・・・・・早いものでもう年賀状・・・・・発売ですね・・・・。
うぎゃぁ・・・・・。
まだ画像できてないのにぃ・・・・(おいおい・・・)
がんばろ・・・・・。
しかし・・・・・・あ゛あ゛、ナーガが難しい(だからまて・・・)
あとエル様の大鎌とかさぁ(だからまてってば!)
何はともあれれ、ようやくこの狭間も12巻目!あと少しぃぃい!
とりあえず、いくのですv
・・・・・しかしおきたらまだ七時だったくせに・・・布団はいってたら。
気づいたらすでに10時半・・これいかに(汗)
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狭間の選択 ~報告、依頼、そしてまた・・・~
闇はただ沈黙だけを夜の町にともたらしてゆく。
普通ちょっとした大きな町とかなどでは、この時間帯ならば、いまだに酒場などが開いており、
酔っ払いとかごろつき達があちこちで見かけられ。
というのが定番なのであるが、この町に限ればそれといったことはない。
「…ま、確かに最近一般人には物騒かもねぇ。」
「そうかぁ?」
などといいつつそんな栗色の髪の少女の横を並んで歩いている金色の髪の女性。
「なぁ?リナ、だけどまだ男性に戻ったらいけないのか?」
などとすたすたと並んであるきつつそんな少女-リナにと問いかけているその人物。
「うーん。ここまで人気がないんだから、ま、いっか。
あんたのその女性の姿と一緒だったらいいカモがよってくるからいいんだけどねぇ。」
しみじみと言い放つリナの言葉に。
オレとしては、リナに色目とか使ってくる輩…男性として排除したいんだが…
などとため息まじりにそんなことを思いつつつぶやいている金色の髪の女性-ララァ。
リナは今だにそういった視線はすべてこのガウリイに男性の姿でも女性の姿でも。
向けられている、そう勘違いをしているのであるが。
「んじゃ。」
リナの言葉をうけて。
一瞬、ララァの姿がゆらりと揺らぐ。
その丸みを帯びた小柄でかわいらしい体系は。
リナと同じくらいの身長よりすらりと伸び、そしてその体格もたくましく、
とまではいかないもののそこそこに美丈夫、といっても過言ないほどにと変わりゆき。
顔立ちもまた先ほどの顔とは少しかわってゆく。
「しっかし、あんた面白いまでに女性のときと男性のときの姿、
多少違ってるわよね。」
しみじみそんな相棒の姿をみてつぶやくリナの言葉に。
「リナはあまり変わらないからなぁ。」
だから男性になっててもリナを女性、とみなす輩が多すぎて困るんだがな…
ぽそりとリナに聞こえないような超小声でつぶやいているその元ララァ。
この姿ではガウリイ、の声は当然、リナには聞こえるはずもなく。
「それはそうと、またいくんだろ?」
そういって町の外をついと眺めるそんなガウリイの言葉に。
「まね。…しっかし…だぁぁ!思い出しても腹がたつぅぅう!」
先日のことを思い出して思わず絶叫を夜の闇にとリナは響き渡らせてゆく。
「…念のために聞くが。この報告書には間違いないんじゃな?」
そういいつつリナにと話しかけてきたその老魔道士の言葉は、あきらかに。
『最近の若いものはこういった正式な報告書にも簡単にうそを書きたてる・・』
という言外の言葉を含んでいるのが見て取れる。
およそ十日前。
クリムゾン・タウンで起こった事件のいきさつを。
報告書にとまとめ、依頼を受けたテルモード・シティの魔道士協会に提出したときのこと。
リナが書き上げた第五巻にも及ぶ報告書をしかし、協会の上のもの、
つまりは平たく言うとおえらいさん。
そんな彼は一読するなりそんなセリフをリナにといってきたのである。
「間違いありません。」
憮然としつつ答えるリナの言葉に。
盛大にため息をつき。
「…証人…とかはおらんのか?」
などと世迷いごとをいってくる。
「そこにも書いているとおりです。
カイラスはまあ死んじゃいました、というかドゥールゴーファに吸収されましたし。
ベルさんは今赤ん坊になってますし。
アリアとディラール、ではどうせ信じないんでしょう?」
―軍隊が信じなかったように。
面倒なのでそのまま信じてもらえないまま町を後にした記憶はまだ新しい。
「まあ確かに、あんたに脅されて・・・いや、あまりの事件なので正確に話が聞き取れる。
とは到底思えない。だが…ねぇ…」
などといいつつひらひらと一枚の報告書を手にとり。
あからさまに侮蔑したような視線をリナにと向け。
「しかし、正直いって素直に信じることができん。というのが本当のところじゃのぉ。
覇王将軍、魔剣、しかもそれがベゼルドでおきた事件にらもかかわっていたなどと…
話が途方もなさ過ぎるわい…」
あからさまにこの女魔道士うそを並べ立ておって。
という視線でリナを見つめるその老人。
まあ世間一般。
世の中、魔なる存在がいる、とは確認されてはいれども。
それが高位魔族となれば話は別。
正確にいえば高位魔族と知ってそれから生き延びられているのもは限られている。
というのが本音。
まああのゴキブリ神官はなぞの神官、でとおしてるし。
などとふと思っていたりするリナ。
「なあ?リナ。なんだったらエルさんに頼んで死んだやつらここによこしてもらうとか。
それとかこの爺さん、そっちに送り込んでみるとか。」
リナを疑うなんて、というかなり憮然とした表情でいってくるそんなガウリイの言葉に。
「あのねぇ。そりゃ、金色の王なら簡単でしょうけど。
でもこの老人をあっちに送り込んだりしたら私たち、人殺し、とかいわれかねないわよ?」
「いや、だから肉体いかしたまま精神だけを送り込むとか。」
「??」
目の前の老人にとっては意味不明な会話をしている目の前の少女と青年。
まあこの会話ですべてが理解できたらそれはそれですごいものがあるのだが。
「まあそれは確かに一理あるかもしれないけど。
でもね。ガウリイ、これが世間一般での常識なのよ。
だって世間では、魔族、の頂点に魔王、赤瞳の魔王(ルビーアイ)シャブラニグドゥ。
がいて魔を束ねている、というのも眉唾のうわさ、と思っているものがいるんだし。
それにしては赤の竜神(フレアドラゴン)スィーフィードがいた。
ということは信じているのよねぇ。」
人間というものは救いがあるほうを信じる傾向がある。
自分に害のある内容は信じないにしても。
そんな台詞をしみじみといっているリナではあるが。
だがしかし、リナもガウリイもそれらがただの伝説でないことは身にしみてわかっている。
そして、それ以外にも世の中にはいろいろとある、ということも。
そんなリナの言葉に少しばかり図星を指されて顔をしかめつつ。
「…まあ、とりあえずこの報告書はうけとっておくが…
-それはそうと実は協会からちょっとした以来があるんじゃがのぅ。
なぁに今の報告書にあるような事件を解決できるなら、何ということもない依頼じゃよ。」
そういって、いかにもうそをついているものにはそれなりの依頼、というのがふさわしい。
などと思いつつにっこりと微笑むその老人。
「なぁに、簡単なことじゃよ。最近なぜかレッサー・デーモンやブラス・デーモンが
大量に発生しているということは知っておるな?それの調査いらいじゃよ。
そうじゃのう、最近特に事件が多発しているディルス方面、それから始めてもらえるかの?」
そういいつつ、依頼書を取り出し机の上にとぼんとおく。
その依頼に。
「…そーいや、ゼロスのやつが北のSさんの変わりに人身御供にできるものを探してる、
とか前言ってたよな…」
「…でもまさかそんなの報告してもいいけど、それこそ大パニックになるわよ?
あのエルさんの性格からして、絶対にそんなこと報告したら、
直接に降臨してくるし…」
ぽそぽそぽそ。
その依頼内容にぼそぼそと話しているリナとガウリイ。
まああたらずとも遠からず。
というか間違いなくかの御方が降臨するであろう、というのはリナは聞いたわけではないが、
完全にと確信をもって断言できる。
「それか、ゼロスのやつに説明してもらうとか?」
そんなガウリイの台詞に。
ぽんと手をうち。
「おお!あんたにしてはまともな意見!
んじゃ、ガウリイはゴキブリつれてきてv」
「わかった。」
リナの言葉にそのまま少しばかり挨拶して。
部屋から一度でてゆくガウリイ。
そこに多少協会の人間がいたりしたのであるが。
そんなことはお構いなしにそのままその場から一瞬のうちにと掻き消える。
『うわっ!?人が消えた!?』
その光景を目の当たりにして多少パニックになっているここ、テルモードの魔道士協会。
そんな外の騒動はまったく気づかずに。
ガウリイのいなくなったその部屋で。
目の前にいるこの協会の責任者に対して。
すらすらとその書類にサインしつつ。
「あ、その依頼、受けますけど。でもその依頼でこの額、少なくないですか?
それと、生き証人、というかいろいろと知ってるやつを今連れが連れてきますから。
煮るなり焼くなり好きにして、いろいろと聞いてやってください。
説明を渋ったら。この言葉いえば絶対にいいますから。
『金色の魔王』という単語をね。」
そういいつつにっこりと微笑んでいたりするリナ。
「??何ですかな?その単語は?」
こいつ、知らないのか。
などと思わずリナは心で苦笑するが。
ま、あのエルさんの存在はほとんど知られてないからねぇ。
などとしみじみおもいつつも。
「簡単にいったら、混沌の海の関係者ですv」
さらっと何気にうそではない説明をしているリナ。
というかその混沌の海そのものというかそれを作り出している存在、など。
説明してもわからないものには絶対にわかるはずもない。
首をかしげるその老魔道士に対し。
一通り依頼書の書類にとサインをし。
その書類を手渡しているリナではあるが。
そんな会話をしている同時刻。
「…ってぇぇぇえ!?どうしてガウリイさん、精神世界に入られるんですかぁ!
しかも!生身のままで!」
思いっきり驚愕しているとある神官。
「いや、どうしてって、これが普通だろ?」
「普通じゃありません!」
思いっきり泣き叫んでいたりする。
「ふむ。どうやらこのガウリイ殿はゼロス、貴様に用事があるようだな。
そのままいってこい。ただし、死ぬなよ?」
そんなことをいいつつも。
ゼロスの作った料理の数々を食べつついっている太陽のような金色の髪を持っている女性。
「け…獣王さまぁぁ!」
そんな女性-上司である獣王(グレータービースト)ゼラス=メタリオムの言葉に。
本気で泣き叫んでいるその男性-獣神官(プリースト)ゼロス。
ここは精神世界にと位置している獣王(グレーターピースト)の宮殿。
どうして精神世界なのに物質的な宮殿があるのか、
という疑問は、それはすべてなる母の意見、というか命令、というか。
ともかく彼らはそうするようにと義務付けられている。
下手にその命令に背いたりでもしたら…何が待っているのかは押して知るべし。
「ま、とりあえずゼロス、お前の母さんの許可も出たようだし。
さvリナがまってるからいこうなv」
「うぎゃぁぁあ!いやですぅぅぅぅ!」
そのまま首ねっこをつかまれて。
ふい。
その場から掻き消えてゆく二人の男性。
その姿をみつつ。
「ふぅ。ま、ゼロス、死なないようにがんばれ。
お前が死んでしまっては仕事とか大変になるからな。」
などといいつつ紅茶を飲んでいるゼラス=メタリオムの姿が。
二人が掻き消えた後には残されてゆくのであった。
「おーいvリナ、ゼロスのやつ連れ来たぞぉ!」
どたん!
バタン!
何やら外が騒がしいわねぇ。
などとリナは思いつつも。
扉をあけて入ってきたガウリイを見て取り。
「あ、お帰り。えっと、こいつが一応事件のあらまし、しってますから。
いろいろと聞いてみてください。
ちなみに信じられない、と思ったらさっきの単語、並べ立てれば間違いなく、
素直に白状しますから、こいつは。」
にっこりと微笑みつつ、いまだにガウリイにひこずられる格好となっているゼロスを指差し。
そんなことをいっているリナ。
「??それはそうと何か廊下のほうが騒がしいようじゃが?」
なぜか悲鳴というか叫びなどが廊下から巻き起こっていたりするのが聞こえてくるが。
「ああ、それなら、なんでかオレが移動したのみてたまげてましたけど?
ここの人たち?」
のんびりと言い放つガウリイのその言葉に。
「…あんた人目があるのにそのまま瞬間移動したわけ?」
あきれてガウリイをみつめるそんなリナの言葉に。
「いや、してないぞ。」
「んじゃ、どうして。」
普通人が目の前で掻き消えれば騒ぎになるのはわかるが。
そんなことをつぶやくリナの言葉をさえぎるように。
「オレがやったのは空間移動。瞬間移動じゃないぞ?」
スパパァァァン!
にこやかに微笑みつつさらっというガウリイの言葉に。
間髪いれずに懐からスリッパを取り出して。
思いっきりガウリイをはたいているリナ。
「あ、あほかぁぁあ!せめて人がいないときにやりなさいよぉぉお!
私やあんたには普通でも一般にはあれ!
まだ人には無理、とおもわれてるんだかんねぇぇ!」
リナの叫びが部屋の中にとこだまする。
「…?え?えっと?リナ殿?ガウリイ殿?いったい???」
ただ、意味がわからずに呆然とつぶやく老魔道士。
「あ、気にしないでください。こっちのことなので。
それはそうと、こいつならいろいろ知ってますから。
引き渡しておきますねvさっきいってた証人です。人でないですけど。」
にこやかにさらりと何やら今信じられないことを聞いたような気がするのだが…
などと思いつつリナの言葉に少しばかりまゆをひそめ。
「??こちらのかたは?」
「…あ?アノ?リナさん?ガウリイさん?いったい…(汗)」
こちらはこちらでもはやすでにもう諦めモードに入りかけているゼロス。
「パシリ神官のゴキブリ魔族。」
「リナさぁぁぁぁん、その呼び方はお願いですからやめてくださいぃぃい!」
「…何を馬鹿なことを…どうみてもその男性は人間じゃないか…」
そんなリナの言葉に小ばかにしたようにと腑舞うその態度に。
「…ゼロス、とりあえず、信じさせてからこの前のクリムゾンの一件。
くわしぃぃぃく説明してあげてよねv
でないとカタートにギガスレ完全バージョン叩き込むかんねv」
にっこりと【誠意あるお願い】をしているそんなリナの言葉に。
しくしくしく…
泣きべそをかきつつも。
「…僕をつれてきたのはこのためですか…わかりました…ご説明します…」
ほとんどもはや選択肢、というものはあるはずもなく。
うなだれつつそんなリナの言葉にと同意しているゼロス。
かくして。
ゼロスをテルモードの魔道士協会にと引渡し。
リナとガウリイはこうしてディルスに向かって旅をしている最中なのであるが。
「しっし、確かにあの金額は少なかったなぁ。」
風のウワサにテルモードの魔道士協会の一部のものが精神を病んで、
入院したとかしないとか、そんなウワサも聞こえてくる今日この頃。
テルモードの協会から手渡された調査依頼の前金は。
すでに二日もたたずにそのすずめの涙ほどの依頼料は掻き消えている。
「そ。だからこうして毎日のように盗賊退治してるんじゃないv
さv今日もがんばって稼ぐわよ!」
どこか本質的に間違っているような気もしなくもないのだが。
だがしかしここにはそれを突っ込む人間は当然ながらいない。
「そうだな。」
そんな会話をしつつ。
やがて二人は町並みから少しはなれた場所の森の中にと踏み入ってゆく。
-続くー
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あとがきもどき:
薫:こんにちわ。
なぜか最近無修正、といってるわりにかなり修正しつつ、
漫遊記本編をしかもノートのたったの一ページ半から二ページ分。
という短さで第1話として打ち込みしている薫です。
ようやくこの狭間も12巻分v
もう少ししたらまたミルガズィアさんとかも出てくるぞっとv
まあこんな別に二人が男性にも女性にもなれるけど。
意味になってないじゃん!という突っ込みを自分でもいれつつ。
とりあえず打ち込みしている私ですが(かなりまて)
何はともあれ、これもまたがんばって仕上げるぞぉ!おう!!
ではでは、短いですけど。
これにて。
さって…今度こそいい加減にミッション番外編を打ち込み終わらすぞぉ!
(無理だってば・・・・汗)
ではではv