前回までのあらすじ:
エル様がディルス国王二人を人間に戻したらしい。
リナ達は、逃げるよーに、さっさと、町を離れたけれど。
覇王は、シルフィールにチョッカイかけてたもんで、リナと面白がって参加したエル様に、かなり、
きつい、お叱りをうけて(笑)
と、ゆーわけで、リナ達一行が、向かうは、カタート山脈、竜達の峰(ドラゴンズピーク)!!

そして、偶然にも、またまた会議で戻っていたために、巻き込まれてしまうミルガズィアさんだったりして(笑)


リナの約束・其の29  ~水竜王復活編~


そんなこんなで、あたし達は、次の日。
ガイリアシティを後にして、一路、カタートへと向かって進路をすすむ。
シルフィールは、まだ、気絶したままなので、ゼロスのやつに、担がせているけど。
ラークだったら、シルフィール、ひこずってたし・・・。ちょっと、背が足りないよーで・・・。
(一度、ラークに担がせた)
ついでに、あたしはまだ、覇王に対して、ちよっと、気が治まらないので、
精神世界から、さんざん、覇王に衝撃波を浴びせているけど。
ついでに、エルもやってるし。
とりあえず、あたしは、なぜか、青い顔してるぜラスとゼロスとガーヴとアクア達と一緒に、
皆で、カタートを目指しているのだ。
みちすがら、お約束ながら、盗賊団を全て、軒並み急襲し、お宝全部、没収しつつ、
あたしは、またまたやってきました。ドラゴンズピーク!!
この道をぬければ、そこは、すでに峰に突入するし。
そーいや、始めて、ここ、通ったときは、・・・。
フィブリゾのやつにおどらされてたのよねぇ・・・。あたし・・・・。
なんか、また、むかむかしてきたから、あっちに今晩でも戻って、あいつ、どついておこっと・・・。

やがて、視界が開ける。
「うわぁぁぁ!!すごいですぅぅ!!竜達が一杯いますぅ!!」
ラークが感嘆の声を出している。
「う゛・・う゛・う゛~ん・・・。」
よーやく、峰に到着してから、シルフィールがやっとこさ、気がついたよーだ。
あれから、約一週間はたってるとゆーのに。
ちなみに、その間の食事は、シルフィール、一切、たべてないけど。
よく、おなかがすかなかったよなぁ・・・。シルフィール・・・。
ま、シルフィールも、本来は、監視者だし。
今は、休暇中なので、(シルフィールが管理してた世界が滅んだ『消滅』したため)
ここに、ただの人間として、転生してるんだけど・・・。
そんな理由からか、それか、エルの影響か、(多分両方)物質代謝機能を少しの間とめてたよーである。
シルフィールは。
それの補佐は、シルフィールの父親が手伝ってるよーだし。
そーいや、シルフィールの父親のサイラーグの神官長さんって、
シルフィールの中にいるSを封印する目的で、シルフィールの守護霊になってたんだっけ。
シルフィールは気がついてないよーだけど。
しかし、あたし、結構昔から、シルフィールには、お世話になってるし・・・。
いや~・・・。よく、カウリスから、逃げてるときに、かくまってもらったりしてたのよねぇ・・・。
だって、しつっこいのよ・・・。カウリスは・・・。//////
どうやら、シルフィール、全然、思い出してはいないけど。
あたしとしては、シルフィールには、何回か、助けられたし・・・。
ま、そのたんびに、一ヶ月以上・・・。くすん・・・。
ちなみに、シルフィールは、神と神の間に誕生した、存在でもあるけど。
思い込みが激しいのは、両親神達ゆずりである。
あたしなんか、覚醒しても、食べるもんは、食べるぞ!!?
やっぱ、物を食べないと、楽しみが半減するじゃないのよ!!
だから、人間の身体のままでいるんだし・・・。今も。
「あ、気がついたよーですね。」
そう言って、ゼロスがとすんとシルフィールを地面に下ろす。
まだ、シルフィールは、完全に目覚めていないとゆーのに。
「せめて、完全に、気がついてから、地面に下ろしなさいよォォ!!」
どすっぐしゃばごっ!!
あたしは思わず、ゼロスを殴り、蹴り、
ついでに、ゼラスも共同責任とゆーことで、混沌の枝(見た目は、木の枝)で、突き刺しておいた。
シルフィールがよーやく、目を開いて始めに見たのは、
峰いっぱいに、飛び交う竜達と、赤いものを流して、なぜか、ふらふらしているゼラスとゼロスだったらしい。
「ここは!?なぜ、こんなにたくさん、竜がいるのですか!?」
いまいち、状況を理解できてないシルフィール。
「なつかしいわねぇ・・・。ここも♪」
アクアが楽しそうにいい、
「ちっ。俺の最近の記憶では、いやなことだったがな・・。」
ガーヴが舌打ちしているけど。
まねぇ・・。ガーヴ、ここで、冥王に事実上、滅ぼされたんだし・・・。
でも、アクアがガーヴ、かくまったので、完全に滅びないですんだんだけど・・・。
「おー。相変わらず、でっかいとかげがいっぱいいるなぁ。」
ガウリイがすっとぼけた台詞を吐いているけど。
すると、
「何の用だ?人間達よ?」
また、以前と同じ台詞で黄金竜が語りかけてくる。
この竜は、まだ若いので、アクアのことは、知らないらしいけど。
そーいや、アクアって、ほとんど、あの年寄りの姿で通してたよーだし。
ガーヴとデートするときだけ、今の若い姿になってたよーだし。
「ここにある、水竜王の記憶の欠片に用があるのよ♡」
エルが喜そうにいう。
「・・・・何ゆえに?」
その台詞におもいっきり警戒している竜。
「あんたにいってもねぇ♪トーヤ♪そだ♡」
エルがいきなり、その竜の名前を言う。
あたしにも、すぐに分かったけど。この竜の名前。
みただけで、(その気になれば、みなくても情報はわかるけど)わかるし。
存在の情報なんか。
いきなり、名前をよばれて、混乱してるトーヤ竜。
「ミルガズィア~♪いるんでしょ~♪」
いきなりミルガズィアさんを呼ぶエル。
そーいや、ここにいるらしく、気配があるけど・・。
「な゛!?長老を呼び捨てに!!?何者だ!?無礼な!!?」
トーヤがいうけど、
「んな台詞、言わないほーが、いーと思うなぁ。俺は。
  前にも、んな台詞言ってから、ひどい目にあった竜達って、かなりいるからなぁ・・。」
ガウリイがめずらしく、覚えてたらしく、親切にも忠告してるんだけど。
「お゛お゛!?ガウリイがまともな意見いうなんて、珍しい!!」
あたしが言うと、
すると、ガウリイ、何やら、にやりと笑って・・。
ん?なんだか、ガウリイの様子が変?
「俺だって、やるときは、やるんだよ。」
いつものガウリイらしくないけど。
・・・・・・・・・。なーんか、やな予感・・・。
そーいえば、ガイリアシティから、ここまで、ガウリイの様子がいつもと違ってたんだけど・・・。
ま゛・・・ま゛・・ま゛ざが・・・。
いやだよぉぉ・・・。お願い、ガウリイ、思いださないでぇぇ・・・(涙)
そういえば、ここ毎日、いつにもまして、しつこかったけど・・・。ガウリイ・・・。
・・・・・。考えないよーにしよっと・・・・。
しばらくすると、
ばさ!どさ!
しゅんん!!
いきなり、上空から、竜が落ちてくる。
あ、エルフまで一緒に落ちてきた(笑)
『な゛な゛な゛な゛な゛!!?何だって、貴方様がこんなのところにいらしてるんですかぁぁぁぁ!!??』
その今落ちてきた、男女がいっている。
「長老?お知り合いですか?この人間達と?」
イーノが彼らの長老でもあるミルガズィアさんに聞いている。
汗びっしょりにして、うなづくミルガズィアさん。
「あら♪ミルガズィア、久しぶりね♪」
アクアが気軽に声をかける。
「お゛・・おじ様?お知り合いですか?」
エルフの女性・・メンフィス・・つまり、メフィがいうのと同時に、
「水竜王様ぁぁぁ!!!??はっ!!それに、魔竜王ガーヴまでぇぇぇ!!??」
完全にぱにっくになってるミルガズィアさんである。
『ま・・魔竜王って・・・誰ですか?(汗)』
おもわず、聞き返しているイーノとメフィの二人。
「そいつ♡」
あたしとエルがガーヴを指差す。
「リナ=インバース!!その御方は、ともかくとして!!お主のとこに降臨されてても!!
  なんで、水竜王様や、魔竜王までが、一緒にいるんだぁ!?しかも、獣王に獣神官までぇぇ!!?」
完全にミルガズィアさんはパニックである。
そんな感情がかなり漂っているせいか、あっさりと、ゼラスとゼロスは回復してるし。
しっかし、ミルガズィアさん、かなりな問題発言してるけど・・・。(笑)
一方、あたしの名前を聞いて、イーノは完全に石化してるんだけど・・・。
いったい、あたしの情報、どういう風に、とらえてるのかしら(怒)
「やっほー♪ミルガズィア、メフィ♪いーかげんに、あたしになれないと♡」
完全に無理なことを言っているエル。
「あたしは、エルに付き合っているだけだから♪面白そうだし♪あ、アクア・・水竜王と魔竜王を復活させるんだって♪」
あたしがあっさりと言うと、
『げ??!!』
短い言葉を発して、その場に動けなくなるミルガズィアさんとメフィ。
「私達としては、戦力が一つでも、元に戻るのは、大変、うれしいですが・・・。水竜王の復活は・・ちよっと・・。」
ゼラスが冷や汗かきつついう。
「大丈夫だってば♪ついでに、部下Sに、欠片のみ、吸収させるつもりだし♪」
エルがさも面白そうにいう。
「そーいえば、ルーカスとミリーヌから、Sの欠片二つ、預かってるし♪」
あたしが言うと、
「・・・?Sって・・だれですか?」
イーノがふという。
すると、
「エル様、呼びましたでしょうか!!!」
いきなり部下Sが出現する。
どーやら、ちょーど、エメロードたちのところから戻ってきたよーである。
「すいません!!エル様、遅くなりました!!」
間髪いれずに、姉ちゃんまでもが戻ってくる。
『赤の竜神の騎士ルナ=インバースと、赤瞳の魔王!!??』
メフィとミルガズィアさんの声が重なる。
ラークとシルフィールにいたっては、完全に卒倒した。
そーいや、シルフィール、まだ、あのヌイグルミ、後生大事にしてたんだし・・・。
その姿の元が魔王とは、半信半疑だったんだろーなぁ・・・。
イーノは、完全に動けないでいるけど。
「んっふふふ♪これで、全員、揃ったわね♪じゃ、とりあえず、アクアとガーヴ、完全、復活させましょ♡」
エルがいい、いきなり、あの空間とこの場所の空間をつなげている。
「さて、あんた達、自分で、吸収して、復活しなさいね♡」
エルの言葉と同時に、
欠片二つがアクアとガーヴの方によってゆく。

かっ!!!!
あたりが、一瞬、光につつまれる。
「おっしゃぁ!!完全復活!!」
「私も復活しましたわ!!」
ガーヴとアクアがそれぞれの魔族と神族として完全に復活する。
ミルガズィアさん達は、その情景をみて、言葉を失っているけど。
「・・・・水竜王様・・・・まさかとは、思いますが・・・。(汗)復活した記念とかいって・・・・。
  盗賊いじめや、かくれてのデートなどにいかないでくださいよ・・・・。」
ミルガズィアの言葉に、
「ぎっくぅぅぅぅぅ!!!!!」
完全に図星を指されたらしく、固まるアクア。
どーやら、ミルガズィアさん、
あのとき、冥王の一件のとき、偶然に、アクアとガーヴの関係・・・知ってしまってたよーである。
それで、あのとき、無口だったのか・・・。
あたしがアクア婆ちゃんのことを聞いても何も答えてくれなかったし・・・。
「あら♡では、これで、私の部下達は、全員、揃いましたのね♡」
姉ちゃんがいうけど。
「揃ったとはいうけど・・・。・・・・回復・・・してるのか?ルナ?」
Sが姉ちゃんを心配している。
「あ゛・・・まだ、完全に、回復・・・してないわ・・・。あの子達・・・あ・・あははは(汗)」
姉ちゃんが残りの三人の竜王達の様子を視て、から笑いしている。
そーいや、このまえ、エルに受けたダメージ・・・回復してないよーだけど・・・。
ま、滅びなかっただけ、ましであろう。
「あ゛・・・あのぉ・・・。一体、何がどうなっているのでしょうかぁ?」
いつのまにか、辺りには、軒並み、竜達がやってきていて、あたし達に質問してくる。
ちょっと、いじわるしてやろっと♡
「なんでもないのよ。ただ、エルこと、『金色の魔王(ロードオブナイトメア)』が、
  水竜王ラグラディアと、魔竜王ガーヴを復活させただけ♡」
あたしはそう言って、エルの方を親切にも、指差して教えてあげる。
刹那。
びっしぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃんんんんんんんんん!!!!!
ドラゴンズピークは、今までに経験したことがないであろう、
おそらく、かつてのゼロスの侵攻(?)よりも、深い恐怖と、絶望と、困惑とが入り混じり、
峰の空気全体で固定化してしまったんだけど・・・。
なんで、ただ、名前いっただけで、この反応なんだろーか?
エルって、万物の母である混沌そのものなんだから、そんなに、恐れる必要はあるけど、必要ないのに。
面白そうなら、どんなことでも、認めるし♪かくいう、あたしもそうだけど。

とりあえず、アクアとガーヴを復活させるのは、無事に終了した。
さーて♪今度は、シルフィールの中にいるSを苛めて、取り出すか♡
(そーね♪部下S達、他も全員一緒に苛めて遊びましょう♪)
エルも賛成してることだしね♪

                                      -水竜王復活・第五章終了ー
                                     -第六章・赤瞳の魔王復活編に続くー


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まえがき:

さーて、またまたかおの代理のエルでーす♪
よーやく、よーやく、今回でこの第五章が終了するそーです。
ちっ・・・。打ち込みペースが遅いったら・・・。
ま、今回は、あたしがほんの少し、活躍してるみたいだけど・・・。
もうちょっと、あたしの出番増やせ!!こいつは!!
ではでは、面白い、肉の塊と化しているこいつはほっといて、また、あとで会いましょうね♪

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あとがき:
かお:どーもぉぉ・・・・・・・。ぜい・・・・・。ぜい・・・・・・。
    まだ、身体から、わけの分からない生き物が出ていて、ひざの上に、混沌の塊のっけられて、
    ひざの下には、混沌の針の山が突き刺しているかおなのです・・・・。
リナ:ふっ。よーやく、第五章がおわったわね・・・・・。
エル:そーね♪さってと、次の章は、いきなり、部下Sの復活はら始まって、ほとんど、あたしが暴れられる♡
リナ:あたしは・・・。いやだなぁ・・・・・・。だって・・・・・。ガウリイ・・・・・。しくしくしく・・・・・。
エル:いーじゃないの♡もともとあんた達は、結婚してるんだから♪
リナ:さすがに、五日も続けては、いやよぉぉぉぉ!!!!
   おなかはすくし、盗賊苛めはできないしぃ!!!
かお:そーいえば、そこで、シルフィールさんまでもが、前世(?)の記憶・・・思いだしますしねぇ・・・。
リナ:シルフィールには、また、お礼言わないと♡
エル:と、いうわけで、次が、いてもいなくても同じのなさけない部下Sの復活編となります。
   次が、竜王全員集合ですけど。ここで、ガウリイが面白いこと、するのよねぇ♪
リナ:はっきりいって・・・。馬鹿・・・。これにつきる!!今、あたし達、人間なのよぉぉ!!?
かお:ではでは、また、次回の章で会いましょうなのです。
    ふう・・・。どうにか、ツリーが落ちるのに・・間に合った・・かな?
エル&リナ:そー思うんだったら、とっとと早く打ち込めぇぇぇぇぃぃぃぃぃ!!!!!
(どすぐしゃざすざすざすすっ!!!!!)
エル&リナ:それでは♪

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