うーむ。
  世の中、なぞに満ちています。
  小説を投稿してもらってる、はるかさんにメール送った、というか返信したんですけど。
  …何度も同じ内容のメールがくるので”?”と思ったら。
  ・・・・どーやら届いてない模様・・・・。
  なぜぇぇぇえ!?もう、八回も送ったのよぉぉぉ!?
  …”返信”、で・・・・・あうあうあう・・・・。
  とりあえず、質問内容。BBSにて・・・・(もし見てましたらお願いしますv
  などと個人的な報告はおいといて。
  このハザマ、年内完結を目指してたんですけどねぇ・・・無理そうです・・・・くすん。
  とりあえず、できるところまでいってみるのです!
  ではでは!

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        狭間の選択     ~ガイリア城の現状?~
   

  「しっかし、本気で閉じられてるな…」
  思わずぼつりともらしているルーク。
  結局のところ、マイアスは。
  シェーラが魔族で、しかも、どうも王宮に魔、しかも、伝説級の覇王。
  覇王(ダイナスト)グラウシェラーが入り込んでいる。
  というのをゼロスから、説明をうけて、そのまま気絶し。
  しかたないので、ちょうどいい、ということもあり。
  気絶したマイアスをそのままに。
  夜まで部屋にて休み、行動を開始しているリナたち一行。
  ゼロスはゼロスで、
  『僕のお仕事ではないですからv
     とりあえず、僕のお仕事はリナさんたちの監視ですしv』
  などといって、完全に高みの見物を決め込むらしく。
  そのまま、なぜか、姿が薄くなりつつも、精神世界面(アストラルサイド)に、
  引っ込んでいっている今の状況。
  目の前にいつも、開かれているはずの。
  王宮にと続く門は、しっかりと閉ざされている。
  いるはずの門番の姿すらも見えない。
  いくら、深夜だからといっても、普通は常駐しているのが常なのであるが。
  「とにかく、いきましょ。」
  そういいつつ、そのまま。
  術で飛び上がり、城門の上より城の中にと侵入を試みるリナたちであるが。

  
  月齢、三日。
  それゆえに、月明かりはかなり乏しく、空には無数の星星がまたたくのみ。
  「-明かりだな。」
  浮遊の術で空をゆく、ミリーナたちと同じペースで進みつつ、
  ぽつりとミルガズィアがつぶやく。
  リナたちが、目指す先。
  広がる敷地の中にとたたずむ、城の施設。
  そのあちこちの窓からは、ぽつり、ぽつりと薄い明かりが漏れている。
  おそらくは、ランプの明かりと魔力の明かり、その両方の明かりであるのは見た目にも明白。
  「どうやら誰もいない、ということはなさそうだな。
    もっともいるのが人間だとはかぎらねぇけどな。」
  いいつつ、その明かりをみて、小さくつぶやいているルーク。
  「ルーク、今そんなことをいっても、どうにもなりませんわ。」
  そんなルークの横で、同じく術で飛んでいるミリーナがさらりと返す。
  「わぁってるって。ミリーナ。これからが本番だっていうんだろ?」
  そういって、にかっと笑っているルーク。
  「ひぇ、ひぇ…あわわわわ……」
  そんな中、悲鳴とも、叫びともいえない声をあげているジェイド。
  「まったく、人間って不便ですわね。」
  「いや、だが、もう少し手段はあったのではないか?」
  唯一、どうも空が飛べない。
  というジェイドをどうするか。
  ということになり。
  それならば。
  というので、その腰に命綱、もとい紐をつけて、
  リナ達が引っ張っていたりする、この現状。
  メフィの言葉にさらりとそんなつっこみをいれているミルガズィア。
  「こらこら、ジェイド、今そんなこといってて、どうすんのよ。」
  いいつつ、視線を一箇所にと向けているリナに。
  「だな。」
  いいつつも、こちらもまた、物心着く前からの、特訓の成果により。
  術を使わずにも空を飛べる技を身につけているガウリイ。
  リナと並んで飛ぶことしばし。
  視線をとある塔の一角にと移しつつ、そんなことをいっていたりする。
  「…でてきたな。」
  「-ですわね。」
  感情のこもってない声でいともさらりと言い放っているミルガズィアとメフィ。
  見れば。
  リナ達が向かう先。
  その建物の上に、宙に浮かんだ影ひとつ。
  「こちらから先にはいかせん。」
  そうリナ達にむかって、言っているのは。
  どうみても、人間ではありえないであろう、そんな影。
  強いていうならば、黒っぽい、凧。
  ついでにいえば、それに凧糸などはついておらずに。
  糸が切れた、凧のように、ただただ、空中にとふわふわと浮かんでいる。
  大きさは一般的な大人と同じくらいの大きさであろうか。
  三角形の半透明な体の先には月と星空がうっすらと透けていたりする。
  そして、そのどうやら頭らしき部分の先には。
  ただひとつ、ぽっかりと。
  妙に細かな具現化がされている目がひとつ。
  「な゛な゛な゛!?」
  これまで、まあ、生首とか、ゼロスとか、リナ達とかかわって。
  その目で魔族を具間見てきているジェイドとて。
  さすがになれるはずもなく。
  思わず声を上げていたりするが。
  「しっかし、結界も張らずに、変わった魔族ですわね。おじ様。
    ここは、私にまかせ…」
  いいつつ、ゼナファアーマーを起動させようとするメフィに。
  スパパァン!
  リナの懐から取り出したスリッパ攻撃が炸裂する。
  「あ、あほかぁぁ!んな場所であんなのをぶっ放すんじゃない!」
  「いたいですわね!魔族相手にそんな生易しいことをする必要はないじゃないですか!
    ここは、とりあえず、ゼナファの完全装甲のレーザーブレスで…」
  いいかける、そんなメフィの言葉に。
  「―で、あんたは、そして、城の建物とか壊して、手配されるわけか。
    あんた一人のせいで、またまたエルフと人間の間に溝が生まれるってわけだ。」
  あきれつつも、そんなメフィに向かっていっているルーク。
  「うっ、それは…」
  そんなルークの言葉に思わずたじろいでいるメンフィス。
  人間にとっては、過去のことでも、エルフにとっては、先の人間による虐殺や、または、
  その扱いは、そんな昔のことではない。
  そんなことが今また起こったら…しかも、その原因が自分、とでもなったら。
  「そんなことになったら、お父様にしかられますわね。」
  「…そーいう問題ですの?」
  しかたなく、それをあきらめつぶやくメフィに思わず突っ込みをいれているミリーナ。
  「そういう問題ですわ。」
  いともきっぱりと言い放ち、そのまま目の前の魔族を見つめるメフィ。
  いまだにリナ達は空にと浮かんだままではあるが。
  まあ、リナはその術を組み合わせて、別に浮かんだまま術の発動、などできるが。
  だがしかし、ルークとミリーナにいたっては、それはおそらくは不可能。
  人間の魔力容量(キャパシティ)では、できても三つか二つが、同時に術を操るのは、限度。
  とされている。
  実はもっと同時にできるであるが。
  そこまでの魔力容量を一般の人がもっていない、というだけで。
  見下ろせば、そこにはいるはずの兵士たちの姿すらなく。
  まあ、だがしかし。
  ここで騒いで術のひとつでもぶっ放せば。
  間違いなく、明かりのついている建物から、兵士たちがぞろぞろと出てくるのは明らか。
  そんなリナ達一行の会話を受け流しつつ。
  「…シェーラ様からお聞きしたぞ…油断のならない相手…だと…」
  いいつつ、そのひとつしかない目を血走らせつつ、リナ達をぎょろりと眺めてくるその魔族。
  そして。
  その視線は、リナとガウリイにと向けられ。
  「…リナ=インバース。ガウリイ=ガブリエフ…
    冥王(ヘルマスター)フィブリゾ様が滅びる因となった人間たちだそうだな…」
  いいつつ、リナ達をぎょろりとにらんでくるが。
  その言葉に。
  『えええええええええええええええ!?』
  目を見開き、いつも冷静なミリーナまでもが目を見開き。
  思わず、リナとガウリイを見つめていたりするのだが。
  「あれ?あいつ、滅んだの?」
  そんな言葉にふと横にいるガウリイにと聞いているリナ。
  「エルさんのところでいまだにこき使われてるから、
    何か数億回以上、滅んだけど復活させて、こきつかってるとかいってたぞ?」
  「………(汗)」
  いともあっさりととんでもない会話をしているそんな二人の会話をききつつ。
  思わず冷や汗を流しているミルガズィア。
  まあ、ミルガズィアとすれば、金色の王が、冥王を連れて行ったその場に、
  実際に居合わせたのであるがゆえに。
  その言葉が真実だと、いやでも思いしらしめられる。
  「…な、何か今信じられないことをきかなかったか?ミリーナ?(汗)」
  つつぅ。
  冷や汗ひとつ流しつつ、つぶやくルークに。
  「…まあ、リナさんたちですし…」
  いいつつも、ミリーナの額にも一筋の汗が流れていたりする。
  「???信じられん話ではあるが…まさか、シェーラ様がそのような嘘をつくはずもない。
   そうと聞かされてはこちらが油断をするわけにもいかぬからな…」
  そんなリナとガウリイの会話に首を傾げつつも。
  警戒しつつ、そんな会話をしてきているその魔族。
  「振動弾(ダム・プラス)!」
  ドガガァ!
  そんな悠長な会話をしているそんな中。
  リナの放った術が、リナ達の足元にと炸裂し、盛大な音をかもしだす。
  『何だ!?』
  いいつつわらわらと、明かりのついた建物の中から出てくる兵士や、
  そして傭兵らしき人影が多数。
  それに驚き魔族が驚愕している間に。
  リナがすっと足元を指差し。
  「ジェィド、悪いけどタオルか何かで顔、かくしといてね。」
  にっこりと笑い、ジェイドに顔を隠すようにと支持を飛ばし。
  そして、リナに示されるがままにと、地面に降り立つリナ達一行。
  『何がおこったんだ!?』
  そんなリナ達の周りからは。
  部屋の中にと駐在していた兵士たちの声。
  彼らが出てくるのと同時に。
  はっとわれにと戻り。
  「き、貴様ら!よくもコケに!」
  はたと正気に戻った魔族が、地面に降り立ったリナ達に向かって言い放つが。
  思わず身構えるメフィを制し。
  「あんなやつ、相手にする必要はないわよ。ま、みてて。」
  いうなり。
  そのまま、すぅっ。
  息を一息飲み込みつつ。
  大きな声で。
  まっすぐにその魔族を指差し。
  ただ一言、大きな声で。
  「くせものよ!」
  きっぱりはっきり言い放つ、そんなリナの言葉に。
  一斉に出てきた兵士たちの視線が空中にと向かう。
  そして、彼らが目にしたのは、宙にと漂う、明らかに異形の物体ひとつ。
  「な゛!?面妖な?!」
  「矢をはなてぃ!」
  「まて!こいつ、魔族だ!宮廷魔道士を!?」
  口口にその姿をみつけ、叫んでいる兵士たち。
  「…な゛!?ちょ…まて!」
  このような状況は予想してなかったらしく。
  まあ、予想できるはずもない、というか。
  人間を甘くみている魔族ならでは、というべきか。
  そのまま、宙でうろたえることしばし。
  『螺光衝霊弾(フェルザレード)!!』
  そのまま、うろたえたままに、ルークとミリーナ。
  二人が同時に放った一撃をうけ、あっさりと滅び去ってゆく魔族。
  「…な、何かミモフタモありませんわね…」
  それをみて。
  ぼつりとつぶやいているメフィの姿。
  
  「やれ、助かった、貴殿らは、登用された傭兵か?」
  「いや、オレたちは…」
  むぐっ。
  馬鹿正直に、外から来た。
  といいかけるそんなガウリイの口をあわててふさぎ。
  「ま、まあそうです。ところで、シェーラ様は!?」
  いいつつ、いかにも心配しているような口ぶりでそんなことを聞き返す。
  「…役者だな…」
  そんなリナをみてぽつりとつぶやいているルーク。
  「シェーラ様はおそらくは北の塔に折られると思う。
    しかし、いったいどうなってるんだ?
    建物の外から出るな、城からも出るな。挙句は城から出たり、
    入ろうとしたものは問答無用で捕らえよ。なんて命令…
    あんた、シェーラ様をしっているんだったら何かしらないか?」
  あっさりと。
  リナの言葉を信じて。
  問いかけてくるそんな兵士の言葉に。
  思わず顔を見合わせているルークとミリーナ。
  「?建物の外にでるな?どういうことですの?」
  傍目にはいかにも怪しすぎる変わった鎧をまとっているメフィではあるが。
  いかんせん、今この町には外から雇った傭兵やごろつきなどがあふれている現状。
  いちいち、そんな格好などを気にしている余裕は兵士などにはない。
  そんな兵士の言葉に続き。
  「あんたら、シェーラ様に使えている、というか雇われている傭兵か?
    なら、伝えてくれないか?オレたちは急いで建物の中に戻らないとやばいんでね。」
  みれば。
  魔族が倒されたことにより、ぞろぞろと建物の何にと戻っていっている人影多数。
  メフィの問いかけに肩をすくめつつ。
  「それはこっちがききたいよ。
    昨日から、町には騒ぎが起こっている。というのはオレたちも知っている。
    だが、城の外に出ようとした兵士たちはことごとく捕らえられ。
    ‐挙句、よくて牢屋いき、わるくて処刑、だ。
    オレ達の方が一体全体どうなってるのか聞きたい…」
  「「しょっ!?」
  処刑!?
  思わずその言葉に叫んでいるリナ達。
  そんなリナ達の童謡に、気づいてか、気づかないでか。
  「無理やりに家族の元に戻ろうとしたやつらは。
   そのまま捕らえられ、目の前で公開処刑だ。
   …しかも、城の中に入ってきた連中は、そのまま牢屋に捕まえていれろ。
   ときたもんだ。一体全体、王はどうなっちまったんだ?
   うわさでは国王はあのシェーラに骨抜きにされちまった。という説が有力なんだがな…」
  アルス将軍も厄介な女を国王に紹介してくれたものだ。
  などという別の兵士のつぶやきがリナ達の耳にと届いてくるが。
  「とにかく、魔族が入り込んでいる。というのは容易なことではないですわ。
   ‐あなた方はとりあえず、命令のままに。」
  内心の動揺を隠しつつ。
  毅然と言い放つ、そんなミリーナのせりふに。
  「ああ、わかった。‐あんたたちは、ともかく。
   シェーラ様にこのことを知らせてくれ。」
  いいつつ、その言葉に多少うろたえつつ。
  そのまま、建物の中にと引っ込んでゆくその兵士。
  
  しばし、人影が回りにいなくなるのを見届けつつ。
  「…本気でシャレになんない状況になってるわね…」
  一人、つぶやくリナの声は。
  ただただ、風にとかき消され。
  「…まさか、そんなことになってるなんて…陛下はご無事なんでしょうか…」
  よわよわしくつぶやいているジェイド。
  その言葉に、ふと顔を見合わせ。
  「…と、とりあえず、塔にいきましょ。」
  気落ちしている今のジェイドに。
  普通の状態の国王の気配は感じられない。
  という事実を告げるのは、さすがに酷、と思いつつ。
  いいつつ、そのまま向きを変えてゆくリナ。
  「だな。とにかく、急ごう。」
  「同感ですわ。」
  「だな。」
  「あ、塔はこちらです。」
  口口にいいつつ。
  一向は、シェーラがいる、といわれた塔にと向かってそのまま進んでゆく……

                             -続くー

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    あとがきもどき:
     薫:父の馬鹿・・・・。
       気づいたらまたネコ達…外にだしてるしぃぃぃ!
       今、家の前、新築工事中で、危ないのにぃぃぃ!
       ・・・・・・チビちゃんの一件、あったのにこりてない・・・(怒
       ・・・・外にでたら、チビのこと思い出して、心臓にわるいのよぉ・・・・。
       あのときも、父が外にだしてて、いつも呼んだら戻ってくるのに。
       返事もなければ戻ってこないから、仕事から10時過ぎにもどって、
       出てる、というのを聞いて、十二時過ぎまでさがしてたら・・・・・・・・。
       ・・・・・・・・・動かなくなってたし・・・・チビちゃん・・・・・くすん。
       もう少し、あのとき、早く見つけてれば・・・・しくしくしく・・・・。
       いまだに後悔してるのに・・・・私は・・・。
       なのに、父は懲りてないらしくまた外にだす・・・・。
       何かあったら、どうするのよぉ!
       (それで過保護にしすぎ、との意見も多少あり・・・・汗)
       し・・・・心臓にわるいです・・・・。あうあうあう・・・・。
       とりあえず、寒いせいか、十二時前にはもどってきましたv
       ・・・・・閉じ込めとこ・・・・部屋、暖房つけて・・・(うん。
       うーん。
       何はともあれ。
       しっかし、リナがなもなきえらいおっさんをぼてくりたおすとか(まて
       牢屋につかまって(というかつれてかれる)ところとか。
       これにはなくなってるんだよなぁ・・・・
       結構あそこすきなんだけど、仕方ないか(まてってば…汗
       さって、次回でアルス将軍だな。うーみゅ・・・・
       がうさん・・・活躍してないぞ(笑

      2003年12月14日某日