リナ達の干渉・第七話
「きゃあああ♪やっぱり、すごいし♪リナちゃんもエル様も♪」
『当然♪』
あたしとリナが、ルナと一緒に行動してるとき。
なぜかルナは、あきらめた表情をしてたりするが。
エリの横では、ぶつぶつといっているレックスの姿があるが。
そのころ。
「ふむ・・。どうやら、ここは、すでに誰かが、持っていったようだな・・。」
ルナが眠っていた惑星に一人の人物が降り立って、ルナがいた場所を調べている。
「・・どうやら、かなり前に飛び立ってるな・・。」
痕跡を調べて。
「しかたない・・・・。『暁の翼』はあきらめるとするか・・。ならば、もう一つの存在の方を・・・。」
こいつは、自力で、いろいろとルナたちのことを調べまくって。
よーやく、今眠っていると思われる場所を突き止め。
今、まさにその場所に来ているのだが・・・・。
「・・・私の計画には、絶対に必要なのだ・・・・。意思をもった最高の船が・・・・・。」
自分専用の宇宙船に乗り込んでいる一人の男―オブシディアン。
彼は、むちゃくちゃな目的をもっているのである。
―すなわち。
意思のある伝説の乗り物を手に入れて。
この宇宙をその手に入れようという目的を。
ヴヴン!!
飛び立ち、次の目的の惑星に進んでいる。
「―まあ、いいか・・。目的には、光の属性は似あわないからな・・・・。」
「ねえ♡リナちゃん♪ちょっと聞きたいんだけど♡リナちゃんの両親って?」
エリがリナに聞いている。
とある惑星の盗賊組織をつぶした帰り。
アメリアは、また悪が一つ滅びたと意気揚々としているけどね♪
「あら♪エリ♪お仕事をサボり?」
あたしの言葉に。
「そんなんじゃないけど・・・。やっぱり、本人に聞くのが一番だし♪」
エリの台詞。
「確かに。能率的ですけど・・・。でも、エリさん?リナさんが、それを知っているんでしょうか?
というより、リナさんには、両親なんていないのでは?・・・存在が存在ですし・・・・。」
ラーディがそんなことをいう。
ラーディもエリも覚醒して、あたしとリナのこと、知っているからねぇ♪
ユニットが暇だから。
という理由で、エリの学校に転校してて。
そして、あたしも便乗して。
そして、リナスも転校していろいろと遊んだからねぇ♪
ちなみに、ゾムドは、ちゃっかりと生き返らしたら、なぜかジグラドが驚いてたっけ・・・。
まあ、些細なことである。
「・・両親という両親は、いないけど♪
まあ、いうなら、あたしが人間やってたときの両親のセシルとマクスヴェルズよねぇ♡」
リナの台詞に。
「ああ。セシル母さんと、マクスヴェルズ父さんね。そういえば、・・・・セシル母さんって・・
もしかして、もしかしなくても、今ここに転生しているセシルのことでしょう?リナ?エル様?」
ルナが聞き返してくる。
『そーよ♪』
あたしとリナの声が重なる。
「・・久しぶりに、母さんに、会いにいこうかしら・・?」
ルナがつぶやいている。
「いーんじゃないですか?」
「まあ、好きにしろ・・・・。」
アメリアは、賛成し、ゼルはなぜか投げやりな様子。
『リナさんとルナさんの両親やってた人って・・(汗)』
などといって、なぜかクルーガーとレックスが顔を見合わせているが。
「それじゃあ、一回、惑星ヴァルハラに戻りますか♡」
かくして、リナの里帰りと称して。
ルナ達も一緒に、セシルのとこに丁寧にも、宇宙間慣行で、すすむことにした。
・・しかし、まだ、Sは、寝てるのよね・・・・。
まあ、Sの部下達は、結構頑張っているにねぇ・・・・。
というのも、時代が変わりゆく、
といっても人間形態が有利にことを運ぶというのは、変わっていない。
だから、宇宙船に形態をとりこともあり、そして、人間形態の姿をとって。
いろいろな基幹組織にもぐりこんでいたりするSの部下達である。
・・まあ、本来の目的を履き違えてないだけ、少しはましよね♡
○● ○● ○● ○● ○● ○● ○● ○● ○● ○● ○●
「アニス?」
ふと彼女は、アニスの幻影を見たような気がした。
そして、外にでると、夢にまでみた、船が降りてくる。
彼女・・ミレニアムは、外に飛び出した。
「・・え・・?・・キャ・・キャナル?」
再会の喜びもつかの間。
ルビの姿にとまどっているミリィ。
ルビは、ヴォルフィードとして、普段よく使う大人の女性形態になっているのだ。
とりあえず、機体は、すべてルビが具現化したもの。
まだまだ、元の『ソードブレーカー』として、材料が足りないのである。
・・別に、具現化しただけの船でもいーと思うんだけど・・・・。
なんか、変なこだわりがあるよーなのよねぇ・・・・。
数日後。
「やあ♡元気かい♡ミリィ♡」
ばたん!!!!
いきなり勢いよくドアを閉めているミリィ。
「痛いじゃないか・・。ミリィさぁんん・・・・。」
男性の抗議の声に。
「今、ケインたちは、出かけてます!!なんの用ですか?レイル・け・い・し?」
思いっきりいやみをぶちまけているミリィ。
やってきたのは、レイル。
それと、同行しているのは、ニーナ。
無理やりついてきたといっても過言ではないのだが。
まあ、ケインが戻ってきてから、よくレイル、ケインをからかいがてら、通信手紙を送りつけていたりするからねぇ♡
「いやぁぁ♡ちょっと、ケインに預かり物があったの、おもいだしてねぇ♡」
にこにとこいうレイルは、どこぞの神官を彷彿させるが。
そして、この前、エリーから預かっていた箱を取り出している。
「なんです?それ?」
「あ゛あ゛!!?ニーナ!!触るなぁぁ!!!!!」
ばちぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいい!!!!!!!!!
レイルの言葉は、すでに遅く。
ニーナが箱を触っていた後だったが(笑)
ニーナ♡よくやったわ♪
「なぁ・・。キャナル・・・。」
ケインがため息まじりにルビに話しかけている。
「はい?なんですか?ケイン?」
ルビがケインに返事を返しているが。
そんなルビを回りの男共が、ぽーとみとれていたりする。
・・まあ、ルビには、そんな視線には気がついてないようだけど(はあと)
「・・なんか、その格好だと、思いっきり、視線を集めるんだよなぁ・・。
それに、以前の姿にもなれるんだろう?前の姿になってくれないか?」
ケインのため息まじりの言葉に。
「・・この姿は、お嫌いですか?ケイン?」
まあ、宇宙デパートで、その格好は、結構目立つって♡
ルビ♪
ルビの格好は、胸の谷間が目立つからねぇ。
それに、ケインのマントも♡
まあ、目立つ、目立つ♡
「・・い・・いや!!そうじゃなくて!!」
あわてて、ケインが言いつくろう。
ルビに向けられる視線と、嫉妬にみちたまなざしがケインに注がれているのだ。
影で、ケインのマントをけなしているのが、ケインには気に入らない。
だが、ここで騒ぎを起こしては、
今は仕事がルビの状態が完全に直ってないので、受けられない状況。
なぜか、どこからかキャナルがもってきている材料の出所はケインは知らない。
そんなことをケインは思いながら。
「前の記憶がなくても、とりあえず、姿だけでも、戻したら、ミリィも安心するんじゃないかなぁ?」
ケインの言葉に、しばらくルビは考え込んで。
「まあ、キャナルパーソナリティ保持プログラムは、まだ完全には直ってないですけど・・。それでもいいんですか?ケイン?」
ルビがケインに聞き返す。
ルビの神殿で保存している世界の情報から、プログラムを完全には引き出せなかったルビ。
どうやら、自分のことだからという理由で、本格的には、保存とかはしてなかったのである。
・・どこか、抜けてるのよねぇ・・・ルビは・・・・。
「あぁ・・・。」
「分かりました。」
ケインの言葉に。
ヴヴン!!
姿を瞬時に変えているルビ。
姿だけは、ケインがよく知っているキャナルの姿。
だが、やはり雰囲気とかいうものが、違うのが、今のケインには見て取れた。
「・・ま、まあ、とりあえず、嫉妬に満ちた視線は回避できたし・・。」
つぶやくケインの声は、風に溶け消えていた。
ヴヴン!!!!
ばちばちばちぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!
箱が転げ落ちる。
そして、箱から一つの光が一箇所に集まり、そして、収縮してゆく。
『え・・・え・・・・えええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!????』
それがもたらした結果に、面白いほどレイルまでもがそれをみて、驚いているが。
まあ、今度は、完全身体だから、問題はないわよ♪
というか、前は、不完全な肉体だったようだけどね・・・。
力に目覚めていれば、なんの問題もなかったのに・・・
そんなこんなで、ケインが留守の間に。
ケインの家でもあるその場所では。
大騒動が持ち上がっていた。
●○ ●○ ●○ ●○ ●○ ●○ ●○ ●○ ●○ ●○ ●○
「お豆腐♪お豆腐♪白くてプルプル♪ほんのり甘くてお口がふわふわ♪
お豆腐♪お豆腐♪いつでも最高♪いっぱい、いっぱい食べたいな♪」
ぴすっ!!
空手チョップが直撃する。
「レティ・・。空手チョップは・・痛い・・。」
それに抗議している少女。
外見は、十四・五歳。
だが、実際は、彼女の年齢は、ただ今四歳になろうかといている。
肩まで伸びている黒い髪を頭の両横に二つ結びにしている少女。
「あんたが、痛いわけがないでしょう!!それに、今は、それどころじゃないでしょう!!」
レティシアの一括がメニィを黙らせている。
冷静に状況をたんたんと述べている少女は、黒髪を背中の辺りまでのばしている。
前髪のひとふさに、金髪がまじっているのが、見て取れる。
よく、彼女は、染めているのか?ときかれているが。
なんのことはない。
クラフトたちの特性を受け継いでいる証拠である。
これは、彼女、レティシア=マイスターが、
かなり強い特性を受け継いでいる表面に現れている印なのだが。
本人は、そんなことは知るはずもないこと。
彼女達が乗っているワイヴァーンのモニター画面には、彼女達が今依頼を受けている、
犯罪組織壊滅の組織メンバーからの攻撃が飛び交っている。
・・まあ、かなりちゃちい攻撃なので、拍子ぬけしているのも事実なのだが・・・。
から、自動操縦の攻撃で。
あっさりと壊滅させているのだが。
そんな中で、三時だからといって、メニィは、おやつの豆腐を食べ始めているのである。
・・まあ、歌は、メニィが作ったものなんだけどね♡
ぴぃー。
通信が入る。
「・・何よ?兄さん?」
その通信コードから、兄からの通信と知っているレティシアの冷静な声が通信機に響く。
「まあ、つれないなぁ・・。レティ。仕事は順調かい?」
・・まあ、ほどほどに・・。」
気のないレティシアの返事。
「いい天気だねぇ・・・。」
のほほーんと通信機を通して聞こえてくるティモシーの声。
「・・そんなことをいいに通信を?しゃ・ちょ・う?」
一文字一文字を区切って冷淡にあきれて言っているレティシア。
あっさりと依頼を解決し。
帰途についているときのこと。
「いやぁ・・。ちょっと、会社の設備がある惑星―トリフィルによって欲しいんだよ。」
少し困った声でティモシーの声は、通信機を通して言っている。
「―・・・?」
レティシアは、そこに工場があるというのは知っていたが。
あそこは、確か、曽祖父と曾祖母が関わっているはずの工場のはず・・・。
なぜ、そんなとこに?と。レティシアが思っていると。
「まあ、休暇とでも、思って、あそこの温泉ででも、ゆっくりしてくださいな(はあと)」
「あ、そうそう。モーニング・スターも同様に合流するから、よろしく♪」
ぷっ・・。
「あ!!兄さん!?」
いきなり通信が切れる。
「まったく・・・・。いつもいきなりなのよね・・。我が兄ながら何考えてるんだか・・・・。」
どうせ、父さんの言葉をそのまま、伝えたんでしょうけどね・・・。
心の中で思っているが、事実は、違う。
ティモシーは、クラフトが、自分の代わりに監視者の代理をしてもらうために。
孫にあたるランドルフには、大企業と化してしまった会社の運営を徹底的に叩き込み。
そして、その子供には、魂に、いろいろとこの宇宙のノウハウを叩き込み。
そして、今に至っているのである。
・・実は、レティシアの方が、ティモシーより、その関係は、素質がありありなのだが。
とりあえず、その事実を彼らの父親でもある―クロフト社社長。
ランドルフ=マイスターはいっさい知らされていない。
「・・・惑星・・トリフィルか・・・・。」
横で、うれしそうに豆腐をすでに十皿はたべているメニィを横目でみつつ。
レティシアは小さくつぶやいた。
-続くー
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まえがき:
?:はーい♪
よーやく、リナ達の干渉も、私の登場のシーンに入ってきてるし♪
?:そうそう♪あたしも、なかなか登場してないしねぇ♪
かお:・・・あのぉ・・・。エル様?スミレちゃん・・(汗)
エル&姫:何よ?
かお:・・いいです・・・・。前書き・・お願いします・・・。(涙)
エル:じゃあ、よーやく、あたしとリナとの活躍に突入よ♪
姫:もし、そこまで、いけなかったら・・♡
エル&姫:うふふふふ♪
かお:・・しくしく・・・・。
それでは・・・・。リナ達の干渉・・第7話です・・・・。しくしく・・・・。
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あとがき:
かお:うふふふふ♪今、シェリフスターズのドラマを聞きながら、打ち込み中♡
・・・ああ♪メニィの声がかわいいぃぃ♡レティもいかすぅ♪
姫:・・また、話しを長くしてるし・・・・。
ドラマの中の作者公認のドラマオリジナルの「お豆腐の歌」・・、・・・・入れてるし・・。
エル:まあ、メニィの好物は、豆腐だけどねぇ♡
かお:うう・・。だって・・。楽しいし・・・。(いいわけ)
しかし、ドラマの中で、スレイヤーズの宣伝をしてるとは(笑)
姫:それはそうと、私は?全然でてないし?(はあと)
かお:うぐっ!!!!
ま・・まあ、そろそろ、すみれちゃんサイドからの話しも入りますので・・(涙)
姫:・・いつ?
かお:・・予定は、未定です・・・・。
ノートに書いてないから、どこまで、いけば、何話でそこまでいくのかが、皆目検討がつかないのです(滝汗)
エル:なさけないわねぇ・・・・。
まるで、どこぞの誰かのように、 『未来は、誰にもわからない』なんていうんじゃないでしょうね・・・・。
姫:そーいえば、とある星の特定の人物に♪リナを主人公にした話を書かせてたわよねぇ♪エルは♪
エル:そうなのよ・・。何回いっても、このあたしを出さないのよ!?
かお:・・エル様が出てきたら、問答無用だからでは・・?(汗)
と・・ともかくなのです!!(話しの方向転換)よーやく、レティシアたちの世界もすこぉし、出たし(汗)
姫:そうね♪あとは、エルが、そちらにいくだけね♪
かお:・・いや、そんな単純に打ち込める長さでも・・(涙)
エル:まあ、根性いれて♡今日中に、最低四本は、打ち込みなさいね♪
姫:そうそう♪まだ、一本も打ち上げてないし♪
かお:あ゛あ゛!!二十話は打ち上げましたよぉ!?
エル&姫:あれは、三日前から、すこしづつ、打ち込んでたから、今日のとは関係ないし♪
かお:しくしく・・・。とりあえず・・・・。
これがすんだら、次は、十九話にいくのです・・・。それでは・・・・。
エル&姫:サボらないように♪見張ってましょうっと♪
かお:・・・って!!!いいながら、人に大鎌をつきたてるのはぁぁぁぁ!!??
ぐしゃどすっつ!!!!!
後には、赤い染みが広がるのみ・・・・・。
エル&姫:それじゃあ、またね♪
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