前回までのあらすじ:
とりあえず、リナ達は、カタート山脈の竜達の峰(ドラゴンズピーク)に行くために、
セイルーンを出発した。
ゼルガディスは、フィルさんに、アメリアと結婚さしてほしいと、言ったところ、セイルーンで足止めくらってるけど。
その代わりに、リナ達には、シルフィールと、エルフのラークが加わった。
さてさて、このメンバーで、何がおこるのか(笑)


リナの約束・其の28  ~水竜王復活編~



一路、目指すは、カタート山脈のふもと、ディルス王国、ガイリアシティ!!
あたし、エル、ガウリイ、ゼラス、ゼロス、ガーヴ、アクア、シルフィール、ラークの9人旅!!
さーて!!暴れるわよぉ!!!!
セイルーンをでて、すぐのこと。
といっても、王宮を出たところで、
「で、リナさんや、ロードオブナイトメア様は、どこにいかれるんでしょうか?」
いきなりエルの通り名で、あたしに言ってくるラーク。
その名前は、精神世界にも、聞こえたらしく、
セイルーンにチョッカイかけてみよーかという、下級魔族にも、ダメージを与えて、結界の外にて、死んでたりするけど。
どーも、下級ごときでは、ここの結界に入るのは、無理のよーである。
といっても、中級以上になると、全然、関係なくなるけど。結界の役割は。
「・・・・ラークさ~ん・・・。エル様の、その呼び方はやめてくださいぃぃぃぃ・・・・。今は。」
情けない声をだして、ラークにいっているゼロス。
「そうそう♪エルでいーわよ♪呼び方なんて♪」
エルがきらくに言っているけど。
・・・いーのか?!
「・・・・(汗)で・・では、エル様、あの、どちらにいかれるのですか?これから?」
シルフィールがまだ、ダメージが回復しきっていないのか、青い顔して聞いてくる。
「アクアとガーヴ、復活させよーと、思ってね♡」
エルの即答に、石化してるシルフィールとラークの二人。
「とりあえず、ディルス王国のガイリアシティにいくわよ♪始めは♪」
あたしが説明すると、
「なぜ、あそこへ?」
不思議がるゼラス。
「ガイリアシティか・・・。そーいや、以前、ゼロスのやつが、俺の計画つぶすために、火の海にしたっけ。」
ガーヴが思い出したよーに言う。
「しかも、リナさん、覇王様が、国王に成り代わっていたのをあっさりと殺しましたしねぇ・・。
  ま、今考えると当然だったんですね・・。リナさんがそんなに強いのも・・。」
ゼロスがいう。
「ふと、思ったんですけど、リナさんって・・・そんなに強いんですか?」
またまたラークがいらんことをいって、
『エル様に次ぐ、実力・・もってますからねぇ・・・・・。』
いきなり爆弾発言しているゼラスとゼロス。
その台詞に、
ガーヴ、アクア、シルフィール、ラークがまともに凍りつく。
「・・・あんたら・・・。あとで、とっちめる・・・・。」
あたしがゼラス達に言うと、
『あ゛あ゛あ゛ぁぁ~!!すいませんですのです!!』
しっかりと声をそろえて謝ってくるゼラスとゼロス。
「ま、ゼラス達のたわごとは、無視して、さっさといきましょ!!」
あたしはとっとと先に進んでいく。
「・・どーいうことだ?ゼラス?」
ガーヴがゼラスに小声で聞いている。
「あ、リナ=インバース殿は・・・リナス様でした・・・(汗)」
あっさりと暴露しているゼラスである。
瞬間、アクアとガーヴが凍りつく。
『ちょいまてぃぃぃぃぃ????!!!(混乱)』
いきなりわめき始めてるアクアとガーヴ。
「?どうしたんでしょーか?魔竜王さんは?」
ラークが首をかしげているけど。
しっかし、ラーク、肝が太いとゆーか、何とゆーか・・。
アクアとガーヴ、そして、エルのこと、知っても、あまり動揺してないし・・・・。
シルフィールなんかは、魔族と聞いただけで、顔色悪くしてるのに・・・。
といっても、シルフィールも、冥王にドラスレ、ぶちかました経験があるからなぁ・・・。
いまさら、驚かないんだろーし・・・。
ラークにいたっては、魔王召喚すれすれの現場にいたこともあるし・・・。
ま、今更ってこてなんだろーけど・・・。
「・・・虚無の具現化・・・。こういった形で、また、現実になってるのですね・・。」
シルフィールは、半ばあきらめた様子で声を漏らしている。
「いーじゃないのよ♪世界そのものは、あたしの玩具なんだから♪」
エルがあっさりと、皆の心を視て言っているし・・・。
『あ゛う゛・・・・・・・・(汗)』
エルの台詞に、全員が涙した。

とにかく、道中、盗賊いじめをしつつ、ガウリイに・・と、これはいーか///
そんなこんなで、あたし達は、よーやく、ディルス王国へとたどり着く。
「ここも、変わってないなぁ~。」
ガウリイがそんなことをいっているけど。
変わってるってば。
今は、あたりには、魔の気配が満ち溢れている。
原因は・・・。子供達がほとんど持っているヌイグルミのせいだけど・・・・。
どうも、ここでは、Sのヌイグルミは、馬鹿受けのよーである。
「部下Sのくせに!!人気があるなんて、生意気よ!!」
エルがいってるけど。
すると、今の今さら、シルフィールが気がついたらしく、
「え゛え゛!?このヌイグルミって、魔族だったんですか!!?」
いきなり袋からSのヌイグルミを取り出している。
しかも、ご丁寧に、髪をリボンでかわいく結んでいたりする。
・・・今度、部下S本人で、あの髪型・・やってみよっと♪
「魔族というより、赤瞳の魔王様の一部の欠片で具現化している品なんだが・・。
シルフィール殿?」
みょうに、シルフィールに対してまで、なんだか敬語を使っているゼラスである。
「え゛え゛!?そうなんですか!!?エルフの間では、あのヌイグルミ、かなり流行ってるんですよぉ!!
  何でも、魔王に立ち向かっていった、レイ=マグナスのヌイグルミだ。だとかで。」
ラークが今のゼラスの言葉にかなり驚いているけど。
「立ち向かうとゆーよりは、ルビーアイ様の欠片が封印されてて、身体を提供したとゆーほーが、的確じゃないかぁ?」
ガーヴがいい、
「そうよねぇ・・。レイ=マグナスって、私が(間違って)封印した、シャブラニグドゥの寄り代ろだしねぇ・・・。」
ガーヴに続けて、アクアがいう。
「そういえば、魔王様は、レイ=マグナスの魂と記憶、完全に吸収して取り込んでますしねぇ・・。
  レイ=マグナス=シャブラニグドゥさまとお呼びしてもいいんではないかというくらいまで・・。」
ゼロスがのほほーんと答えている。
その台詞に、シルフィールとラークは顔を見合わせて・・。
『も・・もしかして・・』
ある台詞を二人して言いかける。
「そーよ♪カタートで氷付けになってるのは、人間の肉体は、レイ=マグナスよ♡部下Sは♪」
あっさりとシルフィールとラークが言いかけたことに答えているエル。
『うっそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!?????』
シルフィールとラークの驚きの声が町中に響き渡る。
やがて、人通りのない広場へとあたし達はたどりつく。
なんで、人通りがないかとゆーと、実は、ちゃっかり、あたしがある特殊な結界を張ったからなのだけど。
そこに、問題のあいつはいた。
「んっふふふ♪みーつけた♪覇王グラウシェラー♪」
あたしと
「あたしも参加するからねぇ♪リナ♪」
エルの声がその銀の髪の男性に向かって発せられる。
「リナスレイヤー様ぁぁ!!??エル様ぁぁぁ!!??」
かなり驚いてる覇王グラウシェラー。
「あっ!!私に、何度も、言い寄ってきてた男性の人!!」
ごげっ!!
どうやら、シルフィール、完全に勘違いしてたよーである。
「あ゛あ゛あ゛!!シルフィール=ネルス=ラーダ!?なんだって、こんな所にぃぃぃ!!」
狼狽している覇王。
「覇王様・・・。ご存知なかったんですか?・・・シルフィールさんって・・・リナさんの友人ですよ・・・。」
ゼロスが丁寧にも、説明してあげている。
「って・・・。リナさん?もしかして、この男性・・覇王って・・・もしかして、あの腹心の?」
シルフィールがあたしに聞いてくる。
「そよ。こいつが、覇王グラウシェラー。どうにか、物質干渉力が戻ったみたいだけど・・。」
あたしが言うと、
はうぅぅぅぅ!!!!!ばたんっ!!!
シルフィールはその場に卒倒する。
「・・・リナさん、あなた、本当に、人間ですかぁぁぁぁ!!!!??」
ラークにいたっては、完全に混乱しているし。
ま、今は人間の身体だけど、本質的には、あたし、人間じゃあ、ないしねぇ・・・。
『リナ=インバースは、人間では、ないですわよね・・。』
ゼラス、ゼロス、ガーヴ、アクアがそう言って、うんうんうなづいているし。
「そーそー♪リナは、今は、人間になってるだけだし♡」
エルが楽しそーにいってるけど。
そーいえば、エルフ達って、あたし達や、監視者の存在・・・知らないはずなんだっけ・・・。
いや・・。あたし達、あまり、干渉しないから・・・・。基本的には・・・・。
あたしなんか、監視者になってるのって、休暇の暇つぶしなわけだし・・・。
「・・・人間になってるだけって・・・(汗)」
ラークがよせばいいのに、聞き返してくる。
「知らなかったんですよぉぉぉぉ!!!!リナスレイヤー様がリナ=インバースだったのも!!
  カウリス様がガウリイ=ガブリエフだったのも!!
  そのシルフィールという人間が、リナス様のご友人だったということもぉぉぉぉぉ!!!!」
いきなり泣き喚きながら、あたしに対して命ごいしてくる覇王である。
「いきなり、言うなぁぁぁぁぁ!!!!!!」
どっごぉぉぉぉんんん!!!!
あたしの混沌の衝撃波が覇王を完全に直撃する。
あ、生意気にも、まだ、生きてる!!
ラークはその情景をみて、石化してるけど。関係ないし。
ガウリイは、攻撃の余波をブラストソードで、霧散さしているし。
どーやら、本能だけで、力また、使ってるよーだけど・・・。
「あら♪もしかして、Sより、根性あるんじゃないの♡」
エルがうきうきといって、いつも部下達専用にしている混沌の棘付きハンマーを虚空から取り出す。
んじゃ、あたしはエルとおそろいの大鎌を♡
ついでに、物質世界面だけではなく、精神世界面からも、同時にすることに決定♡
「お・・お許しぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!????」
覇王はそう言って、精神世界へと引っ込むけど。
そうは問屋がおろさない♡
ここ、あたしがちょっと変わった結界してるので、精神身体だけでも、実体化できるのである。
つまり、ここの結界の中は、精神世界そのものと言っても過言ではないのだ。
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。(滝汗)』
ゼラス、ゼロス、ガーヴ、アクアは完全に脂汗と冷や汗を大量に流してその場に動けないでいる。
・・・そーいえば、どのくらいまで、持ちこたえれるのかな♪
「ね!!エル!!どのくらいで、滅びるか遊んでみましょうよ!!」
「いーわねぇ♪どーせ、滅んでも、すぐ、復活させれば、いーし♪気が向けば♪」
あたしの提案に乗ってくるエル。
瞬間、精神身体であるはずの覇王の顔色がなぜか変わる。
あ、面白い♪
赤、青、黄色、緑、黄緑、紫、茶色、などなどとくるくると色がかわってるし♡
『んじゃあ、そーいうことで♡』
あたしとエルの言葉に、
「そんなぁぁぁぁぁ!!!!」・・・・・・しゅん!!
情けない声をだして、あっけなく滅びる覇王。
「ちっ・・・。情けないわねぇ・・・。」
ぱちん!!エルが指をならすのと、同時に、今滅んだ覇王が復活する。
「もーちょっと、楽しませてね♡」
「・・・・・・(ずざぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!)」
かくして、あたしとエルは、覇王で一万回以上、腹心の限界というものを実験してみた。

あうぁあぁあぅぅぅ(涙)
情けない声を出してないている魔王。
「何よぉ・・。情けないわねぇ・・。部下S達なんか、こんなんは、序の口よ♡」
あたしが言うと、
「そーよ♡部下S達だったら、せめて、最低一兆億回はやらないと♪実験は♡」
エルがあたしに続いていう。
『しくしくしくしくしく・・・・。(涙)』
その台詞に、なんでか泣いているゼラス、ゼロス、ガーヴ、アクア、グラウシェラーの五人。
ラークはといえば・・・。
「そういえば、リネアはどうしてるだろーか?」
虚空をみつつ、現実逃避に走っているけど。
リネアというのは、ラークの妹である。ラークに似ずに、結構、賢い女の子なんだけど・・・。
あたしは、とりあえず、シルフィールが目覚める前に、結界を解いておいた。
やがて、シルフィールが目覚めて、
「すいません!!二度と、リナ様のご友人には、手出ししません!!(涙)」
シルフィールに謝っている覇王。
シルフィールは多少、困惑しながら、
「ま・・まあ、そういうことなら・・・。」
どうにか返事をしてるけど。
「では・・。私は、これで・・・。」
逃げようとする覇王をあたしはがしっと捕まえて。
「んっふふふふ♪グラウシェラー、あたしに対して、まだ、謝まってないでしょが♡」
にっこりいったあたしの台詞に、完全無欠に石化する覇王。
「とゆーわけで、あんたが、呪法をかけた、ヴェルズ前国王、元の人間にもどしたら、ちょ~っとは、許す♪」
あたしが言うと、
「あら、リナ、ヴェルズなら、覇王、何回か今滅んだから、あたしんとこに戻ってきたけど♪今♪」
エルが答えてくる。
「そーなんだ。」
ちっ。覇王に人間に戻さしたら、面白いことになるかと思ったんだけど・・。
「それも、そーね♪じゃ、追い返しちゃいましょう♡」
エルがあたしの考えが面白そうと受け取ったらしく、あっさりと、エルのとこに戻っていた、
ヴェルズ国王をこの世界へと戻してくる。

しばらくして、ディルス王国・・もとい、ディルス城から、とても面白いほどの大量の戸惑いの感情が流れでてきた。
『あ゛・・・(汗)』
ゼラス達は、瞬時にそれがどういった理由で生じたものか、判断がついたらしく、固まってるけど・・。
実は、いきなり、人間に戻して、追い返したもんだから・・・。
・・・パニックに城の中がなっているのである(笑)
「さってと♪じゃ、今日は、ここで泊まって、明日に、カタートへ出発しますか♪」
あたしが言うと、
「・・・あ・・あの?私もでしょうか?」
覇王がびくつきながら、聞いてくる。
「いーや♡あんたは、一人でゼラスやフィブ、ガーヴの仕事まで、やんなさい♪期限は四日♡」
あたしが覇王にいう。
「ど・・・どえええぇぇぇぇぇぇ!!!!??」
覇王が驚愕の声を上げるけど。
「それより、部下Sの仕事もやらせましょーよ♪リナ♪」
「そね♪じゃ、全部で、期限は三日で♡」
エルの提案にそれもそーだと納得して、覇王にいうあたし。
(・・・期限・・短くなってるし・・汗)
なんて、思ってるぜラスたちだけど。
「しくしくしく・・・・。分かりましたぁぁぁぁ(涙)」
なぜか、血の涙をながしつつ、覇王は、自分の居城に戻っていく。
ふっ。三日もあって、何泣き言いうんだか!!
あたしなんか、ものの数秒もたたないうちにあれくらいの仕事は済ますぞ!!?
「とりあえず、今日は、もう、どっかで、泊まりましょう♪」
エルの提案に基づいて、あたし達は、その日はガイリアシティに泊まることにする。
さーて♪明日は、カタートへ出発っと♪
・・・その前に、一度、あっちにもどって、サラディナ達・・手伝ってあげよっと・・・・・。
そうして、あたしは、またまた精神の一部を切り離して、その日の夜、あちらに戻った。

「リナスお母様ぁ~(涙)」
サラディナが泣きついているけど、
どうやら、反逆者のデーターが、一気に各監視者から送られてきたためらしい。
その反逆者は、各監視者があっさりと始末してるけど。
その魂の今後の取り決めとか、いろいろと事後処理があるのである。
・・・ふぅ・・・。
・・・・やっぱ、ここも、人手がもーすこし、かなりいないとなぁぁぁぁ・・・・。

                                                  -続くー

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まえがき:

さーて!!かおの代理のエルでーす♪
ふふふふ♪このあたしの活躍を後回しにするなんて、いい度胸のこいつなんだから・・(怒り)
と、いうわけで、混沌の掃除をS達といっしょにやらせてたりして♡
しっかし、あたしの活躍はいったい、どうなってるのでしょうか!!?
こいつ、本当に、あたしのファンなのかしら?
ファンなら、ファンのように、あたしばっかり出せばいーのに・・。
たとえば、作者が言っていた、ブラリ旅日記とか・・・。
あと、あたしの漫遊記、本編よね♡やっぱり♪
では、またあとで会いましょうね♡

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あとがき:

はい!!と、ゆーわけで、またまた後書きを乗っ取っているエルでーす♪
よーやく、次回で、この章は終了の予定のそうだけど・・・。こいつは・・・。
もうすこし、根性いれて、集中して、打ち込んでほしいものです!!
得に、あたしが活躍する場面では!!
もーちょい、表現増やして、あたしを活躍させても・・・。ぶつぶつぶつ・・・・・。
・・・・・・やっぱり、混沌の掃除だけでは、なまぬるいわね!!
でも、混沌に沈めるのも、あきたし・・。なーんか、いい、お仕置きって・・・あ♪んっふふふふ♪
そーだ♪あれにしよ♪
では、あたしはちょっと、準備をしますので♪
では、次回で会いましょーねー♪じゃぁね♡


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