・・・・何となく。
いい加減にこの20の御題、ひとまずひとつづつくらいは完成させます。
はい・・・。

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男の部屋

・・・・・。
おもわずあきれる。
「…あんた、本当にこんな部屋でくらしてたわけ?」
部屋にこないか。
と誘われて。
外は寒かったのですぐさまに了解したこのあたし。
ちなみに寒いはずで外は雪がちらついていたりする。
「何か変か?」
あたしの隣でのほほんといいつつ。
暖房のスイッチを押しているのは。
…自称、あたしの恋人。
とゆーか、恋人というか腐れ縁、というか。
何かいつのまにか周りがそういうように解釈している。というか…
「変って・・・・この部屋、なぁぁぁぁぁんにもないじゃないのよぉぉ!」
おもわずあたしの叫び声がこだまする。
「何いってるんだ?ちゃんとあるじゃないか。」
「…ほぉぉぅ、これがねぇ?」
何しろ部屋はかなり広いとあるマンション。
それなのに。
いらないものがない。といえばそれまでだけど。
台所にあるのはキッチンと冷蔵庫のみ。
一応米びつとかもおいてあるけど。
ついでにいえばあたしのためとかいって購入したお菓子作りセット一式。
あとはあまり包丁とか、その他いろいろ。
はっきりいってそろっていない。
しかも冷蔵庫の中を開けばあるのはビールのみ。
…おひ。
「…あんた、いったい食事、どうしてたのよ…」
おもわずこめかみを抑え問いかけるあたしに。
「うん。外で食べてた。一人で食べるのさみしいだろ?」
「…だからあんた昔からうちの家にいりびたってたわけ?」
「あはははは。」
などとあまりにのほほんとした笑い声を出しているこの男性。
なぜか腐れ縁、というか。
あたしが物心ついたころからなぜかいつもそばにいて。
んでもって、気づいたときにはなぜか家族公認の婚約者扱い…おひ。
まったく、こいつとあたしは七つも歳が離れている、というのに。
ちなみにあたしは今中学生。
ちなみにこの春高校にと進学する。
こいつは早くに死んだ両親の跡をついで一応これでもとある会社の社長。
はっきりいって不釣合い。としかいいようがないのだが。
なぜかこいつはあたし以外とは結婚したくない。
とかいう冗談かましてとうとう正式に婚約発表まで、記者団をよんでやっていたりする今の現状。
・・・まったく何を考えているのやら。
「だぁぁぁ!もう!これじゃ、…ああもう!ガウリイ!何か食材、買いに行くわよ!まったくもう!」
せっかくぬくぬくしてご飯でも食べよう。
とおもっていたのに何もない。
とりあえずなぜかにこにこしている横にいるガウリイを促して。
あたしはガウリイに車を運転させて最近とっても便利。
十二時まで営業のスーパーにいき食材をゲットする。

「ほら、ガウリイもこれ!」
「♪」
なぜかあたしが台所にたっていたらうれしそうにしているガウリイだけど。
まったく。
本気でこいつ自分で食事とか作らなかったのかしら。
はぁ。
てきぱきと食事を作り出し。
「さ、ガウリイ、できたわよv」
そういいつつテーブルにとできた食事を並べてゆく。
「リナの手作り、うれしいな。リナ、これから毎日作ってくれないか?」
などといってくるガウリイだけど。
「あのねぇ!あんたは自分で作る努力をしなさぁぁぃ!」
すぱぁぁぁん!
あたしのスリッパ攻撃がガウリイの頭をクリティカルヒットする。
まったく、こいつは。
こいつの見た目の容姿。
金髪碧眼、ちなみにかなり整った顔立ち。
女装させても違和感なし。
「いや、俺はリナの手料理が食べたいんだ。」
などといってるガウリイだし。
「はいはい。いつでも作ってあげるから。とっとと食べましょ。あたしが戻るの遅くなるじゃない。」
まったく。
それでなくてもあまりおそくなったらねーちゃんにどんな目に合わされるか。
考えただけでもおそろしい・・・。
「本当か!?絶対だな!?」
などとなぜかぱぁぁと笑顔全快で。
「それじゃ、リナの手料理、いっただきまぁす!」
なぜかにこにこしつつ料理を食べ始めているガウリイの姿があったりする。


「あああ!ガウリイ!それあたしの!」
「リナの手料理は全部おいしーなぁv」
「だからって人のまでとるなぁぁあ!」
何ともほほえましい食事バトルをしつつ。
あたしの始めてのガウリイの部屋訪問はこうして数時間を経過してゆく。


「あ、リナ、あんたガウリイと住むことにきめたんですって?」
次の日。
とりあえず起きてきたあたしに朝一番に姉ちゃんがいってくる。
「・・・・はぁぁあ!?」
「まあ、リナちゃん、ついに決意したのね。お母さん、はやく孫がみたいわv」
「ま、リナももう16になるしなぁ。」
などとにこやかにいいつつ席にとついている母さんと父さん。
「ちょっと!?いったい誰がそんなこといったのよ!?」
あたしが叫ぶと。
「あら、昨日寝てるリナをつれて帰ったガウリイさんがいってたわよ。」
・・・そーいや、いつのまにかガウリイの部屋で眠くなって。
で、少し休憩。
とばかりにベットで横になってたら…そ、その///
あうあぅあぅ。
とりあえず思い出すのは赤面するのでおいておく。
「ちょっとまってよ!あたしそんなこといってなぃぃい!」
叫ぶあたしに。
「あ、リナちゃん、預かってた書類に私たちのサインはしたから。」
そういいつつ母さんが出してくるのは…まて。
「リナもとうとう結婚かぁ。結婚式は高校卒業してから盛大にするんだろ?」
にこやかにいってくる父さん。
「ちょっと!何だって母さんたちが婚姻届なんてもってるのよぉぉお!」
朝からあたしの叫びが響きゆく。
そう。
なぜか母さんたちが持っているのは。
母さんたちのサインいり。
ついでになぜかもうガウリイのサインまではいっていたりする…婚姻届。
「あら、前からいってたじゃない。ガウリイさん。リナが承諾してくれたらサインお願いしますって。」
にこやかにいってくる母さんに。
「いったいあたしがいつ許可したっていうのよぉお!」
あたしのむなしい叫びがこだまする。
「リナ、何いってんだよ。おまえいったじゃないか。毎日俺のためにご飯つくってくれるってv」
・・・・・まて。
ガタタタっ!
思わずあたしは椅子から転がり落ちる。
「って、何でこいつがこんなところにいるのよぉぉ!?」
思わず叫ぶあたしに。
「?何いってるのよ。リナ、あんた昨日ガウリイにつれて戻ってきてもらってから。
  そのままあんたガウリイに抱かれて部屋に運ばれて。でそのまま一緒にねたじゃないのよ。」
「そうそう、まあリナったら、まだぽけるのには早いわよ。」
あきれたようにいっている姉ちゃんに。
にこにこ微笑つついっている母さん。
「え・・・え・・・ええぇぇぇぇぇぇ!?」
お、おぼえてなひ・・・・・(汗)
「トイレにおきてたらリナ、いつのまにかいないんだもんな。」
そ、それでおきたときにこいつ隣にいなかったんか(汗)
はっ!今はとりあえずそういうことじゃなくて!
「ちょっと!ガウリイ!これっていったいどういうことよ!?」
そういいつつ、パン、と手をたたき机の上にとあるそれをたたきつけるあたしの言葉に。
「とりあえず春になったら正式に籍、いれようなvリナvというわけでリナは春から俺のおくさんなv」
「ひ、人の話をきけぇぇぇぇ!」


…けっきょく。
ガウリイの押しの強さと。
ねーちゃんの一言により。
あたしはなぜかそのまま春からガウリイと夫婦関係になることに。
あぅぅ!
ガウリイの部屋にいって食事なんてつくるんじゃなかった!


あたしがそう後悔するのは。
こいつと暮らし始めてすぐのこと。
あぅぅ。
また今日も寝不足だよぉぉ・・・・(涙)



                              −終わりー

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いいわけという名前のあとがきもどき:
     ちなみに、設定。
     ガウリイ=ガブリエフ。
     ガブリエフコーポレーションの若き社長。
     昔からリナ一筋。
     ちなみにリナが気づかないので昔から周りを固めて味方につけてます(笑)
     ただいま、もう少しで23歳。
     リナ=インバース。
     ただいま来年で16歳。
     ちなみにただいま中学三年生。
     いつのまにか周りからガウリイの婚約者に(笑)
     んで、ガウリイとのデートの帰り、ガウリイの部屋にて。・・・・初体験(まて)
     ガウリイ、それって犯罪じゃ?(笑)
     ルナ=インバース。
     リナとは七歳離れたリナの姉。
     その力はリナですら恐れるほどに不明。
     ちなみにガウリイとは同い年。
     昔からルナにはガウリイ、頭あがりません(笑)

    ・・・・え?
    どこが男の部屋かって?
    ・・・・それはリナちゃんが始めてガウリイのヘヤいって。
    でそのまま当然というかガウリイ、我慢しきれなかったとゆーか。
    でそれをきっかけに結婚まで無理やりにもっていったガウリイ君v
    そんな意味でのこれにあてはめましたよ(あはははは・・・)
    ・・・・すいません、土下座します。
    まったく男のヘヤ、というのにあってないです。
    ・・・・もーいっこの完全に勘違いさせまくりのリナガウの子供の。
    やったほーがよかったのかな?(かなりまて)
    ではでは、またv
    2003年10月15日某日

        
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