こんにちわv
今回の話しは・・・ついに活動開始!のレゾさなんのです・・・。
レゾファンは・・・・読まないほうがいいことをお勧めします・・・。
かなり、むちゃくちゃな作戦に出てきたレゾ。
それではいっきます!(だからエデンはどうしたってば!)
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狭間の選択 〜奇襲(?)〜
「・・・・・・・・・・・・・・何なのよ・・・これは・・・・。」
昨夜、宿を抜け出したときには。
何事もなかったというのに。
戻ってみれば。
そこは、すでに石の墓場。
さすがに、目の前でリナが男性にと変化するさまをみて。
かなり、ゼルガディス達などは驚いていたが。
これがまあ当然普通の反応であろう。
リナは。
「何驚いているのよ?」
と少し不機嫌にとなっていたが。
まあ、あまり外観は変わってないので。
驚いたとすれば・・。
その声の高さがかわったことと。
結構歳の割にはあるはずの・・その胸のふくらみがいきなり、
消失したというのに驚いたのであるが。
まとう雰囲気というか気配も、女の気配でなく、男性の気配。
あまりの出来事に。
思わず言葉を失ったゼルガディス達であったが。
アメリア曰く。
「リナ達は、天が使わした正義の心が燃え滾る使者だから。
当然のことです!」
力説するその迫力というか説得というか。
もはや、言いかえす気力もなく。
ずるずると。
リナとガウリイが。
夜。
盗賊を退治にいくというのを。
たたき起こされて。
無理やりといっていいほどに強制参加をさせられて。
軽くこの辺りの盗賊を五六件ほどつぶして村に戻ったところ。
村の気配が一辺していた。
朝の光を浴びて。
浮かび上がるその村は。
普通なら、朝の仕事などに出かける農夫や。
村人達でごった返しているはず。
しかし。
朝方、朝日が昇りきるその前に、村にと戻ったリナ達が見たものは。
・・・・・ピシリ。
道のあちこちにと散らばる。
どうみても、話の途中で止まったままの姿の石像や。
走っている子供の姿。
しかも、片足を上げたままの状態。
挙句は。
扉から出ようとしている村人達まで。
ことごとく。
白い―【石像】と化しているのである。
「一体・・・・・何が・・・。」
アメリアもさすがに。
この異常事態に声を震わせている。
「・・・・まさか・・・・。」
ゼルが小さく唸る。
「ゼルにかかってる波動と一緒だから。
そいつの仕業じゃないのか?」
さらり。
何の前触れもなくさらりと言っているガウリイ。
『・・・・・・・・・お゛い゛!!!』
「そんな!?ガウリイさん!?」
リナ、ゼルガディス、ロディマス、ゾルフの声が重なり。
同時にアメリアの声も重なる。
「こらまて!ガウリイ!あんた!そんなことまでわかるのか!?」
がくがくがく。
ガウリイの襟首を掴んで、がくがくとゆするリナ。
いまだに男性の姿のままであるが。
あまりの異常事態のその光景に。
思わず、姿を女性のそれにと戻すことを失念しているのである。
それほどまでに異常な光景。
リナ達が盗賊いじめ・・・もとい。
盗賊退治から戻ってみると。
朝の光を浴びる、目覚めの前のその小さな村は。
その村人や、家畜といった、その全てを。
石にと姿を変えられていた。
リナの口調が男性っぽくなっているのは。
やはり、その姿を男性にと変えているからに他ならないのだが。
「・・・・・あいつなら・・・・やりかねんな・・・・。」
額に汗を浮かべて。
つぶやくゼルガディス。
「と・・・・とにかく!宿に戻るわよ!」
リナの言葉を受け、全員が宿にと戻ってゆくと。
その宿の前に、とあるものが。
『こんにちわ。ゼルガディス。この私を裏切るようですねぇ。
まったく、あんなに目を掛けてあげたというのに・・・。
とりあえず、私の目的の邪魔はさせませんよ?
賢者の石を私の所に持ってきてください。
これは、命令でなくて任意ですよ。
でないと、あなたたちの行く先々で、村人達が、
偶然にも石化するという事件が多発するでしょうねぇ。
というわけで待ってますよ・・。
私がいる位置は、ゼルガディスなら分かりますよね?
それでは、ごきげんよう。』
扉に手をかけようとしたリナが。
ふとそれに気付き。
短剣を投げつけたところ。
屋根の上から落ちてくる一つの水晶球。
それが割れると同時に。
その中から、立体映像が浮かび上がってゆく。
真っ赤なローブに身を包み。
そして、特質すべきはその閉じられた瞳。
「―レゾ!!!」
ゼルガディスが血の吐くような叫びを上げて。
「そんな!?聖者と名高い赤法師が、その心を闇にと売り渡すなんて!
こんなの、悪以外の何者でもないわ!
これは、天が私達にその悪行を止めなさい!といっている証拠よ!」
顔色を真っ青にしつつも。
それでも。
かなり的がずれていることを言っているアメリア。
カチャン・・・。
リナがその壊れた水晶にと手を触れると。
サラリ・・・。
水晶の破片は風にと溶け消えてゆく。
「うーん・・・・・・。見なかったことにする・・・。
っていうわけにはいかないみたいね・・・。
・・・・・・・・・・・どーしよ・・・これ・・・・。」
さすがに。
人としてほうっておくのは、気が引ける。
「うーん・・・・・・。スィーフィードの力を使っても・・・。
その魔力の波動というか仕組みがわかんないから・・。
下手に解除できないし・・・。」
そういいつつ、ぶつぶつ腕を組んでつぶやくリナに。
「なあ?リナ?村人達、治さないのか?」
そんなリナの肩をつんつんつついているガウリイ。
「・・・・レゾのやつはついに・・見境なく行動はじめたか・・・。」
吐き捨てるゾルフの言葉に。
「それは、少し表現が違うぞ?ゾルフ?
あやつは、今まで、その手の裏の辺りは、
手下やゼルガディス殿を使っていたに過ぎない。
―・・・今回は自ら手を下すようだがな・・・・。」
そう訂正して立体映像が掻き消えた空中を睨んでいるロディマス。
こいつは・・。
ガウリイのそのすっとぼけた言葉に。
「だから!今考えているんでしょうが!
下手に赤の竜神(フレアドラゴン)の力を使って。
解呪の術を唱えても、これに何かレゾが属性をかけてたら!やばいでしょうが!」
スパパァァン!
即座にスリッパでガウリイの頭を叩くリナ。
属性とは。
たとえば、こういうこともできるのだ。
本人の許可なく。
勝手に術を解いたとする時におこる・・副作用に近いもの。
そのショックで死亡する例もあるほどに。
または、属性とは。
下手に相対する属性の力をかけたら。
それこそ、融合を起こしかねないのである。
融合呪文を得意とするリナの一族・・インバース一族だからこそ。
その辺りの融合に際して起こりえる規模の大きさなども。
―……十分に理解しているのである。
「ええええ!?リナ!?フレアドラゴンって!?
まさか、あなた!?失われた神聖魔法が使えるの!?」
驚愕の声を上げているアメリア。
千年前の戦いにおいて。
神聖魔法。
つまりは、この世界の光を統べている。
竜王やそして・・・竜神の力は使えなくなっている。
というのが世間の常識。
「うーん・・・・。
普通は・・・そうなんだけどね・・・・・・。」
まあ・・・私が住んでいたゼフィーリア・・・・。
何しろ、小さい子供でも簡単に魔法とか使える土地柄だし・・・。
・・・・・・実は使えるのよね・・これがまた・・。
などと心でつぶやくが。
別にそれが普通だとずっと思っていたが。
旅にでて、それが違うと判明し。
一度目の里帰りのときに。
父と母にと聞いて。
そしてまた。
なぜか、自分の姉と親友である女王にも話しを聞いて。
自分たちが住んでいた場所―ゼフィーリア。そのものが。
一般に言われている魔族の結界のこの土地の中にあって。
何の干渉も受けずに。
外との交流をこちらからするには可能である。
という事実を旅に出た翌年・・・。
つまりは、十二歳のときにそれを知っている。
リナが旅に出たのは、十一歳になる年の春の日の出来事。
「まあ、これ、本当に一部の人達しか知らないんだけど・・・。
実は、ゼフィーリア、出身の人って。
何か理由があるのかしらないけど。
大概誰もが呪文を使えたりするのよね(はあと)これがまた(はあと)」
ゴガシャ!
あっさりというリナの言葉に。
そのまま、地面にとこけているゼルガディスとゾルフ。
その言葉に冷や汗を流しているアメリアとロディマス。
「まあまあ、そう驚かなくても。
俺なんか、話しに聞くと、赤ん坊のときから何か術、つかってたらしいぞ?」
のほほーんとさらりといっているガウリイ。
ズベッ!!
ガウリイの爆弾発言に。
今度は。
冷や汗流していたアメアリ達もまた。
ゼルガディス達同様に。
地面にとこけてゆく。
「へえ、似てるわね。私なんか、初めて話した言葉が。
『火炎珠(ファイアーボール)』らしいわよv」
にこやかに話すリナに。
「俺は・・・・回復魔法の一種だな・・・・。」
これまたにこやかに。
一般に普及している常識とかけ離れた会話をしているリナとガウリイを。
信じられないようななまざしでどうにか起き上がりつつみて。
「・・・・・・・・・似たもの同士なんですね。
はっ!ということは。やはり、リナとガウリイさんは運命の糸で結ばれているんですね!
そうに決まってます!」
断言しているアメリア。
「おvやっぱり、そう思うかv」
にこやかに、ちゃっかりとリナの肩に手を回しているガウリイ。
「????何でそこで運命の赤い糸が出てくるわけ?
まあ、似たもの同士にもその表現・・当てはめるんだ・・・。」
『違うって!』
だって・・・・ガウリイと私はタダの似たもの同士でしょ?」
『・・・・・・・・。』
無言になった全員をみて。
「ああもう!わけのわからないことを言ってないで!
はっ!話しがずれてるじゃない!とにかく!
これ、どうにかしないと!」
村の様子をみて叫んでいるリナ。
「・・・・・・・・そこまで言われても・・・・旦那の気持ちに気付かないか・・。
・・・・・リナは・・・。」
溜息をついているゼルの姿と。
「こうなったら絶対に二人をくっつけてみせます!
正義のためにも!ゼルガディスさん!協力、おねがいしまぁすv」
「何ぃぃ!?」
いきなり、協力を要請されて。
戸惑うゼルガディス。
「何わけのわからない会話をしてるのよ!
ああもう!下手に使って、一つの村消滅させるわけにはいかないし!」
『・・・いや・・・消滅って・・・。』
わめくリナの言葉に突っ込みを入れているゾルフとロディマス。
以前。
わからないままに。
解呪術を唱えて。
それが、どうやら、融合を引き起こしたらしく。
大爆発を起こしかねたところを。
姉がそれを止めて。
お仕置きされた幼い日の出来事が頭をよぎる。
何でも、あのときは。
神魔融合呪文になりかけたらしいが・・。
かつて姉と共に訪れたディルス王宮での些細な出来事。
そんなリナに。
「なあ?リナ?もしかして、エルさんの力だったら。
大丈夫だと思うぞ?俺は?」
そんなリナに言っているガウリイ。
「・・・・・だから、そのエルって・・・・そんな力もってる人なの?」
「人じゃないぞ?何でも、とことんの人とか・・。」
「・・・・・・いや・その・・・とことんって・・・・・・。」
―混沌の海にたゆたいし金色なりし闇の王。
かつて姉と共に訪れた王宮で。
賢者の一人が話していた言葉が脳裏をよぎって行くリナ。
ま・・・まさかね(汗)
それを聞いて真っ青になった姉をみて。
しつこく聞いたところ。
リナはその真実を・・・・・知っている。
それゆえに。
リナはそれを元に。
かなりオリジナルの呪文を組み立てているのであるが。
ガウリイの言葉に、しばし、ふと。
まさか、そんなことないわよね。
と思いなおし。
その言葉に。
ポン!
手を一つ打ち。
「そっか!金色の王の力だったら!問題ないんじゃん!」
明るくそういって。
呪文を唱え始める。
「光と闇と狭間を統べし全ての母なる海たる金色の王
汝が生み出せし理のままにその姿をありし日の姿にもどさせん。
極光解滅(テラ・ディスト)!!!!」
アメリア、ゼルガディス、ロディマス、ゾルフ。
その全てが聞いたことのない呪文。
リナの言葉と同時に。
パァァァァァ!!!
リナを中心に。
淡い虹色の光が広がってゆき・・・・
ざわざわざわ・・・・。
その光を浴びて。
止まっていた村の時間は。
再び動き出してゆく。
「おっしゃぁ!ガウリイ!ヒントありがとぉ!」
だきっ!
ガウリイに抱きついているリナ。
どうにか無事に村人が全員助かったのが。
村に漂う気配で分かる。
「おう!どういたしましてv」
どさくさにまぎれて。
強く抱きしめているガウリイのその意図にはまったく気付かずに。
「???ガウリイって・・いい加減に女性にあんたはなりなさいぃぃぃい!」
自分はとりあえず呪文を唱えるときに。
女性にと変化しているのに。
ガウリイは村人が動き出し始めたというのに今だに男性のまま。
抱きしめられていることよりも。
それに対して怒り。
「インバースロイヤルクラァァシュ!」
どご!
リナの顔面ヒットの蹴りが。
そのまま、足を振り上げた位置に。
直撃してゆき・・・・・。
「〜〜〜!!!!!!!!!!!」
そのまま、うずくまるガウリイ。
「いや・・今のは・・・・。」
「・・・あれは・・・痛い・・・。」
「おおい・・・・大丈夫かぁ?ガウリイの旦那?」
思いっきり。
男として大事な部分を強く抱きしめられているままであるので。
そのまま、足を振り上げて・・・・。
結果。
ガウリイの足の付け根にその攻撃をしているリナであった・・・・・。
その痛みは。
男性だからこそ分かる・・痛みだからこそ。
悲痛な表情で。
けられたガウリイを見つめる。
ゼルガディス達の姿がそこにみられ。
「リナ!今の何!?」
目をきらきらとさせてリナに聞いているアメリア。
「・・・・・・へ?何って・・・。
全ての創造主でもある金色の王の力v」
ズベッ!!!!!!!!!
リナの言葉に。
今度は。
その意味が分からずとも。
思わず、リナとガウリイ以外の全員が。
その場にとすべりこけたのは・・・・・。
当然の結果といえば当然である。
「・・・・・あれ?・・・・もしかして・・・。
金色の王って・・・人にしられてないんだっけ????」
「そーかぁ?結構有名だぞ?エルさんって?」
「そうよねぇ・・・・って!?
ちょいまて!ガウリイ!?今何ていったぁぁぁ!?」
「それより、リナ、今のは痛かったぞ!」
「まあまあ、細かいこと言いっこないでv
今度何かいうこと一つ聞くからねvそれでチャラv」
「約束だからな!」
「ふっ!このリルナ=インバースに二言はないわよ!」
「って・・・・あれ?何の話しをしてたんだっけ?
・って!?ガウリイ!?今のはどういう意味よぉぉぉぉ!?」
こけているアメリア達の横で。
しばし、言い合っているリナとガウリイの姿が。
静かな朝の村のそのざわめきの中で。
ただただ、響いてゆく。
「・・・あれ?いってなかったっけ?
だから、ミリアムさんの友人の通り名らしいぞ?
『金色の王(ロードオブナイトメア)』って?」
「嘘でしょぉぉぉぉぉぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!?」
リナの絶叫のみが。
静かにこだましてゆく。
・・・・さらりと。
とんでもないことを言わないで欲しいものである・・・・。
ルシフェル=ララァ=ガウリイ=ガブリエフ。
彼がその金色の王と、その友人たる宇宙の姫。
そして・・その宇宙の姫の側近に近い精霊と人間の間に産まれた。
半精霊であるのは。
ガウリイの父親とそして祖父母。
それくらいしか・・この世界の人達は。
知らないのであるが。
それほどまでに、究極の脅威過ぎる事実であった・・・・・。
−続くー
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あとがきもどき:
薫:・・・・が・・・・ガウリイさん・・・さらっといって・・いいんですか?(汗)
ガウリイ:何でだ?
リナに聞かれたから答えただけだぞ?(はあと)
薫:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
もし・・あわせろっていったら・・どーするんですか!?(汗)
ガウリイ:え?呼び出す方法?呼んで欲しいのか?なら・・。
薫:あああああ!!!!いいですぅぅぅぅぅぅ!!
れより!早くあっちに戻ってください!
ガウリイ:いわれなくても・・・戻るさ・・・。
何でリナがここにいないんだよ・・・・。
薫:ええと・・・・・ぶつぶついいつつ・・どうにかお帰り願いました・・(汗)
レゾ・・・・気の毒に。
とんでもない人達に・・・喧嘩売ってますよ・・・・(滝汗)
んではでは・・・・・・・。