まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
こんにちわ。
さてさて、何と2004年7月3日に晴れて20万ヒットです。
というか、二年たらずで20万・・・・カウンタの周りはやすぎないかな?
みゅぅ・・・・
とりあえず、20万記念小説です。
さてさて、今回、リナとガウリイが巻き込まれたのはいったい?(笑)
ではでは。
#####################################旅 人
「・・・・・というか、ここどこ?」
「さあ?」
「『さあ?』でないでしょ?あんたは少しは頭をつかいなさい!」
思わず横にいるガウリイにとつかみかかる。
いったい全体何がどうなっている、というのやら。
ゼフィーリアにと戻って。
なぜか戻ったとたんにルナ姉ちゃんにとお仕置きうけそうになるところ。
なぜかとりあえず、ルナ姉ちゃんにとお客さん。ということで。
晴れて免れたはいいものの。
確かに部屋で待機していたはずなのに。
気づけばこの現状は一体全体どういうわけか。
というか、なぜか実家に戻って母さんと父さんとガウリイが仲よかったりするのが気になるけども。
とにかく、実家にもどってはや数日。
姉ちゃんのお仕置きは免れたものの。
まあ、回りにガウリイとの仲を冷やかされるのは気になるけど。
というか。
ガウリイはあたしのことを何とも思ってないというのに。
何か果てしなくむなしくなるけど。
実家にもどっても何か思わせぶりなことをいうだけで。
あたしとずっと連れ添うことを許可してくださいとか。
何を今さら旅の許可をもらおうとしてることやら。
しかも、なぜかあたしの母さんと父さんだからって。
あたしと同じくお母さん、お父さん。
と呼んでいる今の現状。
まあ、そんな中で。
なぜか確かに部屋の中にいたものの。
気づけばそこはどこかの森の中。
耳にと聞こえてくるのはなぜか小鳥のさえずり。
しかも、目の前にあるのはなぜか湖…というか。
何でさっきまで部屋の中にいたのに森の湖のほとり?
姉ちゃんがどこかにあたしとガウリイを飛ばした?
まあ、姉ちゃんならやりかねないけど…
だけど、何かいつもと感覚が違うのよね…
「とにかく、ここがどこなのか把握しないと……」
「とにかく!ガウリイ!ここから出るわよ!」
出れば何かわかるはず。
うん。
そんなあたしの言葉に。
「というか、リナ。何か気配がここまったく違うんだが?」
そんなことをいっているガウリイ。
気配が違う?
それっていったい?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まさか・・(汗)
何となぁぁぁぁくいやぁぁぁな予感を感じつつ。
「明かり(ラティング)!!」
そのまま、もっともポビュラーな術を解き放つ。
・・・・・が!
「うん?リナ、あの日じゃないよな?」
すばばぁぁぁぁぁん!
こいつは、何ていうことをいうんだ!
そんなガウリイの頭をスリッパではたいておく。
「・・・・やっぱし!ここって、いったいどこなのぉぉぉぉお!?」
あたしのむなしいまでの叫びは。
ただただ、湖の静けさにと掻き消えてゆく。
以前、あたしは術が発動しない。
という経験をしたことがある。
それは、姉ちゃんが特訓と称して異世界にと飛ばしたそのときに。
いや、ほんと。
一ヶ月したら迎えにいくから。
という言葉をたよりに。
術が使えない場所で。
というか、生き残るためにと異世界の術を獲得したりして。
・・・・思い出すまい。怖いから。うん。
とにかく、どうやら今回もまた。
どこかの異世界にと飛ばされたようだけど。
「というか、何か違うんだよなぁ…」
何かそんなことをつぶやいているガウリイ。
違うって?
確かに何か感じる違和感。
だけども。
何となく感じるのは。
充実した力がこの空気いっぱいにと感じられる。
とにかく。
ここがいったいどこなのか把握するのが先決である。
うん。
「とにかく!ここを出て、ここがどこなのか誰かみつけて聞き出すわよ!」
「ま、そうだな。とりあえず宿をとらないとな。うん。」
まあ、確かに。
外は何かすでに薄暗くなりかけてるし。
しかも、何か何となくだけど、ここの森。
何か特殊な力を感じるし。
とりあえず、なぜかにこにことしているガウリイをひきつれて。
この森から出て情報を得ることに。
いったい全体・・・・あたし、姉ちゃんにどこにとばされたのぉぉぉぉお!?
「・・・・・ここって・・・・何?」
「おー。きれいなところだなぁ。」
森を抜けてまず第一声をあげたのは。
あたしのそんな声と、そしてまた。
のんびりとしたガウリイの声。
森を抜けて見えるのは。
何かまるで作り物のようにと整えられているそんな場所。
しかも、何か神聖なる力が満ち溢れていたりする。
だけども。
あたしの知っている力のどれとも異なっている。
一応知識として、姉ちゃんから、様々な種族というか神族関係の力をも体にて覚えこまされていたりする。
というか使ったことはないにしろ。
……姉ちゃんが作った空間において、特訓、と生じて。
力が発揮できるかどうか、という特訓をさせられたこともあったりしたが。
・・・・・あまり思い出したくない思い出ではある。うん。
きれいなまでに整った、庭園、というのかそうでないのか。
神聖なる力に満ち溢れたそんな空間。
見えるのは、自然と建設物が協和しているようなそんな空間。
「と、とにかく。あの大きな建物にでもいってみましょ。」
「だな。一番あの建物が力を感じるしな。ここを取り巻いている力と同じ力が。」
何やらそんなことをいっているガウリイだし。
・・・・・・へ?
いや、ここの空間と同じちからって・・いったい・・・
何かかなり気になる発言だけど。
ガウリイのいうことだしなぁ・・・・うん。
こいつの野生の勘はあなどれないし。
「と・・・とにかく。いきましょ。」
とりあえず、進む意外に方法はないし。
そのまま、あたしは森をぬけ。
眼下にと見える大きな神殿にと向かってガウリイと共に歩いてゆく。
うーん。
しかし、いったい本当にここ、どこなわけ?
・・・誰かおしえてよぉぉぉぉぉぉぉお!
というか、本気でこんなきれいな場所、あたし見たことないんですけど……
うん。
「なあ?リナ?」
「あ。うん。いってみましょ。」
しばらく歩いてゆくと見えてきたのは。
どうやら何か広場のような場所。
そこならば、何か聞けるかもしれないし。
広き場所のわりには、あまり人影が見えないもの気になるけども。
しかも、空はたそがれ始めているし。
どこかに宿屋でもさがさないと。
確かにきれいな場所ではあるが、野宿はごめんである。
知らない場所でしかも、呪文もつかえない。
そんな場所にて野宿など。
何かあってからではおそいのだ。
今のこの状態で。
もし、万が一・・・何か危険なことがあったら。
ガウリイにもしものことがあったら…
あたしは……
ぽっん。
「とりあえずいってみようぜ。」
あたしがそんなことを思っていると。
頭にぽんといつもの調子で手をおいて。
そんなことをいってくるガウリイ。
ふっ。
ま、確かに。
考えていてもしかたがないし。
「そね。」
とりあえず、ここがどこなのか人の話を聞くのが先決。
そこは、何ともきれいな公園らしき場所。
中央には噴水があり。
ほのかに光り輝いている。
何とも幻想的な光景だけど。
そんな光の下。
すでに人気のなくなった公園らしきそんな中
だがしかし。
何やら人の気配を感じ取る。
ふとみれば。
何やら噴水の光にと照らされて。
その奥にと何やら様々な色彩の花々が並べられているのが目にとまる。
はて?
「おや?見慣れない顔だな。あんたたち?」
ふと気づけば。
あたしたちにと話しかけてくる男性が一人。
一瞬ガウリイが警戒態勢にはいるものの。
だがしかし、すぐにその警戒をといている。
でも何かあたしを後ろにかばうようにして立っているのは、心配性のガウリイらしい、というか何というか。
みれば、あたしたちにと声をかけてきたのは長い金髪の男性。
どこかガウリイとは違うやさしさが感じられる。
「あんたは?」
臨戦態勢はといたものの、どこか警戒しつつ問いかけるガウリイの言葉に。
「俺か?俺はカティス。ここで草木や花々の行商をやってる。」
何やらそんなことをいってくるし。
ということは、この人はカティス、という名前なのか。
「あ、あたしはリナ。そしてこいつがガウリイ。あ、あの?ここはいったいどこなんでしょうか?」
そんなあたしの質問に。
「ん?・・・・・・・・まさか、あんたら、そんなことも知らないのか?」
何か不思議そうな顔をしてくるし。
いや、何かあたし変なことを聞いた?
「いやまさか、長の…彼女の意思がなくてここにこられるとは思えないが……」
何やらつぶやいているこのカティスとかいう男性。
うーん。
いや、その長とか彼女って、いったい??
「…ちょっときくが。あんたたち、どこからやってきた?」
うーん。
ま、うそつく必要ないし。
とりあえず。
「・・・・多分、異世界というかここの世界とは別のところだとおもうんだけど。とりあえずやってきたのはゼフィーリアよ。」
「ゼフィーリア?聞いたことがないが…どうやら、あんたたちは俺の知らないところからやってきたようだな。」
そんなことをつぶやいてるし。
…うーん。
やっぱしここは、異世界か…
姉ちゃん…いったいあたしたちをどこに飛ばしたのよぉぉぉぉ!?
というか、もしかして、これが!?お仕置きなわけ!?
・・・・・・・あ・・・ありえる・・・・
あはははは・・・・・
「うーん。なら、とりあえず、あんたらにここのことを教えておこう。ここは聖地。
この地、いや、宇宙の中心ともいえる要の場所。もっとも宇宙の中で神聖な場所だ。
知っているかもしれないが、この世界は一人の女王陛下の手によって安定が保たれている。
そして、その陛下を補佐する存在が九人。彼らは守護聖、と呼ばれる存在なのだが。そのことはしってるか?」
???
まあ、女王、という言葉は、そりゃ、ゼフィーリアにも永遠の女王がいるから。
まあ、そんなものかもしれないけど。
でも、守護聖ってなに!?宇宙って!?
・・・・・・・・・何か、いやぁぁぁな予感がするんだけどなぁ。
アレにのっとられたときに、ある程度の情報が叩き込まれてるから。
何となく予想はつくんだけど…
・・・・・深くは考えまい。うん。
思わずガウリイと顔を見合わせ。
そして、そのまま首を横にふる。
いや、まったく聞いたことがないんですけど…
もしかして、その女王陛下、というのもあたしが想像してるのと違ったりして・・いや、絶対に違うような気がする・・・
そんなあたしたちの言葉に。
「・・・ふむ。どうやら、俺の手に終えるような状態じゃないな。
・・・・よし!今日は俺の家に泊まるがいいだろう。ここには宿屋なんてものはないしな。」
・・・なぬ!?
「何ですって!?宿屋ないわけ!?」
何でそんな重要なものがないのよ!?
ここには旅人なんかこないわけ!?
そんなあたしのもっともなつぶやきに。
「そうか、聖地のことすら知らないようだしな。ここ聖地には宿屋なんてものは必要ないからな。
何といっても、ここは、女王の許可がないものは、何人も入ってはこれない位置にあるからな。」
・・・・・・は?
どういう意味?
そんな説明にさらに首をかしげるあたしの言葉に。
「まあ、ここで話すのも何だしな。とりあえず詳しくは俺の家にいってからにしないか?こんなところで立ち話も何だろ?」
何やらいいつつも。
そこにある花々を片付け始めているこの男性。
うーみゅ。
確かに。
すでに日も暮れかけてるし。
「うーん。どうやら悪い人じゃなさそうだし。どうする?ガウリイ?」
「・・・ぐー・・・・」
「って、寝るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
すぱぱぁぁぁぁん!!
ガウリイに意見を求めようと横をみれば。
・・・・たったまま寝てるし!
だぁぁぁぁぁあ!
何を考えてるんだぁぁぁ!こ・・こひつは・・・
今おかれている状況、というものがわかっているのやら…
とりあえず、寝ているガウリイを懐にと忍ばせていたスリッパにてはたいておく。
「あ。すまん。何か難しい話が始まったから…」
「って、だからたったたまねるな!あんたは!」
そんなあたしとガウリイの言い合いに。
「くっ・・・・あははは!あんたら、面白いな。いや、気にいった。
気に入ったついでに陛下に謁見を取り計らってやるよ。あんたらが元いた場所にと戻れるためにもな。」
何やらおなかを抱えて笑っているカティスとかいうこの男性。
うーん。
どうやら悪い人じゃなさそうだし。
とりあえず、言葉に甘えるとしますか。
何もわからない場所で野宿なんてしたくないしね。
「あ、えっと、すいません。できたらお願いします。」
そんなあたしの言葉に。
「なあに、困ったときはお互いさまだ。それに、ちょっとぱかり面白そうだしな。」
いや、面白そうって…
何かこの人もかなり変わってるかも…
何はともあれ、今夜の宿を貸してくれる、というのは。
貸してくれる、というのはありがたいし。
「それじゃ、ガウリイ、とりあえずこの人の家に今日のところはやっかいになるとしましょ。」
「まあ、リナがいいんだったらいいが・・・」
何やらかなり不機嫌そうなガウリイだし。
変なの。
せっかく好意で宿を貸してくれる、というのに。
何がどうなっているのかわからないけど。
とりあえず、この人の家にいって何かきけばわかるでしょう。
うん。
なぜか渋るガウリイをつれ。
そのまま、そのカティスとか名乗る男性とともに彼の家にと向かってゆくあたしたち。
まあ、悪い人ではないようだけど。
というか、今は何よりもここの情報を集めるのが先決だしね。
さてさて…本気でいったい姉ちゃんはあたしとガウリイをどこに飛ばしたのやら…
でも、何か違う感じがするのは・・・・あたしの気のせい?
・・・・まあ、今は考えててもしかたない。
とにかく。
今は、このカティスの家にとむかいましょう。
-続くー
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あとがき:
A:・・・・・というか、何か私の世界で。
何か違う気配を感じるんですけど…
私が姫様から預かっている世界においてはない気配ですわ…
薫:・・・・・・まあ、そりゃ、スミレちゃんとエル様の・・・・
A:はい?
薫:あ・・・あはは。
とりあえず、次回である程度はわかるでしょう。
あとはアンジェリーク側のSIDEを打ち込みすれば。
うん。
A:何か久しぶりに姫様にお会いできるような予感がするんですけど…
薫:あ・・あはは(汗)ばれてる(滝汗)
とりあえず、次回でまたお会いしましょう。
本当は読みきりのはずだったのに、多分前・後編か、前・中、後編になると思われる・・・
A:がんばってくださいね。
薫:はぁい。それはそうと?アンジェリークさん?
どうしてここに?
A:ロザリアに内緒でちょっとばかり遊びにv
薫:・・・・・ロザリア、かわいそうに・・・・(滝汗・・・
A:まあまあ、とりあえず。
私の出番までがんばってうちこみしてねv
薫:ど・・・努力いたします。うん(汗)
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