前回までのあらすじ:
リナのところにエル様が遊びにやってきた!!
(一言!説明で・笑)さてさてー♪どーなるのかなー?♪
リナの約束・其の9 ~火竜王のひざもとにて~
『金色の魔王(ロードオブナイトメア)!!!!』
みごとに、メフィ、ミルガズィアさん、アメリア、ゼルの声が重なる。
「あら♡正解♡」
エルが言う。
びっししぃぃぃぃんんんん!!!!
固まる皆・・・。
・・・・無理ないかなー・・。多分・・・・。
「あら。でもね、その呼び方って、あくまで、あんた達生命体が、あたしのことをそう呼んでいるだけだから♪」
あっけらかんとした口調でエルが説明している。
やがて、ぼそりと、ゼルがつぶやく。
「・・・・そういや、リナ・・・。お前・・。金色の魔王とお茶してたって・・いってたな・・・。
この御方が、こられること・・知ってたな・・。」
どうにかこうにか、かすれた声で話しているゼルである。
「あははは♪いやー♡だって、聞かれなかったし♡
あの場で言ったら、姉ちゃんに、どんなにお仕置き・・もとい、どやされるかわかんなかったし♡」
あたしは、にこにこ笑いながら答える。
だって・・ねぇ・・・。姉ちゃんのお仕置きって・・・。とんでもないし・・・(汗)
言ったが、最後、死ぬ可能性100%以上の内容ーだし・・・。
「で、・・・なんだって、リナさんとこにそんな御方が来るんですか?」
アメリアが疑問がっている。
なんでって・・いわれても・・・。
「いやー♡実は、あたし達、話がはずんで・・・友達になっちゃった♡てへ♡」
「そうそう♡リナって、面白いし♡」
あたしとエルが交互に言う。直後。
ばったっんんん!!!!
―・・あ、ガウリイを除いて、みんな、倒れて、気絶しちゃった・・・・・。
「あらあら、なさけないわねー・・。」
つぶやくエル。
「で、どーすんだ?」
とガウリイ。
倒れている皆を見て言うガウリイ。
・・・・ガウリイ・・・エルが何者か、わかってるだろーか?
・・・わかってないよーな気が・・・。(汗)
「ね・・ねえ、ガウリイ、ちょっと、聞くけど、エルが何者か・・理解してる?」
あたしは怖る怖るガウリイに聞いてみる。
「ん?とことんの人だろ?ほら、なんとかの母とかゆー。」
ガウリイが答える。
『ガウリイが理解してる!!??』
あたしとエルの驚愕の声。
「・・・・恐るべき、野生の本能よねー・・。」
エルがつぶやく。
どうやら、ガウリイ、野生に近いので、エルの正体を本能的に感じてたらしーのだ。
「エル・・・完全に、気配は消してるのに・・。」とあたし。
エルは本質的な気配は、完全に消している。
たぶん、おそらく、はっきりいって、エルのこの姿をしらない者が見た限りでは、エルだとはわからないだろう。
「ま、ガウリイだし・・いっか。」
とエル。
そーゆー問題なんだろーか?
・・でも、ガウリイだしなー・・。ま、いっか。
「とりあえず・・。どーする?この四人(?)」
あたしは気絶したままの四人を指差す。
アメリア、ゼル、メフィ、ミルガズィアさんの四人は仲良く(?)気絶したままである。
「そーね♡とりあえず、近くの宿にでも、運びましょ♪」
エルが言う。
は・・運ぶって・・。
「エ・・エル・・。運ぶって・・。やーよ。重いのは。」
あたしが言うと、
「あら。誰もあたし達が運ぶとは言ってないわよ♡」
エルはそう言って、次の瞬間、
「出でよ!!部下S!K!W!D!!!」
部下達を召喚・・もとい、呼び出す。
・・・・んっ!??部下??!!
『はっ。ここに!!』
いっていきなり、現れたのは四人。
うち二人は女性で、二人は男性。
ひとりなどは、頭に包帯をぐるぐる巻いて、ぽたぽたと赤いものを地面に落としているが。
どうみても、魔道士のかっこをしてるのだがねこれはこの際置いておくことにして。
ありゃ?!
この男性って・・・ま・・まさか?!
あたしは、彼らの正体に気づく。
・・そりゃー・・。エルの部下には違いないわな・・・・。
どうやら、エル・・・この世界の魔王・・四界を統べる魔王を呼び出したらしーのだ。
しかし・・『蒼穹の王(カオティクブルー)と白霧(ディスフォッグ)』って・・女性だったのねー・・・。
この二人の魔王は女性形態である。
あとの残りは、いわずと知れた、あたし達の世界の魔王とむぼーにも、
以前、エルに対して、反乱くわだてよーとしてた、闇を撒く者(ダークスター)であるよーだ。
・・・・・ってことは、魔王シャブラニグドゥの包帯・・あれ、エルが原因だな・・・。(汗)
そーいや、魔王をいじめてきたとかいってたし・・エル・・。(汗)
いきなし呼び出された魔王達は、完全に硬直している。
魔王・・あ゛ー!!めんどう!!Sって呼ぼっと!エルと同じに!!
Sは、あたしに気づくなり、小さなうめき声をもらしていたが。
「・・・エル様?なぜ、リナ=インバースがここに?」
エルに聞いてくるSとD。
「リナと友達になったから♡」
エルが答える。
ごごふごふごふご゛ご゛ごほほほっ!!!!!
げふげけげげふふふっ!!!
むせこむ魔王達。
『・・ととととととともだち・・・ですか!!!!????』
かなり混乱してるよーである。
「情けないわねー・・。友達っていうだけで、そんなに、動揺するなんて・・。」
とエルが言う。
未だ、魔王達は混乱しているよーだ。
「ま、いーわ♪あんた達、そこの四人を担いで、宿屋まで運んできなさいな♪」
エルが彼らに命令する。
あ、なるほど。彼らに運ばせるわけね♪ナイスアイデア♪
『はい?!』
間の抜けた声を出す魔王達。
「だからー。そこの二人の人間と、エルフと黄金竜を担いで着いてきなさいっていってるわけ♡」
エルは説明しながらも、いつの間にか、手にはスコップを握り締めている。
それをみて、冷や汗流して、固まる魔王達。
どーやら、エル。魔王達をスコップでどつこうとしてたらしーのだが。
魔王達は、あわてて、誰が誰を担ぐか決めている。
やがて、Sがミルガズィアさんを。Dがゼルを。Kがアメリアを。Wがメフィを。
それぞれが、四人を担ぐ。
そーして、魔王達に抱えさせたまま、あたし達は町へとはいっていった。
・・・・しっかし・・。
考えてみると・・・・特に、メフィとアメリア・・・事実しったら、混乱するだろーなー・・。
あたしは、抱えられているアメリア達を見て思う。
よりにもよって、運んでもらったのが・・・魔王だなんて・・。
目を覚ましたら、教えてやろっか(笑)
やがて、一つの宿屋に部屋をとり、とりあえず、四人を運び込む。
魔王達は、ぜーぜー言っているが。
「なさけないわねー。魔王のくせして・・・。」
エルがぶつぶつ言っている。
とーぶん、四人は、目を覚ましそうにないようだ。
「あ、リナ、俺、何か、食べ物でも買ってくるわ。」
ガウリイがそう言って、部屋から出てゆく。
そーいえば、お腹すいてたかも・・・・。
ガウリイが町へとでてゆくと、町はかなりにぎわっていた。
しばらく進むと、
「はーい!!今大人気のヌイグルミ!!今ならなんと!銀貨一枚!!お買い得ですわよー!!」
どこからか、売り子の声が聞こえてくる。
「へー・・。やすいな。」
ガウリイが声につられて、そちらの方にいく。と。
「こ・・これは!!(狂喜乱舞)」
ガウリイが目の色を変える。
「あ、お兄さん♪どうです♪今、元結界内から発売された、大人気のヌイグルミ!!
今なら、もれなく、伝説の大賢者、『レイ=マグナス』のヌイグルミも付いて、超お得♪買って損は、ありませんことよ♪」
水色の髪をした女性の売り子が言葉巧みにガウリイに進めている。
「へー。魔族がこんなの売ってるんだー・・。」
ガウリイの一言。
ぴしっ!!
凍りつく女性。
「なななななにをいっているのですか?にに人間ですわわよ。私は!?」
思いっきりうろたえる女性。
「?どーみても、魔族だろ?それに、この賢者とかなんとかヌイグルミって・・。今、俺達と一緒にいるぞ?この人物?」
とガウリイ。
― おいおい・・。んなことさらっというなよな・・・。
「え゛!?赤瞳の魔王様が!?・・・・とととっ!!!!」
そこまで言って、あわてて口をつぐむ売り子。
「なーなー。これ、一通り買うから、安くしてくれないかな~♪特に、これっ♪」
ガウリイがあるヌイグルミを指差す。
―・・・・なるほど・・・。
やがて、ガウリイはさんざんねぎって、全種類のヌイグルミをゲットする。
なぜかとゆーと、ちくいち、大声で魔族だのなんだのと言っていたからなのだが。
「しくしく・・・。ただでいーです・・。」
泣きながら、ただでヌイグルミをガウリイに渡す女性。
「で、本当なのですか?この御方がいるってゆーのは?」
レイ=マグナスのヌイグルミを持って、ガウリイに聞く女性。
「なんだったら、来て見るか?」
ガウリイか勧める。
やがて、ガウリイとその女性は、一緒に宿に戻ってくる。
ばたんっ!!
「ただ今~♪なー、リナ♪みてくれよ~♪これ♪俺だぜー♪題して、『くらげガウリイ君♪』」
ガウリイが戻ってくるなり、ヌイグルミを床中にどさどさとばら撒き、
なぜか、何個も同じのを買っているヌイグルミを手に持ってから言う。
こ・・これは!?
ガウリイが手にしてるのは、以前、ガウリイが着ぐるみ着たときの「くらげガウリイ」のヌイグルミ・・・・。
そーいや、ガウリイ・・・・。
あのヌイグルミ・・・・。
気に入ったからって・・・未だにもってたっけ・・・・・。
「あら♪Sのヌイグルミじゃないの♪くすくす♪えい♪えい♪くすくす♪」
エルがレイ=マグナスのヌイグルミを手に持って、
どこから、取り出したのか、(創りだした)針をヌイグルミに面白そうに突き刺している。
「ぐぶっ!!」
血を吐くS。
他の魔王は、気の毒そーに、Sを見ている・・・。
哀れなり・・。成仏しなさいね・・S・・・。
そんなことを思っている魔王達なんだろーなー。
エルが針をヌイグルミに突き刺すたびに、苦しんでいるS。
どーやら、このヌイグルミ、Sの一部を取り入れて、作っているよーなのだ。
だから、針攻撃でダメージうけてるよーであるのだが。
ま、いっか。あたしには関係ないし(笑)
「ガウリイ、これよっくできてるわねー♪あっ♪これなんか、アルテメス搭で着たヌイグルミ!!
で、こっちが、・・ぶうっ!!人魚ガウリイだー!!(爆笑!)」
あたしは、ガウリイが床にばらまけたヌイグルミを一つ一つみてゆく。
その間にも、Sは血をはきだしているのだが(笑)
「しかし、よっく、できてるわねー♪」
あたしはヌイグルミの数々を見てから言う。
・・・誰が作ったんだろ?
裏の方のタグを見てみると・・・・
『セイルーン王室特許品』と書かれているタグが・・・・。
・・・・・・お゛い゛・・・・・。
あ゛あ!?ヌイグルミ全部がそうなってる!!
ってことは、Sこと、レイ=マグナスのヌイグルミの方は?
『カタート社会特売品』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
深く考えるのやめよっと・・・・。
しかし・・・・・。何かんがえてるんだろ?魔族って・・・・(涙)
「あ・・・・・あのー・・・。」
今まで、空気にのまれて、一言もしゃべらなかった、ガウリイと一緒に入ってきた女性・・・
ん?!魔族か。彼女は。
彼女がしゃべる。
「・・・・何で、こんなところに、リナ=インバースさんや、赤瞳の魔王様がいらっしゃるんですか?」
と聞いてくる女性魔族。
なぜだか、敬語の口調になっているのは、なぜだろうか?
「・・・頼む・・聞くな・・。海王神官スピネルよ・・・。」
Sが泣きながら言う。
へぇ・・・・、彼女が海王神官ねー。
そーいや、どことなく、海王ダルフィンに似たよーな雰囲気もってるなー・・。
「魔王様??ところで、あの・・・こちらの御方は・・どなたですか?」
エルの方を向いてから、Sに聞いているスピネル・・・・。
「スピネルって言ったわよね。ほんっとうーに、知りたい?たとえ、滅んででも!?」
あたしがスピネルに言うと、
「・・・そ・・それは、ちょっと・・・。滅ぶのは、いやですけど・・。」
スピネルは言う。
「・・・・S~♪あーんた、部下にどーんなしつけをしてるのかっな~♡」
エルがいつの間にか、またまたスコップを握り締めて・・・・・
Sをどつき始めている・・・・・ついでに、他の魔王までもが巻き込まれているのが面白い(笑)
『エル様~(涙)!!!』
涙をだくだく流しながら、エルにひたすら謝っている魔王達・・・・。
ぐとゃずるっっ!!べしょ!ごりごり!どごめぎゃ!!
んー♪面白いほどに、やられていってるわ(笑)魔王達は(笑)。
そだ♪
これ、『魔法道具(マジックアイテム)』に映しとって、あとで、魔族や神族にばらまいてやろっと(笑)
あたしはそう思いついて、その情景をあるアイテムに録画(?)してゆく。
これを使うと、今の映像が、水晶の中に閉じ込められて、何回でもおなじ情景をみることができるのである。
通称、『水晶再生球(クリスタル・リピートジュエル)』
ちなみに、ある特殊な魔法をほどこすことによって、音声までもが、再現されるとゆー、
優れもの♪・・買えば、高いが、自分で作ればいと簡単♪
宝石の護符とか宝石の呪符とかよりも、たかく売買取り引きがあるのだ♪
さーみんなで、つくろう!!・・・はっ!!おもわず、宣伝してしまった!!
「・・・・・魔王様が・・・あんなに恐れる御方といえば・・・・(滝汗)」
ある事実に気づいたらしく、滝のよーに汗を流しているスピネル。
今、自分の目の前の現実から逃れたいらしく、減失逃避に走ろーとしてるのがみえみえである。
それより前に、気づけよな(笑)
ここまで、容姿端麗!完璧美人!な人間なんて、いないんだから(笑)
ぽんぽん・・・、あたしはスピネルの肩に手を置く。
「彼女はねー・・。」
「いやー!!!(絶叫!!)聞きたくないー!!!」
あたしが言いかけると、もはや、泣き叫びながら、悲鳴をあげているスピネルである。
それで、容赦するあたしではない(笑)
「金色の魔王(ロードオブナイトメア)よ♪もちろん、本人♪」
きゃああぁぁぁぁぁ!!!!!
そのまま、その場に固まり、凍りついて、動けなくなるスピネル。
んーみゅ。消滅まではいかなかったか・・・。さすがは海王神官!!(爆笑)
でも、姿ははっきり言って、薄れているのが笑えるのだが。(笑)
一方、ガウリイはそんな周りの様子にはお構いなく、くらげガウリイを手に持って喜んでいる。
しかし・・・・あれだけは、許さん!!
一体、あたしを着がえさしたのは、何処の誰!!!
・・・ヌイグルミの中には、あたしが、「アリス」の格好をしているのもあったりするのだが。
・・・・これ、考えたのアメリアしかいないな・・・・・・・。後で、とっちめてやるー・・。(怒)
んな、恥ずかしい、姿をヌイグルミなんぞにしてからにー!!
あと、面白いのが、フィリアのヌイグルミ。
なぜか、チビゼロスのヌイグルミがマスコットとして、一緒にくっついていたりする(笑)
・・・フィリア、これ、みたら、切れまくるだろーなー・・・。
やがて、日も傾きかけたころ。
「さてと♪あんた達、も~かえっていーわよ♪あ、Sはのこんなさいね♡」
にっこり笑って、魔王達に言うエル。
ぽんぽん。
「頑張れ。S。」
「頑張ってくださいね・・。」
「死ぬなよ・・。」
口々に異世界の魔王達はSに言って、消えてゆく。
どーやら、それぞれの世界にもどったよーである。
「あ・・あの・・エル様?他にどのような御用なのでしょうか?」
びくつきながら、エルに聞いているS。
こーも、怯えてる魔王をみると、なんか、魔王でもなんでも、どーでもよくなってくるなー・・。あたし・・。
はっきり言って、威厳はまるで皆無!である!!
「こんなんでも、魔王なんだよなー・・・・・。こいつ・・・・・。」
Sをみてから言うガウリイ。
・・・ガウリイにまでいわれては、おしまいである。
ガウリイもコイツが魔王ということに、理解がよーやく出来たよーである。
・・・・。なんか、くやしーかも・・・。
こんなやつにルークが・・・。と考えると・・・。
あたしがふとルークとミリーナのことを考えると、
「あら♡ルークにミリーナなら、生き返らしてるわよ♡」
エルがいきなり言う。
『・・・・・・・はい!!??』あたしとガウリイの声が重なる。
はっきりいって、寝耳に水とはこのことである。
「くすくす♪」エルはただ笑っているだけである。
「・・・・本当?エル?」あたしが言うと、
「あら、うそついて、どうするの♪」エルがにっこり笑って言う。
・・・・・・ってことわ!!!本当に生き返っている!!?あの二人が!!??
「ま、いずれ、出会うわよ♪くすくす♪」
エルは笑いながら、話をはぐらかしている。
「ま、いーじゃないのよ♡それより♪S~♪あんた達、面白そうなこと、行動してるじゃない♪あたしにも、案内しなさいな♡」
Sに大鎌を突き刺してから、Sに命令してるエル。
(ううう゛ー・・。)
なんか、うめき声が聞こえてるよーな気が・・・。ま、いっか。Sだし・・・。
・・何、やってるんだろーか?
「今ね♪こいつら、このSの欠片を物質化したそのヌイグルミをばら撒いて、人形を通して、
『負の感情』や、『魂の欠片』が封印されてる人間、さがしてるのよ♪」
エルがSのヌイグルミを指差す。
げげっ!?ってことは、これが魔族の作戦!?あたしはヌイグルミを見る。
・・・・・・・・なんつー地味な作戦を・・・(汗)
「で、もちろん、あたしにもあのステージ参加させるわよねー♡部下S♡」
エルがSに向かって、微笑みかける。
「しくしくしく・・。わかりました・・。しくしくしく・・。」
なぜか、血の涙を大量に流しているS。
ふと疑問に思ったのだが・・・・。
魔族にも、血とか涙とか・・あるのだろーか??
精神生命体である魔族に???
「そりゃ。あるわよ。人間・・もとい、物質的な生命体とは違うけど。一応、感情は与えてるからねー。創ったときに。」
エルがあたしの心の疑問に答えてくる。
・・・・なるほど・・・。
そーゆーことか・・・。今までの疑問が一気に吹き飛んだよーな感じである。
「そーいえば、そろそろ夕食にしましょ♪」
エルが先導する。ふときがつくと、もうすっかり夜である。
今だに、アメリア達四人は気絶したままで、スピネルもひとつも動けないでいる。
「それもそーね。」
あたしはアメリア達をほっておいて、ついでにスピネルもほっておいて、宿の下にある食堂へと降りてゆく。
やがて、食事が終了すると、
「さてと♪じゃ♪アメリア達が気が付いたら、全員でいきましょっか♪Sは案内役ね♡」
エルがとーとつに言う。
「行くって・・・?どこに?エル?」
あたしが聞くと、
「きまってんじゃないの♪こいつらが面白い小細工してるのよ。それの見物♡」
エルがSを指差してから言う。
Sは未だにしくしく泣いている。
・・・うっとーしいぞ!!魔王のくせして!!!
食堂にいた存在の全てはエルにみとれて、ボーとしてるから、ま、問題はないだろうが・・。
しかし・・・・一体、小細工って・・・・。
何やってんだろ?
次の日。
よーやくアメリア達が目を覚ます。
エルを見るなり、またもや、気絶しそーになったところをエルが止めた。
「気絶したら、どーなるかなー♡」
エルのうきうきとしたうれしそーな声と、その手にした大鎌をみて、
なんとなーく、いやな予感をアメリア達は感じたらしく、気力で気絶はまぬがれたよーなのだが。
・・・・しかし・・・・。魔王はともかくとして、人間にあんなことしたら・・・。
死ぬぞ・・・。絶対に・・・・・。(汗)
-続くー
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まえがき:
こんにちわ♪
えー、猫斗犬様、この前のレスのヌイグルミネタ、使わしてもらいます♪←個人的な前書き(笑)
どこに入れよーか、迷った結果、やっぱ、ヌイグルミはヌイグルミ同士(笑)
とゆーことで、すでにあった、ネタのところにもってきました♪
やー、実は、本当は、Sのヌイグルミだけだったんですけどね(笑)
とゆーわけで、勝手に取り入れましたので♪
ではでは~♪
今回からは、ガラッと雰囲気がかわるのです(と思う)♪
では、いきますのです♪
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あとがき:
かお:やっと打ち込み終了!!第二章の第二話!!
エル:・・・・あんたねー・・・・。
リナ:だんだん、打ち込みスピードが遅くなってる・・・・こいつ・・・・。
かお:だって、その・・いろいろと・・・個人的な事情も・・・・。くすん・・・。
エル:あ゛ー!!いつまでも、めそめそするな!!あれは、もう過ぎたこと!!
命在る物には限りがあるんだから!!
かお:・・・・そー制約創られているの・・・・誰です?くすん・・。
ごすっ!!!
エル:ふっ。まったく・・。このあたしにんな口きくなんざいー度胸じやないのよ!?
リナ:・・・エル。こいつ、動かないけど?
(リナ、動かなくなったかおを見て、つついて、動かないことを確認して、身包み物色を始めている)
エル:じゃ。ここからは、あたしがあとがき進行で♪
さて♪次回では、Sのばかな作戦の一部が判明します♪
リナ:そーいや、ゼラスとダルフイン・・どーしたんだろ?
エル:あいつらなら、今後、今進めていた、「作戦」の今後を考えるとかで・・会議中みたいよ(はあと)
リナ:ふーん・・・。ま、いっか。
エル:そーそー♪しっかし・・・いつになったら、あたしが活躍するところまでいくのかしら??こいつ?
リナ:・・・・とーぶん、先・・でしょーね・・・。
エル:許せん!!とゆーわけで、かおのまたまたお仕置きに突入するのです♪
エル&リナ:それでは♪第三話で会いましょう♪
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