まえがき:
こんにちわ♪
・・・しまったぁぁぁ!!ねすごしたぁぁぁぁ!!あぅあぅあぅ・・・・。
まあ、今日は、八時までの仕事の日だから・・・。今日中に打ち込み・・まにあうか!?
目指せ!!一日一本打ち込み&アップ!!
ということで、朦朧としながら、起きたら、すでに九時の薫です(爆!)
いやぁ・・・・。
昨夜、小説読んでたら、あっという間に、二時過ぎて・・(まてぃ!)
ふふふふふふ♪ 
今さらながらに、十二国記!!はまりましたねぇ(笑)
以前小説ちらっと読んだとき(図書館で借りた)はそうでもなかったのに・・。
やっぱ、映像があると、違いますね♪(NHK衛星第二放送で放映中のやつ・笑)
まあ、仕事の時間上・・みれないけど・・しくしくしく・・・・。
録画しよーにも、父親が何か予約してるから無理なんですよねぇ・・・・。しくしくしく・・・・。
ま、ともかく♪希望の行方♪
リナちゃん、誕生です♪
ではでは♪


###################################


       希望の行方・第3話




「へへっ。店主さんよぉ、俺といーことしない♡」
「・・・・・・・。」
店主でもある女性は答えない。
「なあ、子持ちだといろいろと大変だろう?俺が面倒みてやるさ♡」
しか。
女性の手を握る。 
・・・・むか。
「ほう、いい根性してるじゃない・・・この我に触れるとは・・・。」
ぴん。
辺りの空気が一瞬にして変わる。
「あーあ、馬鹿な人間の男♡私、しぃぃらない♪エル♪店には被害、ださないでねvv」
女性の隣でこまごまと動いていた少女が
その店の店主でもある女性に向かって言う。
「わかってるわよ。ユニット。」

ぶわっ!!!

「何だ!?何だ!?」
いきなり勘違い男の周りに夜空が広がり。
そして、いきなり、男を闇がからめとる。
「うわぁぁぁぁぁ!?」
「しばし、そこで滞在してなさいvまあ、消滅しても関係ないけど。」

やがて、男性は。
あっという間に、闇に飲み込まれてゆく。
闇の中で見えない何かに、体を切り刻まれて。
それでも、意識を失うことも、死ぬこともできなくて。
だけど痛みは感じていて。
「あ・・・・あはははははははは・・・・」
数時間もしないうちに、男は完全に気が狂っていた。

「ほぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」
なぜ、その程度ですんだかというと。 
奥の部屋から、赤ん坊の泣き声が聞こえてきたため。
「あら、リナが泣いてるわ。ちっ。運のいい人間ね。」
「そうね。エルに触れて、あの程度ですむなんてね♪」
いそいで、奥にと入ってゆく、金色の絶世の美女と。
黒髪のかわいい少女。
容姿は似ても似てつかないが、この二人、かもし出す雰囲気はよく似ていた。
それゆえか、町の人達や、店にくる客たちは。
彼女達を姉妹と思っているのだが。
金色の絶世の美女の名前を、エル。
黒髪のポニーテールの少女の名前をユニットという。

「はい、よしよし♡リナ、どうしたのかなぁ?」
「だぁぁ!!」
きゃきゃきゃ!!
母親たるエルの姿をみると、ぴたり。 
と泣き止む、エルに瓜二つな赤ん坊。
だれがどう見ても親子にしか見えないほどに。
「んま!!」
「くぅぅぅぅぅ!!!かわいいvv」
がし!!
誕生させて、約二週間。
かろうじて、口から、たどたどしい言葉が出てきていた。
おなかすいたのははさまぁ・・・・。
心で思う、幼い赤ん坊のリナ。
だが、それは、まだ言葉がでない。
というか、誕生して間もないのに、そういふうに思える、というのがさすがだが。
「はいはい♪じゃあ、ミルクをあげましょうねぇ♡」
なぜか、ミルクでリナを育てているエル。
別に、元々は、世界の核を実体化させている、
精神生命身体みたいなものだというのにも関らず。
エル曰く。
―だって、そのほうが、楽しいしvv―
というので、育て方は、普通の存在と同様にリナを育てることを決定しているのである。
「はい♡」
「まんま、まんま。」
小さな手を握り。
んぐんぐんぐ・・。
必死に飲み干しているリナ。
その姿が何とも愛らしい。
「はぁいvvエルvvリナ、こっち向いて♡」
―パシャ!!
ユニットがそんな様子の二人を写真に収めている。
写真といっても、記憶珠と、写真にだが。
つまりは、映像付きと、画像のみを。
逐一、リナの成長を記録に止めているのである。

「・・・・ま!!」
からっ。
あっという間にミルクを飲み干すリナ。
「・・・・くぅ・・・。」
そのまま、ミルクの容器をもったまま、 おなか一杯になったリナは。
睡魔に襲われて寝てしまう。 
赤ん坊は、おなかが一杯になると、何処でも関係なく寝てしまうがゆえに。
「あらあら、リナ、ねんねね♡」
「くす。エル、リナを起こさないようにしましょうね♡」
何しろ、リナ、寝ているときに起きると。
癇癪が激しく。
無意識に、辺りかまわず。
力を解放する、という癖がある。 
エルとユニットには関係ないのだが。
この二人は、どんな力でも、攻撃でも、皆無に等しいというか、 無にすることがたやすい。
当然だが。

ちゅ。
「おやすみ♡リナ♡」
小さな、リナの唇に触れるエル。
いつもの行事。 
リナが寝るときの、お休みのキス。
すやすやすや・・・。
安心したように眠るリナ。


―カラララン。
「エルさぁぁぁぁん、ユニットちゃぁぁぁん、いるぅぅぅぅぅ?」
店の方から、叫び声。
「あら、ごめんなさい、リナが寝てるから、静かにお願いしますね♡」
声がしたので、店の方にでてゆくと。 
数名の近所の奥様方が。
「あら、ごめんなさいね。」
いって、全員で顔を見合す。
リナが生まれて二週間。
すでに、リナは、この辺りのアイドルと化していた。
全員が、リナがかわいくて、仕方がないのである。
それと。
エルが片親で、リナを産んだ。
というのも起因しているのだが。
彼女達は知らない。
この、エルとユニットの本当の真実と、本来の存在の姿を。
別に、父親は必要ないのである。
というか、男と女。
それを創り出したのも、エルであるのだから。

「あ、そうそう、これ、おすそわけ♪あと、リナちゃん、これ擦って食べさしてあげて♡」
どっさりと。
いつものように、果物や玩具を持って。
リナに会いに、マジックショップにやってくる奥様方。 
リナへの差し入れを持っていると、なかなか見つからない、
この店も、なぜか、すんなりと発見できる。
何もないときなどは、たしか、ここにあったのに??
と、首をかしげて、迷うのだが。
ここは、力ある存在にしか、見えないように創られている店であるがゆえに。
「まあ、いつもありがとうございます♡リナもよろこぶわvvね♪エルvv」
「そうね♪」
すでに、ここ、二週間で。
リナの玩具は、かなりの量に達していた。
さすが、エルの子供というか。
物質変換などを無意識にしながら、玩具で遊んでいるリナの姿があったりするのだが。
まだ、リナは、ようやく、はいはいが出来るようになったばかり。
成長が、他と比べて早いのは。
誰も気にしてない。
というか、
「人より、赤ん坊のときは早く成長するので♡」
というエルの言葉によって。 
そういう種族なんだろうな。
と、町の人々は納得してしまっているのである。
種族・・という言葉は適切ではないが。
何しろ、ここ、眠れる竜の大陸、魔道都市、その中心部。
主要都市、ジールには。
様々な種族が共存して住んでいる町であるがゆえに。
そういう些細なことは、誰も動じないのである。

やがて。
いつものごとくに。
奥様がたと。
お茶会が繰り広げられている魔法道具屋、エル。


・・・・・・・・ん・・・・。
・・・・・・・・・うえ・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・ゆらり。

リナは、このとき。
寝ぼけて。
初めて、空間移動をしていた。




「・・・・・・・・ふえ?」
まず、目が覚めると、見知らぬ場所。
きょろきょろ。
辺りを見回しても。
ただただ、地面が広がるのみ。
「ふぇ・・・。」
ははさまぁぁ!!ゆにっとぉぉぉ!!!
リナは心で泣き叫ぶ。

ちょこんと。
広い大陸の真ん中で。
赤ん坊が一人、誰も側にいないまま、佇んでいた。
と。
ふいに、近くに気配がした。
リナが初めて、その目にする気配と姿。
人のようで、そうでない。
リナにある知識が、これが、この世界の魔族だよ。
と、リナに無意識に理解させている。
「おや?何か気配がすると思ったら?何で、こんな所に子供が?」
ふい。
空間より出でる、姿は、まったくといっていいほどに人間と同じ。
下級程度の魔族。
「まあ、いいじゃないですか。ジキル、せっかくですから、この赤ん坊、あそびましょうよ♡」
もう一人出現した、今度は、女性型の魔族。
茶色の目と、しかしぽっかりと開いたような、黒い瞳。
リナは、何となく、この魔族達を好きにはなれなかった。
というか、だぁれ??
という感じで、キョトン。
と、見上げている。
「うーん、それより、こんなにかわいい人間の赤ん坊、見たことないですわよね。死体にしてでも、上司に献上でもする?」
「それもいいかもな♡」
ちらり。
二人して、リナを見つめる。
リナは会話をキョトンとして聞いていた。
・・・・・なぁに?
死体?
死体ってなぁに??
リナの知識で、それは、死。
というのが脳裏に浮かぶ。
リナににこにことしつつも、向けられるのは・・殺気。
「ふ・・・・・・・・ふぇぇぇぇぇぇぇぇんんん!!!!!!!!」

どぉぉぉぉぉぉぉぉんんんんん!!!!!

『何!?』

リナの感情が爆発する。 
何なの!?この人達は!?
ははさまはどこぉぉぉ!!!!
ははさまぁぁぁぁぁ!!!!!!
リナにチョッカイかけようとした魔族達は。 
あっという間に、リナから発生した、虚無に飲み込まれてゆく。
黒い力が、辺りを蝕んでゆく。
「ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!ははさまぁぁぁぁぁ!!!」

どおおおおおおおおううううう!!!

リナを中心に。
黒い力が、大陸を覆ってゆく。


「あら?リナ?!」
ふと。
リナの気配がしないのに気づくエル。
「あら?」
あわてて、子供部屋にといくエルとユニット。
「どうしたの?エルさん?ユニットちゃん?」
お茶していた奥様方も、そんな様子に一緒に奥に入ってゆく。
ふと、見れば。
ベットはもぬけの殻。
「リナぁぁぁ!?」
少しあわてるエル。
「え!?リナちゃんがいないの!?大変!!誘拐かしら!!」
先ほどまで、ここでリナが寝ているのをみていた奥様方。
部屋を見回しても、リナの姿がどこにもないのに気づき。
「大変!!これは、全員で捜さないと!!」
だだだだ!!
あわてて、店をでてゆき。
近所の人々に掛け合い。
リナの捜索隊があっという間に形成される。

彼女達はしらないのだ。
リナが、空間を渡ったというのも。 
そういうことができる、というのも。
リナは、まだ、動けない。
そういう知識しかもってないがために。
子供部屋から消えたリナを。
誘拐されたのでは。
と、捜索隊を結成したのである。


「・・・これは!」
ユニットが気づく。
「さっすが、あたしの娘ね♪誕生して、二週間で、空間移動♪自我もまだきちんと形成されてないのに♪」
にこにこと喜んでいるエル。
「エルぅ、喜んでないで!!リナの波動、追わなきゃ!って・・・・・ああ!!!ジーナ大陸の方がぁぁぁ!」
「・・あら、本当♪」
ふと、視れば。
ここの大陸と対をなす大陸、暁の竜の大陸・ジーナ。
その方向からリナの力の波動と。
暴走しているリナの力の波動。
「じゃ、リナを迎えにいくわ。ユニット、あんたは、人間達の方、お願いね!!」
リナがちょっかいかけられそうになったのに気づいて。
心なしか顔色悪く、言っているエル。
「はいはい。うまくいっておくわよvv」
ふい。
いうなり、二人の姿は。
子供部屋から掻き消えていた。



「ふぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
リナの力が、あっという一瞬の間に、大陸を飲み込む。
そのままだと、星全体にも広がるところなのだが。
「リナ!?大丈夫!?」
少し、顔を青ざめて、リナの元に駆けつけるエル。
すでに、大陸は、すべて、リナの虚無とも、混沌ともいえる闇に飲み込まれて。
リナは、ただ、漆黒の暗黒の空間で、何もなくなった、
元、暁の竜の大陸ジーナで、泣いていた。
「・・・ふええええええんんん!!」
エルが側によると。
小さな手でしがみついてくるリナ。
必死ですがり付いている。
怖かったらしい。 
初めて、一人で知らない場所に来たのだから。
リナは。
「はいはい、もう大丈夫よ。リナ、おめでとvv空間移動もできるようになったわねvvさっすがあたしの娘!」
そういって。
ひょい。
と、リナを抱き上げて。
かるく、リナにキスを送る。
このキスは、リナをほめるときのキス。
「きゃきゃきゃ!」
ほめられて、上機嫌になるリナ。
「あら?・・あ。まっいっか♡大陸の一つくらい♡」
ふと。
一瞬のうちに、大陸が一つほど消滅・・つまり、なくなっているのに気づくエル。
だが、それで片付けていた。
「さvvリナ、家に戻りましょうね♪」
「だぁぁ!」
エルの言葉に反応して。
リナは小さな手を空に伸ばして喜びを表現していた。


暁の竜の大陸・ジーナの消滅。



それは、一瞬のことであった。
何の予兆もなく。
いきなり、巨大な力が出現したと同時に。
あっという間に、大陸が消え去ったのである。


「きゃあ!リナちゃん、無事でよかったわ!」 
「エルさん、リナちゃん、どこに連れてかれてたの!?」
リナを心配して捜索にあてっていた町の人々は。 
エルが無事にリナを連れ戻ったのをみて安堵のため息を漏らす。
「ジーナまで♡リナ、無意識に空間移動したらしく♡」
『・・・空間移動って・・・・。へえ、リナちゃん、力があるのねぇ♡』
ずがしゃ!
感心する奥様方はいいとして。
その言葉を聞いた無理やり借り出されていた彼女達の夫や恋人。 
あげくは、旅行者は。
盛大にずっこけていた。


〃ふ・・・ふつう、人間が空間移動・・赤ん坊でもできるのか!?〃
などと、悲鳴にちかい問答を繰り返しつつ。



「なに !?これは!?」
「何だ!?はっ!!!ルナ!?」
「・・な゛!?レイス!?」
ばちばちばち。 
火花が飛び散る。
力を感じて、やってきた、赤の竜神(フレアドラゴン)スィーフィード。
そして、同じく、赤瞳の魔王(ルビーアイ)シャブラニグドゥ。
この世界を任されている神と魔王達。
『あんた(おまえ)の仕業なの(か)!!?』
ふたり同時に声を出す。
「・・・・・・え?」
「・・・・何?」
その言葉に互いに驚く。
「・・・あんた・・魔族達がやったんじゃないの?この、ジーナ大陸の消滅・・・・。」
「・・・てっきり、我は、神族がやったのかと・・・・。」
しぃぃぃぃぃぃんんん・・・・・。
『じゃ?誰が??!』
世界中枢大陸でもある二つの大陸、眠れる竜の大陸と、暁の竜の大陸。
その暁の竜の大陸が。
消滅した波動をうけて。
やってきた竜神・・ルナと、魔王・・レイス。
「ルナ様、とりあえず、降りてみましょう。」
蒼い髪に蒼い瞳の女性が、ルナの隣から降下してゆく。
「あ!!アクア!!危険よ!」
何が危険なのかは分からないが。
何か、嫌な予感がした。
「とりあえず、調べてみないことには、分からない・・か。」
ふわ。
アクアと呼ばれた女性に続いて、黒い髪を長く伸ばし、紅い瞳の男性も降下してゆく。
「まったく・・・。ちょっと、まちなさいよ!あんた達!」
あわてて。
紫がかった、蒼い髪に紅い瞳の女性も降下してゆく。


すとん。
三人同時に、元大陸があった場所へとたどり着く。


「き・・・・きゃぁぁぁぁぁ!!」
いきなり、泡ふいて、気絶する、アクア。
「ちょ・・・・なんであの御方の力がぁぁぁぁ!!」  
パニックになりかけているルナ。
「いや、ルナ・・少し違うぞ!?」
さすがに、度々、お仕置き受けているためか、はたまた、仕事の能率が悪いためか。
金色の王にお仕置きを受ける回数が多いレイスが。
力が少し違うのに気づいている。
元大陸があった場所に残っていた波動の力と。
間違いなく、感じる力は。
彼らが産みの母。
絶対主でもある、金色の王の力でもある、混沌の力の波動・・・・。


「はっ!まさか、あの御方がここにこられてるんじゃあ!?」
「と・・ともかく!一時休戦だ!ルナ!」
「そうね!!とりあえず、協力しましょう!!レイス!!ともかく、原因の究明が先よ!!」
真っ青になっているルナとレイス。 
まさかまさかまさか・・(汗)
『あの御方がここに、降臨されてきてるの(かぁ)ぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!?』
みごとなまでに。
赤の竜神の叫びと。
赤瞳の魔王の叫びが一致していた。



いま、ここ、惑星アスィア。
銀河の北側に位置する、とある太陽系。
その中にある、一つの惑星。
緑のその星で。
とりあえず、今回はこの星を拠点に、仕事をしているルナとレイス。
細々とした光と闇のぶつかり合いで。
ここまで、進化たる力を生み出し。
今のところ、順調に、この星は進化していっている。
神と魔王に化せられた仕事。
それは、互いに高めあい、よりよく、世界を進化させてゆくこと。
それが、一番の理由。
それゆえに、相対する力が異なるほどに、発生する力は、その反動より激しいのをみこして。
正反対の特質を、彼らに与えて創り出している金色の王。
神族は、世界の存続を。魔族は、世界の滅びを。
裏と表。光と闇。一対のその存在。
どちらが欠けても、世界は滅ぶ。
そして、この世界では。
神の王として創り出され、管理を任されているのが、赤の竜神(フレアドラゴン)ルナ=スィーフィード。
魔の王として創り出され、管理を任されているのが、赤瞳の魔王(ルビーアイ)レイス=シャブラニグドゥ。
この二人。 
一応ライバルでもあり、同期でもあり、そして、好敵手でもある。
仕事でないときなどは、結構、神族も、魔族も、お茶会などを下級はしらないが。
上層部では、頻繁に開いていたりするのがその現状のこの世界。


「・・ル・・ルナ様(汗)とりあえず、空間の歪み、つかんだんですが・・・。波動は、ジール大陸に伸びてます・・(汗)」
だくだくと、冷や汗かいて、真っ青になっていっているのは。
ルナの腹心でもあり、そして、ご意見番。
水竜王(アクアロード)アクア=ラグラディア。
魔王が、五人の腹心を持っているのに対して。
ルナは、四人の腹心を創り出している。
アクアは、勉強熱心なこともあり。
今や、この世界に、アクアあり。
と、異世界の神々や魔王達からも、一目おかれるほどに。
知識の宝庫、生きている生き字引。
とも言われていたりする。
「・・・ジール?!」
「・・・そういえば、最近、噂できいたのだが・・・。・・・・ジールに変わった店があるとか・・・。」
ふと、思い出すレイス。 
「・・あ、それ、眉唾じゃなかったの?私も知ってる。」
ルナもふと思い出す。
ここ、最近、神族や、魔族の下層や中層部で、まことしやかにささやかれているお店の存在。
何でも、そこで買った品物は。 
とてつもない、力があるとか何とか・・・。
「・・ああ、確か、それ・・・。名前を・・・・。『魔法道具屋(マジックショップ)エル』というらしいですよ。」
噂なども、とことん、追及し、真実を求めるアクアの情報は……信憑性は抜群。
ふと。
しかし、そこまでアクアはいって。
「・・・・・え・・!?マジックショッブ・・エ・・ル!!?(滝汗)」
だくだくだく。
だらだらだら・・。
どうやら、ルナとレイスも同じ考えにたどり着いたらしく。
三人仲良く。
大量に汗を流していたりする。

『ま・・・・まさかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!』

だだだだだだだだだだだだだだ゛た!!!!!

ばったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんんんん!!!!!

いきおいよく、何かが走ってくる音に。
勢いよく開かれる扉。

「はぁぁぁぁいvvようやく気づいたのね♪いらっしゃぁぁぁぁぁぃ♡部下S♪R♪」
にこにこと笑って手招きしているエル。
「はぁぁぁぃ♪私もいるのよ♪レイス♪ルナ♪アクア♪」
ひらひらと手を振っているユニット。

『あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!
 エル様ぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!?ユニット様ぁぁぁぁぁあ!!!!!!?どうしてここにぃぃぃぃぃい!!』


「しぃvvリナが起きるでしょ♡」
そっと、指を口に当てるエル。
『・・・・・・はい?(汗)』
もはや、彼らの思考は、大パニックにも関らず。
さらに止めの一撃が加えられようとしていた。

「ほぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」



聞こえてくる赤ん坊の泣き声。
・・・・はい?
幻聴??
三人が顔を見合わせる。
すでに、三人とも、姿が透けていたりするが。

「はいはい、よしよしvvエル、リナ、起きちゃった♡」
奥からリナを連れて出てくるユニット。
ジーナ大陸から戻ったリナをエル達は寝かしつけた直後だったのだ。
「あららあ、リナ、はい。母様がだっこしてあげますからねぇ♡」
にっこりといって、優しくリナをユニットから受け取っているエル。

びしぃぃぃぃぃぃぃぃい!!!


その姿に、完全に硬直する三人。
さもあらん。
彼らは、そんな表情・・・むちゃくちゃに優しい表情している金色の王など。
見たことは・・ないのだから。
「あ、そうそうvvせっかく来たんだから。ルナさんvvレイスさんvvアクアさんvv彼方達、リナの子守もお願いね♡」
にこにこというユニット。 
え・・ええと・・・・。
どうにか、意識を保ち、エルが抱いている赤ん坊を見る。

びしびしびしぃぃぃぃ!!!

そのまま、三人は、石化していた。

彼らが目にした、赤ん坊は。

どうみても、エルと瓜二つだったがために。

「あ、そうそう、こんど、あたしが娘として創ったリナよvvそのうちに、ここでのあたしの代わりvvしてもらうからvv
   時期金色の王ってところだからねvvよろしくね♪あんた達♪」
さらに、爆弾発言で。
止めを刺しているエル。


ど・・・・・どぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!まじですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!


平和な通りであるジールシティに。
町全体に、ルナ、レイス、アクアの叫びが響き渡っていた。


「まあ、しっちゃったんだし♪あんた達、リナの子守と、この店の手伝い♡することvv
  あ、あたしとユニットがここで店やってるのは、内緒ね♪」
『は・・はひ・・(涙)』
しくしくしく・・・。
どうにか、姿をたもちつつ。
三人が三人とも、だくだくと涙を流していた。


「・・・・シャブラニグドゥ・・。まじで休戦よ(汗)・・。」
「・・・わかってる・・(汗)スィーフィード・・・(滝汗)」
冷や汗だくだくと流す、竜神と、魔王の姿が。
めずらしくも、マジックショップエルで見られていた。


というか、どうして、わたしの世界(我の世界)ばっかりが、よく気まぐれの対象に選ばれるのよ(んだぁ)~!!!
SとRの悲鳴が。
声にはならないが、響き渡っていた。

知らないのは彼らばかりなり。
『一番、面白いからvv』
だそうである。
・・反応が、結構、ここの世界の存在は、面白い・・らしい。
あと、金色の王曰く。 
苛めたら、面白いvv
・・という理由もあるそうだが・・・・。
それは、彼らには知る由もないこと・・・・。


その日から。
隠れて、交代で。
マジックショップエルの手伝いをすることになったルナとレイス。
町の人達は。
アルバイトでもやとったんだね。
と、エルにいうが。
「あら♪ただ、部下達を駆り出してるだけですからvv」
と、軽くいって、あしらっているエル。

かくして。
彼らのマジックショップでの、店員生活と、リナの子守の生活は。
今ここに、はじまりを告げたのである・・・・。


                      -続くー

  HOME     TOP      BACK      NEXT

###################################

あとがき:
薫:ししくしくしくしく・・・・・。
  また、カウンターが、初期化してました・・・・。ししくしくし・・・。
姫:あんたが、最近、バックアップ、とってないから。番号ログの♡
薫:しくしくしく・・・。 大丈夫そうだから、やめてたのに・・・。毎日バックアップとるの・・しくしくしく・・。
姫:まあ、とりあえず、次回は、売り子をしているルナとレイスと。
  偶然に、リナを知ってしまう、ゼロスとゼラスの話です♪
薫:・・とゆーか、何デートしてるんだ!?ゼラスとゼロスは・・(爆!)
   ま・・ではでは、そーいうことで♡
   ・・あれ?エル様は??
姫:漫遊記の世界にいってる♪ってことで、打ち込んでね♪
薫:ひにぁぁぁぁぃぃい!!!(涙)
  そ・・それでは!!!!
姫:まったね♪

  HOME     TOP      BACK      NEXT