前回までのあらすじ:
エル様の提案と慈悲(?)の御心で、この星では、魔族や神族の結婚がみとめられた。
そんな中で、あの、フィルさんがセイルーンの王位につく(汗)
そうして、ガウリイが馬鹿やって、世界中に死亡したと情報が広がった(笑)
面倒なので、結局、記憶操作・・・しなかったらしい・・・・。いーのかぁ!?それでぇ!?
リナの約束・其の40 ~約束を果たすとき編~
「おーほっほっほっ!!!」
あ゛あ゛・・・。頭が痛くなってきた・・・・・。
ナーガの高笑いが響く。
本日、多分、あたしの今回の転生において、もっとも恐ろしいことが、起ころうとしているのだ。
「グレイシア・・きれいだよ♡」
「ふっ!!当然のことよね!!おーほっほっほっ!!」
あ゛あ゛・・・。誰か嘘だといってくれぇぇぇ!!!!
なんと、なーんと、あの、ナーガが結婚するなんてぇぇぇぇぇ!!!!!
しかも、その相手というのが・・・・。
「あら♡これで、セイルーンとは血縁関係になりますね♡フィリオネル国王♡」
「そうだな。永遠の女王よ。」
ヴィーナス姉ちゃんとフィルさんがにこにこと笑いながら話し込んでいる。
そう、今日は、もっとも恐ろしいことに、あのナーガの結婚式・・。
しかも、その相手というのが・・・・・。
「でも、まさか、姉さんがゼフィーリアの王子と結婚するとは思いませんでしたね♡」
「まさか、本当に血縁関係になるとはなぁ・・・・。」
アメリアとゼルがそんな会話をしているけども。
しくしくしく・・・・・。
そうなのである。
なんと、なーんと、ナーガのお相手・・それは、ヴィーナス姉ちゃんの弟のアドニス・・・・。
何回か、セイルーンに遊びにいった折に、アドニスがナーガを見初めたとかで・・(汗)
しかも、アドニスって・・・。ナーガに性格が似ているのよねぇ・・(汗)
まあ、そんな根性ないと、あの国(ゼフィーリア)の王族は勤まらないというのも実状だけども。
ちなみに、ヴィーナス姉ちゃんも結婚してたりする。
ついこの間。お相手は―。エルメキア帝国の皇太子である・・・・。
名前をクンツァイトというのだが。
さらさらの銀の髪で長さを肩より少ししたまで伸ばしている。
傍目には、完璧に女性なのだが。そのクンツァイトは。
この結婚で、ゼフィーリア、セイルーン、エルメキアといった3大帝国が婚姻関係で結ばれたもどうぜんである。
そんな関係からか、ゼフィーリアだけでなく、大国の影響もあって、各国々に情報網がしきつめられ、
星中、どこでも、移動が可能になってたりする。
まあ、これは、あたしの実家・・・インバース財閥の力の賜物といっても過言ではないのだが。
ちなみに、余談だが、アメリアとゼルの娘―名前をルーシスというのだが。
彼女は、アメリアに似て、冒険好きのゼル似の探求心、ナーガの無謀なとこを見事にひきついで、
たびたび、王国を抜け出してラルティーグ王国やライゼール帝国にまで一人旅なんぞをしている。
・・・まだ、十歳にも満たないというのに・・・。先が恐ろしいことである。
外面は、いたって、かわいーい、少女なのだが・・・。
ナーガと一緒で、後先、考えずにいきなり呪文なんぞをぶっ放ったりする。
まあ、エルが面白いからという理由で、アメリアとナーガの魂・・ちぎって創りだした魂なんだから、
当然といえば、そーなのだろーが・・・。
しかし・・・・・・。このままだと、確実にナーガが次期女王だな・・・・。
フィルさんより、恐ろしいことになるのが目に見えてるし・・・・。
まあ、なんでか、メフィなんかが、ナーガの親衛隊に入隊してたりするから、もっと、恐ろしいかも・・。
何しろ、メフィ・・・。ゼナファアーマーで・・・。暴れるわ、暴れるわ。
まあ、まだ、チョッカイだしてたりする下級魔族なんかがいるからねぇ・・・・。
そんな理由からか、またまたナーガの結婚式に呼ばれて、ミルガズィアさんが、
考えたという、最高傑作をお披露目するしぃ・・・・。
エルはといえば、姉ちゃん達が移動してるあっちの星でちょっと暴れているよーであるけど。
そんなこんなで、月日が流れてゆく。
フィルさんが、まだまだ現役でいけるだろーに、隠居をいきなり宣言し、
んでもって、セイルーンはナーガが王位につく・・・・。
・・も、好きにして・・・・。
ちなみに、面白そうだからという理由で、エルはセイルーン王家・・・消滅させたりする気はまったくないよーだし。
ナーガが王位につくのと、同次期に、クンツァイト皇太子(ヴィーナス姉ちゃんの夫)もエルメキアの王位につく。
それにともなって、ゼフィーリアとエルメキア帝国の関係が急激に近くなり、
クンツァイトもゼフィーリアで政治なんかを行うので・・・。
エルメキア帝国はゼフィーリアが吸収合併したよーな感じと成り果てている。
まあ、基本なんかは、ぜんぜん、変わってはいないんだけど・・。
名前もちょっと、改めて、ゼフィーリア王国やエルメキア帝国から『ゼフィーリア・エルメキア共和国連邦』となってるし・・。
ルーシスは、まだ十八にもならないかというときに、ラルティーグ帝国の皇太子に嫁いでいるし・・。
どうやら、ルーシスがお忍びで、ちょくちょく出かけていたときに、一緒になって、皇太子と遊んでいたよーである。
・・・そーいや、あそこの皇太子も・・よく、城を抜け出してたっけ・・・・。
そんな理由から、ほとんどのかつての結界中の国々がいわゆる親戚関係と化している今日この頃である。
いい忘れてたけど、火竜王は、あまりに旅行の申し込み者や参加者が多いので、
竜王の仕事なんかは、一切してなかったりする。
まあ、それを理由に、かーなりお仕置きもしてるんだけど♡
あたしもエルも、ついでにスミレちゃんも。
あたしはといえば、エリー達も大分、慣れてきたよーなので、
ときどき見習いとして、ここの小宇宙を利用して、ちょっと仕事見習いなんかをさせてたりする。
まあ、ついでだから、カウリスの後任もユーリにやってもらおうと思ってるし・・。
あとは、ときどき、あっちに戻って、仕事なんかの引継ぎなど。
まあ、サラディナ達は、あたしがこつを教えると、仕事のペースが速いのなんのって♡
あれなら、あたしが、エルの側近にすぐになっても問題はなさそーである。
まあ、細かいことはさておいて、いたって、平穏に年月が流れていっているけども。
姉ちゃん達は、時々は、こちらに戻ってきて休養している。
なんでも、ずっと休んでいると、恐ろしいとかで・・・・・。
この星は、完全に魔族や神族の避暑地と成り果てているのが現状。
インバース財閥が主催した、星系めぐりツアーなんかも、いたって好評を記している。
まあ、始めて、星の外に出た人間やその他の存在なんかは、かーなり驚いていたよーだけども。
なにしろ、暗い空間に浮かんでいる(?)からねぇ・・。星なんかは。
そんな理由から、世界創造の概念はあっという間に覆され、
国々では、星中全体で、よく、話し合いが行われるよーになっている。
インバース財閥から売り出した、通信手段がまあ、とぶよーに売れて、売れて♡
ちなみに、これは、この宇宙中なら、どこでも、通信が出来るという代物である。
とある世界の携帯電話みたいなものを創造したらいーだろう。
まあ、これの力の根源は、やはり魔法石である。
(無理やり、かってに)Sや姉ちゃんの魔法力(精神身体)をちぎって、作り出しているので、
姉ちゃん達が、まかさてれいるこの宇宙の中なら、どこでも通信が可能なのである。
ちなみに、使い方も、いたって簡単。その人物(?)の名前を入力するだけである。
あと、分かっていれば、細かい情報なんかも入れると、もっといいのだが・・。
たとえば、ルナと入れるとしよう。
どこのルナとか、どこそこ出身のルナとかいれないと、
膨大な数のルナの名前が表示され、『選んでください。』と出るのである。画面に。
何しろ、この宇宙にいる名前の全てが表示されたりする(汗)
まあ、それだとあまりに膨大だというので、
星名なんかを入力しない限り、表示されるのは、この星中の存在だけにしているけども。
この星は、姉ちゃん達が、『ヴァルハラ』と名づけていたのを人間達もそう呼んでいるけど。
「では、これで、いいですかね?リナ様?」
従業員があたしに確認してくる。
あたしは、インバース財団の会長になんかなってたりするのだ。
ちなみに、姉ちゃんも会長である。
ガウリイは副会長。
父さんと母さんは、隠居して、のーんびりとしている。
まあ、姉ちゃんは、本来の竜神としてのお仕事が忙しく(?)て、あまりこちらの財団には顔をだしてはこないけど。
パラパラと資料をめくっていくと・・・・。
・・・・・ん?
「ちょっと・・・。これ・・何?」
あたしは旅行関連の資料のとある箇所に目を留める。
「ああ、それですか?なんでも、増えているそーですよ?」
従業員が言ってくるが・・・・。
・・・まさか・・(汗)あの二人ならなりかねないかぁ・・(涙)
資料には・・・ここの銀河の中の星の数がいきなり増えていたり、消滅してたりすると書かれていたりする。
確認しただけでも、(火竜王が)数億個の星系が誕生してるとか。この銀河の中に。
そーいや、カウリスもここ最近、監視者の仕事に追われてたっけ・・・・。
たぶん、確実にこれが原因なんだろーなぁ・・・。
・・・ちよっと、混沌からここ・・視てみよっと・・・・・。
あたしが精神を集中して、この小宇宙全体を視てみると―。
あ゛あ゛あ゛!!?ずるいいぃぃ!!あたしもやりたいいぃぃ!!!
・・・・・あたしもいこっと♡
「とりあえず、この報告は、またね。ご苦労様♪」
そう言って、従業員が戻ったあと、あたしはすぐさま転移する。
「んっふふふ♪やぱり、あたしの勝ちよ♪ユニット♡」
「そんなことないもん!!私だって、結構勝ってるはずだもん♪」
エルとスミレちゃんが言い合い(?)をしているし。
「ずるいわよぉぉ!!エルとユニットだけでぇぇ!!」
あたしがそこに行くと、
「あら♪リナス♡」
「リナスも一緒にやりましょーよ♡」
エルとスミレちゃんが言ってくる。
「と~ぜん♪その為に来たんだし♪」
あたしが言うと、
「あら♡話が早いじゃない♪」
エルが嬉そ~にいう。
「じゃあ、次は、リナスも含めて、だれが、どんな銀河や星系を創りだせるか競争ね♡」
エルがいい、
「ついでに、どんだけの星を消滅できるかもね♡」
すみれちゃんがいう。
そう、この二人がやってたこと―それは。
恒星なんかを創りだして(誕生させて)惑星をつくりだし、星系をつくったり、新たな銀河系を創りだしたりしてるのである。
面白そうなこと、二人でやるなんて、ずるいわよねぇ♡
一方、そのころ、カウリスはというと、
「絶対にエルが何かやってるぅぅ!!(涙)こんなに星の数が変動してるなんてぇぇ!!(涙)」
なぜか、泣いていたよーである。
ちなみに、サラディナ達はといえば、ガウリイにここの資料作成は、完全に任せたよーである。
まあ、やっぱり、監視者になてるからには、きちんと仕事しましょう♡カウリス♡
「しっかし、やっぱ、物たりないわよねぇ(はあと)石一個星に落としただけで、消滅したりするのは。」
エルがいう。まあ、直系二十キロもある石を星に隕石としておっことしたら、普通は、そーなのでは?
「ま、いっか♡今、あたしの所に戻ってきたやつらは、全員、新たな星に転生させましょ♡」
「あ♪それいいわねぇ♡」
エルの意見に賛成してたりするスミレちゃん。
「じぁあ、あの硬度7のあの星に何名かやりましょ♡」
あたしが言うと、
「まあ、星自体が軽いけど、どうにかなるでしょ♡それ決定♡」
ちなみに、その星は、主体は、ほとんど水晶でできてたりする。
まあ、水晶の星といっても過言ではない。
これは、水晶のみで、ほとんど構成して作り出した星である。
ほんのついさっき、エルが創りだした。
まあ、時間なども進めているので(星自体の)生命が活動できる範囲にまでは、成長してたりする。
他にも、海だけで構成されている星とか(これはスミレちゃんが創った)その中・・海の中で、
生命が陸上の生命なんかも生活できるよーにしてみたりとか。
一面、花畑だけの惑星とか♡(これはあたしが創った)
かくして、しばらく、一年くらい、あたしはエル達と一緒にいろいろとやって、遊んでみた。
あー、楽しかった♡
後日談だが、ガウリイは、さすがに、資料の訂正(この小宇宙の中の星の数なんかの)に疲れたらしく、
とーぶん、迫っては来なかった♡
ラッキー♪
-続くー
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まえがき:
こんにちわ♪よーやく、長編終了♪最終章♪
いったい、何ヶ月かかってるのでしょうか(笑)
しっかし・・。この章・・何話で終わるだろーか・・・?(汗)
ではでは、またあとで♪
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あとがき:
かお:はい♪よーやく、よーやく、最終章です♪
エル:・・・遅すぎ・・・。打ち込みが・・・(怒り)
リナ:それに、あんた、休みの日・・・
小説、打ち込まないで、ずっと、チャットか、それが終わったら、・・ゲームしてたでしょーが(怒り)
かお:ああああ!?ばれてるぅぅ(涙)
姫:なんでも、ずっと、二時から午前二時まで、・・・ドラクエ・・・やってたみたいよ?(あきれてる)
かお:しくしくしく・・・。だってぇ・・・。面白くて、つい・・・てへ♡
エル:理由になってないいぃぃぃぃぃぃ!!!!!!
それに何!!今回、あたしが全然、活躍、してないじゃないのよぉぉ!!!!!!
リナ:そーいえば、次でも、エル・・・あまり出てこなかったんじゃあ?
確か、次はあたしの監視してる世界に行くっていう話のとこのはず・・・。
姫:しかも、またまた時間がとびに飛んでるしねぇ♡←完全に楽しんでいる
エル:あ・・・あんたねぇ・・・(無言で虚無を取り寄せる)
かお:あ゛あ゛あ゛!!??・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・静寂・・・・・・・・・・・
エル:う゛う゛~・・・。まだ、すっきりしないいぃぃ!!!!!
リナス!!ユニット!!部下達、いじめにいくわよぉぉ!!!!
リナス:オッケェ~♪
姫:んふふふふ♪楽しみぃ♪
(エル様、スミレちゃん、リナス、三人とも、瞬時に掻き消える)
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