こんにちわ♪
朝七時には起きてたのに、布団の中で猫と一緒に寝てたら(笑)
気がついたら、八時になってました・・・。
そーして、朝の恒例のネットめぐりをしてたら・・。
気付いたら、すでに九時・・・・。
・・・・あと、一時間半で・・小説・・・む・・・無理ですね・・あはは・・・(汗)
・・・・これでなくて別なのを・・・今から打ち込むかなぁ・・(かなりまて!)
んではでは・・・・。
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狭間の選択 ~発展途上、スルード村・・~
ウルル山脈。
それは、標高が高く。
万年いつも雪で覆われている。
その険しい道は。
今だに、まともな街道を作ろうとして、人々が命を落としているほどに。
難所の関門。
それゆえに、人々は殆ど、港町、サンドリアから。
サイラーグ方面の入り口に当たる。
サンボア・シティに向けて、船で出発している。
そこサンドリアからは、リゾート地で有名な、町。
ソルタウン・シティに向けても船が出ているが。
料金的には、サンボアの方がお得となっている。
だが、ここ少し前に。
その、難航とされていた、ウルル山脈の麓に。
噂では、旅の魔道士達が、作ったと言われている。
そのウルル山脈を突き抜けるトンネルが出来たことで。
人々が手を加えて。
そこは、今では未だにまだ工事中ではあるが。
ともかく。
安全に旅路が確保されたのは旅人たちにとっては、かなりうれしい事実である。
そのウルル山脈の麓に。
今までは、ウルル山脈を超える旅人たちなどで、潤っていた小さな村がある。
しかし、その小さな村は。
今では、トンネルを完全に開通させようと。
また、これを機会に、村を復興させようとする村人達の、努力の結果もあり。
最近は、かなり村というよりは、町に近く発展してきている村。
この道筋には、そこでしか、休める場所がない、というのもあいまって。
リナ達は、ウルル山脈を抜けるために。
こちらの道を選んでいるのだ。
別に、今の姿・・どうみても、深層のお嬢様とどこかの貴族の息子。
二人が並んでいたら、アメリアははっきり言って目に入らないであろう。
ともかく、そんな三人が旅をしているのだから。
サンドリアから、船に乗り込んで、サンボアに向かうという手も。
手段はあるが。
それでは、かなりの料金がかかる。
そういうリナの意見で。
こちらの道筋が選ばれているのだ。
まあ、今、サンドリアでは。
今、海で暴れているという、シードラゴン退治で、自称勇者や、
賞金稼ぎたちなどが、集まっている。
ということもあり。
慎重を期して、こちらの道筋を選んだリナ達。
ガウリイとしては、そんな場所に、こんな格好をしている、
リナを当然連れて行きたくはなく。
何しろ、リナのこの姿。
まず道行く人がはっきりいって振り返るほどに・・・とても綺麗なのである。
どこをどう見ても、いいところのお嬢様。
その小柄で愛らしく華奢な体に似合っている、白いワンピース。
リナに、向けられる視線も今まで以上に多くなっている。
まあ、そんな輩は。
いつものことながら。
精神世界面より、その魂に直接に。
ガウリイが、圧力というか、殺気を飛ばして。
殆ど心神喪失まで追い込んでいたりする事実もあったりするが。
それはそれ。
「へぇ、かなりこの村も発展したわねぇ・・。」
二年と少し前にここに来たときのことを思い出し。
小さくつぶやくリナ。
「リナ?ここにきたことがあるの?」
まず、この村に来るような物好きは。
高いウルル山脈を越えようとするチャレンジャーな旅人たちのみであった。
そんなリナの言葉に問いかけているアメリア。
「ま・・・まあね。」
あはは。
いいつつ、脂汗を流しつつ、軽く心で笑い声を上げるリナ。
・・・・思い出したくないけどね・・。
そう心でつぶやきつつ。
以前ここにきたとき、自称リナのライバルを自称する、
とある女魔道士と一緒だった。
当時、麓で暴れている、魔王竜(ディモスドラゴン)。
その退治を依頼されて。
まあ、その依頼を受けたリナ達ではあったが・・。
ブルル!
その当時のことを思い出し、あわてて頭を振り、気持ちを切り替える。
あの当時は、数件の家しか見当たらなかった、この村も。
今では、ウルル山脈を工事している職人や。
これから、ここが発展すると見越して、店を構えている商売人たち。
中には、魔道士を雇い、この辺りは、温泉の産地でも有名なことから。
近くで源泉を掘り当てて。
温泉宿を作ろうとしている人達など、思惑は、人それぞれ。
ともかく、今ここは。
発展途上によく見られる、人々の活気で満ち溢れている。
「とりあえず、アメリア、ガウリイ。ここの村長に挨拶に行くわよ。」
リナがこの道を決めたのには・・もう一つ理由がある。
「リナ?知り合いなのか?」
そういいつつ、ちゃっかり、リナの肩に手を置いているガウリイ。
「まっね。話しをつければ、ここ、無料(ただ)で泊まれるはずだしv」
いって、軽くウィンク一つ。
その真実はどうであれ。
真実を知らない村人達にとっては。
リナと、もう一人の約一名は。
この村にとっては救世主に他ならない。
今、この村が発展しているのも、リナ達のおかげなのだから。
「へえ、リナって、人脈が広いのね。」
感心の声を挙げているアメリア。
「まっね。この村の村長って・・女性なのよね。」
そのリナの言葉を聞いて、ほっとするガウリイ。
いや・・女性でも・・油断はできないかな?
などと、一人でつぶやきつつ。
ざわざわざわ。
かつての殺伐とした村からは想像すらできずに。
活気に溢れた村の中を。
この村の村長の家を目指して進んでゆく、リナ、ガウリイ、アメリア。
この三人。
三人が・・正確には、リナとガウリイがその側を通るとき。
一瞬。
そのざわめきが静かになっているのだが。
そのあまりに絵になっている、リナとガウリイの二人の姿をみて。
―お似合いの二人。
絵に描いたような美しさ。
とは、まさに、この二人のことを言うのであろう。
それほどまでに。
人々をぽかんとさせるほど。
リナとガウリイが今身に着けている服は。
はっきりいって、かなり二人の魅力を十分にと引き出す代物になっているのだ。
二人がいなくなったそのあとには。
今の二人・・やはり、側にいる、アメリアには目を向けてない。
その噂でしばらく人々は天地をひっくり返したような騒ぎにと陥っていたりするが。
「お久しぶりです。ミントさん。」
案内されてきた、その女性の姿に。
思わず驚く。
「・・・え?リナ・・さん?」
その声で判断ができたが。
一瞬、誰かがわからなかった。
そして、次の瞬間には。
「リナさん!まあまあ!ようこそ!お久しぶりです!
まあ、綺麗になられましたねぇ。あら。
そちらのかたは、リナさんの恋人ですか?♡」
しっかりと、リナの肩に手を置いているガウリイをちらりとみて。
にこにこと笑っているのは。
まだ三十代半ば。
黒い髪を肩の辺りで切りそろえている、
いかにも温和な雰囲気の女性。
彼女がこの村の村長。
ミント=スルード。
その当人。
ここ、スルード村。
彼女の曽祖父が、ここに村を建設し。
そのまま、血筋で村長を兼任しているのだ。
「ええ。ガウリイ=ガブリエフといいます。」
にっこりと、あっさり肯定しているガウリイに。
すぱぁぁぁぁん!
胸から取り出したスリッパではたくリナ。
「冗談を言ってるんじゃないのよ!//」
真っ赤になって、叫んで、息を切らしていても。
あまり説得力はないような気もしなくもないが。
「まあ、よくこいつはこんな冗談をよく飛ばしますけど。
あ、アメリア、ガウリイ、紹介しておくわ。
この村の創始者。その曾孫娘。
ミント=スルードさん。この村の村長よ。」
そういいつつ、ミントを目でさすリナ。
「始めまして、私、アメリアといいます!」
にっこり微笑んで、手を差し出すアメリア。
そして。
「あら、こちらこそ。リナさんのお仲間さんでしたら。
それはもう大歓迎ですわ(はあと)」
そういいつつ、そのアメリアの手を握るミント。
目をきらきらさせて。
「すごいですね。その若さでこの村の村長なんて!」
尊敬の眼差しを送っているアメリア。
「まあ・・たいしたことじゃありませんわ。」
にこにこと言い切るその言葉に。
「でも、こう、知らない人達がやってきて、
村が発展していくと、治安とかの問題でてきませんか?」
さすがに上に立つものというだけのことはあり。
そういった政治的なことを少し気に賭けて発言するアメリアに。
「あら、それは心配無用ですわ。おほほ。
そんな、悪事を働くような人達には、少しばかり、説得を試みてますから。おほほほ♡(」
・・・・・・(汗)
知らない人が見たら、それは、ただの温和な笑み。
だが、リナは・・。
このミントのその性格をよく知っている・・・
「説得とは、一体?」
「それはですね・・。」
「だぁぁ!ミントさん!実はですね。
私達、サイラーグに向かうのに、トンネルを利用したいんですけど・・。
当然、・・・・ま・・まけてくれますよね・・通行料くらいは・・・。」
さすがに、両方無料にしてくれ。とは言い出しがたい。
そのリナの言葉にぽんと手をうち。
「あらあら、そういえば、リナさん、一体、何をしでかしたのですか?
大方、また何かに巻き込まれたのでしょうけど。
駄目ですよ?セシルが聞いたら悲しみますわ(はあと)」
「あ・・・・あはは(汗)お願いだから・・母さんは・・内緒に・・(汗)」
冷や汗をかなり流していっているリナ。
このミント。
リナの母親のセシルと・・いわゆる、友人関係にあるのだ。
そして・・・。
いや、いうまい。
リナとルナ。
二人の娘を育てた母親。
それだけで大概は一般でいう普通でないということがわかるであろうからして。
ちなみに、ルナというのは、リナの姉で。
この世界では、『赤の竜神の騎士(スィーフィード・ナイト)』として。
裏の世界でも、表の世界でも。
そのスィーフィード・ナイトの名前は。
まず知らないものがいないほどに、はっきりいって、有名人。
その当人が、女性で。
しかも、その本名まで知るものは、限られてはいるが。
「ところで?ミント・・さんでしたっけ?
奥にある建物から、うめき声が聞こえているのは?」
「だぁ!ガウリイ!聞くなぁ!それは!」
耳のいいガウリイは。
村の奥にある、少し大きめの建物の中から。
人のうめき声を捕らえている。
「ああ、それは、この村で犯罪を犯した人達を。
少しばかり、更正させているだけですわ。おほほ(はあと)」
その更正という手段が・・。
さすがに、生まれが、ゼフィーリアで。
しばらくそこで暮らしていただけのことはある。
・・・毒蛇などが敷き詰められた部屋に、一晩、閉じ込められたり。
その辺りにさまよっていた、レッサーデーモンなどを捕まえて。
少しの護符にて、閉じ込めている部屋に送り込んだりなど・・。
後は、その悪事の手段によっては、生きたまま。
その体に寄生生物の卵を組み込んだりなど・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・深く考えたら負けである。
「「リナ?」」
さすがに、涙交じりでその質問を押し留めるリナに。
疑問の目を向けているガウリイとアメリア。
「それより、よく始めに私のところに挨拶に来てくれたわね。リナちゃん。
もし・・先にこなかったら・・・うふふふふふふ(はあと)」
ぞくり。
その笑みにリナの全身に悪寒が走る。
「・・あ、何か俺・・分かったような気がする・・・。」
リナが異様に、このミントという女性を恐れているのは。
少し気になり、この女性の力を覗いたところ。
すぐにわかった。
かつて、滅びたとされている、水竜王の力の欠片。
それをこの彼女は受け継いでいるのである。
リナにとっては、このミントも、両親や姉に続き。
大好きな人間であるのと同時に・・。
・・・・苦手な人間でもあるのだ。
・・・ガウリイが、金色の母と宇宙の姫に頭が上がらないように・・・。
だらだらだら。
汗を流しているリナを怪訝そうにみつめているアメリア。
「ま、折角きたんだし。この村での滞在費は、要らないわ。リナちゃん。
宿にもそう言っておくから。そうね・・通行料。
本当は銀貨十枚なんだけど、一枚でいいわ♡」
・・・普通なら、そのトンネルを作ったのは。
リナとかつて旅をしてた、自称、白蛇のナーガなのだから。
いらないような気もするが・・・。
このミントだけは、その真実を知っているものだから。
リナは逆らえるはずもない。
いや、知ってなくても、いなくても。
その本能から、幼いころから叩きこまれている恐怖というか。
ともかく、反論などできるはずもなく。
「あ・・ありがとうございます。ミントさん。」
・・以前、ミントおばちゃん。
そう呼んで、生死の境をさまよったのは・・・。
当時、物心ついたばかりのリナにとっては・・・忘れられない記憶。
「つまり・・あのミントさんは、リナのお母さんの幼馴染なんですか?」
もくもくもく。
ミントの口利きで。
宿代がただになり。
旅行者などでひしめく宿屋の一階にある、付属の食堂で。
食事をしつつ、アメリアがリナにと問いただす。
「まあ・・ね。」
そんな食事をしているリナとアメリア。
ガウリイは少し席をたっている。
一応、明日の下見を兼ねて。
リナに言われて、トンネルを見にいっているのだ。
その辺りに、雑魚魔族の気配を感じ取ったからであるが。
「ひゅぅ、お姉さんたち、ひっとりぃv」
気軽にそんなリナとアメリアに話しかけてくる男性が一人。
癖のある赤い髪に、少し愛嬌があるその顔立ち。
手にしている装備は、背中に背負ったバスターソードに。
服装は、荒編みの貫頭衣ズボン・ブーツにレザーアーマー。
いわゆる典型的な傭兵の格好をしているその男性。
ひやり。
「・・人のリナに何してる?」
つぅ・・・・・・。
「・・・・・・・・(汗)」
背後から、気配もなく、いきなりのど元に突きつけられた、剣先が。
その彼の喉元を軽く切り、そこから流れる一筋の鮮血。
「あら、ガウリイ、早かったわね。」
「ガウリイさん、両決沙汰は止めてくださいね。」
そこにいる、男性をみてリナとアメリア。
二人同時に言い放つ。
剣を突きつけられていたその男性は・・動けない。
まともに、ガウリイの殺気を浴びて。
気配すら、つかめず。
しかも、起用にも、頚動脈の辺りの皮一枚だけを薄く切っているそのワザ。
急所を的確に捉えることなど、かなりの実力がないと出来ないことではある。
「・・・ガウリイ、頼むから、ここでの殺傷はやめてよね・・。
あのミントさん・・・怒らせたら怖いし・・・・。」
「別に、害を加える気はないさ。
ただ・・・リナに言い寄ろうとしていたこいつにちょっとしたお仕置きをな♡」
そういい、リナに分からないように冷めた目でその男性をみているガウリイ。
蛇に睨まれた蛙の気持ちが・・・よくわかったような気がしたその男性。
「???別に言い寄られてたんじゃないと思うけど?」
― べしゃ!
その台詞に、まともにアメリアが机に突っ伏した。
どこをどう考えても。
あんなに軽く話しかけられて、しかも、リナの肩に手をかけようとしていたりすれば・・。
間違いなく、ナンパ野郎であることは間違いないと分かるはずなのに・・である。
「リ・・・リナぁ!本気でいってるぅ!?」
「・・・何が?」
『・・・・・・・・・・・。』
そのリナの台詞にリナ以外の、
いや、そこにいた、すべての、そんな会話を小耳に挟んでいた旅行客たちなども、一斉に固まる。
気持ちは・・分からなくもない・・・。
「それより!おばちゃぁん!スペシャルディナーフルコース、今度は、Dセット大盛で五人前よろしく!」
「はいよ!」
そういいつつ、
さらに追加注文をかけているリナであった。
「・・・・ガウリイさん、道はまだまだ長いです・・頑張ってください・・。」
「・・・あ・・あんたも大変なんだな・・・。あ、俺ランツっていうんだ。よろしく。」
さすがに、ガウリイに同情の眼差しが向かうその中で。
こんな鈍い彼女を持っていたら・・この男性は苦労しているんだろうな・・。
全員が、そんな思いに捉われつつ、リナとガウリイをただ。
しばらく唖然と眺めている様子が。
その食堂の中で見受けられ。
当然のことながら、アメリアと。
そして、リナに言い寄ろうとしていた、男性・・ランツもまた。
本気で同情しているのであった。
一人、まったく気付かずに。
運ばれてきた料理を。
「んっふふ。じゃ、いっただきまぁす!あ、ガウリイ、アメリア、早く食べないと全部私のものよv」
「あ!まってよ!リナ!それは卑怯よ!」
「リナぁ!ずるいぞ!」
リナの言葉にて、それまでの雰囲気が一辺し・・・・。
やがて、食事争奪戦が繰り広げられていき。
今度はその光景に目を丸くしている人々の姿が。
そこで見受けられていた。
-続く♪ー
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あとがきもどき:
薫: 2003年3月17日の今日。
夢見のせいか、どんより気分の薫です・・・・。
あああああ!
リナが・・リナがぁぁ!
ガウリイのことを綺麗にわすれてるよぉぉぉ!(涙)
しくしくしく・・・。
ゼロスの馬鹿ぁぁぁぁ!
・・・・ガウリイも昔の殺伐した傭兵に戻ってるし・・・。
というか!もっと早くにきづけ!ガウ!
リナに見限られたと思い込んで、昔に戻らずにぃ!(絶叫!)
気付くのに一ヶ月もかからないで・・(涙)
しくしくしく・・・・。
まあ、忘れても、心から愛したことの人は忘れない。
そーいう典型ですね。リナは・・・・。
無意識下でガウリイを視線で探してるし・・うう・・・。
切なかったです・・・。
最後、無事に記憶を取り戻して、ゼロスに、リナ&ガウがダメージ与えて。
改めてゼフィーリアに向かおう。
といって、リナにガウリイが、プロポーズして、リナが真っ赤になってうなづいているところで、
目が覚めました・・・・。
・・・二人が出会う前に目が覚めてたら・・。
まだ気分はブルーだぞ・・(汗)
そのガウリイの思いとリナの思いが、さすがに夢です。
切実に伝わり・・かなりブルーな気分に陥っている薫でした・・・。
・・・・次回、ランツも向かう先は、サイラーグv
・・・ザングルス・・出すか・・出さざるか・・(かなりまて!)