こんにちわ♪HIROKENさんからのリクエスト♪第一弾!!リナの子供達の話です♪
ふっ・・・・・。かなり遅くなりましたよ・・・(滝汗)
すいません・・・・(汗)
では、いくのです♪
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約束シリーズ・番外編
闇よりも暗き空間、夜よりも深き空間。
まばゆきまでの、その空間に、金色の光。
その光の中に入ってゆくと、唐突に景色がかわり。
まるで、この世とは思えないほどの、景色が広がっている。
永遠に続くような、花畑や原っぱ。
それを抜けてゆくと、金色に輝く門が見えて来る。
「あれ?」
正装し、出かけようとしている栗色の髪に紅の瞳の女性。
リナスの姿を目にとめて。
彼女の長女であるサラディナが声をかける。
「お母さま?どこかにいくの?」
その声にはじかれたように。
「ええ。エルから仕事がきてね。α世界で、どうもまた反逆者騒ぎがあったようで。ちょっといってくるわ。」
「・・・・父様は?」
「カウリスなら、まだ寝てるし・・・。」
げっ!
「父様にはいってないの!?」
「?当たり前でしょう?あいつ・・起こしたら、仕事どころじゃ//」
そこまでいって、真っ赤になるリナス。
「か・・母様・・・お願いだから父様には一言いってよ・・(汗)」
「?どうして?・・・・起こして、仕事いくっていったら、また捕まるじゃないのよ!!//」
それでなくても////
ようやく、開放されたのに・・。
この十日間、一睡もさせてもらってないのよ!
あたしは!!
リナスは心で叫んでいるが。
「とりあえず、とっとと、仕事、すませてくるわ。あと、お願いね♪」
ふい。
その場からリナスは掻き消える。
「・・・・これは、大変!レーヴェルぅぅ!!」
サラディナの叫びがこだまする。
「げっ!?父様に内緒で!?」
だくだくだく・・・・。
「兄さま、仕事・・準備しておきますね・・・。」
「・・・頼む、レーン・・・・(汗)」
それでなくても、忙しいのに・・。
「避難してよっと・・・・。」
こそこそと逃げている、他の存在達。
一方。
「ん・・・・あれ?・・・・・リナス!?」
がばっ!
起きれば、今まで隣でへばっていた愛するリナスの姿がみえない。
ちょっと、休憩しよとおもい。
仮眠をとっている隙にである。
「ちっ・・・・逃げられたか!!ふふ・・・・。覚えとけよ・・。まだまだしたりなかったのに・・。」
とんでもないことをいっている金色の髪に碧い瞳の男性。
リナスの夫であるカウリス。
普通、十日も一睡もさせずに、攻められ続けたら、誰でも逃げ出したくなると思うのだが。
乱れた白いシーツが彼らが何をしていたのかを、あからさまに物語っている。
「・・・・まったく・・・。早く捕まえないと・・。」
ごそ。
カウリスもベットから降りて、服を着替え始め。
むす。
その表情が、怖いのは。
妻が側にいないから。
「・・・で?母様、どこにいったって?」
「α世界。」
「・・・・げげっ!?それ・・やばいって!!」
「どうかした?レーヴェル?」
金色の髪に碧い瞳の女性に。
金色の髪に碧瞳の男性。
双子でもあり、リナスとカウリスの長男と長女でもある。
「・・・・あそこの世界・・母様に恋慕してるけど?」
・・・・・びし。
「うわぁぁぁぁぁ!!!!」
「と・・ともかく、母様一人でいかせたら、後が大変!」
「あ!!私もいく!」
しゅん!
あわてて、その場から掻き消えるサラディナとレーン。
「あ・・ズルイ!」
『父様のことは、お願いねぇ♪』
「ずるいぞぉぉ!!サーラぁぁぁぁ!!」
レーヴェルの悲鳴がこだました。
びくびくびく・・・。
・・・・びし。
と・・父様・・起きたな・・・・。
離れていても、すこぶる殺気が伝わってくる。
リナスは知らないが。
リナスがいないだけで、カウリスはかなり不機嫌になり、
所かまわずに、殺気を振りまいているのである。
下級ごときの魔王程度などが一発で永久消滅するほどに。
「・・・・レール。」
びくっ。
呼ばれて縮こまる。
「はははははははぃ!」
「リナスはどこ行った?」
「・・ええと・・エル母様に言われて、仕事に・・・・。」
だくだくだく・・・。
側にいるだけで、精神が消耗する。
息子である自分ですら、萎縮するこの雰囲気。
うう・・・。
こわいよぉ・・・・。
レーヴェルはすでに半分泣き。
ぴくり。
エル様。
その一言で、カウリスのこめかみが動く。
「・・・・まさか、リナスを狙っている世界にじゃないだろうな?」
す・・するどい!
大概、面白そうだから♪
という理由なのか、金色の王が、リナスにいきなりお願いする、世界の理に背く、輩を駆除するときは。
決まって、それは、リナスに邪な思いを抱いている輩が多かったりする。
「・・で?レール?言わないと、どうなるかは分かってるよな?」
にっこり。
いう父親の目は、完全に据わっている。
こ・・こわいよぉ・・・・・。
「う・・・α世界です・・・・・。」
「何!!!」
よりによって、あそこに一人でだと!
リナスに気づかれないように、駆除すべき世界トップクラスの中のベストテンに入っているじゃないか!あの世界は!!
「ちっ!」
ふぃ。
そのまま、カウリスの姿も解け消えた。
「・・・・・多分、一個か二個の世界の消滅じゃ・・すまないな・・・・。」
すでに、他の働く存在達は。
いつもながらのことなので。
ちゃくちゃくと仕事の準備を始めていたりする。
「で?被害の状況は?」
リナスがα世界の神魔の王を統べている王に聞く。
「一応、コレで全部です。」
「どうして、ここ、ここまで反逆者に狙われるのかしら?心当たり、ある?」
確か。
すでに、最近だけでも、かなりな数の報告があったような。
リナスは首をかしげる。
「それは・・・」
いいかけると。
キィィィィィン・・・・
「何!?」
辺りが結界で覆われる。
「ふふふ。貴様にこれが破られるかな?」
「誰!?」
虚空より声がする。
視れば、どうやら、なぜか混沌の力が組み込まれている結界。
「・・・?エルの力がはいってる?」
「そう。ついに、手に入れてな。・・・混沌の石を。」
声が響く。
「この中では、貴様の呪文も使えまい!」
ふっ。
姿が出現する。
歳のころなら、二十歳前後。
がっしりとした体格の男性。
それが目で合図する。
「ちょ!?」
いきなり後ろから羽交い絞めにされる。
「・・・・・はぁ・・すいません・・・・リナ様・・・いや・・リナ。こうでもしないと・・・貴女は私の気持ちに気づいてくださらない・・。」
???
「ちょ・・放しなさい!!!」
セーブしたままの力では、到底かないそうにない。
「ファルシランス、そのまま、連れて行くがいい。」
「ちょ!!放しなさいってばぁぁぁぁ!!!」
どごっ!
叫びとともに、セーブしていた気を開放する。
「何するのよ!って、あんた、まさか、反逆者と協力してるの!?何考えてるのよ!?」
リナス、未だに、自分を手に入れるために、手を組んでいる。
とは気づいていない。
「そうでもしないと、貴女は私のものになってくれない・・・。・・・・あんな男より・・私の方が・・・。」
じり。
リナスににじり寄る。
「??何馬鹿ってるのよ!わけのわからないことをいうんじゃないの!」
わけのわからないまま、なぜか悪寒にさらわれるリナス。
それでなくても・・・。
今、あたし妊娠してるから・・・。
力、あんまり派手にできないのよね・・。
おなかの子供のことを考えると、あまり派手なことはできない。
それを見越して。
行動に出ているのは、リナスは知るはずもないが。
・・・・・にげよう。
それが、リナスの下した結論。
なんか悪寒がするし。
「逃がさない・・・・。」
何、こいついってるんだろ?
リナスは未だに分かってない。
と。
どっがぁぁぁぁぁんんん!!!
『うわっ!!』
ナス以外の存在が爆音とともに飛ばされてゆく。
「ま・・間に合った!!!母様!大丈夫!?」
「・・・やっぱり、母様に手出ししよーとしてるし・・(汗)」
爆音と同時に出現するサラディナとレーン。
「あら、二人とも、どうしたの?」
それでもまだ分かってない母親に。
『・・・・・・はぁ・・・・・・・・。』
盛大にため息をつく二人。
「・・・・母様、わかってないでしょ?」
「何が?」
まったく理解してない母親に。
あきれる娘たち。
「とりあえず、私達で感謝するのね。父様だったら・・。」
そこまで、サラディナがいうと。
「そう、俺だったら・・・・許すはずもないだろ?」
・・・・・びしっ。
サラディナとレーンは瞬くまに凍りついた。
こ・・・・この声は・・・・(汗)
だくだくだく・・・。
その場に凍りつく。
「・・・・リナス。」
「・・・・・何よ・・・・・。」
じり。
なんか、こいつ・・怒ってる??
ぐいっ。
「ちょ・・・や・・・・ん・・・・・////」
いきなり引き寄せられて唇をふさがれるリナス。
「ちょ・・・はぁ・・・・んん・・・ん///」
なすがままになっているのは、なぜなのか。
くたっ。
やがて、意識が跳び、カウリスの胸の中に倒れこむように、リナスが倒れてくる。
「まったく・・・・人の妻にちょっかいかけようとした罪・・分かってるよな?」
いって。
「サーラ、レーン、リナスの仕事は俺がやるから。リナス連れて、先にもどっとけ。」
いいつつも、カウリスの目は、完全に怒っている。
それは、疎い妻に対してでなく。
それに付け込もうとする輩たちに対して。
『は・・はぃぃぃい!!』
二人は、母親を抱えて、その場を後にした。
「さぁぁてと♡リナスもいないから、・・・覚悟するんだな。」
にっこり。
リナスがらみだと、とことん無茶するカウリス。
実力的には、すでに、リナスと同等。
もしくはそれ以上。
金色の王に継ぐ力の持ち主である。
「簡単には、滅ぼさないからな。いや・・・滅ぼすのも親切だから、完全にひとかけらも残さず消滅だな・・・・」
ぶわっ。
カウリスの怒気に触れた彼ら。
精神から、全てぼろぼろにされ、それでも、まだ意識を残したままで。
無残なまでに攻撃をうけ、それでも、まだ滅べなくて。
ずたぼろになり、気が狂いはじめても、まだカウリスの攻撃はやまず。
やがて。
彼が関係していた世界全てが、完全に永久消失してゆく・・・・・・・・。
「ん・・・・・。」
目を覚ますと、目の前にカウリスの顔。
「ちょ・・・・!?」
「リナス・・・・お前なぁ・・・・・。一人でいくなって、あれほどいったろ?」
「ちょ・・やぁぁぁぁ//」
いいつつ、首筋に顔をうずめられる。
何で、あたし、ベットに横にっなってるのよ!?
というか、この格好・・何よ!?
リナは、今、自分が、スケスケのネグリジェを着て。
・・・・以前カウリスが買ってたそれようの下着を身に着けていたりする。
実は、リナスが気を失っている間に。
娘たちが、父親の怒気を治めるために、母親であるリナスの服を着替えさせ。
ベットに横たえて、カウリスに差し出したのであるが。
自分達に矛先が向かないように。
「まったく・・・俺以外にこんなことされたら・・どうする気だ?」
ぴくん!
躰があっという間に反応する。
「あ・・・・あ///」
「まったく・・・お前は自分のことをわかってなさ過ぎるんだよ・・・。じっくりと教えてやるよ・・・じっくりと・・・・な♡」
「や・・・やぁぁぁぁぁ////」
抵抗もむなしく。
そのまま、組み敷かれ。
カウリスのなすがままにリナスはなってゆく・・・・・。
「まったく・・・・。今回の被害は?」
サラディナがしゃかしゃかと書類閲覧しながら、御璽を押してゆく。
「北の題β地域は壊滅・・・というか、完全消滅ですね。」
「・・・エル様、絶対に楽しんで、母様、送り出してるよね・・・。」
ため息まじりのレーヴェルの言葉。
びたり。
「・・・確かに。たいがい、最近は、リナス母様に、依頼するのって・・・・。
リナス母様を欲しがっている存在のところばっかりだし・・。」
「・・・多分、父様が暴走するの・・楽しんでるんじゃない?それに、その方が、子供も出来るし。」
「ミネアぁぁぁぁ・・・・・。」
「・・・・それ・・あるかもな・・・・。」
はぁ・・・・。
それで、毎回、毎回、両親の仕事を代行するのはいいとしても。
父親が完全消滅させた、世界の変わりというか。
その事、後処理は、ほぼ確実に、全て自分達に回ってくるのだから・・・
「・・・今回は、一体、いつになったら、出てくるのかしら・・・。」
邪魔をしたら、それこそ命がない。
と悟っているサラディナ。
「・・・・まあ、あの様子だと・・・・一万年くらいじゃないか?」
「ね、いつ出てくるか賭けましょうよ!」
「・・・・とすれば、また赤ん坊の世話・・しばらく私達がみるようになるわね・・。」
部屋に閉じこもっている最中に生まれた赤ん坊は。
彼ら、始めの子供達が、面倒みるようにいつのまにか、ここでは、なっていたりする。
子供が産まれても、リナスを放さない、カウリスの根性には。
さすがにあきれている子供達ではあるが。
「今度は、私、女の子がいいなvv」
「前回は、男の子だったもんね♡」
すでに、リナスとカウリスが結婚し。
数万年が経過している。
その最中。
子供もかなりの数になってきている。
それでも、毎日毎晩連続の割りには。
少ない・・といえるであろうが。
「そーいえば、そろそろ父様の誕生日じゃない?」
「プレゼント・・どうする?」
「母様でいいでしょ?」
『それもそーね。じゃ・・エル様に相談っ・・と』
リナスが未だに捕まっている最中。
金色の母に相談にいく子供達。
「あら、面白そう♡これ、リナに飲ませなさいvv一時的に力、カオスワーズ唱えないと、使えなくなるからvv」
飴玉を貰い。
それを母親に与えている子供・・・・。
というか、代表で、サーラが食べ物とアメを差し出したのである。
父親に耳打ちで。
母様がプレゼントだから。
と言い放ち・・・・。
結局。
リナスがカウリスから開放されたのは。
二万年近く経過していた。
「はい♪リナス、仕事、たまってるからよろしくねvv」
「・・・・あぅ・・・・ほら!いくわよ!カウリス!」
さすがに、懲りたのか。
しばらく、行動を全てともにしているリナスとカウリスの姿が。
この混沌の各所で。
数億年、見られていた。
「やっぱり・・・・父様、母様がいたら、優しいんだよね・・。」
うんうん。
子供達は、うなづき。
そして、リナスだけが知らないが。
カウリスに制裁を受けていた存在達は。
二度と、リナにちょっかいかけ用と思わないようになるか。
果ては、次こそは!と再燃に燃える存在。
しかし、彼らは、知らない。
リナスと一緒にいるときのカウリスしか。
それは、生きている。
というのが何よりの証であるのだが。
「まあ・・・・執着心・・・・すごいよね・・・。」
何しろ、リナスのことなら、金色の王にもどなりこんでいくくらいだから。
子供達は、今だに寝室から出てこない、父親と母親を思いつつ。
このほど、リナスが産んだ赤ん坊の世話をみつつ。
しばしいつものごとくに。
両親の仕事の代理と世界の修正に追われていた。
やがて。
リナスとカウリスが休暇をとり。
とある世界の監視者となるのは。
その、数百倍後の後々のこと・・・・・・・。
ー終わりー
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あとがき:
薫:・・・・ちなみに、子供達。ことあるごとに、リナスをカウリスに差し出して。カウリスの機嫌をとってます(笑)
何分、子供達の命もかかってますから・・・(爆!)
リナスがいないと、子供にも容赦ないです(汗)
カウリス・・・・(汗)
容赦なく、剣や力の稽古をしたりするもんだから・・。
下手に刺激できない。というか、近づきもできない・・という(汗)
ま・・リナスの前では、というか本質的には。かなり優しく、いい父親なんですが(笑)
では・・・。
あぅ・・・・・・。リクにあってなぃぃぃぃぃ!!!!すいませんのですぅぃぅぃぃ!!
・・・・運動会は頑張ろう!(まて!)
では!!支離滅裂な内容の番外編でした!!
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