こんにちわ♪
なんと、意味もないのに、すでに30話に突入です!!!(汗)
・・・・本気で何話になるんだ!?(汗)
そ・・それでは・・(汗)今回はスミレちゃん視点の一人称ですv


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     リナ達の干渉・第30話


エレナの残留思念から、オブシディアンの過去が語られてゆく。


「ほう、作業が早いな。」
馬鹿が・・・。
僕を取り込んだ。
そう思っているのはいまのうち。
さまよう最中、オブシディアンは、とある犯罪組織に拾われていた。
そして、その能力を買われて専属の博士になっているものの。
彼にとっては、これは、ほんの小手調べにしか他ならない。
とにかく、彼は。
自らが、すべてを制覇するためには。
精神生命体捕獲装置を完成させること。
そのためには、まだ年端もいかない自分が一人でやるよりは。
こういった組織の中で、じわりじわりとのっとってゆき。
いずれは、すべてを食い尽くして、次の段階に進む。
それが彼の目的であるともしらずに。

そんなこんなで。
彼は、組織に入るふりをしつつ。
その組織をすべて食い潰し。
自分の研究を完成させてゆく。

やがて。
資金もたまり、精神生命体捕獲装置は、彼の満足するものにと仕上がってゆく。
その試運転で、何個以上の銀河がその装置に飲み込まれたか。
もはや彼もその数を覚えていない。

そんな中で。
過去の産物というか。
失われた知識を得てゆくオブシディアン。
オブシディアンが開発した、この装置。
『精神体捕獲装置』
どんな生命にも、魂といえる精神身体はある。
それを見越して、ネットワークと自力の研究結果を用い。
可能性がある存在を片っ端から、捉えている彼。
その中には、なぜか覚醒してないとはいえ、他の世界の監視者が休暇で転生してたやつもいたりする。
そして、捉えた精神から様々な情報をその機械に読み取ってゆく。
オブシディアンが開発した装置は、捕らえた存在の力を自在に扱えるというもの。
始めは、精霊などを実験で捉えて実権を繰り返していたのだが。
この装置に狙われると、逃れる統べは、ない。
というか、この装置で一番初めに吸収した銀河に、結構力ある監視者の未覚醒たる存在がいたことがそもそもの原因だが。

そして。
完全に独自の力を確定し、こちらの世界に自力で移動し、ウラノフェンと手を組んだオブシディアン。


ここ。
サマリウス銀河。
その銀河の中でもはやのこっているのは、惑星アテナのみ。
そのほかは、すべて、イブとオブシディアンの装置に吸収しつくされ。
影も形も見えなくなっている。



『あの子は、ただ、自分を愛してくれる存在が欲しかったんです・・。』
幼いオブシディアンに愛情を注いだのは、エレナ、ただ一人。
あまりに幼く、そして、一人で生きていくこととなったかれにとって。
たとえ、その記憶は忘れてしまっても。
求めてやまないその姿。
そして、その姿にそっくりの姿を、年頃を過ぎたころ・・・つまりは、二十歳の歳に確定たる資料をみつけた。
それは、以前カウリスがリナにちょっかいかけたために、滅ぼした一つの世界にて……
「だからって・・・。この世界や他の世界まで巻き込まないでください!」
ルビが叫ぶ。
「確かに。それは、個人の問題だろ?」
あきれるケインに。
「とゆーか、何で、よりよにって、リナなんだ?(汗)」
なぜ、こんなことを起こしているのかという原因を。
その根本たる原因をしり、汗を流しているゼルガディス。
それで、この世界そのもの。
いや、この中宇宙そのものが危機にさらされていては、もともこもない。
しかも、一つの世界だけでなく。
完全にすべてを巻き込んでいたりするのだからして。
ルビはそんなことを言葉に含めて。
残留思念であるエレナに語りかける。
「エレナさん!貴方が責任もって、あれを止めてください!!
  カウリス様が本気になったら、何もかも世界がなくなりますぅぅぅぅぅ!!!!」
「・・・・ほんっきで泣いてるわね・・・・。キャナル・・・」
そんなキャナルの様子から。
一体・・・あの今はリリーという名前らしいけど・・ガウリイって・・(汗)
つぅ・・・・
と、ミリィの額から冷たい汗がながれおちてたり。


『通じるでしょうか・・。』
おどおどというエレナに。
「消滅してでもいいですから、通じさせてください!」
断固として、キャナルが言い放った。
『おいおい・・・。』
その言葉に。
おもわず、つっこんでいるケインとミリィ。
「まあ、カウリス様、確かに、リナス様からみだと容赦ないもんね♡」
ずずっ。
いつのまに入れたのか、紅茶を飲んでいたりするアニス。
「ずいぶん落ち着いているな。」
ゼルガディスがそんなアニスに語りかける。
「ま、世の中、なるようにしかならないし。どうせ、エル様とユニット様がいるんだし。どうにかなるって♪」
はっとして。
「そうか!それもあったんだったぁぁぁ!!」
完全に絶叫しているルビの姿。
「それはそうと、あんた・・。ここの中のどこに、オブシディアンのやつがいるのか。知ってるか?」
一人冷静なゼルガディス。
だが、その顔には、汗が一筋流れていたりするが。
思念体であるエレナに問いかけている。
『場所なら・・・。』
その言葉に。
『案内(しろ)(してください)。』
ルビに乗り込んでいる全員、アニスを除く。
全員の声が一致してゆく。




「あれ??何か、これ、見た事あるような??」
アメリアさんがふと、水晶の中をうごめく小さな点をみつけて首をかしげている。
「何が?」
シルメリアさんがそれを覗き込むようにしてくるが。
「ほら、これ。何か、ソードブレイカーに似てない?」
「・・・そう?小さすぎてわからないけど??」
銀河育成ゲームの水晶をみつつ。
うごめく小さな点をみつけていっているアメリア。
さすがに、アメリアさん♡ゼルガディスさんのこととなると、勘が働くし。
「あら、じゃあ、映像、拡大、しましょぅか?」
私の言葉に。
「出来ますか?」
アメリアさんが真剣な表上でいってくる。
ここは、惑星アテナの一角にある。
プラチナ達が作っている町。
始めは、ただの集落のようだったのだが。
この星は、信じる力と意思の力が形となる星。
それゆえに、強くイメージするだけで。
こういった町並みなども、誰にでも作り出すことが可能。
「そりゃね♪エルvvいいでしょ♡」
私の言葉に。
「別にいいけどvvじゃあ、ついでだから、こっちの映像とあっちの映像の空間、つなげましょうか♪」
あ、楽しそう♡
「あ、それいいわねvvじゃあ、そうして、拡大しましょぅか♪」
私とエルのやりとりに、なぜか首をかしげている皆。
「ミリーちゃん?いったい?」
「この水晶の中の映像をね♪拡大して、空に映し出す♪ただ、それだけのことよ♡」
「あ、なるほど。確かに、これだけリアルだと・・。まがい物の星空に比べるとはるかにいいかもしれない。それ。」
私の説明に、うなづいているプラチナ。

この星から見える夜空に浮かぶ星空と、そして太陽。
それらすべて、プラチナさんが映し出している映像に他ならない。
ここサマリウス銀河には、もう、恒星の一つも残ってないのだから。
太陽などに関しても、それは物質ではなく、精神がその姿を意志力でみせているだけの、幻に過ぎない。
ここ、惑星アテナには、逃れてきた精神体がかなり存在している。
それは、水の精霊だったり、火の精霊だったり、太陽を司る精霊だったり、恵みをほどこす精霊だったり・・と。
この辺りの銀河すべて。
かろうじてイブたちから逃れている生命が、ここに集っているのだから。

「じゃ、やるわね♪」
ぽう。
そういって、水晶に手をかざす。
水晶から、辺りに、そのまま、水晶の中の景色が広がってゆく。

「うわぁぁぁぁあ!!」
感嘆の声があがっているが。
・・・なれてないのかな?
そういえば・・。
ちょっと、宇宙オーロラが発生していたりするだけなのに。
「ねえ、エル?そういえば、彼女達って・・。これ、みたことなかったっけ?」
「まあ、あたし達には一般的すぎるからねぇ。飽きるほど見てるし。」
ふと。
「あ、そっか。彼女達、生まれたときから、すでにここ。戦乱中だったんだったわねぇ。」
今更ながらにそのことに気づくけど。
でも、あの程度の戦乱で。
ここまで荒廃し、すべての星などがなくなっている。
という事実は、ちょっとなさけないわよね。
「まあねぇ。たかが、ちょっと、二十年ばかりで、ものの見事になくなったからねぇ♡この辺りの空間♡」
「スピードが増したのは、やっぱり、あのイブが登場してからですよ?」
突っ込んでくるアーリィ。
黒く長い髪が風になびく。
「元々、ここ、星星の命を糧にした兵器の開発。当たり前になってたからねぇ。」
つぶやくようにいっているプラチナ。

始めは、ここの空間は人が起こした戦乱の中に陥っていた。
ただそれだけのこと。
だから、クラフト達もここには干渉しなかったらしいけど。
下手に手を差し伸べると、そこから、かならず歪みが発生するために。
別に歪みが発生しても、対応すればいいことだろうけど。
まあ、なぜか対応できない彼らもいるようだけどねぇ。
実際。
なぜ、対応できないのか、あれのせいで、この辺りの空間の運命が狂っているんだけど。
ちょっと、なぜか積もりに積もって、発生したあの歪みから生じた生命体♪
まだ誰もきづいてないのが面白いんだけど♡
気づいてるの、私とエルだけだしvv


なぜか。
昔を思い出し、干渉にひたっているプラチナ達。
中には、両親を思い出し、しんみりしている人達などもいるけれど。


「あ・・・やっぱり!あれって、キャナルさんのソードブレイカー!
   ・・・って、どうしてこの水晶の中に、ソードブレイカーがいるんですかぁぁあ!!!!?」
拡大された映像にて。
アメリアさんがうごめいている小さな点の姿を認めた直後。
なぜか絶叫を上げているアメリアさん。
「あれ?いってなかったっけ♡
  この水晶の中の銀河、この星の横に、実際に、この水晶の中の時間設定で、作られているのよvv」
「そうそう♪敵一人、オブシディアンが、その中に入っていったから、
  だから、ルビ達も追いかけて、この水晶の中に入っているだけだからvv」
私とエルの言葉に。
『えええええええええええ~!!!!!!』
なぜか驚きの声が響きゆく。



「・・・・・そーいえば、エル様ですもんね・・・。金色の王ですもんね・・・。ふふふふ・・・。」
なぜか笑っているアメリアさん。
目が泳いでいたりする。
「へえ、すごいのねぇ。こんな小さなゲームで、銀河が創れるなんて。」
感心しているプラチナ。
『そーいう問題?』
お茶会に参加していた全員の声が風に溶け消えてゆく。

「・・・・あれ?あれ・・何でしょうか?」
ミリィがコックピットの窓の外の景色が揺らめいたのを発見する。
「うん?」
その言葉に、全員が外をみると。
ゆら。
黒い空間が水のように揺らめき、
そこに鏡のように、景色が広がってゆく。
「・・・・・・・・げっ!?」
その景色をみて。
そのまま硬直しているルビ。
「・・・なあ、キャナル・・あれって・・。」
ケインの言葉に。
「・・・あれって、アテナの様子・・よね?(汗)」
ミリィがつぶやきつついっている。
「あ、アメリアさんだぁ!!おーい!」
アニスが手を振っているが。

「あれ?あれ、アニスちゃんじゃない?」
「あ、本当だ!おーいvv」
こちらでも、空に向かっててを振っている子供達。
アニスと仲良くなっている女の子達。


「あ!!手を振りかえしてますよ!」
アニスがにっこりというが。
「・・・っとことは、ここの空間・・・繋がってるぅぅう!!」
なぜかルビがなきながら叫んでいたりする。
「・・・・なんとなくだが・・。それって・・・やばくないか?」
「うう・・しくしくしく・・・。多分、エル様達のことだから・・他にも何かやってるかと・・。」
「そ・・そーか(汗)」
ルビの言葉に汗を流しているゼルガディスさん♡
「と・・ともかく、はやくオブシディアンに追いつきましょう。」
みなかったことにしようとしているミリィ。
とりあえず、外を気にせずに。
そのままルビ達一行はなぜか進んでゆく。




――――誰?
・・・・イブ・・・イブ・・・。
やわらかく名前を呼ぶ声がする。
とても懐かしい声が・・。
とても懐かしい。
イブの意識は、唐突に浮上してゆく。
「私は・・そっか・・父様に・・・。」
自分は父であるウラノフェンと同化し。
意識もすべて同化して、
吸収されて、自我もすべてが、飲み込まれているはずなのに。
唐突に。
何かに守られるように、意識が浮上した。
イブは、何が起こったのか理解不能。
自分がもっている力のすべては。
すべてゆだねて、今はただ意識のみであるというのに。
「・・・誰が私を呼ぶの?」
まどろむ中で、声の主を捜し行く。
ふわ。
何かに自分自身が包み込まれるような感覚。
―イブ・・・・・。
とても懐かしい。
ずっと求めていたような温もり・・。
「・・・・・母様・・・・。」
しらずしらずのうちに。
イブはその実体のない包み込む力に対して。
すがるようにその身を預け、ぽつりと。
呼んだことのない名前を口にしていた。


・・・イブ。
一度も抱いてあげれなかった・・・・。
私の・・・・愛しい子・・・・。

なぜか安心するその温もりの中で。
イブは、かすかに、その力の源たる姿を捉えていた。
一瞬の後に。
完全にイブは、その温もりの中に意識をゆだねていっていた。



『イブ・・・。貴方は・・・・私が何としても助けるから・・。だから・・事が終わるまで・・ゆっくりお休み・・。』

そっと。
自分の力の全てを使い。
イブの精神たる魂を保護するウラン。

ウランが待つのは。
自分を殺してくれるはずの、二つの部隊。


――――――そろそろ、潮時かもな・・・。


ふと。


オブシディアン、ウラノフェンの耳に。


――――聞いたことのない声が唐突に響いていた。



「あら・・ようやく、姿を現すのかしら♪」
ふと、空を見上げてつぶやくエル。
「そうねぇ♪百億兆年ぶりかしらねvv」
私もくすくすとわらいつつ答えてみる。
「そうねvvかなり力、蓄えてたみたいねvv」
エルがくすくすと笑う。
以前は、怒り狂ったカウリスによって、滅ぼされたしね♡
ま、でも、実際はその核が残っていたから滅びてないんだけども。
「でも、あの程度で勝てると本気で思ってるのかしらネェ♡」
「確かに♡」
そもそも、私やエルに勝てるなんて思ってるのが無謀なのよね♪



ちょっと前に姿を消していたはずの。
あいつがようやく、裏から出てこようとしているし。
さぁぁて、今回はどんなにちょっかいかけてくるかしらvv
ま、すでに、その付箋は大分張って、力蓄えていたようだけどね♡



「でも、誰も気づいてないなんて・・。部下達・・・情けないったら・・・。」
「でも、今回は、カウリスさん達も気づいてないしvv」
「そりゃvv分からないように、しているからね♪」
「確かにね♪」

ふふふ。
楽しくなってくるわね♪


百億兆年という些細な時間で復活してきているけども。
さぁて、今回はどんなに楽しませてくれるかしら♪



                                         -続くー

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  あとがき:
     薫:・・・・だぁれも未だにつっこんでこないなぁ・・・。
       精神生命体捕獲装置・・・・。
       誰も知らないのかなぁ???
       勇者シリーズ第一弾のあの装置・・・・(涙)
       知っている人は、お仲間ですvv
       速水奨さんが、主役やってたんですよねぇ・・。←声優さんです。
       あの声(はあと)←まて!
       すでに、キングレコードも倒産(?!)してなくなってるから、
       ビデオ・・ほしいのに手に入らないし・・・しくしくしく・・・。
       ふっ。
       やっぱり、自分で録画してるやつは、何年かたつと、駄目ですね・・。
       あれが発端で、ガオガ○ガーなどに発展していった、
       記念すべき作品なのに・・。
       しくしくしく・・・。
       のりは・・・あの装置なのにぃ・・(かなりまて!)
       ちなみに、あのエンディング、『これからあなたへ』
       ・・・気に入っているんですけど・・・。
       ・・・・CDが見つからない・・・・しくしくしく(涙)
       当時、学生でお金がなかったから購入できなかったからなぁ・・。

    姫:ようやく、30話で、敵のオーボス登場のさわりねvv
    薫:・・・うぐ(汗)
   エル:そうね♪まあ、あのメシアも、
    薫:あ゛あ゛あ゛!!だから、ネタ晴らしはぁぁぁぁ!!!!
      ・・と、とりあえず。
      ウラノフェンとオブシディアン。
      ただ、いいように使われていたのが次回。
      判明するはず。
      ・・・そこまでいけるよなぁ・・・多分(かなりまて!)
    姫:どうかしら♪
   エル:そうね♪
 エル&姫:ふふふふふふふふふ♪
    薫:・・・お願いですから・・。
      またまた歪み・・大きくしないでくださいね・・・(涙)
    姫:それは、誰にもわからない(はあと)
   エル:そうそう♪楽しければよしvv
    薫:あ゛あ゛!
      絶対に何かたくらんでるぅぅぅぅ!!(涙)
      しくしくしく・・・・。


  姫:あ、いじけた(はあと)
      ま、とりあえず、次回。
      ようやく、ルナ達サイド♪
      そして、装置に取り付く、あいつによって♪
      楽しくなると思います♪
    薫:だからネタ張らしがぁぁぁぁぁ!!!!(涙)
      しくしくしくしく・・。
   エル:さて、今回は、どんな反応するかしらねvv
      またからかって遊びましょうね♪ユニット♪
    姫:そうね♪
 エル&姫:それじゃ、まったね♪


  薫:この調子だと・・。
      約束より短く終われるかなぁ・・・??(滝汗)
      では・・・・。

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