こんにちは♪前回、ちゅーとはんぱなとこで区切っちゃいましたが、もろに、前回のつづきです。ではでは。
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エクセレントパニックinゼフィーリア編・2
――赤竜の剣。それは、赤の竜神の騎士が持つと言われてる、伝説の剣。
でも、実際は、そうではなくて、赤の竜神・スィーフィードの武器らしい。
魔王の武器『餓骨杖』と同じである。
姉ちゃん、その身に赤の竜神スィーフィードの力を宿してるせいもあって、赤竜の剣をやすやすと使いこなしているのだ。
・・・しかし、人間相手に、これ、使ってるのみたことないぞ・・あたし・・。
あたしの時は以前、使ってきたが・・あんときは、死ぬかと本当に思ったもんね・・・。
「ガウリイ!姉ちゃん!!」
あたしは、叫びつつ、ガウリイの方へと向かう。
どきんっ!!
一瞬、あたしの心臓がはね上がる!!
ガウリイ、怪我してるし!!!
「まってて!!いま、回復を!!」
急いで、リザレクションをかけるあたし。
・・・よく、冷静にあとから、考えると、リカバリィでよかったていどの怪我だったが・・・。
「姉ちゃん!ナにやってたのよ!ガウリイ、死んじゃうじゃない!!」
あたしは、姉ちゃんにくってかかる。
・・よく、やったよなー。
あとで思い出すと恐ろしいが・・・。
「くくくくっ!理奈、あんた何で泣いてんの?くくくくっ!」
姉ちゃんが笑う。
誰が泣いてって・・・・あれ?本当だ。なんであたし、泣いてるんだろー?
「くくくくっ!ま、いいわ。ガウリイ。あんた、合格。」
姉ちゃんが言う。
ガウリイがぱっと笑顔を見せる。
「・・・・合格?」
あたしは、不思議がる。
何か、試してたみたいだが・・・姉ちゃん・・・一体!?
「さて、じゃ、家に帰りますか・・ね!!」
姉ちゃんの一言で、あたしは、ガウリイを連れて実家に帰ることにした。
一応、ガウリイの紹介を父さん、母さんにして、全員で夕食を食べ、食後のお茶を飲んでるとき・・
ガウリイがいきなり言った。
「リナと結婚させてください!!」
ぶひっ!!
ごほごほごほごほっ!!!!!!
あたしは、思わず、お茶を噴出し、むせこむ。
「どうぞ、どうぞ♪」
言ってる母さんに、
「リナもようやく、結婚か!いや、めでたい!」
言ってる父さん。
あたしは、未だにむせている。
「ガウリイなら、いいわ♪何せこの私の力試しに十時間もった人っていないしね♪
それに、赤竜の剣、使わせた人間ってのも、初めてだし♪ということで、ガウリイは、リナの夫に決定♪」
姉ちゃん。
・・・・・十時間もやってたのか?あれ?・・・・・。
よく、死ななかったなー、ガウリイ・・・・・・・。
あたしは、再び、むせこんだ。・・・姉ちゃんが決定(承諾)したということわ・・・・。
・・・・逃げられない。
逆らったら間違いなく殺される・・・・。
くっそー!
ガウリイのやつ、やっぱ全部分かってて、あたしの実家に行く!なんていったな!!
むせこむあたしを無視して・・・・・。
いつの間にか、姉ちゃん達は、結婚式の日付まで決めていた・・・。(泣泣)
その夜、ガウリイが、あたしの部屋へとやってくる。
「リナ・・・。」
ガウリイが何か言ってくる。
何考えてんだか!こいつっ!!?
あたしは、後ろへ退り、・・・・ベットにつまづいて、倒れふした・・・。
―― 二日後。
一日半ぶりの食事・・もとい、夕食を食べてると、姉ちゃんが一言。
「リナ♪ガウリイ♪あんたら、とりあえず、これ、やってきて♪」
姉ちゃんより、手渡されたのは、数十件とあるデーモン討伐依頼。
「私、バイト、忙しいのよねー♪」
姉ちゃんのその言葉に・・・・むろん、断れる分けもないのであった・・・
「よっし!次!」
あたしとガウリイは姉ちゃんの代理(?)で、デーモン討伐隊に加わった。
が、あたしとガウリイだけで、ものの数分もしないうちに、あっさり倒れるデーモンたち。
城の兵士や魔道士達は、立場がないのか、ぼーと突っ立っているだけである。
ともあれ、最後の一件を残すのみ!!
といっても、これが、一番やっかいな気がするが・・・。
それは、ゼフィーリアの国境近い、ある村で起こっていた。
なんでも、デーモン達が、次から次へとわいてでて、村人を殺すわけでもなく、いたぶっているらしい。
あたし達が城の討伐隊と村へついたとき、お昼近かった。
・・まーいるわ。いるわ。
・・・一体、何匹いるんだろー。?
「気をつけろ、リナ。三人(?)いるぞ・・。」
とガウリイ。
「みたいね・・・。魔族が三人ほど・・・ね。」
あたしは言う。
「ほほおう。我らの気配に気づくとは、なかなかやるな、人間ふぜいが。」
唐突に、虚空より出てくる二人の男と一人の女。
ど~みても、どっかの村人A・B・C・という所である。
「ふっ。あんたらみたいな下っ端に人間ふぜいなんて、言われたくないわねー。」
あたしは、完全に馬鹿にした口調で言う。
「何を!ならばっ!!」
言って、つっかかってくる、三人。
どーでも、いいけど、結界ぐらい張れよな・・・こいつら・・・。
兵士達はただ恐れて固まってるし・・。魔族に慣れてないのかな!?
・・・慣れてるあたしの方が、へんなのかなぁ?
「ラグナ・ブレード!!」
あたしの手にした闇の刃であっさりと滅び去る一人の魔族。
「!その呪文は!?もしや、お前!『リナ=インバース』かっ!!」
女の魔族が叫ぶ。
「それが、どーかした?」
『逃げるぞ!!』
声をハモらせ、デーモン達を引き連れて、逃げ出そうとする魔族の二人組み。
お゛い・・・・・。
「ちょっとまてー!!あんたら!!そんなコトしたら、滅ぶんじゃないんかい!?精神ダメージを受けて!!!」
あたしは、叫ぶ。
「その心配はない!!赤瞳の魔王様より、リナ=インバースは人間とみなさなくていい!!と命令が下っている!ダメージにはならん!!」
・・・・・・お゛いお゛い・・・・・。
「ちょっとまたんかい!何それ!!」
あたしがわめくと、
返ってきたのは以外な返事。
「なにそれ!もない!赤瞳の魔王様2/7も滅ぼしたあげくに!冥王樣や、魔竜王様まで滅ぼして!
おまけに、覇王樣まで、倒したのはどこのどいつだ!!?」
「それこそまてー!魔竜王を滅ぼしたのは冥王でしょーが!それに、冥王が滅んだのは、あいつの自業自得!!」
あたしが、彼らに向かって、叫んでいると、
「なー、リナ。どーでもいいが、兵士達・・・お前に対して・・怯えてるぞ・・・。」
ガウリイが言ってくる。
見てみると、いつの間にやら、あたしから離れ、
魔族を見るような目で全員あたしを見ている、兵士や、その他の人々・・・・。
「ちょっとー!あんたたちねー!!」
兵士達は全員震えている。
「おやおや♡これは、リナさん♡おひさしぶりですねぇ♡」
ふいに、声がした。
『ゼロス!?』
あたしとガウリイの声が重なる。
そう、そこにいたのは、お役所仕事の獣神官ゼロス!
「ひっ!!ゼ・ゼゼゼゼゼロス様~~!!?」
わめいている男女の魔族。
「ゼロス!ど~いうことか、説明しなさい!」
あたしは、ゼロスにラグナブレードを突きつけていう。
「リ・リリリリリナさん!ラグナブレードはやめてください!お話しますから!!」
あわてふためくゼロス。
「ふっ。ならいいわ。」
言ってあたしは、刃を無に返す。
「いえ、今回の僕の仕事なんですよ。実は今、赤瞳の魔王様直々にご命令が出てまして。
あまり、派手なことはするな。と。で、命令破った方々を処分している状態なんですよー(泣)」
冷や汗かきつつ言うゼロス。
「その命令なんだけど・・何!?あれ、本当のこと!!?あたしを人間とみなすなって!!」
「ええ。今、二人目ですね。その命令がでてるのは。
一人は、どこかにいるらしい、赤の竜神の騎士。で、もう一人がリナさん。あなたです。」
ゼロスの言葉に、
「・・・・・・ってことは、リナとリナの姉ちゃん・・ルナさんが、魔族から恐れられてるってことか・・・。・・最強の姉妹だな・・・・・。」
つぶやくガウリイ。
「・・・・・?どーいうことです?ガウリイさん?」
ゼロスは知らないらしく、ガウリイに聞く。
「・・・その赤の竜神の騎士ってルナ=インバースさんって言って、リナの姉ちゃんだぞ・・・ゼロス・・・・・」
「どええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっっ!!!!!!!!?????」
大声を出して、驚くゼロス。
と、例の二人組みの魔族が逃げようとしてるのが視えた!
「逃がすか!!」
あたしが、放った虚無の矢に突き刺さり、あっさりと滅び行く。
「え・・・・ええと・・・・・。」
何やら立場のなさそうに、ぽつんとぽりぽり顔をかきつつ、たたずむゼロス。
「それはそーと!ゼロス!魔王を滅ぼしたのは事実だから、認めるとして!!
何だって、冥王や、魔竜王まで、あたしのせいになってんのよ!!」
「でも、実際、リナさん。関わりがあるでしょ?」
のほほーんと言うゼロス。
「あんたらが、あたしを利用したんでしょーがー!!!それに、冥王が滅んだのは、彼女に攻撃なんかするからでしょーに!!!」
「でも、あの御方、この世界に召喚したのは、リナさんですよ?」
しれっと言うゼロス。
ぷぷぷちっっ。
「・・・・ほほおおう・・。そーいうことゆーわけ!?このくそ神官!!覚えてなさいよ~!!!」
闇よりも暗きもの、夜よりもなお深きもの、混沌の海・・・・」
あたしは、呪文を唱え始める。
「そっ!それは!!重破斬(ギガスレイブ)!!リ・・リナー!やめろ~!!」
ガウリイがあたしを後ろから、抱きしめる。
「離しなさいっ!ガウリイ!!一発お見舞いしてやる~!!!」
「よせって!!」
「離しなさいってば!!・・・・ヴッ!!!」
ーちゅっ・・・。
「おおおおおぉぉぉ!!」
どよめきが起こる。
「・・ばっ・・・ばかっ!!何すんのよ!!!」
あたしはガウリイを突き飛ばす。
「い~じゃないか。結婚するんだから。」
しれっと言うガウリイ。
「へえ♪それはそれは♪オメデトウございます♡リナさん♡ガウリイさん♡じゃっ、僕はこれで♪」
ゼロス、どさくさにまぎれて逃げようとする。
空間に入りこんだ所を、あたしは捕らえた!!
「ひでぶっ!!?」
空間より引きずり出されるゼロス。
―あ、らっき♪あたしも精神世界入ることが出来るみたい。
姉ちゃんみたいに。(笑)
「ま~だ、話は終わってないでしょ~が!!!」
「・・・・リナさん、何で精神世界に入ってこれるんですか~(泣)」
涙をだくだく流しつつ言うゼロス。
「姉ちゃんも出来るからでしょ!!」
あたしは、きっぱりと言い切る。
「・・・・・・・・・・・・・。」
ゼロスは無言になった。
しばらくの後。
「ど・どうやら、この件も片付きましたのですし、我々は、城の方へと戻りますです!!」
今まで、固まってた、兵士達が、その上の人の一言で、蜘蛛の子を散らすように、戻っていった・・・。
あたしの方は、とりあえず、ゼロスからコトの起こりを全て聞き出し・・・・。
やっぱむかつくっ!何であたしがそこまで言われねばならんのだ!!?
ゼロスいわく、
『リナさんにも、ちょっかいを出すな。と命令が出てます。
絶対に滅ぼされるか、倒されるかの、どちらかになるので・・・僕らも不景気なんですよ・・・。』
といってたが!!!
そりゃー、このあたしに喧嘩売ってきたら、速攻返り討ちあるのみ!!
と思うが・・・・。
あ~!!!
やっぱむかつくーー!!!
やがて、ゼロスは、報告に戻るから、と獣王のトコに帰っていった・・・。
-続きますー
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あとがき:
ふいー。つかれた・・。入力・・・。
なんで、ディスク保存できないか、よーやく判明。
なんか、作業がいるらしー。CDディスク。・・いつになったら、できるだろー?
いや、それより、FPディスクドライブの購入がさきだな・・・。
本体保存だと、4~5までしか、保存、できないし・・・。
さて。関係ない話はおいといて。と。
あらためまして。こんにちは♪
これ、前回投稿した、闇とリナににてる!と思った方。そのトウリです。(まて)
ほとんど、一緒に書いてたので、この話。
きがついたら、似たよーな話になっていました。ははは♪(笑ってごまかす)
ま、あちらは、本編ののりで。こちらはスペシャルののりで。かいてるんですがねー。
さてさて、よーやく、次の話であの御方登場できそうです。
・・といっても、まだ、6ページも先なので、頑張って打ち込みます。
ではでは。
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