なっがらくおまたせしましたっ!わかりやすい みち
です!
今回は、単発キャラは2人。
あんだ〜ば〜EXのレギュラーのお2人です!
この先、単発キャラはあまりでません。
お話が続かないんで。ガウリイの故郷編に区切りがついたらまた出てきます。
それまで我慢して読んでやって下さい。
それでは、いきましょー!
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「わかりやすい みち」8
「あーつかれた。・・・・明日はまた、会議の続きか・・・・・んでもって夜はお祭りよね・・・・・」
夜。ケイラ、パスティと分かれて、セラウリアは村の宿。
夕食争奪戦も終わり(周りの人が、かなりおどろいていた。)、部屋に戻ってからである。
「そうね・・・お祭りまでには会議は終わらせたいわね。」
ミリーナが言う。
部屋数の都合上、リナとミリーナとルナが同室なのである。
ちなみに。
ガウリイとルークが同室。
ミルガズィア、メンフィスは村の宿に。
ゼラスとエルが同室で、ゼロスは・・・・どこかに忍んでいくからいいとのことである。
ちなみに、Sは正体ばれちゃったので、帰ったらしい。
「・・・あの神官・・・・何考えてるのかしら・・・・もし・・・・リナを襲おうとしたら・・・・・滅ぼしてやる・・・・ふふふふふふ・・・・・・。」
ルナは・・・シスコンだけあって(だから言い過ぎ)準備万全である。
「大丈夫だってば・・・ねーちゃん・・・・あたしだって抵抗するし・・・」
「そうね・・・エルメキア国王の寝室の天井裏に忍ぶって言ってましたからね。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
何で・・・・・ミリーナは行き先知ってるんだろう・・・・・
「そ・・・・そぉ・・・・なんで知ってるの・・・?」
「ああ、さっきこの部屋に入る前、エルに言われてるのを聞いたから。」
ってことは・・・エルがなんか企んでる・・・・?
「そう・・・・エル様がなにかお考えがあって、命令なさったのね・・・・ならいいわ。」
「・・・・ただ単にいじけモードのゼロスがうっとおしいから厄介払いしたいだけじゃ・・・?」
「正解です・・・・リナさん・・・しくしくしく・・・・」
(いや・・・・いきなり出てきてもらってなんだけど・・・・暗いぞ。)
三人ともそう思った。
「・・・ついでに、センちゃん♪の言うことが正しかったか確かめてこいって?」
「そのとーりです。さすがはリナさん・・・・・・・・ふ・・・・ふ・ふ・・・」
リナの質問にも、いつものニコ目ニコがおではなく、
くらーい雰囲気を漂わせて答えるゼロス。
「・・・ラジオにまでその雰囲気持ってこないでよね・・・・あんた・・・・」
いきなりかかった声に、思わずルナが剣を振るう。(おいこらっ!)
ぎゃりんっ!
耳障りな音を立ててそれは何とか防がれる。
「・・・よっ!おもしろそうだから取材に来た。」
「舞!達也!あんたらどこからっ!?いやそれよりどうやってねーちゃんの剣をっ!?」
リナが、見知った顔だった。
「おー。久しぶりだなー。・・・・そういえば、天井裏に、群狼の島への抜け道あったっけなー。」
ガウリイがいつのまにか現れる。
「おう。ひさしぶりだな。」
「達也!カメラセット!取材を開始するわよ!」
何やら目をきらきらさせて準備しはじめる二人。
「・・・・こいつらも何か企んでるわね。」
ルナの言葉に、舞は、心外だといった表情で、
「まさか!ミルガズィアさんのギャグ対応ビデヲテープもらったから実践するのよ!もちろん耳栓付き。」
『うぐっ!?』
3人は・・・まったく同じにうめいた。
「どした?」
ガウリイはわかっていないが・・・・・
「そ・・・そぉ・・・・・・・まさか・・・それ・・売りに出すつもりじゃないでしょうね・・・・」
「いや。いろいろとひどい目にあったときの緊急精神破壊兵器として組みこもうかと。」
「何に組み込むのよ・・・・」
「スレ・ラジ裏番組の危険スイッチ。間違って押したらあら大変。」
『あほかあああああああああっ!?』
リナとルナの二重攻撃・・・いや・・・・ゼロスも混じってるっ!?
ようやく復活したかこいつ・・・
「何考えてるんです!?あんな・・・・あんなものを!?視聴者の皆さん錯乱して精神病院行きになってもいいんですかっ!?」
「あ・・・復活した。」
リナのつぶやきすら聞こえぬほどエキサイトしている。
「あんな・・・北の魔王様の封印すら凌駕する寒さの・・・・・・・・寒いってこういうものなんだって初めて実感しましたよ!」
魔族には寒さも暑さもあったもんじゃないのだ。もちろん、なんとなくはわかる。
しかし・・・・実感はなかなかできないだろう。
「・・・・ふーん・・・・」
「ふーんって・・・舞あんたまさかっ!?」
(この2人は『あの抜け道』をとおってきた・・・ってことは・・・・っ!)
「ミリーナ!ねーちゃん!これっ!」
言って、リナは魔力を込めた強力耳栓を2人に渡す。
なにも聞かずに、2人はそれを耳につける。
「んっふっふ・・・・じゃあ、さむーくしてあげるわっ!」
かち。
耳栓をつけた達也が、ラジカセのスイッチを・・・・・入れた。
時は・・・悲しいくらい静かに流れた・・・
後には・・・・・ゼロスが青い顔して固まって・・・
耳せんしてた舞、達也、リナ、ルナ、ミリーナは空しさにため息を吐き、ガウリイはボーっと聞いてて、
うかつにとおりがかってしまったかわいそうなフェイルとライリイが廊下で白めむいてぶっ倒れ、
リナのところに行こうとしてたエルメキア国王は完全に氷塊と化している。
「・・・いったい何事ですの!?」
メフィがそこに駆けつけ、ミルガズィアとともに唖然とする。
「・・なにが・・・・・あった・・・・・?」
しかし・・・答えられるものなどありはしない。
あんたのギャグで精神破壊されました・・・などと・・・・。
そんな気力の残っているものはいなかった。
「あ、ちょーどいいところに。ミルガズィアさん、ちょっとお話が・・・・」
舞が達也とともにミルガズィアさんを連れて行く。
「とりあえず・・・寝るわ・・・あたし。」
「私もそうするわ。」
「おれも・・・・ふわぁ・・・」
「賛成。」
耳栓していた三人と、全然聞いてないガウリイは・・・・さっさとねたのだった。
よくじつの朝食の席で。
「なにがあったのですかな?リナ殿?あなたがたの部屋のまわりで・・・・
フェイルどのやライリイどの、エルメキアの国王殿にゼロスどの・・・・
皆気絶していらっしゃった上に・・・・あなたがたのお知り合いというこの2人・・・何者ですか?」
リナはおもいっきしいやみを言われて。
「原因はその2人の持ってきた・・・このラジカセよ・・・・」
(あの通路に仕掛けておいたのに・・・・持ってきたのね・・・こいつら・・・・)
リナは、説明するのも面倒、といった口調で言った。
「その2人、とあるラジオの裏番組のレギュラーなんだけど・・・
表の方のラジオ番組に、テープが届いて・・・そのテープを持ってきたらしいわね。
・・・・何なら聞く?竜族エルフ族なら一度は聞いたことがあるくらい有名らしいわよ。
メフィもミルガズィアさんも絶対知ってるわね・・・・」
「じゃあ、聞いてみようではないか。」
その一言で、リナは舞と達也に言った。
「どーなっても知りませんからね・・・・。達也、カセット持ってきて。
・・・・あ、フェイルさん、ライリイさん・・・耳栓いります?魔力で強化してありますよ。」
『ぜひください』
「あ・・・じゃ・・・僕は魔王様手製の耳栓でも・・・・」
「私にもくださいませんかな?」
エルメキア国王ももらう。
ミリーナとルナももう装着している。
「・・・おっけー・・・舞、始めていいわよ。」
「じゃ・・・・・・・・」
かち。
そうして・・・朝食の席も地獄と化した。
「・・・あーあ・・・・だから言ったのに・・・」
「・・・・・・・どーいう意味かな・・・・・・・人間たちよ。」
ミルガズィアさんの問いに答えれるものはいるはずもなく。
「ぜ・・・ゼロス・・・・おまえ・・・なんで忠告しなかったのよ・・・・・」
「すみませんゼラス様。・・・あ。エル様・・・?どうなさったんですか・・・・って・・・・・!?」
「あんたねえええええええっ!上司に忠告せずに自分だけ無事なんていいどきょうじゃないのっ!」
エルはゼロスの首を絞める。
「え・・・・エル様・・・・・力が・・・・・ぐ・・・・ぐぅ・・・・っ!そ・・・それに・・・僕は昨日聞きました・・・・・」
どーやら、ゼロスはほんとにダメージを受けているらしく、かなりつらそうである。
「・・・・じゃ・・・じゃあ、あたしたちはこれで・・・・あ、後で『ミルガズィアのギャグ集ベスト10』のビデオ送って差し上げますね。」
舞と達也が、逃げる。
・・・達也がいきなり空間ねじまげてったんだけど・・・
(達也ってやっぱりわけわかんない・・・・)
リナの疑問は増えるばかりである。
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・・・・これでいいですか?猫斗犬さん。龍崎さんも・・・・
勝手に使わせていただきました。ネタ。
んっふっふ・・・・さあ・・・次はゼロスとゼラスが暴れる(?)・・・
祭りの後の会議・・・・いったい誰が集まるかな?あたしにすらまだわからん(をいをい)
・・・それでは、またちかいうちに・・・・できれば。