印刷するのにメモリが足りませんとでるのは・・・・なぜ?(汗)
  ・・・・・みゅぅぅ・・・・・・・・。
  うーみゅ・・・・。
  それはそーと、昨日は頭ががんがんしてて。
  で、今朝からはのどがいたいです・・・・・。
  どうもいきなり本格的に風邪を引きかけている模様・・・・。
  うう・・・・寝込むわけにはいかないのよぉ・・(仕事休めないし…人いないし・・・・
  ・・・・・あうあうあう・・・・。

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        狭間の選択     ~動乱の理由?~
   

 
  しばしの沈黙がその場に落ちる。
  「なあ?リナ?やっぱいったほうがいいんじゃないのか?
    この際?この国の国王、すでにもう人でなくなってるって?」
  「って、いきなりそんなことをだからいうなぁぁぁぁ!」
  スパパァン!
  リナのスリッパの音が子気味よく、沈黙の中、響き行く。
  ぽりぽりと頭をかきつつ、さらりととんでもない爆弾発言をしているガウリイに。
  リナの懐から取り出したスリッパの攻撃の音が炸裂する。
  「「…は!?」」
  そんなリナとガウリイの言葉に思わず間の抜けた声をあげているルークとミリーナ。
  そして。
  「…あ?あの?今の…は…」
  何か、とてつもなく怖いことを聞いたような気がする。
  そんなことをおもいつつ、ジェイドが声を震わせつつも問いかけるが。
  「…あ゛~。どうすんのよ…ガウリイ、いきなりそんな事実いって…
    ま、まあ、仕方ないけど…
    えっと、確かアルス将軍さんでしたっけ?それにジェイドも。
    とりあえず、落ち着いてくださいね?
    …地下の一室にある、あれ、…気配が二つになっている。
    こういったら…わかります?」
  「…!!!!?」
  アルスの顔色が瞬時に真っ青になる。
  まさか、そんなことがあるはずがない。
  などと、彼は心でおもいつつ。
  「?どういうことなんだ?」
  そんなリナにとといかけているルークに。
  「前、私、姉ちゃんと以前この国に来たことがあるんだけど。
    ルークたちも知ってるでしょ?英断王のうわさくらいは?」
  ―英断王。
  かつて、二十年ほど前。
  二千人の兵士と軍勢を率いて、カタート山脈の魔族の討伐に出たという、
  その当時の国王。
  前国王は、そのときの彼の息子の長男であったのだが。
  そして、その軍勢は、誰ひとりとなく戻ってくるものはいなかった。
  それ以後、カタートの魔族に対する脅威が、世界にと示された。
  といっても過言ではない。
  何しろ、その当時は、カタートに魔族がいる、というのすら。
  ただの伝説、としか捕らえていない人間たちの方が圧倒的に多数であったがゆえに。
  だがしかし、そのことがあってから。
  カタートに魔がいる。
  というのは証明され。
  そしてまた。
  「確か、うわさでは、国王は戻ってきて、そして原型をとどめない、
    肉の塊となっていた、とかいうやつですの?」
  首を傾げつつもといかけているミリーナ。
  このあたりの逸話は。
  その筋ではかなり有名。
  信じる、信じないは別として。
  そんなミリーナの言葉に。
  「うーん、まあ、そうなんだけど。
    以前、うち、というか、インバース家にその呪法、解いてくれないか。
    という話がこの国からきてね。私は姉ちゃんと一緒にこの国にきたんだけど…
    姉ちゃん、そのとき、あの国王のそれ、解かなかったのよ…」
  その当時のことを思い出して。
  そんなことをいっているリナ。
  まあ、リナの姉である、ルナの判断ももっともで。
  何しろ、当時。
  かの国王、ディルス=ルォン=ガイリア。
  彼がどうして魔族にしか使えない、といわれている呪法。
  屍肉呪法(ラウグヌトルシャヴナ)。
  それをかけられたのかをその肉の塊と化しているそれから、その記憶を読み取れば。
  まあ、できなかった、というよりは、しなかった。
  というのが確実であろう。  
  あまり知られてはいないが、当時。
  金色の王がその場に、つまりはカタートに降臨しており。
  そして、無謀にも、ルォン国王は、彼の国にと伝わっていた知識をそのままに。
  …かの御方に攻撃を仕掛けた…という、そんなエピソードがあるがゆえに。
  そんな恐れ多い人物を助ける義理は、さらさらない。
  そんな思いから、ルナはその呪いを解かなかったのであるが。
  そんなことは口にはださないが、
  『これは、魔王が直々に呪いをかけているので、私には無理』
  という言葉でどうにかかわしている、というその現状。
  「ま、そんなことはとりあえずおいといて。
    ―問題なのは、そこにあるはずのひとつの気配が二つになっている。
    ということなのよ。―で、ここにいるべきはずの国王。
    その国王陛下の気配がない。というわけ。」
  ガウリイが暴露してしまったがゆえに。
  歯切れもなく、そんなことを説明しているリナに。
  「というか、国王がいると思われる、謁見室…か?
   そこに覇王のやつの気配がするし。」
  これまたさらりと言い放っているガウリイ。
  「…それ、本当ですの?」
  どことなく、メフィの声が震えているのは気のせいではないであろう。
  「嘘いってどうするのよ?どうやら、この国。
    シェーラとか、そういった覇王配下の魔族だけでなく。
    覇王自らが入り込んでるみたいだし?」
  「「―な゛!?」」
  そんなあっさりと暴露するリナのその言葉に。
  「な゛、なぜ!?」
  ミルガズィアの声が驚愕に満ちているのは、何も気のせいではないであろう。
  この国に覇王がいる、とはリナたちから幾度となく聞いてはいるが。
  やはり、聞くたびに驚きを隠せないのは、仕方のないことか。
  「何を馬鹿な!?」
  そう問いかけるアルス将軍に。
  「―なら、聞くけど?アルス将軍さん?
    あなたは将軍の地位にあったんだったら。
    元将軍、ラーシャートのことはしってるでしょ?いっとくけど、あれも魔族だったのよ?」
  「…そ、それ…はっ!?」
  彼とて、目の前で、元同僚であった、人物が異形と化し。
  そして、その正体が魔族であったと、目の当たりにしている事実がある。
  それゆえに、そんなリナの言葉を否定しきれない。
  「しっかし、この国も不幸の連続づくしよねぇ。
    この前は魔竜王(カオスドラゴン)ガーヴが。
    カタート侵攻のための拠点にしようとしていて。
    で、今度はそれが終わったら、覇王…魔族づくしね…」
  そんなつぶやきをもらすリナに。
  「まあ、しかたないんじゃないのか?
    そもそも、その原因つくったのは、他ならない、この国の国王らしいし?
    エルさんから以前聞いたけど。
    前、Sさんをエルさんがお仕置きしにいってたとき。
    当時カタートに侵攻してきていた人間が。
    エルさんに攻撃しかけたらしいし?」
  「…そ…そりは…また、なんつー無謀なことを…」
  たらり。
  そんなガウリイの台詞に思わずリナの額から一筋の汗が流れ出る。
  「…なるほど…ということは、この国の不幸はそのときの因果、というわけか…」
  「まあ、オレとしてはすんなりと滅ぼされなくてよかったと思うがなぁ?」
  『-どういう意味かしら?ガウリイちゃぁぁん?』
  ……ビシッ。
  突如として聞こえてきたその声に。
  その場に凍り付いているリナ、ガウリイ、そして…ミルガズィア。
  「?何だ?この声?」
  「すごい綺麗な…それでいて凛としていて、何か人でない感じがいたしますけど?
    …誰の声ですの?」
  アルスがつぶやき。
  そしてまた、メフィもまたそんなことをいいつつ、首をかしげていたりする。
  あたりには、その声の主は当然、といっていいほどにいるはずもなく。
  「おじ様?この声っていったい?」
  「…メフィ、頼む…何もきかないでくれ……」
  だらだらだら。
  大量に冷や汗をながしつつもそんなことをいっているミルガズィア。
  「あ゛あ゛!別に意味はないです!はい!」
  などと、その場に、というか、天井にむかってあわてていっているガウリイ。
  「…ガウリイ、お願いだから言葉に気をつけてよ…」
  そんなガウリイにぽつりとつぶやきの突っ込みをいれているリナ。
  声の主は、当然といえば当然ながら。
  その場にいるはずもなく。
  ただ、突如として、部屋にと響き渡ったのであるからして。
  メフィたちが疑問に思うのは当然、といえば当然であろうが。
  だがしかし。
  ―世の中、知らないほうがいい。ということはあるのである。
  切実に…
  「?いったい?」
  首をかしげるアルスに。
  「…今の声…この国につたわっていたあの王の『声』よ…」
  ピシッ。
  そんなリナのつぶやきに思わず固まっているアルス。
  アルスは、いまだに、間違った知識のまま、かの王のことを理解していたりする。
  まあ、この国の人々、というか、一部のものにしかしられてはいないが。
  対外、かの王のことを完全に理解している存在、というのはごくわずか。
  「よくわかりませんけど。とにかく、王の身が危ない。ということですか?!」
  悲鳴に近い声をあげているジェイド。
  危ない、というか、すでにもう、結果というか成されているのだが。
  それは、今のリナたちの会話からは、ジェイドはよく理解できていない。
  「…と、とにかく。国王…は後回しにして。
   とりあえず、この国に入り込んでいるであろう、ほかの魔族をどうにかしませんこと?」
  いいつつも、ミリーナの額からは一筋の汗が流れ出ていたりする。
  「…私としては退却を申し出たいが…」
  「逆に逃げだすんじゃないか?…戦力そげば…」
  ぽつりとつぶやくミルガズィアに、そんなことをいっているルーク。
  「と、ともかく。人間なんかのいうことはあてにはなりませんし。
    まあ、インバース一族、といってもどうせ分家でしょうし。
    とにかく、この国に魔が入り込んでいるのは事実なんですから。
    ここは一発そのまま荒療治でもしておびき出す。というのはどうでしょう?
    でしたら、私がこのまま、ゼナファを完全装甲にして、少し暴れれば…」
  「「それは却下!」」
  ものの見事に。
  メフィの言葉に、リナ、ルーク、そしてミリーナの声が一致する。
  「…できたら、私もそれはやめてほしいです…」
  そんな小さなつぶやきをいれているジェイド。
  「まったく、人間って、度胸がありませんわね。」
  そんなことをいっているメフィ。
  度胸以前の問題だと思うのは、おそらくは誰の気のせいでもないであろう。
  「と、ところで。アルス将軍だったっけ?
    とにかく、さっきの質問に答えてくれないか?」
  どうにか、話題を変えようと話を振っているルーク。
  まあ、気持ちは…わからなくもないが。
  「あ、ああ。えっと…確か…何だったかの?」
  どことなくアルス将軍の声が震えているのは気のせいか。
  「つまり、一年以内に登用された人物がいるか否か、ですわ。」
  そんなアルスの声にさらりとこたえているミリーナ。
  「それなら、ほとんどだな。何しろ、少し前の大火事と。
   そしてそのときの混乱の心労で、先代国王、ディルス=クォルト=ガイリア陛下が。
   病没なされ、御子がいないがゆえに、弟君のヴェルズ陛下がご即位されてるからな。
   ゆえに、この国王陛下の交代で、それまでの大臣、宰相のほとんどは。
   別の任にと追い払われ、事実はそのほとんどが、消えたのを消すための方便であるがな。
   表向きにはそのように発表され、そしてほとんど新たなものにと変わっている。
   かくゆうわしも、ご幼少のころより、ヴェルズ陛下の剣術指南などをしておった・・・
   そんなおかげもあって…というのがあるがな。」
  そういいつつ、そして、しっかりとリナたちを見据えている将軍。
  「でしたら、当時、城にすらいなかったけど今は要職についている、という人は?」
  ―まあ、魔族は、そんなの姿を簡単に変えられるので関係ないでしょうけど。
  などと思いつつも問いかけているミリーナ。
  そんなミリーナの問いかけに。
  「城にすら…か。となれば、サーディアン交易大臣か、高官、というわけではないが。
    陛下への発言力をもっている宮廷魔道士のファリアール殿だな。
    サーディアン殿は、―王妃様。ヴェルズ陛下の奥方様の親戚筋に当たる方で、
    それゆえの登用。ファリアール殿は魔道士協会からの推薦だ。」
  「…おひ。」
  そんなアルスの声に思わずつぶやきをもらしているリナ。
  「…つーか、その名前…かなり聞き覚えあるんだけど?」
  思わず突っ込みをいれているリナに。
  そして、ばらばらと。
  何か、懐から一冊の本を取り出しているリナ。
  そして。
  ぱらばらとそれをめくり。
  「あ゛、やっぱし。…その二人、シェーラ配下の魔族だわ…」
  ぴたり。
  そこに書かれている文字を指差してそんなことをいっているリナ。
  「…それって、便利ですわね……」
  どこか違う突っ込みをいれているミリーナ。
  どうやら、だいぶこの状況になれてきた、というか。
  リナたちとの付き合いには妥協が必要だと。
  悟り始めているようである。
  …そうでなければ、まず、この二人と普通につき合えないであろうが…
  「な゛!?馬鹿な!?というか、どうしてそんな本程度でそんなことがわかる!?」
  思わずそんなリナにと抗議の声をあげるアルスに。
  「そういうけど-これ、『悪夢を統べる王(ロード・オブ・ナイトメア)』からもらったのよ?
   すべてのことが書かれてるにきまってるじゃない?」
  何でもないように言い切るリナ。
  
  ―ぴしり。

  しばし、再び。
  その名前を知っている者たち…というか、アルスとジェイドは。
  しばしその場にと凍り付いてゆく。

  「おvリナ、今のでこのあたりにいた雑魚いっそうされたぞ?」
  「うーんvエルさんの名前って便利ねv」
  ふと、周りに感じていた雑魚というか、精神世界面にとたむろしていた魔族の気配が、
  なくなったことに気づいてそんなことをいっているガウリイに。
  にこやかにそんなことをいっているリナ。
  「…そーいう問題なのか?」
  そんな二人に思わずつっこみを入れているルーク。
  「…おじ様…何かわたくし、まったく会話についていけませんわ…」
  「…メフィ、あまり気にするな。まだお前は『あの御方』の降臨を目にしてないだけましだ…」
  そんなつぶやきをもらしているメンフィスとミルガズィア。
  


   しばし、そんな会話をなしたのち。
  「真実は、わが目で確かめたい。―同行してもよろしいか?」
  そう問いかけるアルスの言葉に。
  「…アルス将軍…」
  遺憾はある、だがしかし。
  少しでも戦力たる人物は確保したい。
  そんなことをジェイドは思いつつ思わずつぶやく。
  そんなジェイドとは対照的に。
  「あなたは、とりあえず、国王陛下の安全を確かめるのが優先でないですの?」
  はっきりいって足手まといになるだけかもしれませんし。
  そんなことを言外に含ませつつ、そんなことをいっているメフィ。
  とりあえず、メフィはミルガズィアにいわれたように深く考えないことにしたらしく。
  とりあえずは平静を保っている。とりあえずは。
  「だな。とゆーか、あんた、魔法、使えるのか?
    魔族相手に魔法つかえないと無理だぞ?」
  そんなことを言い放つルークの言葉に。
  「…た、確かにな。…だがしかし。
   …貴殿らをこの事態の解明のために陛下のもとにといっていただくにも。
   戦力は必要であろう。…ならば、貴殿らを護衛する兵士をせめてもつけさせてくれ。」
  迷惑だってば。
  思わずそんなことをその場にいる全員が思いはするが。
  「とりあえず、とっとといきましょう。こうしている間に、
    シェーラとか覇王に逃げられたらしゃれになんないわよ?」
  そんなことを言い切るリナに。
  「…つーか、逃げてくれたほうがいいんじゃ…」
  などとつぶやきをいれているルーク。

  迷惑だ。
  という言葉を言外に含ませつつ、まあ、メフィはいともきっぱりと言い切っていたりはするが。
  とりあえず。
  城の中から出るな、という命令は出ている、とはいえ。
  城の中の警備は通常通りにと行われている。
  そんな彼らをいちいち説得させるよりは、という理由で。
  数名の兵士と、そしてアルス将軍を引き連れて。
  
  リナたち一行は、とりあえずは。
  シェーラのいるといわれている謁見の間にと進んでゆく……


 

  ざわっ。
  あたりに満ちるは驚愕の声。
  魔族が入り込んでいる、などというのは。
  兵士たちの動揺を誘うだけ。
  それゆえに、陛下が危ない。
  という説明しか受けていなかった兵士たちの間から、どよめきの声が上がる。
  みれば。
  あきらかに、先ほどと異なった空間に、彼らはその場にと取り込まれていたりする。
  「うーん。どうやら、相手から出てきたみたいね。」
  「つーか、あのエルフと竜のおっさんと引き離されたみたいだぜ?」
  見れば。
  この場にメンフィスとミルガズィアの姿がない。
  廊下を進むことしばし。
  そして、廊下を進み、そして、そこの出入り口をくぐり…
  次なる廊下に出るはずなのに。
  出たのはまったく別の空間。
  どよめきが…兵士たちの間に広がってゆく間もなく。
  「とりあえず、リナ、魔族が十匹、いるぞ?
    ちなみに、人形は五匹だな。」
  「みたいねー。馬鹿にしてくれてるわね。」
  「「な゛!?」」
  さらりとそんな会話をしているリナとガウリイ。
  魔族。
  という言葉に、兵士たちの間に動揺が広がるまでもなく…

  「―よくわかったな…」

  声は。
  天井付近から、リナたちにと向かって降り注ぎゆく……

                             -続くー

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    あとがきもどき:
     薫:うみゅ・・・・・。
        やっぱし頭いたいままだと打ち込みがのりませんね(いつものことでは?汗
        何はともあれ。
        ・・・・一覧の説明、もう少し増やすかな(こらこらこら!
        自分でどこまで打ち込みしたかわからなくなってくる(まてぃ!
        とりあえず。
        ただいまの時間、23時30分v
        とりあえず、まだ17日ですよ・・・まだ(まてまてまて!
        というわけで(どういうわけだ?
        遅くなりましたが・・・・んではでは・・・・
        また、いつか(おーい!
       
       2003年12月17日某日午後23時33分……