今朝おきたら、異様にのどがいたかったり・・・やばい!?
というわけで、すぐさまにイソジンうがい薬でうがいをば・・・
人いないのに風邪ひいたらしゃれになんないぞ・・・・
なぜか最近、これか、またはエターナル、あとはアンジェリーク。
しか打ち込みする気力がなくなってる・・・・いかんなぁ(滝汗・・・・
いい加減にフォーエバーとかさ、狭間とかさ、やんないとなぁ・・・・・。
などとぼやきつつも、いくのです。
(あとは鏡の迷宮とかやってますけどね・・・・)
     
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    永遠の邂逅  ~氷の城の主?~


妖精の国。
その北の位置に、突如として数年前にと存在したそのしろは。
年中氷にと覆われ。
近づくものすべてを氷の彫像と化す、という、何とも迷惑極まりない城。
今の妖精の村の長であるポワンが長の地位にとついてしばらくしてこの場所はできたらしいのであるが。
この城の主、と言われている氷の女王のその当人の姿をみたものは。
いまだかつてはいない。

「うー、さむい、さむい、さむい、さむいぃぃぃぃぃ!何なのよぉぉぉ!?ここはぁぁあ!?」
とりあえず、術をかけ、マントの中で暖をとるようにはしているものの。
さすがに、四方八方すべてが氷であるからして。
ひんやりと空気そのものが冷たいのは仕方のないこと。
「しかし、本当に氷の城、というだけのことはあるな。床から何から何まですべてが氷だ。」
関心しつつ、回りをみているゼルガディス。
「ほら、リナ、寒いだろうと思って、とりあえず、毛皮のマントをもってきてるから。
  これでもさらに上に羽織っとけ。」
いいつつも、リナにふぁさり、とマントをかけているガウリイ。
だがしかし。
「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!ここが氷ばかりなのがわるいのよ!
  こうなったら…黄昏よりも暗きもの 血の流れよりも赤きもの 時の流れに埋もれし
  偉大なる汝の名において 我ここに汝に願う 我ここに汝に誓わん わが前に立ちふさがりし…」
リナのつぶやきをききつけて。
「だぁぁぁぁあ!リナ、伝説の魔王シャブラニグドゥの力を借りた呪文なんかを!
  こんなところで唱えるやつがあるかぁぁぁぁ!?」
などと顔色もわるく絶叫しているゼルガディス。
「まあまあ、リナ、おちつけ?な?」
そんなリナをうしろからやんわりと抱きしめているガウリイ。
「だぁぁぁぁぁ!はなせぇぇぇぇ!ここごと吹き飛ばして、この寒さを何とかしちゃるぅぅぅぅ!!!!!」
じたばたと。
ガウリイの腕の中でしばらく暴れるそんなリナをみつつ。
「…伝説の魔王の力って…確かに、この世界には、そういった魔王がいる、
  というのは知ってはいますけど、でもそれは太古の昔のことでは?」
などとそんなことをいっているメフィ。
まあ、ある意味、正解であり、そしてまた不正解でもあるのだが。
「おい、ガウリイ、しっかりとリナを捕まえとけ。とりあえず、とっとと先にすすむぞ…」
そんなとっぴょうしもないリナの行動に冷や汗を流しつつも。
とりあえず、そのまま、城の中にむけて歩いてゆくゼルガディス。
床が氷であるがゆえに、足元がふらつくが。
そこはそれ。
呪文を駆使し、滞りなく彼らはそのまま城の最上階にとむけて進んでゆく。
今だに寒いからここを吹き飛ばす!とわめいているリナをなだめつつ。

「何だ?貴様たちは?そうか、ポワンに言われてフルートを取り戻しにきたんだな!?
  爺ちゃんを村から追い出したポワンなんかの頼みを誰がききいれるか!」
最上階にとあるちょっとした部屋。
どうやらそこは、玉座の間であるらしいが。
そこにたたずんでいる一人の少年。
なぜかその手には体に不釣合いなバトルアックスなどをもっていたりするのだが。
リナたちの姿を認めると同時に。
そのまま、リナたちに襲い掛かってきたりしているその少年。
「って、人の話をきけぇぇぇぇぇぇぇぇ!メガ・ブランド!」
ドゴガァン!
あまりの一方的なそんな少年の態度に。
ぷちり。
半ばそれでなくてもあまりの寒さに切れかれているのに、我慢の限界にとたっし。
そのまま、問答無用でとある術を解き放っているリナ。
リナの力ある言葉に従い。
リナたちの足元の氷がはぜわれ。
そのまま、目の前の少年にとむかって、氷の破片が床から巻き上がり。
そのまま少年めがけて突き進んでゆく。
足元から、吹き上げてくる氷の瓦礫。
それに直接にと巻き込まれているその少年。
「…おい、リナ、せめてディル・ブランド程度にしておけよ…」
そんなリナに対して思わずこめかみを押さえているゼルガディス。
「まあ、すばらしいですわ。リナさん。話を聞かない相手には、
  問答無用でこちらから仕掛ける。あのお方がおっしゃっていたことを。
  リナさんもまた実践されているのですわね。なら、私も!」
などといいつつ、何やら力ある言葉を解き放っているメンフィス。
「って、まてぃ!メフィまでか!?」
そんなリナの様子に目を輝かせて。
こちらはこちらで。
何やら術を唱え始めているメフィにと目を見開いているゼルガディス。
と。
「メラゾーマ!!!!」
ゼルガディスの制止の言葉より先に。
メンフィスの術が完成する。
メラゾーマ。
それはこの世界に一般に普及している魔法のひとつで。
属性は火。
ちなみに、火属性の中ではもっとも威力がある術でもある。
「って、んな場所で火属性の魔法をつかうなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
それを目にして、思わず叫ぶゼルガディスと。
そして。
ずずっ!
ごぉぉぉぉぉぉぉ…
メフィの力ある言葉に従い。
あたりに炎のカーテンが出来上がる。
だがしかし、ここは氷の城。
氷は熱で熱せられれば当然とける。
結果。
ずずずずずっ。
ごごごごご・・・・
炎が燃え盛る音とともに。
何やら部屋が壊れる音が部屋全体、といわず城全体にと鳴り響く。
「ふっ。メフィ。どうせ壊すのなら派手にいきましょう!
  ということで、さっきはとめられたけど!闇よりも暗きもの…以下呪文省略!
  竜滅斬(ドラグ・スレイブ)!!!!!!!」
少しばかり自分を羽交い絞めにしているガウリイの力が先ほどの術を放ったときに。
弱まっているのをいいことに。
先ほど中断させられた術を解き放っているリナ。
「って、まてぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃい!」
そんなリナの行動をみて、さらに叫んでいるゼルガディスに。
「いやぁ、リナはどんなときでもかわいいなぁv」
などとまったく場違いなことをいっているガウリイ。

ちゅどごごぉぉぉぉぉぉぉん!!!!

次の瞬間。

妖精の国の北の一角にて。
盛大なる爆発と、そして光のドームが出来上がってゆく…

ドラグスレイブ。
それは、今ではこの世界では、伝説、といわれている。
魔の中の魔王。赤瞳の魔王シャブラニグドゥの力を借りている。
という究極の破壊呪文。
だが、この術を使いこなせる人間など、この世界にいるはずもなく。
というか、このあたりの術はこの世界には一般的には普及していない。
活力というか物質世界的にと関係している術が。
世間一般にて普及しているがゆえに。
リナが使っているのは精神世界を経由した術。
だが、この世界で普及しているのは、自らの力を使い様々なものに干渉して使用する術であり。
ゆえに、術者の技量などによって、その威力は同じ術でもかなり異なる。


「…やって…くれますわね…」
ゆらり。
すでにクレーターと化しているそんな中から現れる一つの影。
その姿か半分、溶けているようにと見えるのは。
おそらくは気のせいではないであろう。
その全身からは、なぜか青い血がむき出しとなった地面にと滴り落ちていたりする。
「まったく、無茶ばかりをするんだから…」
いいつつも、あの一瞬にとりあえずは。
意味がわからずにうろたえていた少年を保護して。
即座に風の結解をまとっていたゼルガディス。
ゆえに、城が完全にと崩壊しても、どうにか無事でいられているのであるが。
「…あれ?」
その姿をみて思わず首をかしげているメフィ。
「ふぅん。あんたがこの元城の主?」
すでに先ほどまであった城は跡形もなくなくなっていたりする。
リナが放ったドラグスレイブの影響で。
そんなリナの言葉に。
敵意をむき出しにし。
「まさか、ルビーアイの力を使える人間がこの世の中にいたとはね。
  でも、今のであなたの力もかなりそがれたはず。この私の城を壊した罪はその命であがなってもらうわ…」
いいつつも、その口から。
冷たい氷の息を噴出しているその女性。
凍える吹雪。
と世間一般ではいわれているそれを。
だがしかし。
その吐息はリナたちにとたどり着くまえにと、そのまま四方にと掻き消えてゆく。
「おあいにくさま。あたしたちの周りには風の結界が今は張られてるから。
  そんなものは通用しないわ。とりあえず、あぁぁぁんな寒い目にあわせてくれたお礼はきっちりとさせてもらうわ。」
そういうリナの目はとことん据わっていたりする。
どちらかというと、被害をうけたのは、目の前にいる女性のほうがかなり強い。
ような気はするのではあるが。
「…触らぬ神にたたりなし、というか触らぬリナにたたりなし、だな。おい、あんた、大丈夫か?あんたがザイルか?」
気絶し、うめいているザイルらしき少年に。
回復魔法をかけつつも、問いかけているゼルガディス。
こういうときのリナに何かいったら。
間違いなく自分自身にとばっちりがくる。
というのは、幼馴染であるがゆえに、わかっている。
「…う…ん…」
ゼルガディスの言葉と、回復魔法をうけ。
やがてゆっくりと意識を取り戻してゆくザイル少年。
もっとも、一番初めのリナの術で気絶していた、というのもあるにしろ…
そしてまた。
「あなたが、氷の城の主の女王ですね!?
  ポワン様、それに女王様の命令です。即刻ここの妖精の国からたち去ってくださいませ!」
目の前にて、リナたちにと敵意をむき出しにしているその女性にと。
ぴしっと指をつきつけて、言い放っているメフィ。
「なあ?リナ?」
そんな女性をみつつ、つんつんと、横にいるリナをつついているガウリイ。
「何よ!?ガウリイ!?」
そんなガウリイに思わずむきになり、叫びつつも問いかけているリナ。
「このおばさん、魂がここにないぞ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・は?」
「いや、だから。このおばさんの魂、この肉体の中にははいってないようだぞ?
   気配はそこのザイルとかいうやつの懐の中のオーブからするんだが?」
さらり。
何でもないようにさらっといっているガウリイ。
「ゼル!そいつの懐の中探って!」
ガウリイのこういった勘は馬鹿にできない。
そのことは、幼馴染であるがゆえにと理解している。
「あ、ああ。」
ゼルガディスもまた、ガウリイのそういった勘は信用に値する。
というのを知っているがゆえに、リナにいわれるまま、
いまだに気絶しているザイルの懐をあさってゆく。
と。
懐の中よりちょっとした手の平サイズの青いオーブがころり。
と転がり出る。
青光りするそれは。
不気味に淡く光っていたりする。
「そ・・・それは!?」
それをみて、思わず叫んでいる氷の城の女王。
「なるほど。これに自分の魂を封じ込めてるわけか。よく不死を求めたりする存在(もの)がやるバターンよね。
  ゼル、それとっととこわしちゃって。」
「やめろぉぉぉぉぉぉぉお!」
リナの言葉に思わず目を吊り上げて。
髪を振り乱し、リナたちにと向かってくるその女性。
だがしかし。
それより早く、ゼルガディスの手にした短剣が。
そのオーブに突き刺さる。
パキィィィィン・・・・
まるでガラスのわれるような音が当たりにと響き渡り。
次の瞬間。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
すざましいまでにと悲鳴をあげ。
やがて、その女性の姿は、だんだんと原型がくずれてゆき。
やがては、まるで水のようにと掻き消える。
後には。
オーブを割ったと同時に発生した、あたりにと舞い散る粉雪のみがしばし見受けられてゆく。

「…え、ええと、あああ!私も何かしたかったのにぃぃい!?」
何やら横でメフィが叫んでいたりするが。
そんなメフィにと向かい。
「なら、あいつを操ってたやつがそのうちに来るだろうから。そいつに八つ当たりすればいいんじゃないか?」
などとのんびり、とそんなことをいっているガウリイ。
「…?ガウリイ?操ってたって?」
「いや、あの人、何か魔界の人とかかわりあったみたいだから。つうか、気配が二つだぶってたし。」
さらり。
これまたさらり、と言い放つそんなガウリイの言葉に。
「うーん、よくわかんないけど。とりあえず!はっ!そうよ!春風のフルートは!?
  あれがないと依頼料がもらえないわ!」
はたっと。
そのことに気づき。思わず叫んでいるリナ。
そんなリナの声と同時に。
「…う…ううぅん…」
気絶していたザイルらしきドワーフの子供が目を覚ましてゆく。
そんな彼にとむかい。
にこやかに。
「とりあえず、そいつを叩きのめして、詳しく聞きだすことに決定!」
「おいおいおい!」
きっぱりと言い放つリナに対して。
思わず突っ込みをいれているゼルガディスの姿がしばし見うれられてゆく。



数時間後。
「そうですか。それでは、あなたはあまり覚えてはいない…と。」
目覚めたザイルを説得し…まあ、それがどのような説得であったのかは。
いうまでもないであろう。
彼のおびえようから何があったのかは想像にはかたくないが。
メフィの手により、回復術がかけられたというのに、いまだにちょっぴし、
髪などがこげているのは、おそらくは気のせいではないであろう。
妖精の村の長の家。
ポワンの目の前で今回の経緯を説明しているザイル。
祖父が死に掛けているときに、自分のしていたおろかさにと気づき。
改心し、自ら盗んだフルートをリナたちとともに戻しにきているのであるが。
話によれば、祖父の薬を取りに出かけた先で。
氷の女王にと出会い。
そこから記憶があいまいにとなっているらしい。
そこで、祖父が病気になったのは村を追い出されたからだ。
また、彼がつくったフルートをポワンが盗んだ。
などとあらぬことを吹き込まれ。
彼は今回の行動にと及んだのであるらしい。
とりあえず、一通りの説明と今回の事件の経緯を聞き終わり。
そして…
「とにかく、よくぞやってくれました。人間の戦士たちよ。
  あなた方のおかげで世界に春を呼ぶことができます。
  約束しましょう、あなた方が困ることがあれば、この先、いつでも私たち妖精は、
  力を化す、ということを…さあ、そろそろあなた方の世界にお戻りなさい。」
それと同時に。
すっと、フルートにと口をつけてゆくポワン。

静かに、それでいて暖かな音楽が。
世界に満ち溢れてゆく…

音楽と同時に、妖精の村に花々が咲き乱れ…
そして。

花びらの渦にと飲み込まれ。
リナたちの視界は…暗転してゆく…


「うん?どうした?リナ殿?それにゼルガディス殿まで?
  ガウリイ、そんなところで遊んでたら、風邪を引くぞ?」
次に彼らが気づいたのは、いつものガウリイの家の地下室。
・・・・・・・・夢?
などとふとリナは思うが。
だがしかし、しっかりとガウリイたちにと持たせている品物の数々と。
自分の懐にと入れている桜の一枝が。
妖精の国の出来事が夢でなかったことを物語っている。
あちらではかなりの時間をすごしていたように感じるものの。
実際のこちらの時間では、あまり時間は経過してなかったようで。
あちらで一泊はしたはずなのに、一日も経過していない、という事実がそこにあったりする。
ひょっこりと。
地下室にと顔をのぞけて言い放ち。
再び地下から出てゆくフィルをみつつ。
「…とりあえず、これ、換金してきましょv」
にこやかに、荷物をしっかりと持たせているガウリイたちにとむかい。
微笑むリナの姿が、サンタローズのガウリイの家の地下室にて。
見受けられてゆくのであった……



                             -続くー

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    あとがきもどき:
     薫:ただいま、これの突っ込み約一名v
       フィルが死亡(!?)するところまでいったら突っ込み・・・・増えるかなぁ?
       最近、メールチェックしてたら、必ずウィルスメールばかりで。
       何か辟易してきている今日この頃・・・・
       まあ、以前よりは少ないけどさ・・・・。
       だけど一日に五件以上・・・というのはどうよ・・・・
       いまだにバスタークン、フル活動です(滝汗・・・
       本気でどなたか感染してませんか!?
       ウィルスチェックは定時的にすることをお勧めいたします・・・・はい・・・・
       さてさて。
       妖精の国のイベントが終わりましたから。
       次からは、あれ?このイベント・・・・青年期のはず!?
       というのがあったりしますが、それはそれ。
       気にしないでくださいなv
       それがすんだらようやく古代の遺跡のイベントですv
       さあって、アメリアの登場はいつになることやら(かなりまて!・笑
       何はともあれ、それでは、また、次回にて。

      2004年5月29日某日


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