こんにちわvvv
久方ぶりにこっちをばv(こらまて!エデンは!?)
何しろ、ようやく一周年の記念小説が打ち込み終わって。
ほっとひ一息v
ではではvvv
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狭間の選択 〜関ったが最後の腐れ縁(?)〜
「・・・・うーん、つまりは、ゼルは元の体に戻りたいんだ?」
栗色の髪の少女―リナの言葉に。
「ああ。」
うなづく白いまでのその肌に浅黒い岩の肌を重ね合わせもち。
そして、その髪の色は白金の色。
その髪の毛一本が針金のようなものだと。
よく観察すると見て取れる。
「ふぅん。それで、『賢者の石』の力で元に戻れるかと?
でも、それは無理ね。」
あっさりというそのリナの声に。
「えええええええええ!!!!!!!!?」
そんな彼 ― ゼルガディス=グレイワーズの声に。
叫びを上げたのは、黒い髪を肩の辺りで切りそろえている少女・・。
アメリアであった。
そして。
拳を握り締めて。
「そんな!もったいないです!そんなに綺麗なのに!」
本気で力説するそのアメリアの言葉に。
「・・・・・・こういう反応は初めてだな・・・。」
目を丸くしている少し恰幅のいい容姿をしている男性。
そして。
目を丸くして。
「確かに。」
うなづいている全身包帯だらけとなっている男性。
「・・・いや・・・あの?アメリア?」
おもわずその台詞に。目を点として。
ぱたぱたと手をふるリナに。
「まあまあ、本人が戻りたいっていってるんだし。
こういうのは本人の自由だろ?
―でも、どうして自分で元に戻らないんだ?」
のんびりといっている金髪長身碧眼の男性。
賢者の石を売って欲しい。
と、品物を言わないまでも、リナ達が泊まっている宿に。
やってきた、このゼルガディス。
話しを聞けば。
何でも、自分の気持ちとは裏腹に。
勝手に合成獣(キメラ)にと姿を変えられて。
その姿を元に戻すのと。
そして、自分をこんな体にした祖父―レゾを倒すべく。
力を欲している。
というのをリナ達にと話し。
リナはその身に宿る聖なる力の関りからか。
そのゼルガディスの祖父に何らかを感じ取り。
―やらないと、姉のお仕置きがまっている。
そう漠然と理解し。
協力することを決めたリナ。
アメリアは、アメリアで困っている人を助けるのは。
正義の使者の役目ですから!
といって違う視点で盛り上がり。
ガウリイはというと。
「リナに手出しするのは許さないからな!」
違うところでゼルガディスを睨んでいたりする。
ガウリイの言葉に思わず目を点としつつ。
溜息一つ。
「・・・簡単に出来るなら・・とうにやってる・・。」
そういって、深く息を吐くゼルガディス。
「まあ、確かに。見たところ。
どうやら、分子レベルだけでなく、精神レベルにまで、
術、かかってるみたいだしねぇ。」
そんなゼルガディスをみて。
ずずっ。
お茶を飲んでいるリナ。
元々三人部屋なので。
シングルの部屋よりは。
というか、三人が泊まるので。
少し広い場所を選んで泊まっているリナ達。
その寝室たる小部屋が二つも三つもある部屋の中の。
一応、大きめのテーブルがある部屋にて。
集まり、話をしているのは。
元々、この部屋にと泊まっていた、
栗色の髪に紅の瞳の女性。
リルナ=インバースに。
金髪碧眼の美男子。
ルシフェル=ララァ=ガウリイ=ガブリエフ。
そして。
最近旅にと加わったばかりの。
黒い髪に大きなくりっとした瞳の。
少女。
アメリア=ウィル=テスラ=セイルーン。
どうして男女が同じ部屋で寝起きをしているのか。
と周りから見れば当然の疑問ではあるが。
何しろ。
このガウリイとリナは。
その男性とも、女性とも。
そのどちらの性別にもなれるのである。
それゆえに。
リナは宿代節約v
とばかりに、ガウリイに強要して、女性の姿にと変えさせて。
一部屋で済ませているのである。
「確かに。でも、原子には手をつけてないぞ?
原子配列変換して、組み替えたら、簡単に元に戻れるだろうに?」
そんなリナの言葉に。
のほほんといっているガウリイ。
「・・・・何だ?その原子とか分子とかというのは・・。」
そんなリナとガウリイのわけのわからない会話に。
思わず突っ込みを入れているゼルガディス。
そんなゼルガディスの台詞に。
しばし、リナとガウリイは顔を見合わせて。
ポン!
二人同時に手を叩く。
「そっかぁ。普通は知らないんだぁ。
原子とか分子とかいうのは、物質を構成している、
目に見えないミクロの物質のことよ。」
「うーん・・・。普通というか、誰も知らないんだよなぁ・・・なぜか。」
とりあえず分かりやすく説明しているリナに。
しみじみといってるガウリイ。
『・・・・いや、知らないのが当然なんじゃ・・。』
そんなリナとガウリイの会話に。
アメリア、ゼルガディス。
そして、ロディマスと名乗る男性と包帯を巻きつけている男性ゾルフの声が。
完全にと重なっていた。
「それはともかく。分子レベルの再構成は私もできかねるけど。
ガウリイなら出来るんじゃない?」
唖然としているそんなアメリア達四人の前で。
ガウリイにと話しかけているリナ。
「出来るけど・・。でも、その前に、このゼルディガスにかかってる、
魔力の術を取り除かないと。勝手に取り除いてもいいのか?」
「別にいいんじゃない?」
でも、何で俺がそこまでしないといけないんだ?」
「あら。分かってないわネェ。
これは、取引よv便利なアイテムが増えるんだしv
いいじゃないのよ♪」
勝手に話しを進めているリナとガウリイ。
「・・・・ちょっとまて・・まさか・・・便利なアイテムって・・。」
「決まってるでしょ?あんたが始め。次にアメリア、で、このゼルルガデイス。」
「だ・・だから、俺の名前はゼルガディスだぁぁぁあ!」
だん!
ぜいぜいぜい・・。
さすがに、何度も名前を間違えられて。
思わず叫んでいるゼルに。
「はい。ゼルガディスさん。」
「・・すまんな。」
お茶を勧めているアメリア。
そのアメリアより渡されたお茶を一気に飲み干してゆく。
「アイテムって・・・俺って・・・俺って・・。」
やっぱり・・・・リナに男として認識されてない・・しくしくしく・・・。
少しそのきっぱりといいきるその言葉に。
テーブルの上にのの字を書いてすねるガウリイ。
「????何、ガウリイ・・すねてるわけ?」
それがどうしてなのか、まったく理解してないリナに。
『・・・・・・・・・お゛い゛。』
「・・・・・・・・・リナ。」
リナとガウリイ。
彼等二人以外の溜息交じりの声が部屋にと響いてゆく。
「うーん・・・。リナがそういうんだったら。俺はやってもいいけど。」
すったもんだの挙句。
二人で食事にいく。
ついでに服は着替えて。
という条件をどうにか話しを飛ばしつつ、こぎつけて。
それの代金は全てガウリイが払う。
というのだから、リナがそれに飛びつかないわけがなく。
そのリナの同意を受けて。
満面に笑みを浮かべているガウリイ。
どう考えても。
それは、デート以外の何物でもないのであるが・・。
リナの頭の中には。
驕ってもらえる!
というのしか頭になかったりする事実。
とりあえず。
リナの気が変らないうちにと。
さっさと用事を済まそうとするガウリイ。
「・・・・で?ゼルは、どういう風になりたいんだ?」
にこにこにこ。
「い・・・いや・・どうって・・。」
二人の会話についていけずに。
目を丸くしていたゼルガディス達。
いきなり、話しが飛んで。
ガウリイがリナとのデートの約束を取り付けている事柄にも、
目を丸くしている原因であるのだが。
リナは話しが飛んでいることすらに気づいてないが・・・。
にこにことしつつ、笑みを浮かべて、聞いてくるガウリイに。
思わず呆けたような声を出す。
いや、それ以外にこの状況で。
出来る動作があるであろうか。
多分、何処を捜してもないであろうが。
「え?だって、いろいろあるだろ?たとえば。
その今の耐久力をそのままに人の肉体に戻りたいとか。
あとは、魔力を増幅して人に戻りたいとか。
それとか、耐久力と魔力をそのまま、もしくは増加して。
人の姿に戻るとか。それか、外見だけ姿を戻して。
中身は合成獣のままだとか♪」
あっさりと、つらつらと。
はっきりいって。
簡単に言ってくるガウリイに。
「・・・・・・ちょっとまて。そんなことが可能なのか?」
さすがに、その声に疑問の声を投げかけるゼルガディス。
「いやぁ、俺、物心、つく前から。
いろいろと姿とか変えたり戻したりするの。
生きていく上の必須条件。とかいって。
ファーナ母さんや、ミリアムさん、エルさんに。
叩き込まれているんだよ。
てっきり、俺はそれが一般だと思ってたんだがな。
旅にでて、それが違うってわかったときは・・。
いやぁ、少し驚いたけどなぁ。」
にこにこと。
頭をかきつつ、さらりといっているガウリイ。
「・・・・・・・あんたの周りって・・・一体・・・」
そんなガウリイの台詞に。
思わず、額に汗を一筋流しているリナ。
そして。
「・・・・・・本当に似たもの同士なのね・・・こいつと私って・・・・。」
小さくつぶやいているガウリイの姿。
そんな彼らの姿がしばし見受けられ。
リナも一族のたしなみとか。
乙女のたしなみ。
といって。
姉からいろいろと物心つく前から。
いろいろと炊き込まれているのである。
そのために。
かなり博識であるのだが・・。
あまりに、あっさりと言い放たれて。
しばしの絶句。
「・・ちょっと聞くが?もし、外見だけを変えて。
後は自力で探し出す・・というのか可能か?」
少し考えて聞いているゼルガディス。
どうも、全てやってもらったら。
後が怖いような気がひしひしとする。
このガウリイとかいう旦那はとりあえずは。
おそらく、このリナとの仲を進展させるのを手伝え。
などといいかねない。
逆に、リナというこの少女は。
自分をきっぱりとアイテム呼ばわりしていることからして・・。
・・・・かなり、こき使われる可能性は・・・かなり高い。
その一瞬でそこまで判断し問いかけているゼルガディス。
そんなゼルガディスの心情を見越したかのように。
「大丈夫だって。リナに何かしようとしたら。
何かが起こる術を組み入れて元に戻すだけだから♪」
そういうその目が笑っていない。
「??ガウリイ?何かって何よ?
はっ!まさか、こいつが驕ってくれるっていうのも
駄目っていうんじゃないでしょうね!?」
「いつ!何処で!誰が!貴様を驕るといった!」
「何いってんのよ!ガウリイがあんたの体を元に戻す!
となれば、そのお礼として、ずっと。
あたし達のご飯をおごるのが人の道ってものでしょうが!
当然。お金はガウリイ持ちだからv
ゼルが払ったお金は私のものってことで♪」
にっこりと。
当然のように微笑むリナ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・自力で探すから・・・・いい・・・。」
やがて、長い沈黙の後に。
疲れたゼルの溜息交じりのその声が。
部屋にと響いてゆく。
「えええええ!?じゃあ、俺とリナの食事は!?」
悲鳴を上げるガウリイに。
「でぇぇぃ!五月蝿い!驕ってくれるっていうんだから!
それはゼルがキャンセルしたにも関らずに有効に決まっているでしょう!」
スッバコォォン!
ガウリイにスリッパを直撃させているリナ。
次の日。
とりあえずアメリア達と別行動し。
旅の魔道士のような服装ではなく。
何処にでもいる普通の女の子の格好。
淡い薄いピンクのワンピースに身を包み。
きっちりと、引き締まった服装に身を包んだ。
リナとガウリイの二人が。
この町の最高級のレストランで。
食事する光景が。
見受けられ・・・。
「・・・・で?何であんたは男性のままなのよ?」
「リナと一緒だからv」
「????変なの。」
まっいっか。
それですませているリナであった・・・・。
「ゼルガディスさん!困っていることがあったら言ってくださいね!
セイルーンの情報網でいい情報を掴んで見せます!
これも、正義を広める第一歩です!
ああ・・・・正義を広める・・・・何て甘美な響きでしょぅ。」
うっとりと。
自分の世界に浸るアメリアをみて。
「・・・・・・・・なあ?もしかして・・・・協力願ったの・・・。
・・・・・とんでもない間違いだったような気がするのは・・。
・・・・俺の気のせいか?ロディマス?ゾルフ?」
溜息交じりにいっているゼルガディスの言葉に。
「・・・・・・・というか、私としてはどうして、あの二人。
男性にも女性にもなれるのかが不思議でたまらないんですが・・・。」
ぼそりといっているロディマス。
「・・・・・あの盗賊を襲撃したとき。
あの娘はあんなに胸なかったぞ?」
そりゃまあ、当然であろうが。
何しろ、盗賊を襲撃しているときなどは。
リナは、男にとなっているのだからして。
そして。
三人は、宿の一階にとある食堂で。
自分の世界にうっとりと今だに浸っているアメリアを横目でみつつ。
・・・・・もしかして、とんでもない連中と・・関ったのでは・・・・・・。
三人が三人とも。
まったく同じ思いを抱いていたのは。
・・・・・・・・・当然といえば当然のことであろう・・・・・。
「・・・・・・・ふむ。リナ=インバースに・・・ガウリイ=ガブリエフですか・・・。
・・・・・・・・インバース?・・・・ひょっとして・・・・。
・・・・これは、少々厄介ですね・・・。」
かつて。
ゼフィーリアに自身の目を開くために。
旅をしたことがある。
そのときであった一人の少女。
その彼女の身の内に。
とてつもない力を感じ。
畏怖の念というかとにかく戦いたい衝動にと捕らえられかけ。
その後。
その少女が。
― 赤の竜神の騎士(スィーフィード・ナイト)ルナ=インバース。
という事実を知った。
もし、その関係者だとすれば・・・。
そう簡単には・・・自分の目を開かせるための鍵。
賢者の石は手に入るのは。
かなり困難のようなことに思われて。
「・・・・・・・・せっかくここまで掴んだ情報です。
・・・・多少の犠牲はしかたないですよね?(はあと)」
ばさり。
水晶球を覗きつつ。
ぱさりと。
その赤いローブを翻して。
かつん。
その場を離れてゆく全身、赤いマントとロープで覆っている。
黒い髪の男性が一人・・・。
彼こそ。
ゼルガディスの祖父であり。
そして。
世間では聖者として名高い。
赤法師レゾ=シュブラス=グレイワーズ。
その当人。
ゼルガディスとリナ達の出会いによって。
今。
世間では伝説とされている戦いが。
今ここに再現されようとしているなどとは。
誰一人として、わかっていなかったのは。
・・・・一重に、ガウリイがSというものの正体を・・・。
リナ達に話していなかったからにほかならない・・・。
リナの申し出を断って。
とりあえずは。
目的のためには手段を選ばなくなっているという。
赤法師レゾを止めるべく。
とりあえず、その目的が終わるまで。
リナ達とゼルガディス達は、一緒に旅をすることで合意してゆく。
今、物語は始まったばかり。
−続くー
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あとがきもどき:
薫:・・・・まあ、確かに。
無難な判断・・・といえるのだが・・・(汗)
ゼル・・・・。
まあ、リナ達に関ったという時点で。
諦めましょうねv(まてこら!)
・・・・・・・ねえ?
ロディマスとゾルフ・・・・。
どーしましょうか?そこのあなた?(こらまて!)
ちなみに。
二つバージョンあり!
一つは乗りはほとんど漫遊記の一巻分!(まてぃ!)
も〜一つは・・・・エル様がでてくるという・・・あはははは(滝汗)
ではでは・・・・。
といいつつ。
ま、とりあえずは。
レゾ=シャブラニグドゥ戦いまで。
キリもわるいし。
とりあえずは打ち込みます・・。
それ以後は・・・・・どうしよ・・(お゛い゛!)
んではではvvv