まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
さてさて、今回のエピローグは。
プロローグと同じく、エル様の一人称v(ばらしてどうするv
ま、エル様至上主義の私のかく作品だからそれはご勘弁v
ではでは、ラスト、いっきますvv
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迷・ネオスレイヤーズ ~エピローグ~
たまたま、真白になり果てた髪が元に戻るときが一番わかりやすい。
銀色から栗色になる過程でどうしても髪の色が金髪になる次期がある。
この時期は人間の器、というものは元通りになれるためにと体力を温存しようと本能的にと眠くなる。
あたしがちょこっと内部に入り込んだだけでかなり疲労するのはさすが人間の体はか弱い。
もっとも、そのあたしの力を意思力だけでどうにか保とうとしたこの人間もまた面白いが。
我ながら本当に面白い存在を創ったものだ、とつくづく思う。
「しかし。野良デーモンがやたらと多いわね」
そんなことをぼやくようにいっているが。
「それは仕方ありませんよ。姉さん」
そんな彼女にいっている妹であるアメリアの姿。
「これもやはり先日のアレの影響なのか?」
というかそれ以外の何ものでもないでしょうに。
「暇だし、あたしも参加しましょうか?」
そんなあたしのセリフに、
「リナさんはまだ休んでいてください。生体色素までなくなるほどの術をつかわれたのでしょう?
それに。その状態で大技をつかったら今度は命にかかわります」
絶対にそれはありえないのだけど。
あたしとすれば、ひとの器でどこまでできるか限界を知りたい、というのもある。
器が耐えられなくなったらそこで意識の共有をなくしてただ視るだけに戻せばいいだけのこと。
【リナ】はさすがに魔力がきれいさっぱりとほとんど枯渇していることからほとんど馬車の中で待機組。
それでもやはり、視ているだけなのと、こうして器を通じて直接に見たり聞いたりするのとでは新鮮さが異なる。
「大丈夫よ。そんなに力使わないの使うし」
せっかくリナの意識がない今がチャンスだというのに。
この事態をつかわないのはもったいなさすぎる。
いいつつも、ひょいっと馬車から飛び降りる。
ちなみに、たかが亜魔族ともいえるレッサーデーモンやブラスデーモン相手に付添の兵士たちは苦戦しているようだが。
もう少し考えればさくっといけるものを。
この世界、神魔戦争ののち、全体的に人間といわずいきとしいけるものすべての技術力が低下したからねぇ。
それまではけっこう科学、とよべる魔科学も発展していたのに。
さらにいうならば、この区域は魔法が発展したものの、他の知識は別の技術のほうが発展している。
あちらはあちらで残りの三竜王もまたあまり人間に干渉しない結果そんなことになってるようだけど。
まあ、ひとというか生命体も本当にいるのかいないのかわからないものの力にたよるより、
目先でどうにかなる力に目をむけてそちらを発展させていっている。
あたしとしては自然と調和した行動を常に心がけてほしいのが山々なんだけど。
目先の欲のみにとらわれた結果、自分たちの住むべき世界をも壊す存在が多々といるのも事実。
今のところ、この世界は一度かつての戦いにおいて惑星そのものが浄化されていることもあり、
そんな輩はまだいないが。
Dの世界においてはDがちょっぴし暴走気味になってはいるが。
まあ別にあたしも、神と魔、光と闇が融合してはいけない、という制約はつくってないし。
それはそれでほうっておいてはいるんだけど。
どちらにしても結果がでなければそれなりの仕置きは必要なわけだし。
ともあれ、リナの意識がない今が動けるチャンス。
それでなくてもこのあたしを召喚できるほどの純粋たる魂はここ最近は見受けられないのも事実。
大体がその魂からしてあたしに耐えられなくて崩壊するか滅するからねぇ。
「じゃ、あたしはあっちのほうをやってくるわね」
レッサーデーモンたちは何もこの馬車の周囲だけではなくこのあたり全体にいるらしい。
一言声をかければそれらは簡単に滅するであろうが、それだと気づかれて面白くない。
「あ、リナさん!」
シルフィールがそんなあたしに声をかけてくるけど、さくっとそのままふわりと浮きあがり彼女たちの視界から外れることしばし。
さってと。
「・・・で?何かよう?」
隠れてこちらの様子をうかがっていたソレにと問いかける。
ちなみにあくまでもあたしはリナ、としての雰囲気にしているので気づかれることは絶対にない。
「おや。ばれていましたか?さすがですねぇ♡」
のほほんとした声と同時に闇から出現するひとつの影。
というか、ゼラスのやつも毎回こいつにばかり仕事をやらしてるけどこいつもこいつでそれをそつなくこなしてるしねぇ。
Sなんかなかなかきちんと仕事をこなさない、というのに。
ほんっと、部下を見習ってほしいものである。
「いやぁ。あなたたちに聞けば何かわかるのでは。とおもいましてね。ここ最近変わったことがありませんでしたか?」
「そうねぇ。あのナーガが実はセイルーンの王女だった、ということくらいかしら?」
ずるっ。
あ、こけた。
「い。いえ。そういうのではなくて…ま、まあいいでしょう。知らないのならいいんですよ。それでは♡」
いいつつも、そのまま森の中にはいってゆき、影にはいると同時にその場から空間を渡っていたりする。
まあ、あいつが聞きたいことはわかっていたけど、そんなのわざわざ教える必要もないしね。
そもそも、リナが目覚めたときに厄介なことになったりするし。
まあ、それはそれでまた面白そうだからいいんだけど。
さってと。
リナが意識を取り戻すまであたしはあたしでちょっぴり遊ぶとしますかね♪
-完結ー
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あとがきもどき:
薫:やはりきちんと、ページをつくって、神坂先生の公式裏設定などをまとめる必要性があり。
エル様の武器の名前をどうしても思い出せない今日この頃(こらこら
確かメガブラ企画さんのホンのどれかにのっていたのは覚えてはいるんですけどねぇ。
ついでにそのとき打ちこみしてた小説さんにきちんと明記したことも覚えてはいます。
が、どこに打ち込みしたかをわすれたら意味がない(苦笑
たぶん、沈黙の鎌か何かだとはおもうんだけどなぁ。でもそんなありきたりの名前ではなかったはず。
…時間あるとき全部のメガブラさんの作者インタビュー、見なおしてみます…(汗
一言読む場所にそれらも組み入れてくれないかなぁ?
希望は、発売されるというスレイヤーズの二番目の公式設定集であるリーディング。
あれらに全部のってくれることをかなり希望。…裏設定までのるかな?ううむ…
2009年2月11日(水)某日
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