こんにちわv
とりあえず。このイベントつくったのが。(おいこらまて)2003年の7月です。
まあそういうことで(何が?)この10月中のとりあえずの一通りの終結を見越して。
いや、一応三ヶ月たってるし・・・・ねぇ?(いや、ねえといわれても・・・笑)
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あの日
「ふぅ。」
思わず空を眺める。
空は真っ赤に夕焼けに染まっている。
そう、あの日もこんな日だった。
あの日。
あいつと別れたあの日も…
ずっと一緒に旅をしてゆくものだと思っていた。
それなのに…
「あたしらしくない…っか。」
そんなことを思いつつもしばらくその光景にと目を奪われる。
と。
ふわり。
何か暖かい感触が後ろから感じられ。
気がつくとあたしの肩にとかけられている大きめの上着。
「リナ、風邪ひくぞ?」
「もうちょっとだけ。」
あたしが一緒にいたいと思っていた自称保護者はもういない。
今あたしのそばにいるのは…
「んじゃ、オレも。」
そういいつつあたしの横に座り込むその男性。
しばらくあたしたちは並んでそんな光景をながめてゆく。
「…ねえ?ガウリイ?あんた…本当に後悔しないわけ?」
しばらく無言でそんな風に隣に並んで腰掛けていることしばし。
あたしの問いかけに。
「…はぁ。あのなぁ。リナ。まさかいまさらいや、だとは言わないよな?
この何年間、毎日、毎日同じことお前きいてくるぞ?」
そんな風にやさしく笑う姿は。
かつてのガウリイそのもので。
「でも…あたしといて平穏無事、な人生じゃないじゃない?」
そんなあたしの問いかけに。
「あのなぁ。オレにとってはリナがすべてなんだよ。」
「…旅してるときにはそんなそぶりまったく見せなかったくせに。」
「気づいてなかったのはお前だけだってば。アメリアもシルフィールもゼルも全員気づいてたんだぞ?」
へ?
「そーなの?」
「そうなのって…まさかお前今まで気づいてなかったのか?」
あきれたようにいってくるその言葉に。
「いや、まったく。」
だってみんなそんなそぶりみせなかったし。
それにシルフィールはガウリイのこと好きだって知ってたし。
そーいやはっきりしないとガウリイ様がかわいそうですわ。
とか何とかいわれたことはあったにしても。
そんなあたしをみつつふと。
端正なその顔があたしの目の前にと近づいてくる。
ちゅ。
口元に優しく触れるだけのキス。
「…いきなりナニするのよ…」
思わず真っ赤になりそっぽをむくあたしに。
「んvリナがあまりにかわいいからv」
にこやかなまでのまるで太陽のような笑みを浮かべてにっこり笑いつついってくるのは。
かつてはあたしと一緒に旅をしてた自称保護者…ではない。
今はこいつはあたしの自称保護者から夫という立場にと変わっている。
あたしはずっと保護者のこいつと一緒にいると思っていたのに。
まあいつかは別れがくるかもしれないけど。
でもあたしはそれだけで、保護者のこいつといるだけで結構うれしかった。
「―保護者でもよかったのに。」
あたしのその言葉に。
ふとガウリイも視線を空にむけ。
「そういえばオレがリナにブロボーズをした日もこんな夕やけの中だったな。」
そんなように苦笑してくるガウリイ。
「というか卑怯すぎる手段よねぇ。あんたいつのまにかあたしの両親&姉ちゃんに許可もらってるし…」
しかもこいつがブロボーズしてきたときには。
姉ちゃんがとっとと手をまわしてすでに式場の準備までしていた。
というおまけつき。
それで断れるわけがない。
というかはっきりいって断ったりでもしたらあたしは姉ちゃんに殺されるのが籍の山。
「まあ絶対に断られたくはなかったしな。それにリナ、周りから固めていったほうが。
絶対に逃げられないだろ?お前さん、絶対にストレートにいっても。
間違いなく呪文唱えてオレ吹き飛ばしてそのまま逃げる。のが目に見えてるからなぁ。照れて。」
「うっ!」
その言葉に思わず言葉を失うあたし。
ま、まあやらない……とはいえない、いや、むしろ…まちがいなくやる?
あ…あはははは……
「でもあたしと結婚してからあんたちょくちょく魔族に襲われてるじゃないのよ。
あたしと別れてたらそんなことなかったかもしれないわよ?」
一番怖いのは。
あたしのせいで、こいつ−ガウリイを失うこと。
もしそうなったら、あたしは…
ルークの比では、間違いなく…ない。
「あのなぁ。リナ、そんなこというやつには、こうだ!」
「ちょ!?ガウ、ナニを!あ…あああああぁぁ!」
どさ。
あたしはそのままガウリイに…勢いよく押し倒されてしまってるし。
ま、ましゃかコノパターンは!?
「が、ガウリイ!まっ!」
「だぁめvお仕置きv」
「ちょ!ま、だめだって、あ、あ、きゃぁぁぁぁぁぁ!!」
気がついたら。
すでにいつの間にか空は真っ暗になっていたりする…
「まったくこのところかまわず発情くらげぇぇぇえ!」
真っ赤になりつつも散らばった服をどうにかきつつ。
抗議の声をあげるあたしに。
「リナが悪い、いまだにオレたち結婚してもう二年たつんだぞ?」
「う、それはそうかもしれないけど、けどけどけど!あんた保護者やってるときとぜんぜんその態度が違うんだもん!」
そう。
こいつときたらまったく違う。
いやその…ナニが違っているのかは…ごにょごにょ。
い、いえるわけがないじゃない!(赤面)
「いや、それはリナがあまりにかわいいから。
それになぁ、何といっても三年間以上も生殺しにたえてたんだしなぁ。」
「な゛!?だからってところかまわず発情するなぁぁ!」
スパコォン!
あたしのこぎみよいガウリイをはたくスリッパの音が夜の闇にと響き渡る。
「それより、リナ、遅くなったら体冷えるからな。抱っこしてつれてってやるよ。」
「誰のせいだ!誰のぉぉぉお!」
「流産でもされたら困るしなv」
にっこりと笑ってひょいとあたしを抱きかかえるガウリイに。
「だったらんなところでしてくるなぁぁぁあ!」
あたしの絶叫が夜の闇にと響き渡る。
あたしのかつての自称保護者はもういない。
いるのは…このところかまわず発情男…である。
あの日。
真っ赤に染まった夕焼けの中。
あたしの保護者は永遠に多分姿を消したのであろう…
ま、まあ惚れた弱みだからいいけど、いいけどぉぉ!
ちなみに。
あたしたちはあたしの妊娠がわかったガウリイが。
アメリアの進言もあって出産するまではセイルーンにてやっかいになっていたりする。
この二年間、まあ魔にも襲われたりもしたが、中には。
どっかの竜王の配下、とかゆーやからも着たりしたし。
まああたしは穏便に彼らにはご辞退を願ったのであるが。
何か姉ちゃんがそいつらに何かいって。
次の日には全員向かってきた竜族は。
全員ずたぼろになって戻っていって。
それ以後、面白いことに竜王たち側から、つまりは神族がわからのちょっかいはかかっていない。
…姉ちゃんが何をやったのかは。
あたしは怖くて聞いてはいないが。
世の中、知らないほうがいいこともあるのだ。
そうあたしは自分に言い聞かせている。
そのまま。
あたしはガウリイにしかもなぜかお姫様抱っこをされてしまい。
王宮に抱きかかえられたまま戻ったのは……
いうまでもない…
あたしはこの先。
思い出すのであろう。
あの真っ赤に染まった夕焼けに間違いなく保護者のあいつは。
消えてしまったのであろう、ということを−
−終わりv−
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いいわけという名前のあとがき:
ちなみにリナとガウリイ、結婚ただいま二年目。
ようやく待望の子供をリナ妊娠です。
ガウリイいわく当たりが悪い、とかぶつぶついってるのを。
汗ながしつつアメリア&ゼルたち、かつての仲間は愚痴を言い続けられていたりして(かなりまて)
ちなみに。
恥ずかしいから。
というリナの意見でしばらく一ヶ月くらいはゼフィーリアにたてた新居に住んでましたけど。
この二人、とりあえず世界をまだ見て回るために旅にでてます。あしからず。
ただいまリナちゃん、妊娠二ヶ月目。
ガウリイ、過保護にしつつも手加減なし?
(何の?←という突っ込みは各自考えてねv)
何はともあれ、意味不明の超短編でしたv
うし、これでヒトトオリ、20はすんだ!
後は突発的にこれが増えていきます・・・・多分(こらまて)
などとつぶやく2003年の10月31日の真夜中、というかほとんど午前0時・・(笑
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