リナ達の干渉・第九話
やればできるじゃない♡
彼女は、かなり傍観しているが。
・・ま、ユニットだし♡
「シールド転換!!精神力増量!!」
力をあわせ、その星そのものを精神の結界で張り巡らせ、なんとか状況をしのいでいる彼ら星の子供達。
すでに大人たちは、戦争のあをりを受けて、とっとと無謀にもイブに向かっていっていたりする。
当然、無数の命を吸収し、そして、それを糧として使っているイブにはそんなことは関係ない。
たったの半年の間に。
ウラノフェンは、そこの銀河をほとんど征服している。
いや、征服しているというか、吸収している。
ウラノフェンの研究施設がある宇宙船の中では。
ヴィオラが全面的に研究の管轄を任されていたりする。
ヴィオラは、
兄であるウラノフェンにだまされていることにまだ気がついてないのだが(笑)
「在るべき姿に戻すべきなのだよ。ヴィオラ。そして、それが楽園へとなるのだよ。」
いつもヴィオラに言い聞かせているウラノフェン。
そんな兄に疑問をもったダミアは、ヴィオラに進言したけど。
幼いダミアのいうことは、ヴィオラは聞き入れなかった。
とゆーか、ヴィオラの精神は、すでにウラノフェンがかつてのトリガルウをイブに吸収させていたので、
またまたトリガルウの操り人形と化しているヴィオラなのである。
以前にも、リナがまだ人間やってたとき。
覚醒してないとき。
Dのあの馬鹿な一件が起こる前に、その事件ともいえないほほえましい出来事にリナは関っていたけど。
そのときの無謀な裏幕でもあるトリガルウ。
・・ま、面白そうだから、またヴィオラと同じ宇宙に転生させてみたのよねぇ♡
あのとき、リナが滅ぼしちゃったけど♡
あと、ウラノフェンって・・。実はあたしでもちょっといやな趣味・・してるのよねぇ・・・・。
・・まあ、面白いからいーけど・・・・。
「ふむ。まだまだ抵抗する星があるとは興味深い・・・・。」
自室に、幼い子供の人形をずらっと並べて。
まあ、人形でなくて、実際に人間の子供なんだけど・・・・。
ウラノフェンは、まだ抵抗を続ける星星へと目をやっている。
「おのれぇぇぇぇ!!!!」
「えい♪」
『うるがぁぁぁぁ!!!???』
まったく・・・。何考えてるのかしらねぇ(はあと)
と思いつつも完全に楽しんでいるユニット。
「ミリーちゃん!!!!大丈夫!!?」
ユニットの側に数人の女の子が駆け寄ってくる。
ここは、惑星―アテナ。
ユニットが遊んでいる惑星である。
ミリアム=フィラ=ユニット。
これが、今、ここでユニットが名乗っている名前である。
ここの星は、精神力が力となり現実となる世界。
つまり根性があるるやつほど、この星では不可能はない。
そんなこの星は、吸収を免れた星星の魂の影響もあって。
ここに避難してきている生き残りの存在達。
まあ、その中には、ブラックホールに巻き込まれて♡
ここに流浪してきた反逆者もいたりするけどね♡
敵意をもっている存在はこの星へとは入れない。
―今までは。
より強くなってゆく『イブ』に対して、そこのもっている切り札は、あまりない。
・本当は大有りなんだけどね♡
「だいじょうぶよ♪なんか、どっかにいっちやったし♡」
にっこりと笑って答えているユニット。
嘘ばっかりv
今、ユニットが滅ぼしたでしょーが(笑)
無謀にも、空間を捻じ曲げて。
この星に上陸した反逆者はこの際、どうでもいいとして。
始めにユニットで手習しをしよーとするなんてねぇ。
そりゃ、ユニットの外見は、普通の人間の女の子だけど。
「・・なんかここも、危なくなってきたわね・・。」
銀の髪の少女―プラチナは、しんそこため息をついているが。
「大丈夫よ♪うふふふ♪楽しくなるのはこれからだって♡」
ユニットのポニーテールの黒髪が風になびく。
それに応じて真っ赤なフリルのリボンもなびいているけど。
「・・・ミリー・・。どこから、そんな自身が?」
不思議そうにいう、プラチナ。
「うふふふ♪だって、このままだと、あいつら、絶対に、お仕置き決定だからね♡」
『・・・・・・・・・?』
ユニットの台詞に、プラチナと周りにいた少年少女が首をかしげた。
ああ・・・・。滅びる刹那がなんと美しいことか・・・。
完全なる肉体とは、このことだ・・・。
うぞぞ!!
思わず、人間なれば、間違いなく叫んでいることだろう。
そんな一人のつぶやきをいいながら。
宇宙船の自分の自室で、完全に薬と力とで抵抗力を失わせ。
人形のように扱っている幼い少女に―ウラノフェンは口付けした。
・・・・・・いわゆる『ロリコン』・・・・なのである・・・・。
・・・・こやつは・・・・
身の危険を感じて、逃げたダミア。
そして、完全にウラノフェンの玩具と実験材料と成り果てたヴィオラ。
ヴィオラに対してはウラノフェンは、はっきりいって実験材料としてしか見てなかったのがヴィオラにとっては救いだったかも・・・
どががしゃぁぁぁぁぁんんん!!!!!!
『何!!???』
大きな音と、落ちてきた脱出ポットを目にしたプラチナ達が目にしたのは、ピンクの髪をした十歳にも満たない少女の姿。
「あら♪ダミア♪」
手を振っていたりするユニット。
・・そーいえば、ユニット・・。
ダミアでもかなり遊んでたけど・・
『え?』
ユニットの言葉に。
避難してきたダミアとそしてプラチナ達の声が重なった。
○● ○● ○● ○● ○● ○● ○● ○● ○● ○● ○●
「待てぃぃ!!!!」
「まってといわれてはい♪そうですか(はあと)という人は居ませんって♡」
ぱしゅ♪
あ゛・・・・。
あっさりと、ほんとうにあっさりと捕まっているし・・・・。
・・・・ヴェルバザード・・・って・・・。
本当に情けないわねぇ・・・・
ゲートの管理もできないのかしら♡
「さってと♡じゃあ、このゲートを通って移動を開始ですよ♪
もし、断ったら、どうなるかは、分かっていますよね?シャブラニグドゥさん♡」
完全に楽しんでいる口調のオブシディアン。
・・SもSよ!!
あんたは仮にも魔王なのに!!
・・覚えときなさいよ・・・・・
「パパぁ・・・。」
装置の結界の中で、フィライトがSにすがり付いているけど。
「大丈夫だ・・。フィライトは、この父が必ず、守るから・・。」
いいなだめているS。
・・・・親ばか・・・・。
あたしが面白そうだから♪
という理由で、設置しているここの中宇宙の四界を結ぶ旅行ゲートの一つ。
そこで、あっさりとオブシディアンの開発した『精神体捕獲装置』に、あっさりと捕らわれているかつての火竜王ヴェルバザード。
今は、その地位を子供に受け継がせているのだが。
「・・・く・・・。分かった・・・・。」
ぐるにゃ・・・・。
不可解な感覚に捕らわれつつ、移動してゆくオブシディアン。
Sの一部である宇宙船に乗って。
「・・・おや?」
そして、ある一点で。
・・・・うぅ・・・・。
なんか、精神世界で苦しんでいるあいつを見つけているし・・・・。
「や・・やばい!!逃げろ!!!!・・・・・・!!!!!」
Sがそれに気がつくが。
「ラッキーですねぇ♡」
バシュ!!!!!!!!!
なぜか力が振るえないDをあっさりと捕らえるオブシディアン。
・・ちっ。
あたしとエリー達のちょっとしたお仕置きで、まだ力が戻ってないとは・・・・情けないったら・・・・・。
オブシディアンは、空間の狭間に漂っているDを捕獲したのである。
「ふむふむ・・・。とりあえず、伝承にある四つの世界のうち、二つの闇は手にいれましたね・・・。
では、『彼』の力で、彼から得た情報で、別のところに行って見ましょうか♡」
そして、装置のエネルギーをSにくるませて。
「宇宙間転移!!コード00085!!真名ミストレス!!」
ゆらり・・・・・・・・・・・。
そして、別の中移動に移動してゆくオブシディアン・・・・・・・。
「あ・・♡やっぱ、いったし♪」
「そうねぇ♡あそこにユニットがいるのにねぇ♡」
ぶばっ!!!!
現実逃避してなぜかお茶を飲んでいたルナが噴出す。
「・・あ゛あ゛・・・・。もしかして、もしかしなくても・・・・・。レイスと・・・そして・・・ディノまで、別の中宇宙に?」
SとDの気配がここの中宇宙からなくなったのを受け。
ルナが恐る恐る聞いてくる。
『そよ♪まあ、クラフトには頑張ってもらいましょう♪』
あたしとリナの台詞に。
「私もいきます!!!!いいですよね!!ね!!エリさん!!みなさん!!」
泣きながら、訴えているルナ。
「ルナ?理由、説明してくれる?」
エリが他の思考がクラッシュしているのとはうって変わって、楽しそうに、ラーディと一緒に聞き返してるし。
「悪人は、成敗あるのみですうぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!」
いち早く、悪という言葉に反応してか、はたまた悪と見て取ったのか、
アメリアがガッツポーズをとって、ブリッジに登っていたり。
他は、なんか顔色が悪いよーだけど・・。
別に関係ないわよね♡
●○ ●○ ●○ ●○ ●○ ●○ ●○ ●○ ●○ ●○ ●○
「お帰りなさいいぃぃ!!!!!!ケイン兄ちゃん!!!!!」
金髪のショートカットの少女が発した言葉。
ケインとルビが惑星E-17に戻って、家に入ったところ。
ケインとルビには信じられない人物が目に映っていた。
うそ・・・・。
うそだろ・・・・?
そんなつぶやきがルビとケインからもれている。
『ア・・アニス!!!!!?????』
二人は、叫んで、そして、思いっきりアニスを抱きしめた。
「よう!!ケイン!!元気かい?」
後ろからケインは余り来たくない声を聞き。
どがめぎゃ!!
ケインのとび蹴りがヒットする。
「何するんですかぁぁ!!愛するケインはぁぁ!!!!」
おどけた風に言い放つレイル。
「誰が愛するケインだぁぁ!!!!レイル!!お前!!何だってこんなとこに!!」
まあ、毎回、毎回、からかわれてたらねぇ♡
面白いけど♪
「ああ!!ケインさん!!レイル警視にずるいです!!告白されて!!」
ずれまくっているニーナの言葉。
「ケイン兄ちゃんレイル兄ちゃんの恋人なの?」
「そうなのよ?仲良しさんでしょ?」
ルビが遊び心でアニスの問いかけに答えているけど。
ぷ・・。
「ぶわっはははは!!!!も・・もうだめ・・・苦しい!!!!!」
ミリーがせきを切ったように笑い出す。
どうやらあまりのケインとルビの予想通りの反応、そして、その後の展開が面白かったためらしい。
「・・それはそうと、アニス?あなた・・どうして?」
ルビの最もな意見。
アニスは、あの時、『ネザード』との戦いのとき。
精神エネルギーを使いすぎて、ケインたちの目の前で姿が掻き消えたのだから。
器に捕らわれない純粋なる力は、共に純粋なる力となる。
まあ、中には、器をもったままでも力となるべき者もいるが。
それに、アニスは、Dが失敗してたから、遺伝子に異常があって、あのままでは成長・・・できなかったからね♡
せっかくアリシアの魂を転生させてたのにね♡
「ん・・。」
言ってアニスは、床の隅にまだ転がっている箱を指差す。
「・・・箱?」
ケインがその箱を触り、そして、箱を開いた直後。
ヴヴゥゥンン!!
立体映像がよろしく浮かび上がる。
『ヤッホー♪ヴォルフィードぉ♪元気ぃ♪』
『あ゛あ゛~!!エリー!!ズルイぃぃ!!!!』
元気な少年と少女の声。
そして、その姿を見たとたん。
ぶばぼっ!!!!
ごぶごぶごぶごぶごぶぶぶぶっ!!!!!!
げふげけぶげけふげけふふふ!!!
なぜかむせ込み始めているルビ。
「・・キャナル?」
そのキャナルの様子に、ミリィ・ケイン・ニーナが首をかしげる。
「あ゛あ゛あ゛!!なんで、エリアンヌ様とユリウス様がぁ!?」
混乱しているルビ。
「・・・お゛い?」
ケインにはまったく状況がつかめない。
『あ、そーそー♪あのね♡エル様の意見で、アニスにいいもの言付けているから♡』
『そうそう♪あ♪ケイン♪そのうちお世話になるのでよっろしくぅ♡』
・・・・・・・・?
ルビとアニス意外の者が一斉に顔を見合わせる。
「あ・・。そうそう。これが、エル様から預かったものなの。はい♪キャナル♡」
小さなクリスタルを取り出すアニス。
ずががしゃぁぁぁぁんんんん!!!!
その台詞とともに、盛大になぜかこけているルビ。
「なんでも、リナス様とエル様がね♡
ヴォルフィードのキャナルの記憶を完全にもどした方が、面白くなるとかって、いってたの♡」
ぶばっ!!!!
今度は、ルビ・・吐血してるし・・・・(笑)
ピンポーン♪
そんな中、玄関のチャイムがナイスともいえるタイミングでなる音が響き渡る。
「そういえば、今日ここに来たのは、ケインに依頼をお願いしたいからでもあるんだ。」
いきなりレイルが話を振る。
「・・・依頼?」
いぶかしっているケインとミリィ。
ルビはまだむせ込んでいたりする。
「アア・・・アアニスぅぅ!!ちょっと、なんで、エル狭間リナス様を知っているのよぉぉ!?」
なんか、なみだ目になってるし・・・ルビ・・(笑)
「そう、依頼の人達は、すでに来たようだよ?」
はい?
ケイン達が玄関から入ってきた人達を見ると。
そこには、金髪の長い髪をウサギだんごに二つにまとめているかなり美人な女性と。
―そして、今、箱から映し出されている少年と少女の姿が。
どんがらがっしゃゃゃゃぁぁぁぁぁぁんんんんん!!!!!!!
今度こそ、ルビは完全無欠に気絶しかけてるし(笑)
「あ~♪レイルだぁ♪久しぶりぃ♪」
「やっほー♪ルビー=ヴォルフィード♪」
「まあ、久しぶりだな・・。ヴォルフィード・・・・。」
「・・・・カウリス様・・・。美人ですね・・。似合ってますよ・・・・。」
疲れたよーに、はたまた現実逃避をしたいのか。
無表情で、ルビが、言って一瞬の後・・・・。
はた。
と正気にもどるルビ。
「き・・・・・きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!
なんで、監視者であるエリアンヌ様やユリウス様、そして、カウリス様がこんなところにぃぃぃぃ!!!」
ルビの悲鳴が、惑星中に響き渡った。
-続くー
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まえがき:
はーい♡代理のユニットでぇす♪
それとエルよ♪
なかなか、この人、続きが打ち込み遅いし♡
そうなのよねぇ(はあと)だから、ちょっと・・ね♡
じゃあ、私の活躍、よーやく入るみたいだし♡
それにしても、Sは情けないわよねぇ・・・・・。
そうねぇ・・・・・。
(同時に)ま、ヴェルバザードはどーせ役立たずだけどね♡
『それじゃ♪また後で♡』
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あとがき:
エル:・・・あたしの活躍は?
姫:私もあまり出てないじゃない?
かお:あぅ・・・。お二人とも・・目が笑ってるのです・・(汗)(・・・こ・・怖い・・涙)
エル:まあ、よーやく、カウリスたちがケインと一緒に行動する始めまできたわね♡
姫:私が活躍するまで、あと何話になるのかしらねぇ?
かお:・・・だから(汗)怖いです・・・・(涙)
姫:まあ、次は、レティシアたちの話ね♪
エル:そうね♪今回ではあの子達のこと触れてないから♡
かお:しくしく・・・・。・・さて、コラードが出てくるとこまでいけるかどーか(滝汗)
エル:それはともかく♪
姫:彼方は、とっとと次を打ち込みなさいね♪
かお:は・・はいぃぃ!!ってぇぇぇ!!!!!
その物体はなんですかぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!
エル&姫:実験♪実験♪
かお:ひ・・・ひぎゃぁぁぁぁ!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
エル:あら?原子ごと、分解しちゃった♡
姫:ま、いっか♡
エル&姫:それじゃーね♡
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