リィン・・・ゴォン・・・。
鐘が鳴り響く。
「汝、健やかなるときも、生涯、隣にいるガウリイ=ガブリエフと。愛することを誓いますか?」
「誓います。」
「・・・汝、ガウリイ、ガブリエフ。汝はこのリナ=インバースを。生涯の伴侶として愛することを誓いますか?」
「誓います!」
わぁぁぁぁ!
「では、誓いのキスを・・・。」
そっと触れ合う唇は・・・・。
とても・・切ない味がした・・・。
闇の行方 第23話
う・・・・・。
夢・・・。
どうしてあんな夢・・・みるのよ・・・。
ありえないはずの・・・だけども。
一番に望んでいる・・・夢。
もう・・・あれから十年は経過するであろうか?
ガウリイは・・・幸せでいるのだろうか。
ううん。
きっと幸せに・・生きているに決まってる。
そうでないと・・自分が離れた・・意味は・・ない。
ねえ?
ガウリイ・・お願いだから・・こんなあたしのことは・・忘れて。
だけども。
忘れて欲しくない・・とおもっているのか本音。
「・・・・どーしてあたしのなかに・・・魔王なんて・・いる・・・のよぉ・・」
ふぇ。
思わず涙がこぼれだす。
あれさえいなければ・・・。
こんな思いを・・しなくても済んだのかもしれない。
そして・・また。
こんなにも・・・こんなにも愛してしまう前に・・別れてしまっていれば・・
こんな思いなど・・しなくても済んだ。
そう思うが。
目をつむると思い出されるのは・・あの優しい笑顔と。
そして・・・。
最後にみた・・・・あいつの顔。
そして・・思い出す体がばらばらになりそうなほどの・・。
だけどもうれしい・・・痛み。
「姉様?」
カチャリ。
どうやら先に起きていたらしいリナスが。
そんなことをおもいつつ。
布団をかぶりしのんで泣いていたリナの元にと戻ってくる。
ようやく、子供達も自分で歩けるようになり・・。
今では、一歳程度にと成長を果たしている。
風の噂で。
セイルーンが・・・どこかの竜に襲われかけた。
というのを聞いたのは・・いつだったか。
だがしかし。
会いにいくことは・・・逆に、アメリア達を危険に巻き込むことになる。
ということをリナは十分に理解していた。
だから。
こっそりと・・覗き見ただけ。
リナスにお願いして、様子を見てもらってきて。
その映像を見せてもらい。
何事もない様子に安心した。
「・・・そっか・・・ゼル・・・姿もどったんだ・・・。」
そのことに安心する。
・・・・あたしは無理だったけど・・。
アメリア・・・あんたは幸せになってね・・・。
大切な仲間だから。
幸せになって欲しい。
・・・・それが・・願い。
頼んでもって戻ってもらったその映像には。
ゼルガディスとそして。
元気爆発正義ヒーローおたくのアメリアの。
並んで笑っている姿が映像として記録されており。
「・・姉様?泣いてたの?」
目が・・・はれぼったくはれている。
「・・・ん・・・・ちょっとね・・・。」
「・・・・また・・・ガウリイさんの夢でも・・。」
「あいつのことはいわないで!!」
リナスのその言葉に。
思わず悲鳴がこぼれ出る。
その名前を聞くだけで・・切なくなるのに。
「・・・・おねがい・・だから・・・」
成長するに従い。
どんどん父親に似てくる・・我が子、カウリイ=ユリウス=フォン=ガブリエフ。
はっきりいって、完全なる父親似。
・・・・リナの大切な人である、ガウリイ=ガブリエフの容姿を。
ものの見事に受け継いでいる・・金色の髪に碧の瞳。
その笑顔の一つですら・・・父親と・・瓜二つ。
側にいるだけで・・切なく・・・たまらなく、会いたくなってしまうほどの・・。
名前は姿をあらわす・・とはよくいったものね。
などとリナは思うが。
・・・・二度と会ってはいけない大切な人からもらった、その名前。
カウリイ。
ガウリイの名前を少しいじっただけの名前をつけた、我が子は・・。
成長するにしたがって・・父親にだんだとより一層に似てくる。
あいつの子供のころもこんなだったのかしらね?
などとリナは思いつつ。
旅を続けながらそんなことを思うが。
そんなリナの様子の溜息一つ。
「・・・・・姉様・・・無理・・しないでよ?」
「・・・・ゴメンね・・・いつも・・・」
どうやっても。
忘れられないのは・・・仕方がない。
忘れたいのに・・・・忘れられない大切な人。
・・・・側にいたら・・駄目だとわかっているのに。
・・・・それでも彼の側に・・戻りたがっている自分がいる。
「あれ?リナス?エリーとカウは?」
ふと。
いつのまにか起きたのか。
二人の子供達の姿が見えないことに気付き。
リナがふとリナスに聞いていたりするが。
「うーん、町外れの空き地で。術の実験するって朝早くにでていったよ?」
何しろ・・・さすがというよりほかにはないわよね。
さすが、エリー姉様とユーリ兄様♡
リナは気付いてないが・・・その身に宿っている、潜在能力は・・計り知れない。
まだ。
完全に人としての枷が外れていないというのにも関らず・・である。
何かあってはいけないから。
という理由で。
金色の母が・・・手助けしてくれていることも・・リナスは知っている。
「・・・・そう。じゃ、あたしも着がえて用意するわ。」
そういいつつ、ベットから起き上がる・・・・。
そして・・・。
ふと。
窓から空を見上げ・・・・。
―ねえ?ガウリイ?あんたは・・・今・・何処で・・何をしているのかしら・・ね・・・・。
会ってはいけない大切な人を思いつつ。
その澄み渡る空を・・眺めるリナの姿が。
宿屋の一室で見受けられてゆくのであった。
リナが着がえるから。
というので、リナスもまた外にでる。
そして。
ふと意識を集中させる。
―エルお母様?・・・リナお母様に・・何の夢・・みせたの?
全てを・・・母の・・・・ギャラクシーオブナイトメアの代わりに。
今ではここを守っている金色の母にそっと語りかけるリナス。
【・・・・二人の結婚式を・・ね・・・・。時間が・・・あまりないのよ・・・リナス・・・】
すでに。
未来の世界は・・・・。
崩壊を始めている。
・・・・ガウリイもまた。
その存在としての役割を。
転換しているその最中。
少しづつとはいえ。
一度は・・ガウリイをこの世界より隔離していることにはほかならない。
・・それを敏感に感じ取り・・。
リナの・・・自らが封じている・・・その核そのものが。
彼の気配が薄くなっていることに・・悲鳴を上げている。
すでに。
その影響は、まだ若いであろう空間にも。
影響を及ぼし・・・軽く数百単位の世界は・・完全にと消滅を果たしている、今の状況。
・・・・時間は・・ないのだ。
失敗は・・許されない。
だが・・いくらガウリイの本質を転換させて。
仮にリナと・・・リロードナファレスと同じような形にしても。
・・・・・・肝心のリナが素直にならなければ・・すべては・・・幻。
ずっと見守っていた。
彼女を創り出したときより・・・ずっと・・・。
妹として扱っているものの。
大切な・・大切な子供であることには・・代わりがない。
「・・・・そっか・・・。」
確か・・。
そろそろ・・・本格的に。
その本質が変化を始める時。
・・・これからが本番といえる時期であろう。
・・完全に人でなくなり始めたガウリイの気配は・・。
・・・・・人の・・・・・普通の世の中では気配を感じることは・・皆無。
リナが感じているのは・・本質的な部分。
・・・より自分の・・・自らの本質の近くにいる・・ガウリイの気配を感じているから。
まだ・・正気が保たれているのだ・・と。
リナスはいやでも理解している。
「・・・・本当に、よくあの父様と母様・・・こんなに長いこと・・。離れ離れになってて・・正気を保ってたわよねぇ・・・。」
ちょっとした時間でも母と離れたがらない父。
そして・・それを鬱陶しがっても。
それでもそれを真っ赤になりつつ受け入れている・・母。
未来のリナスの実の・・・リナとガウリイの未来の姿。
そんな二人の姿をおもいつつ。
「・・・だから・・・か。」
『少しでも離れていると。離れていたときのことを思い出すから。オレはリナの側を離れたくない。』
『・・・馬鹿////』
以前質問したときに・・父がいっていたあの台詞。
そして・・そういいつつ、キスをしてくるガウリイを。
まっかになりつつ、手を首に絡ませて・・答えていた・・母・・リナ。
未来の二人のあの仲のよさは。
今の出来事を乗り越えてだからこそ。
リナスには・・まだよくわからない。
そんな・・恋愛感情は。
だけども。
大好きな・・大切な両親だから。
・・・二人には・・幸せになってほしい。
そう願っているのは・・本音。
そんなことをおもいつつ。
「・・・さて、私も出発の準備を・・・。」
そういいかけて、ふと止まる。
・・そして・・また。
ぴたりと。
宿を出る準備と。
子供達の荷物をまとめ。
チェックアウトの準備をしていたリナもまた・・。
その気配を感じ取り・・思わず硬直する。
近づいている。
それも・・・・急速に。
・・・・町外れの・・・・空き地に・・・・・・。
バタン!!!!!
あわてて、部屋から飛び出し。
「リナス!」
「リナ姉様!」
二人同時に叫ぶ。
リナの顔色はすでに真っ青となりはて。
リナスもまたこころなしかあせっている。
――気付かれた。
それがリナの気をあせらせている原因の一つ・・それと。
「私はチェックアウトしてるから!リナ姉様は!早く!二人のところに!」
あわてて、リナスが一階にと駆け下りていき。
「頼んだからね!リナス!」
それだけいって・・。
リナはとるものもとりあえず。
宿の廊下から。
一瞬のうちにと瞬間移動を成してゆく。
「・・・・ねえ?かうにぃさま?だれかくるよ?」
ふと。
こちらに近づいてくる何かを感じ取る。
そして。
「・・・エリー、こっちに。」
すっと目を細めて。
空を見上げ、双子の妹であるエリーを自分の方にと引き寄せている、
金髪碧眼かなり美少年というより他にはない幼い男の子。
こちらにむけて・・・確かに殺気が感じとられる。
やがて。
空が一瞬揺らいだかと思うと。
そこに出現する・・・一人の男性。
その紅い髪が・・・風もないのに揺れている。
「・・・・ほう、貴様らが、あのデモンスレイヤーズの子供か・・」
母親と同じく。
どうやら人でない感覚が。
この子供達からは感じられる。
―ならば。
「エリー!ふせて!」
カウの叫びとともに。
二人が・・・地面に伏せると同時に。
どごがぁぁぁぁん!!!
何の前触れもなく。
いきなり・・・。
上空から攻撃が仕掛けられてくる。
むか・・・むかむかむかぁ!
「こら!ちょっと!このえりーにむかって、いいどきょうしてるんじゃないのよ!」
そういいつつ、きっと上空に浮かぶその男性をみて睨んでいっているエリー。
「えーと。というか、えりーをきづつけるの・・・・。ぼくはゆるさないよ?」
すっと。
エリーを守るようにして前にとでるカウ。
そんな二人に。
「ふん、貴様ら子供が・・・我にかなうとでも?」
・・・・・母親がだめならば。この子供達を人質にでもとり。
・・あのものの息の根をとめ。
そして・・・また。
この子達も殺せばいい。
などと思っているのは・・・。
元火竜王ヴラバザード。
だが。
しかし、彼は・・・肝心なことを知らなかった。
「・・・・ふぅん、かうにぃ?このひと。えりーたちころすんだって・・。」
「ふぅん、できもしないことを・・ねぇ?」
紅い瞳と碧い瞳で見据えられ。
まったく脅威に感じていないこの二人。
何しろ、どうみても。
・・・・力的に、自分達より・・はっきりいって、下である。
・・・・リナですら知らない二人の実力。
・・・リナスは知っているようなので。
リナスには二人はよく術などの、練習の付き合いに付き合っていてもらっているのだが。
まあ、知っていて当然であろう。
・・・何しろ、実質的には。
この二人・・・エリアンヌとカウリイは。
・・・リナスの実の姉と兄なのだから。
リナスしか知らない・・二人の実力と・・そして。
能力。
ようやく最近は・・・・かなりコントロールをすることに慣れてきたが。
・・・彼らは人の・・・いや、存在の心を読み取ることができるのである。
・・・一目見ただけで。
「・・・だったら、ねえ?にぃさま?これでじっけんしてみよーよ?」
「あ、それいいね♡」
にこやかにまったく動じてない二人にいらいらしつつ。
「ともかく!貴様らには貴様らの母親をおびき出すための!」
そういいつつ、手をかけようと・・・腕を伸ばす。
そんな彼にむかってにっこりと微笑み。
『しんえんのやみよりうまれしははなるこどう いまひとたびのやすらぎからめざめをうけて
われらのよびかけにしたがいてわれらのうちにねむりしちからを かいほうせん!!!!』
聞き覚えというか聞いたことなどない、カオスワーズが。
まだ一歳程度であろう子供達の口から漏れ出してゆく。
そして。
次の瞬間には。
『エターナルギャラシック!!!!』
聞いたことのない呪文。
手をしっかりとつないだエリーとカウの手から。
何とも言いがたい・・・・しいていうならば。
朱金色であろうか。
それにまるで様々な光が入り乱れた・・・閃光。
としかいいようのない、光の帯が。
辺り一体を覆ってゆく。
「・・・・・二人になにするの!?」
顔色も悪く、そして。
体半分を失ったヴラバザードのその前に。
空間を揺らめかせ出現するリナ。
「二人を傷つけるものは・・・・たとえ誰であろうと・・ユルサナイ・・。」
ぞくりとするほどの・・・低い声。
どこをどう見ても。
エリーとカウは・・・・まったくの無傷で。
攻撃・・というか。
上空に浮かんでいるそれのほうが。
かなりの大怪我にしか見えないのであるが。
「あ!おかあさん!」
「りなかあさん!」
とてとてと。
瞬間移動してきたリナの元に駆け寄ってゆく子供達。
「ああ、よかった、無事だったのね?ちょっとまってなさいね?あんた達には指一本・・触れさせないから。」
くしゃくしゃと頭をなでて、ぎゅっと二人を抱きしめる。
「こらまて!どうみてもこちらのほうが大怪我だろうが!」
自力で回復呪文をかけつつ。
それでも、まったく気にかけないそんなリナに。
おもわず突っ込みをいれているヴラバザード。
この数年にわたる間に・・。
すでに彼に付き従っていた部下達は。
ことごとく・・。
リナの知らない間に。
リナスなどの手によって。
全て滅ぼされているがゆえに。
単身でリナを抹殺しようと動いている彼―ヴラバザード。
そんな彼をきっと睨みつけ。
「・・・・二人を狙ったこと・・・・後悔させてあげる・・・。」
絶対零度の笑みを浮かべ。
「闇よりも暗きもの 夜よりもなお深きもの・・・。」
そう紡ぎだすそんなリナに。
「あ、二人はこっち。」
いつのまにかやってきていたリナスが。
ふわりと。
虚空からロッドを取り出し、子供達の周りに結界を張る。
リナスがこんなロッドなどを取り出すのは。
よくみていることなので。
というかこれが当たり前だと思っている子供達。
彼らは・・まだ知らない。
このリナスが・・・自分達の実の妹である・・というその事実は。
素直にリナスの張った結界の中に入り。
そして。
・・・・エリーを狙ったんだし・・。
そう思いつつ。
こっそりとリナが今唱えている呪文に上乗せするように。
エリーに気付かれないように呪文を唱え。
さりげなく同時に攻撃できるようにしていたりするカウリイであるが。
やがて。
「ギガスレイブ!!!!!!」
リナの放った術は・・・・。
そこの草原そのものすらをも飲み込んで。
辺りに虚無が・・・闇が広がってゆく。
「ま・・・・・!!ぎ・・・ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
たかだか元竜王・・・というか。
それが、この力・・混沌の力を防げるはずもなく。
ましてや、それが二乗分。
その闇に飲み込まれるようにとかき消えてゆくヴラバザード。
そして。
「あ、リナ姉様?ここ、元にもどしとくねv」
いつものように何でもないようにと言い放ち。
リナスがその持っているロッドを一振り。
それだけで。
サラ・・・・。
一瞬のうちに・・そこには。
リナが術を放つまえの・・草原が。
何事もなかったかのようにと元通りにと戻っていたりする。
これはいつものこと。
リナが術を放った後などに。
リナスが元通りにしている・・・ということは。
それは痕跡を残さないが為の手段。
リナもリナスからやり方・・というか仕組みを聞いて。
今では完全にできるものの。
やはりというか、それはその場の分担というか。
リナが壊した・・もとい。
呪文で何らかの被害を与えたものは。
リナスが元に戻す。
という暗黙の了解がリナとリナスの間ではすでに定着している今現在。
そして。
「さって、塵退治も済んだし?何処にも怪我はない?あなたたち?」
怪我がないか丹念に子供達の体を調べるそんなリナに。
「・・・かーさま・・くすぐったいよ・・。」
くすぐったそうに、顔をほころばせているエリーに。
「うーん。べつにどうでもないよ?りなかーさま?」
そういって。
リナスと何やら話しているカウ。
「・・・・ねえ?どーしてるなねーさんが、あそこで・・なにしてるの?」
「あ、視えるんだv」
リナは気付いてないが・・。
この世界の少し先。
とある場所にて。
というか。
今確かにリナに滅ぼされたはずのヴラバザードが。
どうしてルナにぼこぼこにされているのか?
その光景を・・具間みたカウはそんな素朴な疑問を。
リナスにと聞いているのであった。
「・・・・う・・・。」
気付けば・・辺りは・・・・深い闇。
・・・一体?
確か・・・・我は・・・あのものの・・・・術をうけて・・・・。
あんな術を仕える人間を放っておくのは。
危険極まりない。
だから・・・・あのものは消滅させるのが一番だ。
それなのに・・。
体は動く。
まだできる。
そう思い、立ち上がり・・・視線をふと向けると。
「・・・・・・まったく・・・。何回もいったわよねぇ?ヴラバザード・・・・。」
空間を・・・いや、その場そのものを凍りつかせるほどの。
低い声。
あわてて、そちらを振り向くと・・・。
そこにいるのは。
視たこともないような服装に身を包んでいる・・・・。
・・・・ルナ=インバース・・いや。
そして。
手にしている剣は・・。
よく見慣れているそれとは・・・。
何かが違っている。
「簡単には消滅なんてさせないからv」
にっこりとそう言い放ち。
そして。
その言葉とともに・・・。
バシュ!
「ぐわっ!?」
腕が・・・・一つ、軽い音とともに掻き消え。
「・・・・くす。まだよ?♡」
みたこともないような・・・・その冷たいまでの笑み。
忠告は・・何回もした。
だがしかし。
一行に聞き入れなかった・・彼の行動に。
さすがのルナももう堪忍袋の緒は切れている。
『あ、ルナ、あたしも参加するからねv』
その言葉と同時に。
あたりに・・・・凄烈までの金の光が・・・溢れ・・・・・・・。
「・・・・・な゛!?」
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!
――終りのない苦痛。
彼の・・・・ヴラバザードのお仕置きは・・・。
滅びることすら許されず・・・これから。
永久にわたる時間に・・・続いてゆくことになるのであった・・・・。
「ねえねえ!りなすねぇ!またみせて!ぱぱ!」
「はいはい。」
リナがいないときにしか・・・・見られない。
生まれて・・一度も会ったことのない父親の姿。
今日も今日とて。
リナが出かけている隙をみて。
リナスにガウリイの・・・父親の姿を見せてくれと。
せがんでいる子供達の姿が。
そこには見受けられてゆく・・・・・・。
-続くー
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##################################
まえがき:
・・・・なぜに。
これより後にはじめたやつを先に完結してるんでしょうねぇ?
私は・・・(こらこらこら!爆!)
しかし・・・なぜか漫遊記・・・とうとうリクエストが10人を超えたという。
脅威の事実・・なぜに?(汗)
あ、ちなみに。これの終り。参考になってる例のあれ。
セーラー○ーンと同じような終わり方にすることを決定!(こらまて!)
・・・・いや、後々の話をいれたら・・かなり長くなるよーな気がして・・・。
あははは・・・・・(おひおひ・・)
でも回想であるからいいよねv(よくない!)
何はともあれvいくのですv
##################################
あとがきもどき:
薫:・・・・そろそろ、一人称に・・・もどす・・かなぁ?(こらまて!)
・・・いや、『!』のところ・・・。一人称だし・・・(こらこらこら!)
どうでしょうかねぇ?(だからまて!)
ま、いっか。そのときになって考えよう(おーい・・・・汗)
ふふふふふふふふv
よーやくここまできたぞぉぉぉぉお!!!
・・・・・うし!塵は片付いた!(こらまて!)
後は・・・・・年代突破のガウリイ覚醒v
ファイト!おー!(こらまて!)
んではではv
2003年6月4,5,6,7日。
・・・何四日かかってのんびりうちこんでるんでしょうか?(爆!)
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