前回までのあらすじ:
リナはゼロス達の結界(?)から抜け出るためにエル様の力を使った移動呪文を唱える。
そして、ちょーと、失敗してしまい、何と移動した場所はエル様の宮殿の中!!
しかも、エル様の目の前!!
そして、息投合するリナとエル様・・・・。(世界の終わり・・・汗)


    リナの約束・其の4 ~リナの約束編~



「本当にこれ、もらっていいのね♪」
あたしは、今、エルからもらった首飾りを身に着ける。
「いいってば♪友達の印よ♪」
とエル。
あたしとエルはお茶を飲みながら、女の子らしい、話をいろいろしている。
盗賊いじめの楽しみ方とか、部下のいじめかたとか、悪人のしばき方とか・・・。
暇つぶしの方法とか・・・など等。
いや、本当に時間を忘れてあたし達はずっとおしゃべりしている。

どのくらいの、時間がすぎただろ?あたしがふとそのことに気づいたとき、
「失礼します。エル様、お客様が見えられましたのですが・・。」
さきほどとおなじ、メイドのミメットが部屋に入ってくる。
「ああ、あいつなら、待たしときなさい。」あっさり言うエル。
・・・・?あいつって・・・誰だろ?
「まったく、あたしの部下達って、なんでこう、全員、気がきかないのかしら・・。」
ぶつぶつ言うエル。
「?エル?」
あたしがエルに声をかけると、
「そだ♪ちょーどいーわ♪リナ、あんた、それ(首飾り)の力、試してみなさいな♪ちょーどいい、実験材料が来たことだし♪」
エルがうきうきとして、あたしに言う。
・・・・いったい、誰がきたんだろーか?
「さて、そーゆーことで♪リナ♡リナもあたしの後ろからついてきなさいな♪紹介しとくから♪あいつを。」
そ~言って、エルは、かたんと立ち上がり、あたしを先導してある部屋へと移動してゆく。
そこは、どうやら、謁見室のようだった。
はじめにあたしが移動してきた部屋よりも、かなり広い。
その中で、一人の女性が佇んでいた。
へえ・・・。
あたし、初めてみたわ。こんな人。
あたしは思わず関心する。
緑の長いウェーブのかかった髪。瞳の色まで緑。
まるで、新緑の森の中に迷い込んだんではないだろーか?
というイメージがぴったしの女性である。
そして、緑の髪に鮮やかなる青のワンピースがいっそう、引き立っている。
ぱっと見た目では一瞬、緑の妖精?!
といっても過言ではないであろう。
でも・・・あれ・・・?彼女?
「あら、リナ、さすがね。彼女の正体、分かったのね~♪」
エルがうれしそうに言う。
「って・・・?魔族?しかも、・・・かなりの・・・どちらかとゆーと、魔王クラスなんじゃ?」
あたしのつぶやきに、
「正解♡彼女、部下G。
  あんた達世界ー四界の世界に隣接してるすぐ隣の四界の世界の魔王の一人。
  『緑碧の魔王・グリューゲルイスラーダ』よ♪」
・・・・隣接してる・・・世界・・って・・異世界の別の四界の魔王!!??
「エル様、ごきげんうるわしく存じます。」
堅苦しく言う魔王。
・・面倒だから。エルと一緒にGと呼ぼっと・・。
「?あ・・あの?エル様?そこの、その人物は・・失礼ですが、人間では?」
とGは言ってくる。
エルの隣のあたしに気が付いたためらしい。
「そよ。リナは人間よ♪」あっさりと言うエル。
「なぜ、人間がこんな所に?しかも、生身の身体のままで?」
不思議がってるG。
「あら♪このリナね♪自分の力でここに移動してきたのよ♪すばらしいでしょ♪」
エルがうきうきと言う。
・・・いや、実は、呪文をちょっと、失敗したためなのだが・・・あたし・・・。
「え゛?!自力で?!それは、一体??!!」
かなり驚いているG。
「このリナね~♪あたしの力、使えるのよ♪しかも、きちんとコントロールまでできるのよ♪」
 エルのうれしそうな言葉に、
「え゛え゛??!!えええぇぇぇぇ!!???」
驚愕の叫びを上げるG。
なにも、そんなに驚かなくても・・・。
「ま。そーいうこと。よろしく。あたしは、リナ。
  リナ=インバース。一応、住んでる世界は赤の竜神スィーフィードと赤瞳の魔王シャブラニグドゥの世界よ♪今は♪」
あたしは、Gに挨拶する。
「赤の世界のルビちゃんの世界の人間!??」
とG。
ル・・ルビちゃん・・・・って(汗)
「あ、そうそう。今度、このリナにあたしの側近してもらうことにしたから♪」
エルがとーとつにGに言う。
「げ・・で・・・ででえええぇぇぇぇぇぇ!!???(混乱)」
「・・・・面白い反応・・・♡」
あたしがぽつりと言うと、
「そね。面白いわね♪」
とエルも同意。
「そーいうことで、部下G。ついでだから、リナの実験に付き合いなさいな♡」
にっこり笑ってエルはGに言う。
「・・え゛・・?!実験??!!」
混乱しながらも、どうにか声をだしてくるG。
「そ♪実験♪リナにあたしの力、渡したから♪完全に扱えるよーに♪その実験♡」
エルの言葉の意味を瞬時に判断した、Gは、見る間に血の気が引いてゆく。
「エエエエエル様~??!!」
泣き言を言うG。
「さて、許可がでたから♪じゃ、実験始めましょ♪」
・・・許可って・・・でてないんじゃ?
・・・ま、いっか、どーせ相手は異世界の魔王だし。
実験材料のひとつや二つに加えても。

うききぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ゛゛ぁぁ゛゛!!????

その瞬間、宮殿内にGの悲鳴がこだました。
「なるほど♪ギガスレイブの完全版はこーなるのね♪」
あたしは、Gを使って、ギガスレの完全版や、ほかにもいろいろ実験を行った。
エルもあたしといっしょに、この実験に参加して、いろいろやってたのだが。

あとには、物言わぬ、赤いものをダクダクとながしながら、そこに物体がころがっていた。



「さて、これで、大体の使い方は理解できたでしょ?リナ♪」
エルがあたしに聞いてくる。
「もち♪便利ね~♪これ♪」あたしは首飾りをなでつつ言う。
「そうだ♪リナ、こんどは、この宮殿の中、いろいろ案内したげる♡」
「本当?!!楽しみ~♡」
エルにつれられて、宮殿の中をいろいろと見て回るあたしであった。
ちなみに、このとき、きれーさっぱり、ガウリイ達のことは、忘れていた。
実は、ガウリイ達は、あたしがゼロスに連れ去られたので、大騒ぎになっていたのだが。
姉ちゃんまでもが、あたしを必死に探してたらしーが。
そんなこと、あたしには分からないのであった。

そして、いろいろ、一通り、といっても、ほんの一部に過ぎないのだが、エルの宮殿を
いろいろと案内してもらって、さんざん楽しんだあとに、あたしは戻ることにした。

何でも、あの呪文の場所の特定は、『誰か』のそばや、近く。あるいは、その地名など等。
いろいろな指定の仕方があるらしい。
あたしは、とりあえず。
ガウリイの近くを指定して、―移動した。

あとで、知ったのだが、Gはあれから、放心状態になりながら、世界にもどったらしい。



                                               -続くー

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こんにちわ♪
よーやく、第四話なのです♪
今回は、ほとんどといっていーほど、エル様とリナの二人のオンリー(笑)
あと、前回、言ってた魔王も登場するのです♪
・・・哀れなり・・・(笑)
それでは♪

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あとがき:

かお:さて・・と。よーやく、ノート六ページ分の打ち込み終了・・と(汗)
    六ページでここまで・・ってことわ・・いったい、全体、何話になるんだ!?この話!??
    しかも、番外編もあるし・・これ・・・。第一部は・・う゛ーん・・・。(悩み)
エル:いーじゃないの♪あたしの出番が増えればそれでよし(はあと)
 かお:そーは、いいますけど、これ、自分のホームページではなくて、人様のページなんですよ!??
     ・・・・自分のもってないから・・。(汗)私・・・。(涙)
(2001年当時まだパソを購入していないため、書きなぐりさんに投稿しているため)
リナ:そーよねー。こんな下手な小説を長々と連載するなんて、不届き者はあんたぐらいでしょーしねー♪
かお:ぐっささぁぁぁ!!!い・・痛いのです!!リナさん!!!
エル:事実・・よねー・・。皆、ここに投稿してる人って・・上手だし♪あんたと違って♪
かお:・・・・しくしくしくしくしく・・・。(涙)
リナ:そーいや、次の話は、Gたちの世界だっけ?この第四話の番外編は?
エル:・・・あいつらのことなんか、ほっとけばいーのに・・・。どーせ、いてもいなくても、一緒なんだから。部下達は。
かお:・・・・エル様の部下でしょ?一応?(汗)そーはっきりと、本音を言わなくても・・・。(汗)
エル:そ。一応(強調)ね。でも、ただの部下。
    ただ、面白そうだから、創りだして、世界まかせてるだけの。
かお:・・・・・・・・・・・・・・・・。
リナ:そーなの♪
かお:(リナさん・・あっさり納得しないで欲しい・・・涙)
    (世界って・・世界って・・・エル様の暇つぶしのためだけの存在・・なんだろーか?)
エル:そーよ♪(きっぱり)
(かおの心を視て、あっさり肯定してくるエル様・・・・。)
かお:あう゛・・・。じゃねその世界の一つに住んでる私達って・・(泣)
エル:面白いから創った世界、暇つぶしで創った世界の一つ♪
かお:しくしくしくしく・・・。
リナ:あっ♪こいつ、いじけた♪
エル:そんなやつはほっといてっと♪先、いきましょ♪リナ♪
リナ:それもそーね♪
エル:とゆーわけで、次回は、いてもいなくても、一緒の部下達の番外編らしいです。
リナ:エルの宮殿から、戻ったGの話・・らしーです。
エル&リナ:とゆーわけで、次回はとばして、読んでくださいな♪
・・・おいおい(汗)
エル&リナ:では、またね♪それでは♪
(かお、まだいじけてる・・。)


猫斗犬さんから頂いたSTS出張版へ♪

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