リナ達の干渉・第十話
彼女達が、その惑星を見つけたのは、かなり時間がかかっていた。
というのも、その惑星にはとある特殊な結界がほどこしてあるから。
まあ、そこに住みながら働いている存在が存在だからねぇ。
惑星―トリュフル。
そこは、クラフトルイスとエミーリアキャロラインの部下達の職場でもある。
つまり、ここにいる存在は、人間では・・ないんだけどね♪
あと、この惑星って、クラフトが監視しているこの中宇宙間の移動が自由なのよね♡
もともとは、精神身体のみの、住人。
けっこう、ここの中宇宙って、クラフトとエミーリアが仲がいいから、神も魔もほのぼのとしているのよね。
だからか、余り、魔法なんかが、発達してる世界が少ないのよねぇ・・。
つまんないけど・・・。
「あれぇ?ねぇねぇ♪レティ♪もしかして、あれがそうじゃない?」
どこかまるで遊び場所を発見したように、星間宇宙船『シューティングスター』
のブリッジで、ほくほくと蜜柑豆腐を食べながら、とある一点を指差す少女。
肩までの髪を頭の上の方で、両横に結んでいる黒髪の少女が、豆腐のおかわりをねだりつつ。
「てぃ!!!!!」
もう一人の少女、長い黒髪で前髪に一部金髪が入っているけど。
彼女がその少女に平手チョップをかましている。
「レティ・・・・痛い・・・。」
いいつつも、残った豆腐を皿に一つも残さず食べ終わろうとしているメニィ。
「あんたの痛いは感情がこもってないのよ!!いい加減にしなさい!!それで、二十個目よ!!」
「食べたい!!食べたい!!食べたいぃぃぃぃ!!!!!」
はぅ・・・・・。
「・・・・まったく・・・・この・・四歳児!!!!」
レティはつぶやいている。
「とにかく!!!!訳がわからないけど!!あの惑星に降下するわよ!!」
完全に横でだだをこねているメニィを無視して。
レティシアは、惑星へと降下を開始した。
「・・・確か、送られてきた地図では、この辺りのはず・・なんだけど・・・。」
金髪の髪を書き上げながら、モニターに映し出された宇宙地図と外の景色を見比べながら、彼女は、惑星を探していた。
だが、地図に書かれている場所の辺りの空間には何もない。
少なくともサミィの目にはそう見えた。
「あれじゃないか?サミィ?」
銀の髪を腰まで伸ばし、両目の色の違う男性が傍らにいる女性―サミィにいう。
「?どこ?イーザー?」
言われてもサミィには見えない。
よーく、目を凝らすと、ほんの豆粒程度に、何かが見えたが。
・・・イーザーの視力だと視えるわねぇ・・・。
そんなことをサミィは思いつつ。
星間宇宙船『モーニングスター』のブリッジで、サミィはそんなことをぼんやりと考えながら。
「とにかく・・・いくしか・・・・ないか・・。今度はどんな内容なんだか・・・。」
先日の依頼を思い出しつつ、サミィは、今度もなんかいやな予感がひしひしとしているようだが。
「サミィ。それは、惑星にいってみなければ、分からない。」
妙に冷静なイーザーの台詞に。
「分かってるって・・。はぅ・・。モーニングスター!!目標3057地点に向けて、発進!!!」
サミィの言葉に応じて、宇宙船は動き出す。
声で、操作ができるように、こちらもなっているのだ。
そして、サミィの目には、ぼんやりと霧がかかっているように見える惑星・・・・
―トリュフルへと降下を開始した。
高度、展開!!
降下設定解除!!!!
レティシアの言葉に。
「りょーかい♡」
メニィのどこか抜けた声が返っている。
惑星へと降下してゆくと。
一つ、宇宙空港のような場所が目につき、そこに降下を開始するレティシア。
光が彼女達の宇宙船を導く。
ちょうど、同じに。
サミィ達の宇宙船もまた降下してきているが。
しゅぅぅぅ・・・・・・・。
がっごぉぉぉぉんんんんん・・・・・。
ブリッジより降りてゆくと、
「あぁ~♪サミィにイーザーだぁ♪」
メニィがうれしそうに同僚でもあるサミィとイーザーの二人に駆け寄ってゆく。
ひくっ・・・。
サミィの眉が一瞬ぶれているが。
「で?今度の作戦はなんなの?」
聞くサミィとしてはいいきはしないのだか。
状況も理解できてないのでは、話にならないと判断してレティシアに話を聞きだそうとしている。
「私も知らないわよ。でも、なんの目的もなくこの惑星に降り立つことが認められるわけがないしね。
・・・・どーせ、兄さんのことだし・・・。お爺様に言われて、私達をここに呼んでしょうよ・・・・。」
どこかため息まじりのレティシアの台詞。
サミィには理解できない。
このレティシアは、自分達の一応形式状は上司にあたる社長―ティモシー=マイスターの妹。
そして、その自分達が働いている会社、トラブルシューター『シェリフスターカンパニー』の親会社でもある、
クロフト社のランドルフ=マイスター社長の娘でもある。
そんな彼女がなぜ自分達と同じく社員としてここにいるのかが、サミィは常々疑問に想っていることでもあるのだ。
レティシアは、感情表現が苦手なだけで、実は、サミィ達を心配してのことなのだが。
ここで働いている理由の一つ。
そして、あまり彼女達を実験扱いをしないようにセーブをかけるため。
もし、会社が彼女達をどこかに実験だけの目的で送り込むようなことがあれば、
自分も率先して、そちらに合流すればいい。
娘である自分が関ることで、父親はなんらかの動きをするはずだから。
というレティシアの作戦もあるのだが。
かつてのエルメキアの内戦がいい例でもある。
「はぅ・・・。レティシアも知らないって・・・。一体、この惑星・・なんなの?」
サミィの台詞に。
「サミィ。我々の知識を埋め込まれている情報では、この惑星は、クロフト社会長の私有地になっているはずだ。」
無表情でイーザーが的をつく。
「そうね。お爺様―クラフトルイスとお婆様―エミーリアキャロラインの私有地よ。詳しくは、私もあまり知らないけど・・・。
私もここにくるのは、二歳のとき以来だし・・・・。」
いって顔を曇らせているレティシア。
あのときの、巻き込まれた事件ともいえない些細なことを思い出してのことらしいが。
・・・あのとき、私船酔いしたのよね・・・・。
なんてレティシアは思いながら。
一応普通の人間であるレティシアには、
空間移動を精神世界から行うのに巻き込まれたのは、ちょっと、負担があったみたいなのよねぇ♡
レティシアを面倒みているときに、クラフト達が反逆者の始末にでかけたから♪
ついでに、レティシアとティモシーも連れて行ってたのよね。
ついこの前のことだけど。
レティシアたちにとっては昔のことみたいだし・・・・。
たかが、十年ちょっと前のことなのに・・・・。
「とにかく、ここから出て、建物の中に入りましょう。」
レティシアがずんずんと進んでゆくので。
サミィ・イーザー・メニィもとりあえず、レティシアについて、発着ゲートへと進んでゆく。
「あら?おひさしぶりですわね。レティシアお嬢様。」
にっこりと笑いかけられて、レティシアは絶句した。
あまり表情の変化は見られなかっただろう。
―普通の人間がみたならば。
だが、サミィはそんな驚いた表情のレティシアをまるで驚愕の眼でみている。
・・この冷血女が動揺してる?
と思っているようだけど。
「ちょ・・・。なんで、あなた、十何年以上前と同じ姿なのよ!?」
レティシアは、そこにいた受付係の女性に向かっていっているが。
「あら?私達には姿なんて関係ありませんし。・・・・いってませんでしたっけ?私達が人間ではない・・というのを?」
レティシアは初耳である。
実は聞いているのだが、幼いレティシアが理解してなかっただけなのだが。
「・・・・人間じゃないっ・・て?」
「気配、物質的にも、人間に変わりがない。かといって、我々のような存在だとも見て取れない。」
サミィが震える声で聞き返し。
イーザーが冷静に言い放つ。
「そうですね・・。私達は、いわゆる精神生命体なんです。
ここにいるほとんどがそうです。実力をもって実体化しているだけで。」
レティシア様たちも、それは可能・・だといいかけて口をつぐむ。
『・・・・・?』
サミィは首をかしげている。
「つまり、物質世界には、存在し得ない生命だということだな。
それを何らかの方法で物質化して、そして人間の姿をとっている・・こういうことか?」
「イーザー!!あんた!!理解できたの!?」
サミィが聞き返すが。
「いや。理解不能だ。だが、それ意外には理解できない。」
「・・・・そりゃま・・・そーだけど・・・・。」
ぶつぶつといっているサミィ達はほっといて。
「あ・・。そうそう。はい♪これ、絶対に身に着けておいてくださいね♡」
ぽん・・と。
レティシア・サミィ・メニィに銃のようなものが手渡される。
かなり小型だが。
「・・・・?イーザーにはないの?」
サミィが聞くが。
「ええ。これが必要なのは女性に限ってですので。」
『・・・・・・・・???』
顔を見合すレティシアとサミィ。
「あ・・。注意しておきますが。
威力盛大にすると、人間なんかの精神は、あっというまに破壊されてしまいますから。気をつけてくださいね。
でも、あれに使うときは、勢力最大にしてください。・・・・あれは、少々いたい目をみてもこりませんからねぇ・・・・。」
笑いながらいう受付係り。
・・・・ま、確かに♡
「ともかく、あちらですわ。」
道を指ししめられて。
進んでゆくレティシアたち四名。
「おーほっほっほっほっ!!!!私の王国にようこそ!!!!」
そんな中、レティシアもサミィも聞きたくない声が、発着ロビーに響き渡る。
歳は二十過ぎ。
長い金髪をなびかせて。
緋色のジャケットに白いストラックス。
手にはシルクの白手袋。
ポインターを常にふりかざしている女性。
本名『アルエット=ナーガ=ファースト=グレイシア』
自称クイーン。
はっきりいって、レティシアは彼女の本名を綺麗さっぱりと忘れているのだが。
「姐さぁんん・・・・。助けてくださいぃぃぃ・・・。」
後ろの方では、普通の男性の人間が珍しいとかで、もみくちゃにされている男性が二人ばかり情けない声を上げているが。
『げ・・・・。クイーン・・・・。』
ものの見事にレティシアとサミィの声は一致している。
「・・・・なんで、こんなことにあんたがいるのよ・・・・。」
レティシアが聞くと。
「あら♪愚問ね♪レティシア♪
この惑星は、私が開発所長をしているからに決まっているじゃない!!おほほほほほほほほっ!!!!」
・・・・・・・暗転・・・・。
思わず、レティシアとサミィは頭を抱えているが・・・。
あ・・・面白い♡
「はーい♪彼女達ぃぃ♪
親睦を深めるためにこの僕といいことしない♡」
むちゃくちゃに明るい声が聞こえてきたのは、まさにそのとき。
そして、メニィの背中にくるりとすばやく手を回しているが。
「ね♪何事も、経験あるのみだよ♡」
すすすっ・・。
と男の手が下に向かう。
ぶぅぅぅんん!!!
どごめぎゃ!!!!!!
「リョクサンドラぁぁぁぁ!!!!!私の目を盗んでまた何やってるのよぉぉ!!!!!」
十トンハンマーが飛んできて、男の顔面を直撃してたりする。
そして、それを飛ばしたのは。
ぜーはーいっている女性。
「きゃいん!!!!カオリナイトちゃああん!!僕ちゃんはただ、単に人間というものを教えてあげようかと・・・・。
それに、ほら!!あの機能がちゃんと働くかの実験にもなるし♡」
ハンマーのしたから這い出して。
言い訳がましく言っている男性―リョクサンドラ。
・・実は、レティシア達が受け取った銃はこいつ対策なのである(笑)
「うっさぃぃ!!!!この色ボケ変態男ぉぉぉぉ!!!!!」
ばっごぉぉぉぉぉんんんん!!!!
カオリナイトのオリハルコン製バットによってすっ飛んでゆくリョクサンドラ。
ずるずるずる・・・・。
そして、ぶつぶつといいながら、カオリナイトはリョクサンドラをひっばって行く。
「あ・・・、。そうそう、絶対に風呂場とかでは、その銃手放しちゃだめよ!!!!!
こいつは、私の目を盗んでは、すぐよからぬことを企むから・・・。」
一言注意を促しながら。
・・・・・・あっけ・・・。
思わずレティシア・サミィ・イーザーがあっけに取られている。
「ねぇねぇ。レティ?あの人ねぇ・・・。サイモンさんみたいに私のおしり触ってきたよ?」
あ゛う゛・・・・。
メニィの台詞に、今度こそレティシアは、頭を完全に抱えていた。
(・・・・あ゛・・・・あの馬鹿男のサイモンと同じ人種ぅぅぅぅ!!!???)
心の中で絶叫をあげているよーだけど。
・・・あれより、もっと面白いんだけどね♡
○● ○● ○● ○● ○● ○● ○● ○● ○● ○● ○●
「おやぁぁ?では、こういうのはどうですか?協力してくださったら、彼女を差し上げましょう・・・。」
にこりと笑ってオブシディアンが立体映像を映し出す。
「おお!!これは!!結構かわいい子だな!!!
よし!!!では、手を組むのを了解しようではないか!!!オブシディアン!!!」
趣味と、オブシディアンのもつ装置と。
そして、船。
なおかつ、それにおまけとしてコレクションが増えるのだ。
一も二もなくウラノフェンは、オブシディアンの提案に乗っているし(笑)
ちょっと待てぇぇ!!
オブシディアンに抗議しているS。
まあ、娘を取引に使われてわねぇ♡
楽しいけど♪
オブシディアンが、吸収し、捕らえた中に、監視者が数名いたりするのだが。
その中で、監視者ミストレスの力を使い。
ここ、中宇宙のクラフト達の世界に移動していているオブシディアン。
そして、ここで、イブを使っていろいろとやっていたウラノフェンと手を組んだのである。
Sとルナの娘であるフィライトを提供するのを約束して(笑)
「では、とりあえず、彼方が、手をだせないでいるあの惑星にでも偵察機でも送りますか・・。」
言ってオブシディアンは、偵察機に、とある力を乗っけて。
惑星―アテナへと飛ばしてゆく。
「なんか、星星がさわがしくない?」
プラチナがふと言葉を漏らす。
このプラチナは、星星の声を聞くことが出来るのである。
「・・そりゃ、ウラノフェンがオブシディアンと手を結んでいるからじゃない?」
のんびりと。
ローズティを飲みながらユニットがいう。
「・・・・?オブシディアン?」
そんな名前は初耳だというプラチナ。
「そ♪とある世界で、『精神生命体捕獲装置』を開発して♪まったく別の宇宙のここにきているオブシディアン♪
ついでにいうと、彼の世界の魔王二人を捕らえているみたいだけど♡」
ぶばっ!!!!
ユニットの台詞になぜか噴出すプラチナ達数名。
「ち・・ちょっと・・・。それって、もしかして、神話にある魔族とか神族とかのこと・・?」
一人がユニットに聞いているが。
「そーよ♪ね♪楽しくなりそうでしょ♡」
『どこがぁぁ!!ミリー!!!!楽しそうに言わないでぇぇ!!!!』
お茶会を開いていたプラチナ達は、なぜか全員が涙声になっているけど・・・。
・・・楽しくなるのにねぇ♡
と、その上空に一つの蚊が飛んできているが。
「おおおお!!!!!!!!!!!!!!!」
それから送られてきた映像をチェックしながら、映し出されたモニターをみて、もだえ狂喜乱舞しているウラノフェン。
モニターには、ユニットの姿が・・・
・・確かに・・・・。
こいつにはユニットは、すっごく魅力的でしょうねぇ・・・・
「おお!!!!幼い顔立ちに神秘的な雰囲気!!!!ぱっちりとした青い瞳に深遠なる深い黒いまなざし!!
しかも、幼いながらに完成されたボディーライン!!!まさしく!!!!理想だぁ!!!!」
・・・・あのねぇ・・・・
監視モニターを蚊に擬態させて。
惑星へと視察にやったウラノフェン。
そして、その惑星にほとんど子供しか残っていないのも突き止めて。
喜んでいたとこにユニットが映し出されているのである。
もはや、こいつは、完全に暴走しているみたいだけど♡
「待っていろよぉぉ!!!!我が愛しの子猫ちゃぁぁぁぁんんん!!」
・・・・・ユニット相手に・・・・・(笑)
「・・ま、からかって遊びましょ♪」
そんなことはお見通しのユニットは。
からかう方法を模索してるみたいだけど・・・・。
楽しそう♪
私も参加しましょ♪
●○ ●○ ●○ ●○ ●○ ●○ ●○ ●○ ●○ ●○ ●○
「母様ぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
どがしゃ!!!!
盛大にルナはずっこけた。
「リシオ!?彼方まで、なんでこんなとこに!?」
驚いているルナ。
フィライトの双子の兄であるリシオ。
「フィライトが捕まったのぉぉ(涙)」
フィライトが捕獲されたので、助けを求めに来ているリシオ。
「一体、ルナさんとレイスさんの子供って、あれから何人増えているんでしょう(涙)」
アメリアがどこか悟った表情で語っているが。
「・・・・まあ、俺達でも、十人だったからなぁ・・・・。」
ゼルガディスがそんなことを言っていたりする。
「ゼルガディスさん!!今度は、その倍は頑張りましょうね!!」
「アメリア・・・それ・・・女性からいう台詞じゃないぞ・・・・?////」
「・・・・あ゛//////」
のろけているアメリアとゼルガディス。
横では、そんな様子に、だたただ涙しているクルーガー達の姿もあるが。
関係ないし♪
「気にしない♪気にしない♪リシオ♪あたし達もあっちに行くから♪」
「そうそう♪ユニットもいるしねぇ♪」
リナとあたしの台詞に。
「え゛え゛え゛!!!!!ユニットお姉ちゃんがぁぁ!?・・・じゃ、大丈夫かな?・・・・世界は別としても。」
らりと的確に言っているルシオ。
「それはそーと・・・・。誰?この人?エル様?母様?」
リナを指差してあたしとルナに聞いてくるリシオ。
「あら♪リシオ♡あたしが分からないのかなぁ♡」
・・・・。
しばしの沈黙。
「・・・・あ゛あ゛あ゛!!!!リナスお姉ちゃあん!?なんで人間やってるのぉぉ!?」
なんでか驚いているリシオ。
「そりゃ♪楽しいから♪」
リナの返答に。
「ふーん・・。そうなんだ。」
あっさりと納得しているリシオ。
さすがは、ルナの性格を引き継いでいるだけのことはあるわね♡
一方。
「キャナル?一体、彼女達って、何者だ?」
ケインがキャナルに聞いている。
「うう・・・・。」
まだ泣いているルビ。
「あのねぇ?ルビたちより上に当たる監視者とかいう存在なのぉ♡」
「そうそう♪今のところは♡」
「ちなみに、リナス母様は、エル様の側近だけど♪」
交互にいうエリーとユーリ。
「・・・・エル様?」
ケインが聞き返し。
「そう♪たいていが『金色の魔王(ロードオブナイトメア)』って呼んでいるけど♪」
ぶばっ!!!
その言葉になぜかむせ込み始めているレイル。
「・・・・もしかして、あの金色の王・・か?」
例の因業律を思い出し。むせ込んでいるようだけど。
あんたは覚醒すれば関係ないでしょーに(笑)
レイルも監視者なんだしね♪
「そう♪」
「・・・・あのぉ?それってなんですか?」
ミリィが聞き返している。
「あのねぇ♪エル様はねぇ♪混沌そのものの存在なのぉ♪」
『つまり、この宇宙空間を生み出している根本そのものの存在なのよぉ♡』
ばったぁぁぁぁぁんんんん!!!!
エリーとユーリの台詞に。
理解したレイルとミリィは倒れているし・・・。
ケインは、あまり理解がまだできてないよーだけど。
ニーナはニーナで一生懸命何か考え込んでいる。
『ヴォルフィードぉぉぉぉ!!!!』
そんなとき、虚空より唐突にルビたちのいる部屋に声が響いていた。
-続くー
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まえがき:
こんにちわなのです♪よーやくの十話なのです(汗)
あ゛あ゛・・でも、話がなかなか本題に入らない(汗)
それでは(汗)
・・さて、ここで、問題です♪
レティ達があっけに取られた人物のオリジは誰でしょう!!(爆!)
・・絶対皆さん、分かりますよねぇ(笑)
何しろ、名前は余りもじってないから(笑)
では(爆!)
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あとがき:
かお:あう・・・・。二時までに一本は無理だった・・・・・・。
エル:あんたが寒いからって休み休みやってるから(怒り)
姫:私もあまり出てないしぃ♡
かお:しくしく・・・・。とりあえず、できるとこまで、頑張るのです・・・・・。
姫:・・・それはそーと。彼方、また話を長くしてるでしょ?
かお:うぐっ!!!!
エル:そうよねぇ・・・・。例の歌を取り入れてるし・・・・・。
姫:いいの?あれ・・・・?
かお:いいんでは?私は見に行けないけど(ここには上陸してないから・涙)
皆さん、知っているでしょーし・・・・。ああ・・・・・・。早くビデオが発売になって・・・(涙)
エル:ともかく♪今日中にあたしの番外編も何本か打ち込みなさい♪
何日かサボっていたし♪あんたは♡
かお:ええ!?一日どうにか一本は打ち上げましたよぉ?(汗)
姫:でも、一日ではなく、二日に一本のペースじゃない♪他の人を見習いなさいね♪
かお:あぅ・・・・。しくしく・・・・・。それでは・・・・・・。
次の打ち込みに取り掛かりますのです・・・・。しくしく・・・・。
エル&姫:そうそう♪素直が一番♪
かお:しくしく・・・・・。
エル&姫:じゃあ、私達は、こいつがサボらないように見張っているから♪それじゃあね♪
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