「わかりやすい みち」15


よくあさ。
なぜかリナはつかれた顔をしていた。
「おはよー・・・」
ガウリイが下りてくるなり、顔を真っ赤にして・・・・・・・・・・
なんかあったな・・・夕べ・・・・・・
「・・・・・・・・・・ガウリイ。リナになにをしたんだ?なんか変だぞ?お前はお前でにやけてるし。」
・・・あ。なんか想像ついちゃった。
「昨日のこと問い詰めてたのよっ!それで、ちょっといろいろあっただけっ!・・・・・・・お母様のこととか・・・いろいろ。」
思い出したらしい。リナも。
・・てことは・・・・ガウリイ・・・襲ったな・・・リナ・・・。
ま、元々あの2人は結婚してるし。
「へぇ?やるなー・・・・ガウリイの旦那も。」
何かを悟ったらしいルークがそう言い、ミリーナがリナをなだめる。
「面白くないな・・」
「・・・・・・・僕、昨日少しのぞいてたんですけど・・・ガウリイさんにばれて片腕持ってかれちゃいました。はっはっは。」
・・・・笑って言うことか・・・・それ・・・?
「・・・・さすがガウリイさん。」
アメリアが感心している。
「・・・・・・今朝、リナさんに泣き付かれちゃいましたけど・・・いけませんよ。ガウリイさん。
  無理矢理女性にあんなことをするのは。」
んぶふぅっ!?
一同やはり吹き出す。
「と・・・とうとうやったのか・・・・・?」
「・・・我慢できなかったんですね・・・きっと。」
「リナさんこのごろかなり美人になって・・・胸も大きくなりましたからねぇ・・・」
と、祝福(?)するもの。
「・・・・・・・・・・・・・・/////」
顔を赤らめて黙っているもの。
「・・・・あんたら・・・いつかふっとばしちゃる・・・・・・」
「いーじゃねーかリナ。こっちにはこーゆーもんがある。」
そこには、数枚の写真。
・・・・・・・・・・・・・・・・・ぽん。
「そっか。・・・・・ねーちゃんですら動かせるわよね。この写真なんて。部下Sなんて泣いてとめるかも。」
「なんだ?・・・・・お。これか・・・なつかしいな・・・・・こっちなんて、エルフと魔族のツーショットだぞ・・」
「あら・・・・・こっちなんて水竜王と覇王のツーショットインベッドよ。」
ルークとミリーナまで混ざってとんでもないことを言う。
『あああああああああっ!やめてくださいいいいいいいいっ!そのしゃしんだけはああああああっ!』
いきなりどこから来たのか、部下Sに水竜王、海神官がしゃしゃり出てくる。
「・・・・・・・・聞かなかったことにしよう。どうせ冗談だ。」
「でも、本人泣いてとめてますけど。」
ゼルとアメリアがそういっている。
「あうあうあうあう・・・・ルナ=スィーフィードっ!お前もこれどーにかしてくれっ!はっきり言って致命的だぞこれはっ!」
部下Sの要請(?)にルナもそれを見て・・・・
「きゃあああああっ!?やめてぇぇぇぇぇっ!なんでリナがこれ持ってるのよおおおおおおおっ!」
見事にぱにくる。
「あたし、もっとやばいのも作れるけど・・・・」
エルがそう言うが、当人たちは・・・
『絶対やめて下さいぃぃぃぃ・・・・・・・・(号泣)』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何の写真でしょう♪想像してみてね(//////)

「じゃ・・・また今度あったときにね♪」
いともあっさりと・・・・リナ達はミプロスを去った。
水竜王は、復活しちゃったのがミルガズィアさん達にばれてしまったので、取り合えずメフィの村と覇王のところを行き来するようだ。
あの写真を見せたら、部下Sに泣き付いたとかつかないとか。覇王。
「・・・・・水竜王様・・・夜になるとどこかへ抜け出して何やってらっしゃるのか・・知らないか?人間?の娘よ。」
「何なのよその『?』はっ!」
「確かに・・・リナさんって人間じゃありませんよねー・・・いろんな意味で。」
カチ。 すぽ。
「!!!!!!!!!!!!」
リナ、どこからかヘッドホンのテープレコーダーを取り出して、ゼロスに中身を聞かせている。
・・・・多分、ギャグだろう。ミルさんの。
「・・・・・アクアは・・・毎夜毎夜、自分の楽しみを堪能してるのよ。」
「・・・分かりませんわ。夜に楽しむだなんて。リナさんじゃあるまいし。月見・・・という風でもないですし。」
メフィの的を射た突っ込みにアクアがうめく。
「いいじゃないのよ・・・・・・・○兆光年を超えた恋なのよ・・・・成就させたいわ。・・立場的に無理だけど。」
まーねー・・・・・・神族と魔族の腹心同士。無理にも程があるわよねー・・
って・・・・だからこそってこともあるんだけど・・・・
「ともかく・・・・・・また、今度ねー♪あ、ゼロス!泡吹いて倒れたっふりなんてしてないで!行くわよ!」
ふりじゃないのをわかってていうリナ。
エルが引きずっている。
「ほらっ!起きないとエルが暴れるわよ!」
がばっ!
ゼロスは、青い顔をしつつも、即座に起き上がる。
「りぃぃぃなぁぁぁぁぁさぁぁぁぁんっ!何するんです!?もう少しで死んじゃうところでしたよっ!?」
「だいじょぶだいじょぶ。あんたは死んでも滅ぶなんてことは絶対ありえないから。」
「?なにいってるんです?魔族だって滅びます。貴方だって数多くの高位魔族を滅ぼしてきてるでしょう?」
メフィが怪訝そうに言う。
「・・・・・・・・あ。そっか。僕はどの道一度あっちに行っちゃってるから・・・・・」
ゼロスがはたと気づく。
「そうそう。あんた一回そこの2人と一緒にあたしんトコに来ちゃったから♪」
ぐげふっ!
エルの発言に、エルを知るその場の一同吐血する。
「ちょっとリナ!?きいてないわよ!」
「・・・いったじゃん。ねーちゃんも皆も・・聞いてなかったっけ?
 冥王倒したときに、あたし、エルにからだのっとられて・・・
 そのまま混沌に帰るはずが、ガウリイがエルの世界にまで潜り込んできて捕まえて、気まぐれで戻ってきたのよ。
  ゼロスは覗き見してて巻き込まれたわけ。」
『ぐはぁっ!』
一同吐血の後気絶する。
「・・・・・・・・あとが恐いから今のうちにいこ・・・・」
リナのつぶやきは、その場で生きているもの全員一致で可決された。
とりあえず、ルークとミリーナは、先に獣王宮に行っていることになった。

「さて・・・・このあたりで転移しましょうか・・・?」
エルがまわりを見渡していう。
「そーね・・・・あら?人が来ちゃったわ・・・」
「・・・・・・心なしか・・・ガウリイさんのこと見てる気がするんですけど・・・」
リナとゼロスのつぶやき。
「いや。俺じゃない。斬妖剣だ。・・・・・・・あの雰囲気・・・・・・誰かに似てるなー・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。確かに・・・」
リナとガウリイが考え込む。
「・・・ねぇ・・・・・その剣・・・・・・とっても切れ味よさそうね・・・・・・譲ってくれない・・?」
いきなり・・・・通りすがりざまにその女性がガウリイに声をかけた。
短髪で、男みたいな格好をした剣士である。背中に長剣をさしている。
一見すると、男である。
「・・・・・・・・えーっと・・・・・女性・・・・ですか?」
思わずガウリイは問う。
「ええ。・・・・・・レーナといいます。・・で・・・こっちが・・・・」
がちゃがちゃがちゃっと、投げナイフから日本刀、
はたまた枝打ちばさみや鋸(のこぎり)まで。ありとあらゆる刃物が、『
どこにしまってたんだお前。』ってくらいに出てくる。
「・・・・この長剣は、兄の形見(死んでないけど)の愛剣チャスト君♪この日本刀は・・・・」
「・・・・・レミーさんそっくし・・・・」
「・・・・・刃物マニア・・・・・・・」
「ん!?今、レミーって言った?その人、いつ見た?探してるんだけど・・・・」
「あああっ!やっぱり知り合い!?」
(・・・・・・・レミーさん・・・・危なかったしな・・・・・この人も・・・危ないのかな・・・やだよー・・・)
リナが心の中で涙する。
「・・・・えーっと・・・二年くらい前・・・・カルマートのあたりで。」
「そう・・・・二年も前じゃ・・・ね・・・・」
ちなみに。エルにかかればレミーのに場所などすぐに分かるし、
今のリナやガウリイでもそれは造作もないことなのだが、リナもガウリイも、必要最低限プラスαほどしか力を使わない主義なのだ。
エルは・・・・ほら・・・気まぐれだし。(ぼぐ!)
うぐっ!?
「・・・・・・・今・・・なんか悲鳴が聞こえたよーな・・・・」
「気のせいだろ。・・・・・・エルが笑ってるから。(汗)」
「そ・・・・そのよーね・・・エルが笑ってるから。(汗)」
ガウリイとリナが私のうめきを聞き取ったらしい。
・・・・・・・さすがというかなんというか・・・
「・・・・・・・ともかく・・・・・・・・・・・・・・このデーモンをどーにかしたほーがいーと思いますよ。僕は。」
ゼロスの言葉で我に帰る三人。
いつの間にやら、デーモンが大量発生していたのだ。
「・・・・・・・風魔斬(ソード・ブレイク)!」
リナが、つい先日使った衝撃波を打ち出そうとしたその一瞬前・・・
レーナが、オリジナルの魔法を放つ!
ぶごうぅぅぅぅっ!ひゅばしゅっ!
かざした手のひらから高速で風の衝撃波が放出され、物体にあたると、
余波がけさがき状に引き裂いていくといういかにも刃物マニアな術である。
「はっ!しまった!驚いて必殺技つかちゃったっ!一日一回しかできないのに!」
「・・・・・・・・でも・・・なかなかのものよ!・・・趣味はちょっとなんだけど・・・」
しかたなくリナとガウリイは地道にデーモンを切り倒す。
「黒妖冥王陣!」
リナがこれまたオリジナル・・・というか最近開発した、すでに滅びたはずの冥王の力を使った術を使う。
こうかが黒妖陣に酷似していることからこの名がついているらしい。
(冥王って・・・滅んでも、その力だけはとどまるのよねー・・・・死をあやつるから・・・)
エルが、そう思っているが・・・・
エルに滅ぼされてよく残ってたなーとか思うのは私だけだろーか・・・
リナの一撃で、デーモンが数十匹は消えた。

このあと、レーナさんが暴走してあたりのデーモンを切りまくって惨殺・・・もとい、戦闘は終わりを告げた。

「ごめんなさい・・・デーモンて切りごたえあるから暴走しちゃって・・・」
(やっぱりあぶないひとだった・・・・)
こういうことばかりは的中するのである。
「そぉですか・・・・ところで・・・・そろそろ行かないと・・・ゼラス様がやきもきしてらっしゃいますよ・・・」
「あ・・・・そうかも・・・・・じゃ・・・あたしたち、先を急ぐのでこれで・・・・・」
「まって!・・・・・その剣ちょーだい♡」
まるで数年前のリナである。
「・・・この剣は、譲れないんだ。ほかをあたってくれ。」
「あ・・・レーナさんきれないでっ!
  この剣譲るなら、この先にある村の人の承諾が必要なの!だからそっちに言ってからにして欲しいのよ!」
チェスト君を抜きかけていたレーナを見て慌ててリナが取り繕う。
「そう・・・じゃ、そうするわ。・・・・・・・・・・・・・今度あったときはいただきますよ!」
目を輝かせて、レーナさんは去った。

「今度こそ、転移しますよ。」





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N:ふいー!これで募集キャラはすべて出したぞ!
これでよかったですか?皆様。キャラによって出番が多かったり少なかったり
してますが、そのあたりは御了承ください。
L:・・・・あたしが活躍してない・・・・
N:うぐっ!?いやそれはその・・・・っ!ほら、ガウリイの故郷編終わったから
もう少しで第○○次混濁戦争編に・・・
L:・・・・それはそうだけどぉ・・・・ちょっとねー・・・
(エル、笑いながらー目は笑ってないー鎌をかまえる)
N:ちょっとまった・・・!これでも急いで書いて・・・・!

以下規定により割愛させていただきます

L:ふん。あたしに逆らうからよ!
それにしても・・・・会長なのにぜんっぜん仕事してないでやんの・・・
ちゃんとコメントしなさいよねー・・・・
(ひらりと紙が落ちてくる)
L:あら・・・・コメントあるじゃない。
『L様を活躍させている皆様へ。ちゃんと見てますけど、コメントしてません。
ただひたすらにごめんなさいです。今度ゆっくりコメント打ちたいと思います
ので。(でないとエルに何されるか・・・・とと・・・)』
L:(額に青筋が浮かぶ。)
『ほんっとごめんなさい・・・。というわけで、も少し待って下さい。コメント。
 ・・・・・・・・・ねじばなより』
L:・・・・んっふっふ・・・いい度胸じゃない・・・
いっぺんあたしの庭に沈んでこーいぃぃぃぃぃぃぃぃっ!

うぐぅ・・・・ねじばなあんどエルでした・・・・がくっ!