まえがき:
こんにちわ♪
エクセレントパニックin神と魔の受難編の二話目なのです。
今回は、かなり、エル様、暴れて(?)ます
ではでは、いきますのです。
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前回までのあらすじ:
エル様の波動をキャッチした、竜王三人もやってきた。
エル様は、ちょうどいいから♪と彼らにお仕置きを開始しようとしている。
リナは、仕方なく、エル樣の力を使って、エル樣の力の余波を抑えて、結界を張る。
エクセレントパニックin神と魔の受難編(2)
「しかたない・・か。」
あたしは、ゆっくりと、目を開く。
あたしの瞳が金色に輝く。金色の力を使える者として。
これ、本格的に、使ったこと、ないんだけど、やるしかない!!
「リナさん!!お願いしますね!?」
アメリアは、半なき状態で、あたしに、言ってくる。
「やるしか、ないじゃないのよ?!」
あたしは、半ば、やけになって答える。
「できるだけ、こちらでも、フォーローしますので!!」
とゼラス達四人。
やがて、
「くるわよ!!」
エルの波動が、大きくなってゆく。
あたしは、皆の周りに、結界をほどこす。
その周辺に何重にも、ゼラス達が、結界を張る。
ふいに、あたりが、夜よりも、暗い空間と化す。
・・・エル・・・・混沌をよびよせたな・・・・・・。
あたし達が、必死に結界を維持していると、どうやら、向こうの様子がみえてきた。
「さて♪あんた達♪覚悟はいーわよね♪」
エルが生き生きとして、言う。
『うどわわぁぁぁ??!!』
さっきまで、エルに喧嘩吹っかけようとしてた、竜達も、ことの重大性にようやく気づいて、悲鳴をあげている。
「なんてこと、してくれたんだ(のよ)!!?」
竜王達三人の声が、聞こえてくる。
「安心なさい♪あっさりは、消滅させないから♪楽しませてよね♡」
とエル。
・・・・・なんか、Dの時のこと、思い出しちゃった・・・あたし。
あの時も、たしか、こんなだったよ~な・・・・。
『うどわあぁぁ!!』
『うわー!!』
悲鳴がこだましている。
エル様~!!お願いですから~・・!!」
とSと姉ちゃんの泣き言も聞こえてくる。
「却下♪」
エルは、あっさりと返事してるが。
「え゛?!スィーフィード様?!生きておられたんですか!?」
エルに頼み込んでる姉ちゃんは、どうやら、気配を隠してるどころではないらしく、あっさり、気配を開放してる。
それに、気が付いて、竜王達は、驚愕するが。
「それどころじゃないでしょ?!」
と姉ちゃん。
「そうそう!!」
とS。
どうやら、Sのヤツも、気配を隠しては、いない。
ま・・まあ、力・・抑えてたままでは、これ・・・どうにも、できないからだろーが・・・。
でも、抑えてなくても、どうにも、出来ないのも、事実であるが。
さすがに、Sの魔王の気配にも、気が付いて、一瞬、魔王に喧嘩をしかけようとする地竜王。
だが、・・・・それどころでは・・・ない。
どうにか、Sと姉ちゃんは、必死になって、エルのご機嫌をとっている。
う゛あ・・・・な・・なんか・・・あわれ・・・・。
あたし達は、結界を張りながら、同情しているしかなかった。
おや?
・・・・ああああぁぁ~!!!
結界の・・エルの張った結界の外は、外でとんでもないことになってる~??!!
ふと、精神世界面を視たあたしは、とんでもないことに気が付いた。
・・・・・・・・竜王三人、全員の気配が、エルの結界の中にいる為、外では、掻き消えているのである。
それに、気づかない、他の竜や、エルフ達ではない。
もう、大騒ぎ状態である。
中には、胸騒ぎを覚えた、ミルガズィアさん等は、カタートへと、出向いているし。
そして、魔王の封印が、解かれているのを発見する。
すぐに、その情報は、あっという間に、広がってゆく。
おいおいおいおいおいいぃぃぃ!!!!
・・・・・はやく、これ・・・どーにか、しないと・・・大変なことになるな・・・。(汗)
しかも、魔王腹心三人の気配まで、していない。
外では、完全に下級魔族たち等が、やりたいほ~だいに暴れているし。
「・・・・ね・・ねえ・・・。あたしが、手助けするから・・・せめて・・・下っ端だけでも・・・・。止めてくんないかなー・・・。」
あたしは、ゼラス達に向かって言う。
エルの力をつかえば、結界の外・・・
エルが張ってる結界の外にも、伝達は、できるはずである。
『たぶん、聞き耳持ちませんよ』
三人の声が重なる。
彼らにも、外の様子は、あたしが映像として、映し出したので把握はできてるよーだ。
そんな、あたし達のやり取りなど、なんのその。
未だに、エルは、うきうきとして、姉ちゃん達をいじめている(?)し・・・・。
「ま、食事でも・・・。」
完全に、現実逃避に走るゼラスとダルフィン。
食事をいつのまにやら、用意して、
貴方たちも、たべません?多分・・・と~ぶんじゃないですよ。これ・・・。」
と言う彼女達。
「それも、そうですね。」
納得するアメリア。
「ご飯だ!!」
ガウリイは、喜ぶ。
「腹が、へっては、戦はできない・・か。」
とゼル。
あたし達は、やがて・・・またもや、全員で、完全にと現実逃避に入るコトに賛同する。
・・・・・そーでも、しないと、本当に、神経がまいるし・・・・・。
やがて・・・一日が過ぎるかなーと言うころには、もはや、外では、完全に世界中でパニックが起こっていた。
中では、まだ、エルのお仕置きタイムが続いている。
何しろ、主だった竜達の戦力といえば、あと、残っているのは、地竜王の部下だけなのである・・・。
あとの、水竜王の部下の黄金竜は、かつての降魔戦争にて、ゼロスが、壊滅さしてるし。
火竜王の部下の黄金竜は、闇を撒く者との戦いで、全滅(一人を除く)してるし。
さらに、天竜王の部下にいたっては・・・・この騒ぎの原因である。
エルに喧嘩ふっかけるなんて・・・・。
ゆえに、外では、エルフが開発した、武器(ゼナファアーマー)が、暴れ周り、
メフィは・・・生き生きとして、破壊しまくってるよーだが・・・。
竜達のレーザーブレスが飛び交い・・・・。
人間達・・・特に、何の力もない人々はいい迷惑である。
って・・そんなに簡単な問題じゃ・・ないか・・・(汗)
竜など、たかが、伝説とあなどっていた、人々も。
魔族など、たかが、伝説と言っていた人々も。
もはや、目の前の真実にどう、対処していいものか、悩みまくっているよーだ。
そして・・・・よかった!!
声まで、映し出してなくて!!あたしは、本気でそう思った。
セイルーンなどでは、国民に、耳栓をくばり終えたのか、超特大メガホン(声拡大機)を使って、なにやら、ながしている。
他の国でも、同じく。
耳栓してない、人々は、ばったりと倒れていっている。
・・・・・・何を流しているかわ・・・・・分かるだろう・・・・(汗)
逆に、エルフや、竜などは、それをきいて、大うけしているよーだが・・・。
「・・・・あたし達も、いまのうちに耳栓・・・作っときましょっか・・・・。」
あたし達は、その映像をみながら、耳栓を作ることに、決定した。
二日目・・・まだ、エルはやっている・・・・。
三日・・・四日・・・・。
い~かげん、お風呂に入りたくなってきた。
と、いっても、ちょーど、一つの温泉宿が、結界の中にあったので、あたし達は、そこに移動してたりするのだが。
で。
温泉宿に結界を張っているのだ。
「や~・・いーお湯・・。」
「ほんと~・・。」
あたし達は、完全に、現実逃避まっしぐら・・である。
そして・・・それが、約1週間以上は続くのであった・・・・・。
-神と魔の受難編終了ー
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あとがき:
さてさて♪よーやく、神と魔の受難編も、終了なのです♪
今回は、リナさん達は、こられてませんし♪
まだ、現実逃避に走っています。エル様、ただ今、お仕置きタイム中ですし♪
さーて、次は、世界パニック前編です♪
もー、すでに、世界中がパニックになってますが(笑)
さてさて♪
では、次回でお会いしましょう♪では♪
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