前回までのあらすじ:
リナ達一行に、ゼラスとゼロスの代わりにルナとSが加わり、なぜか、ルナとSの子供達三人も同行して。
やってきました。伝説と伝えられていたという、謎の神殿へ♪
そこは、特殊の結界がほどこしてある為に、普通の存在には見えません♪
だから、伝説になってたらしいのだけど・・・。
その中でリナ達が出会ったのは、水竜王アクア=ラグラディアと、なんと、滅んだはずの、魔竜王ドルス=ガーヴ!!
さてさて、一体・・ふふふふふ♪

リナの約束 其の24   ~赤の竜神達の受難編~終了(一応)


水色の髪を長くのばして、水色の瞳に水色の眉毛。
やさしそうな感じの二十歳そこそこの女性の姿へと姿を変える水竜王。
「ま、ともかく、こんな所で立ち話もなんですから、どうぞ、家にいらしてくださいな。」
アクアがあたし達をそういって、アクアとガーヴの家に案内してくれる。
完全にゼルとアメリアは混乱してるよーだけど。
ま、目の前で滅びたはずのガーヴが生きてたってことにも、おどろいたんだろーなぁぁ・・。
だって、一度は滅びかけた、ガーヴの精神身体・・・。実は、冥王にやられてたのは・・・。
一部だったりしたんだけど・・・・。
本体と、一部を切り離してて・・・。
しかも、本体はというと・・・。アクアといちゃついてたらしーし・・・・。
一部が滅んじゃって、その欠片は、他のところにいた、アクアの欠片が回収してて・・・。
で、今に至ってるわけなんだけど・・・。
さて・・・アメリア達には、どうやって、説明・・・するかな?

「で、説明してくれないか?」
ゼルがアクアの家についての第一声を発する。
ま、当然だろう。
「あら。恋人と一緒に住んでたら、おかしいかしら

アクアがお茶を運んで来つつ言う・・・。
お゛い・・・・。
「アクアさん!!相手は、魔竜王ですよ!!諸悪の根源!!魔族!!
  しかも、降魔戦争のとき、水竜王を滅ぼしたという、一人ですよ!!そんな魔族と!!」
アメリアがアクアにくってかかる。
一般の伝説では、赤瞳の魔王と魔竜王が水竜王を滅ぼした・・・とされているからか、
アメリアの反応は、もっともといえるのだけど・・・。
実は、ちょーと、違ったりして・・・。あの戦い・・・・。
「ま、大方は、事実だけどな。だが、仕事と、プライベートは別だし・・。」
とSがお茶を飲みながらいってるけど。
「そーよねぇ・・。始めは、アクアから、相談・・受けたものねぇ・・・。私・・。」
と姉ちゃんが言う。
「・・・相談?」
ゼルが姉ちゃんの言葉に反応して、姉ちゃんに聞き返している。
「そう。アクア、ガーヴの子供・・身ごもったらしくて

『ぶぶぶぶぶぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!』
姉ちゃんのあっさりした言葉にまたまたアメリアとゼルはお茶を噴出している。
うーむ・・。なんか、アメリアとゼル、むせこんだり、噴出したりばかりのよーな気がするんだけど・・・。
「だから、スィーフィード樣に相談したんですよ。私とガーヴは隠れてお付き合いしてましたし。
  ・・・スィーフィード樣と赤瞳の魔王といっしょで・・・。」
アクアは顔を赤らめて答えている。
「俺は、一度、赤瞳の魔王様と、ばったり、デート中に鉢あわしてな・・・。魔王様も、デート中だったし・・。」
とガーヴ。
「さすがに、我も驚いたが。とにかく、それから、このことは、我らの共通の秘密となってな・・。」
Sが言う。
「私達の子供のは・・・かつて、異世界の神と魔王にされてましたし・・・。」
姉ちゃんがいうと、
「それって、エメロードたちのことだよね♪母様♪」
エメロードが話しに割りこんでくる。
「エメロード!!母様達のお話の邪魔、しないの!!」
フレイヤがエメロードをしかっている。
「ぶう・・・。つまんない・・・。」
エメロードはふくれているけど。
・・・こんなんで、大変だろーなー・・。
エメロードの部下達・・・。
「とにかく、身を隠す必要が、あったわけなんですが・・・。何しろ、いきなり、身を隠すわけにも、いかなくて・・。」
「そんなとき、フィブから、ある提案が持ち上がってな。誰か、一人、竜王に対して、戦争しかけて、
この世界のバランスを崩すという・・。」
アクアのあとにSがいい、さらに続けて、
「で、だったら、ちょうど、いい、めくらましになるからといって、アクアが選ばれたわけだ。
・・といっても、ただの作り芝居では、気がつかれてしまう。だから、一応、
あの戦争を起こしたわけだ・・・。」
ガーヴが続けて話をする。
「・・・私としても、芝居だとは、わかってましたけど、一度、身体をばらばらにしまして・・・・。」
「おいおいおい・・・。(汗)」
ゼルがなんかアクアの台詞にたいして、汗をかいている。
「一応、全力とはいかなくても、あの戦いをやったわけです。・・・ま、エル様には、気がきがつかれてましたけど・・・。」
いってちらりとエルの方をみるアクア。
「ま・・ねぇ・・。たかが、目くらましのためだけに、あそこまで、やったあんた達には、結構、楽しませてもらったし♪
  でも、S・・あんた、情けなすぎ!!
たかが、芝居だったのに、なんで、あっさりと、封印なんか、されてんのよ!!」
エルがSに一括してるけど、
「ガーヴはガーヴで、一度、人間になって、アクアと隠れるという作戦だったのに、下手に人間の心が混じっちゃったし・・・。」
エルがぶつぶついってるけど・・・。
・・・そーしたのは、誰でしたっけ?
たしか、面白いからという、理由だったと、あたしは、エルから聞いたけど?
(リナス♪細かいことは、気にしない♪)
エルが精神世界からあたしにのみ、聞こえるように語り掛けてくる。
「・・・父様に関しては・・・しかたがないかと・・・。
  だって・・あの時、いきなり、・・・エメロードが・・父様に会いに行ってましたし・・・・。」
ちらりとエメロードをみて言うロキ。
「そーいえば、そうでしたね・・・。
  いきなり、人間の子供が出現したかと思うと、『父様ー!!』でしたもんね・・・。あの時・・。
  ついつい、私も手加減するつもりが力が入ってしまって・・・。」
「我なんかは、力が思いっきり抜けたぞ・・・。他の部下に気がつかれては、と気があせって・・・。」
アクアとSが同時に言う。
そーいや、そんな報告があったっけ・・・・。
エメロードたちの世界の監視者から・・・。
ちなみに、名前はアリーナという、その監視者は。
「ま、かいつまんでいえば、Sとガーヴとアクアが共同して、あの戦争をわざとお膳立てしたのはいいけど、
  エメロードの予期せぬ訪問によって、予定が大幅に狂って、Sは氷づけになるわ。
  アクアは、ちょっと、ばらばらになりすぎるわ。ガーヴは人間の心が混ざるわ。
  ってな感じになったわけ。わかった♪ゼルガディス、アメリア♪」
エルが面白そうにゼルとアメリアに言う。
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。世界って・・・・。(涙)』
なんだか、二人は涙を流しているけど。
「それより、なんの御用ですか?エル様?ここにこられたということは?」
アクアがエルに聞く。
「それは、俺の用件にも関わる。・・・異世界黙示録って・・・あんた・・水竜王の知識の欠片・・
  ときいたのだが・・・。だったら、写本よりも、水竜王である本人のあんたに聞いても分かるか?
  俺の質問というか、望みのことは・・・。」
ゼルがアクアの台詞に反応して、アクアに用件を切り出している。
「・・・?用件?もしかして、貴方のその身体・・元の人間にしたい・・とか?」
あっさりとゼルの望みを言い当てているアクア。
さすがというか、なんとゆーか・・・。
「あら、だったら、レイス、貴方の分身がやったことでしょう?元は?
  貴方が責任もって、元の身体に戻すべきだと私は思うけど?」
姉ちゃんがSにいい、
「父様、母様のいうとおり!父様が人間に戻すべきだと思いますわ!!」
「一応、この人間、父様の欠片が封印されてた、人間の親族なんですから・・・。
  しかも、父様の血縁でもあるし・・・。この人間・・・。」
フレイヤが姉ちゃんの言葉に即座に賛成し、ロキにいたっては、爆弾発言をしている。
「確かに・・・。レゾの血縁は・・・我の・・・我の寄り代となってるレイ=マグナスの血縁だしな・・。」
さらりと言うS。
いや、事実だけど・・・・。
しかも、実は、レイ=マグナスも・・ゼフィーリアの出身だったりして・・・真実は・・。
あ・・あはははは(汗)
『な゛っ!!??』
アメリアとゼルは除けっている。
「ふむ・・・。では、ルナに免じて、元に戻しておくか・・。
  迷惑かけたのと、口止めとして、魔力などは、そのままにしておいて・・・。」
Sがつぶやく。
「あら
レイスってば
だきっ!!!Sに抱きついてる姉ちゃん・・・。/////
・・・・・・・・。こほん・・・・。
「・・・もしもーし?姉ちゃ~ん・・・。S~・・・・。」
完全に二人の世界に入り込んでる姉ちゃんとSである。
「あ・・あら・・////」
「あ・・・/////」
ようやく、離れる姉ちゃんとS。
仲がいいのはいいけど・・・。状況は考えないと・・・・。
「じゃ、それでいいわね♪ゼルガディス♪」
エルがゼルにいきなり言って・・・・。
かっ!!!
ゼルの身体が一瞬、光る。
なんか、Sが呪文のような、(いや、カオスワーズなのだが、人間には聞き取れない言葉の)ものをつぶやいている。
瞬間、ゼルは、いきなり・・・・。

「きゃー♪セルがディスさん、綺麗ですぅ♪ハンサムですぅ♪」
アメリアの叫びが部屋に響く。
「な゛!!??」
ゼルは自分の手をみて、驚いている。そして、ぱたぱたと自分の顔をさわり・・・。
いそいで、鏡を手にしている。
・・・どーでもいーけど、ゼル・・・。なんだって、鏡なんか、持ち歩いてるんだ?!
ゼルの姿は、黒い髪をなびかせて。
いたって、結構、ハンサムな好青年の姿へと戻っていた。
「・・・・・!!!??元にもどってる!!??」
ゼルの叫びが響いたのは・・・当然なのであろう・・・。

なんだか、ゼルとアメリアは話し込んでいる。
そんな二人をほっといて、
「それはそーと、アクア、あんた、リナに自分に正直になりなさい、とかいったらしいけど・・・。
あれ、自分の経験からでしょ

姉ちゃんがアクアをからかっている。
「きゃー♪スィーフィード樣ったら

なんとも、ほのぼのとした風景であることなのであろう。
しばらくすると、
「まだ、ここにいたのぉぉ!!」
銀の髪の女の子がいきなり出現してくる。
「あら、エル様、リナス様、お久しぶりです♪」
その子はエルとあたしに挨拶してくるけど。
『あら、アリーナじゃないのよ♪』
エルとあたしの声が一致する。
「え゛っ!??アリーナ!?」
フレイヤが驚き、
「すまん。監視者、自らの手を煩わしてしまって・・。」
ロキが謝っている。
『ほら、アリーナが迎えにきたんだから、いい加減に、戻るわよ!!エメロード!!』
フレイヤとロキが同時にエメロードに言っている。
「いやぁー!!エメロード、まだ、帰りたくなぃ!!」
だだをこねてるエメロード。
(・・・・・・汗)
『・・・すみません、エル様、エメロード・・・送っていってもいいでしょうか・・・(汗)』
そんなエメロードの様子をみて、姉ちゃんとSがエルにお伺いをたてているけど。
「別にいーわよ♪でも、早く、戻ってくるのよ

エルがあっさりと返事を返す。
「では・・。一度、失礼しますね。」
そういって、姉ちゃんとSは、エメロードたちを送っていくために、・・・エメロードたちの小宇宙へと移動していった・・・。

「で、いつまで、ここで隠れてるの?」
あたしがアクアに聞くと、
「そろそろいいかと・・・。私がふっかつしても・・・。問題なさそうですし・・・。」
「ただ、問題は・・・。どうやって、あそこまで、いくか・・・だな・・。」
アクアとガーヴが言う。
「俺なんかは、ここから出たら、実態保てないし・・。しかも、精神世界から、結界で隔離してあるから、
・・・ヴァルガーヴとも連絡とれずに・・・。結果、あの通りになってしまったし・・・。」
ガーヴが残念そうに言う。
そうはいうが、一時期、本気で、Sと戦って、Sの封印といて、自分の身とアクアの身を守ろうとしてたのは、
どこの誰だ?!ガーヴ?!!
そのせいで、あたしは、冥王のやつに利用されて、さんざんな目にあったんだからね!!
「あら(はあと)だったら、人間に一回なってから、移動すればいーじゃないのよ♪」
エルがいきなりいって・・・。
ぽぅっ!!アクアとガーヴの身体全体が光につつまれて、・・・。
・・・あ゛・・・安全に、人間になってるし・・・。
エル・・・いきなりやったな・・・。
「あら、?きゃー♪エル様、ありがとうございます♪では、ここの世界・・もとい、結界の中・・・・・消しておきますね。」
アクアがそう言って、
精神世界から水を取り寄せて、
・・・精神世界より、結界の中は水につつまれてゆく。
といっても、目には見えものではないけど。
やがて、あの村への出入り口(実は、アクアが品物を買うのに、村のある家とつなげていた・笑)
から、あたし達は、その結界の中である神殿から、出てゆく。
あたし達が出るのと同時に、神殿は、見えない水に押しつぶされて・・・。
あとかたもなく、消えていった。

「あら、アクアさん、ガーヴさん、もう、行かれるのですか?」
あの姉ちゃんの欠片をもってる人間・ルンがアクアに話しかけてくる。
「ええ。一応、完全に復活しようかと思いまして

アクアが言うと、
「・・・?復活?」
「・・?アクアさん?復活って?一体?」
ゼルとアメリアが聞き返している。
「アクアがつまり、元の身体になるというこだ。ついでに俺も、あそこいにる欠片と同化するつもりだがな。」
ガーヴが変わりにアメリアとゼルに返事を返しているけど。
「ま、ともかく、一度、あの異世界黙示録がある空間に行こうというわけ。
  そろそろ、フィルさんにも、一度、連絡・・しとかないと、ヤバイでしょ?」
あたしが言うと、
「それもそーですね♪」
「・・・だな。復活うんぬんより、まずは、連絡が大事だな・・。」
アメリアはあっさりとうなづき、ゼルはちらりとアメリアの方を向いて、返事してくる。
ん♪ゼルぅ♪どうやら、アメリアにプロポーズする気になったかな(笑)
んっふふふ♪身体、元に、人間に戻ったもんねぇ♪
「そーいうわけで、一回、カタート山脈にいくけど、いっかなー♪」
エルがなんだか、楽しそうにいってくる。
『おっけー!!!』
その場ののりで、あたし達は全員返事をしてたりするけど(笑)

さて・・次は、セイルーンへと一回報告に戻って、それから、カタート山脈へといきますか』
そういや・・・。これ・・・どうしよっかな?
・・・Sの欠片の2/7・・・。ま、Sに戻してもいーかなー(笑)
どーせ、水竜王、復活させるんだし♪
「じゃ、一回、セイルーンへともどりますか♪」
かくして、あたし達は、外の世界を一度あとにして、一回、報告がてらもかねて、セイルーンへと進路を変える。
さて・・・。楽しくなるわよー♪んっふふふふ♪

                                                 -第無四章終了ー

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まえがき:

はーい♪かおの代理のエルでーす♪
今回で、この第四章は終了♪らしいですけど♪
でも、おもいっきり、次の章に続きの話なってるという・・・。
書き直しつつやっても、これでは、進歩がぜんぜん、こいつはないです・・・。
ではでは、かなり下手くそですが、心やさしい人は読んでみてやってくださいね♡

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あとがき:

またまた、かおの代理のエルなのです♪
かおはなんでか、なきながら、パソを打ち込んでるもので♪
でも、この調子だと、今日中には、あたしの番外編・・・打ち込めそ~になさそう・・・(怒)
なんか、だんだん、集中力がなくなってきてるのよねー・・・。かおのやつ・・・。
ま、もし、できなかったら・・・ふふふふふ♪
というわけで、一応、第四章も終了らしいです♪
完全に、第五章に続いてますけど、この話・・。
ではでは、また、次回で会いましょうね♪
それでは♪ 

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