リナ達の干渉 第23話
どごぉぉぉぉぉぉぉんんんんんんんんんんん!!!!!!
まぎれもない爆発音が。
宇宙空間に振動してゆく。
「あら、合図だわね。」
ぴっ。
ポインターを振りかざし。
大破している戦艦ヴァルキュリーを惑星アテナにおいてるままに。
惑星トリフィルに戻っているクイーン。
クイーンの部下でもある、カオリナイトと、リョクサンドラからの報告書の提出をうけ。
次の作戦を実行するために。
まあ、いつものこととはいえ。
辺りにいる女性に声をかけまくって。
たびたび、カオリナイトの鉄槌を食らっていたリョクサンドラであるけども。
ぱちん♪
一瞬のうちに、ポインターが扇の姿へと変化する。
これは、クイーン専用。
万能物質。
クイーンの望むまま、どんな形態にでも一瞬のうちに為すことができる。
製品化して、売り出そうとしたところ、なぜか、クラフト達からストップがかかっていたりするけども。
曰く、文化や進化にあまり干渉しない。
というのが、彼らの鉄則であるからして。
進化は、そのときに生きているもの達が、その手でつかんでいくために。
彼ら、監視者や神魔の王たちは存在している。
ただ、世界を発展させていくために。
見守るためだけに、彼らは存在しているようなものなのだから。
うまくバランスがとれずに、消滅する世界は。それはそれで、彼らの責任だから。
戻ってきたら、徹底的にお仕置きコースは決定なんだけども♡
ある程度まで発展すると、力が飽和状態になり。
そのまま、成り行きで、ビックバンが起こり。
世界は消滅してゆく。
それが普通の世界の終焉。
「戦闘準備!!指令ナンバー、009!!」
クイーンの指示が。
トリフィルの指令室から、移動要塞の全体に飛んでゆく。
「彼方たち・・・・だぁれ?」
銀の髪の少女。
プラチナ達が、わきあいあいと会話しているリナ達のもとにたどり着く。
その前にやってきていた女の子達は。
全員、リョクサンドラに言い寄られ。
カオリナイトが張り倒し、そのままずるずるとひっぱって、リフィルに戻っていっているのだが。
ふわ。
風が、プラチナに、リナ達のことを伝えてゆく。
といっても、この星は、祈りから作り出された星。
イブに消滅させられそうになった、星星達の魂や、そこの存在達の願いが集いて形になっている星であるがために。
知っているのは、この場のメンバーでは。
ここの自然精霊達は、レティシア、メニィ、サミィ、イーザー。
この四名だけだけど。
まだこの星、出来てから、十数年しか経ってないから。
だから、なぜかリナ達のことは知らないのよね♡
中には、そのことを知っているここに漂っている、存在達もいるにはいるけども。
でも、完全に人間の気配になっているリナやルナやルビ達のことには気づいてない。
・・ま、あたし達にも気づいてないんだから。
当然といえばこの反応は当然なんだけど・・。
・・・・気づきなさいよね・・・・。
目の前で、クイーン達が掻き消えても、動揺してないプラチナ。
ま、プラチナもできるしねぇ。
瞬間移動。
「貴女がプラチナ?」
リナはさすがに、プラチナのことは知っている。
リナの言葉に、うなづいているプラチナ。
「すると、この子が、この星の指導者ってわけね。」
淡々と表情一つ変えることなく、いっているレティシア。
トリフィルの会議にて、こういう情報は一応聞いていたりするのである。
「きゃあ!!上手ね!」
「あ、おとーふ、食べる?」
傍らでは、話をしているプラチナ達とは裏腹に。
メニィたちが作っている花冠に目をむけて。
会話が弾んでいるほかの子供達。
すぐに仲良くなっているメニィが彼女達に自分の好物である、豆腐を差し出して進めていたりするけども。
『きゃきゃきゃ♪』
「あんたら・・・・。」
完全にお遊びモードになっているメニィ、エリー、ユーリ達。
あきれた声をだしているサミィ。
『はぁ・・。』
深いため息が、メイ、ラーディ、ゾムドから発せられていたりする。
「へえ、貴女が、プラチナ?私はエリよ。よろしく。」
にっこりとエリがいい、手を差し出す。
「私は、リナよ。リナ=インバース。」
「サミィ=マリオンよ。」
「イーザー=マリオンだ。」
「ラーディーといいます♪」
「アレクサンドです。」
「クルーガーだ。」
「ゾムドだ。」
「私は、メイ。」
「ルナです。」「キャナルです。」
口々に名前をいっているリナ達。
「???まあ、ここにこれたということは・・・。敵意はないでしょうが・・。」
いって大破しているヴァルキュリーをみる。
「もしかして、不時着?」
黒い髪の少女、アーリィがヴァルキュリーをみながら聞いてくる。
「・・・・ま、そうといえばそうだし・・・。」
「違うといえば、違うわね。」
リナとレティシアが同時にいう。
「??何が・・・。」
プラチナが言いかけたとき。
シュン♪
『はぁぁぁぁぁぃ♪リナ達、遅かったわねvv♪』
その場にあたしとユニットが姿を現す。
『ああ゛あ゛あ゛あ゛!!!エル(様)(さん)(母様♪)!!!!!!』
『と』
『ユニット(様)(ねーさま♪)!!!!(!!!!??)』
まず、リナがあたし達に気づき、声を荒げるのと同時に。
ぴきん。
なぜか、叫んで石化しているルナとルビ。
こら。
どーいう意味よ!!!!!
「って・・・・エル?何よ?その格好は??」
じと目であたしに聞いてくるリナ。
あたしの今の姿は、歳のころならば、ユニットよりも少し上。
十五・六の姿にしてあったりするんだけども。
ちなみに、ユニットは、いつものとおり、十代前後。
「あら♪ここ、子供ばかりだから♪だから、この格好♪」
あたしの言葉に。
「・・・・・そーでなくて、何してるのって・・聞いてるんだけど?」
リナ、目が据わってるわよvv
あたしとユニットは顔を見合わせ。
『それは、秘密ですvv』
ずるっ!!
あ、面白い反応♡
そのまま、リナはすべり転んでるし。
「やっぱり、知り合いなの?」
プラチナがあたしに聞いてくる。
「まね♪リナは、あたしの側近みたいなものだから♪」
ぴしっ。
その言葉に凍り付いているのは、なぜかサミィとレティシア。
そーいえば、彼らの知識の中には。
あたしに関する完全なる知識・・・入れてるのよね。
創り出された時点で。必要な知識として。
普通は、封印されている知識なんだけど。
クイーンが、彼らに内緒で、いつもの投薬を変更して。
本来の実力発揮するつまりは、封印解除する薬、投薬したからねぇ。
ちなみに、封印されているときの、彼ら、三人。
メニィ、サミィ、イーザーのこの三名は。
その体の維持を保つために、定期的な投薬とメンテナンスを必要としていたりする。
彼女達は、自分達が、生体兵器として創り出された存在である。
と思い込んでいたりするけども。
ま、半分以下はそうなんだけどねぇ。
本当は、クラフト達が、自らの手足となるべく、それをカモフラージュとして、創り出した存在なんだけど・・。
それ、知らないから・・・この三人は。
ま、些細で、どうでもいいことはおいておくとして・・・と。
「エルちゃんの側近?」
首をかしげるプラチナ。
「そ♪」
「娘に近い存在ともいうけどねvv」
「あら♪でも、リナスは、ここでは、側近&補佐官として作り出してるしv娘としてではないわよvv」
「ここではね(はあと)」
何でもない会話をしているあたしとユニット。
「??ここでは?どういうこと?エル?」
そーいえば、他の世界のこと隠して秘密にしてるのよね♡
その方が面白いからvv
ま、ここから、つまりは、このあたしが作っている、この一つの空間でもある混沌の海から。
あたしの手助けがない限り、出ることは不可能だから。
誰もその存在を知らないんだけど・・・ね♪
あたし、世界創ってるの、ここだけではないし♪
中には、娘として作り出していたりする空間も多々とあるし♡
ま、関係ないけどv
やっぱり、物事、楽しまなきゃねvv
「秘密vv」
その言葉に、さらに聞いてこようとするリナ。
「それはそうと、リナ♪妊娠、お目でとvv」
・・・・・・・・・ぼんっ!!!!!////
しゅううううう・・・・・・・・・。
「あ、リナ、真っ赤になってるぅ、どうして?」
キョトンとしているメニィ。
「あ、母様、照れてるvv」
「かわいいvv母様vv」
真っ赤になって、完全に硬直し、固まっているリナをみて。
はやし立てているエリーとユーリ。
前回、リナが人間に転生していたときの長男と長女。
今は、リナスとカウリスの変わりに、ここの監視者をひきついでいたりする。
くすくすくす。
くすくすとユニットは笑いつつ。
「まったく・・・。いつまでたっても、リナスはうぶよね♡」
くすくすとわらっていたりするけども。
あたしも、それ同感♡
ここにカウリスがいなくてよかったわねvvリナ♪
いたら、どういう結果になるか。
容易に想像はつくけどね♡
「ま、いいわ。とりあえず、ようこそ、惑星アテナへ。」
にっこりと。
プラチナが微笑み。
目配せして、戦艦の補修を手伝うように指示を出していたりする。
「あ、自動回復装置があるから、ほっといても大丈夫よ。」
レティシアが言いかけると。
その直後。
どぉぉぉぉぉぉぉぉんんんんんんんん!!!!
星の外から。
宇宙空間から、爆音が響いてくる。
「あら♪カウリス、暴れてるわねぇ(はあと)」
「あら本当vv立体映像vv見つけたみたいね(はあと)」
あたしとユニットはくすりと笑う。
案外早かったわねvv
見つけるのvv
ま、それが楽しいんだけどね♡
「あ・・・あの?エルさん?立体映像って??」
アメリアがそんなあたしの言葉に、何かを悟ったらしく。
なぜか汗をながしつつ聞いてくる。
「ああ、オブシディアンのやつがもってた、リナの立体映像♡」
『どぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!???』
思いっきり叫んでいる、ルナ、ルビ、アメリア、ユーリ、エリー・・そして、アニス。
あ、エリの顔色もわるい(はあと)
「??立体映像?」
「そ♪ウラノフェンが大切にしているのよね♪その映像をカウリスが見つけたみたいよ♡」
あたしの言葉に。
リナは首をかしげ。
「???何で、そんなものもってるの?
っていうか、何映像で、そんなにねーちゃんや、エリー達が真っ青になって、驚いてるの???」
『か・・・・・母様・・・・本気?(汗)』
エリーとユーリがつぶやく。
「??何が?」
本気で分かってないリナ。
『あぅ・・・・・リナ様・・・・(汗)』
頭を抱えている、ルナとルビ。
・・・・・ふっ。
遠い目をしつつ。
「リナちゃん・・・・あいかわらずね・・・」
どこかあさってをみていっているエリに。
「・・・・・あいからわず、疎いのですね・・・・。リナさんは・・」
ラーディもあきれたようにつぶやいている。
「・・・・俺、リナの旦那に心底、同情するよ・・・。」
ぽつりというクルーガー。
「?????何みんな、唸ってるの??」
一人、まったく理解してないリナ。
「そーいえば、カウリス、なぜか、あたしの写真とか、他の存在もってたら、キレるけど・・。偶然でしょ?」
『リナ(様)(さん)(母様)(ちゃぁん)・・・・・・。』
全員の言葉が一致する。
「・・・・・私でもわかったんだけど?そのカウリスって人、このリナさんの旦那様?」
少しあきれたように、聞いているプラチナ。
「父様です。でも、まだ今回は結婚してないですけど。僕達は、リナ母様とガウリイ父様の子供ですから。」
答えているユーリ。
「・・・・ま、サラディナ姉様もいってたけど・・・。母様・・・・ずっと昔からこの調子らしいし・・。」
頭をかかえつついうエリー。
「母様・・・・絶対にわかってないんだよね・・・。」
『そ・・・そう(汗)苦労してるのね・・。このリナさんの相手の人・・(汗)』
プラチナ達全員が同じ思いに捕らわれているけども。
「ま・・・リナだし。」
「そーね。リナだし。」
『確かに。』
あたしとユニットの台詞に。
プラチナ達を除く一同がうなづく。
「だぁぁぁあ!!みんなして、何あたしだけ仲間はずれにして、わかってるのよぉぉお!
一体何だっていうのよぉぉぉぉ!!!!」
理解できていないリナの叫びが。
ただただ、風に吹き抜けてゆく。
「・・・・・ゼルガディスさん・・大丈夫でしょうか?」
「・・・・ケイン兄ちゃん・・・・死なないで・・・」
「・・・・・ケイン・・・無事に戻ってよね・・。」
一緒に敵に潜入しているゼルガディスとケインを心配している、アメリア、アニス、ルビ。
「キャナル?そんなに彼・・・すごいの?)」
ミリーがその様子に冷や汗かきつつ問いかける。
「ええ、カウリス様は、リナス様がからむと。問答無用ですから。」
「確か、それで滅んだ世界、すでにもう数えきられませんし・・」
交互にいっているルナとルビ。
ま、ルナ達八人は、リナに相手ができた。
つまりは、カウリスとリナが出会ってから。
婚約してから。
そのお祝いに創った部下達だし♪
だから、昔からよく知ってるのよね♪リナスとカウリスのことは♪
まあ、あれから、すでに、幾度とめの、世界の管理をかねているけども。
リナスとカウリスが監視者になったとき。
知っていたら面白くないので、記憶を封印していただけだし。
リナスとカウリスが。
今彼らが管理している世界が出来たときに。
「そういえば、なぜか、カウリス、あたしに話しかけてきたり、呼び出したりした世界、消滅させてるのよねぇ。
仕事が増えるからやめろっ!っていってるのに・・。」
「そ・・・・それでも理解してないの・・・ね(汗)」
さすがのレティシアも汗をながしていたりする。
「だから・・何が?」
その言葉に。
全員が再び頭を抱えていたりする。
・・・・楽しい♡
「それで?何でか、カウリスが、あたしの立体映像、ホログラフみつけて、今の攻撃を?」
どうして、それくらいで攻撃をするのか。
首をかしげつつ、リナがいってくる。
本気で理解してないリナだし。
・・・ま、リナだからねぇ・・・・。
「そういうことね。」
あたしの台詞に。
「ちょっと!?それって大事じゃないのよ!行くわよ!!サミィ!」
「イーザー!これは、早く何とかしないと!私達までが危険よ!」
『ルナ(ルビ)!!ともかく、カウリス様を止めるわよ!!』
『星の結界の強化を!!!!』
ばたばたばた。
全員が一気にあわただしくなってゆく。
「ほっといても、大丈夫なんじゃない?カウリスだし・・。」
いつも、気がすんだら、止めてるし。
そうリナは思っていたりするが。
その止める理由にすらも気づいてないリナ。
「・・・・止めるときって・・・父様。 母様つれて寝室にいくときよね・・・(汗)」
「無駄だよ。エリー。母様、それにすらも理由、気づいてないから・・・(汗)」
はぁ・・・・。
疲れたため息をだしているエリーとユーリ。
「レティ!!準備できたよ!」
「オッケ!!始動!!!ヴァイバーン!!!」
レティシアとサミィ専属の機体。
戦艦連絡船(シャトル)ヴァイバーン。
こまわりが効くこちらに乗り込んでいる二人。
全長、二十数メートル。
翼を広げた鳥をイメージしているそのフォルム。
深い蒼色のその機体。
レティシアの脳波にリンクしているそれは。
レティシアの言葉によって、起動してゆく。
「こっちはオッケーよ!」
「了解した!起動!!ドラグゥーン!」
イーザーの脳波にリンクしている機体もまた。
その指示どおりに発進してゆく。
宇宙空間に向かって。
「エリ、準備オッケーです!」
「出動!!!戦艦スィーフィード!!」
暁色の機体となった、ルナがエリの言葉に応じて。
空に舞い上がってゆく。
「メイン・システム起動!!キャナル!!」
きぃぃぃぃん!!
「はい!!出動!!ヴォルフィード!」
ケインがいないので、その采配はアニスが振るっている。
パーソナルデータの書き換えは一瞬にして行っていたりする。
「サイ・システム・起動!接続!」
「漆黒の竜神(ナイトドラゴン)ルビー=ヴォルフィード、システム変換!!」
「発進!!ソードブレイカー!!キャナル=ヴォルフィード!」
ミリィの声と同時に。
ルビの機体もまた、空に舞い上がってゆく。
目指すは、オブシディアンたちのアジトでもある、宇宙戦艦。
「何、そんなにあわててるのかしら?」
その様子に、ただ首をかしげているリナ。
「・・ま、ほっとくわけにもいかない・・か。」
「か・・・・母様・・・・(涙)」
「何よ?変な子達ねぇ。あんた達は。」
「いくわよ。来なさい。デュール。」
リナが専用に創り出した存在。
表向きは、宇宙移動連絡船&戦艦デュール。
黒のデフォルメの機体が。
リナの言葉とともに、リナ達の上空にと突如として出現する。
「エル?ユニット?そっちはどうするの?」
リナがこちらをみつつ聞いて来る。
「面白そうだから、しばらく高みの見物vv」
「ま、リナ、頑張ってねvv」
「???何を頑張れっていうのよ??」
分かってないリナをみつつ。
本当に楽しいvv
あたしとユニットは顔を見合わせる。
「ともかく、いきましょ。」
『いってらっしゃぁぁぃ♪』
ウ゜ウ゜ゥゥゥゥン・・・・。
リナがいうや否や。
リナ、ユーリ、エリーの姿は。
一瞬のうちに、デュールの中にと搭乗し。
そのまま、機体がかき消える。
「ともかく!!この星に被害がでないように、全員で結界の強化よ!」
プラチナの支持のもと。
精神力と、その思いが強い子供達は。
この星にかけてある結界を。
さらに何重にも重ねがけ、強化する手をとってゆく。
一方。
「何だ!!!!!!!?」
はっ!
爆発があったのは、あの隠し部屋からではないのか!?
真っ青になりつつ、オブシディアンが廊下を駆け抜けてゆく。
あれしかないのだ。
あの女の姿が映っているものは。
あれを参考に、自我のない、人造人間も多数創って、もてあそんでいたりもするが。
やはり、本人に勝るものはない。
最終目的は。
彼女を自分の物にすることが。
この宇宙を支配する大本の目的なのであるからして。
ウラノフェンは、そのための一つの道具に過ぎない。
ま、彼も、目的を見つけたようだし。
互いの利益も一致している。
彼は、あのユニットとかいう少女を手に入れがたいがために。
そして、自分は・・・リナという女性を手に入れるがために。
名前を調べても、リナ。
という名前までしか判明しなかった。
捕らえた魔王達や監視者によって。
かろうじて、ファーストネーム、リナス。
という名前を知ることが出来たのだが。
「あの装置に何かあっては、大変だ!」
急ぎ足で、隠し部屋にと進んでゆく。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・(怒)。」
カウリスは、その光景に、ただ怒り震えている。
目の前に広がる光景。
それはリナスの姿をした女性の数々。
自我もなく、それでいていいような姿にされていたりする。
みたところ、全て、あの立体映像を元にして創り出された人工的な器。
ぷちり。
あ、完全にキレた♡
「リナスの姿をもてあそぶなぁぁぁぁぁ!!!リナスは俺のだぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
どっがぁぁぁぁぁぁんんんんんんん!!!!
ぴりびりびり!!
『お父様、この場は危険です。』
イブの声が響く。
「何が起こったんだ?」
「兄さま?」
機械を頭に無数につけられているヴィオラ。
ウラノフェンの妹であり、ダミアの姉。
「ひとまず、避難しよう。」
何、アジトはこの戦艦だけではない。
ここは、単なる、一つの拠点にすぎない。
そういいはなち。
ちゃっかりと、ユニットの姿で創っているマスコットや品物を大切そうに仕舞い込み。
「イブ、あれも収容しておけ。」
『分かりました。お父様。』
その言葉をうけて、ウラノフェンの趣味の数々。
つまりは、美少女の魂を閉じ込めたままの、肉体のオブジェ。
それを瞬時に、保管するイブ。
イブには、それを保管する場所も設けられていたりするのである。
彼の趣味。
美少女の、オブジェ作りの犠牲者といってほうがいいのであろうが。
少女たちの成れの果て。
ただただ、人形のように、存在することのみが。
彼に飽きられて捨てられるまで、永久に彼女達は解放されるすべがない。
ばごぉぉぉん・・・・。
鳴り響く爆音を後に。
撤収しようとするオブシディアンとウラノフェンの姿が。
そこにはあったりするが。
「だぁぁぁぁあ!!!!ガウリイのやつ、完全にキレたぞぉぉぉぉ!!」
ぱにくっているゼルガディス。
「・・・どーすんだ?」
「逃げるしかない!」
その通り♡
その言葉に、冷や汗だくだくのケイン。
「なあ・・・俺達・・・生きて脱出・・できるのか?」
「とりあえず、宇宙服・・きとこう(汗)」
「・・・だな。」
その間も。
爆音は宇宙船の中を鳴り響かせてゆく。
ま、一瞬で、壊滅させてないのは。
リナに怒られるからなんだけどね♪
そんなことしたら、ゼルガディス達が死んじゃうから♪
でも・・いつまで保てるかしらね♡その理性♡
ふふ♪
楽しくなりそう♪
ー続くー
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####################################
まえがき:
こんにちわ♪
またまた間があいたぞ!?(滝汗)
あうあうあう・・・・。目指せ!!一年以内完結!?(できるのか!?)
というわけで、第23話です。
過去の話は、書きなぐりさんにおいては、著者別からどーぞ。(かなりまて)
なぜ、過去ログでないかって??あ・・・あはははは(汗)
間があきまくってますからねぇ・・・・(滝汗)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
部下S達、DKWの世界で、リナスを追って、監視者していたカウリス。
リナスは、部下GHABの世界で休暇を兼ねて監視者していたけど。
監視者とは、その世界の文字通り監視と指導。そして、神や魔王達の指導。
そして、進化&滅びの修正などを司っている機関の総称。
リナスは、あたしこと、
一部には、『金色の王』と呼ばれているあたしの仕事の変わりに側近&補佐官として、創り出した存在。
そんなリナスが、リナ=インバースとして、部下S達の世界に、休息を兼ねて、人間やってた時期から、はや二千年。
そのとき、誕生した、長女と、長男に、ここでの監視者の役目を、ひとまず受け継がせ。
総本部の長官とあたしの補佐官かけもっていたリナスは、完全にあたしの側近として、やっていたりするけども。
ま、リナを追って、カウリスももどりたかったようだけど。
リナによって、子供達の指導のためにと。そのまま世界につなぎとめられていたりして。
そんな中で、発生した、イブという存在。
ウラノフェンが創り出した精神生命体であり、すべての命を吸収し、自らの力となす能力をもっている。
それは、世界の滅び行く歪みと同調し、誕生したからに他ならないのだが。
そして、次々に、銀河をその力でもって、父と慕うウラノフェンの命ずるままに、世界を吸収消化してゆく。
そんな世界の悲鳴が、その世界の監視者と神魔の王にとどき。
その指示のもと、実は、彼らの血筋でもあり、父親ですらしらないが、祖母の代理をしていたシェリフスターカンパニー社長。
ティモシー=マイスターにその解決の指示が下る。
彼は、ランドルフ=マイスター。
とある銀河の地球圏でそこの監視者であるクラフトルイスと、神魔の王であるエミーリアキャロラインの血筋にあたる、
孫息子の長男でもあるが。
そこでクラフトは、クロフト社という会社を発足させて。
今は、そこの社長は、孫であるランドルフが就任している今の状況。
こういうときのためにと発足させた、シェリフスターカンパニー。
トラベルシューティングのメンバーと。彼らに依頼し、目指すは、事件の解決。
ちょうど、そのとき、部下Dの世界で、一人の人間が、過去の遺物を自分のものとし。
そして、神々や魔王達を捕らえる装置を開発し。
自分の力とすることを覚えていて。移動した先で、手を結ぶ、ウラノフェンとオブシディアン。
情けないにも、部下DとSが彼らに捉えられてしまい。
一応、世界は、光と闇によって、保たれているがために。
そういうふうに設定して創り出しているからして。
バランスが崩れ、崩壊&宇宙収縮現象が起こりだす世界達。
それを防ぐために、魔王奪還のために、彼らの半身でもある、漆黒の竜神と、赤の竜神とは、解決に乗り出してゆく。
全てが合流するのは、移動要塞トリフィル。
クラフトが創っている彼ら専用の移動要塞である。
そこで、リナ達と元ガウリイたちは合流し。敵の懐に潜入しているカウリスたち。
ちなみに、ガウリイの本来の名前がカウリス。
でもって、リナの本名がリナスであるけども。
リナ達は、とりあえず、その辺りの空間で、唯一無事の惑星。惑星アテナへと降り立った。
そこには、あたしとユニット・・あ、あたしと同じ別の混沌の全てを
抱擁している存在なんだけどね♡
面白そうだから、人の振りしていたりするんだけどね。
これからがたのしくなりそう♪ふふふふ♪
かお:・・・・エル様?あの?何やってらっしゃるんですか?
エル:解説者の勤め、やってみたかったから♪
かお:・・・・・・・かなり簡単にいってますね・・・・・。
エル:あら♪いいのよ♪
かお:・・・重要なところが抜けているような・・。
ルナやキャナル達が、宇宙船の形態をとってて。マスターをエリとケインにしているとか・・・・。
それとか、アメリア達もまた記憶を取り戻して、転生後の姿で。一緒に行動してるとか・・・。
果ては、ケインの祖母であるアリシアが、アニスという存在に転生し。一緒に行動しているとか・・・・・。
姫:あと、リナがまた妊娠してるとかvv
ようやく、あの惑星の時間率で、16になったばかりというのにね♪
かお:・・・・しかも、まだ結婚はおろか、婚約もしてない・・・と。
エル:ま、リナスとカウリスは元々結婚してるしvv
かお:それに、実は、オブシディアンが今回の騒動。起こしている原因にも触れてませんが??(汗)
姫:リナを狙って、リナをおびき出すために、行動してるのよね♪
かお:・・・・・・・・・気の毒に・・・・・。カウリス・・・・本気に怒らせたら・・・。どうにもならないというのに・・・・(滝汗)
エル:いいのよ♪楽しいから♪
姫:それでは、そんな些細な簡単な説明はとりあえず、これまで♪
エル:それでは、いってみましょう♪
姫:しっかし、本気で打ち込みスピードが遅いわよネェ・・・(はあと)
かお:・・・・ぎくっ!!!!!(汗)
####################################
あとがき:
薫:・・・・・・・・・リナ・・・・・(汗)
エル:・・ま、リナだからねぇ(はあと)
姫:そうそう♪リナだから♪
薫:・・・・・ガウリイ、とことん苦労してますな・・・(汗)
エル:ま、今に始まったことじゃないわよvv
姫:そうそうvv出あってからずっとだし♪
あの鈍さはvv
特にカウリスがリナの側にエルが召し上げてからが面白かったけどvv
エル:キレて暴走するカウリス、見るのが楽しかったからvv
薫:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
で?それでもリナ・・リナスは気づいてない・・と?(汗)
エル&姫:当然♪
姫:婚約してからも、結婚してからも。
まったくきづいてないわよね(はあと)
エル:そうそう♪
どうして、カウリスがキレてるのか・・ということすらもね(はあと)
薫:・・・・・・・・・・・・・。
ノーコメント・・・(ガウリイ・・・・気の毒に・・・)
ま、とりあえず。
よーやく次回。
戦闘開始?(爆!)
ああ・・。
宇宙での戦い・・・。
きちんと表現して打ち込めるだろうか??(滝汗)
エル:ま、あんた、表現力。
乏しいからねぇ(はあと)
薫:しくしくしく・・・。
頭の中の映像を文章にするの・・・。難しいんですよ・・(涙)
とりあえず、善処するのです(汗)
姫:ソレハそうと(はあと)もう、十二時になるんだけど?(はあと)
エル:ああ!!今日中に私の番外編!打ち込むんじゃなかったの!?
薫:・・・・・ぎくっ!
そ・・それでは!
エル&姫:逃がすか!!!!
かお、あっさりつかまり・・・・・・。
薫:ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
そして、何も聞こえなくなってゆく・・・・・・。
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