前回までのあらすじ:
リナ達は、アメリアの新婚旅行に便乗(?)して、またまた、外の世界にいくことになった。
同行するのは、ゼラスにダルフィンにゼロスにエル樣。
ゼルにアメリアにリナにガウリイ。さてさて、こんどは、なにが起こるかな♪


       エクセレントパニックinダークブレス編・1


セイルーンを出発して、そろそろ、七日が過ぎようとしている。
リナ達は、あいかわらず、船の設備のすごさに、毎日が楽しいようだ。
やがて、目的地が見え始める。
「あーあ・・・。もう着いたのー。」
ちっ、残念。
「また、この船、乗せてくださいね!!エル樣!!」
とアメリア。
「とーぜん♪いつでもいーわよー♪」
エルが言う。
「で、どうするんですか?上陸したあと・・・この船・・・・。」
とゼル。
「持ってくに決まってるじゃないの♪」
・・・・・・・?
どうやって?
やがて、大陸に近づき、あたし達は、船を降りた。
全員が、降りたところで、エルが、パチンと指を鳴らす。
と、船が、みるまに、小さくなり、水晶の中へと入った、オブジェとなった。
・・・・・なるほど。
これなら、かさばらずに、どこでも、持ち運べると言うわけか・・・。
・・・おや?
上陸した町の人々が、なにやら、驚いてるみたいだが・・・・。
なんでだろー・・?
・・・・・・・もしかして、ここも、魔法がない・・・・とか?
「・・・・・あんたら・・・・・何者だ?ま、まさか、ヤツらの仲間じゃ、ないだろ~な・・。」
ひとりの人間が言ってきた。
・・・・・?奴ら・・・・?
「奴らって?」
ダルフィンが聞く。
「・・・・・・闇の祝福の信仰者じゃ、ないってことだ。」
と言う町の人。
だんっ!!!
「闇を崇拝する不貞な輩!!このアメリアが、天に代わって成敗します!!そして・・」
バコッ!!!
アメリアが、いきなり、ハイテンションになり、演説を始める。
が、さすがに、ゼルにしばかれた。
「いきなり、ゆーな!!こんなとこまで来て!!」
とゼル。
「うううー!!痛いですー!ゼルガディスさんー!!」
アメリアが頭を抱える。
「あ、気にしないで。この子、正義おたくのヒーロー好きなこだから・・・。」
あたしは、あきれ返っている、町の人達にとりあえず、説明をしておく。
・・・・・・・・・・・・・。
しばし、沈黙・・・・。
「ど・・どうやら、違うみたいだな・・。どこから来たんだ?お前達。」
聞いてくる町の人達。
「魔海から。」
「郡狼の島から。」
「セイルーンからだ。」
「ゼフィーリアよ。」
口々に言う、ダルフィン、ゼラス、ゼル、あたし、の四人。
「あたしは、面白いから、降りてきてるだけ♪」
エルも答える。
「・・・・・・聞いたことないな・・・」
不思議がる人々。
「えーと、ですね。北の方の魔族の元結界って・・知ってます?」
とゼロス。
「・・・・?ああ、あの伝説の・・。と、いっても、なんでか、最近、伝説じゃないってことが、わかったらしいがな。
  結界が消えて、行き来が可能になったらしい。」
と言う人。
「そこから、来たんですよ。僕達・・。」
とゼロス。
ま、嘘ではないな。
エルは別として。
「ほ~。あんな遠くから・・・。一体なんで?」
「暇つぶし。」
あっさり言うエル。
「新婚旅行です!!」
元気に答えるアメリア。
「・・・・付き添いです。」
「・・・・・同じく・・。」
あたしと、ゼラス達も答える。
「新婚旅行!?誰と誰が夫婦なんだ!?」
好奇心が起こったのか、きいてくる。
「リナとガウリイが夫婦♪アメリアとゼルガディスが夫婦♪で、ゼラスとゼロスは上司と部下♪ダルフィンはゼラスの同僚♪」
エルが面白そうに、説明をしてたりするけど。
「じゃ、貴方は?」
さらに、突っ込んでくる町の人。
ああああー!!そこっ!!つっこむなー!!んなことー!!
「あたし?あたしは、最高上司♪」
・・・・ほっ・・・・・。
そ~言う説明ですんだか・・・。
良かった・・・・。
「最高上司?」
さらに突っ込む人。
「そ♪全部の世界や、そこにあるすべてのね♪」
・・・・やばい・・・・・。
話が・・・・やばい方向に・・・・・・。(汗)
「エエエル様!!!それより、このまま、ここに突っ立ったまま!!というのも、何ですから!!どこかで、食事でもしましょう!!」
ゼロスがあわてて言う。
ゼ・ロ・ス♪ナ~イス♪
「それも、そうね♪じゃ、いきましょっか♪」
エルが答えて、歩き出す。
「・・・・ほっ。助かった~・・・。」
つぶやいているゼロス。
・・・・ほんと、助かったわ・・・
・・・エルの興味が他に向いて・・・・・
やがて、一件の食堂に入る。
ここのお金は、食堂に入る前に、どこかのお店によって、オリハルコン売って、調達している。
「ここの名物はなっにかな~♪」
あたしは、メニューを物色している。
あたし達のところと、多少、文字が違っているよーだが。
精神世界面で、文字をみると、すんなり、読めたりするので、さして、たいした問題ではない。

そして・・・・。

「あ゛ー!!がうりい!!それ、あたしのー!!!」
「なんの!!では、これで!!!」
いつもの、お決まりの、食事争奪戦が始まった。
「いつ見ても、面白いわねー♪この二人♪」
エルは、完全に観客にまわっている。
アメリアとゼルは、あきれつつ、
『いつものことだ(ですね)。』
といって、食事に専念している。
食堂の人達は、そんな、あたし達をみて、ただ、食事をするのも忘れて、ただただ、ぼーぜんと眺めてたりする。
「なかなか、おいしい、感情がでてますね♪」
ゼラス達は言う。
どーも、多少の怯えの感情も、混ざっているよーだ。
この食堂の人達は。
「感情ばかり、食べてないで、あんた達も食事しなさいよ♪」
エルが言う。
そんな、エル達の会話も聞こえずに。
あたしが、よーやく、おちついたのは、合計四十人前を平らげたときだった。
・・・・そーいや、ここ最近・・・・なんでか、すぐ、お腹すくよなー・・・・。
ま、考えないでおこうっと・・・。
・・・・・。
やっぱ、寝不足なのも、あるのかな~。
あたしは、じと目でガウリイを見る。
「んっ?どうした?リナ?」
ガウリイがあたしの視線に気がつく。
 「・・・・別に~・・」
あたしは言う。
せめて、毎晩は、やめてくれ。
ガウリイ・・・。
「さて、じゃ、行きますかね♪」エルが促す。
「とりあえず、どこに行く?」
あたし達は、行き場所を決める為に話し合いに入った。
すると・・・・。
『オーガだー!!オーガが攻めてきたー!!!』
外から、声が響いてくる。
「ちっ、しゃーない、いこっか。」
あたしは、そとに出てゆく。
「あら~。このあたしの遊びを邪魔するなんて・・・♡な~んて、悪い子なんでしょ~ね~♪」
エルが、くすくす笑いながら言う。
『ま、まさか!!!』
あたし達、全員の声が重なった。
・・・・・・・・・・・そのまさかだった・・・・・・。

全員、冷や汗&フリーズ状態・・・・・。

エルの力で、次々とあっさり、一瞬にて、消滅してゆく(無に帰る)オーガ達。
・・・これ、どー説明しろっちゅうんじゃい!?
町の人間達に・・・・(汗)

一時の間をおいて、町の人達が、正気に戻る前に、あたし達が、町をでたのは・・・いうまでもない。

しかたない・・・・ぼちぼちといきますか・・・・。
次の町へと・・・・・。
そして、あたし達は、次の町で、面白い人間達とであうのだが。
だが今のあたしは当然そんなことは知るはずもない・・・・


                                           -続きますー

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まえがき:
こんにちは♪
えー、ここからは、作者の別の話「風の吹くまま」のキャラがでてきます♪
で、つぎの編が、「夜を渡るもの」のキャラが出てきます♪
それぞれの世界、リナの世界の中の出来事として、とらえてみました♪
・・・・分からない人は、作者の「0Pハンター」の文庫本か、ハードカバー本を読んでくださいな♪(他人まかせ)
ではでは、第五編♪ダークブレス編♪いっきまーす♪


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あとがき:
  かお:さーて!!今回のゲストは今回登場予定のはずだったキース=クラウドさんと、
      魔道士クラウスさんと僧侶マリィさんです!!
  エル:あらら♪あんた達ー♪面白いコンビの三人組みね♪楽しませてもらってるわよ♪あんた達にも♪
 キース:?誰だ?この金髪美人のねーちゃん?
  かお:あああー!!キースさん!!そんな口きいたらいけませんー!!!
  エル:んっふっふっ。いー根性してるじゃない?あんた・・・。
(エル様、いきなり、大鎌を手に出現させる。)
 マリィ:すっごっーい!!どーやったんですかー!!それっ!!
(マリイ、エル様がいきなり、鎌を手にしたことに感心?している。)
  エル:あら♪こんなことが珍しいの♪
  かお:(ほっ・・。どーやら、すこし、機嫌が直られたようで安心・・・。)
クラウス:で、失礼ですが、貴方様は?
  エル:そっれはねー♪ひ・み・つ♪
        だって、今、教えたら、あとが、面白くないからねー♪
  かお:・・・・・また何か、たくらんで・・・もとい!!なにか、されるんですか!!?
  エル:まっねー♪
  かお:・・・・キースさん達、・・・・消滅しないように祈ってますので・・・・頑張ってくださいね・・・。
マリィ&キース&クラウス:・・・・?どーいう意味ですか?
エル:あんたは、いらないことを言わないの♪
ザザザザクゥゥゥゥゥ!!!!(エル様の鎌につかまるかお。)
エル:さーてと、うごかない、こいつは、ほっておきましょ♪
三人:(怯え・・・・)
エル:さて、と♪では、次は、ダークブレス編第二話です♪こいつ達三人も、登場しますので♪では♪

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