こんにちわ。
体の節々がいたみつつの打ち込み・・・。
そのせーかなぜかぼーとしてます。
・・・・スピードものらないなぁ。
とうとう咳き込みはじめたり、あっはっはっ。
・・・・まじで本格的に風邪か?(汗)
(つーか、すでにもう38度台が三日つづくので風邪です・・・笑)
まあ、何はともあれ、いくのですv
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狭間の選択 ~ベルギス元国王~
あまりの出来事に思わず人々は絶句状態。
何しろ今まで通常の攻撃は待ったくうけつけない、キメラ。
それらがいきなり虚空から出現した三角の錐にと貫かれ。
そして一気にそれが突き刺さると同時に。
キメラたちの体は無と化してゆく。
「しっかし、一体全体どうなってやがるんだ!?」
などといいつつ、とりあえず。
ゼロスの活躍にて一瞬のうちに町にとたむろした人とデーモンの合成獣(キメラ)は。
ことごとく退治されたこともあり。
いまだにざわめく街中から、リナたちはとりあえず。
とばかりに近くにある酒場にと入ってテーブルにと着いていたりする。
「―それはこちらが聞きたいな。」
そんなことをいいつつ。
なぜか酒場だというのに誰もいない。
どうやら先ほどの騒ぎで客は全員避難しているがために。
誰もこの場には残っていないのようなのだが。
いるのは酒場の女主人のみ。
「あら、ワイザーのおっちゃん、どうしたの?」
などといいつつ、扉から入ってきた覆面の男性にそんなことを言っているリナ。
「…いや、いきなりそういわれても…。ま、リナ殿だしな。」
などといいつつつぶやきつつ。
顔を覆っていた覆面かわりのスカーフをずり下ろす。
そこから出てきた顔はリナにとっては見たことのある顔立ちの男性。
歳のころならば四十過ぎ。
ブラウンの短髪をした初老の男性の顔。
そんな彼に。
「?あんた、知り合いか?」
そういいつつリナをちらりと視線でみているルーク。
そんなルークと首をかしげているミリーナににかっと笑いかけ。
ごそごそと懐にと手をいれ。
「とりあえず挨拶をしておこう。私はルヴィナガルド共和国。
特別捜査官、ワイザー=フレオンと言うものだ。
不法な魔道実験を行い、逃走中のベルギス前国王と王室近衛団を追撃している。
―もっとも、リルナ=インバース殿はすでにお見通しだったようだがな。」
そういいつつ白い歯をにかっとさせているワイザー。
「…やはり、さきほどリナさんがいった、ラーヴァス代行の本名は。」
ふむ。
うなづきつつつぶやくミリーナの言葉に。
「だぁぁあ!まったくわけがわからん!
俺にもわかるように説明してくれぃぃ!」
ルークの叫び声だけが。
静かな酒場の中にと響きわたってゆく。
「…ま、まあ深くは聞かないが。ともかく、そっちのガウリイ殿が。
あの、ルシフェル=ララァ=ガウリイ=ガブリエフ殿。
というのはわかった。
しっかしまぁ、リルナ殿といいガウリイ殿といい。
リナ殿。貴殿の周りには似たものが近寄ってくるな。」
そういいつつずずっとお茶を飲んでいうワイザーの言葉に。
「そーいうおっちゃんこそ、わざわざここまで。ご苦労なことよね。」
まあ以前、この人物にいいように振り回された形にはなったものの。
結果としてあの国の非道なる実験をつぶすことはできたのは。
リナにとってもまあまあいい思い出ではある。
「…どうでもいいが、本当にあんたら、いろんな事件に巻き込まれてるな。」
かつてのルヴィナガルド王国、その解体にリナがかかわっていた。
というのにも驚きつつ。
酒のカップをかたむけつついっているルーク。
その二階には宿屋もかねているそんな酒場。
だがしかし、さきほどの騒ぎのせいか人影はひとつもみえずに。
彼らの話し声のみが部屋にとひそひそと響き渡る。
まあ、大声で話すような内容でもないであろうが。
「しかし、あのおっさん、まんまと俺たちをだましやがって…」
などと悔しそうにはき捨てているルークに。
「『俺たち』じゃないわ。あなただけよ。ルーク。」
そんなルークの言葉をびしゃりと畳み掛けているミリーナ。
「…へ?」
そんなミリーナの言葉に目を点にしているルークではあるが。
「ひ……ひょっとして、代行のことを信用してなかったのか?ミリーナ?」
問いかけるルークに。
「いつかいったでしょ。私赤毛の人はすきじゃあないの。」
いともあっさりと答えているミリーナだけど。
「…それっていわゆる偏見というやつじゃないか?」
そんなミリーナの言葉にふと突っ込みをいれているのはワイザー。
そんなワイザーの言葉をあっさりと無視し。
「あれ?でもそれじゃ、どうしてミリーナ、代行の護衛の仕事引き受けたんだ?」
ふといまさらながらにミリーナにと聞いていたりするルーク。
「そういえばいってなかったかしらね。ちょっとした事情があるのよ。」
そういいつつ、テーブルに運ばれてきたレモンティーを一口運びつつ。
ふと天井を見上げるミリーナ。
そして淡々とその事情を語り始めてゆく。
しばらく前のとある夜。
ここより少し離れた町でのこと。
ルークのラブラブ攻撃にうんざりしたミリーナは一人、宿を出てゆき。
そしてそこにてであったのは一人の男性。
『自分はソラリアのロード・ラングマイヤーに仕えていたものだ。
実は今ロードの地位がとある人物によってのっとられようとしている。
このままではロード一族全員が謀殺される恐れがある。
自分は今事の次第を伝えるために仲間とともに別れて、
国王の元にと赴く途中だ。道中の護衛を頼みたい。』
という依頼をいきなり道端で言われたのである。
当然ミリーナはその言葉をうそだと判断し断った。
うなだれて道を急ぐ男性をみつつもそのまま宿にと戻ったのだが。
まあ、いきなり見知らずの人間にそんなことをいう人物が。
本当のことを言っている。
などといったいだれが判断しようか。
まあよくて何かに利用されるのがおち。
普通ならばそう思う。
だがしかし。
翌日。
その男性は死体で発見されたのである。
そのまま道のとおりに身元がわからないように身包みはがされて。
全身に傷をおい。
そしてその死体をみてミリーナは男の言葉が真実だったのでは。
と疑念を抱いたのである。
男のいった言葉は真実ではなかったのか。
通りすがりのまったく知らない人物にいきなりすべてを語ったのは。
追い詰められたもののわらにもすがる思いと、
自分が抹殺されたときに真実を知るものを残しておきたかったのではないのか。
というように。
そして。
それを確かめるためにこの町にとやってきた。
そのような内容がミリーナの言葉より発せられる。
「しっかし、よく雇われたわね。あんたたち。」
半分あきれつついうリナのその言葉に。
「利用できるものは利用する主義なんでしょ。」
そういいつつ言い放つ。
「とりあえず、リナさんたちが来るまでに。
いろいろと調べていたんだけど。なにぶん警備が厳重で。」
そういうミリーナのその言葉に。
「だったらそのまま空間でも移動すればいいのに。」
などというリナに。
「…そんなこと普通の人間にはできません。」
などときっぱり言い切っていたりするミリーナ。
「だったら今からでも調べに行くか?今ならどうならあの城、警備薄いぞ?」
さすがに町に人手を出さないわけにはいかずに。
厳重に警備されていた城は今はその警備兵はかなりの数を減らしていたりする。
「うーん、それもいいかもね。どうする?ワイザーのおっちゃんとミリーナとルークは?」
問いかけるリナのその言葉に。
なにやら顔を見合わせて、やがて同時にうなづく三人の姿。
ソラリアの町はいつになくざわつきをみせていたりする今の現状。。
それもまあ当然であろう。
何しろ突如として町全体をキメラが襲撃をかけてきたのだから。
しかもそのキメラが通常の魔法などが聞かない相手。
となればそれは誰かが意図的にそのようにとしている、と、
少しばかり魔道をかじったものであれば誰でも判断ができる。
キメラが湧き出てきた建物の周りには野次馬の山ができ。
あたりを警備していた兵士たちは町の人々の質問攻めにとあっていたりする。
まあ、警備兵たちもまさか自分たちが守っていた建物から、
そんなキメラなどが出現するなどとは夢にも思っていなかったこともあり。
かなり町の人々に言い寄られて冷や汗をかいていたりするのだが。
とりあえずいきなり瞬間的に移動する。
という案がリナからでたものの。
それはなぜか、ルーク、ミリーナ、そしてワイザーにと却下され。
まあ、彼らの気持ちもわからなくはないが。
いきなりそんなものを幾度も見せられれば時として現実逃避をしたくなる。
それにあの感覚に普通の人間がそうそうなれるはずもなく。
そんなざわめく町の様子を眼下にとながめつつ。
夜空を舞う五人の姿。
ちなみに一人はなきながら上司に報告。
とかいってすでにもう戻った後なのではあるが。
そのまま警備も薄くなっている屋根裏の窓をあけ。
そこから城の中にと忍び込んでゆくリナたち一行。
「しっかし、あんた、昔から無茶するな。」
そう苦笑するワイザーに。
「あら、この私を利用しようとするおっちゃんほどじゃないわよ。」
そんな彼の言葉に笑っていない笑みを返していたりするリナではあるが。
リナがワイザーと仲良く話すたびにガウリイがすっと無言で、
リナの真横にたっていたりするのだが、そんなことにはリナはまったく気づかずに。
「とりあえず-いきましょ。」
そうにっこり微笑み。
リナ、ガウリイ、ルーク、ミリーナ。そしてワイザー。
この一行は城の中にと潜入を果たしてゆく。
「この城にはもう一人、ベイサムっていう人物が存在しているはずです。
ですが私たちがきてから、まだ一度も見かけたことはありません。」
そう歩きつつつぶやくミリーナに。
「というか、問題は生きているかどうか。だな。」
そんなことをいっているワイザー。
「うーん、とりあえず、この城の中には、生きている人間。
兵士たち以外では一人、そのほかには。
何か寝てる人物と似た気配まとった、すでにキメラ化されてる人がいるようだが?」
あっさりさらり。
そんなことをのほほんと頬をすこしばかりかきつついっていたりするガウリイ。
「…いや、おい、ちょっとまて。」
そんなガウリイの言葉をふと足をとめて制しているルークに。
「……リナ殿?このガウリイ殿、本当に人間なのか?」
などといいつつ冷や汗かきつつ、リナにと問いかけているワイザー。
まあそれが普通の当然の反応なのであろうが。
「あ゛ー。そういえば寝てる何やら苦しんでる人の気配がするわねぇ。」
姉であるルナに仕込まれてそのあたりのことの気配はつかめるまでになっているリナ。
ちなみにこの有効範囲は対外は半径五百メートル以内。
「とりあえず、その人物のところにいってみましょ。」
そういいつつちらりとガウリイにと視線をむける。
今までは薄暗い廊下ではあったがこれより先は。
すでに明るく灯火がともり。
隠れて移動する、というのは普通には不可能に見える。
そんなことも配慮にいれ。
ガウリイにと目配せするリナに。
「わかった。あの部屋でいいんだな。」
いともあっさりといいつつ。
そのまま何やら唱え始めるガウリイではあるが。
「げっ!?ちょいまて!?」
「それって!?」
「うどわっ!?またそれか!?」
などという三人、ルーク、ミリーナ、ワイザーの言葉が思わず漏れるが。
それと同時に。
シュン!
ガウリイの唱えていた呪文というか術が完成し。
廊下の一角より、リナたち五人の姿は。
その場より掻き消えてゆくのであった。
「おい、今人の声がしなかったか?」
「まさか。」
そういいつつ巡回兵たちがやがてその声をききつつ。
その場にとやってきたときにはすでに。
そこにはリナたちの姿はもはや完全に存在していないのであった。
いきなり出現したリナたちに驚く間もなく。
そのまま。
「眠り(スリーピング)。」
すでに唱えていた呪文により、あっさりと見張りの兵士らしき人物はその場にと崩れ落ちる。
リナたちが移動したのはすこしばかり寂れた扉の前。
みれば薄暗いそれでいて狭い廊下のその先に。
どうやらその扉はあるらしいが。
その先には廊下の曲がり角がみえていたりする。
そして、リナたちの目の前にあるのは。
木でできたすこしばかり朽ちたような扉か一枚。
そして、その中から。
ヴー…う゛…
絶えずうめき声に近い声が漏れ出していたりする。
「…何だ?この部屋は?」
そういうルークの言葉に。
「ま、あけてみればわかるわよ。」
あっさりきっぱり言い放ち。
そのままドアノブにと手をかけてゆくリナの姿が。
キィ…
かぎは。
あっさりと開いてゆく-……
-続くー
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あとがきもどき:
薫:・・・・熱のせいなのか。
はたまた思考が思うように回転しないせいのか。
打ち込みに時間がかかりました・・・・くすん。
というか問題のひとつに、今日はアンジェをしようと打ち込んでたのに。
なぜかアンジェを打ち込みする気力というか打ち込みののりがのらずに。
二時間くらいしてこっちに変えた。
というのがあるからかも(おいこらまて)
ま、とりあえず。
今回はほとんど、小説のまま。でしたねぇ。
リナたちが暴れるの・・・・・いったいどこにはいるやら(まてまてぃ!)
まあ、何はともあれ、またまた次回でv
2003年10月17日某日