前の回で十巻分終わったんで
この回から十一巻分になります♪
また長くならないといいですが・・・
それではいきます


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        もうひとつのスレイヤーズ・2!    第21話





「おらおらおら。俺たちが甘ェ顔してるうちに、おとなしく出すもんだし他方が身のためだぜ?」
「でねぇと・・・・・・・・・・」
五月蝿いv
たかが盗賊の分際で、まあ、沈黙したけど、別にあたし達の攻撃呪文で、というわけじゃない。
背後に生まれた気配のせい。
あたしにとっちゃどちらも雑魚なんだけど。
「な・・・・・なんだ・・・・・?」
いきなり生まれたそれに、鈍感な盗賊連中も気づいたらしく、脅し文句を中断して慌てて辺りに視線を走らせる
あれに恐れてどーすんのよv
「き・・・・・・・気のせいか・・・・・・・・・?」
「いや・・・・・!何かいるぞ!近くに!」
そんな事言ってる間に近付いてくる気配。
がさっ!
ぐぉ・・・
『崩霊裂!』
アメリアとゼルが同時に攻撃しかけてあっさり消滅するブラス・デーモン。



「けどよー、この頃多いよなーあーゆーの。」
思いっきりのんきな口調で言ったのはガウリイだった。
あの後盗賊を攻撃呪文で吹っ飛ばし、お宝だけ貰ってその場を後にしたのだった。
「あーゆーの、って、さっきのデーモン?」
「そう、あーゆーの。」
「どっかのバカの計画のせいでしょ。」
「バカって・・・・」
安直ネーミング、でもいいけど。
「覇王のことよ。計画って言っても、どこかの庭掃除やってる奴の計画を真似してるだけだしvv」
ま、あたし達の知り合いにそーゆうの持ってるのいるけどね。
身近にいるものよねー♪
それでの覚醒だけはありえないでしょうけどvv
「何の計画だ・・・・」
秘密v
「僕としてはそれ、あんまり乗り気じゃないんですけど・・・特に、こちらの知り合い関係で、ですが」
あんたの場合どーでもいいんでしょーが。
面白ければ。
ついでに、自分に災いが降りかからなければv
傍観者だからね。
こいつ。



「・・・・・・・・何かあったようですね」
「そーね。」
「ああ。」
「楽しめそうねぇv」
「そーよねー♪」
町へ入る門のところ。
門柱の前に足を止め呟くあたし達。
ライゼールの片隅に位置する町、テルモード・シティ。
特徴がない町である。
「どうした?こんな所で足止めて?」
「ん?これのせいよv」
楽しくなりそうv
問うガウリイに門柱を目で指す。



――旅行中の魔道士様各位。
 急用なき方は、至急最寄の魔道士協会まで顔を出されたし
                        魔道士協会評議会――

「って、これがどーかしたか?」
別に・・・・ごくふつーの一文でしょうねぇ。
単純に文面だけ読めば『魔道士の人は魔道士協会に寄ってね』というそれだけのもの。
最寄の、ということは広範囲に渡ってこの通達が出されている事になる。
んでもって、複数の魔道士の力が必要で用件が全く書かれてない。
「まあ、ともあれ行って見るっきゃないわね。」
あたしの言葉に頷いたのを確認し再び歩き出したのだった





「あの――リナ=インバースさん・・・・ですね。」
来た来た面白くなりそうな要因の一つがv
大通りを歩いていると後ろから声をかけられた。
「そうよ。」
思いっきり思いつめた表情をした女の子――アリア=アシュフォード。
「お願いがあるんです!」
「例えば、クリムゾンに連れて行ってください、とか?」
言ったあたしの言葉に彼女は、一瞬沈黙しこくんと頷いた。
そのまま側の路地に移動し。
「取り敢えず、事情の説明してね。わかってないのもいることだしv」
あたしは知ってるからどうでもいいけど
アメリアは事情聞いたら賛成すると思うけど
「取り敢えず、お名前教えてもらえませんか?」
「・・・・・・アリア=アシュフォード・・・」
答えたのは彼女でなくしわがれた老人の声だった
「で、何の用なのかしら?」
動じもせずにあたしは彼に言う
「あなた・・・・は?」
老人はアリアを無視して、
「・・・・・なるほど・・・そちらのが、あなたの目にかなった刺客ども、というわけですな。カイラス様を倒すための・・・・・」
「それじゃああなた・・・・・!?」
「ゾナゲイン、と呼んでくだされ。それではお手並み拝見させてもらいますぞ。」
・・・・・
「ゼロス、あんた上司なんだから、自分で部下達の始末はつけてよ。」
あたしは、相手がやろうとしていることを見てゼロスに言う。
「暇つぶしにはなりそうですからそれでもいいじゃないですかぁ♡」
「あんたねぇ・・・・ま、いっか、たまにはやりますか。」
じーさんが口笛を吹くと鼠が集まってくる
『・・・・・なっ・・・・?!』
アリアを含めて数名が驚愕の声を上げた
周りに被害がいかない様結界張ってv
みちっ!
「邪魔、黒妖陣!」
ぼひゅっ!
もちろんゾナゲインが下級の魔族を憑依させることを見越して放ったものである
弱い!
最近の魔族って皆こんなんなのかしら?
「弱いっ!これもSのせいねっ!後で、お仕置きしとかないとv」
あーらら、エル、言ったわね。
「それなら、後で一緒に行きましょvv」
ユニットまで・・・
もーいーわよ。
「で?こいつどうする?」
「このまま、アストラル・サイド送り込んどくv根性があれば戻れるでしょ」
「それ決定v」
ぱしゅっ!
「さて、行きましょ。クリムゾンへ。」
何事もなかったかのようにあたしは言う。
「先に事情の説明よろしくねvvアリアv」
楽しくなりそうv






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あとがきもどき:

史織:半端な所で切ってしまいました
     取り敢えず、こんなもんですね
     ちなみに、エル様と菫ちゃんは言ったとおり、Sの所に行ってる様です
 リナ:ま、あれも楽しみだから
     アリアの方は事情聞いたらアメリアは絶対賛成するだろうけど
 史織:ですね
     まあ、アメリアですし
     気にせず
     それでは次回で
 リナ:じゃーね