うみゅう。
  ・・・・・・何か疲れてるのかな・・・・。
  打ち込みがのりません・・・・・あうあうあう・・・・・。
  何はともあれ・・・・・。
  続きです・・・・。
  次回でようやくマイアス君の名前・・・だっせるかな?(まてや)

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        狭間の選択     ~いざ、ガイリア・シティ内部へ?~
   

  「あの?ちょっといいですか?今の会話の意味は…」
  問いかけるそんなジェイドの言葉に。
  不振そうな表情をむけ。
  「あんた、誰だ?」
  そういってくるその傭兵らしき人物。
  「いやあの、ディルスの兵士です。」
  そういいつつ。
  「少し用事があり、町を離れていたのですが…あの、今の会話は…」
  震える声で問いかけるそんなジェイドの台詞に。
  「どうもこうもあるかよ。あんな大変なときに町にいなかった。
   兵士様に何をはなせっていうんだ?はんっ!」
  いいつつ、ジョッキに入っているお酒を一気にと飲み干しているその男性。
  むかっ。
  「あのねぇ。そういう言い方ないでしょうが!?
   説明くらいするのが人情ってものでしょう!?」
  ガタンと席を立ち上がり、叫ぶそんなリナの言葉に。
  しばし、目を丸くして。
  しばらくリナをじっと凝視した後に。
  「へん。そうだなぁ。あんたがオレに一晩付き合ってくれたら考えてやってもいいぜ。」
  いいつつ、ねちりとした視線をリナにと向けているその傭兵もどき。
  「?何をわけのわからないことを?」
  首をかしげるリナの横では。
  完全にそんな男性にと殺気を向けているガウリイの姿がそこにあったりするのだが。
  「…つーか、どーしてリナのやつ、ガウリイのやつのあれに気づかないんだ?」
  「…気づいてませんわね。それにあの下品な男性の言葉の意味も気づいてないようですし…」
  そんな会話をぽそぽそとしているルークとミリーナ。
  「リナにそんなことをいうやつには。死、あるのみ、だなぁ。うん。」
  にこやかに。
  そんな物騒なことをいっているガウリイではあるが。
  「だぁぁ!もう、何わけのわからないことをいってないで!
    説明しないっていうんだったら、ミルガズィアさんの冗談を聞かせるわよ!?」
  何ガウリイのやつ、殺気飛ばしてるんだろ?
  しかも、本気で殺しかねないような気配まとってるし。
  変なやつ、説明しない、って言った程度のことで。
  などとリナは思っていたりするのだが。
  …よく今まで、危険な目にあわなかったのは…幸運というよりほかにはないが。
  そんなリナの台詞にもただただ、笑い飛ばし。
  「あ?冗談がどうのとか、何わけのわからんことをいってんだ?
    なぁに、一晩、オレにつきあってくれたら、説明でも、何でもしてやるよ…」
  酔っているせいで、ガウリイが放っている殺気に気づいてないこの男性。
  …ある意味、かなり幸運、なのかもしれないが。
  「ほぉぅ、そんなに死にたいんだ。ほう。」
  いいつつも。
  何気にすらっと、人間の目には見えない刃を取り出していたりするガウリイ。
  「つーか、あんたは何物騒なことやろうとしてるのよ!
    こうなったら、力づくでも説明させてやるわ!ミルガズィアさん、お願い!」
  そういいつつ。
  ガウリイがなぜ、殺気を放っているのか、まったくもって気づかないままに。
  そんなことを目の前にいるミルガズィアにいっていたりするリナではあるが。
  ちなみに。
  ガウリイが放っている殺気のせいで。
  店の中は完全に氷河期状態にと成り果てていたりするのにも。
  リナは気づいてなかったりする。
  「…どういう意味だ?リナ殿?…いきなり?」
  こちらはこちらで。
  意味をまったく理解してないミルガズィア。
  どっちもどっち、という言葉が似たり寄ったり、という言葉が当てはまるのか。
  方向性は違えども、とあることに疎い、というのは、この二人、リナとミルガズィア。
  ある意味、似たもの同士、といえるのかもしれない。
  「いいから、お願い。」
  そういうリナの言葉に。
  「…ま、まあ、かまいはせんが…
    ―しばらく前、私はメフィと旅を共にしていたとき-」
  リナの提案にというか、勢いにおされ。
  そのまま、ミルガズィアは。
  その話をはじめてゆく。


  死よりも、はるかにものすごい、静寂が…その場、というか空間そのものを完全にと支配してゆく。



  みれば。
  ほかにいた客などは、すべて白めを向いてテーブルなどに突っ伏し。
  あるものは痙攣を起こして、生死の境に追い込まれ。
  ぐったりとしているのは、同じテーブルにと席をついている、ルーク。
  ミリーナは、竜族のギャグのセンス、というものを。
  以前ちょっとしたことでしっていたらしく。
  ミルガズィアが話し始めたと同時に、ちゃっかりと耳栓などをしていたりするのであるが。
  キュポン。
  こちらも同じく、しっかりと耳栓をはずしつつ。
  「どう?少しは話す気になった?」
  にこやかに、先ほどの傭兵にと問いかけるそんなリナの台詞に。
  「…す、すまん、オレが悪かった。」
  顔色も悪く素直に謝るそんな男性の言葉に。
  「…だから、どういう意味かな?人間たちよ?」
  そんなことをいっているミルガズィアに。
  「ぷっ。ぶくくっ。おじ様。最高ですわ!今のギャグ!」
  一人さきほどのミルガズィアの言葉に受けているメンフィスの姿がそこにあったりするが。
  「うーん、とりあえず、半径一キロ四方にいた、精神世界面(アストラル・サイド)の魔族。
    今のでリナ、完全に消滅したぞ?」
  のほほんと。
  お茶をのみつつ、そんなことをいっていたりするガウリイ。
  ちなみに。
  「で?あんたは何そいつに短剣なんかつきつけてんの?」
  みれば。
  ガウリイはいつのまにやら、目の前の男性ののど元に。
  短剣を突きつけていたりする光景が。
  「ん?いや、とりあえず、リナにちょっかいかけようとした声を出したのどでもつぶしと効果と思ってなv」
  さらりと、何気にとんでもない物騒なことを言い切っているガウリイのそんな台詞に。
  「?何いってんのよ。ガウリイ!
   のどなんかつぶしたら状況を聞き出せないじゃない!
   やるんだったら、話を聞き終わって。
   ついでに、人目がない場所でやんなさい!!!」
  「「……お゛い゛(あの)……」」
  そんなガウリイにむかってそんなことをいっているリナに対して。
  思わず目を点にしているほかのメンバー。
  ま、まあ、気持ちはわからなくはないが……
  「ひ、ひぃぃぃぃい!た、たすけてくれ!何でもはなす、話すからぁぁぁぁ!」
  酒場の中。
  男の悲鳴のみが、いまだにほかの人々は静寂にと満ち溢れているそんな部屋の中。
  むなしく、響き渡ってゆく……


  「うっうっうっ。つまり、一体全体どういうわけか。
    昨日の夕方、突如として町の中にデーモンなんかが発生して…」
  なぜか、一瞬のうちに髪を真っ白にと変化させ。
  なきつつ、リナたちにと説明している傭兵もどきその一。
  「町の中にですの!?」
  問いかけるミリーナの言葉に。
  「あ、ああ。オレらなんかは、とりあえず、命からがらってやつだ。
    しかも、デーモンが出た、といって城に報告にいった同士からは。
    城の中に入れない。ときたもんだ。」
  「「は?」」
  その言葉に思わず目を丸くしているリナ、ミリーナ、ルーク、ジェイド。
  「城の中に入れない…とは、どういう意味ですの?」
  問いかけるそんなメンフィスの言葉に。
  「オレも詳しくはしらないが。
   なぜか、城に昨日の昼ごろから一切、出いリができなくなった。って噂だ。
   しかも、デーモンの発生はおさまりゃしねぇ。
   オレたちのような使い捨ての傭兵なんかがいくらいてもたりゃしねぇ。
   城から兵士たちの増援もない。…とくれば、もう逃げ出すっきゃないだろうが。」
  いいつつ。
  なぜか、胸の前で手をあわせ。
  「オレが知っているのはこれくらいだ。
    だから、カンベンしてくれよ。ころさないでくれぇ。」
  などとなきつつ、ガウリイにと懇願しているその傭兵。
  ちなみに、リナに気づかれないように。
  しっかりと、彼の精神内部にと攻撃をガウリイは仕掛けているのであるが。
  普通の人間が精神攻撃を受ければどうなるか。
  まず、精神崩壊直前に追い込まれるのは…当然のこと。
  「と、とにかく、どうあっても、ガイリア・シティに一度いってみる必要があるわね。」
  泣き叫ぶ男の横で。
  そんなことをつぶやくリナの姿が。
  しばし、見受けられてゆく。



  
  「とにかく、どうも覇王のおっさんはヤケになってるのか。
   町にデーモンが大量発生している。というのは事実みたいだな。」
  むせ返る、熱気と、そして鉄さびにもにた何かの匂い。
  先日、ここに来たときには。
  門番などもしっかりとその役目をしていたのだが。
  今はどうやらそんな場合ではないらしく。
  町にと入る外壁の前には誰一人として存在しない。
  町に近づくにつれ、場違いに盛り上がった土の姿が目につくが。
  「あの?ガウリイさん、本当にあの、伝説ともいえる、腹心の一人。
    覇王(ダイナスト)グラウシェラーがこの町にいるんですか?」
  半ば震えているようなジェイドの声は、気のせいではないであろう。
  「ん?わからないか?」
  「巧妙に気配、隠してるけど。独特の気配よね。腹心とか魔の気配って。」
  きょとんとしつついっているガウリイに。
  しみじみと語っているリナ。
  ガウリイは…まあ、その出自などの様々な理由からわかって当然、といえるのであるが。
  リナの場合は。
  物心つくまえから、家族、というか一族に徹底して、
  そのあたりのことを叩き込まれている。
  という理由がひとつある。
  それゆえに、多少のことならば、リナとて気配などを感じることは可能。
  まあ、赤の竜神に直属に仕える一族であったがゆえに。
  その力ゆえにか、魔に対する概念はほかと比べ物にはならない。
  ちなみに。
  彼らは竜神に使えてはいたものの。
  その担当は狭間なる存在。
  光の存在である、神族。闇の存在である魔族。
  それらは、互いにひとつの属性であるがゆえにか、よく暴走などをも多々と引き起こす。
  そんな暴走などを食い止める役目を、
  リナの一族、すなわちインバース一族は一任されているのである。
  「われらにも感知はできないが。だがしかし。
    インバース一族であるリナ殿と。【あの御方】(汗)の関係者であるガウリイ殿がいうのであれば。
    ほぼ間違いはないであろう。」
  いいつつも表情ひとつ変えていないミルガズィア。
  だがしかし、その額より、一筋の汗が流れ出ていたりすれど。
  「とにかく、ここでどうこういっていても、話になりませんわ。
   とにかく、状況確認だけでも。」
  そういいつつ、外壁の中にと足を踏み入れてゆくそんなミリーナに続き。
  「確かに。ミリーナのいうとおりだぜ。いかないと、何が起こっているのかわからないしな。」
  いいつつ、そんなミリーナの後から町の中にと足を踏み入れているルーク。
  「確かに一理ありますわね。」
  などといいつつ、こちらもまた、一歩、足を進めているメンフィス。
  「って、ちょっと、あんたたち!」
  リナが声を上げる間もなく。
  一瞬。
  リナたちの周りの空間そのものが、揺らいでゆく。

  
  
  ふとみれば。
  周りにいたはずのミルガズィアなどの姿はなく。
  そしてまた。
  「うーん、これはまた、結構なお出迎えね。」
  などといいつつ苦笑しているリナ。
  「これは!?」
  ふと気づけば、真横にいたはずのルークの姿もみえず。
  思わず声を張り上げているミリーナ。
  「結界よ。どうやら私たちを分断して、結界の中にと閉じ込めたみたいね。」
  さらっといいきるそんなリナの言葉に。
  「―ほう、ずいぶんと落ち着いたものだな。それとも、あきらめが生んだ余裕かな?」
  声は、リナとミリーナのすぐ後ろから。
  「な゛!?」
  構えつつも周りを見渡すミリーナ。
  だがしかし、声の主の姿はどこにも見えず。
  どこですの!?
  などとおもいつつ、回りを見渡し。
  「―はふ。」
  ため息ひとつ。
  「…くくく。ワレの姿が見えぬか…所詮は人間…というものよの。
    シェーラ様もなにゆえにこのような矢からに警戒なさるのか…」
  好き勝手なことをほざいているそれに向かい。
  「エルメキア・ランス!」
  ポシュ!
  「ナ゛!?」
  ぐにゃり。
  長く伸びた影の先端部分に向けて。
  術を放つリナ。
  それとともに、驚きの声をあげつつ。
  やがて、
  リナとミリーナの影が重なっている先端部分の先が。
  ぐにゃりとゆがみ。
  それは、やがて、盛り上がり、ひとつの形となってゆく。
  見た目、まるでヒカリゴケを子ためて作ったのような人の形の顔の部分に、
  やみ色の虚ろな目が二つ。
  「な゛。なぜわかった!?」
  などと、驚愕の声を上げているそんなそれ-魔族に対し。
  「あんた…馬鹿?普通気配でわかるって。」
  あっさりきっぱり言い切るリナに。
  「…リナさん、普通の人間は気配なんか感じ取れませんわ。」
  いいつつも、警戒態勢を引いているミリーナ。
  「…なるほど。シェーラ様が警戒している、というのは伊達ではない。ということか。
    だが人間よ。その程度の術では我は倒せぬぞ。」
  などと完全に小馬鹿にした口調であざけるように。
  「シェーラ様の手をわずらわせるまでもない。
   人間よ。おぼえておけ。我が名はグバーク。
    覇王将軍シェーラ様麾下の我の名を!」
  「ラティルト!」
  グバーグと名乗ったそれが、口上を唱えている間に。
  カオスワーズを唱え終わったミリーナの術が。
  グバーグめがけて放たれる。
  そして青白い光がグバーグを包み込み。
  一瞬のうちにグバーグは光に包まれ…となるはずではある。
  普通ならば。
  だがしかし。
  その青白い光は。
  そのことごとくは人影の見開かれた黒い瞳の奥にと吸い込まれてゆく。
  やがて。
  青白い光のすべてがその黒い瞳の奥にと吸い込まれ。
  そして、再びリナとミリーナの方にと視線をむけてくるグバーグ。
  「ムダなのだよ。
     このグバーグの瞳はすべてを虚無にとみちびきゆく。
     その瞳をもつ我を倒すのがどれほど不可能に近いかー今のでわかったであろう?」
  などとあざけ笑いつつ言葉を発し。
  「ほかの連中はそれぞれに分断させて刺客がいっておる。仲良く一緒にしなせてやるよ。」
  いいつつ。
  「見せてやろう。我がもうひとつの力を。」
  そうグバーグがいうのと同時。
  リナたちの足元が一瞬ざわめく。
  「―な゛!?」
  思わず声をだしているミリーナ。
  みれば、リナとミリーナがたっている地面。
  その地面にとグバーグの体の一部、であるであろう、ヒカリゴケのようなものが広がってゆく。
  そう、まるで地面を侵食するがごとくに。
  「―我が体は序所に広がり、この結界内部、すべてを侵食する。
   人間ども、貴様らもな。」
  完全にと自分の勝利を確信しているその声に。
  「…はぁ。あんた…馬鹿でしょ?」
  思わず、本気であきれたため息をついているリナ。
  「な゛!?馬鹿とは。負け惜しみも…」
  そういいかけるグバーグの視界に。
  「神滅斬(ラグナ・ブレード)」
  ヴンッ。
  リナの手に生じる、黒い刃の一振りの剣。
  「はっ。そんな魔力の剣で何ができる!?」
  完全にそれの呪文の正体にと気づいていないグバーグの嘲笑が響き渡る。
  「こうするのよ。」
  にっこり。
  笑いつつ、そのまま。
  ぐざっ。
  軽く足元をなぎ払い。
  ―と。

  「…な゛!?」
  ありえるはずのない衝撃。
  驚愕の声を漏らすよりも早くに。
  「本物の虚無の味、教えてあげるv」
  にっこり。
  笑いつつ、気づけば、グバーグの目の前には、刃を手にしたリナの姿が。
  「ナ゛!?なぜ、呪文は!?」
  呪文など聞くはずがない。
  そう、自分の力は、完全無欠。
  そんなことを思うグバーグに。
  「あんた…だから、馬鹿?しがない魔族ふぜいが。
    すべての母である、【金色の王(ロード・オブ・ナイトメア)】の力を借りた術。
    それが防げるはず、ないじゃないvということで、
    混沌に戻って、しっかりとエルさんにお灸でもすえられてねv」
  にっこり。
  『…!?』
  いきなり言われる、大いなるものの名前。
  魔族の真の王。
  その名前を聞くのすら阻まれる、そんな存在の名前。
  それをきき。
  その名前のダメージを受けるとともに。
  そのまま。
  ザンっ。
  いともあっさりと。
  グバーグの体は。
  リナの神滅斬にと貫かれ。
  そのまま、その本物の虚無にとグバーグの本体そのものから。
  還りゆいてゆく……
  やがて。
  ふっと。
  あたりに覚えのある空気を感じ。
  「まったく、馬鹿よねぇ。魔族ふぜいが、本物の虚無を扱えるとでもおもったのかしら。」
  いいつつ、手にした刃を無にと返すリナをみつつ。
  「…というか、私としてはリナさんに戦いを挑むほうが無謀、と思います…」
  ぽつりと、そんな台詞をもらしているミリーナの姿が。
  結界から逃れ、元の場所にと戻ったガイリア・シティの入り口にて。
  しばし見受けられてゆく。


  
  「…はぁ。」
  ため息ひとつ。
  「ま、ここなら少々、何やっても大丈夫だよなv」
  にこやかに、それでいて、すっと真剣な表情にて。
  手にしていた剣を腰にとしまい。
  「って、あんた、何剣しまってるんだよ!?」
  思わずそんなガウリイにといっているルーク。
  「いや、だってこいつら程度にリナが見つけてくれた剣、使うのも馬鹿らしいし。
   それに、たったの二匹だろ?」
  「…いや、たったのって、ガウリイさん!?魔族ですよ!?魔族!?」
  悲鳴に近い声をあげているジェイド。
  「…ま、確かに、二匹だな。」
  こちらはこちらで。
  すでに呪文を唱え終わり、その手に赤い刃を出現させているルーク。
  「こいつらにはもったいないけど、これで十分さ。」
  そういいつつ、すっとガウリイが手を横にと伸ばすと。
  そこに出現する一振りの光の刃。
  ガウリイの精神力を具現化した、ガウリイのみが使える、剣。
  ちなみに、これは。
  ガウリイの意思により、どんな形にでもなすことができる。
  「つーわけで、とっとと片付けようぜ。ルーク。」
  「…そうだな。ミリーナが心配だしな!」
  「ですからぁ!魔族ですよ!?あれはぁぁあ!?」
  ガウリイとルークがいとも冷静に。
  まるで雑魚を相手にするがごとくに。
  …実際にガウリイにとっては雑魚なのであるが。
  目の前に人形の魔族二つを相手にしつつも動じない姿をみつつ。
  一人、パニックになっていたりするジェイド。
  そんなバニクルジェイドの目の前で。
  
  ザン!

  いともあっさりと、ガウリイたちにと向かわされた刺客魔族は。
  何の見せ場もなく、その名前すらいう暇もなく。
  いともあっさりと、滅ぼされてゆき。

  「って、はっ!ミリーナ!」
  ふと気づけば。
  自分たち三人が閉じ込められていた結界から開放され。
  そこに、愛しいミリーナの姿をみつけ。
  ミリーナにかけよってゆくルークの姿と。

  「おーい、リナ、大丈夫だったか?!怪我ないか!?」
  いいつつ、ぎゅっといきなり抱きついてくるそんなガウリイの行動に。
  「だぁぁぁ!だからぁ!男の姿でそれはやめいぃ!
    周りに誤解されるでしょぅがぁぁ!」

  スパパァン!

  そんなガウリイにむかって。
  リナのスリッパ攻撃が。
  いつものごとくに炸裂してゆく……
  
  
  
  
                             -続くー

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    あとがきもどき:
     薫:あはははは。
       状況報告。
       いやぁ、年賀印刷してて、んでもって。
       宛名を祖父のから変えるのわすれてました。あはは。
       ・・・・・六枚やった時点で気づくわたしって・・・・。
       あわてて、自分の名前のやつに設定しましたよ。あはは。
       しっかも、印刷してたら、あれれ?
       うぎゃぁぁぁ!途中から、前後が逆になってたぁぁぁ!?
       ・・・・・というわけで、ただいま。
       今年の年賀失敗枚数・・・・すでに20枚です・・・・。
       インクジェットはがきのムダですな・・・・あはは(自覚はある
       さって、去年の80枚よりは少なくなるかな?(こらこらこら!
       などと、近況報告しつつの。
       2003年12月9&10日です。
       んでは、また次回にてv