けほっ!
  ごほごほけほほっ!
  ・・・・あぅ・・・・くるし・・・。
  いえね、これ打ち込みつつ梨を食べているのですけど。
  の・・・のどに詰まりました・・・・ごほほっ!(涙)
  あ゛ー・・・くるし・・・。
  さてさて、何はともあれ。
  ハザマの続きをいくのです。
  ちなみに原作を知らない人は意味わからないかとおもわれます。
  ・・・・って誰でも知ってますよね。このスレイヤーズサイトにこられている人は(笑)
  (あー、つらかった。)
  さてさて、ようやくメインのオアシスの所も編集完了v
  ・・・後はあそこの動物関連リンクを作るだけですね。
  などとぼちぼちと編集作業をしつつ。
  ではでは、続きをいくのです!

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        狭間の選択     ~シェーラ~
   


   「わ…わかりました。知っていることは説明しますからぁ!」
   などとなぜかなきながら叫んでいる黒い神官-ゼロス。
   リナがちょっと闇の剣で皮一枚づつそいでいっていたりするのだが。
   「まったくはじめから素直に言えばいいものを。」
   そういっているリナに。
   ぽそりと。
   「・・・はじめからも何もいきなり斬りつけてきたじゃないですかぁ。」
   などとなきつつそんなことをいっていたりするゼロス。
   「で?ゼロス?何であのシェー何とかって子、何してるんだ?」
   先ほどいたのはどう見ても魔族。
   だが今魔族は人間世界に干渉をあまりしないようにした。
   とガウリイとリナは聞いたばかり。
   つい先日それでいつものようにやってきていた金色の王が愚痴をいっていたのだから。
   それは間違えのない事実。
   「というかもしかしてエル様に言われたから。行動開始してるんじゃないの?」
   もっともなことをいっているリナに。
   「いえ、それはないです。ただいま北の魔王様は。
     完全に精神世界で気絶されてますから。ちなみに重症です。」
   どこか顔を青ざめてそんなことを言っているゼロス。
   「・・・・あ゛…あ゛、そう……。何があったのかは詳しくは聞かないわ…」
   多分そういえば金色の王が情けないことをしているからお仕置きする。
   とかいって先日来たときにいってたからその関係だろうなぁ。
   そんなことを思っているリナ。
   事実そうなのではあるが。
   「それで?どうして覇王一派があんな村娘の格好してるわけ?」
   そう問いかけるその言葉に。
   「いや、そこまでは詳しくしりません
♡」
   にこやかにきっぱりとそういいきるゼロスに。
   「悪夢の王の一片よ…」
   「あ゛あ゛!本当に詳しくは僕は知らないんですぅ!
    ただこれ以上魔王様の弱体化を防ぐために作戦を立てている。
     とかいわれて、前から覇王様は何かされてましたけど!」
   リナの言葉にあわてて弁明しているゼロスのその言葉に。
   「それで?その何かって何?」
   そう聞き返すリナのその言葉に。
   「いえ、何でも欠片を新たに見つけ出すとか何とか。
    それでシェーラさんが行動されている。としか僕は…」
   事実ゼロスはそれしか聞かされてなかったりするのだが。
   確かにうそはついていない。
   それ以上のことをたとえ知っていたとしてもそれはゼラスによる推測に過ぎないのだから。
   下手なことをいったらそれこそ命がないか悪くて滅びるかですし。
   などと思いつつリナの質問にと答えているゼロス。
   「・・・で。」
   さらにリナが問い詰めようとしたその刹那。


   ツドドォォン!


   間違えのない爆発音がリナたちの耳にと聞こえてくる。
   見れば道の先にある村の方から一筋ほど立ち上っている煙の姿が。
   「ちっ。ゼロスを問い詰めるのは後回しよ!」
   「って!リナさん!これは何なんですかぁ!ひゃげっ!?」
   ヒュルリ。
   走りつつゼロスの方にと縄を投げ。
   縄は一瞬にしてゼロスを絡めとりそのままリナにひこずられてゆくゼロスの姿が。
   「ガウリイ!いくわよ!」
   そのままゼロスを縄で縛ったままで煙りが立ち上る場所にと向かって駆け出すリナ。
   ドン。ボゴ。グベッ。
   かけているときに後ろから何か音が響いていたりするがまったくそれにはリナは気にとめずに。
   そのまま縛られたままで木々や岩などにとぶつかっているゼロスの姿がそこにあったりするが。
   
   「・・・・・あら。」
   「うーん、これはまたずいぶんと派手に。」
   などとそれをみて同時にそんなことを言っているリナとガウリイ。
   ちなみにいつもの習慣でリナは村に入る直前に。
   いつものスタイル抜群の女性の姿になっていたりするが。
   「そういや、あんた最近何でか村に入っても女性になんないわよね。」
   ふと隣にいるガウリイがいまだに男性の姿のままのことに気づき。
   そんなことわいっているリナ。
   「うん?だって女性の姿だと悪い虫を駆除できないだろ?」
   「虫?虫退治なら別にどっちでもできるでしょ?」
   リナがいうところの虫と。
   ガウリイのいうところの虫ははっきりいってまったく違うのだが。
   「おやぁ、随分と派手に壊されてますねぇ♡」
   などといいつつなぜか頭にかなりの数のタンゴブをつくりつつ。
   目の前にある瓦礫の山をみて縄でぐるぐる巻きにされたままいっていたりするゼロス。
   瓦礫の山の周りにはおそらくは村人たちなのであろう。
   かなりの人だかりができていたりする。
   「いったい何があったんだ?」
   そうそのあたりにいる村人に聞いているガウリイのその言葉に。
   「いや、それがわしらにもさっぱり。
    音がしてきてみたら、もう。」
   「ここには女の子が一人すんどったんだ!あんたら、瓦礫のけるの手伝ってくれないか!?」
   瓦礫の山をみているリナたちに言ってくる村人たち。
   「うーん。人の気配はしないけど。」
   「とりあえずゼロスにやらせればいいじゃないか。リナ。」
   ポン。
   ガウリイの言葉にボンと手をうち。
   「それもそーね♡ってことでゼロス、お願いね♪」
   「しくしくしく…。わかりました。わかりましたよ…」
   だくだくと涙を流しつつリナの言葉に。
   「・・・・わかりましたから…すいません。この縄……解いて下さい…。
    僕の力ではこれ無理です…」
   まるです巻き状にぐるぐるに縛られているがゆえに。
   そんなことをいっているゼロス。
   「うーん。ちょっと神魔融合術で作り出した縄なんだけどなぁ。」
   先日金色の王から教えてもらった術で作り出した魔力の縄なんだけどね。
   などと思っているリナ。
   「どうりで、この僕がこの縄から抜け出せないはずです…」
   いじいじとリナの言葉にいじけているゼロスだが。
   そんな会話をしていると。

    ドゴガァン!

    村の先にある森の中から聞こえてくる爆発の音。
   「な゛!?」
   「何かあるみたいね!ゼロス、自力で抜け出しなさい!」
   ゼロスに一言だけそうつげ。
   そのまま音のした方向にと駆け出してゆくリナとガウリイ。
   「え゛え゛え゛え゛!」
   そんなリナの言葉に抗議の叫びを上げているゼロス。
   「できなかったらエルさん呼ぶからな。」
   走りつつ振り向いて一言ゼロスに忠告していたりするガウリイ。
   「わかりました。死ぬ気で抜け出します。」
   ガウリイの言葉に即答しているゼロス。
   そのままそこで格闘するゼロスを置き去りにし。
   リナとガウリイは爆発の音のあった方向、すなわち村の奥にある森にと入ってゆく。



   「―くっ!」
   くるりと飛び上がりそのまま草むらの中にと着地する。
   見た目の姿は十四、五歳。
   腰より少し短い髪をひとつにみつあみにし。
   そのみつあみした髪がふわりと肩にかかる。
   「―逃げられると思っているわけではないだろうな?」
   そんな少女の前にたたずむのは全身に黒い黒衣をまとった男が一人。
   「もし仮に!この俺の手から見事に逃げおおせることができたとしても、だ!
    その後いったいどこにいくつもりだ?頼るべき身内もすでになく、
     帰るべき家も俺のディル・プランドですでにない。
     夜空の下で一人孤独をかみ締めるか?
     ―下らぬ意地などはらず、おとなしくこの俺についてきたほうが身のためだぞ?」
   「……うーん。見かけの割りにはぺらぺらとよくしゃべるわねぇ。」
   目の前でそんなにペラペラ話している男性をみつつあきれた口調でいっているのはリナ。
   「―何!?」
   男が振り向いたその視線の先にいるのは栗色の髪の少女の姿が。
   「何ものだ!?きさまら!?」
   「ふっ。あんたみたいにあからさまに怪しい格好をしているやつに、
     馬鹿正直に名乗るいわれはないわよ。」
   「『怪しい』だと!?人を悪人みたいにいうな!私の名前はザインだ!」
   声を荒げていっているその男性。
   「大体貴様ら!何者か知らんが何でこんなところにいる!?」
   「通りかかった村の家が爆破されて、森の中から爆発音が聞こえて。
     普通これだけ騒ぎがあれば誰でも見にくるとおもうけど?
      で、聞くけどあんたの住んでいるところじゃぁ、いきなり他人の家攻撃呪文でぶっ壊して、
       女の子誘拐しようとするやつのことは悪人とはいわなわけ?」
   「うーん、リナ、これ女の子か?」
   「あんたは黙ってなさい!」
   リナの後ろについてきているガウリイがそんな突っ込みをしていたりするけども。
   そんなガウリイの言葉をピシャリととめているリナ。
   「…そ、それはっ!に……任務だからいいんだ!」
   「……はぁ。まだあれは何かしでかしてるわけね。」
   そんな言葉にあきれたため息をついているリナ。
   「いっとくけど?今さら何をしようというわけ?
    もうルヴィナガルドもないのに?」
   そんなリナのその言葉に。
   「な゛!?なぜ貴様どこまで知っている!?」
   あからさまに動揺している黒尽くめの男性。
   「というか何であんた、こんな魔族に喧嘩振ってるんだ?」
   そんなリナの言葉にさらに追い討ちをかけるように言っているガウリイ。
   「…ちっ。」
   ガウリイの言葉に一瞬顔をゆがませ舌打ちし。
   そのまま軽くパチンと指を鳴らしているみつあみの少女。
   ヴォォ・・・。
   「どこに魔族…って、何ぃ!?」
   振り向くとそこに見えるのは。
   数十匹のレッサーデーモンたち。
   「何ぃぃ!?」
   目を見開いて叫んでいる黒ずくめの男性。
   「な゛!?」
   それと同時にリナたちとは別の場所から聞こえてくるひとつの声が。
   みればもう一人の黒い人影が。
   「ガルヴァ様!?」
   「ばか者!見知らぬ相手に己の名前を名乗りねなおかつ仲間の名前を呼ぶとは!
    不用意にもほどがあるぞ!」
   そんな叱咤をとばしているガルファと呼ばれたその男性。
   「し…しかし名前といっても作戦名ですし。」
   などといっているザイン。
   その言葉にまともに青筋を立てているのが顔が見えなくても気配でわかる。
   「どうでもいいが、あんたたちが言い争っている間に、ほらもう。
    レッサーデーモン、あんたたちの後ろにきてるわよ?」
   あきれつついうリナのその言葉に振り向けば。
   言い争いをしている二人の黒尽くめの男たちの真後ろに群がっているデーモンの姿が。
   「うーん、さすがにいくら雑魚デーモンでも力とかわかるみたいね。」
   「こっちにはまったくかかってこないなぁ。」
   そんな様子をのんびりと眺めているリナとガウリイ。
   「でもこれ、めんどくさいわよね。一気にいこうか?
    あれの名前をいったら簡単でしょうし?」
   「ああ、エルさんの・・・・」
   「き・・・きゃぁぁぁぁぁ!その御名前はいわないでぇぇぇぇ!
    リナ=インバースさん、ガウリイ=ガブリエフさん!」
   ガウリイのその言葉にまともに顔色を変えて叫んでいるみつあみの少女。
   その言葉に。
   「何!?リナ=インバースだと!?」
   「ご存知なのですか?この女を?」
   驚愕の声をあげるガルヴァに問いかけているザイン。
   ちなみにデーモンたちは呼び出した主の取り乱しようにどうしていいものか、
   そのまま行動をとめていたりするが。
   「知らんのか!?
    人様にはいえない様々な数々の二つ名で知られた友達になりたくないベストテンで、
    常に上位キープの魔道士だぞ!しかし・・・・胸があるが?」
   ・・・・ぷちり。
   「ドラグズイブぅぅぅぅ!」
   ドゴォォン!
   あたりに爆音が響き渡る。
   「あのねぇ!どこでんな怪しいベストテンやってるのよ!」
   「あ…あのなぁ。あんた。いきなりドラグスレイブはないぞ?」
   リナのその叫びとともに後ろから聞こえてくる一人の男性の声。
   そういうリナたちの目の前は。
   ちょっとしたクレーターができていたりする。
   「………」
   そんなリナの行動に固まっていたりする横にいる一人の少女。
   「…まさかデーモン退治にドラグスレイブを使うとは。」
   そんなことをいっているのは銀色の髪をポニーテールにしている別の少女。
   そういいつつ表情ひとつ変えずに汗を流している男性と共に出現した、
   先日であったことのある一人の女性が。
   「まったくだ。それはそうと、大丈夫かい?シェーラちゃん?」
   そういいつつリナの横でいまだに固まっているみつあみの少女-シェーラにと話しかけるその男性。
   黒い短髪、長身、やや目つきが悪く少し釣り目の男性と。
   銀色の長い挑発をポニーテルにまとめている長身の女性。
   「やっぱりあいつらも、ひょっとしてあのことでか?」
   などといいつつ勝手に話を進めている男性の言葉に。
   「知りません。ルークさん。」
   きっぱりいいきりとにかく早くこの場から立ち去りましょう。
   などと思いつつその場を立ち去ろうとしているシェーラ。
   「あのねぇ?おっさん?かってにこっちを無視して話を進めないでくれない?」
   そんな男性の言葉に突っ込みをいれているリナ。
   「……おっ…おっさん………」
   リナの言葉にまともに青筋を立てていたりするが。
   「ふっ。説明も何もなしでいきなり話を進める相手はおっさんで十分よ!」
   「何ぃぃ!てめえ、言わせておけば。」
   「ルーク、いい加減にしなさい。」
   そんな男性が熱くなるのをピシャリと冷静なさめた声でとめているミリーナ。
   「それはそうと、リナ?これどうするんだ?村の人が驚くぞ?」
   そういいつつ目の前のクレーターを指差しているガウリイのその言葉に。
   「あら。ガウリイ、お願いね♡」
   「・・・・へいへい。」
   もはやもういつものことなのでため息つきつつ。
   何やらつぶやきそのクレーターに向かって手をかざす。
   と。
   ポワリ。
   一瞬クレーターと化した場所が光ったかとおもうとその光が退いた後には。
   『…な゛!?』
   ・・・・やっぱりこのガウリイとかいう人間。
   あの御方とかかわりがある・・・といううわさは・・・事実!?
   などと驚愕しているシェーラに。
   いきなり一瞬にして森が元通りになっているのをみて驚いているルーク。
   こんなこと、人間に一瞬でできるんですの?
   などと思いつつ驚愕の表情で、の本人はつもりらしいが。
   表情ひとつ崩さずに額から一筋汗を流しているミリーナ。
   「うーん。さんきゅ。やっぱガウリイ便利だわぁ。」
   「あのなぁ。リナもできるだろうが。」
   「いやよ。面倒だし。そりゃ、エルさんたちからやり方教えてもらってるけど。」
   ぴししっ。
   その言葉に思いっきり固まっているシェーラ。
   「あれ?シェーラちゃん?どうかしたのか?」
   いきなり固まったシェーラをみてそんなことを言っているルークのその言葉にはっとわれに戻り。
   「と…とにかく!私にかまわないでください!」
   そういうなり駆け出してゆく。
   そして木の後ろに行ったところでルークたちに見えないように空間移動し、
   一瞬にして移動してゆくシェーラの姿。
   「あ!まってくれよ!シェーラちゃん!」
   「ルーク、とりあえずシェーラさんの家にいってみましょぅ。」
   そういうミリーナのその言葉に。
   「お、そうだな。さすがは俺のミリーナだ。」
   「誰があなたのものですか。ルーク。馬鹿いってないでいきますよ。」
   ピシャリとさめた口調で言い放つミリーナのその言葉に。
   「…何かこいつ…他人のような気がしないなぁ。」
   まったく報われていないのを瞬時に見て取り、
   リナをみつつぽつりとつぶやいていたりするガウリイ。
   すたすたすた。
   そんな会話をしている中。
   すたすたと村の方にと向かっていくミリーナ。
   「うーん。ま、あれが何をたくらんでいるのか気になるし。
    とりあえずガウリイ、私たちも戻りましょ?」
   「だな。」   
   「あ、まってくれよ!俺のミリーナァァァ!」
   あっさりした口調でその場を後にし村にと向かって行くリナとガウリイに。
   すたすたと歩いてゆくミリーナを追いかけてゆくルーク。



   ふふ。
   「あら?エル?何みてるの?」
   映像を映しつつみている絶世の美女に向かって話しかけているのは一人の少女。
   「ほら、ガウリイたちが面白いわよv」
   「あら、ルークさんとミリーナさんか。確かにね。」
   『ふふっ。』
   その光景をみて笑っている二人の女性。


   クシャン。
   小さなくしゃみひとつ。
   「・・・・何か今回のこれ…エルさんたちのたくらみのような気がするの。
    私の気のせいかなぁ?」
   などと村に向かいつつぽつりとつぶやいているリナのその言葉の意味は。
   ある意味正解であることは。
   この場にいる誰もが知る由もない。
   
   
   

   
                             -続くー

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    あとがきもどき:
          薫:ふふふ。
            ついに登場、ルーク&ミリーナ。
            シェーラ。気の毒に(笑)。
            ちなみにところどころ小説と同じなのは。
            気にしないでください(こらまて)
            まあ何はともあれ。
            ザインたちは当然ながらあれの被害に。
            ではでは、また次回でv