リナ達の干渉・第40話   ~運命の訂正~



「・・・・な・・・なんか、とりあえず・・今のうちって感じ?」
ボーとしつつ、エリーがつぶやく。
この場に吹き荒れる、混沌の嵐。
いや、嵐という表現は的確ではないようだが。
そういう以外にどういう表現をすればいいのであろうか?
さすがに、リナスとカウリスの子供だけあり。
ちゃっかりと、その身に結界を張り、事なきを得ているのであるが。

その一方で。
「だぁぁぁぁあ!!なんで、俺達が、こんな目にあわないといけないんだぁ!」
「ルーク、文句を言わないで、とっととやるの!」
四つの中宇宙の結界と維持。
それを任されているこの二人。
文句をいいつつ、その維持にと努めている。
ここの大宇宙。
ルーカス、ミリーヌ、エリアンヌ、ユリウスが、監視をしている、この四つの中宇宙。
ここの空間というか大宇宙は、エミリーア達の空間と只今繋がっているがゆえに。
なぜか、それぞれの世界の中では。
竜神や、魔王が、涙を流しつつ。
世界の維持にと努めているという現実もあるのだが。
大概の存在というか世界は。 
凍結世界にと隔離&保管をし。
その余波が、そこにいかないようにと彼らは勤めているのだが。


「・・・・・・・・・・・。」 
無言になるレティシア達。
というか、近寄れない。
というか、動けない。
何しろ、少し動いたら。
まるで、いや、確実に、その直感で、警鐘が鳴り響く。
・・・動いたら・・・消滅する・・・と。
「普通の魔王や竜神だったら、あっさりと、滅んでいるでしょうねぇ。」
溜息一つつきながら。 
「あ、おかわりどう?」
「あ、貰うわ。」
いいつつ。
今までプラチナ達が、お茶をしていた席にとついているエメロードとフィライト。
自分達は、はっきりいって、足手まといになるというのを理解しているから。
こうして、お茶会にまぎれていたりする。
そんな様子をみつつ。
「・・・・え・・・えと・・」
唖然としているレティシア達、シェリフスターズのメンバーを。
「ねえねえ、皆もお茶しよv」
アニスが引っ張ってきて。
とりあえず彼らもまた、お茶会に参加していたりもするけども。


「まったく。本当、私達でないと、この中・・対峙できないわね・・。」
いいつつ。
―ドシュ。
ソリテアとオーボスと対峙している八人の姿。
ソリテアはともかくとして。
オーボスの性格は、はっきりいって物心ついたときから彼らは知っている。
ルナのつぶやきに。
「まあ、我らも、伊達に、耐久性がついているわけでもないからなぁ・・」
いいつつ。
バシュ!
闇の欠片が飛び散ってゆくが。
すぐに再生していたりするオーボスを眺めつつ、溜息まじりに攻撃をしているレイス。
「さすがに、生まれてすぐに、彼らとは面識ありますからねぇ。」
ドザシュ。
にこにことしつつ、攻撃を繰り出しているミスティ。
「ふん。それでなくては面白くない。」
いいつつ。
その力をもってして、攻撃を仕掛けてきているオーボス。

「オーボスにはこれよねぇ。」
「うんうん。」
いいつつ。
絶対に見つかったら、殺されるというか。
まあ、許可を彼らは貰って持っている・・というか。
買収した・・といっても過言でない品を取り出す彼ら八人。
『リナス様の等身大ポスター!』
当然。
ちゃんとコーティングがしてあるので。
どんな攻撃にも破けたりはしない。
「・・・・・・・。」
案の定。
それをみて、そのまま、固まっているオーボス。
―・・・・欲しい。
そのことで。
あっさりと目的が代わり。
それを目当てに攻撃しかけ始めてくるオーボス。

ちなみに。
リナスの許可を貰っているのであって。
しかし、カウリスにはちょっと不満あり。
まあ、役に立つから。
といわれて、仕事が楽になるのであれば。
という理由で、リナスは許可しているのだけれど。
ついでにいうと。
カウリスの等身大のポスターもあったりするのだけども。

「こら!貴様は、それで前回も負けたんだろうが!」
そんなオーボスに活を入れているソリテア。
まあ、毎回のパターンだから。
思考回路が、あまりにカウリスの影響の思いが強すぎて。
ほとんど、リナスで占められているからねぇ・・・。
・・・・オーボスは(笑)

「まあまあ、いいじゃない。それより。・・・・早くしないと・・・・。・・・・・全部に余波が回るよ?」
冷や汗ながしつつ言っているユーリ。
「・・・・・はっ!」


「きゃぁぁ!?エル様とユニット様がぁぁ!!!!!?」
「ちょっと!?次元率と、空間率どうなってるぅ!?」
キャーキャーキャー!
ばたばたばた。
なぜか、こちらは大騒動。
「ああああ!?第二百六十九箇所!消滅確認!」
「うきゃぁぁ!?セーブしきれなぃぃい!」
「ともかく、早いところ、修正、すませて。それからよ!他のところはどうでもいいわ!」
なぜか。
書類などを片手に。
パニックになっているこの空間を管理、運営している機関の上層部の存在達。
まあ、ほとんど、リナスとカウリスの子供が大半を占めているけども。
「ともかく!ユーリと連絡というか、繋がってる!一気にいくぞ!」
指示を飛ばしているレーヴェル。
「ああ!余波で、千十八区箇所消滅確認!!」
『ひょええええええええええ!!!!?』 
「ああああ!とりあえず、おしかえしておいて!!」
混沌に向かってくるまでに入り込む、冥界。
そこにやってくる、無数の存在達をそのまま追い返してゆく。
ある者は、その区間の修復に追われ。
あるものは、その存在の器の復活に追われ。
なぜか。
バタバタバタタッ!
あわただしく、本部たる宮殿の中を駆け巡ってゆく。

「こちら、準備オッケー!」
ゴォ・・・・。
まるで、辺りは、ブラックホール。
いや、それ以上。 
そんなことをエリーとユーリは思いつつ。
「それじゃ、いくわよ!」
子供達の間で使われている通信手段を通して連絡を取り合っている。
「装置、転換!!!!!作動開始!!!」

いって。
装置に手をかざす。


――――――――グラリ・・・・・

そこの世界そのものの。
空間がゆがみ始めてゆく。


「え・・・ええええぇぇっ!?」
まるで、何かに引っ張られるような感覚。
「ねえねえ、これって!?」
「ちょっと!?これ何なのよぉ!?」
レティシアが困惑し。
レティがそれに問いかけ。
あわてるサミィ。


やがて。

グラ・・・・。


彼らの視界に、時間の渦の本流が流れ込んでゆく。



「しまっ!」
オーボスとソリテアが同時に叫ぶ。
メシアはなぜか、私とエルの些細な説得に。
力を弱体化一時させていたりするけども。
・・・・まあ、本気になって、消滅させたら。
ここの空間そのものがなくなるしねv
すべてが、虚無の無と還りゆくからv


『チェックメイトよ!!!!』

その隙を逃さずに。
八人全員の攻撃が、彼らに直撃してゆく。

「転換システム!順調!・・・・修復開始!!」


ザァァァァ・・・・・。
時間が、押し戻されてゆく。
この空間の時間率が。

・・・・・・お前はイブと名づけよう・・・・
・・・・・・・・・ほう・・これはこれは・・・・

ザァ・・
・・・・・・私達の希望を・・・・
ザァァ・・・・・・
・・・・・依頼を?・・・・・


ザァァァァァァァァ・・・・・・・・・。


ぐるぐると回り巡る。
時間調整の調律の音。
その中で。

『我、再び封印せし!!』
さすがに、慣れているがゆえに、手順よく封印を施している彼ら八人。
まあ、彼らは、リナスに相手・・つまり、カウリスが出来てから創り出された存在だしねv
だから、他と違って。 
対処方法に慣れきっているのよねv
八人が、独自の印を結び。
特有の魔法陣が出現し。
その中にと。
オーボスたちを封じ込めてゆく。
言い換えれば。
とある隔離した次元に閉じ込め、そして。
その次元の混沌へと漂わせるようにするだけの封印なのであるけども。

めぐるましく。
光の奔流と、闇の奔流が交じり合い。
時間と、運命の流れと、歴史の流れの奔流が、交錯してゆく。


そして…………



・・・・・ティ・・・
・・・・ティシア・・・・
「・・・・レティシア!」
がば!
名前を呼ばれて飛び起きる。
「・・・・・・あれ?」
きょろきょろ・・。
みれば。
いつものオフィス。
ええ・・と・・・。
何か長い夢を見ていたような・・・。
頭を抱えるレティシア。
「ねえねえ、レティ、何か私達忘れてなぁい?」
「同感ね。何か忘れてるわ。」
「同じく。」
みれば。
同じ所属の、モーニングスターのチームもまた。
今、目が覚めたような感じで。
取り残されたような感じで、ぼんやりとしている。
「はぁい。皆、元気かい?」  
そんな中。
出向いてくるこの会社の社長―――ティモシー=マイスターの姿。
「・・また何かくだらない依頼をうけたんじゃないでしょうね・・」
この前というか。
さっきまで受けていた、あの国交問題解決の依頼は。
あまりに、幼稚すぎてばからしい。
・・・・あれ?
その後・・・何かなかった??
ふと、サミィが首をかしげるが。
何かあったような気はするが。
どうやっても思い出せはしない。


ぽん。
「・・・・・ご苦労様。レティシア。・・・・無事にサマリウス中銀河系元にもどったよ。」
肩を軽く叩く。
「―――え?」
横を通りがてらに、小さく言われて、レティシアにしか聞こえなかったその言葉。
意味は分からないけど。
「・・・・そっか。」
それをその特質な耳で捕らえていたサミィもまた。
レティシアと同じように。
何か、心のつっかえが取れたように。
ほっと内心息をつき、喜んでいた。




「・・・・・つ・・・・つかれたぁぁ!!!!!」
バタン・・・・
家というか彼らの宮殿に戻るなり。
ベットに倒れこむ女性の姿。
「・・・エミーリア・・・あのな・・・。」
「そーいう貴方だって・・疲れた顔をしてるわよ?」
「・・・・そりゃ・・な・・・(汗)」
さすがに。
自分達が管理している世界で。
混沌を統べる存在と、その友人・・・。
・・・・その本質はしらないが。
あの御方と似た存在である。
というのは、よくわかっている。
何でも、上層部でも、彼女のことは。
あまりに重要な、機密扱いになっていたりもするもので。
自分達のような、まだまだ下っ端のような、監視者には。
その正確な正体などは分からないが。
・・・しかし、同じ、あの御方と同じ、しかし、どこか異なる。
・・・混沌の力を扱えるのは、皆、周知の事実。
運命の修復がてらに。
・・・時間率までも戻されたのを、彼らだけは理解している。
その余波というか、余韻で起こりえる歪みの訂正もまた。
彼らの仕事であるのだからして。
「・・・も・・・私・・しばらく寝るわ・・」
ぐったりとなって、つかれきっている、最愛の妻に。
「・・・・そうだな。」
いいつつ、するりとそんな彼女の横に入り込んでいるクラフト。
「・・ちょっと///」
「・・・・いいだろ?」
「・・・馬鹿///」
この区域の中心にある、二人の宮殿の私室にて。
今回の一件をねぎらうかのように。
そんな二人の姿が見受けられてゆく。
・・・・この二人もいまだにラブラブなのよね……




「う・・・・ん・・・・。」
・・・イン、・・・・・イン、ケイン!
「だぁぁ!五月蝿いなぁ!!!?」
って・・・・あれ?
「あ、気がついた?」
「よかったぁ。ケイン兄ちゃん。」
「まったく、ケインったら、いつの間に寝てたんですか!?」
いつもの光景。
・・・・・あれ?
しばし目をぱしぱしとさせるケイン。
「・・・ええと・・・キャナル?今まで俺達・・何してたんだっけ?」
何か夢を見ていたような気がするんだが?
みれば。
いつものコックピットの席にと座っている自分の姿。
「まあ、私もケインのこといえないけどさ。・・・私もさっき起きたのよね・・・」
何か長い夢を見ていたような気がする。 
というか・・・・。
・・・・・・・何か私達、今までやってなかった??
ミリィもそんな疑問をわだかまりつつもっているが。
「ほらほら!そんなんだったら。
   いつまでたっても、ケイン兄ちゃんも、ミリィお姉ちゃんも!結婚できないよ!」
にっこりといっているアニス。
『―――ブバ!!』
その言葉に。 
思わず噴出しているミリィとケイン。
「あ・・・アニス!?お前なぁ!?」
「アニスちゃん!?」
「・・・って、お前、いつ、生き返ったんだ?」
「・・・やっだぁ。何寝ぼけてるよのぉ!ケインお兄ちゃん!」
「そうですよ!ケイン!それより!次の依頼を決めてください!
   いつまでも、アリシアの貯金に頼るわけにも行かないんですからね。」
「う・・・わかったよ・・キャナル・・・。」
ソードブレイカーのコックピットの中で。 
いつもの平和な日常の光景が繰り広げられてゆく。
「・・・でも、本気で今まで、何かと対峙してなかったか?・・俺達?」
首をかしげるケインに。
「それ、私もそーおもう。」
そのケインの言葉にミリィも同意する。
・・・ぎくっ!
互いに顔を見合わせ、ぎくりとしているルビとアニス。
「それより!次の依頼、いってみよー!」
「よっしゃぁ!かせぐぞぉ!」
アニスの言葉に載せられているケイン。



「・・・・・・記憶・・・完全に消えてないし・・(汗)」
「というか、なんで消したの?記憶?」
その夜。
コックピットの中の、その中心地で話し合っているアニスとルビ。
「・・・・・・まあ、そのうち・・つじつま・・会うらしいから・・」
いいつつ、汗を流しているルビ。
かなり力を消耗し。
この機体を保つのがやっと。
そんな会話をしていると。
――ビィ・・・。
『やあ!』
通信が入ってくる。
「あ、レイル警視だぁvというか、レイル監視者っていったほうがいいv?」
にこにこというアニスに。
「・・アニスちゃん。上からの指示で。あの一件に関った者達の一般人の記憶。消された。というのをお忘れなくv」
ちっちっちっ。 
指をふりつついっているレイル。
彼らは知っているが。
しばらく。
余波において、生じた、歪みとその修正のために。
数年ほど。
世界そのものが凍結されていて。
ようやく、このほど解凍され、動き始めた、正常な時間率。
それでも。
多少の歪みの引き受けとして。
というか、覚醒しているがために。
本来ならば、消滅し、存在するはずのないアニスがそのまま生存していたり。
ということも起こり得ているのだけど。
まあ、それは些細なことだしね。
「それより・・依頼があるんだけどね?」
「で?何の依頼?」
「知ってるとは思うけど。・・・どうやら、ここと、あっちの世界。
  ・・・・繋がったままというか。・・・ただの人でも自由に出入りができるんだよね・・・」
レイルの言葉に。
「・・・・分かってる・・・(汗)」
やはり、しばらく、光と闇を任されている自分達がいなかったせいか。
もしくは、あの御方の気まぐれか・・。
・・・・絶対に後者。
と、確信もっているルビ。
溜息を一つつきつつ。
「・・・・ティスのほうも。レイスと相談するとかいってたから・・・」
「私はうれしいけどなvvいつでも、エリーちゃんたちに会えるからv」
にこにこというアニスに。
「・・・・そういう次元の問題でもないのよ・・」



異世界の発見。
目覚めた世界がまず発見し。
そして、その心にのこっていたのは。
互いの世界の知識。
今までとは違う宇宙の発見。
それは、人々を狂喜させている今の現状。
それで忙しくなるのが。
今は、ロストシップ形式をとっているレイスやルナ、そして、ルビやティス達。
何しろ。
彼らがしばらくいなかったので。
この二つの世界、赤と黒の世界は完全に融合しきっているからv
隔たる壁はあるものの。
今は誰でも移動ができるほどに。
その壁は薄くなっていたりする。
・・・上司がいないからって、そんなに世界の安定守れないなんて。
エルが笑いながら嘆くだけあるわねぇ。


「それで?依頼とは?」
「いやぁ、今度、正式に。星間警察(U・G)ユニバーサル・ガーディアンと。宇宙軍(UF)ユニバーサルフォーズが。
   銀河警察機構と条約結ぶことになりましてねぇ。その護衛の依頼ですv」
にこにこにこ。
モニターからにこにこと語りかけているレイル。
「・・・他あたって。」
ルビがそういって、通信を切ろうとする。
「いいんですか?じゃあ、ナイトメアの血縁が、まだ生きている。というか、光と闇のコラムの実情、ばらしますよv」
「レイル様ぁぁぁぁ!それは脅しですかぁぁ!?」
ルビの悲鳴がこだましてゆく。
「何をいいます。これは、取引ですよv取引♡」
うーん。
いつも、言い含められていたから、快感ですねv
ルビをからかいつつ、その余韻に浸っているレイル。
まあ、いつも、ルビには吹っかけられていたから。
私はそんなに吹っかけているとはおもわないんだけどもね。



「うーん、順調!」
ほくほくほく。
気付いたら、どこかの馬鹿の宇宙海賊の船団を壊滅した後だった。
何か夢をみていたような気もするし。
大切なことを忘れているような気もするけど。
まあ、重要なことなら、そのうちにおもいだすでしょう。
それで済ませているエリ。
一方で。
そのもやもやが気になって、沈んでいる男性陣と。
「これは、もしかすると、何かの啓示では!?」
一人、目を輝かせ。
その原因を追究しようとしているラーディ。
「エリ、メグ長官から、通信が入ってます。」
立体化しているルナから、その旨が伝えられてゆく。
しばらく。
この凍結していた数年で。
ようやく、実体化するまでの力の回復はみせているものの。
なぜか、衰弱化している彼ら達。
ちょっと、メシアの後で、エルと一緒に説教しただけだというのにねぇ・・。
まあ、全体責任vということでvv 
「・・そーいえば・・・・。・・・・・ま、いっか。」
よく覚えてないけど。
確か、あのリナさんには、相手が出来たというかいたような気がするから。
両親探しは別にv
そう思い。
「つないで。ルナv」
「はい。」
この生体宇宙船(フレアドラゴン)ルナ=スィーフィード。
そのマスターに選ばれているエリは。
銀河警察機構長官・メグよりの通信をうけ、モニターと対面してゆく。



「だ・・・・大丈夫ですか?ダークスター様・・(汗)」
ぐったりとなっている主をみつつ。
精神世界の彼らの宮殿にて。
実体化している彼らは。
汗をながしつつ。
なぜか、心なしか顔色が悪い。
「・・・・とりあえず、しばし休息する・・・・」
いくらなんでも、すんなりと掴まったのは、事実であるからして。
その辺りのお仕置きはしっかりとv
私とエルとでプレゼントvv
世界を凍結していたこの数年で。
ようやく、精神世界でも実体化ができるまでに回復しているのだけども。
・・・あれしきのことで、そんなに力削ぐなんて・・ねぇ・・・
闇を撒く者の居城である、宮殿にて。
しばらく、寝込んでいるティスの姿が見受けられていた。




「まあまあ、家族が一気に増えてうれしいわv」
にこにこにこ。
セシルの言葉に。
「セシルお婆ちゃんは、気にしないの?リリー・・というか、ガウリイ父様のこと?」
分かりきっている質問をしているユーリ。
とりあえず。
事後処理は、サラディナ達に任せて。
両親と一緒に、リナの実家にと来ている彼ら。
・・・・まあ、サラディナ達の両親である二人においては。
そのまま。
気絶しているリナを。
カウリスがそのままリナの私室につれこんで・・。
という事柄があるのはおいとくとして。
リナ、しばらくは気づいてなかったし。
自分達の私室から、こっちに来ているということに。
「あらあら、私は、リナを幸せにしてくれるのであれば、文句はないわよv
  それにvあの伝説の、二人に似ているなんてv縁起がいいじゃないv」
伝説の二人。
というのは。
このインバース財閥の基礎を築いた。
とされている、リナ=インバースと、ガウリイ=ガブリエフのこと。
まあ、結婚してからは。
リナ=ガブリエフ。となり。
そのインバースの性は子供が受け継いだのであるが。
似ているというか、本人なんだけど♡
「それにvまあ、すでに身ごもっているなんてv私は、家族が増えてうれしいわv」
その言葉に。
「・・・まだ、母様、・・・・十四なのに?」
突っ込んでいるエリー。
「あらv愛に年齢はないのよv」
連れ子であり、しかも、その相手が男女にもなれる特殊な一族。
そう聞いても、まったく動じてない、セシル。
さすがリナとルナの両親をかつて務めていただけのことあるわよねv
「あ、お婆ちゃん、これ、何処におけばいい?」
さすがに。
二千年前。
本当に祖母であったのだから。
まったく違和感なく溶け込んでいるエリーとユーリ。
「ああ、それはこれお願い。」
Z-1067地区。
この惑星の一角の。
インバース財閥会長セシル=ドナ=インバース宅。
今まで静かで、リナとセシルと二人暮らしであった、その家は。
宇宙に、出かけていた孫であるリナが戻ると同時に。
しかも、お婿さんまで連れてきて。
そして、一気に二人のひ孫ができて。 
それでいて、リナ自身も、妊娠。
という、セシルにとってはおめでたいこと尽くし。
 「・・ま、リナに旦那様ができたことだし。・・・両親探しは、別にいいかもねv」
それですませているセシルである。
というか、リナスには両親・・いないんだけどねぇ・・



「・・・・ん・・・・。」
「目が覚めたか?アメリア?」
「・・・・あ・・・ゼルガディスさん・・。」
そのまま、こてん。
と顔をうずめる。
互いに服を着たまま。
一緒のベットで寝ていた二人。
ゼルガディスの目に隈が出来ているのは。
その理由はアメリアは知らないというか気付いてすらもいないけど。
無意識って、ある意味罪よねv
・・・その極めつけが、リナスだけどねぇ♡
「・・・・何か長い夢を見ていたような気がします・・。」
とんでもない夢だった・・・。
「・・・・・夢・・・と思うか?(汗)」
「・・・・・・・・・・え゛(汗)」
私室のベットに、そういえば、どうして自分達は寝ているのだろうか??
アメリアがそう思い始めた矢先に。
「・・・こんなものが届いてるぞ?」
びらり。

それは、些細な結婚式の案内状。


― リナ=インバース。ガウリイ=ガブリエフの結婚式の案内について ―

その下に、小さく注記として。
女性形態の名前もかかれていたりする。リリー=ドナ=ガブリエル・・・と。

その一族は、女性にも男性にもなれる一族であるからして。
だから、リリーが、結婚もしてないのに。
エリーとユーリを産んでも。
何も騒がれなかったという事実があるのだけども。

「・・・え・・・えと・・・・(汗)・・・リナさん・・・今・・・十四ですよね・・・(汗)」
「つまりは、あれは夢ではなかった・・ということだ。」
いいつつ。
ベットから起き上がりつつ、溜息一つのゼルガディス。



「・・・・何か、ゼルガディスさんとアメリアさんの記憶・・。・・・ちゃんと消されてないわよ?」
サファイアの言葉に。
「耐性がついてるから。あの二人は。それに。記憶残しておいたほうが。母様達にとって、後々、便利だろうしね。」
まず、あの母親達と、対等に今まで付き合っていたんだから・・・。
今回もお願いしよっとv
そう思っている子供達。
「はいはい!いらないお話は置いといて!まだまだ世界の修復と復活の仕事!残ってるんだからね!」
サラディナが先を促す。
「・・・・父様達、まだでてこないのぉぉぉ!?」
悲鳴を上げている子供が数名。
「というか。いいじゃない。父様が、メシアとオーボス・・・。
   ・・・ズタボロにしなかったら・・・。・・・こんなに早く復興作業できてないよ?」
にっこりというエリオス。
レーヴェルの次の男の子。
つまりは、リナスとカウリスの次男。

子供達が、時間率を戻したのを感知して。
気絶しているリナスをそのままに。
一度、部屋から出てきたカウリス。
なぜか、リナスがすぐに気絶するから。
とかいって、溜まっていた鬱憤を彼らにぶつけていたりしたけど。
リナスからしたら、
矛先が自分に向かないでよかったといえるのかもしれないけど。
・・ちょっと面白くないかも♡


毎回毎回。
反旗を翻して、攻撃してくる割には。
いつもあっさりと負けて、封印されているのよねvv彼らはvv



「今回は、しばらく傍観していた甲斐があったわねぇv」
にっこりといってくるエル。
「まねv少しは楽しめたわねv」
「あらvvまだこれからよvvうふふふふふ♪」
あ・・・そーいえば、そうよねv
「そうねv時間率が戻ったってことはvウランとオブジェ。そのままに運命コードに従って、進んでいくからねv」
一応。
それぞれの存在には。
運命という名前のコードを儲けている。
その選ぶ手段において。
道が変わって行くのもまた。
すべて、それは、記録の中にと決められていること。
その中で、どうあがいてゆくのかは。
それぞれの存在しだい。


「・・・・ん・・・・・。」
身じろぎしつつ目を開ける。
「起きたか?リナ?」
「・・・・・・カウ・・・・・。」
・・・・・・え・・と・・・・。
確か、さっきまで・・・・私室にいたわよね??
あたし達・・・・。
ここ・・・・・人間界じゃ・・・・・。
そんなことを思いつつ。
思わず、布団を握り締めるリナ。
・・・というか。
「・・・あああ!?あいつらはどうなったの!?」
今更ながらに、飛び起きる。
・・・・ズキッ・・。
「・・・・う・・・・(汗)」
・・・・やっぱ・・・人の体・・・不便だわ・・・(汗)
体中がずきずきと痛むし・・。
そんなことを思うリナ。
別に、人の体でなくとも。
いい加減に慣れましょうねvリナスvv
「何を今頃いってるんだ?もう、終わったぞ?
  今ごろは、サーラ達が、あとの後始末に追われているころだぞ?」
にこにこにこ。
そんなリナをながめつつ。
にこにこと頭をなでているカウリス・・というか、ガウリイ。
「・・・後始末って・・・・。・・・・実際、時間率・・いくら経過してるのよ・・・。」
なんか、まぁた、かなり掴まっていたような気がするのよね・・。
あたし・・・こいつに//
そんなことを不安に思い。
「ああ、あれから、空間を凍結して復興に当たったのが。約三年。
  まあ、あの一件で。中級以下の世界は、なぜか消滅したし。その対応に追われてるんだよ。サーラ達は。」
さらり。
こともなげにいうガウリイ。
・・・確かに。
たったの、私とエルのあの波動を少し受けただけで。
あまり力を持ってなかった、世界という世界は、消滅または、滅んだりしてるのよねぇ。
エル曰く、情けない!
といって、そこの監視者達を集めて説教していたけど。
「・・・・・・・・・。」
なぜかしばし無言となるリナ。
しばらく硬直したのちに。
「・・・・・ちょっとまてぃぃい!!!すると、四分の一が消滅したってことぉぉぉぉ!!?」
なぜか。
リナの部屋に、リナの悲鳴がこだましてゆく。



柔らかな淡い青い髪にウェーブがかかり、顔立ちも、はっきりいって女性顔。
彼は、彼とアメリアの母親、ブルーマリンの特色を完璧に寸分たがわずに引き継いでいる、アルフレッド。
フィルの長男。
「ああ、目覚めたのかい?アメリア?」
にこにこと、いいつつ。
朝食にアメリア達を呼びに来ているレッド。
「ああ、レッド姉さん。」
「だから!その呼び方はやめろって!アメリア!」
「だって、似合うしv」
「まあ、諦めろ。」
「ゼルガディスまでそんなぁぁぁ!」
ひとり絶叫し。
そのまま、廊下の隅でいじけ始めていたりする。
「とりあえず。何がどうなったのか。リナさんに連絡とりましょう!」
「・・・アメリア、ガウリイに殺される覚悟はあるのか?」
「・・・・・・・・。」
ぴたり。
 とりあえず、リナと連絡を取ろうとして。
光速通信機、通称光速電話。
それを手にとりかけたところ。
ゼルガディスにぽつりといわれ。
そのままの姿でしばらく凍りつく。
「・・・・連絡があるまでまちましょう。」
百八十度、方向転換し。
「じゃあ、とりあえず、朝食にいきましょう!」
「それが無難だろうな。」

多分、というか。
何かあいつらの子供がしたんだろう・・。
多分、リナさんとガウリイさんの子供達が。
何か対策を練って、こーなったんでしょうし。
それで済ませているアメリアとゼルガディス。
うーん♡
伊達に、リナスとカウリスと付き合い長い人間やってるわけじゃないわよねv
あまり、物事に動じなくなってきてるしv
この二人vv



「だぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!エルぅぅぅぅぅぅ!!!!!!ユニットちゃぁぁぁぁんん!!
   何てことをしてくれたのよぉぉぉぉ!!!」
なぜか涙をダクダク流しているリナ。
「あらvこの程度なんだからいいじゃないv」
最もな意見のエル。
「そうそう。それか、全部無にもどしたほうがよかったかしらv」
にこにこという私の言葉に。
「エルはともかくとして!別の混沌の力までもが入った歪みはなかなかじゃないのよぉぉ!!修正がぁぁぁあ!!」
ようやくガウリイから逃れられたリナスが。
宮殿に戻ってきて。
しばらく、何かぶつぶついいながら、文句いってるけどv
「あら、リナなら簡単でしょうが♡」
にっこり。
微笑みかけるエル。
「リナ、ほら、俺がなぐさめてやるってv」
「あ・・・あんたはこれ以上仕事を遅らせないでよぉぉぉ!!」
ズルズルズル・・・・。
・・あ。
連れてかれてるし♡
わめくリナをそのまま、羽交い絞めにして移動していってるし。
カウリスは。
本当に飽きないわねv
エルが面白がるのがよくわかるわvv





カラァァン・・・。
カラァァァン・・・・・

「汝、永遠にそのものを伴侶とすることを誓いますか?」
「誓います。」
「・・・・う・・・・誓います・・・。」
セシルの独断で。
戻ったリナとガウリイをまっていたのは。
いきなりの結婚式v
「???何かこの光景・・以前にも見たことがあるわねぇ・・。」
いいつつ、リナに素敵な旦那様ができてよかったわv
・・・・ねぇ?マルス?
今は亡き、夫に向かって語りかけているセシル。
リナが降臨するその直前。
マクスヴェルズは、この世から死去。
と一般にはされているが。
ただ、ワープに失敗して
別の次元に飛ばされているだけなのであるけども。
インバース財閥会長の孫娘の結婚式だというのに。
きわめてシンプルな結婚式。
目立ち始めるお腹の前に結婚式を。
というので。
突発的に行われているんだけどね。

「リナさん、素敵ですぅ。」
リナの花嫁姿をみて、うっとりしているアメリア。
「まあ、リナについていけるの、ガウリイくらいだろうしな。」
というか。
何かこいつらに会うたびに。
リナとガウリイの結婚式に立ち会わされてるな・・俺達・・・。
そんなことを考えているゼルガディス。
「というか、ガウリイさん、絶対にリナさん。手放しませんよ。」
「・・ま、父様と母様だし。」
「・・そーそー・・・。」
そんな会話をしているゼルガディス、アメリア、ユーリ、エリーの四人。
「それより、今度開かれる、異世界条約会議。レッセンス王国も参加することになりましたよ。」
「俺達も呼ばれているがな。」
「とりあえず、レッドと、父さんとゼルガディスさんで出かけてきます!」
きっと。
アルフレッドはまた。
同性のファンを増やすんだろうなぁ。
そんなことを思っているゼルガディスなのであるが。
ガウリイほどではないけど、レッドももてるからねvv

打ち上げパーティ時。
「・・・・結局・・どうなったんですか?あの、ウラノフェンとオブシディアンって人は?」
疑問に思っていたことをぶつけているアメリア。
「ああ・・・彼ら?」
いって。
カタンと、コップをテーブルにと置くリナの姿。
そして・・・・・









「そうなんですか。」
「・・・・じゃあ、まるで、無限のメビウスの輪だな・・」


過去というか、前世を振り返りつつ。
そんなことをもらしている二人の姿がそこにはあった。


「まあ、時間なんて、あってないようなものだし・・・ね。」
多少の修正は・・効くし。
それで、今まで。
何度、時間をもどして修正を施しただろうか?
ふと。
リナはそれをおもい。
ちらり。
と、ガウリイを流し目で睨んでいたりする。
・・・・・それも、いつもこいつのせいでぇ//
そんなことを思っているリナだけどv
いつになったら、自分が原因ってvv気付くかしらねvvリナスはvv
「ま、それはともかく!しばらくしたら、また、海賊退治にいくわよ!アメリア!」
リナの提案に。
「何いってるんだよ?リナvしばらくは、新婚生活vにきまってるだろv」
・・・・すぅ・・・。
その言葉に真っ青になるリナ。
「い・・・・いやぁぁぁぁぁ!!!!!あんた、それでなくても手加減しらないんだからぁぁぁ!!!///」
「照れちゃってvvかわいいv」
――ちゅ。 
・・・・・・・・ボフン。
おでこにキスされて。
いつものごとくに。
茹蛸になってるリナの姿が見受けられていたりする。
「あ、ゼルガディスさん、私達、お邪魔ですね。」
「だな。じゃあまたな。」
そそくさ。
片付けて、去ってゆくアメリアとゼルガディス。
「た・・・たすけてよぉぉぉぉ!!!!/////」
「さ、リナvv」
「いやぁぁぁぁあ!!!!」
・・・・・ばたん。



「本当に、あの二人vvからかったら楽しいわv」
「確かにねvv」
たまには、リナスとカウリス。 
からかって、暇つぶしするのも、結構面白い結果になるからいいのよねv
エルに誘われて来ていた甲斐があったわvv

時間率の修正に伴い。
ウランとオブジェも。
正常な運命の時間率に戻っていったし。
さて・・♪
今度は、何をしてみましょうかねv
エルとまた相談してみましょvv
しばらくはまた、あの二人で楽しめそうだしねvv

「し・・・・・仕事が・・・増えた・・・・。」
「お・・・・おわったぁぁぁぁぁぁぁ!!」

バタン・・・・キュウ・・・・・

数ヵ月後。

なぜかそんなにかかって。
すべての修正を終えた彼らは。
しばらく、そのまま。
つっぷすうように、机にすがったまま。
・・・寝てるし。
あらあら。
ま、ご苦労様vv

私には関係ないしねvv

                       -エピローグへー




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まえがき:

こんにちわ♪
一年続いた小説も、(なんて横着な・・汗)
ついにラストぉぉぉぉ!!!といっても、あとエピローグで終わりですけどね・・(まて!)
姫:かかりすぎよ!!!!
薫:・・まあ、この約束シリーズで初めて菫ちゃん・・出したのですから・・。・・・プリーズ・・・(涙)
姫:まあ、渋っていた理由・・確か、長いし、私がいるからとかで。始めに、闇シリーズ(闇とリナとに続く三部)
  次に、エクセレント。・・で、次がこの約束(一部)に干渉(二部)にしたのよねぇ?たしか、貴女は・・・。
薫:・・目・・・目が笑ってないです・・・(汗)
姫:しかも、その間に初めてるのが。三ヶ月もほってるリレー小説もどきや(書き殴りにて)
  それ以外の長編(混沌の娘シリーズ)とか・・。短編や。
  しかも、とある人とにプロットを考えてもらったという。あの見果てぬ夢とか・・・。
薫:・・・ぎくっ!(汗)
姫:しかも、ページを作ったとたん。今まで打ち込んでなかった話や。思いついた話まで手をつけて・・・・。
  いったい、いくら時間がかかってるの?んっ?
薫:あああああ!!!ごめんなさいぃぃぃぃい!!!!!!!
 だからそのロッドはしまってくださいぃぃぃぃ!!!!(涙)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

姫:さて♪光の粒子と成り果てたこの人はほっといて♪
  それでは、意味のない駄文小説ラスト♪いってみましょう♪


簡単という名前のあらすじ紹介。

リナ=インバースとガウリイ=ガブリエフが結婚して。二千年後。
それぞれの休暇。
リナス=レイヤー=トゥエル=ウル=ナイトメアと。カウリス=ガブリエル=パロ=ナイトメア。
(あ・・なんか、カウリスの正式名称・・初お披露目のような気が・・爆!)休暇の一貫として。
それぞれが、中宇宙と呼ばれる場所の監視者をやっていたのだが。
その役目は、娘と息子。エリアンヌとユリウスに引き継いで。
元の、混沌宮殿にと戻っているこの二人。
二千年がたったこの時期。黒の世界。漆黒の竜神と闇を撒く者の世界では。
互いに、ロストシップと呼ばれる形式となり。神と魔。互いに高めあいながら戦いを続けていた。
赤瞳の魔王と赤の竜神の世界もまた。同じような進化を遂げて。
多少違うのは。赤の世界では、魔道科学というものが発展した。ということのみ。
機械一つで、誰でも、魔法が使える『魔法石』というものがあり。
それを扱っているのは、インバース財閥唯一つ。
というか、インバース財閥関連以外では。まともに、自分の精神力で。
魔法を使える知識が薄れていっているという実情もあるのだが。
エリーとユーリに監視者の役目を引き継ぐにあたり。リナスが、カウリスに特殊な封印して。
指導のために、カウリスが転生するたびに。・・・・女性形態にと転生するように仕向けていたり・・と。
何とも涙ぐましい無駄な努力もしていたりするけども。
・・カウリスにはそれら、すべて通用しないという現実を。・・今だに、リナスは理解していない。
そんな中。
面白そうという理由で。
再び、人となり、生活していたリナの元に。かつての、村瀬エリをマスターとし、活動していた、ルナ―赤の竜神。
そんな平和な時代に。二つの世界で。二人の存在が、行動を開始し。
一人は、その精神生命体捕獲装置という名前の物を作り出し。
片っ端から、魔王、竜神、監視者。といった、力あるものを捉えてゆき。
・・だだ一つの目的のために。
そして、もう一人は。
コレクションの充実という名目も兼ねて。すべての生命という生命の力を吸収し、その力となす存在。『イブ』を作り出し。
・・・銀河はそのために、そこには、一つの星以外姿をみせなくなっていた。
そんな中。
そんな二人が出会い。同盟を結び。行動を開始した、二人の互いに目的は違う存在。ウラノフェンとオブシディアン。
その選ばれた世界は、エミーリアキャロラインが神魔の王をしつつ。クラフトルイスが、監視者をやっているその世界。
そこには。
クラフトが創りあげている。複合巨大企業。クラフト社。というものがあるのだが。
その傘下の企業の、シェリフスター・カンパニー。そこに、その救助の依頼が舞い込んできて。
・・・・全員参加で、いやおうなしに、今回の一件にと巻き込まれてゆく。
余談だが。
あっさりと、掴まっている魔王シャブラニグドゥとデュグラディグドゥ・・。
・・・魔王がそれでいいものだろうか?という疑問を感じさせるが。
どうにか、全員、捕らわれの身から解放されて。今回の一件を裏で手を引いていた存在達が。やっと姿を現した!
実は、今回の一件。本来の運命の時間率を。とある三人(?)の存在がその時間率をまげて、干渉したがために。
狂い、生じている事件なのであった・・・・・。
面白そうだから。
といって・・・。
その会場となる惑星アテナに・・・・。
とある別のすべての混沌を統べている存在と。
ここの混沌をすべてすべて統べている存在・・。
つまりは、金色の王と、宇宙の姫が。
・・・・滞在していたりという事実もあるのだが・・・。

最終決戦どき。
ようやく、重い腰を上げる、エル様とすみれちゃんなのであった・・・。


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あとがき:
  薫:・・・・・二回続けて。菫ちゃん、一人称でいってみました・・(汗)
    理由は・・・聞かないでください・・・(こら!)
    客観的にしよーかとも思ったのですが。
    やっぱり、傍観者的な立場の菫ちゃん・・ということで・・。
  姫:それで?まったく意味のない終わり方をして?
エル:これじゃ、何も意味がない終わり方じゃない?(はあと)
 薫:・・うぐ!一応。次のエピローグで・・・。
   その後のリナ達・・・と。本来のウランとオブジェをやって・・・・。
   そして・・・。新たな時代を迎えてゆく人類・・で終わりです・・はい・・・(汗)
エル&姫:・・ふぅぅぅぅぅぅん・・・・。
  薫:・・・・・(滝汗)で・・では、今から打ち込むのです!
    あ・・でも、その前に・・・・。・・・何か別のを・・・・。
 姫:へぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ♡
エル:ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅん♡
 薫:な・・・なんか、お二人とも・・目が据わって・・・って!?

ぎ・・ぎゃぁぁぁぁぁぁあ!!!!!
 
  姫:それでは♪一年もこんな駄文にお付き合いいただきましてvどうもありがとうございますvv
    なんていう終わり方をしているのかしらねぇ。いうか、この表現力じゃ・・・誰も意味がわからないってばv
エル:そうそうvv時間が戻り。
   何ごともなかったかのように生活している日常をこいつは。書きたかったようだけどねぇ。
 姫:全然説明にもなってないわよねv全員の心には、覚えてないけど、そのことは残っている。
   というのを表現したかったらしいけどv
エル:ま、この薫の文章だからねぇ・・・・。
    ・・・・・・・駄文よね・・・。
 姫:・・・そーよね・・・・。
   ま、とりあえず。次回でようやくエピローグ。
エル:この干渉もようやく終わりです♡
   ・・まったく、こんな終わり方で終わらすなんて・・(ぶつぶつぶつ・・)
エル&姫:それでは♪また次回で♪



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