みゅうみゅうみゅう・・・・。
お休みの日に本格的にやらないと・・・・。
あ゛あ゛!どーして綺麗に絵が印刷されないのぉお!?
いや、スミレちゃん&エル様はできたんですよ。
問題は…あ゛あ゛!線がはいってるぅぅぅぅう!!(汗
・・・・・・・・・・・・・・・・・あうあうあう・・・・・
などと、ぽやきつつもいくのです・・・
しっかし・・・・とーとー咳き込み始めたよ・・・・あはははは・・・・・
2003年12月18日某日
#####################################
狭間の選択 ~雑魚?の攻撃?~
ざわっ。
あたりにどよめきの声が上がる。
まあ、当然、といえば当然なのかもしれないが。
「というか、いきなり、エルメキア・ランス!」
バシュ!
リナの唱えた術が。
廊下の横にと並び立つ、大理石の柱のひとつにと直撃する。
『ぐぎゃぁぁぁぁ!?』
どろり。
リナが突如として、斜め少し前に放った光の槍は、
ただの大理石の柱…と思われしものにと直撃し。
だがしかし。
それは、絶叫をあげつつ、その場にどろりと、その姿を溶け消えさせる。
『-な゛!?』
兵士たちが数名、そのことに驚きつつ。
そして、やはり、自分も陛下の身が心配だ。
といって無理についてきていたアルス将軍達の驚きの声が重なるが。
「ふっ。まったく、擬態くらいでこの私の目がごまかせるとでも?」
などといいつつ、手を前にかざしたまま、そんなことをいっているリナ。
「-ほう、やはり一筋なわではいかんか…」
声は天井から。
ふと、見上げれば、そこには。
『-な゛!?』
ぞろり。
まるで、そう、いってみれば、水死体。
そういって過言でないであろう。
真っ白くぶよぶよとした、…水を含んだかのような、赤黒いような物体が。
そして、天井付近から異様に伸びている手。
そしてまた、長い首の先に、目が飛び出て、そしてまた。
その口から、内臓らしきものを出しているかのような、物体。
およそ、十体。
一目みて、これが人間でないのは明らかであろう。
何しろ、上半身は完全に人間のそれであるのに。
下半身は、どうみても…蜘蛛のそれ、としかみえず。
そして、うぞうぞと、天井付近をひとつの胴体で、そんな十個の上半身が、
連なっていたりする。
はっきりいって見た目によくない。
いや、こんなものを見てうれしい、と思う人間がいればお目にかかりたいものであるが。
そんな物体が、天井から、ずらりと垂れ下がって…もとい。
そこにいる、リナたちや兵士たちを見下ろしていたりする。
「「な゛な゛な゛な゛!?」
驚愕の声を上げている兵士たち。
まあ、それはそうであろう。
こんな、あからさまに異形の…どうみても魔族以外の何者でもない。
ものを見たのはここにいる兵士たちははっきりいって初めてであるがゆえに。
「螺光衝霊弾(フェルザレード!)!」
そんなそれに問答無用の一撃を放つミリーナ。
ミリーナの放った術は、光の螺旋を描きつつも、天井にとはりついて、
その長いような胴体をだらりと伸ばしている魔族にと迫ってゆく。
ドン!
それとともに、同時にそれが魔族の長く伸びた手から出現させていた光弾を迎撃、霧散させてゆく。
魔族が攻撃を仕掛けているのを察して、ミリーナが攻撃を仕掛けたのであるが。
『―うわぁぁぁ!!?』
その爆音を合図に兵士たちの間にとパニックが広がってゆく。
まあ、無理もない、といえば無理もないであろう。
剣や槍を手にとりあわてて構えるもの、そしてまた、側の扉をあけて迷わず逃げ出すもの。
だがしかし。
魔族が張っている結界の中では、扉をあけても、すぐにと元の場所にと戻される。
それをうけ、さらにバニックになっている兵士たち。
「何なんだ!?あれは!?」
驚愕の叫びをあげているアルス将軍。
「だから、魔族だってば。いったでしょ?
シェーラが魔族だって、ついでにこの国、まぁた、魔族に入り込まれてるって。」
まったく動じずにそんなことをいっているリナではあるが。
「しっかし、よくもまあ…」
というか、いちいちあいてするの、面倒かも…
などと思いつつも。
そんなリナのつぶやきと同時に。
ぐにゃり。
混乱する、兵士たちのど真ん中。
その間の床から、何か、その床の辺りが盛り上がり…
そして、次の瞬間には。
その場に回りの兵士よりも頭ひとつ高い、異様に干からびたような、
ミイラのような人間の形態をしているそれが出現する。
『う…うわぁぁぁぁぁぁぁあ!?』
いきなり、ど真ん中にそんなものに出現され。
完全にバニックにと陥っている兵士たち。
「…だから、邪魔だっていったんだがなぁ…俺たちは…」
そんな兵士たちをみてぽつりとつぶやいているルーク。
しかし、そんな魔族に向かって。
少しは根性のある者たちは。
そのまま、手にもっている武器でその体を貫いてゆく。
あるものは、剣で、あるものは槍で、あるものは弓で。
グジュドド。
体をつらぬかれる鈍い音が響くが。
だがしかし。
体を無数の武器で貫かれつつ、その魔族は、笑みの形ににぃっと口をゆがめてゆく。
「つーか、魔族に通常攻撃がきくかぁぁ!?」
思わずそれをみて突っ込みをいれているルーク。
ちなみに、ルークは剣にと魔力を込め、
ひとつひとつ向かいくる魔族を倒していきつそんなことをいっているのだが。
「な゛!?馬鹿な!?」
馬鹿はどっちよ…
思わずそんな兵士の驚愕の声を聞いてため息をついているリナ。
普通、魔族に通常攻撃が聞くはずもない。
しかも、目の前にいる魔族は、世間一般でいうところの魔族、すなわち、
たかが、この世界にと存在している生物を媒介として出現している、
いわゆる、レッサーデーモンやブラス・デーモン。
というレベルのものではなく。
その自らの力にて具現化している、いわば純魔族。
リナやガウリイからすれば、これらも雑魚以外の何ものでもないのだが。
「というか、魔族相手に何やってるんだ!?あんたらは!?」
そんな叫びを上げているガウリイ。
「…でぇぇぇぃ!面倒!」
ぷちり。
わらわらと、湧き出てくるリナにとっては雑魚魔族。
どんどんこの場に精神世界面からも、雑魚が集まってきているのが見て取れる。
「こうなったら、とっとと解決してやる!」
いいつつ。
そのまま、すうっと息を大きく吸い込み。
ただ一言。
『すべてなるものの母なるもののその御名の加護のもとに!』
そう叫びつつ。
『-金色の魔王(ロード・オブ・ナイトメア)!!!!』
バシュウ・・・・・・・・・
しぃぃぃぃぃん。
「ふぅ、すっとしたv」
「…つーか、身もふたもなくないか?これって…」
リナの一言により、あっさりと。
悲鳴すら上げずにものの見事に滅び去ってゆく魔族たち。
しばし、目を点にしているその場にいる人々であるが。
そんなリナにむかって剣をぶら下げたままにといっているルーク。
「あらvいいのよ。どうせこれからが本番なんだし。」
「そうそう。こんな雑魚相手にどうこうしててもどうにもなんないしな。」
そんなリナの言葉にあっさりと同意しているガウリイ。
「ま、と、ともかく。…ルーク、それより、怪我している兵士さんたちを回復させますわよ。」
みれば、たかが、あの数分のことだというのに。
思いっきり怪我をしている兵士たちがいたりする。
というか、ほとんど、魔族にやられた、というよりは自滅していった、というのか。
魔族に攻撃をしかけて、反撃された兵士たちの数々が。
「…いやあの…今のは…」
半ば呆然とつぶやくアルスに。
「あら?知らなかったんですか?
魔族には、エルさん、つまり、彼女の名前って有効なんですよv」
にっこりと微笑みつついうリナに。
「ついでに神族とかにも有効だけどな。」
リナにと続いていっているガウリイ。
「まあ、すべてなる母だし。」
「だな。それより、とっとといこうぜ。ダイ何とかをどうにかするんだろ?」
「だから、覇王(ダイナスト)だってば…」
そんな会話をしているリナとガウリイのせりふに。
ただただ、しばし沈黙するしかないアルス将軍。
―すべてなる母?
あれが?すべての魔族の中の真の王が?
どういう意味だ?
などと、心の中でそんなことを思いつつ。
理解しろ、というのがはっきりいって無謀なこと…なのであろう。
【かの御方】に関してのことは。
「まさか…このような手でくるとは…」
ぐにゃり。
その言葉とともに。
その場に影が二つ。
普通の廊下にと戻ったその場に、その影は、突如として出現してゆく。
「な゛!?サーディアン殿?!」
アルスの驚愕の叫び。
無理はないであろう。
何しろ、突如として目の前にと出現したのは。
ほかならぬ、先刻、リナたちにと説明したばかりの交易大臣。
見た目の年齢は、三十そこら。
色白で丹精な顔に似合わぬあごひげをたらし。
だがしかし。
その体が異様に溶けかけたようにとなっていたりする。
「まったく、いまいましい…『あの御方』の御名をああも叫ばれると。
私たちのほうとしては戦力が激減するじゃないですか…」
いいつつ、その異様にと見開いた目で、リナたちを憎悪の目で見つめ。
「とりあえず…あなた方のほかの雑魚には、これらの相手をしてもらいましょう。」
いいつつ、軽く。
パチン。
指を鳴らす、そのサーディアン交易大臣、否。魔族、サーディアン。
それと同時に、廊下のいたるところに異様な形態をとっている、
どうみても人でないものがあふれかえる。
「まあ、元の資質の差でどうにか滅びなかったものたちだから。
少しは役に立つであろう。」
いいつつ、その口元を笑みの形にと吊り上げる。
「つーか!あんた、何!この魔族たち、の気配!」
思わず叫ぶリナ。
リナにはその気配から、これらが元、何であったのか、理解はできている。
だからこそ、こういうのは許せない。
いけしゃあしゃあと。
「おやおや、人聞きの悪い。別に殺すべき人材をこうして活躍してさしあげてるんですよ。
―そう。そこにいる、ジェイド殿の父上のように…ね。
出てきなさい。グランシス。」
その声と同時に、ゆらりと。
ジェイドの横手の扉から、出現する一つの影。
そして、その場にいる全員を見渡し。
にっこりと。
「ご紹介しましょう。覇王将軍シェーラ様の発案された技法により、生み出された、
栄えある、成功例のひとつである、魔族…グランシス=コードヴェル元将軍ですよ。」
『-!!!!!!!?』
その言葉にその場にいたアルス将軍、そしてほかの兵士たち。
それらが息を呑む。
彼らとて、ジェイドの父の名前くらいは聞いたことはある。
いや、それどころか、彼の父は結構兵士たちの間では尊敬すらされていたのであるからして。
そこにたたずむ人の形をしつつも、のっぺりとした顔をしているひとつの物体。
「ふざけるな!」
ジェイドが叫ぶ。
真実を認めたくなくて。
「おやおや、人間というのは往生際が悪いですねぇ。
この方は正真正銘、あなた方の父親ですよ。
―いや、元、というべきですか?あなたのお父上は精神力が強かったですので。
こうして、並の下級魔族どころか中級魔族に近いものが出来上がりましたよ。
お礼を申し上げますね。」
いいつつも、その溶けた姿が少しずつではあるが回復しているのは。
この場にいる兵士たちなどが発している負の感情をその身の糧として、
回復しているからに他ならない。
「何を馬鹿なことを!?グランシス将軍はすでに!」
サーディアンの言葉を打ち消すがごとくに叫ぶアルスに。
「おやおや、これはアルス将軍ともあろうものが、しかたないですねぇ。
病死している、とは確かに表向きにはそう発表はしましたけどね。
まあ、人間の世界の中では謀殺を病死として発表することもあるらしいですけど…
なら、行方不明を病死として発表してもおかしくはないでしょう?」
にこやかに。
やがて、この場に満ちる負の感情を糧として、やがてサーディアンの形態が、
完全にと人間のそれにと変わる。
元の、交易大臣、サーディアンの容貌に。
「まあ、人間に説明してもわからないでしょうけど…
いくらわれら魔族に縁のない人間でも、レッサーデーモンなどという程度は知っているでしょう?
あれは小動物などの小物、つまりは自我の弱い生き物に、
精神世界面(アストラル・サイド)面から下級の自力で具現化できない魔が憑依し、
肉体を変質させて生まれでてるのですよ。
―そして、シェーラ様は、面白い剣をおつくりになられた。」
完全にこの場に満ちる空気を楽しむかのごとくにそんな説明をご丁寧にしているサーディアン。
「ついでに、さきほど、リナ=インバースが言ったとおり。
―そう、この場にいるわれが呼び出したやつらは。
すべてこの計画の障害となった、この国の文官や貴族たち。
そうそう、確かそのうちの何人かは病死、と発表されたかな?
ほとんどの連中が体を動かすのが得意でなかったようで、
たかが、小動物を媒体としたデーモン程度の実力しか持ち得なかったがな。」
にやりと笑いつつ、そして、リナたち全員を見渡すサーディアン。
「…悪趣味ね。あんた。」
つぶやくリナに。
「それはそれは、ほめ言葉、としてもらっておきますよ。
ま、いいでしょう。ジェイド殿。うそだと思うのなら、試してみればよいでしょう。
―グランシス、そいつの相手をしてやれ、かるく、だぞ?
いくら何でも父親との剣の稽古くらいはしたことがあるだろうからな。
太刀筋くらいは覚えているだろう。」
その言葉に、グランシスと呼ばれたその魔族が一歩前にと歩み出る。
信じたくはない。
信じたくは。
その思いを振りきるかのように。
「うぉぉお!」
そのまま、剣を片手にそれにと向かってゆくジェイド。
ザン!
ジェイドの繰り出した一撃は、意図もあっさりと『グランシス』の剣にてはじかれる。
ジェイドの放つ一撃、一撃は、すべてあっさりとそれに跳ね除けられ…
「ウソ、だ、ウソだ、ウソだ!どうしてこいつが父上と同じ太刀筋なんだ!?」
もはや、悲鳴に近いジェイドの声。
そんなジェイドと『グランシス』の戦いを横目に。
こちらはこちらで。
「つーか、もう少しまともなのをそろえてくればいいのに。」
ザン!
いともあっさりと無にと戻っているそれら。
「…つーか、あんた、よく相手が元人間、とわかってて、出来るな…」
その手に紅い刃を出現させつつ、そうつぶやいているリナにそんな突っ込みをいれているルーク。
「もう自我のこってないし。元に戻したとしても、それは、ただ、魂を失った、ただの肉体。
それが残るだけよ?―このまま、安らかに眠らせてあげたほうが彼らの身のためじゃない?」
そういいつつも、襲い掛かってくる魔をさらに一撃。
はっきりいって、動きが鈍い。
普通のレッサーデーモンたちの方が、かなり動きはそれこそ機敏である。
そんなリナの台詞とは関係なく。
どろり。
その場にいた兵士たちにと動揺が広がる。
目の前にいる、数十の異形のものたちの顔が、いきなり、
彼らも見知っていたことのある顔にと変化したがゆえに。
「ふふふ。感じるぞ。貴様ら人間の負の感情を。」
そんな見知った顔などを目の当たりになどしている兵士たちの動揺をうけ、
笑みを浮かべているサーディアン。
「―父を、助けるには…もう、こうするしかないんですね……」
唯一の可能性であった、信じたくはなかった出来事。
それを目の当たりにその現実を突きつけられ。
ついにジェイドは観念する。
父を助けるには、もはや、父を倒すしかない。
というのを納得したがゆえに。
「けっ、まったくもって、むなくそがわるいぜ!」
「ルーク、文句をいってないでとっととやってください。」
そんな言い合いをしつつも、動けない兵士たちの変わりに。
さくさくとそれらを無にと還しているミリーナとルーク。
一方では、見知った、かつての上官。
などの顔を目の当たりにし、どうしていいのかわからずに。
そのまま、魔の攻撃を受けている兵士の姿なども具間見える。
アルスや兵士たちは彼らは彼らで、そんなかつての仲間や上官。
それらを相手にと戦いを繰り広げていたりする。
そして。
「手助けは無用です!」
ジェイドの体にグランシスの剣が届く寸前。
それを押しとどめたのはほかならぬガウリイ。
「つーか、あんたの腕じゃ、あいつに届かないぞ?」
ジェイドの言葉に困ったようにいつの間にやら、
ジェイドのそばにたたずみそんなことをいっているガウリイ。
ジェイドは元父であるグランシスと対峙していたものの。
その力量は明らか。
そして、ジェイドは。
刺し違える覚悟で挑んでいるのをみてとり、リナに視線で促され。
ジェイドの補佐に入っていたりするのだが。
そんなガウリイの言葉に促され。
「…父を救うには…倒すしかない…私が父を救いたい…
それが息子としての役目だから…だけど、今の私では…父には届かない…」
かつて、人間であったころの父にすら、剣の腕は届かなかったのである。
それが、魔族化して、その動きはさらに機敏になっている。
そんなグランシスを素材にしている魔族にジェイドがかなうはずもなく。
彼としては自分の手で、父をすくいたいのは山々であるが。
だがしかし、自らの腕を認められる、というのもそれは剣士としては大切なこと。
そのまま、黙ってガウリイにと会釈を送っているジェイド。
「ま、まかせとけって、リナに頼まれたからな。
悪いな、あんたの相手はオレということになった。」
その言葉にしばしとまどいつつも、今まで戦っていたジェイドから、その視線をガウリイにと向けているグランシス。
そして、ガウリイが剣を構え…
キッ…ン…
『――な゛!?馬鹿な!?』
驚愕の叫びを上げているのは、他ならない、サーディアン、その当人。
みれば。
いつの間にか、ガウリイはグランシスの背後に立ち。
そして。
その剣は、ものの見事にグランシスの体を真っ二つにと綺麗に両断していたりする。
「馬鹿な!?どうして人間風情の動きが誇りある魔族である我にみえなかった!?」
そう叫んでいるサーディアン。
そう。
彼には見えなかったのである。
ガウリイの今の動きが。
「とゆーか、私にも見えなかったけどね…光しか。」
「…つーか、あのだんなが仲間でよかったよ、切実に…」
そんなことをしみじみといっているルーク。
ガウリイは、剣を構え、そして、そのまま、グランシスが次なる攻撃を繰り出してくる、
わずか、コンマ一秒にも満たない、はっきりいって光の速度と同じくらいではないか。
というスピードで、剣を繰り出し、そして、その横をすり抜け、
そしてすり抜け様にグランシスの体を両断したのである。
この動きをこの場で理解できているのもは、一人たりとていない。
「まったく、何を遊んでいる?サーディアン?無様だな。人間相手に。」
そんなサーディアンの背後から出現してくる小柄な男。
「な゛!?ファリアール殿!?」
その出現に、再びまたまた驚愕の叫びをあげているアルス。
ちなみに、彼らはそこそこに、人間を媒体にしている魔と渡り合っていたりする。
まあ、怪我なども多々としていたりはするのだが。
「手をだすなよ!?フェアリール!こいつらは私があいてをする、
という話だったはずだ!」
そう叫ぶサーディアンの言葉に。
「そんなにやられておいてよくもまあ。
貴様のふがいなさを見かねて我は我の意思でこの戦いに参加するまで。
指図をされるいわれはない。」
傲然とそんなサーディアンの言葉に言い放ち。
そして、新たに出現した完全人形の魔族は、そのままリナたちを見据えてゆく。
「こいつらにてこずるようであれば、後ろにいる人間たちを使えばいいではないか…」
言い放ち。
そして、ファリアールと呼ばれた魔族は。
いまだに別のデーモンと戦っている兵士たちにと目を向ける。
『まずい(ですわ)(ぞ)!!!!!?』
その動きに気づき、そんな叫びをあげているルークとミリーナ。
「ちっ!ジェイド!とりあえず、こいつらの相手はガウリイに任せて!
あんたは、アルス将軍と一緒に兵士たちの避難を!」
そう言い放ち。
ガウリイの方をちらりとみやり。
「というわけで、ガウリイv一人でがんばってねv私たちは兵士さんたち助けるからv」
「おい!リナ!」
ガウリイの叫びも何のその。
そのまま、兵士たちの方にと向かっていっているリナ。
「まあ、ダンナなら大丈夫だろ。」
「ですわね。」
などと、そんなことを言い放ち、こちらもこちらで、兵士たちの援護にと回っているルークとミリーナ。
そんな彼らの動きをみやり。
「ふっ。見捨てられたな。人間。」
完全に誤解しまくり、馬鹿にしつついっているファリアール。
「まったく…まあ、確かに。こいつら程度は一瞬だけど…
だからといって、何もオレ一人に押し付けなくても…」
ぶつぶついっているガウリイの姿がそこに一人残される。
そんなガウリイの台詞を。
完全に勘違いし。
「さあ、覚悟はいいか?どうやら死ぬのは貴様かららしいな。」
そういいつつ、ガウリイにと視線を向けているサーディアン。
みれば、ファリアールは、先に彼らにとっては目障りでしかない、
人間の兵士などを駆除しようと動いていたりするのだが。
「…ま、いっか。とっとと片付けよう。」
何でもないようにと言い放ち。
ガウリイがそのまま、剣を再び構えなおす。
「何を!?人間ふぜ…」
・・・・え゛?
ザラ…リ…
最後まで、サーディアンが言葉を発する間もなく。
気づけば、いつのまにか、目の前にいるのはガウリイの姿。
そして。
彼が最後に目にしたものは、目の前で振り下ろされる彼の剣。
「…な゛!?バカ…な゛!?どうしてニンゲンふぜ…」
叫びもそのままに。
そのまま、サーディアンはあれだけもったいぶっていたわりにとあっさりと。
消滅し、その姿は塵となり、風にと溶け消えてゆく。
「…なに!?馬鹿な!?どうしてニンゲン風情が我ら魔族を滅ぼすことができる!?」
それをみて、思わず驚愕の声をあげているフェアリール。
「…って、あんたら…情報、もらってないわけ?」
思わずそんな彼にとむかってあきれた声をだしているリナに。
「リナさん、情報があったら、ガウリイさんに攻撃はしかけませんわ。」
さらりとそんな突っ込みをいれているミリーナ。
サーディアンと、ファリアール。
この二人のもっとも大きな敗因、というか、連絡不備。
いや、不備でも何でもなく、ただ彼らは使い捨てにされていただけなので、
連絡されてなかっただけなのであるが。
リナがインバース一族の一員であることも、そしてまた。
ガウリイが、かの御方の関係者であることも…
彼らは、知らされていないがゆえに。
彼らの敗因は…リナやガウリイを普通の基準で判断していたことに大きく起因する―…
-続くー
#####################################
あとがきもどき:
薫:うわぁぁん、色が、色がでないぃぃぃぃ(涙
年賀用に書いた画像のみを試しに印刷してみたら・・・・。
どうして色がでないのよぉぉぉぉ!
しくしくしくしく・・・・・・・・・・・・。
どしてぇぇぇ(涙
まだ時間がある、と思ってたらもう18日だしなぁ・・・・あぅ・・・・。
というわけで、ただいまプリンタと格闘中・・・・・・。
うみゅう???別のやつはでる???なぜに??????
あり?プリリンタ設定とかいろいろあったの?(初めて知った人・・・・
あ゛あ゛!印刷設定が文書になってる!?
だからかな?うみゅぅ・・・・
わ・・・・わかんない・・・・
というか、背景画像を変えるのはどーやるのぉ!?
この前できたのにぃぃぃい!(偶然だったのか?汗・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このままわかんなかったら、デジカメ用の年賀画像つかって、
そこに画像いれこんでやる・・・・(おいこらこら・・・・