前回までのあらすじ:
リナはエル様の宮殿からガウリイのところへと戻った。
ガウリイはなぜか、セイルーンの王宮内にいて。
そこには、なぜか、ルナ姉ちゃんまでが来ていたのだった・・・。
ちなみに、ナーガがアメリアの姉とゆーことは、後々投稿する番外編のネタで触れてますのであしからず。
リナの約束・其の6 ~リナの約束編~
あたしが、エルの宮殿よりもどってから。
「リナ・・でも、本当に無事でよかった・・。」
「ガウリイ・・・♡」
皆がいるのを完全にわすれて、いちゃつくあたしとガウリイ。
「あ・・あのー・・。こほん。と・とにかく、もう夜も遅いですから、明日詳しくお聞きするとしよう。」
とフィルさんが言う。
それで、はたと正気にもどるあたし。
・・・そーいや、皆がいるんだった・・・。////
「じゃ、リナ、部屋にいこっか♡」
ガウリイがそう言って、いきなりあたしを抱き上げる。
俗にいう、お姫様だっことゆーやつである。
「ちょ・・ちょっとー・・おろしてよ!!ガウリイ!!一人であるけるわよ!!!」
あたしがじたばたと叫ぶと、(だって、恥ずかしいじゃないのよ!!)
「やだ。またどこかに行かれてもやだし。」
ハッキリと即座に返事を返してくるガウリイ。
・・んな!!////
・・・で、ガウリイに抱かれたまま、部屋に入ってゆく。
なんでも、ガウリイ、ここの部屋を割り当てられたとかなんとか・・・。
なんでだろ?
あたし、そんなに長いこと、いなかったわけでもないはずなのに???
ばすっ!!!
ガウリイがいきなり、あたしをベットに降ろす。
「ちょ・・ちょっと??!!」
「リナ・・・。」
迫ってくるガウリイ・・・。
ちょっとまてー!!!んないきなりー!!!
「ちょっと、ガウリイ!!やめなさい!!やめなさいって・・・・・ああっ!!!」
「やだ!!!」
そう言ってガウリイは・・・。////
・・・あ・・・・・あう・・あ・・・あ・・ん・・・。
ちょっ・・ちょっとガウリイ・・いつもより、激しくない!!??って・・・あぅ!!!
「・・・・・二十日もいなくて、不安だったんだぞ・・・リナ・・・・。」
あたしの耳元でささやくガウリイ。
はい?!二十日!!??んなに時間がたってたの??!!
ガウリイ、ふと、あたしの首飾りに気づいたよーだ。
「リナ・・この首飾り、どーしたんだ?」
ガウリイが首飾りに気づいて、あたしに聞いてくる。
「・・あ・・あんっ!!も・・もらったのよ・・ってああぁぁぅ!!!」
あたしは、どうにか答えるのが精一杯。
だって、だって!!!////ガウリイがっ!!!////
「・・・誰から?」
焼もち焼いたのか、ガウリイがさらに激しく攻め立ててくる。
「ちょ・・ちょっと・・ってあぅっ!!そんなに・・・っく!・・いたっ!!彼女からもらったのよって・・・・・・あん・・っ。」
「何だ、女性からか・・。でも、リナ、今夜は寝かせないぞ♡」
「ちょっ・・ちょっと・・って・・ああぁぁぁ・・!!」
・・・・・・・・いーんだろーか?あたし妊娠してるのに・・・・。
ガウリイの馬鹿ー!!///
で、翌朝。
結局、一睡もできなかった・・・くすん・・・。
くそー・・・。不覚。////
「お早うございます。リナさん。」
「お早う、アメリア。ふわああぁぁ・・・。」
あたしは盛大にあくびをする。
ここは、セイルーンの中にある食堂
(?といっても、かなり広い。さすがお城である。)である。
みんな、もう席についている。
みんなといっても、関係者のみだけなのだが・・・。
アメリア、ナーガ、フィルさん、ゼル、姉ちゃん、シルフィール。あと数人の兵士とメイド達。
「・・・・リナさん、眠たそうですね。眠れなかったんですか?」
シルフィールが聞いてくる。
「・・・いや・・その・・ね。」
言葉を濁すあたし。ちらりとガウリイをみる。
ガウリイは平気なよーである。
・・・・・やっぱ、獣かも・・・・とゆーか、くらげだからか!!??
「ガウリイ~~。あんた、リナ、妊娠してるんだから、考えてあげなさいよね~・・。」
じと目でガウリイを見て言う姉ちゃん。
姉ちゃんは、気づいてるよーである。
なんであたしが寝不足なのか///
「いや・・・。だって・・二十日ぶりだったし・・・なー・・。」
ぽりぽり顔をかきながらガウリイは言う。
「あっ!!!」
顔を真っ赤にするシルフィール。
「あ・・あはははは。そーいうことですか。」
汗をかきながら言うアメリア。
「若いっていーのー。わしも若いころは妻と・・。」
とフィルさん。
フィルさんの奥さんって・・・アメリア達に似てたんだろーが・・・。
まっいっか。
「ま・・ね。」
とあたし。顔を真っ赤にして答える。
すると、しばらくして、食事が始まる。
おおー♪すごい豪華!!
朝食なのに!!さすがセイルーン!!くくぅぅ!!!
わーい♪また、ニギタケの混ぜごはんがあるー♪らっき♪
食卓に並べられた、この季節の旬の品々!!!
ラケドリア地方の羊料理に、ミネバ小鴨のロースト!!
今が旬まっさかりのミルサー料理!!
うわーい♪食べつくすぞー♪
「それで、とういうことだったの?リナ?」
姉ちゃんが、食事がある程度ひと段落したとき、あたしに聞いてきた。
「ふー。食べた。食べた♪さー?そーいえば、あたしも何であたしをさらったのか、理由、聞いてないわ。」
あたしがお茶をのみつつ答えると、
「聞いてないんですか?」
アメリアが聞き返してくる。
「そ。何しろ、頭の中、パニクッてたから。妊娠してるの知って・・。」
あたしが言うと、
「でも、二十日ですよ?なんですぐに逃げなかったんですか?」
アメリアがもっともらしいことを言う。
それが分からん?
そんなに日付がたってたとは、思えないんだけど???
「いやー・・。それが。どーも、あたしが閉じ込められてた空間、魔王と腹心全員が張った結界の中だったらしくて、
何重にも、その結界の壁が張り巡らされてたのよ。・・・ゼロスによると何百以上・・っていってたけど・・・。」
とりあえず、あたしは、すぐに脱出できなかったわけを説明する。
「・・・・よ・・よく、脱出できたわねー・・。リナ・・。」
と姉ちゃん。かなり驚いている。
どーも、姉ちゃん、あたしが行方不明だと聞いて、飛んできてたらしい。
ガウリイがあれから、アメリアに連絡して、フィルさんが姉ちゃんに連絡したらしい。
で、シルフィールはガウリイから、あたしが魔族にさらわれたと聞いて、
協力して、あたしを探すのを手伝っていたらしいのだが。
そんな、たわいのない、話をしていると―・・・。
「そうですよ。いきなりいなくなるんですから、あわてましたよー。僕らも。」
いきなり空間より声がしてくる。
『ゼロス(さん)』
皆の声がダブル。
いきなり、空間より現れるゼロス。
フィルさんや、メイド、兵士達はたまげている。
・・ま、いきなり、人(?)が出現したらねー・・。
人じゃないけど・・・。
「ちょっと!!!ゼロス!!!」
あたしはゼロスの方へ走っていき、ゼロスの首を締め上げる。
もちろん、エルからもらった首飾りの力も使ってるので、魔族にもダメージを与えられる(笑)
「ちょっ・・ぢぢょ゛っど・・ぐる゛じい゛・・です・・リナ・・ざん・・。」
ゼロスが息も絶え絶えに言う。
あたしは、かまわず、
「悪夢の王の一欠よ、凍れる黒き虚ろの刃よ・・・。」
いきなし呪文詠唱を始める。
「リリリナさん!!!ラグナブレードはやめてくださいー!!!僕も上からの命令だったんですよー!!!(泣)」
あわてるゼロス。
― しるかっ!!んなこと!!!許すマジ!!ゼロス!!!
「・・・命令って・・・何、命令したのよ。カタートの魔王のやつは・・。」
と姉ちゃんがゼロスに向かって、ぴっと指差して言う。
「う゛!!赤の竜神の騎士(スィーフィードナイト)!!いえね。結界がリナさんによって、壊されてしまいましたし、
それに、魔王様の欠片のお二方まで滅ぼしてくれたので・・・・。
神々とのにらみ合いの続く中で、リナさんにまた、ちょっかいかけられては困る・・・ということで。」
と、ゼロスは説明する。
食堂の隅の方では、メイドや兵士達が魔族と言う言葉に反応して、凍り付いているのだが。
んナ理由かい!!・・・やっぱ許さん!!!
「そんな理由かい!!!・・・我が力、わが身となりて、共に滅びの道を・・・・。」
あたしは、再び、呪文の続きを唱え始める。
「ですから~!!!神滅剣(ラグナブレード)はやめてくださ~い!!!」
ゼロスが泣きながら抗議してくる。とゆーか、頼み込んでくる。
しるか!!いきなしあたしをんな所へ連れて行って、閉じ込めた罰だ!!!
「しかし、本当にどうやってあそこから出たんですの?」
「いきなりいなくなるんで、我らも大慌てしましたわ。」
言って、次に空間より二人の女性が現れる。
一方は、高級ドレス(青い)をまとった長い黒髪の女性。
一方は、旅人風の服を着た、淡い金髪を後ろで短くまとめて結んでいる女性。
ぶはっ!!!
あたしは思わずゼロスを締め上げていた手を緩める。
なななんで、この二人まで!!??
姉ちゃん、静かにお茶をのみながら、(そんな落ち着いてていーんだろーか?)
ずずっ・・。
「海王ダルフィンに獣王ゼラス=メタリオム・・ね。」
とのんびりと言う姉ちゃん。
『はっ!!??』
アメリア、フィルさん、ナーガ、ゼルの(あと兵士達の)間の抜けた声。
『う゛!!!赤の竜神の騎士(スィーフィードナイト)!!!』
たじろぐ、ゼラスとダルフィン。
姉ちゃん、かたんと静かにコップを置いてから、
「で?何で妹を二十日も閉じ込めてくれたの?!」
姉ちゃん、口調は静かだが、怒ってるのがよーく分かる・・・。
声が座ってるし・・・・・。まじで・・・・。
ゼラスとダルフインはびくついている。
・・・・一応、こいつら、魔王直属の部下なのに・・・・。
やがて、
「・・・・二十日?我らが彼女を閉じ込めたのは、三~四日間だけだぞ?」
ゼラスが不思議そうに言い返してくる。
「そう。五日目に食事をもっていったら、姿がなくて、今まで、大慌てで探してたんですの。」
とダルフィンが言う。
「・・・・おい・・・リナ・・・・そいつら・・まままさか(汗)」
とゼルが聞いてくる。
「まままさか、本物!??獣王と海王って!!?」
とアメリア。
「・・・・うそ・・・ですよね・・・・。」
とシルフィール。
「何いってんのよ。人間じゃないの?その二人。」
とナーガ。
「間違いなく、本人よ。獣王に海王の。」
姉ちゃんがダメおしに静かに言う。
「あ、ゼロスの母ちゃんか。一人は。どーりで、どっかでみたことあるよーな・・。」
とガウリイ・・・。
「あ・・あほかー!!!ルークの事件の時に会ってるでしょーが!!あんたも!!この二人には!!」
あたしは思わず声を張り上げる。
いくらなんでも、あの事件・・忘れたんじゃないでしょーねー!!!ガウリイ!!!
・・・・・ポン。
ガウリイ、しばらく考え込んで、
「あ、あの時の受付係!!」
ポンと手を打つ。
・・・・どーゆー覚え方しとるんじゃい・・・・。
「あれ?でも、名前、聞いてなかったぞ?あのときは?」
とガウリイ。
「あの事件のあと、ミルガズィアさんがいってたでしょーがー!!!」
もはや、あたしとガウリイのぼけとつっこみになってしまっている・・・。
「そーだっけ?」
・・・あ゛う゛・・・。
「・・・・・も、いい・・・・。」
あたしはガウリイに説明するのをあきらめる。
いくら経っても、話が全然すすまないし・・・・。
あたしとガウリイが漫才をしている最中、シルフィールは卒倒していた。
アメリア達は固まってるし。
「・・・・と・・とにかく。」
あたしとガウリイのボケで多少ぼーぜんとしてた、ゼロスが言ってくる。
「とにかく、どこを探しても、いないんですから~(汗)
で、さっき、よーやく、リナさんの魔力波動を感知して、よーやく見つけたんですよ~!?」
「・・・・あれから、どこにいってたんですか?リナさん。よく、あそこから、出られましたねー・・。」
ゼロスが不思議がりながらも、感心したよーに言う。
・・・・・あ。
なるほど。
そーいうことか。
あたしはよーやく、時間がどうして過ぎていたのかを思いつく。
あの空間は、多分、こことは少し、時間の流れが違うんだろうー。
いや、かなり話し込んでたしなー・・。
あたし。あそこで。
ま、ほんの1週間ぐらいにしか感じなかったのだが。
実際は、十日以上たってたわけか。納得。
・・・ま、彼女の空間なんだから、何があってもおかしくないし・・・。
やがて、固まりが解けたゼルが口を開く。
「お・・おい。リナ。じゃ、残りの十日以上はどこにいたんだ?」
「そうよ。どこにいたの?ってゆうか、どうやって、そんな結界の中から脱出したの?リナ?」
聞いてくる姉ちゃん。
「いやー・・。あはははは♪何やってもダメだったもんで、ちょっとある呪文使っちゃった♡てへ♡」
とあたしは笑いながら言う。
ま、嘘じゃないし。本当のことだし。
『ある呪文??』
全員がいぶかしる。
あたしは、かまわず、続ける。
「えーと・・。実は『彼女』の力を使った移動呪文だったりするのよねー♡これが♡」
ぶひっ!!!
ごほごほごほごほごほほっ!!!
全員が噴出し、咳き込みだす。
フィルさんとナーガは以前、『彼女』のことをちらっとアメリアから聞いているらしく、顔面蒼白と化している。
シルフィールはまだ卒倒中ー・・・。
・・・・・やっぱ、驚くわよなー・・・・・。
「リ・・リリリリナさん、その『彼女』って・・もしかして・・。」とアメリア。
「そ♡『金色の魔王(ロードオブナイトメア)』の呪文、使っちゃった♡てへへ♡♡」
びしびしびしびしびししぃぃぃぃ!!!!!
全員が凍りついた。
-続くー
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まえがき:
さーて!!今回もあたしの単独前書き!!
くー!!!やっぱ、こいつの打ち込みはとんでもないです!!
前回のあの話がたったのノート一ページ分!!
あたしの出番ー!!!
とゆーわけで、さっさと、本編に入らすのです。
少しでも、あたしが早くに登場できるように(はあと)
それでは♪
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あとがき:
かお:こんにちわ♪今回のあとがきは裏話でいきます♪
リナ:?裏?
エル:つまり、どーして、この話を書いていたかってコトでしょ?んなつまらないことを・・・。
リナ:・・・・?つまらないって?エル?
エル:だって、こいつが、この話を書いたきっかけって、こいつが見た「夢」のせいだからねー・・。
リナ:えっ!?そーなの?!
かお:しくしく・・。そーみもふたもなく・・・。
エル:しかも、その夢にあたしやリナや果てはこいつの持ちキャラの彼女が出てたからって・・。
只単に、それを小説にして、夢の続きとその前を書いただけ。つまらない、理由でしょ?
リナ:・・・単純な発想ねー・・。夢の続きを小説で・・・。
かお:しくしくしく・・。事実ですけど。事実ですけどー!!!うわーん!!!
エル:その通りじゃないのよ。んでもって、その時、「エクセレント」「闇とリナと」を書いてたもんだから、
じゃ、も~一個って、書き始めたじゃない?
かお:しくしくしく・・。で、でも!!
このノートに書いてる原本はどこまで、自分が「例の描写」を生々しく書けるかっ!!
という、前提で書き始めたのであって!!
エル:・・・「娘」の方で、ゼロスバージョンやってたから、今度はガウリイでってことだったんでしょーが・・。
かお:ぐさっ!!!そーはっきりと図星を!!!だって、ガウリイでは、「それ」生描写したことなかったから!!
エル:でも、描写したい・・とゆーよりは、『彼女』を出したかっただけってゆー気がするんだけど?あたしは?
かお:ぎくぎくぎくくっ!!!(す・・鋭い!!)
リナ:そーいや、「漫遊記」でも、『彼女』・・・出てきたわよねー・・。本編の方で・・・。
エル:そーそー。だから、こっちの話にも登場させよ。ってのりで書いてたのよ、こいつわ・・・。
リナ:・・・・何考えてるんだろ?
エル:・・何も考えてないんじゃない?
かお:どーせ・・どーせ・・。いじいじいじ・・・。(いじけモード中ー)
リナ:そーいや、エリの世界にあたし達が乱入するって話もあるのよねー・・・。
エル:あるわね。その話も。
かお:(もーいーんだい。いーんだい・・・。←完全にいじけた)
リナ:あと、エルが面白半分であたしと一緒にOPハンターの世界にいったりとか・・・。
エル:あるわねー♪その話も♪結構、楽しかったわよねー♪あの時は♪
リナ:そーそー♪プラスチックとか、石油とかを作るだけで、面白いほどもーかったし♪
かお:・・・・・・・・・・・・。
もしかして、いつか投稿するかもしんないので、その辺にしといてほしいのです・・。エル様、リナさん・・・
エル:あんたの入力ペースじゃ、無理ね。絶対。たとえ、一億年かかっても。(断言!!)
リナ:そーそー!!(こっちも断言!!)
かお:しくしくしくしく・・・・。
エル&リナ:さてと。完全にこいつがいじけたところで、今回はこの辺で♪
それでは♪また、次回で♪
まったねー♪
(かお:しくしくしく・・・・。)
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