前回までのあらすじ:
リナは異世界(?)の存在である少女と出会ってから、覚醒を果たした。
さてさて、覚醒果たした、リナはいったいどうなる(笑)
リナの約束・其の19 ~赤の竜神達の受難~
やがて、一応、村に戻り、ユニットはとりあえず、村人に分かれを言って・・・・・。
「じゃ、またね♪エル♪」
そう言って、・・・・・・・。舞の世界に遊びにいった・・・・・・。
しかも、いきなり次空間移動してである。
・・おいおいおい・・・。
「まったねー♪ユニット♪」
エルが明るくいってるのも気になるれど・・。
もしかして、また、あっちに行くきなんじゃ、ないでしょうねぇ・・。エル・・・。
ユニット・・スミレと一緒に、むろん、舞も一緒にいったのだけど・・・。
しかし・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。混沌を統べる存在って・・・。
なんで、ああも、気まぐれなんだろーか?
『え゛え゛!?き・・消えたぁぁ??!!』
スミレと舞がいきなり目の前で掻き消えたのに驚く、アメリア、ゼル、ゼロス、ゼラスの四人。
普通は、驚くよなぁぁ・・。やっぱり・・・。
「あ・・あの?エルさん?何で・・あの、スミレちゃん・・を他の名前で呼んでるんですか?」
アメリアがとりあえず、無難な質問をエルにしている。
「え?あ、ああ。あの子の名前だから♪ユニットは♪あ、でも、スミレもあの子の通り名よ♪
ユニット・・・よく、あの名前・・使ってるからね♪」
「・・・はい?」
エルの言葉に全員が首をかしげている。
ま、当然の反応だわな。
「で、いつから、知り合いなんですか?」
さらに突っ込んで聞くアメリア。
「そーねえ、最近では、ついこないだ、あったばっかりだったんだけど・・・。」
「最近って?」
・・・詳しく聞かないほーが、いいと思う・・・。
さらに突っ込んで聞いているアメリア。
「最近は、最近。そーね、百五十億兆年前ね。」
『ごふごふごぶごふごふふふふっっつつ!!!!』
ガウリイとあたし、そしてエルを除いた全員がむせこんだ。
・・・だから、いわんこっちゃない・・・。
『百・・五十・・億兆年・・前って・・・なんだって、人間がそんなに長生きなんですかぁぁぁ!!?』
四人の叫びがこだまする。
「聞きたい♡」
エルが言うと、
「・・・俺的には、聞かないほーが、いいと思うなぁぁ・・。なんとなくだけど・・・。」
ガウリイがぽつりと言う。
どうやら、思い出してはいないらしいが、本能的に聞きたくないという答えがでたよーである。
「ガウリイさんの『なんとなく』だけは、あてにできるものですね!!だったら、聞きません!!」
アメリアがガッツポーズをとっていい、
「ガウリイの『なんとなく』だけは、あてになるしな。」
ゼルまでもが相槌を打っている。
『・・確かに。』
あたしとエルの声が一致する。
ごげっ!!
ガウリイが盛大にずっこける。
「あ、こけた(笑)」
あたしが言うと、
「なんだよ!!みんなして、じゃ、俺、なんだってゆーんだよ!!他はあてに出来ないとでも!!?」
ガウリイが抗議してくるが、
『その通り(です)』
あたし、エル、アメリア、ゼルの声が一致した。
「しくしくしく・・。じゃ、俺って・・存在はいったい・・・。」
いじけ始めるガウリイ。
『脳みそ、くらげヨーグルト(です)』
きっぱりと言い切るゼルとアメリア。
「あ、それ、正解かも♡」
あたしが賛成し、
「そーねぇ。ガウリイ、本能だけで、あたしの空間に入ってきて、リナ、追っかけてきたし、
本能は強いわよねぇ。本能だけは。」
エルまでもが言っている。
さらに、
「しかも、ガウリイ、以前も、本能だけで、その他大勢にすぎなかったのに、ここまでになって、
リナと結婚までしたんだしねぇぇ。ガウリイの他に、力のアップ、自力で成し遂げたやつって、いないし♪
あ、一ついたか♪百五十億兆年前に♪」
『ごぶごふごぶごふごぶごふごふふふぶぶっっっっっ!!!!』
エルがいきなり、爆弾発言して、全員がむせこむ。
そ・・そりゃ、たしかに、ガウリイ・・カウリスは、・・なんでか、あたしに一目ぼれ////
したとかで、自力で、力向上させて、他に並ぶものがいないほどに力・・つけたやつだけど・・。
いーのか!??いきなり、爆弾発言して!!?
「あら♪冗談だってば♪」
エルがひらひらと手を振りながら言うけど・・・。
エル~・・・。
いきなり、言わないでよねぇぇぇ・・・。
(い・・いまの・・もしかして・・・真実なのでは・・・汗・獣王様?!)
(・・・深く考えないのよ・・ゼロス・・・汗)
ゼロスとゼラスが心の中でやりとりしてるのが、ちょと気になるけど。
「それじゃ、とりあえず、次の町へ向かいましょ♡」
あたしは話をはぐらかすために、あえて、話を途中で切り上げた。
「そですね。」
「だな。」
「リナが言うんだったら。」
「・・・お好きに・・。」
「ですね。」
アメリア、ゼル、ガウリイ、ゼラス、ゼロスの声が重なる。
「じゃ、そーいうことで、出発しますか♪」
エルの鶴の一声で、あたし達はまた、出発した。
その日の夜。
「いきなり、言わないでよぉぉ・・。エルぅぅ・・。」
あたしが今日の発現について言うと、
「別に、いいじゃない♡」
そーいう、問題じゃあ、ないいぃぃぃぃぃ!!!!
「あ、そーいえば、ゼルガディスね。あたしが身体・・元に戻そっか?って聞いたら、根性あるのよ♪
ゼルガディス♪自力で探して見せるって♪」
エルがいきなり話題をすり替えてくる。
「・・・ゼルが?!!」
確かに。ゼルなら、自力でどうにかしたいんだろーけど・・・。
・・・エルに力・・借りたら、後が怖いだろーし・・・。
「それとねぇ・・。くぷぷぷぷ♪そのかわり、って、ゼルガディス・・なんていったと思う♡」
エルがさも楽しそうに言ってくる。
「・・・?ゼル、なんか、いったの?」
あたしが聞くと、
「ゼルガディスったらねぇ♪身体、元に戻すのは、自力で探し出すが・・・。一つ、お願いしていいか?って・・ぶくくくくっ♪」
なんだか、ゼル、そんなに面白いこと、いったのかなぁぁ?
あたしがそんなことを思っていると、
「あのね♡・・・・・・なのよぉぉ♪人間って、面白いわ♪」
「ぶ・・・ふぶわっはははははは!!!!」
・・・・・。ゼル、からかう、いいネタが出来たっと♪
『人間に戻るのは、自力で道を探し出す。・・が、もし、できるなら、
何度、生まれ変わっても、・・・アメリアと出会えるように、してほしい。・・ダメか?金色の魔王よ?』
「『アメリアには、内緒だぞっ/////』っていって、面白かったわよぉぉ♪」
確かに。いーこと、聞いちゃった♪
あの、ゼルがねぇぇぇ(笑)
それから、あたしとエルは、いつものお約束ながら、盗賊いじめにでかけた。
そこで、ある情報を仕入れたあたし達。
次の日。その情報を元に、全員で話し合った。
出発して、まもなく、
えと・・・・あ゛・・あ゛あ゛あ゛あ゛ー!!!
やっぱりぃぃぃ!!!
あたしは思わず頭を抱え込んでしまった。
「リナさん?」
「リナ?」
アメリアとゼルが不思議がり、
「あら、気がついた♪仕事、たまってるの♪」
エルがなんでか、うれしそーに言う。
「あ゛う・・・。えと・・・確か、あたしが最近・・仕事やってたのは・・・五十億年前・・。」
あたしのつぶやきが聞こえたのか、
『え・・ええええ!!もしかして、覚醒されたんですかぁぁぁぁ!!!』
もののみごとに狼狽するゼラスとゼロス。
・・・ちょいまてぇぇぇ!!いきなりんなこと言うんでないいぃぃ!!
「・・・?覚醒・・?」
「気にしないで・・。こっちの個人的なことだから・・・。」
アメリアの言葉にあいまいに答えておくあたし。
今、あたし達は、村を出発して、また、旅を続けている。
聞くところによれば、この地域では、ある伝説がまことしやかに語り継がれているとかで。
なんでも、どこかの神殿らしき場所に知識の宝庫があるらしい・・と。
ゼルがそれを聞いて、すぐさま、探す!!とやけに乗り気になっている為でもある。
・・・ま、その神殿って・・・多分、あれ・・だろーなー・・・。
今のあたしには、分かってるけど・・・。
しかし・・。
今晩にでも、・・・仕事・・・しよっと・・・。
そーいえば、ここ四十億年ほど、あっちにも戻ってなかったっけ・・・。
うーん・・・。
サラディナ達・・大変なんだろーなー・・・。
一応、あたし休暇中ではあるけど、やっぱ、気になるし・・。あっちも・・・。
「?とにかく、ゼロス!!こっちでいいんだな?その神殿のあるらしいという場所は。」
ゼルが不思議がりながらも、ゼロスに聞いている。
実は、この情報、ゼロス達がぽつりと話していた内容と、盗賊達の話から、ゼルが確信を持った為に、
アメリアまでもが、賛成して、今回の神殿探しとなったわけなのだが・・・。
「そうよねぇぇ♪あそこは、簡単には、見つからないでしょうねぇぇ♪だからこそ、隠れてるんだし♡」
エルがうきうきしながらいってるけど。
・・・そーいや、あそこ・・いや、場所的には他の場所だけど・・。
隠れてるんだっけ・・・。水竜王・・・・。
「あ、次の村につきましたけど?どうしますか?」
ゼラスがエルにお伺いを立てている。
「そーねーぇ。じゃ、今晩は、ここで泊まりますか♡」
あたし達は、エルの言葉に従って、その村に宿をとって、休むことにした。
その日の夜。ガウリイがあまりにしつこい////
のもあって、あたしは、とりあえず、精神を分離して、一回、戻ることにした。
・・・完全に精神・・抜け出したら・・たぶん、ガウリイ・・気づくだろーし・・・。
覚醒してないわりには、変なとこだけ、・・感がいーからなー・・。ガウリイ・・・。
よっと・・。
「あ゛・・あ゛あ゛あ゛ー!!!リナス母様ー!!!(涙)」
サラディナが泣きながらあたしに向かってくる。
「ほらほら、泣かない、泣かない。さて、あまり、長居はできないから、さっさとやるわよ♪」
あたしの言葉をうけて、全員が動き出す。
・・・まー、あるわ、あるわ。仕事の山・・・。
・・・よしっ。集中開始!!!
シュパパパパパッ!!!!
光の速さよりもすばやい動きであたしはそれを片付けてゆく。
これぞ、長年、あたしが、やってて、身についたわざである。
・・・だって、始めのころなんか、あたし一人でぜーんぶ、やってたし・・・
エル・・・なかなか他の人材(?)創ってくれなかったし・・・。
さすがに、あんときは、大変だったけど・・・。
千人以上・・・分身・・創って・・やってたもんなー・・あたし・・。
ぴくっ・・。あたしの精神が何かに反応する・・・。
あ゛・・まずい・・。また、ガウリイが・・(汗)
このままでは、仕事に差し支えてしまう・・。とりあえず、あっちとあたし・・切り離しておこっと・・。
「よっし♪これは終了っと♪」
あたしは仕事を片付け終わる。
まだ、あれから、一時間もたってはいないけど。
「さすが、リナス母様ですぅぅ。」
サラディナとレーヴェルが泣きながら言ってくるけど。
「あんた達、頑張らないと。今度、あんた達に引き継ぐわよ?この仕事。」
あたしの言葉に、
『本当だったんですかかぁぁぁぁ!!??』
驚愕の叫びを上げている子供達である。
「ま、いーじゃない。さて・・と。ん?ちょっと、ここ最近の資料がないわよ?こことここの世界?」
あたしが資料提出が遅れてる世界を指摘する。
「そーいえば、届いてませんねぇぇ。」
ジェリンが言う。
「んじゃ、絶対、一週間以内に提出させなさい。無理なら、・・・お仕置きするから。といってでも。」
「そーですね。」
あたしの言葉に納得する皆。
「あ、そろそろ戻るわ。あたし。んじゃね♪」
そういって、あたしはまた、ガウリイ達のところ・・・つまり、人間の身体へと戻っていった。
「くぅ/////。」
「お、リナ、いい表情♪」
・・・・まだやってたんかいいぃぃぃぃぃ!!!!!////////
ぐでっ・・・・。つ・・疲れた・・・・。
次の朝。あたしは疲れつつも、なんとか、起き上がり、ここでの仕事を片付けておく。
・・ガウリイは、まだ寝てる。
ま、あんだけ、さっきまで、やってきてれば・・/////
無理ないか・・・。
あたしが一階に降りてくと、ゼラスとゼロスが話しあっていた。
ちょーどいーや。
「あ、ゼラス、ゼロス♪Sに、ここ最近の資料、さっさとそろえるよーに言っといてね♡
なんだか、最近、資料提出が遅れてるみたいだし♪」
あたしが言うと、
「そんなぁぁ!!今だって、人材不足なんですよぉぉ!!リナス様が、魔王様、お二人も滅ぼされましたしぃ!!
フィブは、エル様に攻撃しかけて、滅ぼされたしぃぃ!!」
泣き言を言ってくるゼラス。
「関係ない。仕事はちゃんとする♡」
あたしの意見に、
『しくしくしく・・・。』
あ、二人とも泣いてる・・(笑)
「あ、リナ♪お早う♪さっすが、リナね♪もう、あっちの仕事、片付けてるし♪」
びしぃ!!ゼラスとゼロスが凍りつく。
「あ、エル、お早う♪ま、ねぇ・・。最近、戻ってなかったから・・ちょっと・・。」
エルが階段から降りてくるので、あたしは言う。
「あうあうあううぅぅ・・。じゃ、戻って、仕事・・してきてもいいでいょおおかぁぁ・・。」
ゼラスが泣きながら、いってくるんだけど。
「じゃ、三日で戻ってきなさい♡」
エルの一言。
「そんなぁぁぁぁぁ!!!!!」
ゼラスとゼロスの叫びが響く。
「いやなの♡」
エルがにっこりと笑って二人に言う。
「しくしくしく・・・。わかりました・・。しくしくしく・・・。」
やがて、ゼロスとゼラスは、お仕事をするために一度、戻っていった。
「さって♪いない内にちょっと面白いことするわよぉ♪リナ♪」
エルの考えは、あたしには分かっていたので、
「賛成♪」
あたしは即座に賛成したのだった。
さてさて、面白くなりそーな予感♡
-続くー
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こんにちわ♪
いやー、夢の方の小説を打ちこんでたら、遅くなっちゃいました(爆!)
ってことで、エル様にお仕置きされないうちに長編の続きを打ち込むのです♪
今回で、よーやく、第四章!!
ではでは、いくのでーす♪
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あとがき:
さーて♪かおの代理のエルよぉぉ♪
こいつったら、この話の打ち込み、ほっといて、他の小説、打ち込んでたのよ!!
しかも、その間に、番外編のあたしが主人公のツリーや、この長編のツリーも落ちてるし!!
何考えてるんだか!!??
ってことで、ちよっと、かなり、お仕置きをしている途中だってりします♡
今回の章から、もろに続き編の話しとなりますが、・・怒ってやってもいいですので♡
ではでは、あたしは、もっと、かおをどついておきますので♪
それでは、次回で♪
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