ドライブDはきちんとエラーチェックとかできるのに。
どうしてドライブCになるとエラーチェックはできないわ。
はたまた、最適化すらできないか・・・・。
どうもウィルスバスター導入してからパソコンが不安定・・・。
「システムが不安定、またはヒジー状態になってます。」
といつもでて、強制終了すら受けつけなくなる・・・・。
・・・・・・・・空き容量はまだまだあるのに・・・・・しくしくしく・・・・。
とりあえず、デオデオさんにいってみて、メモリ増やしてもらおっかな?
そーしたらできるかも・・・・・くすん・・・・。
何はともあれ。
トリの足をふたつ、ぱくぱくたべて少しばかりむなやけしている私です(まて!
さって・・・・打ち込み・・・・。
でも打ち込みしてたらまた時間が日付超えるなぁ(しみじみ・・・・
  
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        狭間の選択     ~覇王将軍シェーラ~
   


  「それで?ミルガズィアさんたちは、いったいどうされていたんですの?」
  まったくルークの言葉を無視して。
  ミルガズィアたちにと質問をしているミリーナ。
  そんなミリーナの言葉にしばしいじけているルークがそこにいたりするけども。
  「そういえば、どうされたんですか?」
  とりあえず聞いているジェイド。
  まあ、こう立て続けに魔と出会えば、どこか吹っ切れる、というか。
  何というか、ともかく、開き直ったというか。
  まあ、父親が魔にさせられていた、という事実は。
  逆に彼を使命感にと沸き立たせていたりするこの現実。
  そんなミリーナとジェイドの言葉に。
  「ああ、どうってことはない。おそらく貴殿たちと同じだ。
   私とメンフィスもまた異空間に招待されて。
   魔族たちの歓迎を受けた。人の形をしたものが十体ほどはいたか。」
  なにげにさらりとそんなことをいっているミルガズィア。
  魔族は、その力の大きさから、よりよい力をもっているものほど。
  完全な人形をとることができる。
  いや、しいていうなれば、どのような姿形も成すことができる、といったほうが正解であろう。
  「って、十体って…」
  そんなミルガズィアの言葉の意味を理解し。
  少しばかり顔色を悪くしているミリーナ。
  まあ、好きで詳しくなったわけではないが。
  リナたちとかかわってから、こう魔族がらみの事件に遭遇すれば。
  いやでもそのあたりのことは詳しくなる、というか、
  彼女の性分から、詳しく調べて、そのあたりのことはミリーナとてすでにもう理解している。
  「つーか、あんたらよく突破できたな…」
  まあ、ミリーナに無視されるのは今に始まったことではないので。
  すかさず復活して、そんなことをいっているルーク。
  まあ、彼らしい、といえばそれまでであるが。
  そんなルークの言葉に。
  「うむ。メフィがいきなりゼナファの完全装甲で暴れはじめてな。
    驚いた魔族たちが統率を失ったところを確固、撃破した。」
  さらっと何でもないようにいっているミルガズィア。
  「…というか、それって魔族のほうが驚いたんじゃ?」
  「まあ、変なよろいをつけたエルフがいきなり白い巨人もどきになって、
   そのまま暴れれば…魔族でなくても驚きますよ。ルーク。」
  そんなミルガズィアの言葉にぽそりとそんな突っ込みをいれているこの二人、ルークとミリーナ。
  このあたりの息はかなりあっている二人なのではあるが。
  「とりあえず、問題は。後残りはおそらくシェーラと。
   あと、国王になってる覇王ね…」
  いいつつ、軽くため息をついているリナ。
  「というか、別にエルさんに差し出すいけにえ、探すのはいいけど。
    人間世界を混乱させてほしくないわね…」
  さりげにさらりとそんなことをいっているリナ。
  「…おじ様?『生け贄』って?どういう意味なのでしょう?」
  そんなリナのつぶやきを捕らえてミルガズィアにいっているメフィ。
  だらだらだら。
  「と、とにかく、先をいそぐとしよう。」
  無表情のまま、表情ひとつ返ることもなく、といっても、かなり動揺しているのが、
  その額から流れ出ている冷や汗の量で、判断できるが。
  そのまま、そのことには触れずに。
  すたすたと先にと進み始めているミルガズィア。
  

  結局のところ、足手まといになる。
  というか、自分たちでは太刀打ちできないと、ようやく判断し。
  そのまま、リナたちにこのたびの一件をまかし。
  各自、それぞれにと怪我をした兵士たちはそれぞれ、回復などにとあたりつつ。
  そんなこんなで、謁見の間の先に続く執務室に続く長い廊下。
  そこを歩いているのは、今はもう、リナ、ガウリイ、ルーク、ミリーナ、ジェイド、そしてアルス。
  そしてミルガズィアとメンフィス。
  彼らのみ。
  アルスは、リナとガウリイが先ほどいった言葉を信じられなく、
  国王の安全を確かめる、というそんな使命感のもと。
  リナたちにと同行していたりする。
  ジェイドからすれば、シェーラをどうにかするのは、もはや今は亡き父の遺言。
  そのようなものでもあり、そしてまた、その地位を剥奪されたとはいえ、
  仮にも王宮騎士、その誇りの元、シェーラの元にと赴いている今の現状。

  ルグォォ……
  あたりに響き渡る、とある声。
  「…悲鳴?」
  その声をききつつ、小さくつぶやいているミリーナ。
  「風の音じゃねーのか?」
  そんなミリーナにといっているルーク。
  だがしかし。
  「うむ。うめき、というよりは遠い悲鳴だな。」
  「ですわね。キミの悪い声ですわ。」
  そんな会話をしているミルガズィアとメフィ。
  「…ディルス王のうめき…」
  ぽそりとそんなことをつぶやいているジェイド。
  「…あ、でも単なるうわさですけどね。
   どこにでもある怪談のひとつ、というやつですよ。
   昔の国王が魔族ののろいで今もどこかに閉じ込められていきている、とか何とか…」
  そうつぶやくジェイドの言葉に。
  「…そのうわさは真実であるがな…」
  そういうアルスの顔色はどことなく悪い。
  この声はいつ聞いても気分が悪くなる。
  そんなことを思いつつ。
  「…でも、声が二つ、聞こえているのは、なぜですの?」
  ぴたっ。
  そんなメフィの言葉に思わず足をとめている、ミリーナ、ルーク、そしてアルスこの三人。
  「確かに、声は二つ、しているな。」
  そんなメフィの言葉をさらに肯定しているミルガズィア。
  「…ま、すぐにわかるわよ…」
  「つーか、屍肉何とかってやつ、今のここの国王がかけられて。
    同じ部屋にと閉じ込められてるから二つに聞こえるんじゃないのか?
    というか、同じ部屋に二つの気配が視えるし。」
  さらり。
  スパパァン!
  さらりと、何でもないようにと言い放つ、そんなガウリイの脳天を。
  思いっきりリナの懐から取り出したスリッパ攻撃が炸裂する。
  「だからぁぁぁ!あんたは、そーいうことをさらっというなぁぁあ!
   時と場合を考えなさいよね!」
  そんなガウリイに思わず怒鳴っているリナ。
  「「…お゛い゛(あの)?」」
  そんなリナとガウリイに思わず突っ込みをいれているミリーナ、ルーク、そしてミルガズィアとメフィに。
  「「……な゛!?」」
  その言葉に顔色をざっと変えて絶句しているアルス。
  そしてまた。
  それって…あのうわさは…
  などとおもいつつ、こちらもまた顔色の悪いジェイド。

  今から、約二十年ほど前のこと。
  この国の当時の国王、ディルス二世国王。
  またの名前を英断王。
  その英知と武力にと優れていた、といわれているその当時の国王は。
  無謀にも、二千人以上の軍隊を引き連れて、カタート山脈に侵攻し…
  そして、誰一人として戻ってきたものはいなかった。
  という話は、もはや、子供でも知っている出来事。
  だがしかし、それに続くうわさが、またひとつ。
  -実は国王は戻ってきて、しかも死ねない肉の塊となり、
    城に戻され、ディルス城の城のどこかに幽閉されている。
  というそのうわさが、まことしやかに、流れていたりする。
  事実。
  そのうわさはうわさなどではなく、真実なのではあるが……
  

  「とりあえず、シェーラがあいて、となると…な。」
  いいつつ、自分の剣をすらりと抜き放ち。
  ある呪文をその剣にと封じ込めているルーク。
  「あ、ジェイドさんにアルスさん、二人とも、剣だしてくださいな。」
  そんなリナの言葉に素直に剣を差し出しているこの二人。
  そして。
  「黒妖陣(ブラスト・アッシュ)」
  アルスにはその術を。
  そしてまた。
  「アストラル・ヴァイン!」
  ジェイドの剣に魔力を込め、その切れ味を上げているリナ。
  まあ、相手はシェーラ。
  自分の身は自分で守ってもらわないと。
  はっきりいって、リナやガウリイにとっては。
  ただのあまり力をもたない人間がいる、ということ自体で。
  かなりの足かせとなるがゆえに。
  まあ、この二人が全力ですれば、いともあっさりとカタはつくであろうが…
  「とりあえず、説明しておくわね。これって一定範囲。
    大人が両手を広げたよりちょっと大きい程度の空間を飲み込んで発動する術だから。
   味方が近くにいるときにはこの術、発動させないように。今剣に呪文を封じ込めましたから。」
  本来ならば、神聖魔法のひとつでも剣に封じ込めたいのはやまやまであるが。
  はっきりいって、彼らの魔力容量では、それを発動すらさせることもできない恐れは大。
  というか、それを扱う技量が伴ってないのは、見ただけでリナは瞬時に判断できる。
  「あ、ああ、わかった。」
  言外に、自分の身は自分で守るように、そういわれているのを確信し。
  思わず剣をぎゅっと握り締めているアルス。
  ―陛下、どうかご無事で…
  そんなことを願いつつ。
  その願いはもはや、あらかじめ果たさせることもない、ともしらずに…
  「しっかし、道にまよってるんじゃねーのか?」
  そんなことをいっているルークに。
  「いや、それはない。」
  きっぱりはっきり断言しているミルガズィア。
  「確かに当人は隠してはいるのではあろうが。
   魔の気配は近づいている。われら竜族は基本的には光に俗する神族側。
   ゆえに、魔の気配には敏感となっている。」
  とはいえ、相手が完全に気配を遮断していれば。
  彼らとてそれをつかむことは不可能なのではあるが。
  「…確かに、瘴気…というか、いやな予感はどんどん近くなってますわ…」
  いいつつも、進むたびに顔色を悪くしているメフィ。
  まさか、本当にそんなものがいたら…私たちでかなうわけがないですわ。
  などと、そんなことを心の奥底で思いつつ。
  まあ、リナとガウリイの実力を知らない。
  というか、真実、かの御方とかかわりがある。
  とその目で見たわけではないゆえに、その心配はしごく当然の反応、といっても過言ではない。
  「つーか、あんたら、勝ち目あるのか?」
  前回は、あっさりと退いたシェーラではあるが。
  今回はそうもいかないであろう。
  そんなことをおもいつつ、リナとガウリイにと聞いているルーク。
  「私たちだけだったら簡単に勝てるけどね。」
  「だなぁ。とりあえず、どんな攻撃してもビクトモしない決壊でもつくって。
    エルさんの力とかそのまま無制限に使えばいいだけだし。
    リナもエルさんに直伝されて、いろいろストック増えてるし。」
  さらりと。
  とんでもないことをいっているリナとガウリイ。
  「ま、ガウリイの結界なら。エルさんか、またはあのミリーさん。
    とかいう彼女たち以外の力以外では、絶対に解除不能だろーしね。」
  「でもリナの使える、竜神の力の結界も、結構役にたつぞ?
   あれ、確か、腹心くらすが全力でやって解除できるやつだっけ?」
  「そーよ?」
  『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
  しぃぃん。
  長すぎる、と思われる、長い廊下をあるきつつ。
  そんな会話をほのぼのと何でもないようにとしているこのリナとガウリイ。
  そんな二人の会話をききつつ。
  思わず黙り込んでいるほかのメンバー。
  「あ、とりあえず、ついたみたいですわ。」
  そんな沈黙を打ち破るかのように、声を発しているミリーナ。
  見れば、謁見室を出て進むことしばし。
  彼らの目の前には。
  ―謁見室。
  そう書かれている扉がひとつ。
  「ま、とりあえず、いきましょ。」
  かるく言い放ち。
  そのまま、ガウリイにと視線を走らせ。
  ガウリイがリナの視線をうけ。
  そのまま、その手が扉にとかけられ…

  ダム!

  勢いよくガウリイによってその扉は開かれる。


  彼らの視界に入ったものは。
  普通の部屋と比べればかなり広い空間。
  そこには。
  正面には黒樫の机、机の上には書類が一山。
  そして、その机のそばには、一組の男女がたたずんでいたりする。
  一人は男性。
  年のころは三十半ば。
  その容姿と風貌からして、この国の国王、ヴェルズ国王。
  …としか傍目には見えない。
  黒い黒髪、がっしりとしたその体系。
  言い換えれば、王者の威厳をまとっているかのようなその人物は。
  だがしかし、それが人でないことは、リナもガウリイもわかっている。
  だが、その気配を完全にと隠しているがゆえに。
  ミルガズィアやメフィには、それが単なる普通の人間にと具間見えているのもまた事実。
  そして、そのそばにひざまづいて控えているのは。
  蒼い地に銀の縫いどりの礼服。
  伸ばした髪をミツアミにとまとめ、黒い長剣を携えている一人の少女。
  そして、彼らはふと扉が開いたその一瞬。
  そこにたたずむリナとガウリイの姿をみて、一瞬驚愕の表情を浮かべるが。
  だがしかし、すぐに冷静さを取り戻し。表面上は。
  「―何者か?」
  内心の動揺をたくみにと押し殺し、リナたちにと語りかけている『ヴェルズ国王』。
  そしてゆっくりと椅子から立ち上がる。
  そんな彼の言葉に。
  その場にひざまづき。
  「元、青騎士団所属。ジェイド=コードヴェルにございます。
   陛下のご意思を無視してる、突然の闖人、ご無礼、ひらに容赦願います。」
  そんな彼の言葉に続き。
  「陛下。」
  いいつつそんなジェイドの横にひざまづいているアルス。
  そんな二人をみつつ。
  「うん?アルスではないか?それに…ジェイド…コードヴェル?
   どういうことだ?アルスよ?われは汝に謹慎処分を言い渡していたはずだが?
   こともあろうに、このようなわけのわからないやからとともに、
   我のもとにと闖人してくるとは。
   それに、ジェイド=コードヴェルといえば、確かグランシス将軍のご子息の一人であろう。
   貴殿は無断で町を出奔したかどで追放としたはずであるが?」
  いかにも、本物らしく振舞うその言葉に。
  「陛下、そこにいる、シェーラ。そのものは…」
  アルスがいいかけ。
  「御衣に。されど、国の大事にいたり、禁を犯すこと承知であえて…」
  そんなジェイドの言葉をさえぎり。
  「黙れ!乱心もの!」
  いまだに演技をつつげつつ、そんな声をだしているシェーラ。
  この場にいるのは、リナやガウリイだけではない。
  まだ、気づかれるわけにはいかないのだ。
  得に、この国のものである人間には。
  この方の存在を。
  そんなことを思いつつ。
  「先ほどよりの城での騒ぎ。おぬしらの仕業であろう!
    狙いは何だ!?まさか陛下のお命か!?」
  いかにも、騎士のごとくにそんなことをいっているその女性-シェーラ。
  「シェーラ殿。私は陛下にお話があってまいりしまた。」
  そう毅然と言い放つアルスの言葉に。
  「黙れ!命令を無視したどころか逆に逆賊を陛下の元に近づけるとは!
   陛下、このような者たちの言葉、耳に入れる必要すらもありません。
   この場はいったんお退きください。」
  そういいつつ、『ヴェルズ国王』をまるでかばうかのごとくに立ちふさがるシェーラ。
  そんなシェーラの言葉に。
  「うむ。任せたぞ。シェーラ。期待しておるぞ?」
  そう言い放ち、そのまま、シェーラを振り向きざまにといっているそんな彼の言葉に。
  「―陛下にささげし剣にかけて-」
  いいつつ、その手をとってその甲にと口付けをしているシェーラ。
  そして、シェーラが立ち上がると同時に。
  そのまま、身を翻し、壁に手をつき、そこにあるものを軽く押す。
  と。
  ゴグン。
  鈍い音とともに、そこの後ろの壁がばっくりと開いてゆく。
  「…って、本気で逃げられるとおもってるわけ?」
  それまで、その状況をみていたリナがにこやかにと笑う。
  「あ、いっとくけど。この空間から魔が脱出すること不可能だぞー?」
  そんなことをさらっといっているガウリイ。
  そして。
  そのガウリイの言葉を肯定するがごとくに。
  そのあいた壁にと身を翻した『ヴェルズ国王』の。
  「な゛!?」
  驚愕に満ちた声が、リナたちの耳にと届き行く。
  まあ、無理もないであろう。
  その先にどうやっても進めないのであるからして。
  まるで、そう、何かの壁があるがごとくに。
  そして、ある一点にのみそれは進めるようにとなっている。
  とにかく、彼らから逃れねば。
  そんなことをおもいつつ。
  ガウリイが用意した道を彼は気づくこともなく、そのまま、
  彼の『最後の間』にと彼自身の意思で彼は向かっていっていりたするのだが。
  そんな『ヴェルズ陛下』の姿をみて。
  「「陛下!?」」
  同時に叫んで追いかけようとしているジェイドとアルス。
  あわてて、おいかけようとする彼らに。
  すっと手を横にとさしだし。
  「馬鹿!今いったらやられるぞ!?」
  などと忠告しているルーク。
  その扉のそばにはシェーラ。
  その顔色が悪いのは気のせいではないであろう。
  「さって、とりあえず、シェーラ。
    あれには後から始末つけるとして。
    しっかし、結構様になってたわよ。騎士道ぶり。
    まあ、相手が覇王だから、できる技よねー。」
  そんなシェーラに笑みを浮かべつつ話しかけているリナ。
  「…っ。アルスはそちらについた…ということね。
    まあ、感謝してるわよ。アルス将軍。
    この私を国王に引き合わせてくれたことは…ね。
    でも、もう、演技はおしまい。私には…後がないのよ!」
  そう叫びつつ、そのまま、すらりと。
  その腰にさしている剣を抜き放つシェーラに。
  「シェーラ殿…いや、シェーラ!
    貴殿が魔族だとこのリナ殿たちからきいた、それはまことか!?」
  確認の意味でといかけているアルス。
  「―答える義務はないわ。
   まったく、リルナ=インバース、それにガウリイ=ガブリエフ。
    ことごとく作戦の邪魔をしてくれるわね。
    そもそも!あなた方がいるせいで、あの方がこの作戦の実行を請け負ったも同然なのに!」
  などと悲鳴に近い声をあげているシェーラに。
  「「…作戦?」」
  その言葉に顔を見合わせているルークとミリーナ。
  「…あえて聞く。覇王将軍シェーラよ。
    …千年ぶりか?そのほうにあうのは…」
  そういうミルガズィアの言葉に。
  「ああ、あのゼロスにやられそこなった黄金竜ね。
   何?あなた方程度の力でこの私にかなうとでも?」
  そういって笑みを浮かべているシェーラ。
  それと同時に。
  ドンっ!
  「「…ぐっ!」」
  ダン!
  その気配に押され、そのまま、入り口の壁にとたたきつけられているジェイドとアルス。
  「っつ!」
  「どうやら、本性をあらわしたみてぇだな。」
  ミリーナをかばうようにしつつ、気配を少し開放したシェーラにといっているルーク。
  ミリーナは突如とうけた、その蕉木の大きさに少しばかりうめいていたりするのだが。
  「あ、ミルガズィアさん、メフィ、いっとくけど、邪魔はしないでね。」
  にこやかに言い切るそんなリナの言葉に。
  「人間なんかに言われる筋合いはありませんわ!
    というか…あなた、本気であれにかなうとでもおもってるんですの!?」
  半ば悲鳴に近い声。
  まあ、少しの開放でも、相手の力は、エルフであるメンフィスにはそれは当然知ることが可能。
  彼女の力で、いや、ミルガズィアがいたとてかなうはずもない。
  というのは、本能からもわかっている。
  わかっているがゆえに、そんな叫びをあげているメフィに。
  「後で覇王との戦いのときに活躍してもらうし。
    というわけで、今はとりあえず、・・・いくわよ!ガウリイ!」
  「おう!」
  リナの言葉に応じて。
  一歩前にと踏み出しているガウリイ。
  そして、そんな二人をみつつ。
  「というか、どうしていつもあなたたちは邪魔をしてくれるのよ!
   こうなったら、もう、私には残された道はないのよ!」
  ふと周りをみれば、どうやら誰が張ったのかはわからないが。
  とにかく、頑丈な結界が張られている。
  これならば。
  力を全力で放っても壊れることはないわね。
  などと、シェーラは思いつつ。
  「けっ。いくぜ。この前のカリ、かえさせてもらおう!」
  言い放ち。
  ルークもまた、臨戦態勢にと入ってゆく。

  シェーラとリナたち。
  戦いは、今-…

  
  
                             -続くー

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    あとがきもどき:
     薫:あり?
       まあ、シェーラは気の毒かなぁ?
       いや、一番気の毒なのは、…ジェイドか?
       ・・・・・・理解できる人はできるでしょう…
       人間、引き際も大切なのですよ。うん(こらまてや
       何はともあれ。
       次回、シェラーVSリナたち一行。
       をお送りします。
       それすんだら今度は覇王との一戦だv
       ・・・・・で、しつもーん。
       実はこのバージョン。エルさま登場としないのと。
       二つ作ってたり・・・・どっちがいーですかねぇ?
       というわけで、既得にもこれを読まれている方に質問してみたり。
       意見の多かったほうでそっちいきますvあしからず。
       期限は、次の次を打ち込みするまで。
        んではではv

       (打ち込みしてたらクリスマス・イブになったよ・・・・笑)

     2003年12月24日某日