ。
ぐしゃりと。
手にした最後の生物を握り殺すその男性。
眠っていた『彼』を起こしたのは。
他でもないエリス。
何でも、彼のオリジナルである『レゾ』が人間に殺された。
仇をうつために。
そういいつつ、『レゾ』が封じていた彼を目覚めさせたエリス。
自我のない、コピーホルムンクス。
そう思いこんでいるエリスを利用するには。
彼にとっては都合がよかった。
操られている振りをしているだけで。
勝手に彼女の方でセッティングをしてくれるのだから。
彼の願いは唯一つ。
それは。
自分が何のために生み出されたのか。
即ち。
コピーではなく、オリジナルを超える証を手にいれる。
それのみが、彼の目的。
その先に何も見ずに。
ただ、オリジナルを超えることだけを見ている彼は。
―赤法師レゾが、かつて実験として、創り出した。
レゾの人造人間(コピーホルムンクス)。
彼は知らない。
まさか、彼のオリジナルが生きているということを。
ただ気配がなく、死亡したものといわれているだけだということを。
気配がないのも当然であろう。
彼の元となったレゾは、この世界にはいないのだから。
今、彼がいるのは・・・・。
金色の王が鎮座しているというとある宮殿の一角・・・。
だが。
そんなことを彼や他の存在が。
知るはずなどないのである。
ゆっくりと動き出した『レゾ』と。
時を同じくして。
「・・・ちっ。まだついてきているか。」
後ろから追いかけてくるエリスとわどうにかまこうとしているゼルガディス。
そして。
後ろを振り向きつつ。
走ってゆき。
――ごげっ!
思いっきり、何かに躓いて。
こけているゼルガディスであった。
「・・・誰だ!?こんなところに!?何か物なんかおい・・・・・て・・・って・・・。
・・・・・・・お゛い゛。」
抗議の声を上げて。
振り向いたゼルガディスの視線に飛び込んできたのは。
ごろりと転がった。
・・・・・人の入った氷のオブジェであった。
未だにリナ達に氷付けのオブジェとされたまま。
森の中に転がっているザングルスであった・・・・。
−続く♪ー
#####################################
あとがきもどき:
薫:さぁってv
メッセのチャットをしつつ、打ち込んでたらv
いつのまにか十一時過ぎ!(汗)
とりあえずv
まだリナ達と出会ってませんv
コピーレゾv
・・・・次回でそこまでいけるかな?(笑)
んではではvv